報告書 - 弘前大学教育学部

青森県における小・中・高等学校を対象とした
教育力向上プロジェクト
--- ラボ・バスを用いた教育実践 ---
報告書
弘前大学教育学部
2013年2月17日
目次
はじめに
...
1
I. プロジェクトの概要
...
2
II. 報告会の開催
...
4
III. 事例報告
...
7
1. 科学の面白さを知ろう
...
7
2. 特別支援学校との連携
...
10
3. スポーツ科学の基礎「体を探り、測る」
...
15
4. 理工学部の連携事業
...
25
IV. プロジェクト一覧
...
29
V. 各プロジェクトの実施状況
...
31
VI. 保有機器一覧
...
87
VII. 貸出し用キット一覧
...
93
VIII. テレビ会議システムの使い方
...
94
はじめに
弘前大学教育学部長 伊藤 成治
5年間にわたる文部科学省特別経費による「青森県における小・中・高等学校を対象
とした教育力向上プロジェクト(通称:ラボバスプロジェクト)」が平成25年3月で終了し
ます。
このプロジェクトは,弘前大学と青森県との包括協定の下,青森県教育委員会・市町
村教育委員会と連携して,県内各地の教育現場において,移動教室用実験バス(ラボ
バス)を活用し,児童生徒に「学びの楽しさ」を伝えるとともに,現職教員等に対する研
修の場,教員を目指す本学学生の多様な教育実践の場を提供することで,青森県全
体の教育力の向上を目指すものです。
「学びの楽しさ」は,知識を基にして考えながら並行して体験的に学んでこそ,すなわ
ち「知識」と「体験」が互いにつながりを持ちながら合わさって一つになることで得られる
ものと思います。教育学部では,そのような「学びの楽しさ」を伝えることのできる教員を
養成するため,教員養成活動全体を不断に検証改善し,カリキュラムを整備するととも
に,多彩な実践を展開してきました。
この報告書にある数多くの成果は,プロジェクト全体の構想はいうまでもなく,一つ一
つのプロジェクトの企画や綿密な打ち合わせを基盤とした学生と教職員のチームワー
クと小・中・高等学校という現場のもつ力が導いてくれたものだと思います。ラボバスプ
ロジェクトに携わった多くの方々に厚く感謝申し上げるとともに,あらためて御礼申し上
げます。
平成25年4月からは,現在までの様々な活動実績をふまえて,「地域協働型教員養
成プログラム」を展開していく予定です。今後とも,ご支援,ご協力の程どうぞ宜しくお
願い申し上げます。
1
I. プロジェクトの概要
教育力向上プロジェクト代表 北原 啓司
本プロジェクトは、弘前大学と青森県との包括協定の下、青森県教育委員会等と連携して、県内
各地の教育現場において、最先端の教材・機器を搭載した移動教室用実験バス(ラボ・バス)を活
用し、県内遠隔地へ大学教員及び学生・大学院生を派遣し、当該地域の小・中・高等学校等にお
いて、学習支援を実施することを目的としています。
児童・生徒には、日頃触れる機会のない実験機器等を実際に体感してもらうことで、「学び」の楽
しさを伝えるとともに、現職教員等に対する研修機会の提供、教員を目指す本学学生の多様な教
育実践の場とするものです。ラボ・バスを用いた継続的な取り組みを進めることにより、教師として
の資質を持続的に高めていくという教員養成機関に課せられた今日的な基本目標の実現が可能
となるだけでなく、児童・生徒の学ぶ力、現職教員の指導力の向上を目指した青森県全体を対象
とした総合的な教育力支援事業です。
また、本プロジェクトは、単に県内各地への移動教室の実践だけではなく、インターネット環境の
整備により、ラボ・バスを活用した遠隔地での授業や研修の内容を、他地域の教育委員会の研修
施設や教育学部附属学校園において視聴し、あるいは大学および附属学校園での授業をインタ
ーネットにより県内各地の教育現場で視聴しながら、双方向の議論を実施できるような取り組みも
試行しています。
ラボ・バスを用いた移動教室は事業期間中、実施件数、実施地域ともに順調に伸びており、遠
隔地を含む県内各地の学校現場での学習支援の実績を着実に積んできました。
また、本プロジェクトは青森県内を対象としていますが、ラボ・バスを用いた移動教室という特性
を生かし、地元教育機関の要請があった場合、県外の震災地域への教育支援活動も実施してき
ました。
事業計画終了後は、本プロジェクトにより整備されたラボ・バスの装備、教材、設備機器等をフル
に活用しながら、県内各教育委員会、あるいは学校との連携をさらに深め、持続可能なシステムと
してプロジェクトを継続させていくことを考えております。
2
3
II. 報告会の開催
(下北地区報告会) 弘前大学教育学部 教育力向上プロジェクト報告会
--ラボバスが下北を走った! -日時: 平成24年9月20日(木) 15:00~17:00
場所: むつ来さまい館イベントホール
進行: 教育力向上プロジェクト推進連絡会議委員長
教育学部副学部長
北原 啓司
次第:
(開会)
主催者挨拶 弘前大学教育学部長
伊藤 成治
来賓挨拶 むつ市教育委員会教育長
遠島 進 様
実施報告1(理科教育)
教育学部教授
長南 幸安
川内中学校校長
阿部 謙一
むつ市教育研修センター指導主事 祐川 文規
川内小学校教諭
山田 淳
脇野沢小学校教諭
横濱 慎一
二枚橋小学校教諭
中村 月美
第二田名部小学校教諭
氣仙 由美恵
実施報告2(特別支援教育)
教育学部教授
小山 智史
(弘前大学からのネット中継による報告)
青森県立むつ養護学校教諭
実施報告3(保健体育)
教育学部教授
講評
下北教育事務所所長
(閉会)
4
村川 圭亮
戸塚 学
児玉 政光
(三八上北地区報告会) 弘前大学教育学部 教育力向上プロジェクト報告会
-高等学校教育へのアプローチ-
日時: 平成24年11月28日(水) 16:00~18:00
場所: 八戸地域地場産業振興センター(ユートリー) 8階 中ホール
進行: 教育力向上プロジェクト推進連絡会議委員長
教育学部副学部長
北原
次第:
(開会)
主催者挨拶 弘前大学教育学部長
伊藤
来賓挨拶 青森県教育庁 学校教育課学校教育企画監 伊藤
実施報告1(保健体育)
教育学部教授
戸塚
八戸西高等学校教諭
鈴木
八戸西高等学校教諭
齋藤
八戸西高等学校
生徒
実施報告2(理科教育)
教育学部教授
長南
東北大学准教授
経塚
八戸西高等学校教諭
田村
聖ウルスラ学院高等学校教諭
深澤
八戸西高等学校
生徒
聖ウルスラ学院高等学校
生徒
講評
八戸西高等学校校長
秋山
(閉会)
5
啓司
成治
直樹 様
学
俊博
昌宏
幸安
啓一郎
英顕
博規
友則
(最終報告会) 弘前大学教育学部 教育力向上フォーラム
-ラボバスが青森県を走った!-
日時: 平成25年2月17日(日) 14:00~17:00
場所: ベストウェスタンホテルニューシティ弘前 3階エメラルド
進行: 教育学部事務長
長澤 淳
次第:
(開会)
主催者挨拶
弘前大学教育学部長
伊藤 成治
来賓挨拶
青森県教育委員会教育長
橋本 都 様
[第1部]
プロジェクト概要説明 教育力向上プロジェクト推進連絡会議委員長
教育学部副学部長
北原 啓司
(教育学部実施報告)
理科教育
教育学部教授
長南 幸安
教育学部准教授
植田 勇人
元うるま市立あげな小学校校長
前田 泰宏
音楽教育
教育学部教授
和田 美亀雄
美術教育
教育学部准教授
冨田 晃
教育学部准教授
塚本 悦雄
保健体育
教育学部教授
戸塚 学
社会科教育
教育学部教授
宮崎 秀一
技術教育
教育学部教授
大谷 良光
家政教育
教育学部准教授
安川 あけみ
教育実践総合センター 教育学部教授
小山 智史
附属学校
附属中学校教諭
相馬 恵子
(理工学部実施報告)
理工学研究科
理工学研究科教授
[第2部]
パネルディスカッション
コーディネーター
教育学部副学部長
北原 啓司
パネリスト
弘前市教育委員会教育長
佐藤 紘昭
山形大学理学部教授
栗山 恭直
琉球大学教育学部教授
米盛 徳市
野辺地高等学校校長
瀧口 孝之
教育学部附属中学校校長
東 徹
質疑応答
(閉会)
6
III. 事例報告
1. 科学の面白さを知ろう
祐川 文規(むつ市教育研修センター)
7
8
9
2. 特別支援学校との連携
小山 智史(教育実践総合センター)
村川 圭亮(青森県立むつ養護学校)
2.1 タイムエイド製作教室
弘前大学教育学部附属特別支援学校では、これまで、自閉症の子どもたちが見通しを持った活
動ができるよう、市販のタイマーを使って支援をしてきた。しかし、子どもの実態に応じて細かい時
間の設定が難しいことから、利用できる活動場面が限られていた。
そこで、同校教員(2008年当時)の白石と梅村(いずれも現在は県立学校教員)が (1)タイマーの
時間を細かく設定できる、(2)時間の経過(残りの時間)を「量として」把握できる、(3)小型軽量化し
てさまざまな活動場面で利用できる、などの特徴をもつタイムエイドが必要と考え、梅村・小山が新
規に開発した(下図参照)。
(a) 梅村による初期のスケッチ
(b) 完成したタイムエイド
(c) 利用風景
附属特別支援学校での利用状況が良好であったことから、製作教室を開催することとし、これま
で以下のとおり4回開催した。
日時
会場
参加者
第1回
弘前大学教育学部
2009年7月25日 13:30~ 附属特別支援学校
附属特別支援学校、弘前第一養護学校、弘前第二
養護学校、浪岡養護学校、黒石養護学校、七戸養
護学校、むつ養護学校の教員および福祉施設職
員 計17名
第2回
青森県立八戸第一養護学校
2009年9月18日 17:00~
八戸第一養護学校、八戸第二養護学校、八戸盲学
校、八戸聾学校、七戸養護学校の教員 計38名
第3回
青森県立むつ養護学校
2010年1月13日 9:30~
むつ養護学校、むつ中学校、脇野沢中学校、大湊
中学校、下風呂小学校、易国間小学校、城ヶ沢小
学校、第一田名部小学校の教員 計26名
青森県立七戸養護学校
第4回
七戸養護学校、富山県立にいかわ総合支援学校
(サテライト会場 富山県立黒部
2011年7月28日 13:30~
(サテライト参加)、福祉施設職員 計35名
学園)
表からわかるように、会場校の教員だけでなく、近隣の小・中・養護学校や福祉施設の職員も多
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数参加した。製作したタイムエイドは、その後の調査により有効に活用されていることが確認されて
いる。また、テレビ会議システムを使い、本学の卒業生が勤務する富山県立黒部学園をサテライト
会場として開催することができた。
附属特別支援学校と附属教育実践総合センターの連携によりこの装置が開発されたこと、弘前
大学と青森県との連携により製作教室が開催され、異校種や福祉施設からの参加もあったことな
ど、「異分野の連携」が重要であることを改めて感じている。
2.2 テレビ会議システムを用いた遠隔支援...青森県立むつ養護学校
(1) 弘前大学のテレビ会議システム(LiveOn)と青森県との連携利用
2008年度、青森県教育委員会と弘前大学教育学部との包括協定および弘前大学の中期目標・
中期計画にもとづき、青森県内の学校教育でのテレビ会議システムの先進的活用の可能性を調
査・検討することを開始した。システムは、弘前大学に設置されたLiveOnシステムを用いることとし
た。
2008年9月5日に、弘前大学(附属特別支援学校)-七戸養護学校間で同システムの接続調査し
たが、その時点ではうまく動作しなかった。そこで、県教育委員会および青森県総合学校教育セ
ンターの各担当者に対処を依頼し、2008年12月19日に、弘前大学-七戸養護学校間で動作を確
認した。
その後、2010年1月13日にむつ養護学校を訪問し、高橋校長(当時)とテレビ会議システムの具
体的な活用研究の開始について相談をし、2010年4月から、西沢校長(当時)と入念な打ち合わせ
を行いながら、むつ養護学校の訪問学級での同システムの活用(試行)を開始した。しかし、以下
に示すように、良好な接続環境を確保することはなかなか困難であった。
まず、訪問先にインターネットの接続環境がないため、接続装置(b-mobile)を用いて接続を試み
たが、十分な接続環境(帯域)が得られないことが判明した。
そこで、2011年4月からは、NTTドコモの接続装置(L-05A)に切り替え、十分な帯域を確保した。
しかし、むつ養護学校と訪問先の間の通信が5分間隔で途切れることが判明した。その後の調査
で青森県のネットワークの設定によるものとわかったが、設定の変更には至っていない。なお、弘
前大学(附属学校を含む)とNTTドコモ接続装置の接続は良好で、理科教育講座のプロジェクトで
は問題なく活用されている。
以上のように、不十分なネットワーク接続環境ではあったが、2011年度には訪問学級の学習指
導を補ういくつかの試みを行うことができた(詳細は次項)。
以下に接続の略図を示す。
11
(2) 訪問学級の学習指導を補う取り組み
平成23年度当時、むつ養護学校の訪問学級には2名の児童が在籍しており、そのうち大間在住
の小学部6年生の男児への指導において、テレビ会議システムを活用した指導を実施した。
本児は知的障害と肢体不自由を併せ有しており、てんかん発作も頻発するため、健康面と通学
の困難さから、入学当初から訪問指導を行ってきていた。健康上の理由から、スクーリング(学校
に来て学習すること)はもちろん、部屋の外に出ることもほとんどなく、外界からの刺激や、家族や
担任以外の人とのかかわりもほとんど無い生活をしていた。しかし、好奇心は旺盛で、人に対して
自ら手を伸ばして握手を求めたり、呼名に対して「はい」と返事をしたりと、積極的に人とかかわろう
とする。また、機器操作への関心も高く、ビデオやDVDプレーヤーなどは、自由にボタンを押して
いるうちに操作を覚え、再生や停止などの操作は意図的に行うことができる。
そこで、本児の興味関心の高い「人とのかかわり」と「機器操作」をいかして、コミュニケーション能
力の向上と生活経験の拡がりをねらい、リアルタイムに双方向でコミュニケーションがとれるテレビ
会議システムを活用した指導を実施した。
本校の訪問指導は週2日、1回の訪問は2時間(40分×3単位)である。本システムを活用した指
導は、平成23年4月から12月にかけて計8回実施した。本システムを活用した活動内容は、本児の
好きな歌を中心に、呼名に対する返事や、双方向のお話などを取り入れた。やりとりに慣れるため
に、活動の流れはできるだけ毎回同じになるようにした。以下に活動内容と記録、児童の変容を紹
介する。
実施日
活動内容
① H23.4.19 お誕生会



呼名
挨拶
リコーダー鑑賞
記録・児童の変容

初めて見るパソコンの画面であったため、しばらくは画面上の
色々なところ(アイコンなど)に興味を示していた。画面上に校長
先生が映ると、顔のところを指差したり、画面上を叩いたりするな
ど、自発的な動きが見られた。呼びかけられると画面に注目する
こともあった。校長先生のリコーダー演奏を聴くと、身体を揺らし
てリズムをとり、楽しそうに笑っていた。
12
② H23.5.13




③ H23.5.27





システムの活用が初めてで、時々接続が途切れることもあったの
で、最後まで集中力を持続させるのは難しかった。しかし、画面
上でのやりとりには強い興味を示していた様子だった。
呼名
挨拶
リコーダー鑑賞
歌

前回はパソコンを使うのが初めてだったため、画面上の色々な
アイコンやパソコンのキーボードにも興味を示していた。しかし今
回はそれらを段ボールで覆い隠して見えないようにしたところ、
前回よりは画面上の映像に注目することができた。
校長先生に本児の好きな歌(「公園に行きましょう」と「アンパンマ
ン」)をリコーダーで演奏してもらうと、普段の指導で担任が歌っ
た時に本児が自発的にする手拍子を、画面からの曲を聴きなが
らでも同様にしていた。
呼名
挨拶
リコーダー鑑賞
歌

校長先生とお話をした。少しずつ画面上の相手に興味を示し、
画面に目を向けている時間が長くなってきている。通信状況も改
善を重ね、音声が途切れることなくスムーズなやりとりができるよ
うになってきた。そのため、校長先生のリコーダー演奏を最後ま
で確実に聴くことができ、本児も手拍子をしながら聴いていた。

夏休み前の授業終了日だったため、校長先生からのお話を聞
いた。画面に校長先生が映ると、画面上の顔を指差して「だ
れ?」と声を出し、意識している様子が伺えた。校長先生のリコ
ーダー演奏を聴くと、手拍子をしたり、担任の顔を見て笑ったり
し、喜んでいるようであった。
今日は母が在宅だったので、テレビ電話を使っている様子を見
ていただいた。ちょうどその時に接続状態が悪くなり、ほとんど会
話ができなくなってしまったが、本児が画面に映った校長先生の
顔を指差したり、担任と一緒に手を振ったりしている様子を見て
いただくことができた。母には、今後もテレビ電話を使いながら改
善し、本児の学習の幅を拡げていきたい旨を伝え、了承を得た。
④ H23.7.21 夏休み前のお話





