三菱自動車に関する記者説明会 - Mitsubishi Corporation

2005 年1月 28 日
三菱商事株式会社
三菱自動車に関する記者説明会
<小島社長による説明内容>
社長の小島でございます。本日は夜分であるにも係わらず、また、極めて短時間でのご案
内にも係わらず、ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
私どもは、昨日の臨時取締役会において、三菱自動車への追加支援を決定いたしました。
本日は、皆さんにその内容と決定に至る経緯につき御説明させて頂きたいと存じます。
先ず、支援の骨子についてお話しさせて頂きます。
当社は、今年度中に三菱自動車の 700 億円の増資を引き受けるとともに、2005 年度に 300
億円の資本増強につながる事業用資産の買い取り、または増資引受けを行うことを決定し
ました。今回は当社のほか三菱重工と東京三菱銀行が、三菱自動車の支援を行い、合計で
2,700 億円の増資に応じる予定で、2005 年度中には、3 社合せて 34%以上の議決権を保有
することとなります。
次に支援の決定に至るまでの経緯についてお話し致します。
皆さま御承知の通り、三菱自動車は、昨年5月21日に2004年度をスタートとする三
ヵ年の「事業再生計画」を公表し、わが社も 400 億円の優先株を引き受けて同社を支援す
ることを決定しました。
その後、同社で過去に処理していなかったリコール対象案件が多数判明し、その原因を 1970
年代にまで遡って徹底解明したため、全ての調査を完了するまで新型車の販売を見合わせ
ることとなりました。
その間、国内・北米に於いて大幅な販売台数の減少を余儀なくされたことに加え、リコー
ル対応に総額 300 億円の費用が発生したことなど、社会的な信用失墜により金融市場での
信用力が低下致しました。その為 、増資資金のかなりの部分を有利子負債の返済に充当せ
ざるを得なくなり、再生に必要な資金が不足するという極めて厳しい状況におかれており
ます。
1
前回支援決定から半年あまりでこのような状況になったことについては、誠に遺憾であり
ますが、この度、同社から再生計画を抜本的に見直し、より一層の経営改革を行なって再
生を図りたいとして、株主3社に対して再度の支援要請がありました。
この要請に対し、株主3社は、延べ 150 名に及ぶ外部専門家とともに詳細なデューデリジ
ェンスを実施し、果たして三菱自動車はターンアラウンドが可能か否かを徹底的に分析い
たしました。
その結果、同社が今回策定した再生計画には、日本国内での生産体制の改善や、日産への
OEM 供給、北米における市場・販売戦略等の抜本的な見直しなどが盛り込まれており、経営
体制を強化して、こうした施策を着実に実行していくことにより、当初の計画より一年遅
れではありますが、2006 年度には黒字転換出来る、との確信を持つに至った次第です。
一方、三菱自動車の販売も確実に回復しつつあり、欧州各地ではコルトやランサーなどが、
カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、という明るいニュースも聞いております。
また、同社の最大の問題であった CSR を始めとする企業改革についても、着実に改善して
きているとの報告を受けております。
こうしたことも踏まえ、私どもは、引き続き三菱自動車のビジネスパートナーとして、最
大限、本計画の達成に向けて協力していきたいと考えております。計画の概要とそれに対
する私どもの評価、及びその役割に就きましては、この後、白地・自動車事業本部長より
説明いたします。
次に、支援に至った経済合理性について、説明申し上げます。
皆さんにご理解頂きたいのは、今回決定に際しては、先ず支援ありきという訳ではなく、
支援をしなかった場合のシナリオも含め、あらゆる可能性や選択肢について徹底的に比較
検討をした結果であるということです。
確かに、追加1000億円に及ぶ支援に対する通常の意味でのリターンを考えると、当社
の経済価値の尺度である MCVA がすぐにプラスになるとは現状ではいえません。
しかしながら、長期的戦略面での自動車事業の重要性も踏まえ、支援を実行しなかった場
合の価値毀損との比較で分析した結果、支援することの合理性を確信し、今回の資本増強
策を選択いたしました。分析の詳細は後ほど水野 CFO より説明してもらいます。
2
最後に、三菱自動車の経営体制について、一言申し上げます。
経営体制の強化については、本日付で三菱重工の西岡会長が会長兼 CEO、三菱自動車の益子
常務が社長兼 COO に就任することになりました。
西岡新会長は、三菱重工の社長、会長を歴任され、強力なリーダーシップで経営を推進し
てこられたことは、皆さん御既承の通りです。
また、益子新社長は、我社の自動車事業本部で、長年海外の自動車販売事業のみならず、
