アジア圏での評価を確立 香港市場から世界へ

エスト・ウェスト ニュース Special feature on auction highlights
2012 年 7 月発行号
JULY 2012
エスト・ウェスト オークション
2012 スプリングセール速報
アジア圏での評価を確立
香港市場から世界へ
8回目を迎え香港市場に定着したエスト・ウェストオークション香
港セール。先に開催されたアジア最大となる香港国際アートフェア
の後押しを受け、総ロット 391 点の作品が 2 日間に渡り競売にかけ
られ、落札総額は約 3 億 5 千万円にのぼった。
初日の 25 日は石鍋裕氏のコレクションを含むファイン&コンテン
ポラリーアート。成り行き(No Reserve)の出品で高い注目を浴
びたB . ビュッフェ 1953 年制作の静物画や、藤田嗣治が渡仏前の
1911 年に描いた希少な風景画が人気を集めた。また、蔡国強が日本
留学中に描いた作品や近年急激に評価を高めてきた C. テーチュンな
ど中国人作家の作品も多く出品され、現地の愛好家から圧倒的な支
持を得た。その他、国内外から評価の高い草間彌生や奈良美智、国
立新美術館での展覧会を控え再評価の著しい田中敦子、斎藤義重ら
*1 香港ドルを 10 円で換算
Lot 29 B. ビュッフェ「ふくろうのある静物」
予想落札価格 HK$1,000,000-1,500,000
の作品や昭和を代表する日本画家である東山魁夷の風景画など多岐
落札価格 HK$2,006,000 JPY20,060,000
に渡る品揃えとなった。2 日目の装飾美術部門からはガレやドーム
のアール・ヌーボーのガラスをはじめ、ラファエロの「システィナ
今年、エスト・ウェストオークションズは 2008 年に香港進出して
の聖母」を再現した KPM ベルリンの大型陶板、マイセンのモンキー
から 5 年目という節目の年を迎えた。
バンドやアラビアンナイトをモチーフにした大花瓶など陶磁器を中
当初は日本からの来場者と現地の新規の愛好家が多かった香港プレ
心としたラインナップ。東洋美術部門からはアジア圏での需要が高
ビューも、今では日本、香港、中国や台湾から毎回来場される馴染
い純金コレクションや急須を中心とした純銀製品、また歌川広重作
みの愛好家が増え、連日賑わいをみせるようになった。地域別落札
品の他、新たな挑戦として香港や中国の日常を題材にした P. ジャク
者のシェアを見ても、当初は日本人の愛好家が多かったが、回数を
レーの浮世絵を用意。2 日間でもっとも参加者が多かったジュエリー
重ねる度にアジア圏の愛好家がシェアを占めるようになり、確実に
部門からは、ラウンドカットされた 5.015ct のダイヤモンドルース
香港市場に定着して来た。また、香港進出当初から行ってきたアジ
を筆頭に、高品質のルビーやアレキサンドライトが揃った。ブシュ
ア圏に限らず世界中の愛好家を対象とした宣伝広告による新規顧客
ロンのダイヤモンドリングやカルティエのダイヤモンドピアスなど
の獲得は、来年のシンガポール進出の大きな足掛かりとなるだろう。
有名ブランドのハイジュエリーは厳しい目を持つ現地の愛好家にも
今後は香港市場進出で得た経験を生かし、新たなマーケットを開拓
人気が高く、今後も注目したい。
しさらなる飛躍を目指したい。
各方面から高評価だった
「石鍋コレクション」
落札総額 5 億 2 千万
東京・西麻布クイーン・アリス迎賓館にて 2012 スプリングセール東京「石鍋コレクション」が、去
る 3 月 31 日から 2 日間に渡り開催された。各メディアの取材依頼や当日にテレビカメラが入るなど
前評判通りの反響で、イブニングセール当日は立見客が何列もできるほどの熱気溢れる会場となっ
た。エコール・ド・パリの作家を中心としたファインアートの巨匠たちの作品が次々と落札され、華々
しいオークションの落札総額は約 5 億 2 千万円にのぼった。長らく構造的な不況を脱せない日本経済
の中で、日本美術業界に久々に活気のある話題となった。
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東京オークション総評
3 月 31 日と 4 月 1 日の 2 日間にわたって行われた東京オーク
まるでサロンのような熱気を帯びた会場は久しぶり」
「この日
ション。初日の 3 月 31 日には P. ピカソ、
C. コロー、
R. デュフィ
のおかげで旧知の知人に久しぶりに会うことができた」という
など名立たる巨匠作品や日本近代美術から藤田嗣治、梅原龍三
さまざまな声も聞かれ、多くの参加者で賑わった。休憩時間に
郎、藤島武二、コンテンポラリーアートから草間彌生、S. バル
は「分とく山」の食事がふるまわれ来場者たちも舌鼓を打った。
ケンホール、V. ムニーズなど総ロット 320 点の幅広いコレク
ションが競売にかけられ、活気に満ちた一日となった。デコラ
2 日目はコレクションから東洋美術・西洋装飾美術とエスト・
ティブアートでは特にイタリア製カラーラ大理石彫刻暖炉セッ
ウェストオークション・スプリングセール東京としてデコラ
