平成27年度事業報告書 一般財団法人NHKサービスセンター

自 平成27年4月 1日
至 平成28年3月31日
平成27年度事業報告書
一般財団法人NHKサービスセンター
目
次
事業運営の概要 ………………………………………………………………… 1
放送の周知・普及業務 …………………………………………………………
1 視聴者の意向吸収・理解促進業務 ……………………………………
2 NHK番組広報業務 ……………………………………………………
3 NHK広報番組制作業務 ………………………………………………
4 NHK番組情報誌「ステラ」業務 ……………………………………
3
2
3
2
4
3
4
3
5
5 NHK番組周知・広告業務 ……………………………………………
(1) 多メディアを活用した広報展開業務 ……………………………
(2) 外部団体との相互協力による広報展開業務 ……………………
4
6
4
6
4
7
(3) 写真業務 ……………………………………………………………
6 NHK展示広報業務 ……………………………………………………
7 放送教育推進業務 ………………………………………………………
5
7
5
7
7
視聴者サービス業務 …………………………………………………………… 5
8
8 番組公開・展示・催物業務 …………………………………………… 8
(1)NHK番組公開業務 ………………………………………………… 5
8
(2)展示業務 ……………………………………………………………… 10
6
(3)催物業務 ……………………………………………………………… 10
6
9 NHKスタジオパーク業務 …………………………………………… 6
11
10 NHK放送博物館業務 ………………………………………………… 7
12
11 「NHKホール」「NHKみんなの広場ふれあいホール」業務 … 7
13
(1)NHKホール ………………………………………………………… 13
(2)NHKみんなの広場ふれあいホール ……………………………… 13
12 ソフト業務 ……………………………………………………………… 8
14
(1) NHK語学講座番組音声テキスト業務 …………………………… 14
8
(2) 制作・販売業務 ……………………………………………………… 14
9
(3) 放送記念品業務 ……………………………………………………… 15
9
社会奉仕業務 …………………………………………………………………… 16
コンプライアンス ……………………………………………………………… 16
その他 …………………………………………………………………………… 15
17
事業運営の概要
平成27年度は、
「平成25~27年度
3か年経営計画」の最終年度として、
消費の低迷や出版界の構造的な不況など厳しい経営環境のもと、経営計画でめざ
した基本目標、重点計画事項の実現に向け、経営の重点目標を策定して、公共放
送の周知・普及活動や視聴者とNHKの結びつきを強化する視聴者サービスにつ
いてさまざまな事業活動を展開してきた。
主な事業活動は次のとおりである。
放送の周知・普及業務
○視聴者の意向吸収・理解促進業務では、電話、メール、手紙等の対応件数は、
ふれあいセンター(放送)で95万8,000件。また、NHK地域放送局の
全国放送番組等の問合せをふれあいセンターで対応する業務連携については、
運用2年目を迎え、年間の転送件数は1万8,000件となった。
○NHKの番組広報業務では、連続テレビ小説「まれ」の取材会をロケ地能登半
島で数多く実施し、多くのメディアで取りあげられ効果的にアピールできた。
また、BSプレミアムの長時間大型企画「ザ・プレミアム」など、本物志向の
視聴者のニーズに応える番組を中心に、波の特性を生かした広報を展開した。
○NHKの広報番組制作業務では、
「NHKとっておきサンデー」のコーナー“と
っておきチェック”に視聴者や制作者の声を反映させるなど演出を工夫した。
また、地上波スポットでは「受信寮の人々」などのキャンペーン番組を制作、
国際放送関連では北米大陸でのNHKワールドTVの認知度を高めるため、街
頭や空港、ネットに流すスポットを制作した。
○「ステラ」編集業務では、番組情報誌「NHKウイークリー ステラ」を51
号発行し、「放送90年記念企画」を34回にわたり連載した。月刊「ラジオ
深夜便」を12号発行し、放送開始25周年を機に「見やすく、読みやすく、
わかりやすい」をテーマに誌面を大幅にリニューアルした。
○NHKの番組周知・広告業務では、大河ドラマや連続テレビ小説で、HPに加
えTwitterやLINE等のSNSを活用し、多面的なPRを行った。
「戦後70年
一番電車が走った(広島放送局)」等の地域発ドラマでは、広報
印刷物を作成し、地域放送局の広報活動や営業活動を積極的に支援した。
○NHK番組の展示広報業務では、大河ドラマ、連続テレビ小説の番組パネルや
小道具を全国各地で展示し、番組広報に努めた。また、
「渋谷DEどーも」
「N
HK文化祭」「NHKワンダーランド」等のイベントを企画・運営して、多く
の視聴者との交流を図った。
○放送教育推進業務では、若手教師や教職を志す大学生を対象に「NHK
1
fo
r
School 基礎セミナー」を全国35会場で開催し、多様なコンテンツ
を電子黒板や大型テレビ、パソコン等で紹介し、その利用を促進した。
また、「NHK杯全国中学校・高校放送コンテスト」の事務局を運営した。
視聴者サービス業務
○NHKの番組公開・展示・催物業務では、NHKホール、NHKふれあいホー
