忠南大学 International Summer School <事後報告書> 事後報告書> 1. 出発前に 出発前に準備したこと 準備したこと • • • 2. プログラムが プログラムが始まってから、 まってから、「出発前 「出発前にしておけばよかった 出発前にしておけばよかった」 にしておけばよかった」と思ったこと • • • 3. 大学で韓国語の授業を受けていた 現地の友達に報告した iPhone に韓国・韓国語関連のアプリをインストールした 現地の観光情報を調べる 自己紹介と話のネタを暗記する(専門、趣味など) 大学関係の期末課題をもっと早く終わらせる プログラム参加中 プログラム参加中は 参加中は、1 日の過ごし方 ごし方について 平日は基本的に授業が10時から始まった。それほど早くないが、食堂で朝食を 食べるのに、7時半と9時の間に入らなければならない。食堂は寮にすごく近いが、 授業が行われている国際センターに行くのには歩いて20分ぐらいが必要だ。授業 は10時から12時までで、その途中10分休憩がある。12時になると、国際セ ンターに近い別の食堂で食べるか、キャンパスから出て、近くのレストランでラン チするか。しかし、午後の文化体験は13時集合ということが多かったので、簡単 なもの以外、キャンパスの外で食べる余裕があまりなかった。文化体験はさまざま で、毎回異なっていたが、だいたい17時にはキャンパスに戻っていた。食堂での 夕食の時間は18時と19時半の間だ。 それが終わると、ジムに行ったり、キャンパス内の安い喫茶店でエスプレッソを 飲みながら勉強したりしゃべった。週末は、授業もイベントもなかったので、完全 自由行動だった。朝食を取らずに遅くまで寝たり、勉強したり、旅行に行ったりし た。 4. 授業の 授業の時間割や 時間割や内容、 内容、先生の 先生の教え方、分りやすさについて 授業に関して少しがっかりした。まず、量的な問題があった。授業は月曜日から 木曜日まで、合計12回しかなかった。そして休憩や遅刻などを除くと、一回当た り実質1時間半の勉強だった。その結果、3週間のプログラムで韓国語を勉強した のは15時間ぐらいだった。 また、レベル的な問題もあった。クラスは一応レベル分けされていたが、全参加 者の4分の3が韓国語をしゃべれなかった。そのため、ハングルの読み書きができ る人は全員レベルの一番高いクラスで勉強することになった。そのクラスで11人 いたが、レベルが結構バラバラだった。 最後は教え方にも問題を感じた。先生は優しくて楽しかったが、説明はそれほど うまくなかった。また、教科書がなかったせいか、授業内容も今一だった。文法を あまり勉強せず、語彙をホワイトボードに次々と書いて、学生同士の会話練習がメ インだった。 5. クラスメイトの クラスメイトの人数、 人数、国籍、 国籍、クラスの クラスの雰囲気について 雰囲気について クラスは10人ぐらいで、日本人はトルコ人と一番多かった(3人ずつ)。日本 人に加えて、中国人の留学生と僕を入れたら、日本語しゃべれる人は約半分だった。 そして、ロシア人、台湾人とタイ人が一人ずついた。日本人の生徒、あるいは日本 語ができる生徒が半数だったせいか、授業中で日本語での発言が多かった。しかし、 先生も優しく、クラスの雰囲気はとても明るくて、皆がよく笑っていた。最後の授 業は、ユンノリ(윷놀이)という伝統的ゲームをずっとやったが、うるさすぎると いうことで、先生が隣の事務所の人に怒られてしまったというほど、先生がノリよ かった。 6. 予習復習と 予習復習と宿題について 宿題について 僕自身は予習復習をあまりしなかった。たぶん他の人もやらなかったと思う。な ぜかというと、まずその日のプリントはその日に配られていたからだ。そして、宿 題とかも出されなかった。先生側からもあまり期待されていないことが伝わってい た。結局、毎回の授業に出席すればいいという雰囲気だった。毎回出席しなくても よかった。 7. 授業以外の 授業以外のアクティビティについて アクティビティについて 大学が準備してくれたアクティビティは充実していて、全て無料だった。学内の ものだと、特別講義、おりがみクラス、KPOPダンスのクラス、そしてテコンド ークラスがあった。アクティビティとしてはあってもなくてもいいという感じだっ たが、他の参加者や韓国人学生のサポーターとの交流機会になるという意味ではお もしろかった。 学外のものだと、デジョンの科学産業団地ツアー、陶器クラス、サムルノリ (사물놀이、朝鮮の伝統楽器)体験、ソウルツアー、寺見学、韓国料理教室、ビー チ遊びやヒュンダイの工場見学などがあった。韓国人学生のサポーターと一緒に大 型バスに乗ったので、移動も快適で無料だった。このようなアクティビティは、韓 国文化を直接に体験できる上、外部のさまざまな人と接してしゃべることができる ので、とても有意義で面白かった。 