⑤ H23.9.2



呼名
挨拶
お話
リコーダー鑑賞
歌
呼名
挨拶
お話
⑥ H23.9.29 1学期終業式



呼名
お話
リコーダー鑑賞





好きな歌の演奏が始まると自ら手拍子を始めた。テレビ電話の
際の歌の導入が定着してきている。
今回は接続状態が悪く、音声のやりとりが難しかったため、写真
や文字でのやりとりを中心にした。
1学期終業式として、校長先生からのお話しを聞いた。画面に映
った校長先生の顔を指差し、教師と一緒に「こ(校長先生)」と発
声することができた。校長先生からの呼名に対し「はい」と返事す
ることもできた。
13
⑦ H23.11.8


呼名
複数の友だち
や教師とのお
話
⑧ H23.12.22 冬休み前の集会




呼名
校歌
お話
歌

今回は学校の遊戯室でプロジェクターを使って行った。(これま
での6回は全て校長室のパソコンから。)校長先生の他に、小学
部主任や、遊戯室で遊んでいた小5、6組の友だちや教師ともか
かわることができた。次々に画面に映る友だちを見て、「だれ、だ
れ」と言いながら指差ししていた。これまで学校行事のビデオを
見てもあまり友だちを意識しなかったのだが、今回はとても友だ
ちを意識した指差しをしていた。

今回は冬休み前の授業終了日であったため、全校集会と同じ内
容を行った。学校の音楽室とつなぎ、ピアノとリコーダーの演奏
に合わせて歌ったり、校歌の合唱を聞いたりした。数名の教員に
も協力いただき、名前を呼びかけてもらったり、合唱を歌ってもら
ったりした。校長先生のお話を聞いている時には、画面上の校
長先生を指差し、「こ(校長先生)」と発声することができた。
途中、本児の体調不良が続き、継続した指導ができない時期があったが、計8回の実施により、
以下のような児童の変容が見られた。