ルでの番組公開の業務や「ワンワンとあそぼうショー」などの子ども向けイベ
ントを各地で開催。また、8Kスーパーハイビジョンの普及・PRイベントの
「パブリックビューイング」を幅広い層に向け実施した。
○NHKスタジオパーク業務では、「スタジオパーク」が開設50年を迎え、8
月の「1,500万人達成イベント」や「スタパ50どーもくんタグフォルダ
ー」等を中心にPRし、年間を通して多くのお客様に楽しんでいただける展
示・イベントを実施した結果、年間来館者55万人を上回ることができた。
○NHK放送博物館業務では、
「放送の過去・現在・未来」をコンセプトに、平成
27年2月から館内の大がかりなリニューアル工事を実施した。新たに400
本を超えるコンテンツを制作するなど展示内容を一新したほか、最新のデジタ
ル技術を使った体験型展示の増設や次世代テレビの8K・スーパーハイビジョ
ンシアターを新設した。平成28年1月30日にリニューアルオープンし、入
館者は2月と3月は以前に比べ3割ほど増加した。
○NHKホール業務では、NHKの公開番組や各種コンサートを実施し、1 年間
で68万人余の入場客があり、利用料収入である副次収入も昨年比で3,00
0万円増え、2年連続で3億円を超えた。
○ソフト業務では、NHK語学講座番組の音声テキスト単体CDの発行数は、英
語系・ハングル講座の落ち込みが影響して26年度から大きく部数を減らした。
NHKのアーカイブス音源を活用した音声ソフト商品では、NHKCD「アン
ネの日記」「NHK落語名人選100」等を発行した。
社会奉仕業務
月刊誌「ラジオ深夜便」の全国の老人福祉施設への寄贈や、
(社福)日本点字図
書館の点字週刊誌「NHKウイークリーガイド」の編集・発行への助成に加えて、
「NHK全国中学校放送コンテスト」等をNHKほかと主催した。
コンプライアンス
○理事長を委員長として構成するリスクマネジメント委員会において、年次活動
の「工程表」を策定し、四半期ごとの進捗状況の検証および当初計画の詳細確
2
定、変更等に合せた次の四半期の「工程表」の更新を行い、推進活動の着実な
実施を図った。
○前年度からの継続課題である「適正経理の推進」と「消費税対策特別措置法」、
「下請法」の趣旨に沿った「外部取引におけるコンプライアンスの徹底」に取
り組んだ。また、NHKの「財団法人等ガバナンスプロジェクト」の提言によ
る「与信管理規程」、
「債権管理規程」の策定および「出金管理」等における「コ
ンプライアンスの徹底に関する緊急点検」を通して、NHKのコンプライアン
スルールへの適合性強化を図った。
○内部監査室が発足してから、初めての実地監査を実施した。リスクの軽重を勘
案して、本社は販売部門を中心に5つの部、支局は規模の大きい大阪・名古屋
の2支局で、監査を実施した。また、個人情報のデータを扱っているシステム
の点検など個人情報保護監査を実施した。
27年度の業績については、事業収益は101億3,400万円で、予算の
100億6,200万円に対し、7,200万円の増収となったが、年金資産の
時価評価額の変動により退職給付費用が大きく増加したため、当期経常増減額
は1,000万円の増加にとどまり、対前年度2億900万円の減益となった。
法人税等調整額3,700万円等の計上により、当期一般正味財産増減額△3,
200万円の赤字決算となった。
事業活動における番組活用・テキストによる副次収入については、音声ソフ
ト等の二次使用料は目標を若干下回ったが、語学のMM権料の増により目標の
1億1,300万円に対し、1億1,500万円となった。
放送の周知・普及業務
1 視聴者の意向吸収・理解促進業務
○ ふれあいセンター(放送)に寄せられた電話、メール、手紙等の対応件数
は95万8,000件(26年度比3万4,000件増)となった。
電話の着座率は95.01%、応答率は93.7%。メールの着信数は、年
間14万2,000件で前年度より8,000件増であった。受信当日中の返
信率は、前年度比6ポイント減の31.6%であった。
○
デジタルコンテンツに関する問い合わせや、英語による対応など、技術革
新や国際化への対応として、今年度から管理者を含め3名体制を基本とした
専属スタッフ体制を立ち上げ、視聴者の多様なニーズに応えた。
3
○
ふれあいセンター(営業)の受付時間短縮に伴い、昨年12月から開始し
た電話転送については、円滑な連携を図り、営業活動を支援した。
○
NHK管理職(D3昇格者)を対象とした「CS意識向上」研修は、平成
23年度から継続して受託し、今年度も計画どおり実施した。
○
NHK技術研究所・放送文化研究所の代表電話の「大代表」への統合・一
元化については、昨年6月から開始し、迅速・正確な接続に努め、電話のた
らい回しの改善など視聴者対応の適正化を図った。
○
電話対応業務の地域放送局との業務連携については、昨年度から本格運用
を開始し、年間の転送件数1万8,000件、1日平均75.3件となった。
○
ハートプラザで中・高生を対象に応対した訪問学習は260件、1,634
人、接遇・案内(特別見学)は63件、680人であった。
2
NHK番組広報業務
(NHK番組の新聞・雑誌等のメディアへの広報業務)
○
さまざまな視聴者のニーズに応える豊かで質の高い番組をより多くの人に
知ってもらうため、各番組の制作発表・記者会見を73回、ロケ取材会を
27回、試写会とこれに合わせて行う記者会見を25回実施するなど積極的
な広報展開を図った。
○
総合テレビでは、連続テレビ小説「まれ」の取材会をロケ地能登半島で数
