サイエンス+フィクション

報道関係各位
2005 年 12 月 9 日
アートと科学が交差する
『サイエンス+フィクション』
ナノ世界とグローバルカルチャーのはざまで
日本科学未来館
にっぽん か が く み ら い か ん
日本科学未来館(略称:Miraikan 館長 毛利 衛、所在地/東京都江東区青海)は、2005 年 12 月
10 日(土)から 2006 年 2 月 27 日(月)まで「日本におけるドイツ年」特別企画展『サイエン
ス+フィクション ナノ世界とグローバルカルチャーのはざまで』を開催します。また、展覧会
公開初日の 12 月 10 日(土)、ヨーロッパから参加アーティストを迎えてのトークイベントを開
催します。
2002 年からヨーロッパ各地の美術館、博物館、教育機関等で開催されている巡回展『サイエンス+フ
ィクション』。アジア初の開催となる本展は、科学と芸術の融和を目指し、フォルクスワーゲン財団(独)
の設立 40 周年を記念して制作されました。本展は「サイエンスフィクション」「ナノテクノロジー」「脳研究」
「グローバルカルチャー」「未来」などのテーマについて、科学と芸術という異なるアプローチによって表
現します。会場に並ぶ 5 つの作品の周りには、各テーマに関連した 22 点のサテライトボックスが展示さ
れます。サテライトボックスには、科学にまつわるオブジェ、画像や歴史、ニュースや研究成果がケース
や引き出しの中に展示され、それらが各テーマへと導きます。リスニング・ソファでは、科学者やアーティ
ストが独自のアプローチを語り、スケッチではそれぞれのアイディアがより深く紹介されます。
知識社会の未来を語るためには、高度に複雑化した科学の役割を捉え直す必要があります。『サイ
エンス+フィクション』は、「社会と科学」というテーマに芸術が関わり、それによって国際社会のあり方や
科学の役割について、新たな議論を巻き起こそうという試みです。
■ 開催概要 ■
会
期
2005 年 12 月 10 日(土)〜2006 年 2 月 27 日(月)
開館時間
午前 10 時〜午後 5 時(入館は午後 4 時 30 分まで)
休 館 日
毎週火曜日(祝祭日は開館)、年末年始(12 月 28 日〜1 月 1 日)
会
場
日本科学未来館 1F 催事ゾーン (住所:東京都江東区青海 2-41)
入 場 料
大人 900 円、18 歳以下 350 円 (常設展示見学可)
団体割引・8 名以上:大人 800 円、18 歳以下 310 円
※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
主
催
日本科学未来館、フォルクスワーゲン財団
協
力
東京ドイツ文化センター
後
援
ドイツ大使館
一般からのお問い合わせ先 日本科学未来館 TEL 03-3570-9151/FAX 03-3570-9150
(c)Herling/Gwose
(c)Herling/Gwose
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『サイエンス+フィクション』 アーティスト・トーク
数々の作品や活動の紹介から、アーティストとしての視点からみた科学と技術のあり方に関する示唆的なレ
クチャー、そしてアーティスト自身による展示作品紹介まで、芸術と科学の対話が楽しめます。
2005 年 12 月 10 日(土)
1F オリエンテーションルーム 2
※40 分間のレクチャー後、展覧会会場にて展示作品紹介を行います。
無料
※『サイエンス+フィクション』展入場券が必要です。
60 名
日本科学未来館ホームページにて(期間:11 月 28(月)〜12 月 9 日(金)17:00)
※定員になり次第締め切りとなります
※レクチャーは英語にて(日本語通訳あり)
開催日
場 所
料
金
定
員
お申込み
1部
13:30-14:40
レクチャータイトル:システムと体内組織
講演者:ヨープ・ファン・リースハウト(アトリエ・ファン・リースハウト/オランダ)
展示作品タイトル:「脳のパビリオン」
■レクチャー内容
アトリエ・ファン・リースハウト(AVL)の作品、コンセプトを紹介するとともに、アーティストとしての活動を通し
て見えてきた科学と技術のあり方、さらにそこに潜む闇の部分について疑問を投げかける。それは、本展で
「脳研究」をテーマに作品を制作したアーティストが、美学的、倫理的、良心的な側面から科学を語る試み。
■アーティストプロフィール
ヨープ・ファン・リースハウト
アトリエ・ファン・リースハウト(AVL)は、現代美術やデザイン、建築の分野で国際的に活躍する領域横断的
な組織である。1995 年、AVL はヨープ・ファン・リースハウトによって設立された。アトリエ・ファン・リースハウト
(AVL)という名前は、アート作品はヨープ・ファン・リースハウトという1人のクリエイティブな頭の中から始まる
ものではなく、クリエイティブなチームによってこそ生み出されるものだ、という信念を表している。
AVL の作品は、彫刻から家具やバス・トイレ、可動式の住宅、そして建築的な改修プロジェクトまで多岐に渡
る。その活動テーマは現在、スタンダートなデザインやオーダーメイドの家具から、自律的で独立したライフ
スタイルを提案するアート作品へと移っている。また AVL は、ロッテルダムの港に建設された 自由国家 とし
ての「AVL-Ville」のように独自のアート・プロジェクトも実践している。
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2部
15:00-16:10
レクチャータイトル:インターフェース・カルチャー
―インタラクションとインターフェースデザインにおける芸術と科学
講演者:クリスタ・ソムラー&ローラン・ミニョノー(リンツ工科造形芸術大学/オーストリア)
展示作品タイトル:「ナノスケープ」
■レクチャー内容
本展で「ナノテクノロジー」をテーマに作品を制作したアーティストグループ、クリスタ・ソムラー&ローラン・ミ
ニョノーが活動について語るとともに、インターフェースカルチャー・プログラムの成果(アルスエレクトロニカ
2005 において発表されたもの)について紹介する。そしてそれらを通し、インターフェースデザインとインター
フェース・カルチャーにおいて芸術と科学、産業がどのように融合しうるかを問う。
■アーティストプロフィール
クリスタ・ソムラー&ローラン・ミニョノー
インタラクティブ・アートの分野、そして人間とコンピュータのインタラクションについてのパイオニアである。
1992 年に始まったその活動は、インタラクティブ・アート・システムの発展に貢献している。1994 年から 2004
年には、京都にある株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の研究者、アートディレクターとして、ま
た岐阜にある情報科学芸術大学院大学/国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の助教授として日本に在
住した。
現在は、オーストリアにあるリンツ工科造形芸術大学のメディア学部おいて教鞭をとっている。そこで率いる
インターフェース・カルチャー・プログラムでは、革新的なインターフェースを可能にする人間と機械のインタラ
クションや、研究と応用そしてデザインに共通の新しいインターフェース・テクノロジーについて、さらにそれら
の使用方法における文化的・社会的な可能性について指導している。
日本科学未来館 今後の予定
■
MEGASTAR-Ⅱ cosmos オリジナルコンテンツ第 2 弾「暗闇の色」 12 月 17 日(土)〜06 年 12 月(予定)
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特別企画展「脳!内なる不思議の世界へ」 06 年 3 月 18 日(土)〜5 月 31 日(水)
■
CREST/さきがけ「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」研究成果発表会(仮) 06 年 5 月
<このリリースに関するお問い合わせ先>
日本科学未来館 広報室 広報グループ
([email protected])
〒135-0064 東京都江東区青海2-41
TEL:03-3570-9192 FAX:03-3570-9160
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