組み立て生産事業にも携わってきました。
特に、70 年代の現代自動車の創成期に同社の立上げに深く関与し、技術導入の橋渡しや同
社の工場建設にも関与するなど、生産分野における造詣も深い人物です。また、アジア危
機の際に、三菱自動車とのインドネシア事業を見事に立て直した実績とその手腕は、記憶
に新しいところです。三菱自動車へ移籍後も、プジョーとの提携の推進、アジア地区での
販売拡大など、強力に海外事業の展開を推進してきた実績もあり、三菱自動車社内でも大
変に信望が厚いと聞いておりますので、西岡新会長とともに実行力と求心力で再生計画を
成功に導いてくれるものと確信しております。
私からは以上です。御静聴ありがとうございました。
3
<白地自動車事業本部長による説明>
自動車事業本部の白地でございます。早速、三菱自動車再生計画の詳細と当社の評価、更
に当社の役割に関する御説明に移らせて戴きます。
先ず、本日発表されました三菱自動車再生計画について、前回計画とその後の状況につい
てレビュー致しますので、資料3ページを御覧下さい。
左の「事業再生計画施策項目」に対し、○印の項目は計画通りに進んでいると当社が評価
しているもの。右にある「具体的取組み」は、その具体的な施策例です。
当初設定した目標の内、着実に遂行できているものも数多くありますが、▲印の様に、目
標を下回ったものもあります。これら未達成の部分に付き、新経営陣が正に取組んで行く
ところと思います。
次に4ページを御覧下さい。
オリジナル再生計画と今回の再生計画の台数・売上げ・利益比較表です。
此処では、今回の再生計画と過去の実績との比較、更に今後の販売予想について、オリジ
ナル再生計画との比較を見て戴く事が出来ます。
今回は外部専門家チームによるデューデリジェンスを行い、より客観的に三菱自動車の再
生計画を検証したもので、楽観論を排除した非常に厳しい目で見たものになって居ります。
特に日米マーケットに於ける三菱自動車のブランド回復には相応の時間が必要であり、大
変保守的な計画になっています。
何れにしましても、日米マーケットの建て直しが今後の Key Point である事は間違いあり
ません。
因みに三菱自動車の今回再生計画骨子は、一言で言えば、過大な固定費負担からの脱却を
目指し、各地域での事業を適正規模に変革していこうと言うものと言えます。この方針を
是非とも貫いて行って欲しいと思っています。当社としましても、最大限の協力をして行
く所存です。
次に、5ページの地域別小売り販売台数状況について、主要マーケット別に主に今後の販
売予想に対する当社の評価を手短に御説明します。
<国内>
リコール問題に端を発して失墜した信頼の回復の困難さを考え、オリジナル再生計画比約3
分の2の予想台数レベルに置き換えています。新車投入がコルトプラスのみだった今年度
の販売に比べ、2005年度以降は順次新モデルも投入されると聞いておりますので、台
数計画は敢えて固めに見ていると言えます。
当面は販売規模に合わせた販売網の縮小が急務となっています。
<北米>
主に米国での問題は、過去に於ける過剰な設備投資と無理な販売拡大志向に起因しています。
今回の修正計画は、大量のフリート向け販売を含めた台数至上主義から来る失敗の反省に
立ち、ブランド力の回復に主眼を置いた販売政策への変更、並びに販売力の実情に合わせ
た生産体制への移行を基調としています。
然しながら、ブランド回復には相応の時間がかかると見て立案した施策を着実に進めていく
のが近道と我々も見ています。
<欧州>
DCショックによる経営不安も一因となり、主要市場であるドイツでは一時期販売が大きく
減少しましたが、昨年9月からの本格的販促活動や新モデルのコルトが小型車部門のゴー
ルデン・ステアリング賞を受賞するなどにより、10月以降、急回復を見せています。欧
州市場では三菱車は健闘して居り、今後も安定的な販売が期待できると思います。イギリ
ス・ロシア・ウクライナ等では大変好調であり、2004年度は過去最高台数を記録致し
ました。
御参考迄ですが、昨年秋以降、欧州では先程のドイツでのコルトの受賞の他、デンマーク・
オランダ・ルーマニアで相次いでコルトはカー・オブ・ザ・イヤーを受賞、その他ランサ
ー・エボリューションがフランス、スコットランドで受賞して居り、受賞ラッシュとなり
ました。
また、ご存知の通り、パリ・ダカール・ラリーでは5連覇を達成する等、三菱車の評価と信
頼は大変立派なものがあると言って良いと思っています。
<中国>
昨年の金融引締め政策により本年度は前年比販売減となっていますが、同国市場の潜在力を
十分認識して居り、目先の販売拡大より寧ろ将来への足場固めに重点を置き販売網の再構
築を目指しています。従来のローカル・ブランドでの販売から抜け出し、三菱ブランドで
の販売増を目指し、東南汽車、長豊汽車、並びに台湾の中華汽車とのタイアップを通じ、
2005 年度には 2003 年度並みのレベル迄販売回復させたい意向です。
