デンバー、アメリカ大自然へのゲートウェイ

デルタ航 空
2283
(17)
2015年
(平成27年) 8月31日 増刊 ハーツレンタカー
デンバー D e n v e r
HER TZ RENTACAR
アメリカ特 集 2 015
デンバー、
アメリカ大自然へのゲートウェイ
都市観光からアウトドアまで、多彩な楽しみ方を提案
雄大なロッキー山脈の裾野に広がるコロラド州デンバーは、さ
まざまなアウトドアアクティビティが楽しめる街だ。晴天率は年
間300日。美しい大空のもと、ショッピング、アート、文化、地産
地消のダイニングや地ビールなどの都市型観光から、サイクリン
グやハイキングなど自然体験型観光まで、すべての世代に受け
入れられる素材で れている。
ゴールドラッシュの時代から、デンバーはエンターテイメント
や商業の中心地として栄えた。また、高地に位置することから
「マイル・ハイ・シティー」と呼ばれ、ロッキー山脈などのアメリ
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周辺を巨大な古代石で囲われた世界的にも有名な野外
コンサート会場。
コンサートが開かれていない日中は、
シティー
パークとして無料開放。手軽なハイキングコースも整備されて
いる。
これまでビートルズ
(1964年)
、U2
(1983年)
など世界
的なグループやミュージシャンがコンサートを行っており、
ビジ
ターセンターではそうした過去のコンサートの様子を知ること
ができる。毎年5月から9月がコンサートの季節。
ジャズ、
ロッ
ク、
ポップス、
ブルーグラスなどさまざまな分野のミュージシャン
が登場する。星空のもとでのコンサートは素晴らしい体験に
なるはず。デンバーから西へ車で約30分とアクセスも容易だ。
デンバー・ビア・トレイル
©VISIT DENVER
ロックモント・ランチ・ウェア
デンバー美術館
デンバーのアートシーンをけん引する美術館
©VISIT DENVER
05
©VISIT DENVER
ダウンタウンの「ゴールデン・
トライアングル・ミュージア
ム・ディストリクト」にある美術館。ネイティブ・アメリカン・ア
ートのコレクションとして有名なほか、現代アートも充実。
世界的建築家ダニエル・リベスキンドが設計したフレデリ
ックC.ハミルトン・ビルディングも必見だ。毎月第1土曜日
は無料開放され、18歳以下の子供はいつでも入場無
料。
このディストリクトには、
「クライフォード・スティル博物
館」、
「カークランド・ミュージアム・オブ・ファイン&デコレイ
ティブ・アート」
など8つのミュージアムが集まるほか、
ギャ
ラリー、美術スタジオ、
アート専門店が立ち並ぶ。
ラリマースクエア
歴史的エリアでダイニングにショッピング
©VISIT DENVER
デンバーで最も古いエリアで、かつ
てはビジネスや社交の中心地として栄
えた。ビクトリア朝の建物が立ち並び、
オーナーシェフが腕を振るうレストラン
やワインバーやショップが集まってい
る。カフェやバーのテラスでリラックス
した時間を過ごし、地元シェフがつくり
出す美 味しい料 理や個 性 的なショッ
プでのショッピングを楽しむことができ
る。
ユニオン・ステーション
2016年に空港と直結、一大商業エリアも誕生
©Scott Dressel Martin
ヒストリー・コロラド・センター
コロラドとロッキー山脈の歴史を楽しく体験
©History Colorad Center
08
カウボーイシャツの伝説的ショップ
©VISIT DENVER
現在、大規模な再開発が進行中。新しくオープンし
たクロウフォード・ホテルを中心に、
ダイニング、
ショッピ
ング、
エンターテイメントが集まる一大商業エリアに生
まれ変わる。ブレックファスト・ブリトーを提 供する
「Snooze」、地ビールが楽しめる
「Terminal Bar」、
バ
ラエティー 豊かなカクテルが自 慢 の「 C o p p e r
Lounge」
など個性的なレストランも集まり、地元の人
たちだけでなく観光客も楽しめるエリアになる。2016
年からはダウンタウンとデンバー国際空港をダイレクト
に結ぶ電車も開業する。
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ロッキーの恵みを味わう地ビールめぐり
スナップ付きカウボーイシャツを最初に生
み出し、
アメリカンファションとしてウエスタンウ
ェアを世に広めた歴史的なショップ。創設者
はジャック・A・ウェイル。特長は、
ダイアモンド
型のスナップとのこぎり歯型のポケット。
これ
まで、多くの映画スターや伝説的なミュージシ
ャンに愛用されてきた。現在は、創設者の孫
スティーブ・ウェイルが伝統を受け継いでい
る。場所はダウンタウンの中心にある1626
Wazee Street。
04
06