多く実施した結果、毎回多くのメディアで取りあげられ、より効果的にアピ
ールできた。大河ドラマ「花燃ゆ」では、主人公の成長に合わせてきめ細か
な情報出しを行うなど、より積極的な広報展開を実施した。
○
Eテレでは、教育・文化・芸術・教養・福祉、アニメ等、多様化する視聴
者ニーズに添った番組をアピールし、NHKへの信頼感、接触率を高めるこ
とに努めた。
○
衛星波では、BSプレミアムの長時間大型企画「ザ・プレミアム」等、本
物志向の視聴者のニーズに応える番組を中心に、波の特性を生かした広報展
開に力を入れた。
○
ウイークリー「NHKおすすめ番組」
「FMウイークリー」を平成27年度
第4号から平成28年度第3号まで発行。
「年末年始特集号」等の特集番組を
紹介する冊子を年3回編集・発行した。
3
NHK広報番組制作業務
(NHKの番組内における広報番組の制作業務)
4
○
広報番組・スポットの制作本数
種
別
地上波広報番組
年間本数
内
訳
404 「テレビ大好き」36「NHK プレマップ」
10「もうすぐ9時プレマップ」165「週
末プレマップ」48「とっておきサンデー」
40「BS コンシェルジュ」44
「渋谷 DE どーも 2015 を楽しもう!」1
「BS コンシェルジュ TOKYO ディープ二
子玉川」1「「第 13 回ミニミニ映像大賞
グランプリ決定」1 ほか特番 58
地上波スポット
74 「夏!ナットクのなつとく」11「歳末・
海外たすけあいスポット」20 ほか 43
地上波クラッチ
49 「地上波クラッチ」15「アルツハイマー
病 PR クラッチ」2 ほか 32
BS スポット
2,535 「BS スポット」2457 ほか 78
BS クラッチ
57 「BS クラッチ」55 ほか 2
BS 広報番組
17 「ここに、公共放送高校野球 100 年」1
「キズナでチャレンジ」15「まれ
スピ
ンオフドラマ PR 感謝祭 in 石川」1
ラジオ・国際
40 「とっておきテレビ」12「北米向け NHK
ワールド TV30 秒 PR EBIKEN 編」28
合
〇
計
3,176
総合テレビでは「NHKとっておきサンデー」
(40本)のコーナー“とっ
ておきチェック”に視聴者や制作者の声を反映させるなど演出を工夫した。
〇
地上波スポットでは「受信寮の人々」(7本)「もったいない(AC共同キ
ャンペーン)」(1本)等のキャンペーン番組を制作。年度末は、春からの番
組改編をPRする多様な番組周知スポットを数多く制作した。
〇
国際放送関連では北米大陸でのNHKワールドTVの認知度を高めるため、
街頭や空港、ネットに流すスポット(28本)を制作した。
〇
大阪支局ではスポット等の制作により、放送番組の広報とデジタル放送の
活用の周知に努めた。
4
NHK番組情報誌「ステラ」業務
○
番組情報誌「NHKウイークリー ステラ」51号発行。月刊誌「ラジオ深
夜便」12号発行。臨時増刊号「まれメモリアルブック」、ステラ MOOK
5
「あさが来たメモリアルブック」、「ラジオ深夜便ファンブック2016」を
発行した。
○
「ラジオ深夜便」関連の「誕生日の花」カレンダー、「日記手帳」を発行。
○
「NHKウイークリー ステラ」では「放送90年記念企画」として34回
にわたり連載し、NHKが放送文化に果たしてきた役割を伝えた。
また読者拡大に向け、NHK旧友会、NHK文化センター会員、NHK学
園受講者をはじめドラマご当地、JTBえらべる倶楽部等への新たな定期購
読勧奨を図りステラ380件、ラジオ深夜便258件の新規購読者を獲得し
た。しかし上半期の卸実売数が思うように伸びず、昨年比 1 号当たり1,90
0部減、総発行部数では10万部減の451万部になった。
○
月刊「ラジオ深夜便」は放送開始25周年を機に誌面を大幅にリニューア
ルした。ステラと同様「見やすく、読みやすく、わかりやすい」をテーマに
「健康・終活」など高齢者向きのテーマ選び、工夫された誌面作りの徹底を
図った。人気作家佐伯泰英氏のエッセー連載等を開始し購読者増を狙った。
リニューアルの成果として前年1号あたり3,000部減の卸実売数が22
8部減に留まり、総発行部数では3万部減の169万部となった。
また、9月に「ラジオ深夜便 新
珠玉のことば」を1万6,200部発行
し、半年で約6割の実売となった。平成22年に発行した「ラジオ深夜便
珠
玉のことば」も同時に売れる効果が表れ、3,000部の増刷となった。
5
NHK番組周知・広告業務
(印刷物、電子媒体等によるNHK番組の周知業務)
(1)多メディアを活用した広報展開業務
〇
NHKスペシャル「新・映像の世紀」や特別番組「福山雅治SONGLI
NE」では、PC、スマートフォン等のデジタル系メディアを連携、若い世
代に向けてきめ細かな広報活動を実施した。夏の戦争関連番組、東日本大震
災等の大型シリーズ番組では、Web広告を活かした番組PRにより視聴誘
導を図った。大河ドラマや連続テレビ小説では、HPに加えTwitter、
FacebookやLINE等のSNSを活用し多面的なPRを図った。
デジタルサイネージでは、新たに渋谷駅や放送博物館、福井放送局で常時
放映を実現した。
〇
BSの一層の普及のため、BS番組広報の「BSガイド」の編集制作や「ラ
ンスマ」「チャリダー」「TOKYOディープ」等の広報印刷物を作成した。
〇
地域発ドラマ等では、
「独眼竜花嫁道中(仙台放送局)」
「戦後70年
一番
電車が走った(広島放送局)」
「インディゴの恋人(岡山放送局)」の広報印刷
物を作成し、地域放送局の広報活動や営業活動を積極的に支援、協力した。
6
〇
