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第 10 回内痔核治療法研究会総会に出席して
平成 28 年 7 月 10 日(日)、東京はお茶の水にあるソラシティカンファ
レンスセンタ-にて第 10 回内痔核治療法研究会総会が開催されるとのこ
とで、私も参加しました。
当日は高槻から始発の新幹線に乗り、JR中央線お茶の水駅で降車後徒歩
3分で会場に到着しました。朝9時前に到着しましたが、会場は熱気に包ま
れ、すでにかなりの割合で席が埋まっておりました。参加総数は約 230 名
とのことです。日本全国からの参加があり、なかでも関西の医師が多かった
ように思います。私はなんとか中央付近の良い席を確保し、最初の演題から
熱心に聴講させていただきました。
内容は内痔核治療法、特に4段階注射法(ALTA療法、ジオン注射療法)
が中心でした。午前は一般演題が5題、シンポジウムが8題、午後より教育
講演が5題といったとにかく盛りだくさんの内容でした。印象に残ったこと
は、4段階注射法が内痔核治療法の大きな転換点であるということ、そして
今後は日本だけではなく海外にも広がっていくことが期待されていること
の2点でした。しかし、それだけではなくやはり切除しなければならない内
痔核の存在、肛門管内の外痔核の存在、ジオン注射療法の合併症の再確認も
併せてありました。今回参加した研究会の内容を基に、当院での4段階注射
法に活かしていきたいと思います。その思いを胸に会場を後にしました。
平成 28 年 7 月 12 日
院長
東郷杏一