マキシマムRZP

RZP
マキシマム
( 根 圏 土 壌 浸 透 剤 )最 新 型 浸 透 剤 + 海 藻エキス
マキシマムRZPは、芝生が高温や水分不足によるストレス障害によって芝生の生育やクオリティ
ーを低下させる原因である芝生の根および根圏の環境全体を改善するために、高濃縮オーキシ
ン配合の海藻エキスと最新型の浸透剤を最も効果の出るように配合した商品です。
根圏の管理
☆土 壌 水 分 によるストレス
芝生管理担当のプロは、土壌の疎水性状態を正
すために土壌改良剤を用い、蒸散、代謝の必要
性に見合う量の水分を土壌が提供できるよう、
土壌の力を改善します。
土壌は芝草が必要な水分を得るためだけではな
く、根圏には芝草の成長に必要な物理的、化学的、 ☆ヒートストレス
生物学的プロセスの宝庫としての働きがあります。 ヒートストレスは芝生管理担当者の主たる悩み
の種となっています。高温が長期に続き、さらに
空気と水の絶妙な組み合わせによる芝草に良い
(あるいは高温の前に)根切れや根枯れがある
働きは根圏から始まります。植物は水分、栄養分を 場合、芝生の質が低下することが多くあります−
(吸収領域である)根と密接に接している土壌から これは特に、
とても低く刈られている芝生の場合
吸収しなければなりません。
に顕著です。短く刈られた芝には、芝の健康な成
長に必要な光合成と炭水化物(糖分)生成を行
う葉の面積が少ないのです。
炭水化物の貯蔵が枯渇すると、通常は成長のた
めに根系に供給される糖分が他の部分に運ば
水分が土壌を移動して(縦にも横にも)、表面を均
一に濡らしているのが理想的な状態です。
しかし、
砂の含有量が多い土壌では簡単に砂の粒子が粒
子の表面を有機物でコーティングされ水をはじく
(疎水性)
ような状態になり、団粒の安定性が悪く
なります−その結果、さらにそれが積み重なった
疎水性土壌の状態になります。
根圏の疎水な部分は、根圏内の均一な水分の移
動を阻害し、水分が適時他の根圏に移動すること
を邪魔する可能性のある「偏った流れ」のパターン
を生み出します−その結果、根圏の生物学的健康
の全面的低下、不効率な根系、成長阻害、やせ、病
気、あるいは芝草の枯死といった症状の水不足ス
トレスをおこします。
れます。必要な炭水化物をなくし、根の活動、代
謝活動(サイトカイニン、オーキシン合成など)
の低下、根枯れが起こり、質の低下につながりま
す−これは植物の水分需要を根圏が満たすこと
ができないために起こるものです(水分不足ス
トレス)。
芝草の科学者は昨今、ひどく暑い季節の来る前
に根圏粒子の表面が有機物でコーティングされ
の状態を改良し、元気で豊か、また繊維質に富
んだ根系を育てるようなプログラムを芝管理計
画に含むべきであると強く提言しています。
マキシマム
RZP
マキシマム RZP
土壌活性複合剤
水をはじく根圏には
水をはじく原因を発見するため、研究者らは土壌調
査を何十年も行っています。多くの調査、研究の結
果から、水をはじく性質(疎水性)の土壌の原因の
主たるものは、有機的非極性物質膜が長期にわたっ
て土壌粒子の表面に重なり合うためであることがわ
かっています。さらに近年、植物性物質の好気性、
嫌気性分解、また微生物の二次合成からなる腐植ポ
リマー(元はフミン酸)が、水をはじく性質に強い
相互関連を持つことがわかりました。
水をはじく根域の土壌粒子上で、水分子が
マキシマム RZP 活性剤につく様子
砂ベースの床土のみを対象に開発され、テストされ
た多くの土壌浸透剤とは異なり、マキシマム RZP 土
壌浸透剤は砂の土壌、混合された(異種の)土壌と
有機質(発生土壌)の根圏、改良を施された土壌の
根圏で効力を発揮する浸透剤を独自に配合したもの