フレッシャーズキャンペーンでは新卒者を対象に受信契約推進に資する広
報活動(ポスター、リーフレット制作等)を実施。また、広報番組制作部と
連携して、受信料PRスポット「受信寮の人々」の専用サイトを制作した。
○
渋谷駅前のPRスペース「青ガエル」では、
「NHKワールド」のデジタル
展示を行い、国際放送の理解促進を図っている。
〇
放送90年関連ではドラマ「経世済民の男」PR業務、国際放送80年で
はパンフレット、クリアファイル等の企画・提案を積極的に行い、受注した。
(2)外部団体との相互協力による広報展開業務
○
大河ドラマ「真田丸」では、関係自治体や公共団体等との相互協力による
ポスター、冊子類の企画・制作、電車・バス車体ラッピング等を提案、多数
実施した。
○
NHKの健康番組・実用番組(「ためしてガッテン」等)の番組情報をもと
にした冊子類を外部団体に向けて提案したが、受注には至らなかった。
(3)写真業務
○
ポスター、パンフレット等の番組周知印刷物、
「NHKウイークリー
ステ
ラ」、番組広報写真等の撮影を実施したほか、NHK出版ドラマストーリー用
の撮影も継続して受注した。
6
NHK展示広報業務
(NHK番組の展示会等による広報業務)
○
「大河ドラマ」や「連続テレビ小説」の番組パネルや小道具類を全国各地
で展示し、番組広報に努めた。
○
「渋谷DEどーも」、「NHK文化祭」、「NHKワンダーランド」などのイ
ベントを企画・運営して、多くの視聴者との交流を推進した。
○ 「NHKハート展」や「NHK介護百人一首」の公募と両展の全国巡回、
「N
HKハートスポーツフェスタ」等を実施して、NHKが取り組む福祉事業を
アピールした。
○
スタジオパークでは「大河ドラマ」
「連続テレビ小説」のほか「LIFE!」
「サンダーバード
ARE
7
放送教育推進業務
○
「NHK
for
GO」等の番組展を開催して、広報した。
School
ICT活用講座」を全国8会場で開催
し、教員437人が参加した。
○ 「NHK
for
School 基礎セミナー」を全国35会場で開催し、
7
教員758人、大学生588人が受講した。
○
ウェブサイト「NHK
for
School」では、学校向け教育番組
やイベントに関する記事等のブログを執筆・更新するとともに、教員向けデ
ジタルコンテンツ「授業力アップ」を公開した。また新設の「NHK
r
○
fo
School アワード」の事務局業務を担い、120件の応募があった。
全国放送教育研究会連盟の事務局として全国8ブロックの研究大会や全国
大会の運営に関わった。全国大会には1,300人の教員が参加、同組織の研
究プロジェクトの活動を支援し、その成果を大会で発表した。また各ブロック
の研究会の理事会に出席し情報交換をするとともに、北海道ブロックの研究会
に研究者を派遣した。なお、全放連の最新の活動状況について、ホームページ
「放送教育ネットワーク」で紹介した。
○
「NHK杯全国中学校・高校放送コンテスト」の事務局を運営。都道府県
大会の参加者は中学校で600校3,874人、高校で1,662校1万8,1
94人となった。
視聴者サービス業務
8
番組公開・展示・催物業務
(1)NHK番組公開業務
○
NHKホール公開番組および都内派遣番組等
実
施
項
目
件数・日数
入場者数
定時公開番組
57(61)
162,257(171,312)
特集・企画番組
31(29)
60,431(56,796)
都内派遣番組
13(11)
9,640(11,648)
横浜・千葉・さいたま局支援業務
21(17)
19,561(15,542)
122(126)
251,889(293,449)
合
計
(
○
)内は26年度
NHKふれあいホール公開番組等
実
施
項
目
件数・日数
入場者数
定時公開番組
69(69)
15,528(14,928)
特集・企画番組
28(32)
5,974(8,296)
その他(公開番組・イベント等)※1
78(30)
11,395(8,916)
175(131)
32,897(32,140)
合
計
※1
その他にはNHK人事局・営業局・広報局等による施設利用を含む。
8
○
ファミリーイベント
実
施
項 目
件数・日数
おかあさんといっしょファミリーコンサート<春>
4(4)
25,247(25,420)
おかあさんといっしょファミリーコンサート<秋>
4(4)
25,152(25,087)
おかさんといっしょ宅配便 ポコポッテイト小劇場
58(61)
52,119(58,696)
ワンワンとあそぼうショー
92(84)
185,309(143,560)
8(11)
21,774(20,783)
つくってあそぼショー、ゴロリとあそぼショー
2(3)
1,230(3,128)
ルルロロわくわくコンサート
3(7)
3,600(4,504)
その他キャラクターショー等
15(21)
11,820(16,440)
186(195)
326,251(297,618)
どーもくんショー
合
○
入場者数
計
東京落語会
古典芸能の継承・普及を目的に昭和34年7月にスタートした会員制の落語
会で、毎月1回、ニッショーホール(港区・虎ノ門)で実施し、12公演で
延べ6,132人の入場があった(26年度6,192人)。
○ 8KスーパーハイビジョンおよびBSの広報・普及イベント
2016年の試験放送および2020年の本放送を控えた8Kスーパーハ
イビジョンのプロモーションイベントとして幅広い層に向け実施した。
実
施 項
目
上映回数
入場者数
FIFA女子ワールドカップ 2015 カナダ大会(横浜・港北会場)
60