トやイタリア映画の巨匠ルキノ・ヴィスコンティの代表作「山
ティブアートとジュエリー&ウォッチが競売にかけられた。厳
猫」のセットとして使用されたルイ 15 世様式ダイニングセッ
選された東洋美術は中国古美術を中心に象牙や珊瑚、純金銀製
トの見事な装飾美が来場者の関心をひいた。香港と台湾でもプ
品が多く出品され、来日された中国、台湾の愛好家たちは瞬く
レビューを行った成果もあり、オークション当日は日本のみな
間にパドルを挙げ、日本人愛好家と競り合う場面も多く見られ、
らず、これまで香港オークションにだけ来場されていた愛好家
盛況な滑り出しとなった。
が来日されるなど、会場は国内外からの参加者で埋め尽くされ
豪華なシャンデリアなど室内装飾美術を中心とした西洋装飾美
た。海外からの電話ビット数も多く、立て続けに登場する巨匠
術では、別館に置かれた中世イタリアの風景が描かれた7枚の
作品を何点も競りたいという要望から、長い間電話回線を継い
大きなステンドグラスが高い人気を誇り 578 万円の高落札とな
だままという状況を生んだほどだった。
るなど、一流料理人である石鍋氏が半生をかけて蒐集したコレ
「近年の経済情勢の中で、こんなにたくさんの人たちが来場し、
イブニング・セールの休憩時間
クションならではの華やかなオークションとなった。
世界的建築家、磯崎新氏が設計した私邸を改築したクイーン・アリス迎賓館
パブロ・ピカソが 18 歳で描いた従姉の肖像
「テレサ・ブラスコの肖像」
。この作品は 1899 年に 18 歳の若きピカソが、従妹のテレサ・ブラス
コを描いたドローイング作品である。以前からエスト・ウェストオークションズでも版画から油
彩までピカソ作品の取り扱いは多いが、このような作品は珍しい。一般的に知られる “Picasso”
というサインとは異なり、本作品には “P. Ruiz” とあることから、希少価値の高い作品であると
いえる。まだサインのスタイルも完成していなかったのであろう若き日のピカソによって描かれ
た本作品は、テレビ朝日で特集されたドキュメンタリー番組の中でも大きく取り上げられ、当日
は 1,504 万 7 千 5 百円で落札されるという好結果を残した。
Lot 84 名前「テレサ・ブラスコの肖像」
予想落札価格 JPY 13,000,000 - 18,000,000
落札価格 JPY 15,047,500
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エスト・ウェスト ニュース Special feature on auction highlights
多数のメディアから取材殺到
ドキュメンタリー番組制作依頼から
コレクション核心に迫る対談
Lot 72 C. コロー「ノワジール・グランの思い出」
予想落札価格 JPY 6,000,000 - 9,000,000
落札価格 JPY 6,945,000
普段は一般の方にあまり馴染みのないオークション会場にもテレビカメラが入った
昨年 10 月、第一弾ワイン・オークション香港開催が決定され、同時にコレクショ
ンのメインセールが今年 3 月に開催されることが発表された。
以来、一般誌や美術雑誌の取材・対談依頼や、テレビ・ドキュメンタリーの制
作依頼とたくさんの反響があった。テレビ番組を見たオークションの経験がな
いお客様からも多くのお問い合わせをいただき、5 月の香港セールにご出品い
ただいた方も多数にのぼった。
美術オークション
ドキュメンタリー
テレビ朝日で放送
Lot 112 藤田 嗣治「魚を持つ少女」
予想落札価格 JPY 10,000,000 - 15,000,000
落札価格 JPY 16,205,000
東京オークションの特集が、テレビ
朝日系列のニュース番組「スーパー
J チャンネル」内で放映された。
「美術品のオークションとはどのよ
うなものなのか?また、どのように
行われるのか?」番組では、美術品
競売の過程にも取材撮影が入った。
石鍋氏や代表関敬のインタビューか
ら、ピカソの作品が競売に掛けられ
る場面、中国・香港から訪れた富裕
層たちがビッドする様子がドキュメ
ンタリー形式で収められた。
メディアのインタビュー
インタビューは石鍋氏が美術品との出会いからコレ
Lot 139 草間 彌生「水玉」
予想落札価格 JPY 3,000,000 - 5,000,000
落札価格 JPY 8,050,000
クションのエピソードや作品が展示されていた迎賓
館について語り、代表関敬がオークションの内容や
見所についての解説を加える対談形式で行われた。
美術月刊誌「アートコレクター」より
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注目の西麻布クイーン・アリス迎賓館プレビュー
プレビューは東京西麻布クイーン・アリス迎賓館とエスト・ウェ
スト五反田セールルームの 2 会場で行われた。
迎賓館では K. ヴァン・ドンゲン、R. デュフィ、P. ピカソなど
巨匠作家の作品を始め現代美術、日本近代美術、日本東洋美術、
