第5号 - 徳島文理大学 理工学部

体験教育支援センター便り
2010 年 5 月号(通巻第 5 号)
徳島文理大学理工学部
体験教育支援センター
ご挨拶
いつも体験教育支援センターの活動にご理解・ご協力をいただきありがとうございます。
2010 年度最初の体験教育支援センター便りを刊行いたします。関係者の皆様の多大なご協
力に厚く感謝いたします。
さて、本号では、昨年度の1年間の活動をまとめた「2009 年度体験教育支援センター活
動報告集」という位置づけで編集いたしました。昨年度は 9 グループに活動をしていただ
きまして、これまでもここで月単位の活動報告をしていただきましたが、1年間のけじめ
という意味を込めて同一フォーマットで報告書を作成していただきました。ぜひご覧くだ
さい。予定通り成果が出せたグループ、計画通りにはいかなかったグループ、さまざまあ
ったようです。しかし、なかなか思うようにはいかないのがこのような活動の宿命です。
結果はもちろん大事ですが、1年間のプロセスが体験した学生たちの将来にきっと役立つ
ことを信じて、暖かく見守っていただくことを切に願っております。
また、1年間、このような報告書を活動している学生たちにお願いしてきました。報告
書を書くために活動のための大事な時間を割いてもらいましたが、この背景には、活動を
記録する重要性、記録することによる客観的視点からのフィードバック、たとえ小額でも
支援してもらっている以上は報告をしなければならないという社会的慣習の理解などを身
につけてもらいたいという願いがあります。ご理解いただければ幸いです。
さて、そろそろ新入生が大学生活に慣れ始めた頃です。今年もひとりでも多くの新入生
が体験教育支援センターの活動に入ってくれることを願っています。今後とも体験教育支
援センターの活動にご理解・ご協力をお願いいたします。
体験教育支援センター長
【重点テーマ】
課題 No.
課題名
参加者数
P09-01
競技用ロボットの製作
10
P09-02
ソーラーカーの製作
3
P09-03
究極のうどん作り
5
P09-04
簡易心電計の製作
3
P09-05
Xbox360 で動くゲーム開発
8
P09-06
志度の花・杏ジャムプロジェクト
10
課題 No.
課題名
参加者数
S09-01
サーバ構築
3
S09-02
トランジスタコントローラを作る
1
S09-03
マイクロセンサを使った健康測定器の製作
5
【一般テーマ】
【活動場所一覧】
課題名
競技用ロボットの製作
ソーラーカーの製作
活動場所
18 号館 1 階チャレンジラボ、実習工場
18 号館 1 階チャレンジラボ
究極のうどん作り
10 号館 8 階 3807 室
簡易心電計の製作
17 号館 5 階 3527 室
Xbox360 で動くゲーム開発
17 号館 3 階 3327 室
志度の花・杏ジャムプロジェクト
サーバ構築
トランジスタコントローラを作る
マイクロセンサを使った健康測定器の製作
ぜひ気軽に覗いてみてください。
18 号館 6 階リフレッシュルーム
10 号館 3 階 301 室
18 号館 1 階チャレンジラボ、実習工場
18 号館 5 階 3533 室
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年 4 月 30 日
活動課題名
競技用ロボットの製作
10 名
活動者人数
活動者氏名
(No1 が代表者)
No.