画面上に映る人を注視する時間が長くなった。
画面からの呼名に対して「はい」と返事をするようになった。
曲の演奏に合わせて手拍子をするようになった。
校長先生の顔を覚え、自発的に指差ししながら「こ(校長先生)」と発声することができた。
初めて会う友だちや教師にも興味を示し、画面上に映る人を次々に指差しすることができ
た。
(3) 今後の展望
1. 今回は担任が指導で訪問先に行った時に、必要な機材を持ち込み、ネット接続やシステム
の起動などの準備を全て行った。今後は、家庭において家族が準備をし、訪問指導日以外
でも交流ができるよう、機材の整備やシステム起動の簡略化などが望まれる。
2. テレビ会議システムは、今回試みたような訪問学級の学習指導の補間の他、僻地教育にお
ける学校間交流など、学校教育の中での有効な利用場面は少なくないと思われる。
3. 現時点では特定の学校・クラス・児童生徒でこのようなシステムが恒常的に利用されるとは
考えにくい。コストの問題も勘案すれば、全県の公立学校で「必要な時に」利用できるような
環境を整備しておくと良いのではないかと思われる。
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3. スポーツ科学の基礎「体を探り、測る」...青森県立八戸西高等学校
戸塚 学(保健体育講座)
(概要)
平成21年度から平成24年度までの3年間、青森県立八戸西高等学校スポーツ科学科1・2年生
を対象に実施した。授業内容は学年により大きく2つの内容に分けられ、1年生には一般人のスポ
ーツ・健康科学に通ずる授業を、2年生には競技選手に関連するスポーツ科学の授業をそれぞれ
4回ずつ(1回3時間)開講し、2年間を通じてスポーツ科学の基礎に関する内容を継続して提供し
た。それぞれの授業のテーマについては以下に示すとおりであり、「講義」により実験のバックグラ
ウンドや実験方法について説明を加え、その後グループまたはペアに分かれて「測定」を実施し、
得られたデータを用いてワークシートを完成しながら「分析」するという授業内容であった。なお、
測定にはスポーツ科学の現場で用いられている最新鋭の測定機器を使用するとともに、全生徒が
お互いに「被験者」および「測定者」として機器の体験できるように配慮した。
(実施授業内容)
1年生:1日3時間×3~4回=計9~12時間
第1回:心臓の構造と機能①:全身持久力の測定(PWC150)
心臓の構造と機能を理解した後、一般人の全身持久力の指標であるPhysical Work
Capacity150(PWC150)の測定をグループに別れて実施した。測定には体育・スポーツ施設
やアスレティックジム等において広く利用されているコンビウェルネス社製エアロバイク75XL
Ⅲ 12台を用い、同時に心拍数を記録した。生徒は、自分の全身持久力のレベルおよび運
動と心拍数の関係を理解した。
第2回:筋肉の構造と機能①:筋力の測定①(等尺性筋力)
筋肉の構造と機能を理解した後、測定方法説明し大腿の周径囲、大腿前面筋厚、そして
一般人の脚筋力の指標である等尺性脚伸展筋力の測定をグループに別れて実施した。測
定には超音波画像診断装置(大腿前面筋厚)、等尺性筋力測定装置2台を用いた。生徒
は、筋肉と筋力の関係について理解した。
第3回:からだの構成:身体組成の測定
身体組成に関する基本的な知識や考え方を理解した後、測定方法説明し身体組成(体脂
肪率、除脂肪体重)の測定をグループに別れて実施した。測定は、一般的に広く用いられ
ているバイオインピダンス法による身体組成計と超音波画像診断装置による皮下脂肪から
の身体密度推定法を用いた。生徒は、身体組成の意義について理解をした。
第4回:トレーニング実技
筋力トレーニングに関する基礎理論を理解した後、測定方法を説明し健康維持増進なら
びに競技力向上のための筋力トレーニングにおける運動負荷重量の決め方について授業
をグループに別れて実施した。生徒は自分の能力と、その能力をアップするための適正負
荷(運動強度)について理解した。
15
2年生(4日間):1日3時間×4回=計12時間
第1回:スポーツ科学の基礎 -やってみようフィールドテスト!!-
スポーツ競技選手に必要な体力に関する概念について理解した後測定方法を説明し、日
常的に行われている体力テストとは異なる、スポーツ競技選手向けのフィールドテストをグル
ープに別れて実施した。フィールドテストは、ヘクサゴンドリルテスト(バランス能力)、10段連
続跳び(ハイパワー・調整力)、90秒ボックスドリル(パワーの持久性)、50m方向転換走(ハイ
パワー・切り返し能力)、プロ・アジリティテスト(敏捷性)の5種目であった。得られたデータか
ら、個々の体力特性を考察した。生徒は自分の体力の特性について理解した。
第2回:心臓の構造と機能②:全身持久力の測定(yo-yo test)
1年次に行った心臓の構造と機能①の内容を復習した後に測定方法を説明し、スポーツ
競技選手の全身持久力の指標である最大酸素摂取量の測定を2人組のペアで実施した。
測定にはイタリアセリエA で用いられているyo-yo testを用いた。測定では同時に携帯型心
拍気記憶装置であるPolar社製ハートレートモニターを装着し、心拍数を記録した。生徒は、
自分の最大酸素摂取量のレベルおよび走スピードと心拍数の関係を理解した。
第3回:筋肉の構造と機能②:筋力の測定(最大無酸素パワー)
筋パワーの理論的背景について理解し測定方法を説明した後、コンビウェルネス社製
Power max V Ⅲ 5台を用い、最大無酸素パワーテストをグループに別れて実施した。生徒
は、自らの最大無酸素パワーのレベルとスポーツ競技特性について理解した。
第4回:トレーニング実技
スポーツ競技選手に必要なスピードおよび筋パワートレーニングに関する基礎理論を理
解した後、競技力向上のためのスピードおよび筋パワートレーニングの方法について実技
を中心に学習した。学習内容は、ラダートレーニング、バランストレーニング、メディシンボー
ルトレーニング、ハードルを用いたプライオメトリックトレーニングが中心であった。生徒は、
筋力トレーニングで培った筋力を、実際の競技パフォーマンスへ転化する方法について理
解した。
(総括および今後の展望)
本プログラムは、高校1年生から2年間にわたりスポーツ科学の基礎的内容を、最新鋭の機器を
用い、種々の測定から理解するものであった。各回テーマに沿った授業展開の中、初めて触れる
機器への興味深さや自分たちの競技パフォーマンスに直結するデータと直面したことなどから、生
徒達は意欲的に取り組み、測定中や測定後に多くの質問を投げかけてくるなど授業への興味・関
心の高さが伺えた。
実験では、自分自身の身体の内部を映像で確認したり、筋力や体脂肪などを数字として明らか
にしたりすることに対し、授業が進むにつれて興味を増す姿が印象的であり、課された測定内容
以外の測定に手を出す生徒も多く見られた。また、実験後に必ず行われたデータの分析は、生徒
にとって最も難しい場面であった。実験データの持つ意味の理解や種々の公式を利用しての計
算、そして、その数値を活用してグラフや表の作成は、スポーツ科学の真骨頂であり醍醐味でもあ
る。生徒たちは時には協力し合い、時には孤軍奮闘しデータと向き合っていたのが印象的であっ
た。測定後に実施したアンケートの結果からラボバス授業について分析すると、1年生ではスポー
16
ツ科学への意識を高めるとともに授業を理解しようとする姿勢が伺われ、スポーツ科学を勉強する
契機になるという効果が期待できるものと考えられた。一方、2年生では、自分の将来像や部活動
での上級学年の役割という視点からスポーツ科学を活用しようとする姿が見られ、意識の高揚や
勉学への動機づけから、より現実的な部分でスポーツ科学を理解しようとする方向へのシフトが見
られた。これらの状況とスポーツ科学専攻生のカリキュラムから、ラボバス授業は下図のようなパラ
ダイムシフトをサポートすることが考察でき、ラボバス授業がキャリア形成の一助となる可能性が示
唆された。
今回のラボバス授業は、スポーツ科学を専攻する生徒への授業展開であったが、その特殊性を
ブラュシュアップする上で非常に有用な取り組みであったと考える。また、今後一般生徒への授業
展開を考える場合、「生きる術(すべ)」という観点から健康科学的側面を中心に行う等でいろいろ
な対応が可能となると考える。
(資料)
平成23年度スポーツ科学講座(1年生対象)に関するアンケート結果
Q1 今回のスポーツ科学講座を受講する前後では、スポーツ科学に関する意識はどう変わりましたか?
①
②
③
④
⑤
受講前から好きだったし、受講後はより好きになった。
56.4%(22名)
受講前から好きだったが、受講後もあまり変わらない。
20.5%(8名)
受講前から好きではなかったが、受講後は好きになった。 5.4%(6名)
受講前から好きではなかったし、受講後もあまり変わらない。 5.1%(2名)
その他(
)
2.6%(1名)
Q2 今回のスポーツ科学講座は面白かったですか?
17
①
②
③
④
⑤
面白かった
69.2%(27名)
どちらかといえば面白かった
28.2%(11名)
どちらともいえない
どちらかといえば面白くなかった 2.6%(1名)
面白くなかった
Q3 今回のスポーツ科学講座を、自分なりに理解できましたか?
①
②
③
④
⑤
理解できた
41.0%(16名)
どちらかといえば理解できた
51.3%(20名)
どちらともいえない
7.7%(3名)
どちらかといえば理解できなかった
理解できなかった
Q4 今回のスポーツ科学講座への参加をきっかけに、スポーツ科学への興味・関心が増加しましたか?
①
②
③
④
⑤
増加した
56.4%(22名)
どちらかといえば増加した
41.0%(16名)
どちらともいえない
どちらかといえば増加しなかった 2.6%(1名)
増加しなかった
Q5 今回のスポーツ科学講座への参加をきっかけに、大学を身近に感じるようになりましたか?
①
②
③
④
⑤
なった
35.9%(14名)
どちらかといえばなった
38.5%(15名)
どちらともいえない
20.5%(8名)
どちらかといえばならなかった
ならなかった
5.1%(2名)
Q6 今回のスポーツ科学講座への参加をきっかけに、勉強することの目的・意義を、自分なりに理解できるようになり
ましたか?
①
②
③
④
より理解できるようになった 64.1%(25名)
参加前後でとくに変わらない 30.8%(12名)
より理解できなくなった
2.6%(1名)
その他(
) 2.6%(1名)
Q7 今後、今回のような大学・研究機関等の研究者による講義や実験実習などがあったら、また参加したいと思いま
すか?
①
②
③
④
⑤
参加したい
46.2%(18名)
どちらかといえば参加したい
43.6%(17名)
どちらともいえない
7.7%(3名)
どちらかといえば参加したくない 2.6%(1名)
参加したくない
Q8 スポーツ科学講座へ参加した感想を、自由に書いてください。
 今回のスポーツ科学講座で自分の体のこととか、種目によって筋肉の質が違うこととかがよく分かりました。自分の筋肉の厚さや、体脂肪率を出す
のは経験できてとてもよかったと思います。
 3回のスポーツ科学講座では、たくさんの知識を学ぶことができました。スポーツ科学科だから、スポーツや体のつくりをよく知っていなければなら
なかったけど、私はあまりそれらのことを知らずに講座を受けたため、いろいろなことを知る良い機会になりました。また驚いたことや不思議に思っ
18
たことなどいくつもの興味を持てたので、今後たくさん勉強して将来につなげたいです。さらに、自分の体の筋肉量や脂肪率を知れたので、これか
らも部活動を続けていくうえで、自分にいい体つくりをしたいと思いました。今回のスポーツ科学講座を開いてくださり、ありがとうございました。
 スポーツ科学講座に参加して、人間の身体はすごいものだと思った。たくさんの筋肉や神経があり、複雑な構造になっているにもかかわらず、一
つ一つに意味があることはすごいと思う。これからも、筋肉トレーニングや体力づくりをするときには、この講座でやったことをいかしてがんばってい
きたいと思いました。来年もまたよろしくお願いします。
 今回の講座で、自分に必要なことがたくさん学ぶことができました。これから、今回の講座で学んだことを忘れず、自分の練習に生かしていきたい
と思います。
 自分の身体について調べてみたのは今回が初めてで、毎時間の授業を待ち遠しくまた楽しみにしていました。今回の講座では筋肉についての授
業が強く印象に残っています。講座の時に話してくださったウェイトトレーニング法を生かして、これから始まる冬季練習に努めたいと思います。
 スポーツ科学講座へ参加する前は、スポーツ科学についてよくわからなかったし、あまり興味を持っていませんでしたが、3日間の講座を受けてみ
て、スポーツ科学についての興味・関心が少しでも増えたと思うので、受講してよかったと思います。でも全然理解できなかったところもあるので、
渡された資料などを見て、また復習したいと思います。来年もラボバスがあるので、そのときにはもっと理解し、興味・関心を高め、将来につながる
ようにしっかりと学習したいと思います。
 スポーツ科学講座を受けて、筋肉は体の大きさでもかわってくることもわかり、体が小さくても、力を発揮することができることもわかりました。筋力を
上げたり、つけたりするには、それにみあったメニューも三つに分かれるというのも知ることができました。スポーツ科に入って筋肉や体のしくみをわ
かることは大切だと思うので、これからも講習を受けて、もっと知っていきたいです。
 スポーツ科学講座は最初何をするのかわかりませんでした。スポーツ科学講座をいざやってみると、やった事のない実験やお話を聞けて良かった
です。また先生や先輩方がわからない時や困った時に優しく教えてくれてとても助かりました。来年のスポーツ科学講座が楽しみです。3日間、お
忙しい中ありがとうございました。
 今回のスポーツ科学講座で、知らなかったことをたくさん学べて良かったと思う。これから、またこういう機会があったら、積極的に参加したいと思っ
た。
 筋肉トレーニングはただやるだけではなく、力配分や、力のかけ方などを学び、今後の部活に生かせるようになりました。また、体のいろいろな部
分の筋肉の名前を覚えることができました。少し、理解しづらい所もありましたが、それのこの後勉強して覚えていきたいです。大学に行くと、体に
ついてやスポーツについて深く勉強できることを知って、自分もやってみたいなぁと思いました。また、機会があったら参加したいです。ありがとうご
ざいました。
 自分の筋肉の厚さや脂肪の厚さとかを計ったり、自分の筋力や持久力を計ったりして自分が今どのぐらいの力をもっているのかとかが分かったりし
たので楽しかった。あと、筋肉のつけ方が分かってよかったです。筋肉をつけるためにはまず、筋肉を大きくしてから筋力をつけるというのが分かっ
たので、これをいかして筋肉をつけていきたいと思います。
 講座を受ける前からスポーツは好きだったのですが、講座を受けた後は「スポーツと人体」についての関わりが自分の中で理解、また興味がわきま
した。それと弘前大学を身近に感じ、自分の進学にも目を向ける事ができました。講座は体験型だったので入り込みやすかったです。2回目のラ
ボバスでは自分の体重、筋肉量、脂肪を測りました。そしてこの結果を部活別に比べて表を作ると、競技に見られる特徴や性質との関わりが見え
ました。体育と人体は深く強い関係なのだと理解する事ができました。今回はとても楽しく普段勉強できない事を学ぶ事ができてすごく充実してい
ました。ありがとうございました。また来年も宜しくお願いします。
 もっと深く知りたいと思ったし、参加できてよかったと思います。自分のなりたい将来に向けて、今のうちにこういう事が学べてよかったです。スポー
ツ科学っておもしろいなと思いました。ただトレーニングしているだけではだめだし、ただ脂肪を落とすとかではなく、ちゃんとしたトレーニングのし
かたなども知れて本当によかったです。
 最初は「ラボバス」っていうのはどういうものなのかと思っていたが、やってみると、健康科学と体育理論が混ざったものをしていた。最初の授業で
は、機械を使って、心拍数がどれだけ上がるか、という実験を行って、約10分間、こぎ続けていた。自分は疲れていないつもりでも、心拍数は上が
っていって、不思議だなぁと思った。2回目の授業では、腹の中の筋肉と脂肪を機械でみた。予想以上に筋肉が少なく脂肪があって驚いた。3回
目は、体脂肪を測った。3回の授業をやって、本当の科学をやってるみたいだった。これを、健康科学、体育理論に生かしていきたい。
19
 自分の筋肉などを初めて見ることができた。それで自分の運動負荷も決めることができた。冬には筋肉をつけたい。
 筋力の測定や筋肉量の測定をして、自分は周りと比べてまだまだ自分の筋肉を使えていなかったことや、筋肉量が少なかったことがわかって、自
分の課題をみつけることができてよかったです。ラボバスで学んだことをトレーニングに生かしていきたいです。
 今回の3回のラボバスの授業を受けて、自分の体のことをよく理解することができたので、とても楽しく授業をうけることができました。1回目の授業
では、自分の心拍がどれぐらいの運動で150まで上げることができるかわかることができました。2回目は自分の足の筋力がどのくらいあるのかを知
ることができました。3回目は、2回目で調べたことで自分の筋トレの方法で何が足りないのかを知ることができました。またラボバスの授業を受けた
いです。
 今回のスポーツ科学講座に参加して、スポーツ科学を前より理解することができるようになったので良かったです。筋肉の太さや量によって筋力が
変わってくるので、より大きい筋力を出せるようにしたいです。3日間楽しんで学ぶことができました。また、やりたいです。ありがとうございました。
 スポーツ科学講座に参加して、それまで分からなかった知識や筋力トレーニングのしかたがわかった。自分も将来こんなかんじの仕事がしたいと
思っているので、とても役にたった。
 スポーツ科学講座をうけて、知らなかったスポーツ科学を知ることができてよかったです。
 今回行った講座のおかげで、自分の今の心臓や筋肉の状態を詳しく知ることができたので良かった。また、今回学んだことをしっかり頭の中にい
れて、これからの筋トレなどにとりくんでいこうと思った。あと、いろいろ測定をしてみて、自分よりもかなり筋力がある人がとても多くいて、自分はまだ
まだだと思ったので、そのことも意識してトレセンなどを使っていこうと思った。
 スポーツをデータや数字から見るというのは初めてで、スポーツの別のおもしろさを知りました。講座で学んだ知識はこれからの冬季練習で活用し
たいです。スポーツ科学をうまく使えば効率よくスキルアップにつながるし、なによりスポーツ科学という分野がおもしろいので、今後はさらに深く勉
強したいと思いました。
 今回の講座に参加する前は、スポーツ科学というのを意識して学んだことがなかったが、実際に自分たちで測定し、結果を表にしたことで、さまざ
まなことが分かり、スポーツ科学というのを初めて意識した。それぞれの部活ごとに、体力の特徴があったりして、とても興味がわいた。
 今回のラボバスは初めての参加という事で、とても楽しみにしていました。第1回の時には、心臓のはたらきを調べるためにバイクをこいで心拍数な
どを調べていきました。バイクは思っていたよりはあまり疲れませんでしたが、専門的な機械を使って調べることはとても良い経験になりました。第
2,3回は超音波を使って筋肉量や脂肪量などを見ることができ、今の自分の体を知ることができました。また、今の自分にどういうトレーニングが必
要なのかも知ることができてよかったです。
 人間の体について今までよりも詳しく理解することができた。自分の能力やその計測のしかたが分かったから、部活などでトレーニングセンターに
入る時は、ぜひ活用してトレーニングを行いたい。
 スポーツ科学講座をうけて、自分の知らないことがたくさんあって、とてもためになる講座でした。筋肉の厚さや、脂肪の量をはかったときはとてもす
ごいと思いました。人間の体にはたくさんの筋肉があって、その一つ一つに名前がついているなんてびっくりしました。この講座で大きい筋肉の名
前はわかったけど、もっと小さい筋肉のある場所や名前もたくさん知りたいと思いました。またこのような講座や授業があったら、積極的に参加して
いきたいと思いました。
 この講座を学んで改めて自分の体がどのような状態なのかわかりました。それに勉強になりました。実験を通してやると、楽しいしこれからもっと調
べたいと意欲的になりました。一番体験して感動したことは、自分の体が実際に機械で見れたことです。初めての体験だったのでとても印象深い
です。
 スポーツ科学講座へ参加して、自分の現地点での体力や筋肉量、筋肉の厚さなどが分かったので、今後のトレーニングに生かしていきたい。トレ
ーニング方法もただ単にやるだけでなく、おもりの重さや回数などに気を付けてやっていきたい。これから冬の季節になっていき、ウエイトをやる時
間も増えてくるので、講座で学習したことを生かして効率よく筋肉をきたえていきたい。
 今まで自分が知らなかったことをより詳しく勉強できたのでよかったです。これからスポーツをしていく中で役に立つことばかりでした。今回の講座
でスポーツ科学について理解することができて本当にうれしく思います。この講座で学んだことを忘れずに、勉強や運動に生かしていきたいと思い
ます。
 今回の講座は、最後の日にしか参加できなかったけれども、体脂肪率や筋肉量などをはかったりして、とても面白かった。自分の体のことをよく知
20
ることができた。次回の時には、もっと知識が増えればいいなと思った。
 初めてこういう講座に参加して、難しいことをやっていくのかと思ったら、説明もわかりやすく、実験もそこまで難しくなく自分の体についてくわしく知
ることができました。ただ実験するだけでなく表にもあらわして、特徴なども目でわかりやすく見ることができてよかったです。またこれからどのような
トレーニングをしていったらいいのかもわかり、これからのオフシーズンにためになりました。今、自分がやっているスポーツに適した体づくりを、今
回の講座を参考にがんばっていきたいです。
 自分の身体を知ることができたし、もっと知りたいと思えた。とても貴重な経験ができたと思う。
 今回、初めてラボバスを体験して、自分の体のつくりや筋肉、脂肪のこと、トレーニングのことなど、自分の体をつかって実験することで、さまざまな
ことを学べました。筋肉、脂肪が体の中でどのような役割をしているかや、現在の自分の体の様子なども詳しく知ることができました。これから、部
活などでトレーニングしていくために、大切なことを学べたのでよかったです。今回学んだことを、これから生かしていければいいなと思います。
 今回は体のつくりのことに関しての講義をうけました。自分は前から人体のつくりについて興味があったので、今回はとても楽しく講義をうけること
ができました。筋肉の名前も、新しいのをたくさん覚えることができてよかったです。自分の脂肪や、筋厚を計測する体験も、非常にためになる実
験であり、興味深かったです。今回のラボバスではより一層スポーツ科学についての興味・関心が高まったので、よい学習ができました。次回もも
っと多くのことを学んでスポーツ科学に親しんでいきたいと思います。
 ラボバスでいろんな実験をして、特に筋肉のことについて実験したときがとてもおもしろく、また、これから部活でオフシーズンに入るにあたって筋
肉をつけるにはどのようにトレーニングをすればいいかなど分かってよかったです。十分な重さで十分な回数のトレーニングをすることはとてもキツ