です。
異なる構造の浸透剤を独自に配合することで、水を
はじく根圏における水和反応、脱水、水分配分のパ
ターンが改良され、均一になります。
根域の土壌粒子にみられる疎水性被覆
水をはじく腐植質の根圏土壌粒子はとても複雑な化
合物であり、また微生物分解に高い抵抗性を持つこ
とは、根圏土壌粒子の表面が腐植質で覆われている
ことと同様に厄介な問題です。さらに、それら化合
物の生成は動的で、植物性物質や生物的な総合作用
の分解を通じ、継続的に生成されています。その結
果、水をはじく被膜が土壌粒子の表面に重なる傾向
にあり、時間がたつにつれ疎水性の度合いも増しま
す。
土壌浸透剤に、疎水性に関連する水の動き、保持、
水の配分の問題を減らし克服する力があることは以
前から知られています。
土壌浸透剤は通常分子が大きく複雑な化合物です。
土壌粒子の水をはじく被膜を支え、水分子が引き寄
せられ、親水性(「水を引きつける」)表面につくよ
う土壌溶液へと働きかけます。
浸透剤の分子の複雑度により微生物分解能力(どれ
だけ残るか)が決まり、水和特性は化学構造に影響
を受けます。
根域土壌粒子の水をはじく被膜にマキシマム RZP
土壌活性剤が働きかける様子
根圏管理計画でマキシマム RZP を使うと
・根圏の水:空気の比率が格段に向上する
・根圏全体で水、肥料、その他水溶性物質の動きが均
一化する
・ドライスポットが大幅に減少
・水はけの向上
・根質の改善、芝生のストレス耐性の向上
マキシマム
マキシマムRZP
オーキシン配合の海藻抽出物
ヒートストレスに対し
水不足の状態、あるいはヒートストレスの時期に、健
康で十分な根系を維持することは、芝生管理担当者に
とって大変な問題でしょう。
ヒートストレスの時期には、根の成長、維持プロセス
に必要な構造的、非構造的な炭水化物がなくなるか、
非常に少ない状態になります。根の成長を促進する蛋
白質合成物(ホルモン)も、ヒートストレスの間には減
少します。
芝生の科学者らは昨今、暑い季節の来る前に活発で
規模が大きく、健康な根系を育てるようなプログラム
を管理計画の中に盛り込むよう、芝生管理担当のプロ
に提案しています。
根域の質向上
マキシマムRZPには海藻抽出物と
(ホウ素、コバルト、
銅、鉄、マンガン、モリブデン、亜鉛を含む)主要・微量
植物栄養素が適切に含まれ、根域を豊かにします。
ヒートストレス時には根の代謝合成が減少するため、
不足のおこる蛋白質であるサイトカイニン、オーキシ
ンが海藻抽出物には含まれ、補給されます。
セルロース・ミクロフィブリルを分離させます(図2)。
これで露出した架橋多糖類が、細胞壁酵素に届きやす
くなります。
架橋多糖類の酵素的「分裂」により、
ミクロフィブリル
が移動できるようになります−すると細胞壁の柔軟性
が増し、水分が細胞内に(浸透により)入ることで伸張
(成長)
します。伸張がおこると
(図3)、細胞壁は多糖
類を通じ再度架橋を構築し、
「成長」を永続的にしま
架橋多糖類
エクスパンジン 細胞壁酵素
ミクロフィブリル
図2 細胞伸張へのオーキシンの働き
サイトカイニン+オーキシン
オーキシン
根の成長
根系の発達、根塊の改善と、サイトカイニン、オーキシ
ンを含む海藻抽出物を与え植物の活力を高めること
には、強い相互関係があることが数十年にもわたる研
究の結果確認されています。
オーキシンとサイトカイニンは根と植物の成長に重要
な役割を担っています。サイトカイニンはオーキシン
と共に細胞分裂を促進します(図1)。
しかし、細胞分
裂(細胞有糸分裂)は植物組織のみに成長を起こすも
のです。根と植物組織の実際の「成長」は、新しく作ら
れた細胞の伸張によって決まるものです。