大自然の地形を生かした野外劇場
デンバーには、
ロッキー山脈から湧き出る
伏流水を使ったさまざまな地ビールがある。
「デンバー・ビア・
トレイル」
を歩きながら、地ビ
ールめぐりをするのもデンバーの楽しみのひと
つだ。ダウンタウンには、
「Great Divide
Brewing」や「Wynkoop Brewery」
など約
20ヶ所の有名醸造所があり、
すべて歩いて
めぐることが可能。スタウトからラガーまで、
日々進化しているデンバーのビール文化は人
気の観光素材となっている。
03
visitdenver.com/jp
レッド・ロックス・パーク&アンフィシアター
©Red Rocks
02
カを代表する大自然だけでなく、ワイオミング州のイエロースト
ーンやユタ州のアーチーズといった有名国立公園へのゲートウ
ェイとしても重要な街となっている。コロラド州には4ヶ所の国立
公園があり、そのなかのひとつ「ロッキーマウンテン国立公園」
はデンバーから車で約1時間半で到着する。
現在、ユナイテッド航空が成田―デンバー線で直行便を運航。
さらに、2016年には、デンバー国際空港とダウンタウンのユニオ
ン・ステーションが電車でダイレクトに結ばれるため、車がなくて
もデンバーの街を楽しめるようになる。
コロラドの歴 史と西 側ロッキー山 脈
の過 去 現 在 未 来を紹 介する博 物 館 。
本物のフォードモデルTを使ったバーチ
ャルライド、スキージャンプ・シミュレータ
ー、1880年代の鉱山で使用されたダイ
ナマイトの着 火などインタラクティブな
展示を楽しむことができる。場所はゴー
ルデン・
トライアングル・ミュージアム・デ
ィストリクト。オープンは毎日1 0 時から
17時まで。
自転車で近郊に足を伸ばす
南北のアート・ディストリクトまでサイクリング
自転車でマイル・ハイ
・シティーを探索するのも楽しい。
デンバーは自転車シェアリング・プログラム
(会員制24時
間9米ドルで利用可能)
のパイオニアで、
駐輪場は市内
に82ヶ所ある。
自転車でダウンタウンの北へ。
アーティス
ト、
デザイナー、
美食家などが集まる場所として有名な
「リ
バー・ノース・アート・ディストリクト
(RiNo)
」
には、
カフェ、
パ
©VISIT DENVER
プ、
レストラン、
アートギャラリーが立ち並ぶ。南にペダルを
漕げば、
「アート・ディストリクト・オン・サンタフェ」
。
100を超えるギャラリー、
アーティストスタジオ、
アート産業
の拠点が集まるコロラドで最大のアート地域として知られている。
デンバーのアート・ディストリクトは、
毎月
第1金曜日にアートウォークを実施。
この時はギャラリーが通常よりも遅くまで開いている。
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チェリークリーク
ショッピング天国、レストランやスパも充実
チェリークリーク・ショッピング・センターには160を超えるシ
ョップやレストランが集まる。
メイシーズ、
ニーマン・マーカス、
ノ
ードストローム、アバクロンビー&フィッチ、
リーバイス、
マイケ
ル・コース、
ヒューゴ・ボスなど人気のデパートやブランドが勢
揃い。
「パスポート・
トゥ・ショッピング」
をサービスデスクで手に
入れれば、60ヶ所以上のショップやレストランで割引特典
も。近くには「チェリークリーク・ノース」
ストリートがあり、
ギャラ
リー、
ブティック、
レストラン、
カフェ、
スパなどが立ち並ぶ。チェ
リークリークはダウンタウンの南西にあり、車で15分ほどの距
離だ。
10
©Steve Crecelius
マイル・ハイ・カルチャー・パス
デンバーのカルチャーシーンをお得に周遊
「マイル・ハイ
・
カルチャー・パス」
は、
デンバーで人気のアトラクション7
つのチケッ
トをひとつにしたお得なパス。
3日間有効パスは25米ドル、
5
日間有効パスは52.80米ドル。
利用できるアトラクションには、
Tレックス
©Steve Crecelius
の復元骨格が展示されている
「デンバー自然科学博物館」
、
20世紀
の最も影響力のある画家として知られる抽象画家クライフォード・スティルの作品を集めた
「クライフォード・ス
ティル博物館」
、
都会のオアシスとして親しまれている
「デンバー植物園」
のほか、
「デンバー美術館」
「デン
、
バー動物園」
なども含まれる。
また、
このパスには、
自転車シェアリング・
プログラムやタイタニック号の事故で
ヒロインとなったマーガレッ
ト
(モリー)
ブラウンの
「モリー・
ブラウンの家博物館」
の追加割引も含まれている。
マイル・ハイ
・
カルチャー・パスは、
オンラインのwww.milehighculturepass.comで、
あるいはダウンタウン
のツーリス
ト
・
インフォメーション・センターで購入することができる。