<アセアン>
既に三菱自動車が強固な生産・販売基盤を有す重要地域ですが、マレーシア・プロトン向け
のKDセットが減少していく為、三菱車そのものの販売台数は減少傾向となりますが、イ
ンドネシア・ベトナム等、大変堅調に強化が進んでいます。
次に、6ページを御覧下さい。
之は本年当社が関与する4カ国で過去最高の販売台数を記録したことを示すものです。
次に、7ページの再生計画の営業利益・資金繰りに関する当社評価については後程水野 CFO
より詳しく説明してもらいますので、8ページの「支援体制・資本増強策」について御説
明します。
今回の増資引受スキームを示すものですが、三菱重工殿が500億円の普通株及び転換権
付き優先株による増資、東京三菱銀行殿が普通株及び転換権付き優先株による、
100
0億円増資とDESによる500億円支援、そして当社が普通株及び転換権付き優先株に
よる700億円増資となります。
次に、10ページの当社としての関与・役割について御説明します。
先に御説明しました通り、三菱自動車再生計画では当社は第三者割当増資の引受けにより
700億円に加え、300億円の資本増強につながる事業用資産の買取り又は引き受けを
2005年度中に行う予定で居ります。
また、現在当社から三菱自動車に派遣している20名を超える社員は、既にそれぞれの分
野で三菱自動車の改革推進のお役にたって居り、こうした人的支援も引き続きさせて戴く
考えで居ります。
現在当社はアジアでの販売会社事業、欧州での販売金融事業等々、世界各国で三菱自動車
とタイアップし、主に現地統括販売会社以降の川下バリューチェーン分野事業を展開中で
すが、今後三菱自動車とは、お互いの機能を尊重し合った協力関係を強化していけば、当
社としても三菱自動車の再生に大きな役割が果たせるのではないか、と考えて居ります。
<水野CFOによる説明内容>
それでは、まず、三菱自動車再生計画に盛り込まれた財務諸表について、当社としての評
価も含め簡単にご説明させていただきます。少し戻って、7 ページをご覧ください。
まず、P/L ですが、2004 年度の販売台数は当初再生計画に比べて約 15 万台未達となり、OEM
供給車を除き、130 万台にとどまる見込みとなっております。こうした台数下振れや、先ほ
ど白地本部長から説明のありました、リコール対策費等もあって、営業利益は当初計画を
120 億円下回って、1320 億円の赤字となる見通しです。さらに、北米や豪州の固定資産減
損処理等による特別損失約 2550 億円の計上もあって、最終当期利益は 4700 億円強の赤字
と、再生計画の 2300 億円の赤字から大幅に悪化する見込みです。また、当初計画では 2005
年度に黒字転換を見込んでおりましたが、今回の再生計画では 2006 年度にずれ込んでおり
ます。減損処理を前倒しで行っていることもあり、レベル感から言っても、このあたりは
かなり保守的な数字になっていると考えています。
一方、バランスシート面では、二度にわたる資本注入による自己資本の回復と、有利子負
債の圧縮が進み、計画が着実に実行されていけば、一定の財務健全性を維持していける見
通しです。
キャッシュフローについては、営業利益の下振れ(122 億円)に加え、信用収縮により新規
借入が困難となったこと(約 1100 億円)や、貸し剥がし(約 500 億円)
、その他販社支援
や愛車無料点検等のいわゆる品質問題により、2004 年度は支援前で 2000 億円を超える資金
繰りの悪化となりました。2005 年度も引き続きフリーキャッシュフローは 1000 億円を超え
るマイナスを見込んでいますが、借入についても目処がたっており、2005 年度分について
は預金の圧縮等で対応可能と考えています。2006 年度以降はまさに P/L 次第という形です
が、先に申し上げましたとおり、相応に保守的な数字をベースとしており、計画が着実に
実行されていけば、十分達成可能で、無理な数字とは考えておりません。
三菱自動車支援に関する説明
2005年1月28日
三菱商事株式会社
1. MMC再生計画の内容について
Forward-looking Statements
Earnings forecasts and other forward-looking statements in this presentation are management’s current views and beliefs in accordance with data currently available, and are subject to a number of
risks, uncertainties and other factors that may cause actual results to differ materially from those projected.