19 世紀絵画、装飾美術、家具、暖炉など、建物内ほぼすべて
の美術品が競売対象となり会場を埋め尽くした。
4 日間行われた東京プレビューには大勢のお客様にご来場して
いただき、連日盛況であった。石鍋氏が長年にわたり蒐集して
きた作品の数々は、迎賓館の展示スペースだけでは収まりきら
ず、エスト・ウェスト五反田セールルームにも展示された。10
点に及ぶ J.P. カシニョール油彩作品、大作を含む 6 点の千住博
の作品、岡本太郎ブロンズ作品などは五反田会場の壁面を華や
かに飾った。
中国で有名なポピュラー音楽の作曲家もプレビューに来場し熱心に鑑賞
プレビュー期間中は五反田会場と西麻布会場を往復する送迎車
が用意され、ご来場していただいたお客様には2会場でコレク
ションを楽しんでいただいた。エスト・ウェスト従来通りのオー
クション、デコラティブアートとジュエリーの展示も行われ、
こちらもまた好評であった。プレビュー期間中の来場者数、作
品への興味などを観てみても国内外問わずこのオークションへ
の注目度が窺える 4 日間となった。
プレビュー会場には連日にわたり
著名人や有名な美術関係者が来場
クイーン・アリス迎賓館・デコラティブアート会場
東京オークションレポート
新入社員 須山 英憲
東京セールは下見会の時から沢山のお客
様をお迎えすることができ、大盛況でし
た。石鍋様のクイーン・アリス迎賓館を
オークション会場として使用させて頂き
日本にいながらまるで違う国に訪れたよ
うな不思議な空間の中でご来場の皆様に
も楽しんでいただけたと思います。私自身も初めてのオークション
ということもあって緊張しましたがお客様がコレクションを楽しみ
ながらご覧になっているところを見て、主催者側としてこのような
イベントに参加できることを大変うれしく思いました。
オークション中は海外のお客様との電話ビッドでの対応をさせて頂
き、まるで自分も一緒になってオークションに参加しているようで
いつの間にか楽しんでいる自分がいたことが強く印象に残っていま
す。これからも国内外を問わず沢山のお客様からご支援いただける
ようなオークション会社になるため努力していく次第です。
五反田・プレビュー会場
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台湾プレビュー
海外から来日されたお客様も高評価
美食家御用達「分とく山」の日本食
11 月 14 日(月)~ 17 日(木)
会場:ル・メリディアン台北
東京セールには魅力的な作品が多数出品され、海外からも多く
のお客様が来場された。オークション前日には、来日されたお
客様への感謝の気持ちとお礼を兼ね、クイーン・アリス迎賓館
で、美術品を鑑賞しながらミシュラン二つ星の和食の名店「分
とく山」の料理を堪能して頂く宴を催した。
ご招待したお客様は有名な作曲家や実業家、美術館館長などか
なりの美食家揃いであったが、
「こんなに贅沢なんて・・・」「と
てもおいしい!」
「芸術品みたいで食べるのがもったいない」
と絶賛の嵐であった。食事の合間には、石鍋氏の出品作品に関
する思い出や興味深い逸話を聞く機会にも恵まれ、臨席者から
もたくさんの質問が飛んだ。言葉の壁がある中でも、美酒と美
食を楽しみながら初対面のお客様同士も親しくなられ、笑顔が
溢れる中終了したパーティであった。
作品が展示された台湾プレビュー
分とく山(わけとくやま)
東京都港区南麻布 5-1-5 TEL: 03-5789-3838
オークションに先行し、1000 点を超える膨大なコレクション
作品の中から一部を厳選し、ル・メリディアン台北にてプレ
ビューを開催した。当日は沢山の愛好家にお越し頂き、あらた
めて蒐集された作品の国や地域を超えた注目度を実感させられ
る結果となった。
P. ピカソ、M. シャガール、藤田嗣治、K. ヴァン・ドンゲンな
ど名立たる巨匠作家の作品の中で愛好家の目を引いていたのは
ジャン・ジャンセンの作品2点であった。長い間ジャンセン作
品の前で作品を鑑賞してくださったお客様は予想落札価格を上
回る書面入札をされ、ジャンセンミュージアムの情報を質問す
るなど、どうしても自分のコレクションの一部に加えたいとい
う強い気持ちの伝わって来た。当日のオークションで出品され
たジャンセン作品は見事に競り上がり、日本国内の下見会開催
だけでは得られない結果を納めることができた。
イブニング・セール前日に行われた海外からのお客様の歓迎パーティー
パーティーでは料理の名誉鉄人・石鍋
オークション休憩時間に
氏が選び抜いたヴィンテージ・ワイン
は、美食家達を虜にする
が振舞われ、感嘆の声も。
店主・野崎氏の腕が光る
写真は、石鍋氏を紹介する代表関敬。
料理が次々と振舞われた。
台湾プレビュー会場
来場した石鍋氏と代表関敬
Lot 98 J. ジャンセン
「帽子を被った少女と仮面」
予想落札価格 JPY 1,000,000 - 1,500,000
落札価格 JPY 2,778,000
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香港初日、ファインアート落札総額約 2 億 4 千万円
