鬼怒中だより 第3号

校長室から
鬼怒中だより
第3号
平成28年6月30日
発行者 校長 酒井功夫
~生徒信条 自ら判断し,実行し,責任を持とう~
春季県大会
地区大会を勝ち抜いた者だけしか出場できない,春季県大会が6月3日から5日まで各会場で
開かれました。本校からは,サッカー,ソフトテニス,バドミントン,剣道,弓道,バスケット
ボール,陸上競技,体操競技の種目に参加しました。本校は,昨年度の新人大会で学校総合が県
第4位という素晴らしい成績を収めたので,各学校から目標にされてきました。精神的に追われ
る立場は結構なプレッシャーがあるのですが,本校生徒は見事それらをはね除け競技に向かいま
した。団体種目では,女子ソフトテニス,女子バドミントン,男子バスケットボールが優勝し,
男子バドミントンが準優勝でした。また,個人種目では,女子ソフトテニスで並木・海老根ペア,
男子バドミントンの北川・工藤ペア,女子バドミントンの柿沼さんが優勝し,女子バドミントン
の新田ペアが準優勝,女子剣道の金田さん,体操競技の岡部さんが3位でした。その他多数の生
徒が入賞を果たしました。次は,3年生最後の総体が7月中旬より始まります。更なる応援をお
願いいたします。
鬼怒中学校体育祭
6月18日(土)に体育祭を実施しました。15日(水)に予行練習がありましたが,その日
は朝から小雨が降っており,これではできないだろうと誰もが思っていました。しかし,生徒全
員で校庭の水取りを行い,3時間目から無事実施することができました。その甲斐あって,体育
祭当日は,雲一つない青空となり,生徒の熱気も重なり熱中症が心配されるほどでした。
ところで,今年度も土曜日開催ということで,いろいろな心配をしていましたが,大きなトラ
ブルもなく,多くの保護者,地域の方々にも御来校いただき,鬼怒 PRIDE を胸に抱き競技に参
加する生徒,責任感をもって係活動に取り組む生徒の様子を見ていただきました。学級のために
頑張っている様子が,直にわかり,「本当に鬼怒中学校はよくなった」と多くの来賓の方々から
お褒めの言葉をいただきました。ただ,競技においてけが人が出てしまったことは大変残念なこ
とであり,来年度に向けての反省にしたいと思います。
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心肺蘇生&AED講習会
日頃から学校安全に努め,平穏無事を祈りな
がら毎日を過ごしていますが,このところのニ
ュースを見聞きしていると,今何が起きてもお
かしくない世の中になってきていることを強く
感じます。もし,家族,友人,同僚など大切な
人があなたの目の前で倒れ,呼びかけても返事
も身動きもしなくなったらあなたはどうします
か?おそらく多くの人たちは,ただ呆然として
誰かが助けてくれるのを待つだけなのではない
でしょうか?そんなとき,訓練を受けていれば,
私たちにもできることがあるはずです。そこで,
市内の学校ではどこも,毎年心肺蘇生法とAE
Dの使用法について講習会を行っています。本
校では6月8日に現職研修として実施しまし
た。これまでの講習会で次のようなことがわか
り,考えを新たにしました。
救急車が来てくれるまでには,全国平均で約
6分かかるそうです。たかが6分ですがその短
い時間の間に何もしないのと心肺蘇生をしたの
とでは救命率が格段に違く,一般的に,
・ 心臓停止後約3分で50%が死亡
・ 呼吸停止後約10分で50%が死亡
だそうです。つまり,心臓が停止してから救急
車が到着するまで何もしないと救命できる確率はほとんど「0」に近くなってしまいます。大切
なのは救急車がくるまでの間です。大切な人にもしものことが起きた場合,その人の未来をつな
ぐのは,そこにいる私自身であると言うことを強く心に抱きました。
修学旅行
7 月1日(金)から3日(日)まで,3年生とともに奈良・京都へ修学旅行に行ってきました。
梅雨の晴れ間で毎日30度を超す暑さの中,込み出す汗をぬぐいながら見学しました。幸い大き
な事故,病気もなく楽しい3日間となりました。今回の修学旅行で感じたことは,春先のシーズ
ンが終わり一段落したところで,修学旅行生は少なく,外国からの観光客が多かったということ
でした。
本校生徒は,1日目は奈良での選択研修,2日目が京都班別研修,3日目学級別研修でした。
3日間ともに,初めて目にする物が多く,どの生徒も目を輝かせ見入っていました。特に,奈良
の大仏殿では,普段よりも空いていて,多くの生徒が柱の穴をくぐり抜ける体験をすることがで
きよい思い出になったことと思います。
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