1,353
39
1,154
5
806
12/31)
3
322
12/30~12/31)
24
1,709
4
836
135
6,180
<ライブおよび録画上映、8Kコンテンツ上映>
6/9~7/6
FIFA女子ワールドカップ 2015 カナダ大会(埼玉・川口会場)
<ライブおよび録画上映、8Kコンテンツ上映>
6/9~7/6
体感!8K夏祭り&スポーツ 8Kスーパーハイビジョンシアター
<コンテンツ上映>(ふれあいホール 8/7~8/9)
第 66 回NHK紅白歌合戦
(横浜・赤レンガ倉庫、イオンシネマ幕張、放送博物館
(上記関連)
体感!8Kスーパーハイビジョンシアター<コンテンツ上映>
(横浜・赤レンガ倉庫、イオンシネマ幕張
東日本大震災 5 年
NHK杯フィギュアスペシャルエキシビション
<ライブ上映、録画上映>
(ふれあいホール
1/9、1/11)
合 計
26年度とは実施項目・内容が異なるため実績比較値は掲載していない。
9
○ トライBS~記念フォトゲット~
NHKが主催・共催するスポーツイベントや放送センター公開イベント等
で「トライBS~記念フォトゲット~」を実施し、BSの普及と受信料制度
の理解促進を図った。
実
施
項
日数
入場者数
33(33)
23,204(9,211)
目
渋谷DEどーも2015(渋谷・放送センター)
第 17 回国際バラとガーデニングショウ(西武プリンスドーム)
第 48 回日本女子オープンゴルフ選手権競技(石川・片山津GC)
第 80 回日本オープンゴルフ選手権競技(兵庫・六甲国際GC)
第 34 回全国都道府県対抗女子駅伝(京都・西京極陸上競技場)
ふるさとの食にっぽんの食全国フェスティバル(渋谷・放送センター)
ほか
(
)内は26年度
(2)展示業務
○ 「生誕100年
ターシャ・テューダー展」
(9会場)、
「ハローキティ・ア
ート展」(6会場)、「くまのプーさん展」(7会場)等、年度当初計画を大幅
に上回る多彩な19企画を全国51会場で開催した。
(3)催物業務
○
宝くじ文化公演、宝くじふるさとワクワク劇場
(一財)自治総合センターが社会貢献事業として地方自治体と共催で実施す
る文化事業のうち、「宝くじ文化公演」(オーケストラを中心としたクラシッ
ク演奏会)と「宝くじふるさとワクワク劇場」
(お笑い芸人による演芸、地元
の方々とのトーク、コメディ)の制作委託を受け、全国21会場で実施した。
○ NHK全国ケーブルテレビキャラバン
NHK事業センターがNHKプロモーションに委託しているイベントのう
ち「ワンワンとあそぼうショー」について、財団がNHKプロモーションか
ら受注し、全国4会場で8公演(1会場2公演)を実施した。
○ 琴城流大正琴全国フェスティバル イン東京 2015
琴城流大正琴振興会から、NHKホールで7年振りとなった本大会の舞台
制作を受注し、6月に2日にわたって実施した。
○ 第27回JA全国大会
3年に1度開催される本大会の舞台制作および会場運営業務を全国農業
協同組合中央会から受注し、10月15日(木)にNHKホールで実施した。
○ 戸田市文化会館文化推進プロジェクト 市民ミュージカル
10
平成18年から市制施行40周年記念事業として、同事業の制作・運営業
務を(公財)戸田市文化スポーツ財団より継続受託しており、今年は、Th
e
River エピソードⅥ『あやかし谷の夏休み』」を公演した。
○「ラジオ深夜便」FMウォークin 下関
大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となった下関の名所・旧跡を訪ね歩いた後、
ドラマ出演者と「ラジオ深夜便」アンカーとのトークイベントで楽しむ一日
として、しものせき観光キャンペーン実行委員会、下関市、財団の主催で実
施した。ウォーキングとトークイベントには、延べ388人が参加した。
9
NHKスタジオパーク業務
〇
来館者数
入館者合計
27 年度
26 年度
・(
〇
有料入館者
個
人
団
体
無料入館者
559,879 人
134,699 人
16,648 人
408,532 人
(106.2%)
(109.1%)
(106.0%)
(105.3%)
526,960 人
123,435 人
15,701 人
387,824 人
)内の数値は前年比
・無料入館者は「無料公開デー」入館者を含む
27年度は、
『スタジオパーク』が昭和40年10月に“見学コース”とし
て開設してから50年の節目を迎え、8月の「1,500万人達成イベント」
や「スタパ50どーもくんタグフォルダー」等を中心にPRするとともに、
年間を通して多くのお客様に楽しんでいただける展示・イベントを実施した。
新たに450スタジオでは「“境界のRINNE”トークショー」の実施や
「“東日本大震災プロジェクト”中継会場」としたほか、高校野球期間中には
「特別公開」等を試みた。多目的にリニューアルした350スタジオでは、
「イカ大王体操イベント」や「精霊の守り人展」を展開した。
年末年始の「クリスマスステージ」、
「お正月イベント」の充実や「春のスタ
パまつり」を拡大し全日イベントを実施した結果、大筋の目安と決めた年間来
館者55万人を大きく上回ることができた。
○
来館者の意見・要望に対応し、トイレの子供用便座の整備や各フロアーへ
の車椅子の設置、コインロッカー利用案内の表示等にきめ細かく取り組んだ。
○
団体施策では、26年度に引き続き外部駐車場料金の負担化やクーポン契
約旅行会社へのインセンティブ設定をはじめとするさまざまな周知に努めた
結果、クーポン契約団体が増えたり、
