国内外クラスターとの連携によるクラスター機能の高度化

国内外クラスターとの連携によるクラスター機能の高度化
Ⅰ.国外クラスターとの連携
中部地域は、「アジア No.1 航空宇宙産業クラスター形成特区」が国際戦略総合特別区域
として指定(平成23年12月)。一方、東海産業競争力協議会では(平成26年3月、
「TOKAI VISION」)「欧米先進地域と肩を並べる日本で唯一の集積地「アジア No.1 クラスタ
ー」を形成する」ことを地域共通の目標として設定。
こうしたなか、我が国初となる「Aeromart Nagoya 2014」の開催をはじめ、パリ及びファ
ンボローエアショーの国際エアショーや先進航空機クラスターへのミッション派遣や訪問機
会を捉え、海外クラスターとの信頼関係やビジネス機会の創出を促進。
【当地域開催の国際ビジネスイベント】
平成25年9月 国際ビジネス商談会「Aeromart Nagoya 2014」が開催
【海外先進航空機クラスターへのミッション派遣】
○岐阜県・各務原市
平成26年12月 エアロマートトゥールーズに合同ミッションの実施
○三重県 平成26年8月 北米経済産業交流ミッションの実施
○長野県 平成26年11月 ブラジル・アメリカミッションの実施
○名古屋商工会議所
平成26年2月~3月 米国航空機産業ミッションの実施
平成27年6月 パリエアショー航空機産業ミッションの実施
【国際ビジネスイベントでのブース設置】
○愛知県 平成26年12月2日~4日 エアロマートトゥールーズにて
「JAPAN AICHI Aerospace Industries」ブース設置
【パリエアショー2015の会場にて】
平成27年6月16日 ハンブルク・アビエーションとの MOU 締結・・・別 紙
6月18日 シンポジウム:Greater Nagoya Aerospace 2015
(主催:グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会(GNIC))
また、自治体において、国際エアショー等への出展参加支援も展開。
○愛知県 航空宇宙産業海外販路開拓支援事業費補助金
○石川県 「いしかわ次世代産業創造ファンド」による支援
○小牧市 航空宇宙産業販路開拓支援補助金制度
Ⅱ.国内クラスター・ミニクラスターとの連携
1.背 景
アジア No.1 航空宇宙産業クラスター形成特区域は、当初、愛知県、岐阜県の 2 県でス
タートしたが、現在、三重、長野、静岡の5県で構成。「MASTT(Meiyu Aerospace Support
Technology Team)」、「川崎岐阜協同組合」、「松阪クラスター」、「エアロスペース飯田」
「SOLAE」という複数の中小企業が共同し一貫生産体制の構築を目指すミニクラスターが
存在し、中部地域の航空機産業クラスターはこれらを包含する形で拡大。中部地域以外
にも、栃木、新潟、兵庫、広島、島根等でも個別に航空機クラスター形成に向けた活動が
展開中。
2.平成27年度事業内容(案)
(1)航空産業クラスター全国フォーラム(仮)等の開催
中部地域の航空機クラスターは、全国最大規模であり、我が国の航空機産業の発展
を牽引するもの。そこで、中部地域が中心となり全国の航空機クラスター関係者が当地
に集結し、クラスター形成の加速・運営ノウハウ、サプライチェーン強化の課題等の共有
を行い、地域内外の航空機クラスターの連携を促進。
○開催場所:東海地域内
○開催時期:未定(27年度内)
(2)逆見本市形式による個別マッチング会
サプライチェーンを強化するために、中核企業を支えるパートナー企業を発掘するため
の逆見本市形式による個別マッチング会を継続開催。参加面談企業を全国から募集し、
全国のマッチング機会に関する情報を当地域企業に提供。
【平成26年度開催実績】
○開催日:平成27年1月21日
○場 所:名古屋市内
○プレゼン企業(3社)
シンフォニア テクノロジー(株)、多摩川精機(株)、ナブテスコ(株)
○参加面談企業:19社、24件(9県から参加)
【平成27年度】 詳細は計画中
Ⅲ.その他
国内で開催されるイベントへの出展参加支援に向け、自治体間で連携。
○東京エアロスペースシンポジウム2015
開催日・場所:平成27年10月14日(水)~16日(金)、東京ビックサイト
○2016年国際航空宇宙展(JA2016)
開催日・場所:平成28年10月12日(水)~15日(土)、東京ビッグサイト
出展募集期間:平成27年4月1日(水)~平成28年4月28日(木)