株式会社げんき館 阪本織布

人材育成
株式会社げんき館
社員全員で働きやすい環境を実現
ワーク・ライフ・
バランスの推進
高齢者の
活用策
若手社員の
育成・定着策
女性社員の
育成・活用策
障がいのある
従業員に対する
対応
中小企業の
魅力発信・
人材獲得策
企業内の労使
非正規社員の 職場の
コミュニケー
活用策
環境改善
ションづくり
取組みの概要
取組みの効果・実績
社員の人柄が売り物
情報は全員で共有する社風
介護事業は、利用者との信頼関係が重要なため、その窓口とな
月1回の社員同士によるスキルアップ研修の実施と週1回の
る社員の育成を経営方針の柱にしています。そこで、社員教育と
ケース会議での情報交換により、社員同士の「報・連・相」が取れ
社員が働きやすい環境づくりに力を入れてきました。 るようになり、お互いの業務の進捗状況もわかり、社内の雰囲気
社員教育については、まず始めに社員自ら研修の年間計画を
が良くなり仲間意識が強くなっています。また、各自の個人目標
発表し、方針を決めます。月1回定期的に社内研修を実施し、社員
も見やすい場所に書き出してお互いにわかるようにしているこ
同士でスキルアップを図れるように工夫しています。随時外部
とによって、目標意識が高くなり、担当業務への励みにもつな
研修等も併用しています。
がっています。
そしてワーク・ライフ・バランスの推進として、子供の送迎な
また、行動予定表に各自が一日の訪問予定を記入することに
ど家族の事情を考慮した勤務ができるよう就業時間帯を配慮
より、車両使用や関係先への書類届け業務について、お互いの無
し、昼の休憩時間内に自宅に戻ることも可能にしています。更に
駄を省き、気配りできるようになっています。時間単位の有給休
時間単位の有給休暇制度も導入しています。また、残業の削減に
暇制度導入後の取得率は、女子社員において年間77%だったの
ついては残業ゼロを目標に取り組み中で、現在、現況を把握する
が93%に上がりました。男子社員においては、時間単位での取得
ため社員から残業に関するアンケートを収集している段階で
は発生していませんが、半日単位の取得を含めて83%の取得率
す。
になっています。
入社後3か月の新人研修期間は、社員全員が何らかの指導役を
することになっています。新人の指導をすることが、本人の更な
取組みの契機
社員の良いところを伸ばし、さらに人材を定着させるには
るスキルアップとコミュニケーションにつながっています。ま
た、月1回の全体会議にも社員が自主的に取り組んでおり、現在
会社設立時から社員育成のため、社員教育には力を入れてい
は役員も同席していますが、来期からは社員だけで行うことを
ました。最初は、会社が社員教育の方針を出していましたが、
予定しています。給料日には、明細を手渡す時に社員各自と短時
徐々に社員自らが企画・立案した教育内容を採用するようにし
間面談を行い、1か月の仕事の様子や思いを聴く機会としている
ていき、社員の自主性を引き出すようにしました。その後、会社
ことが問題を早期に見出せることにつながっています。様々な
はそのフォローに徹することにしました。また、会社設立時に子
取組みの効果として、平成19年の設立以降、退職者が出ていませ
育て中の社員が2名いたこともあり、そのような社員にとっても
ん。
働きやすい労働環境を作ることが人材の定着につながると考え
ました。
■ 取組みへの思い
ケアマネージャーの仕事をしていますが、
困ったことが
あっても他のメンバーと共有して相談解決できる場があ
るので、不安になることがなく、
働きやすい職場です。上司
も働きやすい雰囲気を作るよう配慮してくれています。
ちょっとした用事がある場合でも、
有給休暇の半日取得
や時間単位取得の制度があ
るので、休みやすい雰囲気
になっています。
以前に比べて、朝起きて
会社に行きたくないという
ような精神的ストレスがな
くなりました。
【 COMPANY PROFILE 】
企業の
活動
コンプライアンス・
設 立:平成 19 年 資本金:150 万円
従業員:12 名
事 業:介護事業
所在地:大阪狭山市茱萸木 3-254-2
電 話:072-366-6535
ホームページ:http://genkikan2009i.web.fc2.com/
社員が働きやすい職場とは、持っている能力を十分発揮
でき、仕事と家庭の両立ができる職場であると考えていま
す。そのために社員各自は、職業的能力を高めることを怠
らず仲間と協働することで仕事の効率を図ることが必要
です。会社としても、各自が持てる個性を生かしつつ自主
性を育む雇用環境を作っていく努力を引続き重ねていき
たいと考えています。全ての社員が仕事と家庭を両立でき
ることが、健全な家族関係にも貢献し、そのことは相乗効
果として仕事の励みや支えになり得ると考えています。人
とのつながりを基にして情報を共有する社風は、
地域との
つながりに発展していくと信じています。
事業主は …
社員は …
介護サービス 職場の
メンタル
分野の
ハラスメント
ヘルスケア
労務管理
予防策
C
S
R
医療・福祉
《事業所から一言》
介護事業所「げんき館」のカラーを大切にして、
単に事業を拡大するのではなく、質と共に事業内
容を深めていきたい、そのためには、常に、地域
と協働し、信頼を深め、誠実な仕事、正当な利益
を出せる運営を行い、社員に還元できる体制にし
ていきたいと考えています。
【げんき館のイメージキャラクター「元気レッド」
】
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