イですが、がんばりたいです。スポーツ科学のおもしろさも分かって、大学への興味も沸いてきたし、スポーツ科学をもっと勉強したいと思ったの
で、スポーツ科学の勉強ができる大学へ入学できるようにがんばっていきたいです。
 先生の話がとても分かりやすく、みんなに優しく教えていて、とても楽しかったですし、筋肉や骨、身体のこともくわしく教えていただけたので、とて
も勉強になりました。3人の大学生のみなさんも、僕たちがうまくできなかったところをより分かりやすくして教えていただいて、よりスムーズに進むこ
とができました。講義を受ける前より、より身体への興味、関心などがわいてきました。今回はどうもありがとうございました。次回も、一緒にやる機会
があったらぜひもう一度教えてください。
 体重計に乗るだけでなぜ筋肉量が分かるのか理解できなかった。その他アスリートモードのときになぜ体脂肪率が変わるのか分からなかった。足
を切断して断面を見たわけではないのに筋肉と脂肪が見れるのはびっくりした。
 筋肉の厚さや、脂肪の厚さを測って、一度もやったことがなかったので、貴重な経験ができてよかったです。また、筋肉の太さや量によって発揮さ
れる筋力はちがってくるというのを学びました。私は、まだあまり太ももに力がないので、これからもっとトレーニングして、力をつけたいと思いまし
た。今回のラボバスで学んだことをいかして、いろんなスポーツに取り組んでいきたいです。ありがとうございました。
 今回、自分の筋肉の量や、厚さなど、自分の体が少しわかったような気がします。筋肉の厚さに関係なく、より自分の筋肉を発揮できるかがスポー
ツする上で大事だと思いました。これから、筋肉をつけていく上で、筋肉をうまく使えているかは、認識することは難しいと思いますが、今よりもっと
体力をつけて、部活も勉強もがんばっていきたいと思います。
平成24年度スポーツ科学講座(2年生対象)に関するアンケート結果
Q1 今回のスポーツ科学講座を受講する前後では、スポーツ科学に関する意識はどう変わりましたか?
①
②
③
④
⑤
受講前から好きだったし、受講後はより好きになった。
52.5%(21名)
受講前から好きだったが、受講後もあまり変わらない。
35.0%(14名)
受講前から好きではなかったが、受講後は好きになった。 5.0%(2名)
受講前から好きではなかったし、受講後もあまり変わらない。 5.0%(2名)
その他(
)
2.5%(1名)
Q2 今回のスポーツ科学講座は面白かったですか?
① 面白かった
② どちらかといえば面白かった
55.0%(22名)
37.5%(15名)
21
③ どちらともいえない
5.0%(2名)
④ どちらかといえば面白くなかった 2.5%(1名)
⑤ 面白くなかった
Q3 今回のスポーツ科学講座を、自分なりに理解できましたか?
①
②
③
④
⑤
理解できた
40.0%(16名)
どちらかといえば理解できた
55.0%(22名)
どちらともいえない
5.0%(2名)
どちらかといえば理解できなかった
理解できなかった
Q4 今回のスポーツ科学講座への参加をきっかけに、スポーツ科学への興味・関心が増加しましたか?
①
②
③
④
⑤
増加した
42.5%(17名)
どちらかといえば増加した
50.0%(20名)
どちらともいえない
7.5%(3名)
どちらかといえば増加しなかった
増加しなかった
Q5 今回のスポーツ科学講座への参加をきっかけに、大学を身近に感じるようになりましたか?
①
②
③
④
⑤
なった
15.0%(6名)
どちらかといえばなった
55.0%(22名)
どちらともいえない
22.5%(9名)
どちらかといえばならなかった
ならなかった
7.5%(3名)
Q6 今回のスポーツ科学講座への参加をきっかけに、勉強することの目的・意義を、自分なりに理解できるようになり
ましたか?
①
②
③
④
より理解できるようになった 50.0%(20名)
参加前後でとくに変わらない 50.0%(20名)
より理解できなくなった
その他(
)
Q7 今後、今回のような大学・研究機関等の研究者による講義や実験実習などがあったら、また参加したいと思いま
すか?
①
②
③
④
⑤
参加したい
45.0%(18名)
どちらかといえば参加したい
32.5%(13名)
どちらともいえない
20.0%(8名)
どちらかといえば参加したくない 2.5%(1名)
参加したくない
Q8 スポーツ科学講座へ参加した感想を、自由に書いてください。
 とても楽しく、分かりやすい授業でした。
 たのしかったです。
 初めはあまりよくわからなかったけれども、やっているうちに内容などおもしろく楽しく自分のためにもなり、とてもよかったです。
 スポーツ科学に興味がわいた。
 正直言うと、シャトルランとかは疲れたけど、心拍数などの今まで興味がなかった身近なものをより知れたし、あまり経験することができないことがで
きて、楽しかった。貴重な体験をやらせてくれて、ありがとうございました。
22
 最初の講義でシャトルランを行った際は、正直、嫌だと思いました。しかし、機械で心臓などを見るのはとても面白かったです。また、この講座を通
して、自分の身体能力がわかってよかったです。これを踏まえて日々のスポーツにいかしたいです。
 自分はこのスポーツ科学講座に参加して、とても良かったと思っています。高校ではあまり聞けない話や、実験があったし、何よりスポーツ科学を
間近で体験できてよかったと思います。
 スポーツ科学講座を受けたことで、前よりもスポーツ科学を知ることができました。身体を実際に動かしての講座だったので、良かったと感じまし
た。
 自分の体に関することで、知らなかったことをたくさん知ることができてよかったです。楽しく測定などすることもできました。他にもいろいろなことを
学習してみたいなと興味もわいたので、経験できてよかったと思います。
 とても楽しく受講することができたし、よりスポーツ科学に興味をもつことができた。
 いろいろなやり方で、筋肉や自分の体のことが分かることができたので、とても楽しかった。
 人は走れば心拍数がどの程度まで上がり、限界がくるのかがわかった。また、筋線維が太くなると筋力も増大するとクラスの結果から出た。とても良
い勉強になり楽しく授業を受ける事ができた。また参加したいと思った。
 とてもわかりやすい説明で、かなり勉強になりました。どの授業も、自分の体力などわかって、体について興味がわくような授業でした。授業自体が
本当に楽しくて、さらに勉強もできて、スポーツ科学講座に参加できてよかったです。
 スポーツ科学のことがよく分かってよかったです。
 今回の講座はとても私達にためになる授業でした。スポーツ科学について色々な事を知れて役立ったと思います。
 とても楽しくて飽きることがなかった。自分の体のことがわかりすごく驚いた。
 大学のスポーツ科学は難しいことを勉強しているなぁと思いました。今回の授業で、スポーツ科学の不思議なことやおもしろいことなど発見すること
ができてよかったです。これから、もっと勉強していきたいと思いました。
 今までにやったことのない体験をしたり、知らない機械などを使っていろいろ計ったりしてみて、とても楽しかったです。スポーツに関わることなども
パソコンを使い、資料で分かりやすくしてくださってとても助かりました。4回しかなかったけれど、その中で知ったことはたくさんあるし、もっといろん
なことを試してみたいと思いました。ふだんはあまり気にすることがなかったような、気付けなかった部分も多々あり、とても楽しかったし貴重な体験
だったと思う。これからも細かいことに気を付けて、さらなる向上を目指していきたいと思う。
 ただ話を聞くだけでは理解しにくい部分もいろいろな器具を使って測定したり、超音波を使って自分の体を知ることができたりして、とてもたのしか
ったです。耳で聞いて覚えるのもとても大切だと思うけれど、やっぱり自分で体験した方が印象に残るので、ラボバスはとてもよかったです。
 とてもわかりやすく、実技などもあってすごく楽しかった。いい勉強になりました。
 筋肉の厚さなど見られて楽しかった。
 楽しかった。筋肉の厚さや最大パワーなど、その他いろいろ知れてよかった。心臓の動きなども見られて楽しかった。またこういう機会があれば参
加してみたいと思った。とてもおもしろかったし、スポーツ科学への興味も持てたのでとても充実していた。
 今回の授業でより専門的な知識を学ぶことができてとても楽しかった。また自分の体力、筋力測定もできてよかった。またこのような機会があれば
いいなと思う。
 最新の実験器具などを使いとてもわかりやすかった。
 戸塚先生はよりわかりやすく、器具などを使ってくれたのでとてもわかりやすかった。またこのようなのがあれば、参加していきたいと思います。
 筋肉の写真を撮れたのはとても良かった。
 実際に実験しながらの授業だったので、分かりやすかったです。今までは、スポーツ科学に関する知識があまりありませんでしたが、今回の授業を
通して、スポ科らしくなれたと思います。心拍数や酸素の授業は、部活動をしている自分にとってとても参考になりました。
 自分の筋肉などを見られたのが一番楽しかった。もっといろんな部分を見たいと思った。
 いろいろな機械を使ったりして自分の体を調べたり、筋力、持久力など、これから生きていくうえで大切なものを学ぶことができてよかった。これから
の部活などでも自分の弱い所を中心にトレーニングをしていきたいと思った。
 スポーツ科学講座ということで、もったかた苦しいものだと思っていたけれどとても楽しかったです。また授業で出した数値などを使って自分の目標
23
を立てることができ、自分のためになることばかりでよかったです。
 筋肉を初めて見て感動した。またラボバスがあったら参加したいと思いました。
 実際に大学の先生に来てもらって、授業をしてもらって、とてもこれからに役立つと思いました。もうこの講義を受けられないことが残念です。これか
らも頑張って下さい。
 スポーツ科学について分かりやすく勉強することができて、実習でいろいろなことを学ぶことができた。頭を使って勉強するのではなく、体を動かし
たりしたので楽しかった。そして、部活でも役に立つ知識を学べたので、これからその知識を部活で使ってより良い結果を残せるようにしたい。
 最初は難しい感じの話で、あまりわからなかったが、どんどんと興味がわいてきた。見たことのない機械を使い、いろいろな実験ができて良い勉強
になったと思う。何人かの大学生がアシスタントとして実験などの手伝いをしていて、それがとてもうらやましく思えたし、自分も大学に改めて興味を
持った。
 今まで、スポーツ科学についてこんなに詳しく、深く学んだことがなかったので、とてもおもしろかったし、自分の進路の参考になりました。これから
自分でもスポーツ科学について少しずつ研究してみたい気になりました。今後の自分の学校生活で、今回学んだことを生かしていきたい。
 早く大学に進学したいという気持ちが高まった。
 弘大のラボバスに、高校では教えてくれない高いレベルのものを教えてもらって、より興味を持つことができた。
 弘前大学に興味が出ました。今後もこのようなものに参加したい。
 スポーツをやっていく上で大切なこと、重要なこと、運動技能の伸ばし方などこまかく知ることができました。この講座を生かして、これからの生活、
部活動、将来どんな職業に就くためにどこの大学へ進めばいいかなどの参考にすることができました。とても楽しく講座を聞くことができました。あ
りがとうございました。
24
4. 理工学部の連携事業
小野 俊郎(理工学研究科)
4.1 概要
理工学部は理学系および工学系の6学科で構成され1学年定員は300名となっている。学部卒
業生の進路は50%が製造業・情報通信業を中心とする企業への就職、35%が大学院進学、15%が
教員・公務員・団体職員である。また、大学院進学者の95%は弘前大学大学院に進学し、修了後
は大半が製造業・情報通信業を中心とする企業に就職している。我が国の産業構造が製造業を
中心に国際的競争力を発揮して、国家の発展と安全安心で豊かな生活維持に貢献していること
から、本学理工学部卒業生は我が国の発展の中枢を担っていると理解できる。
近年、社会構造の変革により、理工系を目指す高校生の比率が低迷し、国立大学工学系学部
長会議などにおいても、入試倍率の低下や理解度不足学生の入学など大きな問題となっている。
弘前大学理工学部では学内行事、学会との連携、自治体との連携により、これまでも小中高の生
徒および教員を対象に理工系啓発活動を企画実施してきた。また、前述の国立大学工学系学部
長会議の活動の一環として、本学理工学部各学科の紹介や理系女子増加に対する啓発などの
活動も行っている。これらの活動を通じて理工系を目指す生徒を増やし、優秀な理工人材を育成
することにより、我が国産業の国際競争力を高めることを期待している。
以上の背景から、理工学部独自、単独で行ってきた活動を学内連携し、教育力向上プロジェクト
(平成20~24年度)として相補的に活動展開することは、その効果を一層高めるものと期待でき
る。理工学研究科では理工学教育の基礎となる数学、物理学、化学、地学の基本と、それらに立
脚した電子情報工学、機械工学などの工学応用に関する基礎について、具体的に小中高生が手
にとって体験できる部品、備品などを整備して、体験型の連携事業を実施した。
4.2 具体的な取組
(1)「楽しい科学・サイエンスへの招待」事業
本事業は弘前大学総合文化祭の理工学部企画事業であり、かつ弘前大学サイエンス・パーク事
業の一環として、例年10月に開催している。小中高生や一般市民を対象に、理科や数学を身近
に感じ、またこの発展型である理工学に興味を持ってもらうことを目的に、各教員研究室の基礎と
なる題材の体験型企画を展開している。理工学部への来訪者は例年800~1000人であり、弘前市
内はもとより、青森県内、岩手県など近県の高校からも大型バスで来学している。使用する材料・
備品の一部を本事業経費にて補充し、企画を充実させ約40テーマの企画を実施した。数や形・パ
ターンを題材とした体験型の数理科学遊園地は立体図形を組み立てて、数学の基礎の応用を理
解する企画を実施した。またレゴロボットではロボットや自動車を組み立て、パソコンでプログラミン
グして自動走行させるなど、小学生から一般市民まで創造性を発揮させる体験を通じて、IT
(Information Technology)技術や自動装置の原理の理解を促進した。
25
(レゴロボットの工作風景)
(さわってみよう数と形)
(2)「理工学部サイエンス・テクノフェア」事業
弘前大学理工学部ではオープンキャンパスや総合文化祭を通して地域の子供や一般市民に教
育・研究内容を紹介し,地域との連携を深めているが、これらはいずれも弘前大学構内での開催
であり、一方で大学構内に入るには敷居が高いとの声も聞く。より地域との連携を深め、また休日
の買い物帰りに気軽に参加できるよう、駅前の大型店舗フロア(ジョッパル4F、弘前駅前市民ホー
ル)において、中学校・高校の生徒および教員、地域の住民の方を対象に、理工学部で行ってい
る研究をより分かり易く紹介し,今まで以上に弘前大学理工学部を身近に感じてもらうことを目的と
して「弘前大学理工学部サイエンス・テクノフェア」を開催した(平成21年8月30日)。開催には青森
県教育委員会、弘前市教育委員会、(社)青森県工業会、東奥日報社、陸奥新報、青森朝日放
送、青森放送、NHK青森放送局、青森テレビ、FMアップルウェーブ、エフエム青森、ひろさき産学
官連携フォーラムなどの後援を受けた。本事業では会場運営経費、実演用の消耗品、備品経費
の一部を支援した。約60テーマの企画を実施し、約150名の参加者であった。竜巻発生の実演装
置や極低温におけるシャボン玉の不思議など、普段の生活では体験できない現象を垣間見て、
科学への興味や関心が高まった。
(極低温の世界)
(地元ミニコミ誌掲載の開催案内)
26
(竜巻発生装置)
(3)「理工学研究科サイエンスフォトビジョン」事業
子供たちの理科離れを食い止めたいという願いから文京町地区に「弘前大学サイエンス・パー
ク」が設置された。理工学部では弘前大学60周年記念会館1Fロビーに、地震や気象情報を球体
スクリーンに映すアースビジョンをはじめ、理工学部各学科の研究内容を平易に紹介するディスプ
レィを常設して、大学に訪れた方々が自由に閲覧できるようになっている。本事業では各学科の
研究を紹介するコンテンツ作成の経費の一部を支援し、小中高生が訪問した際の学部紹介など
に活用している。
(球体スクリーンのアースビジョン)
(学科研究内容の紹介(電子情報工学科))
(4)「化学への招待」事業
身の回りには多くの生活用品や医薬品、建材などがあり、そのすべてに化学製品が関わってい
る。また、生物活動や環境なども化学的事象が基礎となっている。「化学への招待」はこのような化
学をより身近に感じ、かつより深く理解していただくことを目的に講演と体験実験を行っているもの
で、その実施には理工学研究科、教育学部および農学生命科学部の化学系教員、学生・院生が
部局を横断して協力している。対象は高校生を中心としているが、中学生や一般の方の希望も受
け付けており、例年80~100余名の参加がある。最近3年間の実績として、講演3件と体験実験延
べ19テーマ(「果物のにおいを作る・ルミノールを用いた発光反応」、「イクラ作りに挑戦してみよ
う」、「コンピューターで分子を考えてみよう」など)が実施された。参加者へのアンケートでは「化学
に対する興味が増した(もしくは好きになった)。化学に興味が湧いたので、もっと勉強したい。」な
ど大変好意的な回答をいただいており、当初の目的を達成している。なお、本事業経費は体験実
験の消耗品費の一部として充当した。
(体験実験に参加する高校生)
27
4.3 まとめ
小中高生の理科離れは、社会構造の変革にも大きく影響されている。また小学校から12年、大
学において4年(大学院博士前期課程(修士課程)を含めると6年)という長期間を要する教育育成
のシステムが、社会の変革をどのようにとらえて、未来志向の教育をどのように築き上げるかにも依
存する。さらには、教育された人材が社会に出て、どのような社会を構築しようとするのかによって
も、教育システムに期待するものが変化する。教育・人材育成は始点と終点が定まらないメビウス
の輪の中におかれている。
しかし、手をこまねいているわけにはいかない。種々の混沌から抜け出す発展的取組として、本
事業「教育力向上プロジェクト」が位置づけられる。その意義は大学が学外に出て、その活動領域
を拡げ、その価値を社会に向けて実践的に示したことにある。その結果、問われる内容に答える
受け身的活動から、自ら持っているものを積極的に外部に発信する活動へと転換する価値を具体
的に示した。地域の小中高生や地域住民との交流を重ねることで、自らの教育・研究内容につい
てこれまで一般市民に対し、いかに難しい説明をして来たか、理科や数学の学習段階に応じて先
端の研究を平易に説明するのが、いかに難しいか、を再認識できたことも、社会に情報を発信す
る貴重な糸口が見えてきたように思える。また、組織的にはこれまで研究室、学部独自で行ってき
た活動を、トピカルではあるが全学規模に展開したことも大きな成果であった。この活動の中心を
担った本学教育学部には敬意を表する。今後は、理工学のさらなる発展と、ひいては卒業生、修
了生が、我が国の新たなる国際的競争力獲得に貢献し、国家の発展と安全安心で豊かな生活維
持に寄与できるよう、さらに連携を深めていく所存である。
28
IV. プロジェクト一覧
No
プロジェクト名等
担当講座
担当教員
1
理科(物理)実験講座
理科教育講座
山本逸郎
東徹
佐藤松夫
2
いろいろな成分を探りだそう
理科教育講座
長南幸安
3
合成実験をしてみよう
理科教育講座
長南幸安
4
物質の性質を調べてみよう
理科教育講座
長南幸安
5
バイオエタノールを作ってみよう
理科教育講座
長南幸安
6
科学の面白さを知ろう
理科教育講座
長南幸安
7
生物を観察してみよう
理科教育講座
大髙明史
佐藤崇之
岩井草介
8
電子顕微鏡で探るミクロの世界
理科教育講座
植田勇人
9
楽器今昔物語
音楽教育講座
和田美亀
雄
浅野清
10
レーザー加工及び樹脂造型装置を用いた3DCG教育の可能
美術教育講座
性
石川善朗
11
芸術表現と音の科学に関する教育力向上プログラム ~グラ
スハープの~演奏と音に関する実験学習~
美術教育講座
冨田晃
12
音の実験と音具づくりに関する教育力向上プログラム~音の
実験と「ささやきの壁」の制作~
美術教育講座
冨田晃
13 自然石で彩色彫刻をつくろう
美術教育講座
塚本悦雄
14 スポーツ科学の基礎 「体を探り、測る」
保健体育講座
戸塚学
15 サッカーのキックの分析を通してフォームの善し悪しを考える
保健体育講座
麓信義
16 模擬裁判員裁判体験による法教育入門
社会科教育講
座
宮崎秀一
17 児童福祉施設入所児童学習支援活動
社会科教育講
座
宮崎秀一
18
ネット・ケータイと情報モラル・サイトの探索と構築
(略称-「ネットリスク教育」)
技術教育講座
大谷良光
19
コンピュータ制御機器・生産システムの学習
(略称-「コンピュータ制御学習」)
技術教育講座
大谷良光
20
鉄を利用したナイフづくりにより刃物の利便と安全の学習(略
称-「ナイフづくり」)
技術教育講座
大谷良光
21
ねぶた・ねぷた制作を通した伝統文化の学習(略称-「ねふた
技術教育講座
制作」)
大谷良光
22 木材を科学し人間の知恵を学び森林と人間の関わりを学ぶ
技術教育講座
荒井一成
23 中学生のための被服学実験(1) いろいろな布の吸水性
家政教育講座
安川あけ
み
29
家政教育講座
安川あけ
み
中学生のための被服学実験(3) 目の錯覚による衣服のデザイ
家政教育講座
ン効果
安川あけ
み
26 タイムエイド製作教室
教育実践総合
センター
小山智史
27 TV会議システムを用いた遠隔支援
教育実践総合
センター
小山智史
附属中学校
理科教育講座
相馬恵子
長南幸安
29 EDXで色々な元素を探ろう
理科教育講座
植田勇人
30 岩石や鉱物を顕微鏡で観察しよう
理科教育講座
植田勇人
31 伝統工芸と最新技術を学ぶ
美術教育講座
石川善朗
32 最新の工業デザインを試作品作成の過程から学ぶ
美術教育講座
石川善朗
美術教育講座
石川善朗
技術教育講座
櫻田安志
技術教育講座
櫻田安志
技術教育講座
櫻田安志
37 電子オルゴールの製作支援
教育実践総合
センター
小山智史
38 青森県立八戸西高等学校との連携事業
理科教育講座
長南幸安
39 聖ウルスラ学院高等学校との連携事業
理科教育講座
長南幸安
40 むつ市教育委員会との連携事業
理科教育講座
長南幸安
41 青森県総合学校教育センターとの事業
理科教育講座
長南幸安
42 弘前市立公民館との連携事業
理科教育講座
長南幸安
43 青森県立図書館との事業
理科教育講座
長南幸安
44 地域づくり連携事業
理科教育講座
長南幸安
45 その他
24 中学生のための被服学実験(2) 洗剤液のぬらしやすさ
25
28
33
附属中学校公開研究会におけるインターネットを使った授業
配信
小学校における簡単なCG作成法と最新造型方法の授業実
践
34 いろいろな光で物を見みよう
-光・画像計測入門ー
35 思い出の写真を照らすLEDランタン作り
36
プログラム学習用ロボット(マイコンカー)を使った計測制御の
学習
30
V. 各プロジェクトの実施状況
No.1 理科(物理)実験講座
プロジェクト名等 理科(物理)実験講座
