ダウンロード - Brocade

DATA SHEET
Brocade Workflow Composer
Powered by StackStorm
特長
• 初期プロビジョニング、設定、検証、
トラブルシューティング／自動修復な
どのネットワーク・ライフサイクル全体
をイベント主導型の自動化手法で自動
化することによりＩ
Ｔの俊敏性が向上
• 他のITのドメインからのツール・チェー
ンやプロセスと、
ネットワークの自動化
を統合してビジネスの俊敏性を向上
させ、本格的なエンド・
トゥ・エンドのIT
ワークフローの自動化を実現
自動化されたネットワーク運用によるＩＴおよびビジネス
の俊敏性の向上
コンピューティング、
ストレージ、
またはアプリケーションのドメインと異な
り、
ネットワーク・インフラストラクチャはＩ
Ｔおよびビジネスの俊敏性向上と
デジタル・ビジネスへの移行に対する障壁となり続けています。IT組織の
66パーセントが、成功しているクラウド・プロバイダのアーキテクチャ、
自
動化、俊敏性を模範にしたいと切望している現状では、
ネットワークおよび
運用のモデルを変革させる必要があることは明白です。1
• マルチベンダー・ネットワーク環境で
の完全サポートを受けながら、
ターン
キー型、
カスタマイズ可能型、あるい
はユーザ手動型のネットワーク・ワーク
フローの自動化をそれぞれのペース
で行うことが可能
ワークフロー
指向
クロス
ドメイン
柔軟性
• DevOps手法、業界のベスト・プラク
ティスを活用した一般的なオープン・
ソース・テクノロジ、そしてコラボレー
ションとイノベーションを求める活発
な技術コミュニティの力を活用
すべての
レイヤーで
オープン
DevOps
の手法
Brocade Workflow Composer
イベントの
駆動型
クローズド・ループ
オートメー
ション
拡張性
図1: Brocade Workflow Composerの設計。
1
Enterprise Strategy Group、
『 ESG Research Report: Trends in Data Center Networking』
（2016年2月）。
ワークフロー
ルール
外部システムからの
イベントを監視する
入力側の
統合プラグイン
アクション
センサー
外部システムに
変更を要求する
出力側の
統合プラグイン
マルチベンダー
ネットワーク・
ドメイン
コンピューティング・
ドメイン
ストレージ・
ドメイン
運用サポート
サービス
クラウド
インフラストラクチャ
ITドメイン
図2: Brocade Workflow Composerの構造。
これを実現するために組織に必要となる
のは、DevOps手法、一般的なオープン・
ソース・テクノロジ、業界のベスト・プラク
ティス、
そしてコラボレーションやイノ
ベーションを目的にした作業者間の活発
な技術コミュニティの力を活用する、
ワークフロー中心のクロスドメイン型自動
化ソリューションです。Brocade® Workflow
Composer™は、
広く利用されている強力な
StackStormオープン・ソース・プロジェクト
に基づいて構築されたネットワーク自動化
プラットフォームです。その設計上の目的
は、
ネットワーク・ライフサイクル全体を
自動化してクロスドメイン・ワークフローを
可能にすることによってクロスドメイン型
の瞬時の自動化を実現し、
Ｉ
Ｔとビジネスの
俊敏性を向上させることにあります。
ワークフロー中心の自動化
ネットワーク・ライフサイクルおよびクロ
スドメイン型の自動化を可能にするには、
ワークフローの観点から考えていく必要
があります。
ワークフローとは、
ビジネス目標や技術的
な目的を達成するためにまとめられ、実行
される一連の手順および論理のことです。
さらに重要なのは、
ワークフローが、手動
操作やビジネス・ルールの大規模なＩ
Ｔサー
ビス・デリバリへの転換が実証されている
メカニズムであるという点です。また、複雑
さの度合いも様々です。ワークフローは、
ネットワークのデバイスやサービスのプロ
ビジョニングなどの単一ドメインの場合も
あれば、
ネットワーク・デバイスの問題を
検出し、その問題を自動解決できない場合
2
にヘルプ・デスク・チケットの作成と割り当
てを自動的に行うようなクロスドメインの
場合もあります。
Brocade Workflow Composerは、
ターン
キー型、
カスタマイズ可能型、あるいは
ユーザ手動型によるネットワーク・ワークフ
ローの自動化を可能にします。ターンキー
型のワークフローでは、
ネットワーク・ファブ
リック全体のプロビジョニングおよび設定
を一から行うことや、既存のネットワーク・
アーキテクチャへのデバイスの追加、
BGP
の設定、
ネットワーク設定の検証、一般的
な問題のトラブルシューティングなどの
よく実行されるタスクを自動化すること
で、
自動化への移行を容易にします。