ファイン & コンテンポラリーアート部門にはミュージアム
ピース、大作といったインパクトある作品が数多く出品され、
落札点数 86 点、
落札総額約 2,400 万香港ドル(約 2 億 4 千万円)
落札率 72%と世界経済が減速する中まずまずの成績を残した。
なかでも 1953 年発表の大作 B. ビュッフェ「フクロウのある
静物」、名和晃平「PIXCELL [DEER]」
、1911 年の貴重な藤田
嗣治の日本風景作品「夕暮」
、さまざまな美術館での展覧会を
経て今回出品された藤田嗣治「キリスト」
、6 メートルを超え
る大作 S. シンピン「THE LAST SUPPER」
、上海ビエンナー
レ出品作品で 12 メートルを超える M. バオゾン「RISE AND
FALL」これら迫力のある作品はオークション参加者の注目を
集めた。中でも「フクロウのある静物」
(予想落札価格 100 ~
150 万香港ドル・成り行き)はヨーロッパの経済問題、ギリシャ
香港 JW マリオット・プレビュー会場で展示された
がユーロに与える不安など全く感じさせることなくオークショ
4m × 3m のキャンバス 4 枚で構成されたマ・バオゾンの巨大な作品
ン開始直前まで各国からの入札は増え続けた。藤田作品 2 点も
2008 年上海ビエンナーレ出品
同様海外からのビッドが目立った。様々な美術雑誌に取り上げ
られ、オークションで好成績を収めてきた C. テーチュンの作
品も良い結果で、上り調子と言える草間彌生作品の人気は衰え
ず今回出品された 2 作品も予想落札価格を上回り落札された。
また 6 回目を迎えた U-33 企画に初登場となる小鉢公史の作品
2 点は、堂々と個性、存在感を示し共に良い結果を残した。
初日に開催されたパーティーには
プレビュー会場に超大作が出現
香港在住の欧米人の姿が目立つ
日本人若手作家の中で
人気を博す名和晃平
Lot 85
Lot 86
Lot 84
名和 晃平
【予想落札価格】
【落札価格】
Lot 84 HK$ 500,000 - 800,000 HK$ 590,000 / JPY 5,900,000
Lot 85 HK$ 130,000 - 180,000 HK$ 330,400 / JPY 3,304,000
Lot 86 HK$ 25,000 - 35,000 HK$ 47,200 / JPY 472,000
2011 年に東京都現代美術館で個展。2012 年ニューヨークで発表し
た PixCell-Deer シリーズがメトロポリタン美術館に収蔵されるな
ど、国内外で人気作家の名和晃平。
特に Lot 85 の作品は、会場でも人気ぶりを発揮し競りを魅せた。
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渡仏以前に描かれた貴重な藤田嗣治の作品
1911 年に藤田嗣治が 25 歳で描き上げた貴重な作品「夕暮」。
御存じのとおり藤田はフランス画壇で評価された日本を代表する洋画家で、
1955 年にはフランス国籍を取得し 1959 年にレオナール・フジタとなる。
今回出品されたこの作品は藤田が渡仏する前の作品でとても珍しく、サイ
ンが T. Fujita(渡仏後は Foujita とサイン)と書かれ、キャンバス裏には
若さからかこわばった様子で藤田嗣治という署名がある。1977 年に阪神百
貨店で開催された藤田嗣治展に出品され、その後大切に個人コレクターが
持ち続けていたため保存状態も良く、大変希少価値のある作品である。
国内外のコレクターやディーラーの注目が集まる中、予想落札価格を上回
る 76 万 7 千香港ドル(約 767 万円)で落札された。
Lot 27 藤田 嗣治「夕暮」
予想落札価格 HK$ 400,000 - 600,000
落札価格 HK$ 767,000 JPY7,670,000
ファイン&コンテンポラリー部門より
エスト・ウェストオークションズの強みは?と聞かれると、や
はり毎年 2 回香港で開催しているオークションになるでしょう
か。出品者の方々にとっては、今まで所有していた作品が海外
でどのような評価を得るのか挑戦するのは楽しいですよね。 2008 年に開催した第1回エスト・ウェストオークション香港
セールでは地元香港の落札者の割合が 25%でしたが、年々回
を重ねる毎に香港のお客様が定着し、今回で 8 回目を迎えたス
プリングセール香港では、日本、欧米、他アジア諸国を抑え、
地元香港の落札者が 40%を占めるまでになりました。
Lot 50 草間 彌生「Infinity Nets」
予想落札価格 HK$ 500,000 - 800,000
落札価格 HK$ 1,121,000 JPY11,210,000
香港オークションをきっかけに東京オークションにも興味を持
ち、参加してくださる方もいらっしゃいます。皆様の所有する
作品を、弊社のオークションを通じて多くの方々にご紹介でき
れば幸いです。
次回 2012 オータムセール
東京に出品される作品
Lot 54 C. テーチュン「Clartes Bleues, 1989」
