2013.3.4 チャレンジゼミナール成果報告会 No. P14 回転と摩擦と重力を利用した 玩具のしくみ EE‐3 3 S‐3 S‐3 S3 S‐3 元番 教允 小林 大輝 水島 洋介 藤原 佑輔 (佐藤ゼミナ ル) (佐藤ゼミナール) 競走馬のおもちゃ E-3 元番 教允 同じ周期の場合、片方だけ揺らすと、下図のよ うなイメージで、もう一方に揺れが伝わり、交互 に振動のエネルギーの交換を行う。 右 左 長さをかえて異なった周期にして、片方だけ揺ら すと、下図のようなイメージで、周期的にもう一方 に小さな振動を起こすが大きく振れることがない。 振動のエネルギーの交換が行われない。 右 左 S-3 小林 大輝 登り人形 左右の紐を交互に引っ張るとカメが ウサギを引っ張りながら登る 動作説明 ①:左右の張力は同じ(緩めた状態) ②:左の紐を強く引っ張ることで紐と 穴との摩擦抵抗が大きくなり、紐に 固定された状態で反時計回りに回転 する。それによって右側の穴は紐に 沿って上にスライドする。 ③:続いて右の紐をピンと強く引っ張ると、 ②と逆に、右の穴との摩擦抵抗が大きくなり、 紐に固定された状態で時計回りに回転する。 それによって左側の穴は紐に沿って上にス ライドする。 後はこの繰り返しで登る。 結論:登り人形の基本形状は、左右の管がハの字形に配置されていること である 紐との摩擦が紐の張力で変化することを巧みに利用して 登って である。紐との摩擦が紐の張力で変化することを巧みに利用して、登って いる。 イルカのおもちゃの運動解析 イルカ のおもちゃの運動解析 θ モデル化 オリジナル S-3 藤原 佑輔 実験ツール y x 重心周りの回転の運動方程式 重心の運動方程式 下のグラフは、回転角θ(青)と重心のx方向の速度 dx/dt (赤) の計算結果である。重心が最下点にある状態で角速度 3.69rad/sを与えた。二回転した後にその場で振れ続けてい る。この角速度が回転を続けるかその場で振動するかの境 角速度が 転を続 振 す 境 目の値である。 θ dx/dt 計算条件 円盤直径:10cm 軸のシフト:5㎝ 軸直径:5㎜ 質量:200g 坂を登る仕組み S-3 水島洋介 坂をのぼる玩具 x 開きの角度: β 上 ↓面図 R f w α コ ↓マ ϕ 重心の移動する線 側 ↓面図 {} θ w R R tan α = L w tan β = L tan ϕ = コマ自体は坂を上っているようにみえ るが、実際にはコマの重心は下がってい る。 水平な 水平なレールに対して、実質的な坂の 対 実質的な坂 角度αを求めた。このα以下の角度であ れば坂を登ることができる。 コマの動作シュミレーション 0.8 d 2θ I 2 = ( R − x tan α ) f (回転の運動方程式) dt 0.6 d 2x m 2 = mg sin α − f cos α (x方向の運動方程式) dt 0.4 2 2 dθ dx dθ d x = ( R − x tan α ) 2 − tan α ⋅ 2 dt dt dt dt 0.2 運動方程式を逐次数値計算した。右に回 運動方程式を逐次数値計算した 右に回 転角θ、位置x、速度vの時間変化を表す。 0 回転角 θ /20[rad] 距離 x[m] 速度 v ・20[m/s] 10 20 30 時間 t [s] シュミレーション結果 40 50
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