ユーザ手動型のワークフローは、組織が
作成してBrocade Workflow Composer
経由で実行するもので、
マルチベンダー・
ネットワーク・プラットフォームやその他の
テクノロジの自動化など、
お客様に固有の
要件を満たすことができます。
StackStormに基づいたクロス
ドメイン・ワークフローの
自動化
StackStormオープン・ソース・プロジェク
トで構築されているBrocade Workflow
Composerは、
クロスドメイン・テクノロジ
との統合および自動化によって、
クロス
ドメイン・ワークフローの自動化を実現
できます。StackStormオープン・ソース・
プロジェクトは、
すでに多くの大規模
サービス・プロバイダやIT組織によって
使用されている、
イベント主導型のクロス
ドメイン自動化プラットフォームです。
Brocade Workflow Composerでは、
StackStormのコンポーネントとアーキテ
クチャを活用し、
カスタマイズ可能なセン
サーやアクションを使用することによって、
このクロスドメインの統合を実現していま
す
（図2を参照）。
センサーとアクション
センサーは、外部システムからの特定の
イベントを監視する入力側の統合ポイント
です。イベントが発生すると、
センサーは
ルールに基づき対応するワークフローを
トリガーします。また、ルールは複数の
クロスドメイン・ワークフローを束ねる働き
もします。たとえば、新しいリーフ・スイッチ
が登録されると、
センサーがそのイベント
を検出し、
「IPファブリック・リーフの設定」
ワークフローをトリガーするような場合で
す。あるいは、
コンピューティング・プラット
フォームのセンサーが、
ストレージ容量が
しきい値よりも少なくなっていることを
検出した際に、
ログ・ファイルをアーカイブ
する修復ワークフローをトリガーするよう
な場合もあります。さらに、
このセンサーで
は、
ユーザに状態とその状態が修復された
ことを通知するSlackメッセージをトリガー
することができます。
POWERED BY STACKSTORM
Brocade Workflow Composerは、
StackStormのイベント主導型自動化プラット
フォームを利用して、
ネットワーク・ライフサイ
クルとクロスドメイン型のワークフローの自
動化を実現します。無償のこのオープン・
ソース・プロジェクトのコミュニティに参加
するユーザや貢献者は増え続けていま
す。現在までにStackStormは、Amazon、
Azure、VMware、Docker、およびOpenStack
などの広く用いられているプラットフォー
ムとの間に、約2,000の統合ポイントを
提供してきました。StackStormオープン・
ソース・プロジェクト、サポートされる統合、
StackStormコミュニティの詳細について、
ま
た、StackStormのダウンロードについては、
www.stackstorm.comをご覧ください。
アクションは、外部システムに変更を要
求する出力側の統合ポイントです。アク
ションの呼び出しは、
Brocade Workflow
Composer管理UI、
コマンドライン・インタ
フェース
（CLI）、ChatOpsウィンドウを介し
てユーザが行う場合と、
ワークフローが
行う場合があります。たとえば、
「IPファブ
Brocade Workflow Composerのアーキテクチャ
Powered by StackStorm
ワークフロー
ユーザ・
インタフェース
構成可能な
サービス
センサー／
アクション
設計
UI
認証情報／
権限付与
Web
UI
CLI
ワークフロー・デバイス・
エンジン
インベントリ
センサー
データ・
ルール・
ストア
エンジン
メッセージ・バス
センサー
システム
Chat
Ops
REST
API
アクション
デバイス
監査
アクション
ツール
図3: すべてのレイヤーにおいてオープンなBrocade Workflow Composerアーキテクチャ。
リック・リーフの設定」のワークフローが
実行された場合、Network Configuration
Protocol（NETCONF）のアクションを使用
して、
スイッチ上でIP、
ボーダー・ゲートウェ
イ・プロトコル
（BGP）、その他の項目の
設定を行います。
ユニークかつオープンの、
カスタマイズ
可能なこのアプローチを活用することで、
ワークフローがイベントに応答し、
ほぼすべ
てのネットワーク・デバイス、
クロスドメイン・
プラットフォーム、
またはアプリケーション
で、
プログラマチックな方法によりアクショ
ンを実行できるようになります。
すべてのレイヤーでオープン
Brocade Workflow Composerではすべて
のレイヤーがオープンであるため、
カスタ
マイズが可能で、独自の要件を満たした
り、