「はとバス」のコースが復活するなどし
て、件数では26年度の実績を上回ることができた。しかし、入館者数では
若干下回る結果となった。
11
団体件数
団体入館者数
2,392 件
111,692 人
27 年度
(100.9%)
(97.4%)
26 年度
2,371 件
114,638 人
この内、小学校5年生向けに実施した「スタジオパーク ジュニア学習会」
の参加者は123件9,397人となった。(26 年度:137 件 11,059 人)
○
スタジオカフェでは「花燃ゆ御膳(大河ドラマ)」や「関西風きつねうどん
セット(あさが来た!)」等の企画メニューを提供したほか、好評の「週替わ
りランチ」もリクエストに応えて提供した。また、閑散時間対応では、
「黒み
つ・きなこソフトクリーム」や「ホットワッフルセット」等、幅広い顧客サ
ービスも実施した。その結果、レストランの売上が昨年度を約370万円上
回った。また、ガス単価の見直し等、積極的な経費節減にも努めた。
特に、27年度は、8月から4か月間お客様に“アンケート”を実施し、
148件を回収、テーブルクロスの変更や混雑時の要員増員をはじめ細かな
味付けの検討等にも取り組んだ。
NHKホールでも、
「琴城流大正琴全国大会」や「英国ロイヤルオペラ・ド
ンジョヴァンニ」等のケータリング受注をはじめ、外部貸出時には入場者の
ニーズに応えアルコール販売を始める等の試みもおこなった。
10
NHK放送博物館業務
○ 「放送の過去・現在・未来」をコンセプトに、27年2月16日からおよそ
1年間かけて館内の大がかりなリニューアル工事を実施した。1階から3階
まで展示内容を一新し、最新のデジタル技術を使った体験型展示を増やした
ほか、次世代テレビの8K・スーパーハイビジョンシアターを新設した。
○
リニューアルオープンは28年1月30日で、8K上映の効果等もあり、
入館者は2月が1万0,021人、3月は1万3,564人を記録し、以前に比
べ3割ほど増加した。また年齢層も、親子連れや20代のカップルなど若い
人たちの姿が目立つようになった。
○
27年度の企画展示は、28年3月が放送博物館開館60年にあたること
から、「放送博物館60年展」を28年5月末まで開催している。
○
リニューアル休館中の4月29日から9月30日までの5か月間、渋谷の
ふれあいホールで「放送博物館in渋谷」を開催した。またNHK広報局、
事業センター等と連携し、
「放送90年特別巡回展」を27年3月の東京タワ
ー会場からスタートし1年間かけて大阪、名古屋、札幌等、全国8会場で実
12
施し、長期にわたった休館中も博物館の所蔵品の展示を継続した。
○
イベントは「みんなの健康教室」を慈恵医大を会場に隔月で6回実施。大
晦日には「紅白歌合戦」のパブリックビューイングを8Kシアターで開催。
3月はリニューアルオープンと放送記念日にちなんで、芸能生活80年を迎
える中村メイ子さんを招き、「私とNHK」と題する特別講演会を開いた。
11
「NHKホール」「NHKみんなの広場ふれあいホール」業務
(1)NHKホール業務
○
27年度NHKホールには68万6,940人(前年度比+3万2,700
人)の入場客がありNHKの公開番組や各種のコンサートを観覧した。
○
NHKによるホール使用は195日で前年度より9日少なく、N響利用は
45日で5日減少した。N響は高輪の演奏所改修が終了し、
「練習」のためN
HKホールを使用したのが2日間だったことによる。
○
外部公演では、前年度に引き続きオペラ公演があり、9月に英国ロイヤル・
オペラ歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の上演(3公演)があった。各種コンサ
ートの使用等、放送法20条3項に基づく外部利用は126日で、前年度よ
り15日増え、利用料収入である副次収入も前年比で3,600万円増え、
3億4,106万円(税抜)で、2年連続で3億円を超えた。
○
夏季集中工事(8月に22日間)を中心に補修工事を行った。ホール照明
調光設備、ワイヤレスマイクの更新等の設備面に加え、施設では天井の落下
防止対策工事を正面エントランス、2階ロビー、客席大天井等で実施した。
NHK使用
128日(125日) 外部利用
NHK交響楽団使用
126日(111日)
45日(50日) 整備保守
67日 (79日)
※上記表内(
)は26年度
(2)「NHKふれあいホール」業務
○ 「ふれあいホール年間入場者数(公開番組・イベント)」は25年、26年
と2年連続して減少したが、27年度の年間累計実績は3万2,897名とな
り、僅かではあるが前年比2.3%の増加となった。
○
ドラマ制作のロケセットや「日本賞」の会場として利用されるなど、施設
の利用方法にも変化が見られた。ギャラリーでは、愛宕山のNHK放送博物
館がリニューアル工事により休館したので、
「NHK放送博物館IN渋谷」と
して所蔵品を半年間にわたって展示・公開した。
○
平成28年2月15日から3月5日にかけて館内空調設備の更新工事が実
施された。その結果、経年劣化による設備の機能低下は改善され、より安定
した施設管理が可能となった。
13
12
ソフト業務
NHK語学講座のCDテキストの発行およびNHKの音声番組を活用
したソフトの制作やNHK番組関連の放送記念品の制作、販売業務
(1)NHK語学講座番組音声テキスト業務
○
NHK語学講座番組の「音声テキストCD」(18講座*)を、利用者の
学習効果の向上を図るため、番組と連動した内容で毎月発行した。
「基礎英語1・2・3」の発行数は52万9,700部(26年度比97.
