※ 参考 ※ 源泉所得税の納付書を作成したら、支払額が0円になるということ 源泉所得税は、もともとは、下記のような手順になっていると考えると 分かりやすいです。 <ステップ1> 会社は7月~12月の期間に給料や報酬から天引きした(預かった) 源泉所得税を、銀行を通じて国に納めます。 (※A社の場合、今回は 61,000 円を国に払う義務があります。 ) 税務署 A社 61,000 円、 国に払わないと! ↓ ↓ ↓ <ステップ2> 会社は年末調整の計算をした結果、「預かりすぎだった」源泉所得税の 金額があることが分かったので、その預かりすぎていた源泉所得税の金額を 役員・従業員へ返金してあげなくてはいけません。 (※12 月~1月の給料支払いと一緒に返金するのが一般的です。 ) そこで、いったん国に納めた源泉所得税の中から、 「役員・従業員から預かりすぎていた」 、 つまり、預かって国に納めすぎになっていた税金を取り戻します。 (※A社の場合、今回は 100,000 円を国から返金してもらう権利があります。) 税務署 A社 100,000 円、 国から返してもらえる! 年末調整の結果、 お金が返ってきた! 従業員個人 … これをやっていると、税務署も会社も、大変な事務負担です…。((+_+)) なので、実際には、この両方を相殺するという方法がとられています。 永岡税理士事務所、p. 1 税務署 A社 61,000 円、 国に払わないと! 税務署 A社 100,000 円、 国から返してもらえる! 国に払うべき 61,000 円と 税務署 国からもらえる 100,000 円。 相殺するので、今回は払いません。 A社 その結果が、これです。 (見本で作ってみました。 ) ↓ ↓ ↓ ちなみに、国から返金してもらえる源泉所得税はあと 39,000 円残っていますが、それは 次の機会に国に払う源泉所得税と相殺します。 ( 次の機会… 忘れないようにしましょうね!) 永岡税理士事務所、p. 以上 2
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