このプログラムは、韓国語能力を向上させるものというよりも、韓国文化を体験 するものだ。そう考えると、とてもよくできているプログラムだ。また、他の外国 人と一緒に韓国語と韓国文化を学べることによって、新しい視点が得られて大変勉 強になった。その上、韓国語と韓国文化に限らず、国際交流の場ともなった。トル コの伝統舞踊を学んだことなど、様々な文化を知る機会でもあった。 また、プログラムの目玉の一つとしてインターナショナルフェアというものが企 画されている。全参加者が自分の出身国について、ブースと発表を準備している。 プログラムの最後の週に、先生、一般学生や関係者などにも公開されているイベン トが行われている。伝統衣装を着たり、各国の菓子と食べ物を食べたり、クイズを したり、自国の紹介をしたりする楽しい時間だ。プログラムが始まる前は大阪大学 から参加した一人の学生にメールで、「一緒にやりませんか」という誘いをいただ いたので、私は日本チームの一員として参加した。日本チームの他のメンバーは大 阪大学から3人の日本人学生と九州大学から1人の中国人留学生だった。 8. 寮等の 寮等の宿泊先について 宿泊先について 忠南大学のプログラムでは、男女で分かれて学生寮に泊まることになっている。 学生寮が10棟以上あるみたいだが、プログラム参加者は全て7号棟(女性専用) と8号棟(男性専用)に集まれていた。各寮には寮生しか入ることができない。キ ャンパス内には何千人もの学生が住んでいる。大学の中に小さなまちがあるぐらい の大規模だ。 基本的には二人部屋で、プログラム参加者同士のペアが組まれた。同じ国籍の人 が同じ部屋にいないようにペアが作られていると思われる。部屋自体は二人が生活 できるように十分に大きい。ベッド、勉強机、本棚やクロゼットなどが一つずつあ る。インターネットの接続口もついているので、自分のパソコンとLANケーブル を持っていけば、少し遅いがインターネットできる。トイレ・シャワー室、キャン パス内専用の電話とエアコンは二人で利用することになっている。部屋の温度設定、 消灯時間、目覚ましい時計の設定時間、シャワータイムやエアコンのリモコンの置 く場所などルームメイトと早く相談すべきだ。建物自体は大きくて、エレベーター 付きだ。1階には、ランドリー室(洗濯機と乾燥機)、電子レンジや勉強室がある。 各階には、テレビスペースと浄水器があって、WIFIが利用可能だ。建物の周辺 には、イタリア料理、バーガー屋、喫茶店、コンビニ、雑貨屋やジムがある。 食堂に関しては、朝食、昼食と夕食が決まった時間に食べられる。プログラムの 初日に食券をもらった。プログラム期間中の朝食と夕食の分が与えられていたが、 昼食にも使える。実際に朝起きられなかったり、晩ごはんを外で食べたり、週末で 旅行したりすると、食券が余ることになる。朝食と夕食の時、AとBメニューがあ る。朝食は結構変わるが、夕食は差ほどではない。メニューを変えても、食堂で食 べると赤い食べ物しか出ない。三週間食べ続けると、とてもではないが結構しんど くなる。ちなみに、朝食にはコーヒーが出ない。また食堂のおばちゃんに笑顔で接 したら、おかわりができる。 9. 現地での 現地での習慣 での習慣の 習慣の違い(カルチャーショック) カルチャーショック)やマナーに マナーについて カルチャーショックはたくさんあったものの、たいへん異なる二つの文化(フラ ンス文化と日本文化)の間で生活することにすでに慣れているから、ショックのイ ンパクトが弱かったかもしれない。またカルチャーショックというよりも、感動や 刺激を与えるものは多かった。 特に、注意することはないと思う。失敗しても(優しく?)教えてもらうので、 覚えれば問題ない気がする。けれども、日本人にとって韓国人の〈教え方〉や〈話 し方〉はちょっとキツイかもしれない。僕でも、駅や市場などで迷ったら、韓国語 で大きな声をかけられたり、力強く引っ張られたりして、手伝われているか怒られ るかがよく分からない。 10. 10. 食事について 食事について • 赤いトウガラシよりも、緑トウガラシに注意すべき • • ラーメンを頼んだら、手作り麺ではなく、インスタント麺が出てくる コーヒーに関しては注意すべく点 o スーパーやコンビニなどにはインスタントコーヒーしかない ワンカップ用の小袋で販売、1個からお得パック(500個入り)まで の購入可能 o インスタントコーヒーも缶コーヒーも、ミックス(クリーム入り)が多く て、とても甘い o ドリップのパックや粉は非常に珍しい o 喫茶店でエスペレッソを頼んだら、 「苦いよ」と心配そうな顔で店員に2回も言われた 大きな紙コップに出された 僕は辛いものが結構好きなので、今回も全てを美味しく頂いた。韓国人の友人た ちに、辛すぎないかとよく心配されていたが、2回しか〈事故〉が起こらなかった。 11. 