6% ▲1万3,200部)。
単体CD(15講座)の発行数は65万2,600部(26年度比91.6%
▲5万9,550部)と26年度から大きく部数を減らした。英語系・ハング
ル講座の落ち込みが影響している。
(26年度比「英語系」90.8%、
「ハン
グル」85.2%)
*18講座の内訳
英語:〈CD付テキスト〉
「基礎英語1・2・3」〈単体CD〉「ラジオ英会話」「英会話
タイムトライアル」
「入門ビジネス英語」
「実践ビジネス英語」
「攻略!英語リスニ
ング」
(以上ラジオ第2)「おとなの基礎英語」(Eテレ)
その他の言語:〈単体CD〉
「まいにちドイツ語」「まいにちフランス語」「まいにち中国
語」
「レベルアップ
中国語」「まいにちスペイン語」「まいにちロシア語」「まいに
ちハングル講座」
「レベルアップ
ハングル講座」
「まいにちイタリア語」
(以上ラジ
オ第2)
○
ラジオ「アラビア語講座」
「ポルトガル語入門」のCDを放送にあわせて発
行した。
○
CD音源のダウンロード販売を「ラジオ英会話」など13講座で行った。
○
放送番組のダウンロード販売も「入門ビジネス英語」等、6講座で実施し、
また㈱NHK出版と共同でスマートフォン向けに「実践ビジネス英語」等、
9講座をアプリケーションソフトとして配信した。
(2)制作・販売業務
○
NHK音源を活用してNHKCD「アンネの日記」
「名曲アルバム
ベスト
セレクション36①・②」「NHK落語名人選100」「NHK名曲アルバム
150選
威風堂々」「漢詩をよむ~中国こころのうた」等を発行した。また
「N響プロムナードコンサート」は純クラシックCDのセット物にかかわら
ず6,800セット販売と収入に貢献した。
○
CD+DVD「志ん朝三十四席」をNHKエンタープライズと共同発行した。
○
NHKラジオ番組「ラジオ深夜便」関連では、番組からの委嘱を受け“深
14
夜便のうた”の楽曲として年間8曲の原盤を制作・納品した。 また、新たな
商品開発へのトライアルとして「ラジオ深夜便オリジナルバッグ(全4種)」
を製造し、深夜便ファンに向け販売を行った。
○
㈱ユーキャンからの依頼を受け、CD講話集として「中西進のふるさと講
話集」「坂東眞理子講話集
○
いい笑顔いい人生」を制作・発行した。
光村図書出版㈱からの発注で、平成28年度版「中学校国語」のコンテン
ツ制作を行った。
○
音声配信事業については前年度比で86.7%。無料ストリーミングサービ
ス等の影響による、語学配信の不振が大きい。
○
独自配信サイト「NSCダウンロードストア」を28年1月に開設、3月
には語学テキスト電子版と語学コンテンツの同時配信サービスを開始した。
○
通信販売では、CD・カレンダーを中心としたDMを10月、11月に実
施した。また、「ステラ」「ラジオ深夜便」の誌上広告や、定期購読者への同
梱チラシ等で商品告知をし、販売を行った。
○
カレンダーは「NHKワールド」「気象予報士」「富士山」「NHKラジオ体
操・テレビ体操」「CD付NHK名曲アルバムカレンダー」「とっさのひとこ
と日めくりカレンダー」等を引き続き発行するとともに、
「女性の手帳」ラジ
オ深夜便「誕生日の花カレンダー」「日記手帳」も販売した。
○
NHK放送博物館の展示リニューアルにあたり、400本をこえるコンテ
ンツを制作・納品した。
○
受託映像制作として、「国立科学博物館 地球館
テンツ」「周南市美術博物館
像」「電車とバスの博物館
フロアガイド端末用コン
まどみちお展示映像」「憲政記念館
企画展映
展示映像」「27年度ふるさとイベント大賞」等
を制作した。
(3)放送記念品業務
○
「NHKスタジオパーク」「NHKホール」「NHK放送博物館」やNHK
各放送局の会館公開等への来館者に対して放送記念品を販売した。
○ 「NHKのど自慢」等、地方の公開番組の来場者に対しては、
「NHKのど
自慢」マイク飴、ソックス、ショッピングバック等を新たに商品開発して、
視聴者サービスに努めた。
○
連続テレビ小説「まれ」の「魔女姫」イラストを使用したストラップ、T
シャツ、ステッカー、クリアファイル、マスキングテープ、スティック型付
箋、アドクリップ付ボールペン等、オリジナルグッズの展開を行った。
15
社会奉仕業務
○
月刊誌「ラジオ深夜便」を全国の老人福祉施設に寄贈した。送付部数の合
計は9万0,072部。
○
(社福)日本点字図書館による点字週刊誌「NHKウイークリーガイド」の
発行経費の一部を助成したほか、点字編集資料として「ステラ」と「NHK
ウイークリーガイド」を提供した。
○ 「NHK杯全国中学校放送コンテスト」の主催者になるとともに、経費の
一部を負担した。
○ 「NHK杯全国高校放送コンテスト」の共催者になるとともに、経費の一
部を負担した。
○
「放送教育研究会全国大会」「放送教育研究会地方大会」の経費の一部を
負担した。
○
NHKハートプロジェクトに関連して、「介護百人一首」の作品集の制作
経費を財団が負担するとともに、作品集を応募者や一般の希望者へ無償で頒
布した。「介護百人一首」の制作部数は2万部。また、無償頒布部数は1万
5,463部(27年度末)。
なお、社会奉仕業務は、一般財団法人への移行における公益目的支出計画の
実施事業である。
コンプライアンス
1
リスクマネジメント、コンプライアンスへの取り組み
○
理事長を委員長、常勤役員を委員として構成するリスクマネジメント委員
会(27年度は14回開催)において、年次活動の「工程表」を策定し、推