Copyright(C) Mitsubishi Corporation 2005
2
出所:三菱自動車工業㈱
前回計画のレビュー
事業再生計画施策項目【04年5月公表】
進捗
状況
具体的取り組み状況
コンプライアンス向上
○
CSR推進本部主導で全役職員へ推進中
企業倫理委員会の設置
○
2004年6月設置/毎月開催
愛車無料点検の実施
○
600万台中330万台実施(経費199億円)
事業再生委員会の設置
○
2004年6月設置/傘下のCFTと共に経営改革施策提言
品質保証・管理機能強化
○
2004年6月品質統括本部を設置し一元管理実施中
○
計画通り達成(役員51人→37人、部門数230→150部門)
生産能力の削減
○
米国:実施済み、豪州:計画通り、岡崎工場:計画前倒し
人員削減
○
間接員△10%、総人員△8%(04/9)−計画通り
プラットフォーム集約
○
15→6に向けて推進中
労務費・経費削減
○
役員退職慰労金支給見合わせ、管理職・一般社員給与見直し、
年末一時金支給見送り等実施中
○
Win-Winのものは継続
資材費低減
△
3年間で△15%(△1,200億円)→未達リスク顕在化
本社機能移転
△
小さな本社機能を目指し、京都移転を再検討中
業績目標(06年度)
△
目標(06年度:売上高24,900億円/営業利益1,200億円/
経常1,000億円/当期700億円)は大幅下方修正
財務目標(06年度)
△
信用回復
事業再生
組織の簡素化
収益構造の改革
DCアライアンス
収益構造の改革
○:達成または計画通り推進中
Copyright(C) Mitsubishi Corporation 2005
△:再検討しているが、現状未達
3
出所:三菱自動車工業㈱
今回計画と前回計画との対比
実績
実績
2002
2003
今回計画(05年1月28日)
2004
2005
2006
前回計画 (04年5月21日)
2007
2004
2005
2006
今回計画 VS 前回計画
2004
2005
2006
2007
日本
342
358
220
224
242
278
297
336
363
▲ 77
▲ 112
▲ 121
-
北米
388
238
138
187
207
228
233
258
292
▲ 95
▲ 71
▲ 85
-
欧州
193
213
255
235
243
246
260
214
246
▲5
21
▲3
-
北アジア
203
246
197
237
259
285
306
340
424
▲ 109
▲ 103
▲ 165
-
アセアン
325
267
267
233
243
186
177
156
165
90
77
78
-
オセアニア・中南米・中東ア 他
190
187
220
217
218
226
178
190
204
42
27
14
-
1,641
1,509
1,297
1,333
1,412
1,449
1,451
1,494
1,694
▲ 154
▲ 161
▲ 282
-
卸売販売
台数
(千台)
合
計
(億円)
売 上 高
27,362
25,194
20,350
20,280
21,590
24,270
22,500
21,800
24,900
▲ 2,150
▲ 1,520
▲ 3,310
-
営業利益
840
▲ 969
▲ 1,320
▲ 140
430
740
▲ 1,200
200
1,200
▲ 120
▲ 340
▲ 770
-
経常利益
674
▲ 1,103
▲ 1,970
▲ 400
210
530
▲ 1,500
30
1,000
▲ 470
▲ 430
▲ 790
-
当期利益
439
▲ 2,154
▲ 4,720
▲ 640
80
410
▲ 2,300
100
700
▲ 2,420
▲ 740
▲ 620
-
Copyright(C) Mitsubishi Corporation 2005
4
出所:三菱自動車工業㈱
地域別小売販売台数
99∼03年度
平均販売台数
日
日本
本
600
北
北米
米
400
300
350
500
250
300
400
300
250
200
200
150
150
200
100
100
100
50
50
0
0
99
00
01
02
03
04
05
06
0
99
07
03年度
03年度 回復傾向であったが、
回復傾向であったが、
04年度
04年度 リコール問題等で低迷
リコール問題等で低迷
00
01
02
03
04
05
06
07
北アジア
北アジア
300
300
250
250
200
200
150
150
100
100
50
50
01
02
03
04
05
06
04年度
04年度 中国金融引締めの影響で一時減、
中国金融引締めの影響で一時減、
需要の増加傾向は続く
需要の増加傾向は続く
Copyright(C) Mitsubishi Corporation 2005
07
01
02
03
04
05
06
07
06
07
ブランド毀損は無く
ブランド毀損は無く
安定した販売が見込める
安定した販売が見込める
オセアニア・中南米・中東ア
オセアニア・中南米・中東ア
250
200
150
100
50
0
0
00
00
アセアン
アセアン
350
99
99
ブランドイメージが低下、