予想落札価格 HK$ 600,000 - 900,000
落札価格 HK$ 1,298,000 JPY12,980,000
白髪 一雄「秦黒」
油彩、キャンバス 91 × 73cm
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3 部門での構成となった 2 日目香港セール
スタートを切ったのは進出当初から高い支持率を誇るジュエリー&ウォッチ。香港は毎年、
大規模なジュエリーフェアを催し世界各国から出展会社やバイヤーが訪れる国際的市場。
そのため愛好家たちは厳しい目を持ち、また非常に気になるジャンルなのだろう。
今回もその注目度は変わらずオークション開始直前に会場は満席となり客席を追加する事態
となった。作品は成り行き(No Reserve)が多く実にロットの半数以上を占め、そのため会
場の愛好家たちから次々とパドルが挙がり小気味よいリズムと雰囲気の中で競りが行われた。
5.015ct ダイヤモンドルースの不落札は悔やまれるが両脇にダイヤモンドを配した 7.19ct のル
Lot 550 カラーダイヤモンドリング
ビーリングや約 3.10ct のダイヤモンドに囲まれたアレキサンドライトリング、ペアブリリアン
落札価格 HK$ 448,400
トカットされたブシュロンのデザイン性豊かなダイヤモンドリングが落札され、高品質かつデ
予想落札価格 HK$ 350,000 - 550,000
ザイン性を備えたハイジュエリーに熱い視線が注がれた。時計の落札率は 79%と好調、
「ブレ
ゲ」や「パテック・フィリップ」などの有名ブランドは中国圏の愛好家の支持が強く、今後も
チャイナパワーに期待がかかる。
続く東洋美術は中国圏からのビッドが期待される純金、純銀作品を中心とした作品構成。
金銀作品の注目度はいぜんとして高いものの急須や香炉など茶道具に人気が集まるなど、用途
やデザイン性を重視している事は興味深い。下見会には作品を直接手に取り熱心に確認する愛
好家たちの姿が多く東洋美術に対する注目の高さが伺えた。自国の文化である乾隆帝時代の青
花大碗や清時代にガラスで造られた龍紋三足香炉、鍍金仏は全て落札となり、中国作品の人気
はまだまだ続きそうだ。
Lot 665 青花纏枝蓮托八寶紋大碗
予想落札価格 HK$150,000 - 250,000
落札価格 HK$ 177,000
新たな試みであった浮世絵や伝統文化の蒔絵が香港市場に受け入れられるには一層のアピール
が必要だと感じたが中国圏の愛好家からは「日本の会社なのだから日本美術をもっと紹介して
ほしい」など積極的な意見も多く、継続して挑戦したい。
オークションの最後を締めくくったのは香港にエストウエスト独自の路線で西洋美術を紹介す
るデコラディブアート部門。今回は金彩でデコレーションされた陶磁器や細部まで丹念に手描
きされた陶板など華麗で装飾的な作品を中心としたラインナップ。下見会に来場された愛好家
は探究心旺盛な方々が多く、普段見る事のない美しい装飾品に魅力を感じ興味を示す姿が印象
に残る。
今回選定した装飾作品に関しては浸透していない部分もあり今後の説明紹介が必要だと感じる
箇所もあったがラファエロの「システィナの聖母」をモチーフにした希少な KPM ベルリンの
陶板やマイセンの「三美神」など大型で精巧に製作された作品が落札され、
西洋装飾美術にとっ
て前向きな可能性を示した。また、香港オークションで好調な大理石やブロンズ作品が高い落
札率を誇り、日本と中国圏の愛好家の興味の違いを感じる結果となった。
Lot 715 KPM ベルリン
「システィナの聖母 ( ラファエロ原画 )」
予想落札価格 HK$ 350,000 - 550,000
落札価格 HK$ 424,800
次回の香港セールは新会場で来年 2013 年 5 月 24 日~ 26 日に開催
2013 スプリングセール香港
5 月 24 日(金)~ 26 日(日)
次回の香港セールは来年 2013 年 5 月の開催となります。
オークション会場が新しくなり、アートバーゼル香港が開かれる展示
場 HKCEC(Hong Kong Convention and Exhibition Centre)に隣接
した 5 つ星ホテル、ルネッサンス・ハーバービュー香港(Renaissance
Harbour View Hotel Hong Kong, www.theharbourview.com.hk)に移
ります。来年 5 月の香港は、アートフェアと共に 5 月の灣仔(ワンチャ
イ)ウォーターフロントはアート一色に染まるでしょう。
アートバーゼル香港 basel.artbasel.com
5 月 23 日(木)~ 26 日(日)
会場:HKCEC(香港コンベンション&エキシビジョンセンター)
次回の 2013 スプリングセール香港オークションは
ART HK が生まれ変わりアートバーゼル香港が開催される
ハーバービューが美しいホテルでの開催
最初の年となります。この機会に是非訪れてはいかがでしょうか。