所属学科
学年
学籍番号
1
機械電子
3
075007
2
機械電子
4
065005
3
機械電子
4
065013
4
機械電子
4
065015
西口
倫玄
5
機械電子
4
065023
山崎
幸夫
6
機械創造
2
085007
高岡
大樹
7
機械創造
2
085019
三好
敏弘
8
機械創造
2
085008
田中
拓弥
9
電子情報
2
085203
浮瀬
祐斗
10
機械創造
1
095016
三島
稔央
氏名
十河
澤口
智之
徳本
雄
敬志朗
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
河田淳治,小田切猛
当該活動のために利用した設備・施設など
実習工場,チャレンジラボ,河田研究室
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
本活動では、NHK 大学ロボコン出場を目指し、競技ロボットの設計・製作を行った。ロボコン 2010 の競技ルー
ルが発表される 9 月中旬までは、昨年度に引き続き、ロボコン 2009 の競技課題をクリアするための活動を行っ
た。昨年度は、2 台のロボットがかごを落とさずに峠(坂道)の課題をクリアすることができなかったため、まずこれ
をクリアすることを目標とした。かごをかつぐロボットの基本構造は変更せずに、主にロボットの制御方法を工夫
することにより、かごに適当な「おもり」を乗せたまま峠の課題をクリアすることができるようになった。次に、昨年
度試作してかごに乗せることすらできなかった旅人ロボットを設計からやり直した。太鼓を鳴らすために、カメラの
一脚を、ひもを巻き取ることによって伸び縮みできるように加工し、それにバチを取り付けることにした。これによ
り、乗り込み時のサイズ制限をクリアしつつ、太鼓を鳴らすことができるようになった。また、軽量化も同時に達成
することができた。そして、旅人ロボットや自動ロボットにセンサを追加し、制御プログラムを作成・改良することに
より、約 3 分 10 秒で完走することができるようになった。操縦者がトレーニングを積めば、あと 20~30 秒は短縮
することができたのではないかと考えている。
9 月にロボコン 2010 の競技課題が発表されてからは、戦略やロボットの機構・仕様について考察するととも
に、競技フィールドの製作(フィールドへのライン貼り、木枠、ピラミッド台、ピラミッドのブロックを製作)を行った。
アイデアが実現可能かどうかを試作して確認し、何とかなりそうであったので、応募書類を作成し、12 月中旬に
応募したところ、見事 第一次選考(書類選考)を通過することができた。短期間でロボット 4 台を製作する必要
があるため、モータドライバ回路、フォトセンサは完成品を購入して使用することにした。今回製作するロボット 4
台のうち、1 台(第 3 フェーズ自動ロボット)は 1 月末に、ある程度完成させることができた(プログラム以外)。残り
の 3 台はほぼ同じ機構であるが、ロボット全体を試作する段階で、機械的な強度不足、モータのパワー不足、重
量オーバーなどの理由により、何度も作り直す必要が生じた。ロボットの完成に時間がかかりそうであったので、
手動ロボットと自動ロボットの制御回路およびプログラム(自動ロボットは主に足回り関係)を並行して作成した。
ロボットのコントローラは、操作性の観点から、自作するのではなく、市販のゲーム機用のコントローラを流用する
ことにした。そのため、マイコンとコントローラの通信プログラムを作成した。ロボットがある程度まともに動くように
なったのは 3 月中旬になってからの事であるが、3 台ともほぼ完成した(ただし各ロボットとも 5kg 程度重量オー
バー)ため、手動ロボットの操縦練習と、自動ロボットへの位置決めセンサの追加、プログラミングを行った。第 2
フェーズの 2 台の自動ロボットは、それぞれ 2 つのマイコンを搭載し、マイコン間で通信しながら、モータドライバ
回路とも通信するようになっている。最初は、購入したモータドライバ回路との通信がうまくいかず、かなりてこず
ってしまったが、電源を入れる順番を変更することにより解決することができた。第 3 フェーズ自動ロボットの制御
プログラムは、小林先生のご協力により、完成させることができた。以上の活動を行い、第 1 フェーズから第 3 フ
ェーズにおいて、3 つのピラミッド全てを完成させることができるようになった。
(4 月 3 日にビデオ撮影を行い、4 月 5 日にビデオ審査に応募した。4 月 15 日に通過の連絡があった。)
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