ブランドイメージが低下、
05年度
05年度 新車投入等により回復を目指す
新車投入等により回復を目指す
350
(単位:千台)
欧
欧州
州
0
99
00
01
02
03
04
プロトン向けKDは減少
プロトン向けKDは減少
タイ・インドネシアは増加
タイ・インドネシアは増加
05
06
07
99
00
01
02
03
04
05
豪州は05年度
豪州は05年度 新車効果で若干増だが、
新車効果で若干増だが、
総じて横這い基調
総じて横這い基調
5
出所:三菱自動車工業㈱
過去最高の販売台数
2004年 当社が関与する4ヵ国で過去最高の販売台数を記録
インドネシアにおけるMMC車販売台数
イギリスにおけるMMC車販売台数
40,000
50,000
40,000
(台)
(台)
30,000
20,000
20,000
10,000
10,000
0
0
00年
01年
02年
03年
00年
04年
ロシアおけるMMC車販売台数
35,000
01年
02年
03年
04年
ブラジルにおけるMMC車販売台数
25,000
30,000
20,000
25,000
20,000
(台)
(台)
30,000
15,000
15,000
10,000
10,000
5,000
5,000
0
0
00年
01年
Copyright(C) Mitsubishi Corporation 2005
02年
03年
04年
00年
01年
02年
03年
04年
6
出所:三菱自動車工業㈱
財務諸表サマリー
連結損益計画
連結貸借対照表
(億円)
2003
実績
卸売販売台数(千台)
今回計画
2004
2005
今回計画
2006
2007
1,525
1,320
1,410
1,480
1,538
16
23
77
68
89
売上高
25,194
20,350
20,280
21,590
24,270
営業利益
▲ 969
▲ 1,320
▲ 140
430
経常利益
▲ 1,103
▲ 1,970
▲ 400
当期利益
▲ 2,154
▲ 4,720
▲ 640
内OEM台数
(億円)
03年度末
04年度末
05年度末
06年度末
07年度末
資産
現金・預金
1,735
2,480
1,750
1,680
1,500
売上債権・営業債権
4,960
3,200
3,000
2,860
2,990
740
棚卸資産
2,755
2,670
2,520
2,500
2,420
210
530
固定資産・有価証券他
10,840
8,080
8,650
8,970
9,290
80
410
20,290
16,430
15,920
16,010
16,200
3,452
3,180
2,980
2,990
3,360
10,626
4,790
4,970
5,000
4,320
5,754
5,130
5,000
4,970
5,060
19,832
13,100
12,950
12,960
12,740
少数株主持分
158
160
160
160
160
資本 計
300
3,170
2,810
2,890
3,300
20,290
16,430
15,920
16,010
16,200
資産 計
負債
仕入債務
有利子負債
連結キャッシュフロー
(億円)
2003
今回計画
負債 計
実績
2004
営業キャッシュフロー
▲ 117
▲ 450
10
1,050
1,620
投資キャッシュフロー
468
▲ 640
▲ 1,220
▲ 1,150
▲ 1,120
(351)
(▲ 1,090)
(▲ 1,210)
(▲ 100)
(500)
財務キャッシュフロー
567
1,830
480
30
▲ 680
キャッシュフロー合計
918
740
▲ 730
▲ 70
▲ 180
(フリーキャッシュフロー)
Copyright(C) Mitsubishi Corporation 2005
2005
その他
2006
2007
負債・少数株主・資本 計
7
出所:三菱自動車工業㈱
資本増強策
増
増資
資額
額
2,700億円
2,700億円
‹三 菱 重 工
普通株式および転換権付優先株式
500億円
‹三 菱 商 事
普通株式および転換権付優先株式
700億円
‹東京三菱銀行
普通株式および転換権付優先株式
1,000億円
転換権付優先株式(デット・エクイティ・スワップ)
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500億円
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2.当社としての関与・役割
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当社としての関与・役割
第三者割当増資の引受け
普通株式及び優先株式(無議決権・普通株式転換予約権付・
配当優先株式)合計で700億円 (2005年3月払い込み予定)
事業用資産の買取り または増資引き受け
300億円の資本増強につながる事業用資産の買取り、
または増資引受けを2005年度中に行う
海外事業を中心に協力関係の強化
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