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5 年目を迎えた香港セールの成長
香港エスト・ウェストオークションズ有限公司
香港 Est-Ouest Auctions Co., Ltd CEO 董 暁航
2008 年 11 月にアジア市場を開拓すべく、アート界の重要拠点とし
て台頭し始めた「香港」を舞台にアジアのオークション会社として
初となるセールを開催してから今年で 5 年目を迎える。
初回は世界規模の不況と言われる厳しい状況の中でのスタートで
あったが 5 年間、様々な試行錯誤の積み重ねにより着実に香港市場
に定着する事が出来た。
アジアの 4 大都市である東京、北京、台湾、香港で作品を展示する
巡回プレビューや香港、中国、台湾、マカオの新聞、雑誌、WEB
カタログなどの現地メディアへの宣伝、日本語、中国語、英語の3ヶ
国語で進行するバイリンガルなオークション、全世界へのコンプ
リートカタログの配布など独自の戦略で新規顧客者数を伸ばし続け
ている。
また、ピカソ、シャガール、ミロなどの 20 世紀の巨匠の絵画、世
界的な市場を誇るジュエリー&ウォッチ、急上昇した中国アートだ
けでなく、エミール・ガレやドーム兄弟などの西洋ガラスや装飾美
香港 JW マリオットで 2012 スプリングセール香港開催の記者会見
香港エスト・ウェストの責任者に就任してから、半年が経ちました。
お陰様で、この半年の間に多方面に渡り、様々な新しい試みや他企
業とのジョイントによるプロジェクトが進行しております。
エスト・ウェストはオークションの開催以外にも、美術市場に新し
い血液を注ぐため、様々な活動をしてきました。例えば、台北ヤン
グアートのスポンサー、香港の新しいギャラリーと提携活動、U33
企画など若いアーティストの紹介にも力を入れております。
2012 年 1 月に香港オフェスは正式に華潤ビルへ引越しました。
術、千住博や山口長男などの日本人作家を紹介し続けた事はエスト・
ウェストならではのスタイルとして愛好家に楽しんで頂けただろ
う。最近では新規の愛好家だけでなく香港や中国や台湾の馴染みの
愛好家が下見会場を賑わせており東京で開催するオークションに興
味を持つ愛好家も増えた。来日され実際にビッドする愛好家の姿は
5年間の成果を実感することが出来る瞬間である。
大規模なアートフェアや、様々なジャンルや規模のオークションが
開催され世界中から美術愛好家が集う巨大なアートマーケットに
なった香港。さらなるマーケット開拓のため他社とは一線を画す独
自の感性、戦略が求められるだろう。
スタッフ全員が中国語、広東語、日本語、英語の四ヶ国語で対応でき、
今まで以上にお客様に良いサービスを提供できるように頑張ってお
ります。
そして、上海事務所を作り、周澤君が常駐し、中国国内のお客様と
より身近で交流開拓もしております。
更に、香港をアジアの拠点として、それ以外の国と地域でも積極的
な活動をしております。その一環として来年一月にシンガポールに
おいてオークションを開催することが決定いたしました。
現地メディア報道
香港ピカソ展とオークション
アジアと欧米の美術愛好家たち
アジア圏の愛好家は世界的なピカソなどの有名作家やアジアで人気
のある草間彌生や C. テーチュンなどの作品に対して非常に興味が高
く、活発な競りが行われ着実な結果を示している。その反面、日本
だけの知名度や一部の地域しか市場がない作家や作品に対しての興
味は薄く、その打開が進出当初から重要課題であった。
日本のオークション会社として一貫して行ってきた実力のある自国
出身作家の紹介や、独自の観点から何度も選定し直した西洋装飾美
術品のアプローチを粘り強く行った結果、回数を重ねるごとに評価
の高まりや反響を肌で感じるまでに至った。
近年の長引く不況で欧米の愛好家はビッドの数を減らしている。
香港文化博物館で 5 月 19 日から 7 月 22 日まで「パリ・ピカソ美術
しかし今回の目玉である成り行きで出品された 1953 年作のビュッ
館展」が開催され、香港でもパブロ・ピカソ熱が高まる中、インター
フェの大作や渡仏前に描かれた藤田嗣治の風景画を競ったのは多く
ネット TV の CNS(中新社)でエスト・ウェストのピカソ出品作品
の欧米の愛好家たちであった。両作品とも予想落札価格を超えての
が紹介された。市民たちは美術館で展示される 20 世紀の巨匠作品が、
落札となり不況の中でも常により良い作品を探し求める欧米の力強
手に届く値段で売買されていることに驚きを受けたようだ。
さを感じる事が出来た。
Special feature on auction highlights エスト・ウェスト ニュース
2012 年 7 月発行号
JULY 2012
2012 オータムセール東京・出品募集開始
白髪 一雄「赤玄」
油彩、キャンバス 60.6 × 72.8cm, 1990
江の島香水瓶美術館収蔵されていた美しいアール・ヌーヴォー&アール・デコの
香水瓶コレクションが 2012 年秋の東京オークションに登場。
募集締切日 8 月 25 日(土)
次回の東京オークション
出品募集のご案内
