グリーンエネルギーの未来へ向けた日アイルランドの共同取組み

グリーンエネルギーの未来へ向けた日アイルランドの共同取組み
去る 2013 年 12 月 3 日(火)に、駐日アイルランド大使館と日本貿易振興機構(ジェ
トロ)が主催する、~エンダ・ケニー
アイルランド首相
来日記念シンポジウム~
『グリーンエネルギーの未来へ向けた日アイルランドの共同取組み』が、ジェトロ 5 階
会議室にて開催されましたので、協会理事として参加いたしました。
島国であるアイルランドは、日本同様、資源のほとんどを輸入に頼っているのが現状で
す。
両国ともに、二酸化炭素削減の目標値達成及び化石燃料への依存軽減をはかるためにも、
電力の再生可能エネルギーの活用に力を入れており、アイルランドでは現在、総電力の
最大 15%を再生可能エネルギーにより発電、2020 年までに 40%に上げることを目標
に取り組んでおります。
また、欧州の他の国でも、再生可能エネルギーによる発電は凡そ 10%を超えておりま
す。
《ドイツ 19.0%(2010 年)
、スペイン 35.5%(2010 年)
(平成 25 年 6 月 27 日の資
源エネルギー庁資料による)》
その反面、我が国では 2012 年から固定買取制度が始まっておりますが、2012 年度時
点での再生可能資源による発電はわずか 1.6%にとどまっており、2013 年度終了時点で
の予想でも、1.0%程度の増加でしかありません。
当協会といたしましては、類似の環境であるアイルランドと我が国で、これだけの差異
があるこの現状を広く知らしめ、研究・開発・イノベーションを啓発して、再生可能エ
ネルギーの普及に寄与するために、さらなる努力をしていく必要性を痛感いたしました。
南関東エリア担当理事
小田島
龍一