Acquire について

Acquire について
使用方法
Acquire:
Acquire ボタンは、現在の CCD パラメータ設定状態にて画像を取得します。取得された画像は常に
“ Acquired ”という名前でウィンド表示されます。
“Acquire” ボタンによる画像取得では、いつでも“ Acquired ”ウィンドに新しい画像を上書きします。
“ Acquired ”ウィンドは最後に取得した ROI の位置情報、画像サイズ、ズーム、ガンマ、LUT などを記憶
しています。
Journal 機能では、この“Acquire” ボタンに関する設定情報を記録することはできません。収集の再生は
最後に使用したダイアログ条件を用いて画像取得します。
Save Image (and Save w/Sequence):
“Save Image”にて現在表示されている“ Acquired ”ウィンドにある画像を保存します。
“Acquired ”ウィンドが表示されていない場合は、このボタンはグレーアウトされています。
“Save w/Sequence”チェックボックスにチェックがされていない場合は、どこへ画像を保存するかの確認
ボックスを表示します。画像は TIFF 形式で最後に画像を保存したディレクトリに保存されます。“Save
w/Sequence”チェックボックスにチェックがされている場合は、“More>>”ボタンにて表示される“Save to”
ラインに示されているディレクトリに保存されます。
画像保存に関する設定を変更する場合は、“Set Saving”ボタンを用います。
画像が保存されると新しいウィンドが表示され、“ Acquire”ウィンドは表示されたままになっています。
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Exposure Time:
露光時間は画像取得のために常に表示されています。使用できる単位は、ミリ秒・秒・分です。
これはサポートされているカメラドライバにより制限されます。露光時間は、基本的にライブウィンドに対し
て有効ですが、ライブモードのビニング設定“Live Bin”とデータ取得用ビニング設定“Binning”が異なって
いる場合には、ライブモードの露光時間は表示されている露光時間とビニング設定より計算されます。
例1)Exposure Time : 1sec, Binning : 2, Live Bin : 1 の場合
=>ライブモードの露光時間は 4sec (1x(2x2)=4)
例2)Exposure Time : 1sec, Binning : 1, Live Bin : 2 の場合
=>ライブモードの露光時間は 0.25sec (1/(2x2)=0.25)
AutoExpose:
“AutoExpose” ボタンはライブウィンドが開いているかどうかによって異なってきます。
ライブウィンドが開いている場合、“ AutoExpose” は“ Acquire” タブで指定した自動露光パラメータによ
って最適な露光時間を探し求めます。そしてライブウィンドはこの結果を露光時間として使用します。 ラ
イブウィンドが開いていない場合、 同様に自動露光 計算を行い、そして次に画像をちょうど“ Acquire”
ボタンが押されたかのように取得します。自動露光算出にあたる最初の露光は“Expose”フィールドに入
力されている値をもとに行ないます。 ここで自動露光機能が目標の輝度値に到達しない場合は、赤色の
エラーライトで次の警告を発します。
Low Signal:
-
露光時間が到達しないか目標輝度値を超えない場合に、このメッセージは現われます。これにはい
くつかの状況が考えられます:カメラあるいはコントローラーが ON になっていない、光源が ON になっ
ていない、シャッターが開かないあるいは、“Acquire”タブで間違ったシャッターが選択されている、現
在のサンプルに対して設定されている最大露光時間が短すぎるなどです。
Target Not Achieve:
-
露光時間が目標輝度値を超えたが指定範囲内に算出された露光時間が入らない場合に、このメッセ
ージは現われます。これは、露光時間算出中に光源やサンプルに変化が生じた時などに起こりうり
ます。
No Hardware Image:
-
自動露光算出にあたり、カメラから画像取得ができなかった場合に、このメッセージは現われます。
原因としては多くの場合“Video Manager”で使用するカメラがきちんと設定されていない場合などで
す。
Binning:
これは “Acquire” コマンドによるビニング設定に使われます。 縦・横のそれぞれのビニングは常に同
じ値が設定されます。スピンコントロールはサポートされているカメラドライバにより制限されます。