0120-70-3722 査定無料
10 月 6 日(土)六本木ヒルズにてオークション
を開催いたします。優れた美術品をご出品いた
だき、ご来場いただけるお客様にご満足がいた
だけるオークションを社員一同、一丸となり頑
張る所存でございます。お手持ちのコレクショ
ン・資産のご売却をご希望のお客様は是非とも
弊社に査定をご用命くださいますようお願い申
し上げます。
L. ウーファン「FROM POINT」
油彩、キャンバス 40.9 × 60.6cm, 1978
2012 オータムセール東京
10 月 6 日(土)
六本木ヒルズクラブにて
秋のセールを開催
白髪一雄、李禹煥
キース・へリングなど
出品決定
K. へリング「無題」
墨、紙 シートサイズ : 79 × 111cm, 1983
湘南江の島香水瓶美術館、香水瓶コレクションが出品
10 月 6 日に六本木ヒルズにて行われるエスト・ウェストオークションズ「オータムセール東京」に
「湘南江の島香水瓶美術館」所蔵のアール・ヌーボー、アール・デコ期の貴重な香水瓶コレクションが登場。
各地の展覧会に貸し出された作品も多く含むルネ・ラリックの香水瓶コレクションは、
質量ともに他に類がなく、ガレ、ドーム、バカラなどの逸品も含まれている。
アール・ヌーボー、アール・デコ期は、装飾芸術の長い歴史の中でも魅力的な香水瓶が数多く作られた時代が
あり、もともとジュエリーデザイナーであったルネ・ラリックならではの、デザイン、技術共に素晴らしい香
水瓶は、当時の女性たちにとって瓶の中の香りと同じだけ魅惑的なものであったことは現代の私達にも容易に
想像でき、また当時のデザイナーたちをも魅了し影響を与えた。中でもオルセー美術館所蔵の「魚」を含むわ
ずか4つの香水瓶しか完成させていない " シール・ペルデュ(蝋型鋳造法)" によって制作された香水瓶の一つ、
「シレーヌ(人魚)」は、ラリック本人が生涯手放さずに手元に置いたといわれる秘蔵の逸品。
ジュエリーやファインアートの分野に比べるとまだまだ開拓途中といわれていた香港のデコラティブアート
市場でも、5 月のスプリングセール香港の下見会において先行展示された 24 点の香水瓶への中国や香港のアー
トコレクターからの注目度も高く、日本では根強い人気のアール・ヌーボー、アール・デコ期の香水瓶であるが、
この機会を通じて西洋嗜好の高まる中国、香港をはじめとしたアジア市場での反応、今後の展開も期待される。
R. ラリック
「シレーヌ」香水瓶
h10 ×φ 5cm, 1905 年頃
エスト・ウェスト ニュース Special feature on auction highlights
2012 年 7 月発行号
JULY 2012
2013 年 1 月シンガポールオークション開催決定
シンガポールセール開催概要
’08 年香港進出に続き、2013 年 1 月世界屈指の国際的金融都市シン
アジアのハブと呼ばれるシンガポールには
どのような美術市場があるのか
ガポールでオークションを開催する。8 回の香港オークション、台
北有数ホテルでの台湾プレビュー、ドーム社で開催したシンガポー
振興しているシンガポールの美術界で現在注目を集めるアーティス
ルプレビューなどを経て、新らしいオークション会場でアジアの巨
トは、主に3つに分けられる。その土地で育ち、根強い人気を誇る
大美術市場の開拓を目指す。
シンガポールやインドネシア出身のアーティスト、中国絵画を中心
新天地でのオークション開催に向けて広く作品を募集している弊社
にした中国人アーティスト、そして日本の現代アーティストである。
では、ファイン & コンテンポラリーアート、西洋装飾美術、東洋美
アファンディ(Affandi)は、
インドネシアの現代絵画の父とも呼ばれ、
術、さらに中国人コレクターに好評だった金銀銅の急須などに加え
感情をそのまま表現したかの様な、重なり合う深い色合いと激しい
て黄金の茶室の出品も検討している。
タッチが特徴的な画家。対照的に、
「ヤング・アーティスト・スタイル」
近年は毎年開催されるシンガポールアートフェアの影響もあり、世
の先駆者であり、明るい色彩を用いて穏やかな抽象風景画を描くア
界中から様々なジャンルの美術作品が集まり、アートシーンの盛り
リー・スミット(Arie Smit)も、アファンディと同じく美術業界
上がりを見せている。
の中心となっている現地のアーティストで、オークションに出され
香港、
中国人コレクターだけでなく、新たな市場であるインドネシア、
る多くの作品が高値になっている。
マレーシア、ベトナムなどの東南アジア諸国を巻き込んだ新しい時
中国人作家も、シンガポールのアート界を賑わせている。特に、
代の幕開けとなることを期待している。
今回エスト・ウエストでも落札された C. テーチュン(Chu TehChun)や現代中国絵画の巨匠、呉冠中(Wu Guanzhong)、そしてシ
ンガポール人ながらも、中国の伝統的な絵画と西洋の油絵を取り入
2013 スプリングセール・シンガポール
アートスペース@ヘルトランス
れて独自の世界を形成している陳文希(Chen Wen Hsi)などが目