・ メンバー不足(回路設計・製作,プログラミングの担当者がいない)
・ 予算不足(センターからの予算だけでは無理)
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
■ ロボコン 2009
自動ロボット(右)と手動ロボット(左)で
かごをかついでスタート
はたごの課題で旅人ロボット(自動ロボット)を
かごに乗せたところ
峠の課題では,手動ロボットが かごを
水平に保つ
峠の課題をクリアしたところ
林の課題をクリアしている様子
旅人ロボットは,かごが静止したことを検出して
かごから降りる
旅人ロボットは太鼓(に見立てたタライ)を
鳴らすバチを伸ばしながら自走
3 本のバチで 3 つの太鼓(タライ)を同時に
打ち鳴らす
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
■ ロボコン 2010
● 第 1 フェーズで,手動ロボットがクフ王のピラミッドを組み立てる様子
ブロックの穴に棒を通して 3 個
のブロックを同時に持ち上げて
ピラミッドに置く。3 層目と最上
部のブロックはあらかじめロボッ
トに搭載しておき、コンベアを
使用して押し込むようになって
いる。
● 第 2 フェーズで,2 台の自動ロボットがカフラー王のピラミッドを組み立てる様子
ロボットの構造は手動ロボットと
同じであるが、2 台の自動ロボ
ットで交互に各層のブロックを
置くことにより、高速化を図って
いる。
● 第 3 フェーズで,自動ロボットがメンカウラー王のピラミッドを組み立てる様子
前進してロボットに搭載しておいたブロックを
押し込んだ後、後退してゴールデンブロック
を持ち上げ、再度前進してブロックを置き、ピ
ラミッドを完成させる。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年 04 月 19 日
活動課題名
ソーラーカーの設計・製作
活動者人数
3名
No.
所属学科
学年
学籍番号
1
機械電子
4
065003
大西
正邦
2
機械電子
4
065011
大相
和也
3
機械電子
4
065014
中西
陽祐
活動者氏名
(No1 が代表者)
氏名
4
5
6
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
下津
正輝、天野
親男、小田切
猛
当該活動のために利用した設備・施設など
チャレンジラボ
:
ソーラーカーの組み立て、電気系チェック&テスト
機械工場
:
金属部品の加工成形
3424 実験室
:
電気回路の組み立て
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
ソーラーカーは、退職された嶋田先生が丹精込めて手がけて来られた電気自動車である。しかし先生
の体調不良及び退職に伴い、この数年、未完成のまま走れない状態で放置されていた。しかし
・ソーラーカーを完成させオープンキャンパスに展示すれば機械電子工学科のアピールになる
・卒業製作のテーマにもふさわしい
・電気回路に詳しい天野先生が実習工場担当の先生として来られた
と言う条件が揃い、下津研究室の4年生3人と天野先生、小田切先生がグループを組み、下津が側面か
ら支援することで、卒業研究のテーマとして完成させ、試験走行にも成功したものである。
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
学生たちと指導される先生の呼吸が必ずしも旨く合わなかったところがあり、余計な行き違いがあっ
た。しかし天野先生、小田切先生と下津が話し合い、学生たちを下津が説得することで、大きい問題に
はならなかった。
今回の製作で、学生たちはウインカーなどの電気回路を作る経験をした。電気に弱かった彼らが、天
野先生や河田先生に教えを請いながら何とか仕上げたことは、よい経験になったと思う。
しかしグループ人数が増えると、活動を牽引する役割の人と後から付いていく人が出てくるが、今回
の学生3人の中でもそれが見られた。
完成したソーラーカー
搭乗者は大相和也君
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
香川キャンパス内走行中の雄姿
ソーラーカーの四面図
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年度(2009年)
活動報告書
平成 22 年
活動課題名
オリジナルうどんの製作
活動者人数
活動者氏名
(No1 が代表者)
4 月 30 日
5名
No.