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
物理実験をメインにした理科実験講座。主に高校物理の教科書の内容に関連
するものであるが,中学校、小学校でも対応可能。具体的には,例えば光の二
重性(波動性と粒子性),レーザーとフォトンカウンターを使って光の粒子性を
確かめる実験、万有引力実験器を使った実験等を計画している。
使用機材
空冷式アルゴンレーザー
空冷式グリーンレーザー
フォトンカウンター 等
担当講座
理科教育講座
担当教員
山本逸郎
東徹
佐藤松夫
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
東徹
11/19
黒石市立中郷中学校
170
東徹他
11/5
青森県立八戸西高等学校
90
31
実施会場
人数
No.2 いろいろな成分を探りだそう
プロジェクト名等 いろいろな成分を探りだそう
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
普通の小中高等学校にはない測定装置を用いて、身近にあるものの成分調
べる実験を行う。具体的には以下のようなものを計画している。
(1)河川水の成分測定
(2)食品中の成分測定
(3)大気中の成分測定
使用機材
液体分析装置
気体分析装置
紫外線分析装置 等
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
7/9
青森県立八戸西高等学校
90
1/21
青森県立尾上総合高等学校(会場は弘前大
学)
5
7/26
八戸市理科部会
25
写真は順に食品中のビタミンCの測定、河川水中の硬度測定の様子
32
人数
No.3 合成実験をしてみよう
プロジェクト名等 合成実験をしてみよう
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
普通の小中高等学校にはない合成装置を用いて、機能性材料や薬など我々
の生活に役立っているものの合成実験を行います。具体的には以下のようなも
のを計画している。
(1)アスピリンなどの薬を作ってみよう
(2)染料・色素を作ってみよう
(3)機能性材料を作ってみよう
(4)アモルファスを作ってみよう
(5)超伝導物質などの無機材料を作ってみよう
使用機材
電気炉装置
可視光紫外線分析装置
卓上実験用フード
赤外線測定装置
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
10/26
黒石市立六郷中学校
44
10/29
五所川原市立五所川原第二中学校
40
12/10
弘前市立第三中学校
30
12/2
12/9
中泊町立小泊中学校
40
11/15
黒石市立六郷中学校
74
5/28
青森県立図書館
30
10/19
青森県立五所川原高等学校
40
11/23
青森県立尾上高等学校(会場は弘前大
学)
3
12/18
弘前市立津軽中学校
23
写真は順に色素増感太陽電池合成、ガラス合成、ナイロン合成の様子
33
人数
No.4 物質の性質を調べてみよう
プロジェクト名等 物質の性質を調べてみよう
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
普通の小中高等学校にはない測定装置を用いて、機能性材料や薬など我々
の生活に役立っている物質の性質を測定する。具体的には以下のようなもの
を計画している。
(1)赤外線を測ってみよう
(2)光を測ってみよう
(3)気体の性質を測ってみよう
(4)液体の性質を測ってみよう
使用機材
気体分析装置
液体分析装置
可視光紫外線分析装置
赤外線測定装置 等
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
11/15
青森県立尾上高等学校
10
11/25
黒石市立黒石中学校
156
8/30
弘前市立福村小学校
18
11/24
十和田市立十和田湖中学校
13
2/1
五所川原市立金木南中学校
38
9/10
五所川原市立五所川原第三中学校
36
1/28
1/29
弘前市立第三中学校
200
11/29
黒石市立六郷中学校
160
写真は順に水溶液の性質、放射線の観察、極低温の観察実験
34
実施会場
人数
No.5 バイオエタノールを作ってみよう
プロジェクト名等 バイオエタノールを作ってみよう
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
スイートソルガムという砂糖を多く含む植物を「種まき」から育てて、収穫してみ
る。収穫した植物をアルコール発酵させて、「バイオエタノール」を作り出す。作
り出したバイオエタノールで、モデルを動かしてみる。
使用機材
プランター・バイオエタノール車等
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
12/20
黒石市立東英小学校
45
12/20
弘前市立草薙小学校
6
6/12
8/10
10/23
千年公民館
20
10/5
12/5
12/8
青森県立五所川原高等学校
6
スイートソルガムの種蒔き、生長観察、水やり、収穫、搾汁作業、味覚の確認、エネルギーへの変換実験、発酵作業
35
No.6 科学の面白さを知ろう
プロジェクト名等 科学の面白さを知ろう
実施対象
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
8/21
8/22
弘前市河西体育センター
-
11/19
11/26
五所川原市立五所川原第四中学校
55
6/18
弘前大学白神自然観察園
20
7/30
モヤヒルズ オートキャンプ場
70
赤嶺真由美
1/26
青森県立尾上総合高等学校(会場は弘前大
学)
5
長南幸安
1/7
1/8
五所川原市立五所川原第三中学校
18
岩井草介
長南幸安
実施会場
36
人数
No.7 生物を観察してみよう
プロジェクト名等 生物を観察してみよう
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
普通の小中高等学校に置いてある光学顕微鏡では見られない世界を見ること
ができる。学校に置いてある光学顕微鏡は、透過型なので生物の構造をはっ
きりと見るためには染色という操作を施す必要がある。染色の操作を施すこと
で、生物を加工した形で観察することになり、正確とはいえない。この微分干渉
顕微鏡は、通常染色が必要な生物組織でも、染色せずにそのまま観察するこ
とが出来るため、生物本来の細胞や組織を観察することが可能である。
使用機材
微分干渉顕微鏡 等
担当講座
理科教育講座
担当教員
大髙明史
佐藤崇之
岩井草介
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
岩井草介
6/29
聖ウルスラ学院高等学校
90
長南幸安
9/7
聖ウルスラ学院高等学校
150
37
実施会場
人数
No.8 電子顕微鏡で探るミクロの世界
プロジェクト名等 電子顕微鏡で探るミクロの世界
実施対象
概要
小・中・高等学校・理科教員研修等
植物や昆虫,岩石,電子部品などを走査型電子顕微鏡(SEM)で最大10000倍
まで拡大して観察する。工業,バイオなど様々な分野で使用されるSEMに触れ
るとともに,通常の顕微鏡では見えない自然の精巧なつくりや,精密な電子工
学技術の成果を観察できる。花粉や気孔,昆虫,泥岩中の微化石,集積回路
などから題材を選んで観察し,生徒の持ち込み試料を観察することも可能(要
事前打合せ)。
使用機材
走査型電子顕微鏡(SEM) 等
担当講座
理科教育講座
担当教員
植田勇人
(実施状況)
実施教員
長南幸安
植田勇人
H21
H22
H23
H24
6/24
弘前大学教育学部附属中学校
30
3/10
弘前市立第三中学校
40
3/18
東北町立東北東中学校
36
9/28
黒石市立中郷中学校
170
12/1
東北町町立東北東中学校
18
12/2
東北町町立東北東中学校
31
12/11
深浦町立大戸瀬中学校
22
3/?
深浦町立大戸瀬中学校
55
38
実施会場
人数
No.9 楽器今昔物語
プロジェクト名等 楽器今昔物語
実施対象
概要
小学校
学校の体育館等での音楽教室(楽器紹介や演奏を含む)を開催し、①学生に
よる古・現代の楽器を使用した管楽器アンサンブルや比較演奏、②教員による
声楽とピアノのデュオ演奏及びデジタル楽器の伴奏による大合唱、教員と学
生による生徒達に身近なトイピアノやリコーダーを使った作品発表を行う。
使用機材
ルネッサンス・サックバット 電子ピアノ 等
担当講座
音楽教育講座
担当教員
和田美亀雄
浅野清
(実施状況)
実施教員
浅野清
和田美亀雄
和田美亀雄
和田美亀雄
浅野清
和田美亀雄
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
6/4
弘前市立西小学校
弘前市立城西小学校
138
10/30
中泊町立小泊中学校
117
11/25
大鰐町立長峰小学校
111
11/27
弘前市立裾野中学校
62
12/16
六ヶ所村立尾駮小学校
29
12/10
弘前大学教育学部附属中学
校
47
12/9
平川市立金田小学校
257
12/13
青森県立弘前第一養護学校
53
10/2
弘前大学教育学部附属幼稚
園
園児・保護者
80
11/29
弘前大学教育学部附属中学
校
400
12/4
平川市立金田小学校
297
12/14
青森県立弘前第一養護学校
60
現在まで県内の各小・中学校において、児童・生徒が日頃触れることができない貴重な楽器を、直接「見て・聴い
て・触れる」ことができる授業を展開している。写真は、トロンボーンの前身である「サックバット」を紹介しながら、楽器
の生音を聴いたり、楽器構造や性能の進化を実物をもとに学習している様子である。
39
No.10 レーザー加工及び樹脂造型装置を用いた3DCG教育の可能性
プロジェクト名等 レーザー加工及び樹脂造型装置を用いた3DCG教育の可能性
実施対象
概要
中学校教員
CG画面内に形成された図、絵、表等が木材、樹脂等に彫刻されていき新たな
表現方法を生み出す課程や、CG画面内に形成された3DCG造形物が樹脂を
用いて立体表現されていく様子を研修し、新たな授業実践に結びつけていく
研修を行う。
使用機材
レーザー彫刻機1式及び樹脂造型装置1式
担当講座
美術教育講座
担当教員
石川善朗
(実施状況)
実施教員
石川善朗
H21
H22
H23
H24
9/30
40
実施会場
青森県立青森高等学校
人数
27
No.11 芸術表現と音の科学に関する教育力向上プログラム ~グラスハープの~演奏
と音に関する実験学習~
プロジェクト名等
実施対象
概要
芸術表現と音の科学に関する教育力向上プログラム ~グラスハープの~演
奏と音に関する実験学習~
小・中学校
グラスハープ(ワイングラスを濡れた指で擦ることによって音を出す楽器)をもち
い、音に関する体験的な科学実験と演奏会をおこなう。
使用機材
グラスハープ一式
担当講座
美術教育講座
担当教員
冨田晃
(実施状況)
実施教員
冨田晃
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
9/18
弘前市立千年小学校
69
12/9
大鰐町立長峰小学校
111
9/25
青森県総合社会教育センター
9/27
大鰐町立長峰小学校
111
8/25
宮古市立津軽石小学校
218
8/26
宮古市立崎山小学校
185
10/23
野田村総合センター
50
11/5
11/6
新郷村都市農村交流センター 美郷館
-
3/10
野田村総合センター
50
8/11
8/12
盛岡市子ども科学館
50
9/14
宮古市立藤原小学校
100
9/22
9/23
八戸市児童科学館
50
11/23
11/24
盛岡市子ども科学館
50
12/16
仙台市天文台
100
12/23
12/24
八戸市児童科学館
100
-
グラスハープとは、ワイングラスを濡れた指で擦って音を出す楽器です。このプログラムは、音響に関する実験コー
ナー、実際にさわって音を出す体験コーナー、協力学生による演奏会などを盛り込んだ、複合的なワークショップ
で、小学校や社会教育施設などにおいて実施しました。
41
42
No.12 音の実験と音具づくりに関する教育力向上プログラム~音の実験と「ささやきの
壁」の制作~
プロジェクト名等
実施対象
概要
音の実験と音具づくりに関する教育力向上プログラム~音の実験と「ささやき
の壁」の制作~
小・中学校・各種社会教育施設
「ささやきの壁」とは無数の陶片をすだれ状につるした環境音具です。「風鈴」
「ししおどし」「サヌカイト」などを通じて環境音具について学ぶとともに「ささやき
の壁」を実際に制作します。
使用機材
担当講座
美術教育講座
担当教員
冨田晃
(実施状況)
実施教員
冨田晃
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
5/27
野田村総合センター
15
7/8
野田村総合センター
15
9/1
三内丸山遺跡
100
「ささやきの壁」とは、無数の陶片をすだれ状にたらし風鈴のように音を愛で自然を感じる環境音具です。このプログ
ラムは、グラスハープのプログラムとともに各地の小学校において実施したほか、被災地の住民支援や、一般市民
対象の社会教育の一環としておこないました。参加者は、粘土造形や取り付けをおこない、一人一つの持ち帰りタイ
プのものや、共同制作の大型のものをつくりました。また協力学生は、教育の実践現場での貴重な体験を積み、教
育者をしての資質を向上させました。
43
No.13 自然石で彩色彫刻をつくろう
プロジェクト名等 自然石で彩色彫刻をつくろう
実施対象
中・高等学校・一般
概要
津軽地方には彩色された地蔵(通称化粧地蔵)が多く存在します。その素朴
でユーモラス、時にはどことなく恐しい表情をもつこれらの造形物はこの地方
独特なもので非常に興味深い伝統的な文化財といえるでしょう。また、建築材
や神社仏閣の灯籠など、様々な場所で石の造形を目にしています。 このよう
に、石は、美術作品における造形素材として、特別なものではなく、私たちが
感じている以上に身近なものなのです。この授業では、自然石を使った作品の
制作を通し、加工技術や造形素材としての石の魅力を学んで行きます。
使用機材
てこ、ハンマードリル、ドリルビット、セリ矢、コヤスケ、石ノミ、ハンマー、グライン
ダー、石材用カッター、砥石 等
担当講座
美術教育講座
担当教員
塚本悦雄
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
実施会場
6/9
6/10
板柳町立板柳中学校
40
8/6
8/7
弘前市立第三中学校
19
塚本悦雄
人数
このプロジェクトは2日間、朝9時から午後4時まで実施された。 初日は、まず、美術室にて様々な地域、時代の石
の彫刻をスライドで鑑賞した(写真1枚目)。その後、屋外(中庭にある渡り廊下付近)に移動し、石を動かす、割る、粗
彫りといった作業を数名が実際に体験(写真2-3枚目)し、他の生徒はその行程を見学した。 午後より、その時に割
った石を用いて制作する生徒8名と、予め用意した玉石を使用する生徒に分かれて制作に入り、板柳中学校の美術
の先生、プロジェクト担当教員、2名の学生の計4名で個別の指導に当たった(写真4-6枚目)。 制作のテーマは自
由としたが、割った石は立体的な造形を意識するよう指導し、動物等の具象彫刻や抽象彫刻がつくられた。玉石に
関しては、素材から思い浮かんだものの形を、その石の形を少し変形させることでつくりだす生徒や、石の形はその
ままで、表面に絵や模様を浮き彫り(写真7枚目)にする生徒がいた。 2日目は制作の続きであったが、玉石を彫り終
わった生徒は美術室へ移動し、アクリル絵の具で着色し(写真8枚目)作品を完成させた。1日目に割った石を用いた
制作に関しては、完成できなかった生徒が数名残ったが、後日、制作を継続して完成させることにした。 午後3時よ
り片付けをした後、美術室にてお互いの作品を鑑賞し、今回の経験に対する感想を述べ合った。
44
45
No.14 スポーツ科学の基礎 「体を探り、測る」
プロジェクト名等 スポーツ科学の基礎 「体を探り、測る」
実施対象
概要
高等学校
スポーツ科学を専攻する高校生を対象に、最新鋭の実験機器を持ち込み、身
体組成、呼吸循環機能、筋神経系機能に関するスポーツ科学の授業を実施
する。1回の授業は「講義」「実験」「演習」の形式から成り立ち、それぞれの実
験項目についてスポーツ生理学的基礎を学習した後に実験に取り組む。基本
的に実験は対象となる40名全員が測定者・非測定者になるような内容を準備
しており、自身のデータについて実験後分析をする。実験後の演習では、ワー
クーシートを完成することにより実験データの評価の方法や分析の方法、評
価・分析結果の解釈等が可能
使用機材
超音波画像診断装置
有酸素性作業能力測定装置 (コンビエアロバイク75XLⅡ)
無酸素性作業能力測定装置(コンビPowerMaxVⅢ)
等尺性筋力測定装置
携帯型心拍計
テレメトリー方式筋電図測定装置 等
担当講座
保健体育講座
担当教員
戸塚学
(実施状況)
実施教員
戸塚学
H21
H22
H23
H24
6/11
6/18
6/26
7/9
10/13
10/20
10/27
11/4
青森県立八戸西高等学校
10/14
弘前市立堀越小学校
6/17
6/24
7/7
7/8
青森県立八戸西高等学校
39
10/15
10/25
11/1
11/2
青森県立八戸西高等学校
40
6/23
6/24
7/7
7/8
青森県立八戸西高等学校
39
10/31
11/7
11/8
青森県立八戸西高等学校
40
6/7
青森県立八戸西高等学校
40
6/8
青森県立八戸西高等学校
40
6/15
青森県立八戸西高等学校
40
6/18
青森県立八戸西高等学校
40
46
実施会場
人数
40
10/23
青森県立八戸西高等学校
40
10/30
青森県立八戸西高等学校
40
11/6
青森県立八戸西高等学校
40
47
No.15 サッカーのキックの分析を通してフォームの善し悪しを考える
プロジェクト名等 サッカーのキックの分析を通してフォームの善し悪しを考える
実施対象
概要
中・高等学校・教員等
基本的なインサイドキックとインステップキックについて、実際に蹴った時のフ
ォームをビデオ撮影し、動作分析ソフトや分解提示機能のあるソフトで、フォー
ム分析行う。
それによって、児童生徒に、学習の要点を理解させる。教員にあっては、フォ
ームの善し悪しを見分ける時に、どこが重要な部分なのかを理解してもらう。
使用機材
ペンデル
高速度カメラ 等
担当講座
保健体育講座
担当教員
麓信義
(実施状況)
実施教員
麓信義
H21
H22
H23
H24
4/29
48
実施会場
青森県立百石高等学校
人数
-
No.16 模擬裁判員裁判体験による法教育入門
プロジェクト名等 模擬裁判員裁判体験による法教育入門
実施対象
中学校、高等学校、市民講座受講者(一般市民)
概要
平成21年5月に施行された裁判員裁判制度を踏まえ、生徒自身が刑事裁判の
当事者を演じるロールプレイの手法を用いて法の適用の実際を体験的に理解
する授業を展開する。
使用機材
模擬裁判関連物品(役割表示プレート、模造紙(犯行現場見取り図、事件当事
者相関図など)、証拠品、裁判官法服、刑務官制服など)、ビデオカメラ、三脚、
配布資料(シナリオ、ワークシート、裁判員裁判パンフレットなど)
担当講座
社会科教育講座
担当教員
宮崎秀一
(実施状況)
実施教員
宮崎秀一
H21
H22
H23
H24
2/19
平内町立小湊中学校
32
3/4
青森市立荒川中学校
40
3/9
青森県立青森西高等学校
50
3/16
今別町立今別中学校
16
6/22
青森県立岩木高等学校
37
9/6
青森県立八戸水産高等学校
34
9/6
おいらせ町立百石中学校
36
9/7
六ヶ所村立泊中学校
55
9/7
青森県立むつ工業高等学校
29
3/1
野辺地町中央公民館
61
3/2
八戸市根岸公民館
30
3/9
青森県立青森西高等学校
60
8/31
秋田大学教育文化学部
20
12/16
岩手大学人文社会科学部
12
2/14
青森県立青森西高等学校
60
3/9
青森県立三本木高等学校附属中学
校
78
3/24
ねぶたの家 ワ・ラッセ
100
2/13-17
青森家庭少年問題研究会
(会場:青森地方裁判所、弘前大学)
20
6/5
青森地方裁判所
15
9/24
大間町立奥戸中学校
45
9/25
9/26
おいらせ町立百石中学校
99
12/11
岩手大学人文社会科学部
12
49
実施会場
人数
50
No.17 児童福祉施設入所児童学習支援活動
プロジェクト名等 児童福祉施設入所児童学習支援活動
実施対象
概要
児童自立支援施設等
児童自立支援施設に入所する児童(生徒を含む)への学習支援を行うことで、
児童の学習意欲や学力の向上を図り、また学生自身が、学習や生活上困難を
抱える児童への指導助言の方法を身につける。原則として土曜午前中(9時~
12時)、マンツーマンで2コマ苦手教科を中心に指導するが、施設職員による
と、休憩時間の談話交流の意義も大きい。一部、教科指導のほか、スポーツ交
流、学芸会等行事への参加と合わせて行われる日もある。実施施設は、数年
来継続している①青森県児童自立支援施設「子ども自立センターみらい」と、
平成24年度から開始した②短期情緒障害児童療養施設「おおぞら学園」。
使用機材
図書(参考書、問題集など)、スポーツ用品(野球用グラブ・バット、卓球ラケット
など)
担当講座
社会科教育講座
担当教員
宮崎秀一
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
5/22
5/29
10/30
11/6
12/4
12/11
12/18
1/8
1/22
2/12
3/7
青森市子ども自立センターみらい
8/3
青森少年院,青森刑務所
-
2/27
アウガ(青森市)
-
4/16
5/7
5/15
6/4
6/11
7/2
7/9
10/1
10/9
10/29
11/5
11/13
11/19
11/26
12/3
12/10
12/17
1/21
1/28
2/4
2/11
2/18
3/3
青森市子ども自立センターみらい
51
実施会場
人数
約10
約10
6/4
青森少年鑑別所
-
8/3
①青森少年院 ②青森少年鑑別
所
-
青森市子ども自立センターみらい
10~15
4/29
5/12
5/19
6/2
6/9
6/16
6/30
7/7
7/14
9/30
10/6
10/13
11/3
11/10
11/17
11/24
12/1
12/8
12/15
4/21
6/9
青森保護観察所
20
6/30
7/7
7/14
10/6
10/13
11/3
11/10
11/17
11/24
12/1
12/8
青森おおぞら学園
30
宮崎秀一
52
No.18 ネット・ケータイと情報モラル・サイトの探索と構築
(略称-「ネットリスク教育」)
プロジェクト名等
実施対象
ネット・ケータイと情報モラル・サイトの探索と構築
(略称-「ネットリスク教育」)
小・中・高等学校・教員研修・PTA等
概要
パソコン、携帯電話、CCDカメラ等を活用し、教室に「インターネット空間」を構
築し、ネット媒体である「掲示板」「プロフ」「SNS」「出会い系サイト」等を、疑似
体験を通して学び、その利便性と共に危険性を身をもって体験する。
使用機材
ソフト「情報8」(体験型)、ネットワークサーバー用パソコン1台、端末パソコン20