コミュニティや自動化エコシステムか
らのイノベーションやコラボレーションを
発展させたりすることができるようになっ
ています
（図3を参照）。Brocade Workflow
Composerアーキテクチャの一番上に位置
するのが、
オープンかつカスタマイズ
可能なターンキー型のワークフローです。
独自のワークフローを一から作成すること
もできます。構成可能サービス・レイヤー
には、Brocade Workflow Composerの
中心となるマイクロサービスベース・
フレームワークの例がリストされていま
す。各サービスは、高い拡張性を実現する
ために、APIからのオープンなアクセスが
可能であるか、
オープン・ソース化されてい
ます。最後に、
センサー／アクション・レイ
ヤーは、
クロスドメイン型のワークフロー
の自動化に必要な開かれた統合ポイント
にあたります。これらの統合ポイントは、
ブロケード、
StackStorm、
StackStormの
コミュニティによって提供されます。すべ
てのレイヤーにおいて開かれた高い拡張
性を備えたアーキテクチャを持つBrocade
Workflow Composer自動化プラットフォー
ムは、
ほぼすべてのITテクノロジまたはプ
ラットフォームと統合可能です。
まずはお試しください
Brocade Workflow Composerは、90日間
の無償評価版をご用意しております。
評価版をダウンロードするには、www.
brocade.com/workflowcomposerで無償評
価版のオプションを選択し、表示される手順
を実行してください。
ご注文にあたって
Brocade Workflow Composerは、
Brocade
Workflow Composerネットワーク自動化
プラットフォームと、各種の自動化スイート
から構成されています。このネットワーク
自動化プラットフォームには、必要なすべ
てのマイクロサービス、
LDAPとRBACセ
キュリティ、Brocade Workflow Composer
コンポーネントを管理できるBrocade
Workflow ComposerのWebベース管理
UI、
ドラッグ・アンド・
ドロップ方式で新規
ワークフロー・コードを作成できるBrocade
Workflow Composer設計UIが含まれてい
ます。各自動化スイートは、関連するアク
ション、
センサー、
およびターンキー型の
ワークフローから構成されています。すべ
ての自動化スイートは、
Brocade Workflow
Composerの自動化プラットフォームと
シームレスに連動して特定の自動化機能
を実現するように設計、
文書化、
およびテス
トされています。また、
Brocade Workflow
Composerはすべてのレイヤーにおいて
開かれているため、
すべてのコンポーネン
トはオープンであるとともに独自の要件を
満たすために拡張することができます。
Brocade Workflow Composer 2.0には、
Brocade Workflow Composerネットワー
ク自動化プラットフォームおよびBrocade
IP Fabric Automation Packが含まれて
います。IP Fabric Automation Packは、
Brocade Network OS 7.0.1（またはそれ以
降のバージョン）
が稼働しているすべての
Brocade VDX®スイッチング・プラットフォー
ム上でレイヤー3 IPファブリックおよび
BGP-EVPNのプロビジョニングを行うこ
とができます。これにより、直ちにシームレ
スな体験が可能になり、
IT組織はより簡単
にレイヤー3ファブリックおよび自動化に
移行できるようになります。今後、
Brocade
®
VCS ファブリックのプロビジョニング、
データセンター・テナントのプロビジョニン
グ、BGPのトラブルシューティングと修復、
およびBrocade SLXやBrocade MLXeな
ど他のハードウェア・プラットフォームの
サポートを行うための自動化パックが提供
される予定です。
ブロケード・グローバル・
サービス
ブロケード・グローバル・サービスは、拡張
性と効率性に優れたクラウド・インフラスト
ラクチャの構築を支援する高い技術力を
有しています。20年にわたるストレージ、
ネットワーク、仮想化の技術蓄積を活用し
て、世界最高水準のプロフェッショナル・
サービス、技術サポート、教育サービスを
提供します。このサービスを利用すること
で、
ブロケード製品への投資効果を最大限
に高め、新しいテクノロジの導入を迅速化
し、
ネットワーク・インフラストラクチャから
最高の性能を引き出すことが可能となり
ます。
3
バランス・シートの目標に
合ったネットワーク導入
オプション
ネットワークの導入に成功すると、
ビジネス
をさらに促進させ、技術的および財務的
な俊敏性を向上させることができます。