進計画を明示するとともに、四半期ごとの進捗状況の検証および当初計画の
詳細確定、変更・追加に合せた次の四半期の「工程表」の更新を行い、推進
活動の着実な実施を図った。
○
前年度からの継続課題である「適正経理の推進」および「消費税対策特別
措置法」、「下請法」の趣旨に沿った「外部取引におけるコンプライアンスの
徹底」に取り組んだ。また、NHKの「財団法人等ガバナンスプロジェクト」
の提言による「与信管理規程」、「債権管理規程」の策定および「出金管理」
等における「コンプライアンスの徹底に関する緊急点検」を通して、NHK
のコンプライアンスルールへの適合性強化を図る等、NHKグループ全体と
16
してのリスクマネジメント活動への対応を行った。
○
個人情報保護活動では、
「関連団体システム個人情報セキュリティ強化アン
ケート」の分析結果報告および内部監査室の「個人情報保護監査報告」に示
された、USBフラッシュメモリーの管理手順の見直し等、個人情報漏えい
防止対策の改善に向けた対応を行ったほか、マイナンバー制度のスタートに
あたり、その適正な取り扱いの確保に組織として取り組むため、
「個人番号お
よび特定個人情報の保護に関する基本方針」の制定等、関連規程を整備した。
2
内部監査の実施
○
内部監査室が平成26年7月に発足してから、初めての実地監査を27年
度に実施した。リスクの軽重を勘案して、本社は販売部門を中心に5つの部、
支局は規模の大きい大阪・名古屋の2支局で、監査を実施した。また個人情
報のデータを扱っているシステムの点検など個人情報保護監査を実施した。
○
監査で改善を提案した事項のうち、各職場に共通する課題(「出張時の手続
き・経理処理等のルール」や「マイカー業務上使用の安全管理」)について、
組織全体に周知しコンプライアンスの徹底を図った。
その他
1
評議員・評議員会
①
評議員(27 年 6 月 25 日現在)
氏
名
就任年月日
現職等
岡野俊一郎
25. 4. 1
国際オリンピック委員会名誉委員
行天豊雄
25. 4. 1
(公財)国際通貨研究所理事長
遠藤利男
25. 4. 1
元(株)NHKエンタープライズ 21 代表取締役社長
坪井節子
25. 4. 1
(社福)カリヨン子どもセンター理事長、弁護士
樺山紘一
25. 4. 1
印刷博物館館長
山西潤一
27. 4. 1
富山大学人間発達科学部
小泉公二
27. 6.25
(株)NHK出版代表取締役社長
福 井
敬
27. 6.25
NHK専務理事
今 井
純
27. 6.25
NHK理事
大橋一三
26. 6.26
NHK広報局長
17
教授
②
評議員の就任・退任
年月日
27. 4. 1
就
任
氏
名
山西
潤一
27. 6.25
〃
小泉
公二
〃
〃
福井
敬
〃
〃
今井
純
溝口
明秀
27. 6.25
③
就任・退任
退
任
〃
〃
塚田
祐之
〃
〃
吉国
浩二
評議員会
開催回
開催月日
第165回
27. 6.25
議
題
① 平成 26 年度事業報告および収支決算
② 評議員の選任
③ 役員の選任
第166回
28. 3.17
① 平成 28~30 年度
3 か年経営計画
② 平成 28 年度事業計画および収支予算
③ 職制の改正
2
理事・監事・理事会
①
理事および監事(27 年 6 月 25 日現在)
役職名
氏名
本
就任年月日
現職等
理事長
米
信
27. 6.25
常務理事
永田洋一
26. 6.26
常務理事
佐々木貞夫
27. 6.25
理事
髙井俊和
26. 7. 1
理事
金山伸二
27. 7. 1
理事(非常勤) 五十嵐耕一
25. 6.27
(一財)桐仁会理事長
理事(非常勤) 石 川 昌 平
25. 6.27
(有)石川環境システム研究所代表取締役
理事(非常勤) 黒 羽 房 子
25. 6.27
元(株)日本経済新聞社編集委員
理事(非常勤) 山 口 彭 子
25. 6.27
武蔵野市教育委員会委員
理事(非常勤) 三 谷 行 夫
25. 6.27
(株)NHKエンタープライズ常務取締役
監事(非常勤) 河 内 秀 則
27. 6.25
NHK関連事業局長
18
②
③
理事の就任・退任
年月日
役職
就任・退任
氏名
27. 6.25
理事長
就
任
米 本
〃
理事
重
任
佐々木貞夫
〃
理事長
退
任
石黒一郎
27. 7. 1
理事
新
任
金山伸二
信
理事会
開催回
開催月日
第432回
27. 6. 5
議
題
① 平成 26 年度事業報告および収支決算
② 公益目的支出計画実施報告書
③ 監事監査規程の策定
④ 定時評議員会の開催
⑤ 職務執行の状況
第433回
27. 6.25
① 理事長の選定
② 業務執行理事の選定
③ 役付理事の選定
第434回
28. 3. 9
① 平成 28~30 年度
3 か年経営計画
② 平成 28 年度事業計画および収支決算
③ 職制の改正
④ 臨時評議員会の開催
⑤ 職務執行の状況
⑥ 平成 27 年度内部監査実施結果
④
理事および監事に支払った報酬の額
対象者
人数
報酬の額
理事
10名
73百万円
監事
1名
(無報酬)
(注)非常勤理事については、理事会に出席の都度、定額を支給。
3
27年度末従業員数
232人
東京:191人、大阪:14人、名古屋:5人、広島:5人、
福岡:4人、仙台:4人、札幌:6人、松山:3人
事業報告の附属明細書については、「事業報告の内容を補足する重要な事項」
が存在しないので、作成していない。
19