第2章 景観計画の区域

第2章
景観計画の区域
1.景観計画区域
白川村の景観特性を活かし、「日本一美しい村 白川郷」の目標に向かって村全体で景観
形成の取組みを継続させるために、村全域を景観計画区域とする。
2.重点景観形成地区
(1)重点景観形成地区の考え方
白川村を代表する景観を有する地区、または将来へ向けて白川村らしさを形成していく地
区において、重点的に景観形成を図ることを目的として「重点景観形成地区」を指定する。
下記の①〜⑤に当てはまるものを重点景観形成地区として指定する。
①
重要伝統的建造物群保存地区・世界文化遺産登録地区
②
歴史的な雰囲気を残し、特徴ある景観形成を図る必要があると認める地区
③
商業施設等が集積し、特徴ある景観形成を図る必要があると認める地区
④
主要な幹線道路、河川等に沿って特徴ある景観形成を図る必要があると認める地区
⑤
その他、景観形成上必要と認められ、景観コントロールを図るべき地区
表1
景観計画における区域種別と地区設定
区域種別
地区設定
地区の概況
景観計画区域
白川村全域
世界遺産を取り巻く緩衝地帯第
35,655ha
Ⅱ種
(1)荻町地区
世界文化遺産及び、重要伝統的建
45.6ha
造物群保存地区
(2)寺尾地区
(緩衝地帯第Ⅰ種の一部)
世界遺産を取り巻く緩衝地帯第
Ⅰ種の一部
17.1ha
(大字鳩谷字寺尾の一部)
(3)緩衝地帯第Ⅰ種
(寺尾地区を除く)
世界遺産を取り巻く
緩衝地帯第Ⅰ種
(大字大牧字水谷の全域、大字鳩
谷字水谷・高松・南荘・横平・中
横平・中根通り・砂原・寺尾・綱
454.4ha
戸の全域、大字荻町字上長山・下
目洞・大沼・アシ谷・次ケ洞・上
町山・上町上・南畑山・稗畠・小
呂山・家ノ平・小呂下川原・寺田
の全域及び上長の一部)
(4)平瀬地区
温泉や大白川登山口を有する観
光拠点
大字平瀬字中カイツ・下川原・高
44.1ha
ダイ・上畑通・大洞・上野・村上・経
塚の一部
大字御母衣字コウ島の一部
重点景観形成地区
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面積
図 1-1
景観計画区域・重点景観形成地区区域図
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図 1-2
景観計画区域・重点景観形成地区区域図(荻町地区を中心とした詳細図)
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