Camera Area:
“Full Chip”“Center Quad”“Use Active Region”の3つのボタンは、画像の取得エリアを設定します。
“Use Active Region”ボタンは、デスクトップ上のアクティブなウィンドに対して興味領域(ROI)が設定され
ていなければいけません。
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Show Live (and F2: Stop Live):
このボタンは“Acquired”ウィンドに直ちに新しい画像を収集し、“F2”キーを押すか“F2:Stop Live”ボタンを
押すまで画像を更新・表示します。
Live Bin(ning):
ライブビニングはライブモード画像収集におけるビニング値を設定します。
次のようにライブモードのビニング設定“Live Bin”とデータ取得用ビニング設定“Binning”が異なっている
場合には、“Acquire”ボタンが押される場合の露光時間における輝度値におおよそ等しくなるようライブモ
ードの露光時間を自動的に計算します。これにより、ライブ画像の更新表示を早めます。
Exposure Time : 1sec, Binning : 1, Live Bin : 2 の場合
=>ライブモードの露光時間は 0.25sec (1/(2x2)=0.25)
Status Line:
“Status line”は現在のカメラの状態(Exposing、Transferring など)を表示します。使用中のカメラが作動中
でない場合はカメラの冷却温度を表示します。また、自動露光においては目標値に到達しない場合など
にエラーメッセージを表示する場合もあります。
Status Lights:
“Status lights”はバックグランド減算、シェーディング補正や8ビットデータによる転送などを使用している
か否かを示します。設定がアクティブでなければ、ライトの点灯やテキストの表示はありません。緑色の
点灯時は設定がアクティブでかつ有効な場合を示し、黄色の点灯はセッティングに何らかの過ちがあるこ
とを警告します。赤色の点灯時はアクティブな設定が構成にエラーがあるために使用できないことを示し
ます。警告とエラーに伴う説明は“ Correct ”タブで見ることができます。
Setting:
設定ポップアップ・リストは最も最近保存したかあるいは、読み出したかした設定情報ファイルの名前を含
んでいます。 最大8つの設定ファイルが最近使用した順番に表示されます。 設定情報を選択することで、
ただちに次回の画像収集における設定条件の読み込みが行なわれと同じに、現在表示されている
“Acquired”ウィンドの画像に対して LUT の変更を行ないます。もしも設定情報を読み出し後に値の変更を
行なった場合は“Setting:”表示が“Setting [Modified]”に切り替わり、設定の変更が生じたことを示します。
設定情報を読み出す際、どのファイルを読み出したいのかを選択するための“Load Setting”ダイアログボ
ックスが現われるかもしれません。現われない場合は最後に読み出したファイルと読み出そうとしている
ファイルが同じ場合です。また“More>>”セクションの“Load…”ボタンを押し“When using the pop list to
load”ダイアログボックスのラジオボタンの選択で“Load Setting”ダイアログボックスを現わすか否かを選
ぶことができます。
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More モードについて
使用方法
Set Save…:
これはシーケンスオプションを用いて画像保存するためのディレクトリ、ベースネームと上書きオプション
を設定するためのダイアログボックスを表示させます。
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Image:
取得画像の名前の設定および新規 New、追記 Add To、上書き Overwrite のいずれかを選択します。
次々と画像を取得する際に、スタック(Stack)を作成する場合には Add To を選択してください。
Setting
Load:
“Setting”ポップアップリストで選択されたファイルの設定済み情報について、どの項目を読み出すかを選
択するためのダイアログボックスを表示させます。
Save:
“Setting”ポップアップリストで選択されている現在のファイル名ですべての設定情報(すべてのタブを含
めて)を保存します。
Save As…:
保存するにあたりファイル名を入力するためのダイアログボックスを表示させ、指示されたファイル名です