所属学科
学年
学籍番号
氏名
1
環境システム
3
075416
山内竜樹
2
環境システム
4
065601
池田茂史
3
機械電子
3
075001
味野辰也
4
機械電子
3
075010
谷口優也
5
電子情報
1
095215
竹延修兵
6
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
理工学部
環境システム工学科
谷川浩司
当該活動のために利用した設備・施設など
理工学研究棟
講義棟
1階
ゼミ室3807
実験室
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
目的
近年、讃岐うどんが映画や雑誌に取り上げられており、連休になると県内外からうどんを食べに多く
の人が訪れています。また値段が安く手軽なため、香川県では日頃から多くの人々に親しまれています。
私たちは、そんな讃岐うどんに興味を持ち、自分たちでうどんを製作してみようと思い、うどんクラ
ブを立ち上げました。昨年度は小麦粉に対する適度な塩と水の配分量を試行錯誤し、うどんを製作しま
した。そこで今年度は、オリジナル性のあるうどんに挑戦しようと思いました。
成果(経過)
今年度はうどんを製作する中で麺に着目し、表1に示す素材を小麦粉に混ぜ合わせたオリジナルうど
んを製作しました〈図1〉。一味やブラックペッパーといった薬味を混ぜ込んだ麺はダシとの相性がよ
く、ブラックペッパーなどの新しい味を発見することができました。次にカレーや抹茶といった麺の色
を変える食材に挑戦し、鮮やかな色に仕上げることが出来ましたが、素材の味が強く出てしまい、素材
を活かすダシが必要でした。最後に山芋や卵といった麺の食感を変える食材に挑戦しましたが、食感に
変化を感じることができず、今後、更なる研究が必要だと感じました。オリジナル麺は、塩や水、ゆで
時間がそれぞれ微妙に変化するため、それぞれの麺に対する最適な塩加減やゆで時間を見極めるのに苦
労しました。
その中から厳選した一味うどん〈図2〉とブラックペッパーうどん〈図3〉を大学祭で無料配布し、
アンケートを記入してもらいました〈図4〉。その結果、一味うどんの感想は、
「辛くておいしい」、
「ピ
リ辛でよかった」等や、ブラックペッパーうどんの感想は、「くせになる」、「後味が良かった」等の良
い評価も頂きましたが、「麺がボロボロ」、「茹で過ぎ」、「コシが足りなかった」などの厳しい意見もあ
りました。理由としては、今年は小麦粉を変えたことによって、塩水と素材との比率が変化したためと
思われます。
大学祭では、高松市庵治町にある「番所」のダシと私たちが製作したダシをメインとして出品し、手
作りうどんは配布することになりました〈図5〉。来客数は 2 日間で約300人が訪れました。お客さ
んからは、ダシがおいしいかったなどの良い評価をいただきました。来年は、オリジナルうどんをもっ
と研究し、より好評価を頂けるように頑張りたいです。
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
ポスターセッションコンテストや平賀源内祭りなどの行事に参加する事によって先生方や先輩など
色々な人との交流をもつことが出来ました。
うどんクラブでは、うどんについて話し合い、うどんの製作を行ってきましたが、今思えばうどんを
作ることに夢中で、うどんについての知識がまだまだ足りないのではないかと思いました。今のままで
は、本当においしいうどんを作るのは困難だと思い、今年の新入生勧誘に伴い、うどんの基礎や魅力に
ついて、もっと学ばなければならないと思いました。
麺に様々な素材を練り込むことで、今までに食べたことのない新しい味を感じることが出来た上に、
実際に試してみないと出来上がりが想像もつかないことが多く、試食を通して多くのものを学ぶことが
出来ました。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
(このページに写真・図などを貼付けてください)
表1
使用した素材
ゴマ
わさび(粉末状)
一味
塩コショウ
ブラックペッパー
からし
カレー粉
抹茶
紫イモの粉
ココア
山芋
卵
図1
図3
製作風景
ブラックペッパーうどん
図5
露店風景
図2
図4
一味うどん
アンケート風景
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年
活動課題名
4月
25 日
簡易小型心電計の製作
活動者人数
名
No.