台、無線ランシステム、拡大用液晶ディスプレー、携帯電話 等
担当講座
技術教育講座
担当教員
大谷良光
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
6/23
6/24
十和田市三八地区高等学校生活指導
部会
教員 40
6/29
弘前大学教育学部附属小学校
児童 120
8/20
青森中央学院大学
教員 150
10/22
弘前市総合学習センター
教員 30
10/29
上北地区青少年健全育成会議学習会
地域 350
11/7
黒石市 スポカルイン黒石
地域 30
11/17
十和田市立十和田中学校
生徒 200
12/5
ジョイワーク三戸
地域 150
12/8
十和田市立切田中学校
生徒 70
2/6
むつ市はねやホテル
PTA 60
2/19
弘前市総合教育センター
PTA 100
2/19
つがる市立車力中学校
生徒 170
3/5
弘前市立西目屋中学校
生徒 85
6/22
三八高等学校生徒指導部会
教員 40
6/29
弘前大学教育学部附属中学校
PTA 50
7/1
むつ市立田名部中学校
生徒・教員
270
7/20
弘前市立北辰中学校
生徒・PTA
250
7/22
青森県高等学校PTA連合会中南地区
協議会
(会場:弘前パークホテル)
生徒・PTA
180
7/27
青森県立弘前工業高等学校
教員 20
8/2
黒石市立東小学校
教員 25
8/20
青森中央学院大学
教員 150
8/31
つがる市立車力中学校
PTA 30
9/1
青森県立青森西高等学校
教員 40
9/29
青森県立八戸商業高等学校
教員 45
53
9/30
青森県立青森西高等学校
10/1
むつ市立大平中学校
PTA 20
11/5
全国高等学校PTA連合会
(会場:東奥義塾高等学校)
PTA 400
11/12
むつ市立大平中学校
生徒 100
11/16
おいらせ町立木ノ下中学校
生徒 107
11/18
十和田市東公民館
教員 33
12/2
むつ市立大平中学校
PTA 50
12/9
弘前大学教育学部附属中学校
生徒・PTA
400
12/17
十和田市立十和田中学校
生徒・PTA
250
12/20
三沢市立三沢第二中学校
生徒・PTA
400
1/12
十和田市立北園小学校
教員 40
1/14
つがる市立車力中学校
生徒 149
2/21
藤崎町立明徳中学校
生徒 60
2/23
青森県立弘前南高等学校大鰐校舎
生徒 66
3/15
弘前大学教育学部附属中学校
4/14
弘前市立総合学習センター
教員 20
4/25
弘前市立津軽中学校
生徒 179
7/4
十和田市十和田東公民館
教員 36
7/11
弘前市立第三中学校
生徒 212
7/15
十和田市立十和田中学校
生徒・PTA
230
7/19
弘前市立石川中学校
生徒・PTA
119
8/19-20
青森中央学院大学
教員 180
9/1
ふるさと交流圏民センター
オルテンシア(五所川原市)
生徒・PTA
400
9/9
八戸市立白山台中学校
生徒 136
10/14
タプコピアンプラザ(田子町)
PTA 80
10/19
東北町民文化センター
地域 45
10/24
青森県立むつ工業高等学校
生徒 220
11/9
青森県立青森西高等学校
生徒 240
11/14
今別町立今別中学校
生徒・PTA
61
11/24
弘前大学教育学部附属小学校
生徒 120
12/2
弘前大学教育学部附属中学校
生徒 386
12/8
青森県立三本木農業高校
12/9
弘前大学教育学部附属中学校
生徒 194
12/20
十和田市立十和田中学校
生徒 150
12/28
北海道教育大学附属特別支援学校
教員 30
1/17
つがる市立車力中学校
生徒 183
54
生徒 250
生徒・PTA
197
PTA 80
1/26
大鰐町立大鰐中学校
生徒 120
2/18
青森県総合社会教育センター
地域 130
2/21
黒石市立中郷中学校
生徒 152
2/24
十和田市立東中学校
生徒 122
4/12
弘前市生徒指導担当者会(弘前市総
合学習センター)
教員 60
4/26
青森県立青森聾学校
5/30
つがる市危機管理研修会(つがる市生
涯学習交流センター)
教員 20
5/31
弘前市立第三中学校
生徒 230
7/6
六ヶ所村立泊中学校
生徒・PTA
120
7/7
青森市立沖館中学校
生徒・PTA
750
8/16
免許状更新講習(青森中央学院大学)
教員 170
8/17
免許状更新講習(青森中央学院大学)
教員 20
8/18
免許状更新講習(青森中央学院大学)
教員 70
10/3
青森県立六戸高等学校
生徒・教員
300
10/9
東北町コミュニティーセンター
教育関係者
55
10/31
五所川原市中央公民館
教育関係者
40
11/14
つがる市稲垣中学校
11/20
五所川原市中央公民館
11/21
弘前大学教育学部附属小学校
6年生 105
11/29
三沢市立第5中学校
生徒・PTA
240
12/6
弘前大学教育学部附属中学校
1年生 200
12/7
弘前大学教育学部附属中学校
2年生 200
12/7
弘前大学教育学部附属中学校
3年生 200
12/18
十和田市立十和田中学校
生徒・PTA
160
2/20
十和田市立十和田中学校
生徒・PTA
170
2/22
大鰐町立大鰐中学校
生徒 150
教員・生徒
30
教員 40
教育関係者
25
(1)生徒対象(出前授業) 体育館や大教室で児童・生徒がテーブルを囲んでグループごとに着席。テーブルに1台
のパソコンとディスプレイを設置し、それらを無線LANで結び、掲示板や占いサイトなどをリアルに体験しながらネッ
トのリスクについて学ぶ。授業者はパト隊学生で、事前に模擬授業を繰り返して出前授業に望む。これは、教員養成
も兼ねた取り組みである。
(2)教員・保護者・地域(講演) パワーポイントを使い、また部分的な体験を取り入れながら、ネットりのリスクについて
学ぶ。
*日本教師教育学会で発表(2010年度)
*出前授業、講演の様子は、県内テレビ、新聞で多数報道。
55
56
No.19 コンピュータ制御機器・生産システムの学習
(略称-「コンピュータ制御学習」)
プロジェクト名等
実施対象
概要
コンピュータ制御機器・生産システムの学習
(略称-「コンピュータ制御学習」)
小・中・高等学校・教員研修・PTA等
改訂中学校学習指導要領技術・家庭科で「制御学習」が必修となった。大谷
の研究プロジェクトチームが開発した「自動簡易言語オートマ君」と関係機器に
より、教師も子どもも楽しくわかる制御学習が展開できる。
使用機材
制御用ノートパソコン
ネットワークプログラム開発学習のためのランシステム
制御用入出力ボード
制御対象機器 等
担当講座
技術教育講座
担当教員
大谷良光
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
8/18
弘前大学
教員 20
8/17
弘前大学
教員 20
11/16
11/17
11/24
11/26
12/6
12/7
12/9
12/10
12/14
12/15
12/17
弘前大学教育学部附属
中学校
生徒 200
8/18
弘前大学
教員 20
2011/12-2012/1
弘前大学教育学部附属
中学校
生徒 200
2012/102012/12
弘前大学教育学部附属
中学校
生徒 200
大谷良光
実施会場
制御学習システムと簡易制御言語「オートマ君」を使用し、制御について学習する。
57
人数
No.20 鉄を利用したナイフづくりにより刃物の利便と安全の学習(略称-「ナイフづく
り」)
プロジェクト名等
実施対象
概要
鉄を利用したナイフづくりにより刃物の利便と安全の学習(略称-「ナイフづく
り」)
小・中・高等学校・教員研修・PTA等
児童・生徒は、製鉄の北限であった青森で炭素鋼を素材としてナイフをつくり、
刃物の利便性と安全性を体験を通して学ぶ事ができる。
使用機材
金属顕微鏡、金属硬度計等、説明用機器
担当講座
技術教育講座
担当教員
大谷良光
、積層材、炭、コークス材料 等
(実施状況)
実施教員
大谷良光
H21
H22
H23
H24
実施会場
11/14
1/30
つがる市立森田中学校
生徒 18
11/21
弘前市立第一中学校
生徒 40
1/29
三沢市立第五中学校
19
2010/52010/7
弘前大学教育学部附属中学
校
生徒 20
5/24
5/31
6/7
6/21
6/28
弘前大学教育学部附属中学
校
生徒 20
11/18
五所川原市立五所川原第一
中学校
教員 20
12/27
湯の川温泉ホテル万惣
教員 30
5/22-6/26
弘前大学教育学部附属中学
校
生徒 20
1/12
弘前大学
炭素鋼積層材を使用し、ナイフを製作。鍛造、焼き入れという鍛冶や仕事の体験(写真)。
*東奥日報で報道
58
人数
教員・学生
10
No.21 ねぶた・ねぷた制作を通した伝統文化の学習(略称-「ねふた制作」)
プロジェクト名等 ねぶた・ねぷた制作を通した伝統文化の学習(略称-「ねふた制作」)
実施対象
概要
小・中学校・教員研修・PTA等
本学在学のねふた弟子等の指導・支援により実施し、実施校教員や地域ねふ
た運行団体、保護者の協力もいただき完成させる。基本カリキュラム(組み、紙
貼り、絵付けまでの全行程)は用意している。完成後は、実施校の行事に合わ
せて、校内祭や、地域祭に利用してもらう。
使用機材
ねふた制作用材料・工具 一式
担当講座
技術教育講座
担当教員
大谷良光
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
6/3
6/10
6/17
弘前市立北小学校
12/28
北海道教育大学附属特別支援学校
3/9
大谷良光
実施会場
弘前大学
プロジェクトが開発した「だるまねぷた」を骨組みから絵付けまでの全工程を体験。
*新聞3社とテレビで報道
59
人数
69
約30
12
No.22 木材を科学し人間の知恵を学び森林と人間の関わりを学ぶ
プロジェクト名等 木材を科学し人間の知恵を学び森林と人間の関わりを学ぶ
実施対象
小・中学校
概要
白神山地を有する青森の子どもたちに、青森県産木材である「ヒバ」「ブナ」「リ
ンゴ」の性質を活かした「暮らしの道具づくり」をとおして、(1)木材を科学し、(2)
人間の知恵を学び、(3)森林と人間の関わり、を学ぶ。地区の教員にも参加し
てもらい、環境学習とものづくり研修の場としたい。
使用機材
木材、スライド丸鋸盤、充電式ドライバドリル、万力、クランプ、木工セット、塗料
等
担当講座
技術教育講座
担当教員
荒井一成
(実施状況)
実施教員
荒井一成
H21
H22
H23
H24
9/3
津軽峠・アクアビレッジ暗門
20
10/30
津軽峠・アクアビレッジ暗門
28
60
実施会場
人数
No.23 中学生のための被服学実験(1) いろいろな布の吸水性
プロジェクト名等 中学生のための被服学実験(1) いろいろな布の吸水性
実施対象
概要
中学校
バイレック(吸い上げ)法によりいろいろな布の吸水速度を測定する。綿布とポリ
エステル布を比較することで遷移による性質の違いを調べたり、綿布にインク
汚れや泥汚れをつけた場合の変化から、衣服の洗濯の必要性を考えたりす
る。
使用機材
スタンド、バット、支持棒、ストップウォッチ、水性ペン、試料布等
担当講座
家政教育講座
担当教員
安川あけみ
(実施状況)
実施教員
安川あけみ
H21
H22
H23
H24
実施会場
9/27
鶴田町立鶴田中学校
110
10/30
藤崎町立藤崎中学校
84
61
人数
No.24 中学生のための被服学実験(2) 洗剤液のぬらしやすさ
プロジェクト名等 中学生のための被服学実験(2) 洗剤液のぬらしやすさ
実施対象
概要
中学校
水および衣料用洗剤の標準濃度溶液、標準の1/4ならびに1/32の濃度の洗
剤溶液を調製し、表面張力計を用いて各々の溶液の表面張力をそくていし、
洗剤において、洗剤が衣服をよりぬめやすくすることを学ぶ。
使用機材
デュヌイ型表面張力計、白金環、ビーカー、ピンセット
担当講座
家政教育講座
担当教員
安川あけみ
(実施状況)
実施教員
安川あけみ
H21
H22
H23
H24
実施会場
11/6
藤崎町立藤崎中学校
62
人数
84
No.25 中学生のための被服学実験(3) 目の錯覚による衣服のデザイン効果
プロジェクト名等 中学生のための被服学実験(3) 目の錯覚による衣服のデザイン効果
実施対象
概要
中学校
前半ではパワーポイントを用いた講義により、形と色に関する目の錯覚を体験
する。後半ではそれを生かしてマグネット人形に衣服を着せ、衣服の色や柄が
人に与える印象について考える。
使用機材
マグネット人形、マグネット衣服
担当講座
家政教育講座
担当教員
安川あけみ
(実施状況)
実施教員
安川あけみ
H21
H22
H23
H24
実施会場
12/10
12/18
鶴田町立鶴田中学校
63
人数
39
No.26 タイムエイド製作教室
プロジェクト名等 タイムエイド製作教室
実施対象
概要
特別支援学校
自閉症児・者の時間管理に有効とされる「タイムエイド」の製作教室を開催しま
す。市販されているタイムエイドは、個人で所有して自己の時間管理を行うに
適当なものがないことから、附属教育実践総合センターと附属特別支援学校
が共同で独自のタイムエイドを開発・試作しました。平成23年度までに4箇所で
製作教室を開催し、116名が製作しました。利用効果は良好です。製作に要す
る時間は2時間程度で、小山・補助者がその指導に当たり、その後、梅村(青森
県特別支援教育推進室)がTV会議システムを用いて利用方法の指導を行い
ます。
使用機材
プリント基板加工装置、電子工作用工具 等
担当講座
教育実践総合センター
担当教員
小山智史
(実施状況)
実施教員
小山智史
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
7/25
弘前大学教育学部附属特別支援学校
17
9/18
青森県立八戸第一養護学校
38
1/13
青森県立むつ養護学校
30
7/28
青森県立七戸養護学校
30
県内4会場で、会場近隣の学校の先生も参加して開催しました。製作したタイムエイドは、それぞれの先生方の日常
の教育活動の中で活用されています。七戸養護学校で開催した際には、本学の卒業生が勤務する富山県立黒部
学園とテレビ会議システムで結び、同時開催しました。
64
No.27 TV会議システムを用いた遠隔支援
プロジェクト名等 TV会議システムを用いた遠隔支援
実施対象
概要
-
本学に導入されているTV会議システムLiveOnを用いて、
1. むつ養護学校が行っている大間町在住児童の訪問学級に対する支援を行
う。
2. 理科教育講座(長南先生担当)のプロジェクト等、他のプロジェクトと連携し
遠隔支援を推進する。
使用機材
ノートパソコン(TV会議用)
担当講座
教育実践総合センター
担当教員
小山智史
(実施状況)
実施教員
小山智史
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
人数
1/13
青森県立むつ養護学校
弘前大学教育学部
弘前大学教育学部附属特別支援学校
7/28
青森県立七戸養護学校
弘前大学教育学部
富山県立黒部学園
4-3月
青森県立むつ養護学校
(訪問教育支援)
12/20
黒石市立東英小学校
弘前市立草薙小学校
琉球大学
沖縄小学校2校
12/19
青森市立甲田小学校
12/20
弘前市立草薙小学校
弘前大学教育学部
12/20
弘前市立草薙小学校
沖縄県うるま市あげな小学校
1. タイムエイド製作教室でサテライト会場を結び同時開催しました。また、附属特別支援学校から担当教員に活用
状況を紹介してもらいました。
2. むつ養護学校が行っている大間町在住児童の訪問学級に対する支援を行いました。
3. 「バイオエタノールを作ってみよう」で弘前市内の小学校と沖縄の小学校と結ぶなどして活用しました。
65
66
No.28 附属中学校公開研究会におけるインターネットを使った授業配信
プロジェクト名等 附属中学校公開研究会におけるインターネットを使った授業配信
実施対象
概要
-
附属中学校公開研究会において、インターネットを使って地域の中学校と結
んだ授業を行う。
使用機材
パソコン・WEDカメラ
担当講座
附属中学校
理科教育講座
担当教員
相馬恵子
長南幸安
(実施状況)
実施教員
相馬恵子
H21
H22
H23
H24
10/27
67
実施会場
弘前大学教育学部附属中学校
人数
40
No.29 EDXで色々な元素を探ろう
プロジェクト名等 EDXで色々な元素を探ろう
実施対象
概要
中学校
高等学校
走査型電子顕微鏡(SEM)に装着されたEDX(エネルギー分散型X線マイクロア
ナライザ)を用いて,様々な物質に含まれる元素の種類や量を調べます。具体
的には以下のようなものを計画している。
(1) 都市鉱山にレアメタルを探せ!
(2) 温泉が運ぶ資源
~恐山の温泉沈殿物を調べる~
(3) 海の水はなぜしょっぱい?
~風化のはたらき~
(4) 生物が集める元素
使用機材
走査型電子顕微鏡(SEM)
エネルギー分散型X線マイクロアナライザ(EDX) 等
担当講座
理科教育講座
担当教員
植田勇人
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
68
実施会場
人数
No.30 岩石や鉱物を顕微鏡で観察しよう
プロジェクト名等 岩石や鉱物を顕微鏡で観察しよう
実施対象
概要
中学校
高等学校
偏光顕微鏡を用いて,岩石や鉱物を観察します.鉱物が放つ美しい色(干渉
色)や,鉱物が組み合わさってできている岩石のつくりを観察できます。おもに
県内の岩石を扱うので,身近にある岩石を観察できる。
使用機材
生徒用偏光顕微鏡
演示用三眼偏光顕微鏡
演示用ハイビジョンビデオカメラ
演示用ハイビジョン液晶プロジェクタ
岩石プレパラート
担当講座
理科教育講座
担当教員
植田勇人
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
69
実施会場
人数
No.31 伝統工芸と最新技術を学ぶ
プロジェクト名等 伝統工芸と最新技術を学ぶ
実施対象
概要
高等学校
「津軽の心と技」デザイン創世・伝承事業の一環として青森県中南地域県民局
と合同で、伝統技術と最新技術の融合を探るデザイン開発の研修を行う。美術
教育講座在籍の学生と共に高校生向け教科教育の可能性を探る。
使用機材
レーザー彫刻機1式及び樹脂造型装置1式
担当講座
美術教育講座
担当教員
石川善朗
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
70
実施会場
人数
No.32 最新の工業デザインを試作品作成の過程から学ぶ
プロジェクト名等 最新の工業デザインを試作品作成の過程から学ぶ
実施対象
概要
中学校
コンピューターグラフィックスを利用したデザイン考案から試作品完成までのデ
ザイン開発の課程を体験する。さらにレーザー彫刻装置により、主に木材、樹
脂の高度な線彫り、切断、彫刻作品の作成方法を視覚的に把握する。3次元
の立体に関しては実際のコンピューター操作と樹脂造形装置の連動を学習
し、試作品作成の主流であるラピットプロトタイピング技法について学ぶ。
使用機材
レーザー彫刻機1式及び樹脂造型装置1式
担当講座
美術教育講座
担当教員
石川善朗
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
71
実施会場
人数
No.33 小学校における簡単なCG作成法と最新造型方法の授業実践
プロジェクト名等 小学校における簡単なCG作成法と最新造型方法の授業実践
実施対象
概要
小学校
高学年生向けに、工業製品の誕生する課程を製品考案から試作品の完成ま
でに焦点を絞って、平易な語句を用いて解説すると同時に、実際の作成機器
を用いて目で見て、手で触れる授業を行う。 図画工作の工作的側面につい
て、現在一般的に行われている高度な造形を、3次元造形装置を用いて理解
させる。
使用機材
レーザー彫刻機1式及び樹脂造型装置1式
担当講座
美術教育講座
担当教員
石川善朗
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
72
実施会場
人数
No.34 いろいろな光で物を見みよう
プロジェクト名等 いろいろな光で物を見みよう
実施対象
概要
-光・画像計測入門ー
-光・画像計測入門ー
高等学校
光を使った分光画像処理について学習したのちに、赤外線、可視光、紫外線
など、さまざまな光の性質を使って、物の特徴を調べてみる。電子素子を使用
して、近赤外線や紫外線までの画像を取得することができ、さらに照明として、
紫外線や近赤外線を使うことで、非接触で、食品に含まれている異物や、血液
の様子などを観察することができる。このように光を使った計測を体験すること
で、生活や工業への応用(応用物理)としての光工学の重要性を認識できる。
使用機材
CCDカメラ
半導体レーザー
画像入出力装置
担当講座
技術教育講座
担当教員
櫻田安志
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
73
実施会場
人数
No.35 思い出の写真を照らすLEDランタン作り
プロジェクト名等 思い出の写真を照らすLEDランタン作り
実施対象
概要
小・中学校・一般
主に小学校の低学年から中学年を対象として、LEDを使ったランタン作りを行
う。LEDランタンには、電子回路が含まれているため、本来ははんだ付けが必
要となるが、電子回路部分は予め大学生が作製しておく。LED点灯回路の外
側に半透明のカバーを作製して取り付け、さらにカバー外面に思い出のこもっ
た写真のシール又デザイン画を張り付ける。
使用機材
グールガン(ホットボンド):いろいろなものをくっつけます.
はんだごて(修復用):金属と金属をくっつけます.
デジタルカメラ:普通に売っているものです.
担当講座
技術教育講座
担当教員
櫻田安志
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
74
実施会場
人数
No.36 プログラム学習用ロボット(マイコンカー)を使った計測制御の学習
プロジェクト名等 プログラム学習用ロボット(マイコンカー)を使った計測制御の学習
実施対象
概要
中学校
改訂学習指導要領には中学年の技術家庭科において、コンピュータによる計
測制御を行うことが記載されています。プログラミングが容易なマイコンカーを
用いて、計測と制御を自作のプログラムで体験します。人数分、あるいはグル
ープ分のコンピュータがあれば、他の部品を用意する必要はありません。
使用機材
マイコンカー
担当講座
技術教育講座
担当教員
櫻田安志
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
75
実施会場
人数
No.37 電子オルゴールの製作支援
プロジェクト名等 電子オルゴールの製作支援
実施対象
概要
小・中・高等学校等
課題制作、卒業制作、ものづくり教室、廃校の記念等での「電子オルゴール製
作」を支援します。楽譜から入力し、オリジナルの電子オルゴールを作ることが
できる。「電子オルゴール」で検索するとトップでヒットするので参考にしてくださ
い。
使用機材
オルゴール製作用部品・工具
担当講座
教育実践総合センター
担当教員
小山智史
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