べての設定情報(すべてのタブを含めて)を保存します。
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Display Tab
使用方法
Image Scaling:
16 ビット階調(65,535 階調)の設定が行なえます。これらを変更すると“ Acquired ”ウィンド(表示されてい
る場合)は直ちに反映されます。続けて画像取得する場合にもこれらの設定が使用されます。
“ AutoScaling” が ON の場合、編集フィールドはヒストグラムの Lo/Hi それぞれについて無視すべきエリ
アを%で指定できます。OFF の場合はグレースケール値を直接入力できます。
8 ビットイメージで画像取得する設定になっている場合、すべての画像が 8 ビット階調(255 階調)になりま
す。それ以外は、16 ビット階調です。
Scale Within Active Region:
このチェックボックスをチェックすることで“Acquired”画像にアクティブな ROI が設定されている場合にその
範囲内で自動階調調整します。
Gamma:
“Acquired”画像に対するガンマの表示・設定を行ないます。
Graph:
グラフは現在の“Acquired”画像に対するヒストグラムやガンマカーブを表示します。ヒストグラムは使用
中のカメラの利用可能なビット値にスケーリングされます。これによりカメラの有するダイナミックレンジに
対しどのあたりを使用しているのかが容易に確認できます。これはライブモードで露光時間を設定する際
に特に役立ちます。
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Reset Displays:
このボタンは “ Acquired ”画像の表示を初期設定値(階調、ガンマ値、LUT、ズーム、コントラストに関し
て)にリセットします。
Acquire Tab
Auto-Expose Settings:
自動露光時間設定計算に必要な目標輝度値(Target Intensity, % of Max[4095])と最長露光時間
(Maximum Exposure)の設定を行ないます。目標輝度値の初期値は、使用するカメラの最大グレーレベル
の 75%です。(例えば 12 ビット分解能の CCD カメラの場合 75%が 3071 となります)。
External Shutter Linked to Camera:
これは画像収集に際し、シャッターユニットを使用するかどうかを設定します。Device Control, Configure
Illumination で作成した名前を Name 選択します。Acquire に同期してシャッターが開閉します。ライブモー
ド時は、シャッターを常に開いた状態に保ちます。
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Preferences:
露光時間のスピンコントロールのワンクリックで(アップ/ダウン)どのくらい露光時間を増減するかの設
定を行ないます。 初期値は 10 です。
Correct Tab
使用方法
Background Subtraction:
これは画像のバックグランドとして OFF、Constant または、Region の設定ができます。
Constant:
Constant を使用すると Constant Value field に手入力で一定値の入力設定ができます。
Region:
収集画像に対してバックグランド領域の設定が行なえます。収集画像よりエリア指定された領域の平均
値が減算されます。そして減算後の画像に対してオフセット値を加えることもできます。これはバックグラ
ンドレベルが高くゼロではない透過光画像 などに便利です。もし領域が一度も設定されたことがないか、
あるいはその画像に対し有効でない場合は、“Define Region …”ボタンを押すことで必要であれば画像を
取得し“ Acquired ”画像に領域の設定を行ないます。画像上にバックグランド領域がある時、必要に応
じその位置を移動させたり、領域サイズの変更(消去はできません)が可能です。ビニング設定を変更し
新しい画像を取り込むとその領域は新しい画像に合わせ変更され、元の画像と同じ位置をカバーします。
その領域はカメラ領域を変更しても正しい位置を維持します。もしカメラ取り込み領域を変更してしまうと
バックグランド領域が無効になり減算処理が行なえません。“Define Region …”ボタンは、バックグランド
減算に必要な領域設定のために使用できます。
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Image:
“Acquire Background ”ボタンは現在の露光時間とビニング設定を用いてバックグランド減算用画像を取
得します。バックグランド画像は常にカメラの全画素領域を取得します。画像の部分読み込みを行なった
場合でもバックグランド画像の正しい位置を用いて減算処理を行ないます。これによりユーザーは新規に
バックグランド画像取り込みを行なわなくても、新たなカメラ取り込み領域での画像取得が行なえます。
“Keep Shutter Closed”チェックボックスはダークカレント減算処理のためシャッターを閉じた状態での 画
像取得を可能にします。
“Display Background Image…”ボタンは現在の収集領域に合ったバックグランド画像を表示します。 表示
画像の改ざん、消去、保存行為は、バックグランド画像に対して何ら影響を及ぼしません。もしも新たにバ
ックグランド画像を収集した場合でも、ウィンド表示されている先のバックグランド画像は閉じたり、更新さ
れたり、変更されたりしません。最新のバックグランド画像を見るには、再度“Display Background
Image…”ボタンを押す必要があります。
Error and Warning Text:
いくつかの状況下でバックグランドセッティングが機能しなかったり、正しくなかった場合にアラームを発し
ます。これらの場合メインタブ上に同じ色のライト表示と共に若干のエラーに関する説明文が表示されま
す。以下のメッセージはバックグランド減算処理時に現われる場合があります。
[赤色] バックグランド用画像が収集されていないかまたは、読み込まれていない場合
[赤色] バックグランド用画像のビニング設定値と画像取得のビニング設定値が異なっている場合
[赤色] バックグランド用画像サイズとカメラ取り込みサイズが異なる場合
[赤色]バックグランド用領域が画像取得に対し適当でない場合
[黄色] バックグランド用画像の露光時間と画像取得時の露光時間が異なる場合
[赤色]のエラー表示時は、取得画像からの減算処理は行なわれません。
[黄色]の警告表示時は、 減算処理を行ないますが、その状態にあった最適な処理ではありません。
注意:バックグランドやシャーディング画像は MetaMorph が終了時に保存され、再度起動時に再読み込
みされます。加えてこれらの画像は、セッティングファイルとして他の設定情報と共に保存や再読み込み
できます。
Shading Correction:
Image:
“Acquire Shading Reference ”ボタンは現在の露光時間とビニング設定を用いてシェーディング補正用画
像を取得します。シェーディング画像は常にカメラの全画素領域を取得します。画像の部分読み込みを行
なった場合でもシェーディング画像の正しい位置を用いて補正処理を行ないます。これによりユーザーは
新規にシェーディング画像取り込みを行なわなくても、新たなカメラ取り込み領域での画像取得が行なえ
ます。
“Display Shading Image…”ボタンは現在の収集領域に合ったシェーディング画像を表示します。 表示
画像の改ざん、消去、保存行為は、シェーディング画像に対して何ら影響を及ぼしません。もしも新たにシ
ェーディング画像を収集した場合でも、ウィンド表示されている先のシェーディング画像は閉じたり、更新
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されたり、変更されたりしません。最新のシェーディング画像を見るには、再度“Display Shading Image…”
ボタンを押す必要があります。
Error and Warning Text:
いくつかの状況下でシェーディングセッティングが機能しなかったり、正しくなかった場合にアラームを発し
ます。これらの場合メインタブ上に同じ色のライト表示と共に若干のエラーに関する説明文が表示されま
す。以下のメッセージはシェーディング補正処理時に現われる場合があります。
[赤色]シェーディング用画像が収集されていないかまたは、読み込まれていない場合
[赤色] シェーディング 用画像のビニング設定値と画像取得のビニング設定値が異なっている場合
[赤色] シェーディング 用画像サイズとカメラ取り込みサイズが異なる場合
[赤色]のエラー表示時は、取得画像からのシェーディング補正処理は行なわれません。
Annotate Tab
使用方法
Checkboxes:
チェックボックスを ON/OFF することで、収集画像の注釈に何を自動でつけるか設定します。
User Annotation:
チェックボックスのほかに、収集画像の注釈としてテキスト文(%で囲まれた変数を含めて)を添えること
ができます。
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