所属学科
学年
学籍番号
1
臨床工学科
4年
075803
入谷
信行
2
臨床工学科
4年
075802
入谷
拓也
氏名
3
4
活動者氏名
5
(No1 が代表者)
6
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
樫野
小田切
真
天野
先生
猛
先生
親男
先生
当該活動のために利用した設備・施設など
樫野研究室
10 号館機械実習室
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
今日の医療現場において心疾患の検査などに広く使用されている心電計について測定原理や心電図波
形に混入するノイズについて理解を深めるため簡易型小型心電計の試作を行ってみようと考えた。
ブレッドボード上に電子部品を組み込んで試作した心電計について評価し、考察したことを第 1 回香川
県臨床工学技士会学術大会、第 19 回日本臨床工学会徳島大会、にてプレゼンテーションを行った。
活動を通して製作した心電計は改善点が多く、引き続き改善点について考察を加えつつ、心電計本体の
改善作業も同時に行っていきたいと考えている。
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
今後、臨床現場で働くに際によく目にするであろう心電計について理解を深めることができた。
またより正確な計測や、患者の方にとってよりストレスフリーな心電図検査が行える心電計について考
えて行きたいと考えています。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
(このページに写真・図などを貼付けてください)
図 2 試作した心電計
図 1 計測に使用した装置
図 3 試作した心電計を改良したもの
図4
製作した小型心電計
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年 4 月 28 日
Xbox で動くゲーム開発
活動課題名
活動者人数
活動者氏名
(No1 が代表者)
8名
No.
所属学科
学年
学籍番号
1
電子情報
2
085213
木岡
佑人
2
電子情報
2
085212
川辺
隆弘
3
電子情報
2
085214
喜多
洸平
4
電子情報
2
085218
澤田
佑介
5
情報システム
4
065312
野間
公太
6
情報システム
4
065311
長尾
智也
7
情報システム
4
065314
樋口
仁
8
システム制御
1
090306
山下
瑛士
氏名
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
小林郁典、森本滋郎
当該活動のために利用した設備・施設など
工学部棟 17 号館 3 階 3327 室
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
この活動の目的は、家庭用ゲーム機である Microsoft Xbox360 上で動くゲームを開発し、それをオー
プンキャンパスなどで公開・利用してもらうことである。開発は、Windows 上の Visual C#というプロ
グラミング言語と XNA というゲーム開発用のライブラリを利用して行った。開発のほとんどは 3327
室にある PC で行い、ネットワーク経由で Xbox360 にプログラムを転送した後にテスト・運用を行っ
た。
当初は誰も Visual C#に関する知識がなかったので、C#の文法の勉強から始めなければならなかっ
た。毎週1回のペースで全員が集まり、インターネット上の情報や参考書を頼りに勉強会を実施した。
そして、前期が終わる頃には簡単なゲームプログラムを動かすことができるようになった。
後期には4年生や大学院生の方が活動のメンバーとして加わり、いくつかのプロジェクトが同時進行
することになった。
市販のゲームソフトと比べれば、ゲームとしてのおもしろさや安定性は乏しいと思うが、われわれの
活動からいくつかのゲームプログラムを開発することができた。開発したゲームは次の通りである。
・おみくじゲーム
・2次元レーシングゲーム
・ルーレットゲーム
・パズルゲーム
・3次元マインスイーパ
・3次元シューティングゲーム
・ブロックくずしゲーム
これらの一部は3月に徳島キャンパスで行われたオープンキャンパスで公開された。
なお、Microsoft よりわれわれの活動に対して Xbox360 が寄贈されました。ここに記して厚く御礼申
し上げます。
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
ゲーム開発は予想以上に難しいことであった。しかし、授業のような枠にとらわれずに自由な発想で開
発を進めることができたことはとても良かったと思います。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
(このページに写真・図などを貼付けてください)
(開発環境)
(3次元マインスイーパ)
(ブロックくずしゲーム)
(3次元シューティングゲーム)
(パズルゲーム)
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年
活動課題名
(No1 が代表者)
28日
杏ジャムプロジェクト
活動者人数
活動者氏名
4月
6名
No.