立つ。
エスト・ウェストでもお馴染みとなっている草間彌生や村上隆、そ
住所:39 Keppel Road, #02-04 Tanjong Pagar Distripark, Singapore
して日本人の若手アーティスト達も、シンガポールでのアートシー
1 月 23 日(水)- 26 日(土)
ンで奮闘している。6 月にシンガポールで開催されたオークション
2013 年1月のシンガポールオークションの会場となるのがアートス
ペース@ヘルトランス。ビジネス街の中心からわずか3分ほどに位
置するこの施設はフリーポート倉庫街の一角にある。簡素なスペー
では、
松浦浩之の ”Windy Bunny” が上値を上回る 2 千 6 百シンガポー
ルドル(約 160 万円相当)で落札されるなど、日本人アーティスト
の人気を示す結果となっている。
スに貨物エレベーターや無数の配管が露出した様はまるでアヴァン
ギャルド・アート・ハブのイメージを彷彿とさせる。施設内のホワ
イト・キューブコンセプトの基に大きく開けたスペース、高い天井
と産業用の設備も伴って様々なコレクター達による展示会、オーク
ションやファッションショーの会場として広く使われている。
アートステージ・シンガポール 2013
1 月 24 日(木)~ 27 日(日)
http://www.artstagesingapore.com
シンガポールが開催するコンテンポラリーアートフェアで、
アジアや日本のギャラリーを中心とした、東南アジア屈指の
アートイベントの一つとして注目を集めています。
Special feature on auction highlights エスト・ウェスト ニュース
2012 年 7 月発行号
JULY 2012
あなたのプライベート・コレクションをオークションに出品しませんか?
ファイン & コンテンポラリーアート、東洋美術、西洋装飾美術、ジュエリー&ウォッチなど広く募集
アドヴァンスシステム
買い取りも可
出品作品に対する融資制度もご用意しております
お気軽にご相談ください
出品作品募集中
2012 オータムセール東京
出品締切:8 月 25 日(土)
0120-70-3722 査定無料(携帯電話から 03-5791-3131)
取締役就任のお知らせ 加来 水緒
董 暁航
エスト・ウェストオークションズ株式会社(本社:東京都港区、代表
取締役社長:関敬)は 2012 年 4 月付けで、取締役に加来水緒・董 暁
航が就任いたしました。
加来はデコラティブアート部門担当後、オークション運営部ディレク
ター、董はジュエリー部門担当後、海外事業部部長、香港エスト・ウェ
ストオークションズ有限公司 CEO をそれぞれ歴任。
皆様のご期待に応えるべく 役員一同精励致す所存でございます。
つきましては、今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い
申し上げます。
今回取締役に就任した加来(写真左)
・董(写真右)は香港でオークショ
ンニアとして日本語・英語・中国語 3 ヶ国語を使いオークションを進行。
東京セールではそれぞれの部門のオークショニアを担当。
香港エスト・ウェストでは香港在住のス
3 人とも日本語が話せますので
香港にお越しの際は、
是非お立ち寄りください。
タッフ 3 名が常勤として勤務しておりま
す。同社は香港の美術市場の最新動向や、
写真左からシンディー、クリス、ジーニー
アジア圏のアート市場を理解する上で地
理的にも重要な拠点です。
香港オークションを開催するにあたり、
すべてのお客様に迅速で、丁寧な、
また母国語でのサービスをご提供するた
めに日々努力しております。
香港エスト・ウェストオークションズ有限公司
香港オフィスは 2011 年 12 月 10 日より下記住所に移転致しました。
Est-Ouest Auctions Hong Kong
25/F., China Resources Building, 26 Harbour Road , Wanchai, HONG KONG
Tel : +852 3977 2131 Fax : +852 3977 2033
営業時間 : 月~金 10:00 - 13:00 / 14:00 - 18:00
最寄り駅「Wanchai」から
徒歩 10-15 分
エスト・ウェスト オークションズ株式会社 / EST-OUEST AUCTIONS Co., Ltd.
www.est-ouest.co.jp [email protected]
東京オフィス
香港オフィス
〒 141-0022 東京都品川区東五反田 2-5-15
2-5-15 Higashi Gotanda, Shinagawaku Tokyo 141-0022 JAPAN
Tel +81 (0)3 5791 3131
Fax +81 (0)3 5791 3133
25/F., China Resources Building, 26 Harbour Road , Wanchai, HONG KONG
Tel +852 3977 2131 Fax +852 3977 2033