オーキシンは、細胞壁を囲む楔形のエクスパンジンを
活性化する細胞壁周囲を酸性化し、架橋多糖類からの
図1 サイトカイニンはオーキシンと共に細胞分
裂(細胞有糸分裂)を促進します。
しかし科学者ら
はこれを真の成長とはとらえません。真の成長は、
有糸分裂により新しい細胞が伸張することでのみ
おこります。
RZP
細胞分裂
成長
図3 植物細胞の成長へのオーキシンの働き
す。
根の構造
マキシマムRZPに含まれているオーキシンは、根の発
展と構造に主要な役割を持っています。オーキシンは、
サイトカイニンにより引き起こされる根の頂芽優勢を
止め、横方向への新たな根の形成を促進します。オー
キシンは線維性に富んだ根系を推進することで根域
を強化します−また植物の蒸散、代謝作用に必要な十
分な量の水分を吸収する能力を高めます。
多くの海藻製品ではサイトカイニンの量が優勢で、十
分なオーキシンが含まれていません。植物におけるサ
イトカイニンとオーキシンのバランスの取れた働きを
より高めるため、マキシマム RZPに使われている海藻
抽出物には高度に純化されたオーキシン化合物が配
合されています。
RZP
マキシマム
マキシマム RZP は、根域の総合的性能を高め、芝草の水分不足やヒートストレスなどによる質
の低下を改善する、オーキシンを多く含む海藻抽出物を配合した最新の根域改良剤です。
農学的に健全な手法とともに用いることで、マキシマム RZP は芝生管理担当者に以下の効果を
もたらします:
・根圏の水和と再水和の改善
・活力に満ちた根の発展、根塊の増大、生物学的活動の改善を支援する豊かな根圏
・高温時期、水分不足の時期に関連したストレスを耐え抜くために、事前に整えられた芝生コ
ンディション
既成の芝生
剤形
使用方法
液剤
100 ㎡につき 60 ∼ 90ml のマキシマム RZP 液剤
を 8 リットルの水にタンク混合。環境条件が根
の成長と光合成産物に適している時期に、15 ∼
30 日ごとに使用。
高温・乾燥ストレス
(予防、準備)
液剤
100 ㎡につき 60 ∼ 90ml のマキシマム RZP 液剤
を 8 リットルの水にタンク混合。水分不足スト
レスの始まる約 60 ∼ 90 日前から始め、ストレ
ス状態を緩和します。15 ∼ 30 日ごとに使用。
高温・乾燥ストレス
(ストレスの緩和)
ペレット
発根促進(春)
発根促進
(秋・夏のストレス後)
液剤
芝張り/ストロン植え
剤形
1000 ㎡につきマキシマム RZP ペレット 1 袋を、
ヒートストレスや水分不足ストレスのかかる環
境状態にある時期に使用。15 ∼ 30 日ごとに使用。
100 ㎡につき 60 ∼ 90ml のマキシマム RZP 液剤
を 8 リットルの水にタンク混合。対処はヒート
ストレスや水分不足ストレスのかかる時期を越
え、根の成長と光合成産生に適した環境状態時
に始める。15 ∼ 30 日ごとに使用。
使用方法
使用方法
根の張り促進
液剤
100 ㎡につき 60 ∼ 90ml のマキシマム RZP 液剤
を 4 リットルの水でタンク混合。芝張り後すぐ
に散布する。15 ∼ 30 日ごとに使用。
根の張り促進
ペレット
1200 ㎡ごとにマキシマム RZP のペレット 1 袋
を使用。芝張り後すぐに散布。15 ∼ 30 日ごと
に使用
販売店:
総輸入元:
製造元:
グローイングテクノロジーズ社(米国)
GTI
GROWING TECHNOLOGIES, INC.
〒162-0812 東京都新宿区西五軒町10−1
電話 :03-5225-2647 FAX:03-5225-2648
email: [email protected]
HP: http://www.hugh-enterprise.co.jp