２０１５年１２月８日ジャカルタジャパンクラブ会員各位ジャカルタジャパンクラブ邦人安全対策連絡協議会本協議会から最近の治安状況等についてお知らせいたします。会員各位ならびにご家族、また関係のご出張者におかれましては治安状況等に十分ご留意いただき、掲載の事件・事故と同様の被害に遭われないよう十分ご注意，ご周知ください。＊ＪＪＣ邦人安全対策連絡協議会ＴＥＬ：３１５－０４１８ＦＡＸ：３１９２－５９０２＊在インドネシア日本国大使館ＴＥＬ：３１９２－４３０８１挨拶先日の1,000人の訪問団に関しては大きなトラブルもなく、査証免除により、今後日本からの旅行者が増えても新たな問題は生じないのではないかと感じた。また、パリでのテロ事件を受け、当地においても警戒を強化する旨がインドネシア当局より発表され、我々も可能な限りの措置をとっている。年末年始にかけ一層皆様との協力の下、安全を確保していきたい。２最近の政治・治安情勢（１）統一地方選挙に際し、現段階では大規模デモは計画されていないが、今後不測の事態が発生する可能性は否定できず、警察当局も警備を強化している。デモに遭遇した場合には出来るだけ近づかないという対応をお願いしたい。（２）パリでのテロ事件後、インドネシアにおいても東インドネシアのムジャヒディンというテロ組織がインターネット上にて、大統領宮殿やジャカルタ警視庁をターゲットにするという予告を出しているため、年末に向けて警察も警備を強化している。引き続き御注意いただきたい。３邦人に関わる最近の事件・事故報告（１）大きな被害の報告はないが、所持品・貴重品の紛失にあるいは盗難の疑いのある事案の報告が入っている。年末年始にかけ犯罪が凶悪化する傾向があり、昨年もこの時期にタクシー強盗等が発生している。また、犯人は証拠隠滅等のため、被害者に危害を加える恐れがあるので、万が一被害にあっても抵抗せず、犯人の要求に従う態度を示すことで自分の命を守るようにしていただきたい。（２）10月末から被害が増えていた警察による検問と称する不当な金銭要求の被害に関して、11月末にジャカルタ警視庁監察部より本物の警察官を13人検挙したとの報告を受けた。検問による金銭要求の被害は11月20日を最後に報告が入っていないが、今後被害は発生しなくなるかは予断を許さない。今後も大使館としては、被害が発生した場合は警視庁へ申し出を行っていく。（３）外務省では、短期海外渡航者向けに「たびレジ」という海外安全情報提供サービスを実施しており、「たびレジ」に御登録された方には滞在先の安全情報や緊急情報をメールにて送付している。当地へ出張される、もしくは当地から他国へ出張される方がいらっしゃる場合には御登録いただきたい。４最新の医療事情雨季に入りデング熱の発生が増えるため、防蚊対策をお願いしたい。もし呼吸器症状のない高熱が出た場合はデング熱を疑い、早めの検査及び治療をお勧めする。５質疑応答、各社（団体）からの報告等（報告） 12月5日に2件の投石被害の報告が入る。深夜2時半にスントゥルにてバイクから当社関連企業のトラックのフロントガラスに向け投石があり、運転手が軽い怪我をする被害が発生。この地域で非合法な通行料を要求され、従わなかった為に被害を受けた可能性がある。もう一件は同日早朝4時にカラワン地区にて暴走族のようなバイク集団より同じく当社関連企業のトラックのフロントガラスに投石を受けたが、ドライバーに怪我はなかった。この2件に共通性はないと思われる。（報告） 12 月中に麻薬取締局と警察でナイトクラブ等の査察が行われるという情報が入っている。年末年始にかけ駐在員や出張者の方は夜の外出にはご注意を。（報告）特にディスコのような、インドネシア人の若者が行くところが対象であるようだ。（質問）警察官による検問事案に関して、大使館側からの申し入れに警察が真剣に対応した成果なのか。また、本事案は日本人が集中して狙われていたのだろうか。（回答）警察の監察部は日本人の被害リストを参考にしてパトロールを行い、検問中の警察を発見しており、その際被害者の中には日本国籍ではなかった人もいたと聞いている。日本人だけが被害にあっている訳ではないようである。（報告）ジャカルタ日本人学校下校の際、児童生徒だけではなく、保護者等といっしょに校外へでるようにセキュリティーチェックを行っている。又、学校周辺住民からのＪＪＳ利用者による路上駐車の苦情があり、保護者へ協力をお願いしている。下校中の高速道路で、JJS スクールバスに、現地の子供達による投石の被害があり、バス会社より警察へ報告。この事案は特にＪＪＳのバスが狙われたのではない。次回の海外邦人安全対策連絡協議会は、２０１５年１月１２日（火）午前１１時から