76
実施会場
人数
No.38 青森県立八戸西高等学校との連携事業
プロジェクト名等 青森県立八戸西高等学校との連携事業
実施対象
概要
青森県立八戸西高等学校
2学年での文理選択に際し、自己の適性・興味関心を明確にするために、理科
のさまざまな分野に触れさせる。
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
3/10
青森県立八戸西高等学校
200
9/16
青森県立八戸西高等学校
200
9/16
青森県立八戸西高等学校
200
9/10
青森県立八戸西高等学校
200
平成24年度の実施テーマ
東 徹(弘前大学教育学部) 磁石の不思議
野呂茂樹(青森県・板柳町少年少女発明クラブ顧問) ~偏光のふしぎ~3D映像のしくみ
神孝幸(青森南高等学校) 極低温の世界
島田透(弘前大学教育学部) 金属メッキと合金実験
岩井草介(弘前大学教育学部) 単細胞生物の行動-ミドリゾウリムシの観察
川崎武志(獣医師) 脊椎動物の体と機能
経塚啓一郎(東北大学大学院生命科学研究科) 二枚貝の体の構造-ホタテガイの解剖
平成23年度の実施テーマ
東 徹(弘前大学教育学部) 磁石の不思議
野呂茂樹(青森県・板柳町少年少女発明クラブ顧問) ~偏光のふしぎ~3D映像のしくみ
神孝幸(青森県総合学校教育センター) 極低温の世界
長南幸安(弘前大学教育学部) 金属メッキと合金実験
岩井草介(弘前大学教育学部) 単細胞生物の行動-ミドリゾウリムシの観察
川崎武志(獣医師) 脊椎動物の体と機能
経塚啓一郎(東北大学大学院生命科学研究科) 二枚貝の体の構造-ホタテガイの解剖
平成22年度の実施テーマ
東 徹(弘前大学教育学部) 磁石の不思議
野呂茂樹(青森県・板柳町少年少女発明クラブ顧問) ~偏光のふしぎ~3D映像のしくみ
神孝幸(青森県総合学校教育センター) 極低温の世界
長南幸安(弘前大学教育学部) 金属メッキと合金実験
岩井草介(弘前大学教育学部) 単細胞生物の行動-クラミドモナスの観察
川崎武志(獣医師) 脊椎動物の体と機能
経塚啓一郎(東北大学大学院生命科学研究科) 二枚貝の体の構造-ホタテガイの解剖
平成21年度の実施テーマ
山本逸郎(弘前大学教育学部) 光を分けると何が見える?
佐藤松夫(弘前大学教育学部) 素粒子論と超ひも理論入門~物質の究極の構成要素とその物理法則
星野英興(弘前大学教育学部) 食塩を用いた科学
神孝幸(青森県総合学校教育センター) 極低温の世界 香りを作ろう-エステル合成
岩井草介(弘前大学教育学部) 泳ぐ細菌、光る細菌
大高明史(弘前大学教育学部) 魚類の寄生虫観察
植田勇人(弘前大学教育学部) 電子顕微鏡で見る生物のミクロの世界
77
人数
78
No.39 聖ウルスラ学院高等学校との連携事業
プロジェクト名等 聖ウルスラ学院高等学校との連携事業
実施対象
聖ウルスラ学院高等学校
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
6/29
聖ウルスラ学院高等学校
90
9/7
聖ウルスラ学院高等学校
150
10/19
聖ウルスラ学院高等学校
150
「生物の発生」
ウニの卵割観察
経塚啓一郎(東北大学大学院生命科学研究科)
79
実施会場
人数
No.40 むつ市教育委員会との連携事業
プロジェクト名等 むつ市教育委員会との連携事業
実施対象
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
10/23
旧 桧川小学校
81
10/29
川内公民館・川内体育館
72
10/24
むつ市下北自然の家
68
7/11
むつ市民体育館
92
2009年度テーマ
1) 空気の力を体験しよう 担当:長南幸安
2) 人工イクラを作ってみよう 担当:長南幸安
第二川内小5・6年児童(9名) 第一川川内小5年児童(32名) 第一川川内小6年児童(40名)
2010年度テーマ
中学校「ミクロの世界」 担当:植田勇人
小学校「科学の力」 担当:長南幸安
脇野沢小学校 第4学年11名,第5学年12名,第6学年11名
脇野沢中学校 第1学年19名,第2学年19名
2011年度テーマ
「ミクロの世界」 担当:植田勇人
「科学の力」 担当:長南幸安
大畑小学校 第6学年46名
正津川小学校 第5学年6名,第6学年12名
二枚橋小学校 第5学年4名,第6学年1名
2012年度テーマ
①液体窒素を使った超低温の世界 担当:島田透
②ガスの燃焼力を体験しよう 担当:長南幸安
③空気の力を体験しよう
第二田名部小学校 第5学年3学級92名
80
人数
81
No.41 青森県総合学校教育センターとの事業
プロジェクト名等 青森県総合学校教育センターとの事業
実施対象
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
9/7
青森県総合学校教育センター
8
6/2
青森県総合学校教育センター
10
9/1
青森県総合学校教育センター
4
9/13
青森県総合学校教育センター
12
82
実施会場
人数
No.42 弘前市立公民館との連携事業
プロジェクト名等 弘前市立公民館との連携事業
実施対象
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
6/12
8/10
10/23
弘前市立千年公民館
20
8/6
9/3
12/10
弘前市立千年公民館
20
12/3
弘前市立青柳小学校
50
7/30
9/1
1/12
弘前市立千年公民館
20
12/8
弘前市立小沢小学校
50
長南幸安
実施会場
2010年度
スイートソルガムを育てよう(千年公民館)
2011年度
プラスチックって何だろう・空気砲で遊ぼう・プラ板を作ろう(千年公民館)
ホバークラフトを作ろう(青柳小学校)
2012年度
紙コップスピーカー・風船ロケット・スライム(千年公民館)
スライム(小沢小学校)
83
人数
No.43 青森県立図書館との事業
プロジェクト名等 青森県立図書館との事業
実施対象
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
長南幸安
H21
H22
H23
H24
実施会場
2/26
青森県立図書館
30
5/28
青森県立図書館
30
5/26
9/22
青森県立図書館
30
2010年度
ふしぎなベンハムのコマをつくろう(佐藤拓)
2011年度
プラスチックって何だろう(長南幸安・渡辺友季)
2012年度 月と地球と太陽と・わたしたちは空気の海の底にいる(佐藤拓)
84
人数
No.44 地域づくり連携事業
プロジェクト名等 地域づくり連携事業
実施対象
概要
使用機材
担当講座
理科教育講座
担当教員
長南幸安
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
5/28
7/3
7/30
8/28
9/25
10/30
11/27
12/11
長南幸安
実施会場
人数
青森市北部地区農村環境改善センター
15
4/29
6/3
6/24
7/29
8/26
9/22 青森市北部地区農村環境改善センター
10/14
11/17
12/23
1/27
2/10
15
85
No.45 その他
プロジェクト名等 その他
実施対象
概要
まちづくりシャレット・ワークショップ
使用機材
担当講座
家政教育
担当教員
北原啓司
(実施状況)
実施教員
H21
H22
H23
H24
8/19-23
黒石市教育委員会
60
8/26-29
東北学院大学
70
北原啓司
7/28-29
岩手県野田村役場(総合センター会場)
40
北原啓司
9/1
きたかみ復興ステーション
60
北原啓司
86
実施会場
人数
VI. 保有機器一覧
No.
機器名称
数
概要
管理講座名 備考
フーリエ変換赤外分光光
度計 日本分光(株)製
FT/IR-4200
赤外線を物質に当て、反射される光の波形から化合
物を構成する元素の種類と結合状態、その量を測
定する。赤外吸収を動植物の生物も含めて測定す
1 ることで、物質の構造がどのようになっているのかを 理科教育
観察するとともに、個々の赤外線の違いが生活の中
でどのように利用されているかを実験的に確認でき
る。
2
走査型電子顕微鏡 TM1000
物体の表面の微細組織を数百~数千倍の高倍率
で観察することに非常に優れており,昆虫や植物の
1 精巧なつくりや,微化石の様々な形態,微細な鉱物 理科教育
の結晶の形や配列について,光学顕微鏡では得ら
れない詳細な映像が得られる。
3
紫外可視近赤外分光光
度計 日本分光(株)製 V670ST
1 理科教育
4
シングルモードグリーンレ
ーザ J200GS-11-12-13
1 理科教育
ガスクロマトグラフ装置
GC4000
気化した試料を測定することによって組成等を観察
する。非常に微少な組成まで測定できるため、例え
1 ば食品中の残留農薬など、生物、化学、農業、食品 理科教育
など様々な分野における身近な物質を測定観察す
ることができる。
6
微分干渉顕微鏡 オリン
パス(株)製 BX51N34DICT
通常の顕微鏡の光学系にノマルスキープリズムを加
えたもの。 これにより直線偏光光線が2方向に分割
され、 それぞれの光線がサンプルの厚さが異なる部
位を通ると、光線間で光路差が生じるため、2光線を
1
理科教育
再び合成したときの干渉によって光路差を強度に変
換する 顕微鏡であり、サンプルの厚さの違いに対す
るコントラストを強調するので、無染色の生物試料な
どを観察できる。
7
空冷Arレーザー 昭和オ
プトロニクス GLG3110
1 理科教育
8
真空デバイス カーボンコ
ーター VC100S
1 理科教育
9
ラボバス用電動リフトワゴ
ン 特別製作 D1007×
W500×H957
1 理科教育
10
高真空排気装置 DSA412Z
1 理科教育
11
ヘッドオン型光電子増倍
管用冷却器 C10372
1 理科教育
12
ラボバス用ワゴン 特別製
作
1 理科教育
13
顕微鏡用デジタルカメラ
オリンパス DP20C
1 理科教育
14
ネオコーター MP19010NCTR
1 理科教育
15
ステンレスワゴン 7号ガス
ボンベ2本搭載
H800mm
1 理科教育
16
ステンレス製ワゴン H800
1 理科教育
1
5
87
耐振動加工 3段
17
ステンレス製ワゴン H800
対振動加工 3段
2 理科教育
18
硬度試験器 ロックウェル
式 HH-411
1 理科教育
19
三眼鏡筒 SZ61TR
1 理科教育
20
電波実験器
1 理科教育
21
水平すだれ式波動実験
器 WM-70N
1 理科教育
22
万有引力実験器 (株)島
津理化製 GN-10
1 理科教育
23
カウンティングユニット
C8855-01
1 理科教育
24
光の速度測定装置 (株)
島津理化製 LV-3
1 理科教育
25
マイケルソン干渉計 (株)
島津理化製 MJ-15
1 理科教育
26
クロマトデータ処理装置
D-2500
1 理科教育
27
プランク定数測定器 HA1 30
理科教育
28
放射線計数装置 島津理
化 100-752
1 理科教育
29
デジタルコールドカソード
1 真空計 CT-3DA
理科教育
30
ヘッドオン型光電子倍増
管 R649S
1 理科教育
31
コンパクトドラフト アズワ
4 ン 3-4057-25 CD7S-FX
理科教育
32
電子の比電荷測定器
1 (株)島津理化製 EM-30N
理科教育
33
油圧プレス 日本分光
100KN
1 理科教育
34
ミリカン電気素量測定器
(株)島津理化製 MLD-5
1 理科教育
35
電磁現象実験器 (株)島
津理化製 EF-4N
1 理科教育
36
フランクヘルツ実験器
FH-500
1 理科教育
37
力学滑走台 GB-200N
1 理科教育
38
線スペクトル光源装置
SB-BS
1 理科教育
39
レニョー熱量計 島津理
化 127-295
1 理科教育
40
エアコンプレッサー リョー
ビ ACP950H
1 理科教育
41
ハンドオーガ パイプレン
チ2個 携帯ケース付き
1 理科教育
42
ヘッドオン型光電子倍増
管 R464S
1 理科教育
88
43
ジャイロスコープ GP-2
1 理科教育
44
静電高圧発生装置 (株)
島津理化製 No.1
1 理科教育
45
エアスクラブキット CP9361
1 理科教育
46
冷却法による液体の比熱
1 測定装置 島津理化
127-310
理科教育
47
電動回転台 MO-60
1 理科教育
48
伸びによるヤング率測定
器 NY-2000
1 理科教育
49
ファーブルフォト(携帯型
双眼実体顕微鏡) EX
1 理科教育
50
51
サックバット Ewald Meinl
テナー
1 音楽教育
52
サックバット Ewald Meinl
アルト
1 音楽教育
53
電子ピアノ 一式 ヤマハ
MODUS H01VR 外
1 音楽教育
54
PAシステム ヤマハ ライ
ブセット1100
1 音楽教育
55
スロープ付きミキサーラッ
ク アルモア 13U D450 4
ピース
1 音楽教育
56
超音波診断装置 一式
ProSound α7
医療の臨床現場でも重要な役割を果たしている超
音波診断装置を利用することにより、運動直後の心
1
臓の活動や血流の変化を可視化して観察すること
ができる。
保健体育
57
バイオログ本体 DL-3000
携帯型で、運動中の筋電図、心電図、脳波その他を
無線モニターしながら本体のメモリに収録可能。運
動生理学的視点に立った実験形式の授業にて、児
1
保健体育
童・生徒・教員の眼前で運動時の身体的適応や運
動発現のメカニズムについてリアルタイムで明らかに
する
58
パワーマックスVIII TK11300b
1 保健体育
59
エアロバイク 75XLIII
3 保健体育
60
ペンデル(サッカーヘディ
ング練習機) PD1
2 保健体育
61
ABS樹脂造形機 一式
Stratasys社 Dimenjion
3D Printer SST768
コンピュータグラフィックス上に作られたデザインを
ABS樹脂を熱融解した材料を用いて立体へと積層
1 形成する。これにより2次元のコンピューターグラフィ 美術教育
ックスから3次元の立体物までどのように工業製品が
作られていくかを学ぶ。
62
レーザー加工機 一式 バ
ーサレーザーVLS2.3030 外
本レーザー加工機ではデザインされたコンピュータ
ーグラフィックスのデータを、美術の授業で多く用い
られる工芸材料である木材、樹脂、さらに高密度レ
1
美術教育
ンズを用いることにより一部のガラス製品、石材製
品、金属製品を用いて自由に切削、レリーフ彫刻、
紙加工等を行うことができる。
63
グラスハープC TOMITA
低音域 1オクターブ半
1 美術教育
89
64
グラスハープA TOMITA
高音域 2オクターブ半
1 美術教育
65
グラスハープB TOMITA
中音域 2オクターブ
1 美術教育
66
スポークシェーブテーブ
ルソー MH110LG-30
1 技術教育
67
特注炉耐火煉瓦製木炭
用 ブロア・送風パイプ・
鉄板付
2 技術教育
68
超仕上カンナ マキタ
LP1820C
1 技術教育
69
制御用ミニ旋盤 SGK-21
型 専用ボード付
5 技術教育
70
CD/DVDコピー機 コムワ
ークス 写楽ミニ SR-3
1 技術教育
71
ポスタープリンタ スタンド
付 富士フィルム
5000WIDE バリューセット
1 附属学校
72
ポスタープリンタ 富士フ
ィルム 5000WIDE スタン
ド付バリューセット
1 附属学校
73
デジタル印刷機 リコー
Satelio B411 原稿カバー・
テーブル付
1 附属学校
74
大型ワイドデシケーター
1 附属学校
75
パーソナルコンピュータ
本体 NEC PCMJ25ERZC1JSB
2 附属学校
76
ワイヤレスアンプ UNIPEX WA-361DA
1 附属学校
77
自動紙折り機 ウチダ F180 7-201-0037
1 附属学校
78
LKロッカー コクヨ LKAD8F1
3 附属学校
79
ノートパソコン NEC PCVJ24LLNCHHMB
8 附属学校
80
パーソナルコンピュータ
本体 NEC PCMJ25ERZC1JSB
7 附属学校
81
デジタルカメラ SANYO
DMX-CA100-K
1 附属学校
82
鉱物顕微鏡
10 附属学校
83
顕微鏡レンズセット
10 附属学校
84
ふるい
附属学校
85
堆積実験装置
1 附属学校
86
前線モデル実験器
1 附属学校
87
放射線実験セット
10 附属学校
88
簡易霧箱実験セット
10 附属学校
89
静電高圧発生装置
1 附属学校
90
絶縁台
附属学校
90
91
電気分解装置
10 附属学校
92
排気盤
附属学校
93
水中圧力実験用水槽
10 附属学校
94
ジュワー瓶
附属学校
95
保護眼鏡
2 附属学校
96
クルックス管
1 附属学校
97
熱伝導比較実験器
10 附属学校
98
3色LED光源装置
10 附属学校
99
空気砲
1 附属学校
100 コイル実験器
10 附属学校
101 ホームスター
附属学校
102 スターリングエンジン
1 附属学校
103 真空鈴
1 附属学校
104 双眼実体顕微鏡(箱付)
20 附属学校
105 NECノートパソコン
10 共通
技術に
貸出中
40V型液晶テレビ
106
SHARP LC-40GX5
2 共通
1台附
特保健
室に貸
出中
107
52V型液晶テレビ
SHARP LC-52GX5
1 共通
108
ノートパソコン SONY
VGN-AW51JGB
1 共通
美術に
貸出中
109
データプロジェクター パ
ナソニック PT-ST10
1 共通
110
デジタルビデオカメラ
HITACHI DZ-BD10H
2 共通
1 共通
理科に
貸出中
ノート型コンピュータ カス
タマイズモデル 東芝
111
dynabook Satellite J80
240E/W
112
データプロジェクター
TAXAN KG-PH1004XS
1 共通
113
インバータ式発電機
YAMAHA EF1600IS
1 共通
1 共通
体育に
貸出中
ノートパソコン
114 FRONTIER FRNW5102
15.4型
115
ノートパソコン 富士通
FMVS563BDB
1 共通
教務で
使用中
116
デスクトップ型PC 富士通
FMVXD4JH2Z
3 共通
事務で
使用中
117
カシオデジタルカメラ
EX-F1BK UM
3 共通
3 共通
ノートパソコン DELL
118 Vostro3700 パフォーマ
ンスモデル
デジタルビデオカメラ パ
91
119
ナソニック HDC-TM70K
1 共通
120
デジタルカメラ Panasonic
DMC-FT3
1 共通
121
モノクロページプリンター
エプソン LP-S300
1 共通
122 ウェブカメラ
10 共通
123 カメラ用三脚
2 共通
124
マイクスピーカー ヤマハ
PJP-25UR
3 共通
125
モバイルスクリーン イズミ
RS-100
2 共通
1 共通
126 ペンタブレット
92
VII. 貸出し用キット一覧
No.
名称
数
概要
管理講座(担当者)
1
木材加工セット
(環境学習ともの
づくり研修)
1
2
双眼実体顕微鏡
20 CHINO CPA-0170
(箱付)
附属小学校(千葉)
3
コンピュータ制御
20 制御用入出力ボード、オート三輪車等
学習
附属中学校(中嶋)
4
「変動する大地」
実験セット
1 鉱物顕微鏡、堆積実験装置
附属中学校理科教員 5
「天気とその変
化」実験セット
1 前線モデル実験器
附属中学校理科教員 6
「身のまわりの物
質」実験セット
1 ジュワー瓶
附属中学校理科教員 7
「運動とエネルギ
ー」実験セット
1
8
「身のまわりの現
象」実験セット
真空鈴、排気盤(排気鐘付)、3色LED光源装置、
1 大型空気砲、水中の圧力実験用水槽、低周波発 附属中学校理科教員 振器、低周波発振器、光学用水槽
9
「地球と宇宙」実
験セット
1 ホームスター
附属中学校理科教員 10
「化学変化と原
子・分子」実験セ
ット
1 電気分解装置
附属中学校理科教員 11
「電流とそのはた
らき」実験セット
偏向極板入クルックス管、静電気高圧発生装置、
1 絶縁台、演示用コイル実験器、ワットアワーメータ 附属中学校理科教員 ー、オシロスコープ、直流電流計、直流電圧計
12
「温度の関係す
る実験」実験セッ
ト
1 赤外線サーモグラフィ装置、放射温度計
13
「顕微鏡観察」実
験セット
1
14
「生命のつなが
り」実験セット
1 DNAモデル
附属中学校理科教員 15
「化学変化とイオ
ン」実験セット
1 イオンの移動実験セット
附属中学校理科教員 19
電子工作用工具 40
20
タイムエイド製作
40 部品一式
キット
実践センター(小山)
21
電子オルゴール
製作キット
40 基板・IC・スピーカ
実践センター(小山)
教師用ライ
タ1台を含
む
22
テレビ会議用パ
ソコン
3 ノートパソコン、ウェブカメラ等一式
総務担当
手動糸鋸、ドライバドリル、万力、クランプ、木工セ
技術科教育(荒井)
ット、ノミ等
スターリングエンジン、簡易霧箱実験セット、放射
線実験セット、熱伝導比較実験器、
備考
附属中学校理科教員 附属中学校理科教員 顕微鏡、顕微鏡照明装置、顕微鏡カラーテレビ装
附属中学校理科教員 置、双眼実体顕微鏡
精密ニッパー、ワイヤストリッパ、ラジオペンチ、半
実践センター(小山)
田ゴテ(15W)
93
VIII. テレビ会議システムの使い方
(利用方法・手続き)
すぐにTV会議を利用できるノートパソコンが3セットあります。内、2セットはDocomo接続アダプタ
が利用できます。
3台のノートパソコンにはラボバスルームで利用するためのIPアドレスが割り振られています。ま
た、ラボバスルームに用意されている外部カメラと接続して利用できます。
貸し出しは事務室で行っています。
□ バッグの中味(Labobus1, Labobus2, Labobus3の3セットあります)
パソコン・ACアダプタ
Dell Vostro 3700
HDMIケーブル
5m
会議用マイク・スピーカ YAMAHA PJP-25UR
ビデオキャプチャアダプタ
GrabShow110
b-mobil接続eアダプタ
AP-DL32-180H
Docomo接続アダプタ
L-05A
1
1
1
1
1
1
(Labobus1 と Labobus2 のバッグ)
□ 利用可能なLAN環境(確認状況)
LAN環境
LiveOn Skype
備考
2008.6 総合情報処理センターでLiveOnサーバ稼動
弘前大学(高速)
○
○
2008.9 県教委との調整後に七戸養護学校と大学間で確認
青森県立学校(高速)
○
×
弘前市立学校(高速) (準備中)
平川市立学校(高速)
○
平川市立学校(低速)
×
Docomo FOMA(中
速)
○
b-mobile(低速)
×
2008.4.18, 2011.3.9, 2011.4.26 弘前市総合学習センターと打合わ
せ
2008.9.24 平川市教委と大学間で確認
(未確認)
(市は学校のネット接続をパソコン室しか認めていない)
(未確認) 2008.9.24 小国小中学校と大学間で確認
2010.1.13 むつ養護学校と大学間で確認(LiveOn)
○(未確 2011.5.2 Docomo同士で確認
認)
(県立学校のLANは5分程で再接続となる)
×
△
接続できるが音声の遅れが大きく現状では利用困難
□ 準備

