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愛媛の観光資源をさらに磨くために

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愛媛の観光資源をさらに磨くために
パート2
前回のアイニュース掲載の「発掘さ
れるべき愛媛の豊かな観光資源」と
いう記事をご覧いただけましたか?
愛媛にはリピーターとなる外国人も
含めて、たくさんの外国人観光客を
招き寄せる魅力的なところがたくさ
んあると言うことをご理解いただけ
たかと思います。しかしながら、問
題は山積みです。だからといって、
問題を全て解決してから、愛媛に外
国人観光客を呼び込むなんて悠長な
事は言ってはいられないのです。
一つの問題点として、地方自治体
が、日本語のパンフレットを作る事
に重点を置くことがあります。南予
の観光振興のために企画された「南
予いやし博2012」では、さまざ
まな種類のパンフレットが作られま
した。
「いやし博」は主に中予、東予の人
たちを対象にしていました。しか
し、パンフレットは行き渡らず、莫
大な金額(税金)が、誰も見ないパ
ンフレットを作ることに浪費されま
した。 税金を払っている者として
は、これはとても残念な事で、二度
とないことを願います。
そして、パンフレットが英語に翻訳
される際に、再び無駄が生じている
と思います。外国人観光客向けの情
報は違った視点を必要としています
から、日本人向けに作られた情報を
ただ翻訳しただけでは、役に立ちま
せん。外国人は、予備知識も、興味
があることも、必要とする情報も日
本人とは異なっているのです。例え
ば、大洲の「鵜飼い」を例に取って
みましょう。「鵜飼い」は素晴らし
いアトラクションです。けれども、
多くの外国人は、おそらく「動物虐
待だ。そんなことは促進したくな
い。」と考えるのです。けれども、
もし彼らが、鵜は、鵜匠一家に家族
同然に扱われ、野生の鵜よりもかな
り長生きすると言うことを知れば、
「鵜飼い」をきっと見てみたいと思
うはずです。外国人向けの情報案内
は、日本人向けとは違ってなければ
ならないと言う良い例です。外国人
観光客に適切な情報を提供するため
に、地元の知識もあり観光の専門知
識を持った外国人コンサルタント
が、必要だと思います。地方自治体
は.こういった人材を開拓する働き
かけをするべきだと思います。
翻訳自体は、ある程度条件は満たし
ていると思いますが、英語を母語と
する専門家によって、適切に翻訳さ
れることが必要です。そして、レイ
アウト後も、再度チェックしてもら
ロッド ウォルターズ
う必要があるとおもいます。現在の
ところ、沢山の下手な翻訳をされて
いる物があります。愛媛県はまた、
過去の翻訳のデータベースを作る翻
訳メモリーを系統的に使うことで、
節約もすることができると思いま
す。
愛媛が持つ将来性のある物の一つ
に、日本に暮らす外国人の数の多さ
があげられます。実際に半永久的に
日本に暮らす人もいれば、短期の海
外駐在員もいます。東京の金融機関
でストレスの多い仕事に就いている
人々や名古屋のトヨタで外国人エン
ジニアとして働く人々、彼らが、も
し、しまなみ海道をサイクリングし
たり、四国遍路をしたりすれば、
きっといい気分転換になります。こ
のようないいところが愛媛にあると
知っていたら、都会からわざわざ
や ってく る と 思 う の で す。 け れ ど
も、彼らは、こんないい所を知らな
いのです。なぜなら、愛媛県は、彼
らに伝える努力をしていないからで
す。彼らの家族が海外から来日する
と、彼らは京都に行きます。愛媛で
はなく。なぜなら彼らは京都につい
てしか知らないからです。日本旅行
情 報 サイ ト ” ジ ャパ ン ツ ー リ ス ト
JP”の愛媛の代表として、私はこの
問題を解決しようと試みています。
まだまだいろいろな助けが必要です
が。
日本に暮らす外国人は、ある程度日
本語を話し、畳の上をトイレのス
リッパで歩くなんて事はしません。
日本の習慣をよく知っています。で
すから、愛媛のガイドやホテルに
とって、受け入れしやすい観光客だ
と思います。必要なのは、彼らを招
き入れる方法を見出す事なのです。
表参道にある「えひめカフェ」は、
首都東京で愛媛をPRする
いい方法です。けれども、
英語での案内がありませ
ん。日本に暮らす外国人た
ちも、カフェで愛媛のおい
しい食べ物を楽しんでいま
す。せっかくの機会を無駄
にしているのです。また、
愛媛にもっと近い、大阪に
暮らす外国人観光客も呼び
込むことも大切です。大阪
からフェリーでの船中泊はホテル代
も浮きますから、観光客にとっては
またとない機会なのです。でもこの
情報を得るのが難しい。案内は日本
語でしかないのです。ホームページ
で英語のサイトを作るのにそれほど
費用はかかりません。
外国人観光客を大歓迎しますという
ことを、接客業関係の方達からよく
耳にします。しかしながら、彼らに
は、言語能力がたりない。心配なの
も妥当ところです。しかし、外国人
観光客は、旅行先の誰でもが、彼ら
の言語を話してくれると期待してい
る訳ではないし、言葉が通じないこ
とも旅の醍醐味のひとつなのです。
さて、ここに産業界、官界、学会が
連携してできる分野があります。松
山市と商工会議所では、サービス業
に携わる人たち向けに英語のレッス
ンを提供しています。 けれども、一
年に一度では不十分です。実際に、
私は、しまなみサイクリングツアー
を英語で案内してくれるガイドを捜
したことがありますが、広島で数人
見つかりましたが、愛媛には一人も
いませんでした。
観光は、教育をうける素晴らしい機
会です。一番良い観光体験は地元の
人と触れあい、何かを共に体験する
ことです。特に地元の若者達が加わ
り、外国人観光客との交流があれ
ば、それは学校で学ぶことよりも、
何よりの実り多い学習となります。
高校生や大学生対象に相互観光交流
制度を初めて見てはどうでしょう
か?
愛媛県は、なかなか良い体験型の観
光も提供しています。例えば、農業
体験、和紙づくり、また地元の方達
と何らかの作業をすると言ったこと
です。先日、私は、内子で酒造りの
手伝いをし、蔵人と昼食を共にしま
した。本当に楽しい体験でした。ス
タッフの中には、英語を上手に話す
人もいました。
最後になりましたが、前回の記事で
も示しました通り、宝物を見つけ
て、それに磨きをかける
事 こそ が 大 切 だ と 考 え
ているのですが、その
愛媛の宝物に、伝統的
な古い建物があるので
す。しかしながら、この
四国の良さをかもしだ
して い る 建 物 の 多 く
が、とり壊されたり、
日本様式とは ほど遠
い醜い建物に変わりつ
つあります。地方自治体は観光政策
として、これらの建物の保護に着手
する必要があると思います。共に、
この地元の宝物を、見つけだして、
磨きましょう。永遠に失ってしまう
前に。
訳:柳原 美智恵 (Michie Yanagihara)
June / 2013
July 2012
I-NEWS 92 June/July
Early i-News
Summer Issue4 4
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