「ETS-Ⅷを利用した災害医療支援のための立体画像伝送の試み」 産業技術高等専門学校・荒川キャンパス・ものづくり工学科・情報通信工学コース 産業技術高等専門学校・荒川キャンパス・ものづくり工学科・情報通信工学コース 首都大学東京・健康福祉学部・放射線学科・人間健康科学研専攻・放射線科学域 研究の背景 准教授 高野 邦彦 教 授 若林 良二 教 授 八木 一夫 トリアージが間に合わない JR福知山線脱線事故 人材・資源 に制約 余裕不足による トリアージミスへの危険性 集中豪雨に伴う洪水 地上の通信回線 や道路等の麻痺 重症度と緊急性によって,多数の傷病者を 分別し,治療の優先度を迅速かつ正確に トリアージすることが必須! 引用元:http://mainichi.jp/select /jiken/graph/amagasaki/2s.jpg 引用元:http://www.thr.mlit.go.jp/ yamagata/river/disasterinfo 我々の提案 遠隔医療を模擬した立体動画像伝送システムの構成例 技術試験衛星きく8号(ETS-Ⅷ)の回線 (双方向)を利用した遠隔医療の活用 ETS-Ⅷ (メリット) 全国の医療スタッフと 医療画像を共有できる ため,多くの医療施設 から負傷者の選別へ の協力が得られ,迅速 かつ正確なトリアージ の実現に貢献 768kbps,sky-x有 720×480画素 29.97fps MPEG4(128kbps) 医療拠点 TCP-IP ETS-VIIIの概要(図面提供:JAXA) 双方向で会話可能 被災地(想定) 実験設備の一例(JAXA つくば宇宙センター) 医療用画像の伝送・評価の様子 立体画像 (受信) 評価の様子 まとめ 提案システムは ETS-Ⅷ上で十分に機能することが明らかになった. 動画を見ながらの会話も可能であった. 篠崎昭彦氏・千葉秀治氏(SED),山我時生氏・加藤善也氏(TCC),山下二郎氏(JAXA)には,衛星通信機器の設置,調整, 実験実施支援等,多大なるご協力をいただきました.同時に,ETS-VIII 利用協議会の関係各位に深謝いたします.また,ステ レオ画像作成については放送大学の浅井紀久夫准教授からの支援も頂きました.この場をお借りして,厚く御礼を申し上げます.
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