ブロケードでは、従来型リースから
Brocade Network Subscriptionまで、幅広
いファイナンス・モデルをご用意していま
す。Network-as-a-Service（NaaS）
では、
即日のネットワーク資産の登録が可能で、
その後は、60日前までにご連絡いただけ
れば、必要に応じてアップグレードしたり、
スケール・アップまたはスケール・ダウンを
行ったり、
または返却することができます。
Brocade Network Subscriptionのプラン
は、運用コストや設備投資の扱いに関して
IASCのガイドラインに沿って、財務目標に
合うように組むことができます。詳しくは、
www.nonetworkcapex.com をご覧くだ
さい。
投資効果の最大化
ブロケードでは、
テクノロジへの最適な
投資を支援するために、販売パートナー
各社と提携して、
プロフェッショナル・
サービス、技術サポート、教育サービスも
含めた総合的なソリューションを提供して
います。詳細については、
ブロケード販売
パートナーまでお問い合わせいただくか、
Webサイトwww.brocade.com/jp をご覧
ください。
Brocade Workflow Composerの概要
型名
詳細
BR-BWC-Ent2.0-1yr-S-01
データセンターまたは管理ドメインと同数のBrocade Workflow Composer 2.0ネットワーク自動化プラットフォーム、
Brocade IP Fabric Provisioning Automation Pack、
およびブロケード・テクニカル・サポートに対する1年間のサブスクリプ
ションが含まれます。
Brocade Workflow Composerの仕様
サーバOS
7.x、CentOS 6.x、7.x、Ubuntu 14.04
• RHEL 6.x、
サーバCPU
• 試用: 2×CPUコア
• 実働: 4×CPUコア
サーバ・メモリ
• 試用: 1 GB RAM
• 実働: >16 GB RAM
サーバ・ストレージ
• 試用: 10 GB
• 実働: 40 GB
プログラミング言語
Mistral、Ansible、Ruby
• Puppet、Python、
ネットワーク・デバイス
•
•
•
•
言語モデルおよびAPI
• YANG、NETCONF、YAML、REST
Brocade VDX 6740（6740T、6740T-1G）、6940、
8770
Brocade Network OS 7.0.1
Brocade SLX 9850、Brocade SLX-OS（2016年秋）
Brocade MLXe、Brocade NetIron® OS 5.8
（2016年秋）
ブロケードコミュニケーションズシステムズ株式会社
〒 100-0013 東京都千代田区霞ヶ関 1-4-2 大同生命霞ヶ関ビル
TEL.03-6203-9100 FAX.03-6203-9101 Email:[email protected]
BROCADE に関するより詳しい情報は、以下の Web サイトをご覧ください。
http://www.brocade.com/jp
© 2016 Brocade Communications Systems, Inc. All Rights Reserved. 10/16 GA-DS-5582-01-JA
ADX、Brocade、Brocade Assurance、B-wingシンボル、ClearLink、DCX、Fabric OS、HyperEdge、ICX、MLX、MyBrocade、OpenScript、VCS、VDX、Vplane、
Vyattaは、米国およびその他の国におけるBrocade Communications Systems, Inc.の登録商標です。Fabric Visionは、米国およびその他の国におけるBrocade
Communications Systems, Inc.の商標です。その他のブランド、製品名、サービス名は各所有者の製品またはサービスを示す商標またはサービスマークである
場合があります。
注意：本ドキュメントは情報提供のみを目的としており、Brocade が提供しているか、今後提供する機器、機器の機能、サービスに関する明示的、暗示的な保証を
行うものではありません。Brocade は、本ドキュメントをいつでも予告なく変更する権利を留保します。また、本ドキュメントの使用に関しては一切責任を負いません。
本ドキュメントには、現在利用することのできない機能についての説明が含まれている可能性があります。機能や製品の販売 / サポート状況については、Brocade
までお問い合わせください。本ドキュメントに含まれる技術的データを輸出するには、
アメリカ合衆国政府からの輸出許可が必要となる場合があります。

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