キヤノンソフトがSOAの実装サービスを提供開始

2009年2月5日
キヤノンソフトがSOAの実装サービスを提供開始
日本アイ・ビー・エムの協力のもと実証センターを設立
キヤノンソフトウェア株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社
キヤノンソフトウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:実松 利幸、以下キ
ヤノンソフト)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:
橋本 孝之、NYSE:IBM、以下日本IBM)との協業のもと、SOA*1を活用したシステム・イン
テグレーション事業を強化します。
キヤノンソフトは、2002年からEAI*2関連市場へのソリューションビジネスを展開し、50
社以上のシステム開発・運用の実績を持っています。この実績をさらに活用するために、
2009年1月付けでSOAソリューションの専門組織「SOA事業戦略プロジェクト」を発足
し、SOAソリューションのサービスを多展開できる体制を整えました。開発・実行の基盤
としては日本IBMの基盤ソフトウェア”WebSphere®”を活用します。
またキヤノンソフトは、日本IBMの協力のもと、日本におけるSOAの推進を目的に「SOA
実証センター」を2009年3月にキヤノンソフト本社に開設します。
キヤノンソフトは、この協業を通じ、大手企業を中心にSOAソリューションを展開し、2
010年度に売上10億円を目指します。
【SOAサービスメニューの概要】
システムのSOA化の方法はひとつではありません。キヤノンソフトでは、顧客のシステム
環境やビジネスのニーズに応じて以下の6種類のサービスを提供し、短期導入と技術移転を
行います。

BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント) *3

BAM(ビジネス・アクティビティー・モニタリング) *4

UI(ユーザー・インタフェイス)構築

連携基盤構築

SOAガバナンス

運用保守
【SOA実証センターの概要】

ITR社の調査*5によれば、SOAの導入を阻害する要素として、
「関連技術の成熟度の低
さ」と「自社における技術やノウハウ習熟の困難さ」が日本企業における2大懸念材料
として挙げられています。SOA実証センターは、顧客企業におけるSOA導入の阻害要
因を取り除くことを目的に、SOAを検討している顧客の課題をヒアリングし、技術的
に問題がないことを実証するためのデモを提供します。

キヤノンソフトは、実証センターの運営とSOAサービスの開発、提供を行います。

日本IBMは、SOA基盤ソフトウェア*6の提供と、SOAサービスの開発支援を行います。

両社あわせて15名で開始し、今後販路拡大にあわせて強化してゆく予定です。
以 上
参考資料:
SOAサービスメニューについて
SOAサービスメニューは、下記の6種類のメニューを用意しています。また、
BPM,BAM、
UI構築、連携基盤構築サービスについては、より短期間でその効果を体感できる『ショー
トコース』も用意しています。
■ BPM (ビジネス・プロセス・マネジメント)
ビジネス・プロセスは、ビジネス・ユーザーとITシステムの関わりで進んでいきます。
そのビジネス・プロセスをシステム化することにより、ビジネスの効率向上やボトルネ
ックの発見など様々な効果が期待できます。このビジネス・プロセスをSOA基盤により
構築し、マネジメントすることでビジネス・プロセスの改善を支援します。
■ BAM (ビジネス・アクティビティー・モニタリング)
ビジネス・プロセスに重要業務評価指標(KPI)を設定し、そのKPIをリアルタイムに監
視・測定することにより、ビジネス・プロセスのボトルネック発見の支援をいたします。
■ UI(ユーザー・インタフェイス)構築
SOAサービスを中心としたアプリケーション開発では、簡単にすばやくITシステムのユ
ーザー・インタフェイスを構築でき、ニーズに対応して変更できるかがポイントになり
ます。弊社Web Performer(SOA対応Webアプリケーション構築ツール)やマッシュ
アップ技術を利用して、BPMなどの対応した業務画面構築を支援します。
■ 連携基盤構築
SOAアプリケーション開発基盤やシステム連携基盤(ESB基盤)などのIT基盤を構築す
ることにより、ITシステムの開発効率を向上させることができます。将来にわたって有
用なIT基盤構築を支援いたします。
■ SOAガバナンス
SOAを推し進めていく上で標準化は、SOAサービスの乱立化、アプリケーションのセ
キュリティーの確立、基盤の利用効率向上などのために非常に重要です。SOAを社内に
広範に展開するために必要なガバナンス策定を支援します。
■ 運用保守
SOAベースのシステムでは、様々なITシステムを連携させながら業務機能を実現するた
め、従来型のシステム運用方式では効率が悪くなります。ビジネス・ユーザーの視点に
立ったSOA基盤の維持運用体制構築を支援します。
*1 : SOA(Service Oriented Architecture : サービス指向アーキテクチャー)は、シス
テム構築において、それぞれ独立した機能をもつ「サービス」という単位を組み合わせて
システムを作り上げる考え方。
*2 : EAI (Enterprise Application Integration) - 企業内にある複数の業務システムを連
携させ、システムの効率的な統合を行うこと。
*3 : 「参考資料:SOAサービスメニューについて」内に記載
*4 : 「参考資料:SOA サービスメニューについて」内に記載
*5 : 出典:IDG ジャパン「月刊 Computer World」テクノロジー・リサーチ・リポート
No.53
*6



: IBM の SOA 基盤ソフトウェア
IBM® WebSphere Process Server
IBM WebSphere Business Monitor
IBM WebSphere Enterprise Service Bus
IBMおよびWebSphereは、International Business Machines Corporationの米国なら
びにその他の国における商標。その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録
商標。
【報道関係者 お問い合わせ先】
キヤノンソフトウェア株式会社
広報・IR推進室
E-mail:[email protected]
TEL :(03)3455-9942
日本アイ・ビー・エム株式会社
広報 日比野
E-mail:[email protected]
TEL: (03)5563-4836
【ホームページ】
キヤノンソフト
キヤノンソフト
ホームページ
SOAソリューション ホームページ
日本アイ・ビー・エム
日本アイ・ビー・エム
ホームページ
WebSphere ホームページ
http://www.canon-soft.co.jp/
http://www.canon-soft.co.jp/product/soa
http://www.ibm.com/jp/
http://www.ibm.com/jp/websphere/