パソコン
 専用パソコン... Dell vostro 3700 (Windows7 32 bit版)を3セット用意しています
(他のパソコンで利用する場合は[Windows7のパソコン設定メモ]を参考にしてください)

インターネット(以下のいずれかの方法で接続)
 LANケーブルで接続(高速)
 無線LANで接続(高速)...タスクバーの
から接続(弘前大学内ではブラウザで認証が必要)
 Docomo接続アダプタ(L-05A)でDocomo回線に接続(中速)...デスクトップの
で接続(画面が現われたら中央のボタンを押す)
b-mobile接続アダプタでDocomo回線に接続(低速300kbps)...デスクトップの
接続
マイク・スピーカ


94
で




パソコン内蔵のマイク・スピーカ(エコーやハウリングが気になる時は以下のいずれかを使用)
ヘッドセット
会議用マイク・スピーカ(PJP-25UR)(USB接続)
カメラ(下の写真は双方とも外部ビデオカメラを使用)
 パソコン内蔵カメラ
 外部ビデオカメラ...会場の雰囲気を伝えたい場合に有効です
(ビデオキャプチャアダプタ(GrabShow110)をUSB端子に挿し、ハンディカムなどを接続)
内蔵カメラ
ビデオカメラ RCAピン
(GrabShow110で接続) S端子
DVカメラ
(IEEE1394で接続)


LiveOn
○
○
○
Skype
○
○
×
×
(DVdriverをインストールすればOK)
液晶TV...小さな部屋で数人で利用する場合は、液晶TVにHDMIケーブルで接続します(写
真左)。写真ではテーブルに会議用マイク・スピーカを置いています。
液晶プロジェクタ...大きな部屋で利用する場合はスクリーンに大きく写します(写真右)。
□ Skype...低速Lanの環境でも高い音声品質が得られます
1. 接続
デスクトップの
をクリックし、Skypeを起
動し、コンタクトリストから接続先を選択します
(右図左)。右図右の画面が現れるので、「ビ
デオ通話」をクリックします。
2. リクエストへの応答
相手側に「...から着信中」の表示が現れ、相手が「ビデオで応
答」をクリックすると接続が確立します。
双方ともに、「全画面表示」など、見やすい画面配置にします。
3. チャット
画面下のチャット欄(表示されていなければ
込んで、互いにチャットができます。
をクリック)に書き
95
4. 通話の終了
通話を切る場合は、
をクリックします。
□ LiveOn...3箇所以上で同時接続できます
1. システムへの接続とログイン
デスクトップの
をクリックし、弘前大
学のテレビ会議システム
(http://vcs.gw.hirosaki-u.ac.jp/)に接続し
ます。
初回接続時にアプリケーションソフトが自
動的にインストールされるので、表示に従
ってください。Windows XPはデフォルトの
設定で良いのですが、Windows Vista /
Windows 7 では、InternetExplorerの[ツー
ル][インターネットオプション]の「セキュリテ
ィ」タブで「信頼済みサイト」を選び、サイト
に上記URLを追加しておく必要があるよう
です。
接続すると、右のログイン画面が表示され
るので、あらかじめ決められたユーザーID
とパスワードを入力し、名前は学校名とし、
ログインボタンを押します。
2. 会議室への入室
右の会議室リストが表示されるので、「学
校教育支援」を選択し、入室ボタンを押し
ます。
これで会議に参加した状態となり、右のように自分を含
めた参加メンバーが表示されます。動画部分をダブルク
リックすると、独立したウィンドウで表示され、拡大・縮小
できます。新たに開いたウィンドウをダブルクリックする
96
と、元の画面に戻ります。
3. 退室とログアウト
終了は以下のようにします。
1. 上の画面の を押すと、ウィンドウが閉じ、退室し
ます。
2. 次に、ログイン時の画面で「ログアウトボタン」を押
します。
4. 設定
ボタンを押すと、右の環境設定の画面が現れます。必
要な箇所を調整してください。
音声タブで入力デバイスと出力デバイスを確認し、必要が
あれば変更してください。
YAMAHAのスピーカ・マイクを使う場合は、音声入力デバイ
スと音声出力デバイスを「YAMAHA PJP-25UR」にします。
映像タブで、カメラデバイスを確認し、必要に応じてフレー
ム数やビデオサイズを変更してください。
外部ビデオカメラを使う場合は、ビデオキャプチャアダプタ
(GrabShow110)を接続し、カメラデバイス設定を「USB 2820
Video」にします。
Docomoで接続する場合は、双方共にフレーム数設定を
「10フレーム」、ビデオサイズを「320×240」程度にすると音の
遅れがそれほど気になりません。
5. その他の機能
5.1 テキストボックス
ボタンを押すと右の画面が現れ、互いにチャットができま
す。
5.2 ホワイトボード
ボタンを押すと右の画面が現れ、この画面
97
は相手と共有されます。
5.3 アプリケーションの共有
ボタンを押すと、パワーポイントなど任意の
アプリケーションの画面を相手に送ることができま
す。デスクトップ画面を送ることもできます。
5.4 ファイルの送信
ボタンを押すと、ファイルを送ることができま
す。
98
教育力向上プロジェクト推進委員会
北原啓司(家政教育講座・委員長)
長南幸安(理科教育講座)
戸塚学(保健体育講座)
石川善朗(美術教育講座)
小山智史(教育実践総合センター)
長澤淳(事務長)
青森県における小・中・高等学校を対象とした
教育力向上プロジェクト 報告書
発行年月日 2013年2月17日
編集・発行 弘前大学教育学部
代表者 伊藤成治
所在地
〒036-8560 青森県弘前市文京町1番地
電話
0172-39-3316