11. その他 その他、食生活に 食生活に関するアドバイス するアドバイス • • • • • 金属の箸で、スープを食べると火傷の恐れがあるので、注意をすること 食事の時は、二人以上で食べることをすすめる (韓国人のように) 韓国人は食べるのがとても速いので、一緒に食べる時は急いだ方がいい 屋台で食べてみることをすすめる 値切りをやってみることに損はない 12. 12. 現地の 現地の物価に 物価に対する印象 する印象 • • • • • 食べ物が安い 外食も安い 交通機関は安い (タクシー、バス、地下鉄や電車など) (友達と一緒に移動する時、バスよりもタクシーが安いこともある) 美術館や博物館の入場料は安い (無料のものも多い) 電化製品は比較的に高かった、日本と比べれば特に安くなかった 13. 13. 現地の 現地の気候について 気候について プログラム期間中はずっと蒸し暑い天気だった。例年も温度が高いらしいが、今 年は特に暑かったみたい。同じく、雨の降り方も非常だったそうだ。スコールのよ うに、急に多量の雨が降ってくることが多かった。雨具は準備していなかったので、 現地で傘を買うことになった。 14. 14. 服装についての 服装についてのアドバイス についてのアドバイス 真夏なので、やはり暑くならない服装がいい。男子はTシャツ、半ズボンとサン ダルを着る人が多かった。けれども、ちょっと涼しい時(夜や雨の時)、そしてち ょっとフォーマルな時のためはジーンズとシャツぐらいも必要だ。韓国人男性の中 では襟を立てたポロシャツとメジャーリーグのキャップを身につけるのが最高の ファッションみたい。 女子はワンピース、またはTシャツとショートパンツやスカート、そして同じく サンダルをはく人が多かった。韓国人女性の間では、下衣失踪(하의실종、短いボ トムに長いトップを着てボトムを着てないように見せる)というファッションが流 行していたおかげで、ショートパンツとミニスカートは本当に短かった。特にソウ ルでは非常に印象的だった。その上で、高いヒールをはくと、インパクトがかなり 大きくて、 日本人女性のファッションと対照的だ。もう一つは、女性の髪形である。 ほとんどの若い女性は前髪をきれいに整っている。一方、50歳以上の女性は、例 外なく、パンチパーマをかけている。この均一感は恐ろしかった。 15. 15. 健康管理について 健康管理について注意 について注意すべきこと 注意すべきこと やはり、お酒が安いから飲みすぎるのには要注意だ。 16. 16. 日本から 日本から持参 から持参するとよいと 持参するとよいと思 するとよいと思われるもの 現地でも簡単に安くて購入できるものなら、 • (パソコンを持っていく人は) LANケーブル • 傘(折り畳みの方がいい) • 電気アダプター (カメラやケータイなどの充電に) • スリッパ、サンダル (寮の中とキャンパス内での移動のため) • 洗剤 (自分の洗濯ができる分ぐらい) 現地では、調達しにくいものなら、 • (コーヒーが好きな人には)マイ・コーヒー・セット • (お世話になる人に配るための)(ちょっとした)日本のお土産 17. 17. 実際に 実際に行ってみて、 ってみて、その国 その国に抱いた印象 いた印象 • • • • • • • 日本とは、よく似ている面があるものの、正反対の面もある 人々は、ソーシャルライフ(人間関係、他者とのつながり)を重視する 人々は、最初からあまり笑顔で接しないが、しゃべってみると、実はやさしい 韓国のまちは、いきいきしていて、人々の生活の場の一つになっている どこ行っても工事現場が見られるのは驚きだが、ダイナミックな印象を与える サムスンとLGは、実は巨大グループで、恐ろしいぐらい存在感が大きい ナショナリズムのような感情は思っていた以上に強く感じる (プログラム期間中に独立記念日があったせいかな?) 18. 18. プログラム参加 プログラム参加を 参加を通じて感 じて感じたこと このプログラムで感じたことはいろいろあった。一つは、言語を現地で学ぶ喜び だ。午前の授業で学んだことを、その日の午後から実際に使ってみることによる快 感は大きい。もう一つは、まだマスターしていない言語で、言いたいことが思いの ままに言えない辛さだ。日本語を学んだ時でも、体験していた気持ちのはずだが、 いつの間にかそれ忘れてしまった。言いたいことがあって、頑張ってみたら言えそ う。。。だが、やはり言葉が詰まったり、文を完成するのに時間がかかったりして、 大変だった。 けれども、韓国文化体験などのアクティビティが充実していて、学びと遊びの機 会が多いプログラムだ。休める時間があまりないほどだ。そして、サマースクール は夏休み中に行われているが、(英語、中国語や日本語などの)語学研修があるた め、韓国人の学生がまだ多く残っていて、いきいきとしたキャンパスが楽しめる。 韓国人と他の外国人と仲良くして、国際交流ができるとても楽しい経験になった。
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