(121) (テーマ別・説明資料) ある雑誌のインパクトファクターを調べるには(1) インパクトファクターとは雑誌がどれだけ引用されたかを集計した 数値で、雑誌の重要性を示す指標としてよく利用されます。(※1) 論文の引用関係のデータベース『Web of Science』を基に 雑誌毎に引用数を集計したデータベース 『Journal Citation Reports』により調べることができます。 (分野は自然科学系雑誌に限られます) (※1)インパクトファクターの高低により、雑誌の優劣を断言することは出来ません(裏面参照のこと) http://isiknowledge.com/ ① ② ② ①Journal Citation Reportを選択 ②調べたい年を選択します。 ③分野ごとの雑誌一覧を表示 するか、特定の雑誌を検索するか、 全てを表示するか選択できます。 ③ なお、収録対象はほとんどが外国雑誌となります。日本の雑誌も英文誌を中心に 収録されているものがあります。 東京工業大学附属図書館 情報サービス係 (ex.2097) [email protected] 分館情報係 (ex.5152) [email protected] (121) (テーマ別・説明資料) ある雑誌のインパクトファクターを調べるには(2) Journal Citation Reportを利用して インパクトファクターを確認してみましょう。 (例)環境分野の雑誌のインパクトファクターを調べる。 Subject Category(分野)ごとのリストを 表示させます。 左記のようにチェックし、Submitを クリックします。 Categoriesの枠から、(たとえば)Ecologyと Environmental Sciencesを選びます。 複数選ぶ際は、キーボードの「Ctrl」キーを 押しながらクリックします。 ソート(並び順)を「Impact Factor」順とします。 環境関係の雑誌の一覧がインパクト ファクター順に表示されました。 雑誌名は略称で表示されます。 一覧から、特定の雑誌のリンクをクリック すれば、その雑誌の詳細が確認できます。 さまざまな集計値をグラフ(図)で確認する こともできます。 ●インパクトファクターの式は以下のとおりです。(2005年の場合) インパクトファクター = 2003年・2004年の掲載論文が2005年に引用された数 2003年・2004年の掲載論文数 (要注意)分野ごとにインパクトファクターの数値の傾向は大きく変わります。 そのため、異分野の雑誌をこの数値で比較することは無意味です。 また、雑誌によっては自誌論文から自誌論文への引用(Self Cites)が 多いものがあったり、雑誌の性質によって(特にレビュー誌)被引用回数が 多くなる傾向があります。 このように、インパクトファクターが単なる雑誌の優劣を決める数値でないことを よく理解した上で活用することが必要となります。
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