「珍しく水を噴き上げているベルサイユ宮殿の庭園」 投稿者:勝岡 宣夫(M1) 関東副支部長・情報委員長 僕は卒業以来ずっと古河電工の電力・送電線部門に従事してきました。 現在は古河 の電力部門とフジクラの電力部門が合併してできたビスキャスという会社に勤務して います。 結局、僕の社会人人生は送電線に係わるものです。 送電線の構造物設計の基本は「自然を相手にいかに壊れない経済設計をするか」で す。つまり、冬の雪や氷、夏の台風、環境による腐食などに耐える設計を提案するこ とがメーカーとしての役目でした。 重要な送電線を建設するに当たり気象観測は特に重要で、全く電源が無く-20℃にも なる山のてっぺんで動く気象観測ロボット(とは言ってもメカ的にガッチャン・ガッ チャン動くようなものではありません)を作って観測したこともありましたが、この ときはひどい目に遭いました。 ヘリコプターでロボットのある山のてっぺんに下ろされましたが(着陸はできないの でヘリから飛び降りるが胸まで雪に埋まってしまい這い出るのも大変)下山に失敗し 15時間も雪山をさ迷い最後はまたヘリに助けられました。(死ぬかと思った、実際 にこの日関西で同じような仕事で2名亡くなった。) 勤務先は世界の観光地日光(古河電工の工場がある)をスタートに東京丸の内本社 (昔のサラリーマン映画に出てくる典型的なオフィス街で一度はかよってみたかっ た)に6年、静岡の蒲原(桜海老のかき揚げが最高)に4年、海外ではハンガリーで 2つの会社を預かって5年勤務しました。 ハンガリーのおかげで世界の大きさが実感でき、ヨーロッパや周辺国を訪問して歴 史・文化を肌で知ることができました。 以上簡単な自己紹介ですが仕事やヨーロッパの経験など皆様の役に立つこともあるか も知れません。 コンタクトには遠慮なくH.P.を活用してください。 勝岡 宣夫
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