所属学科
学年
学籍番号
氏名
1
ナノ物質工
3
085616
藤田佳子
2
ナノ物質工
3
085612
冨岡祐圭
3
電子情報工
3
085210
河田紗穂
4
ナノ物質工
2
095610
草薙綾子
5
ナノ物質工
2
095601
相原学
6
ナノ物質工
2
095605
大森弘
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
水野貴之
前田淳史
当該活動のために利用した設備・施設など
ナノ棟6階リフレッシュルーム
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
さぬき市の地域復興を目指し地域のものを使った商品の開発を行った。
杏に加え、下記の団体との協力によりジャージー乳の利用についての商品開発を試みた
さぬき市建設経済部農林水産課
東讃農業改良普及センター
さぬき市商工会
さぬき市酪農部会(ジャージー乳生産者)
徳島文理大学地域共同開発センター
主な活動は以下の通り
6月
志度の花である杏を使ったジャム作り
7月
ジャージー乳を使った牛乳ジャム作り
7 月~10 月
オープンキャンパスでの牛乳ジャム試食会開催(3 回)
9 月ジャージー乳を使ったアイスクリームの試食会開催(本学食堂)
10月
3月
杏樹祭での牛乳ジャム、アイスクリームの試食会開催
烏骨鶏の卵を使ったプリン、マシュマロ作り
源内祭りでのプリン、マシュマロの試食会開催
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
去年はジャージー乳を使った牛乳ジャム作りや、烏骨鶏の卵を使ったプリン作りなど初めてすることが
多かった。牛乳ジャムは色々な味のジャムができ、杏樹祭の試食会でおいしいと言ってもらえたのが嬉
しかった。また、烏骨鶏の卵を使って作ったプリンやマシュマロは源内祭りで子供たちに試食してもら
ったが大人気でよかった。
しかし、去年は杏が不作であまりジャムが作れなかったので、今年は杏が豊作だといいと思う。
牛乳ジャムに関しては保健衛生上の問題もあり販売は困難であったが、杏ジャムに関しては商品化を目
指せる段階に近づいてきているので商品化も視野に入れて活動したい。
要望としては、活動に対してセンターの支援が少ないように思えます。資金と場所を提供するだけでは
なく、企画や商品化など全体として盛り上がる企画をしてほしいなぁと思います。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
(このページに写真・図などを貼付けてください)
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
試食会の風景、長蛇の列ができた。
ドライミルク入りソフトクリームの評価
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
オープンキャンパスや学祭で試食を行った
牛乳ジャム、オープンキャンパスでの評価
牛乳ジャムとアイスクリームの試食を行った。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年
活動課題名
4月
27 日
サーバ構築
3名
活動者人数
No.
所属学科
学年
学籍番号
氏名
1
情報システム工
4
075219
樋笠 雄一
学科
2
機械創造工学科
3
085019
三好 敏弘
3
電子情報工学科
3
085206
尾崎 皇彦
活動者氏名
4
(No1 が代表者)
5
6
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
森本 滋郎先生
当該活動のために利用した設備・施設など
工 301 教室
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
普段インターネットやメールで利用するだけだったサーバを、自分たちの手で構築して動かしてみたい、
という目的から私たちは活動を始めました。Linux ディストリビューション「Vine Linux」をサーバの OS
に採用し、馴染みの無い Linux について勉強することも目的としました。
2007 年度までの活動で Web サーバを構築し、ホームページの公開を行っています。しかしセキュリティ
の問題により学内からのアクセスしか許されていないため、
「サーバを使って情報を学外に発信する」という
ことは諦めました。学内からはアクセスできる点を利用して、
「学生を支援するためのサーバを作る」という
ことを今後の主な目的としています。目的としたサーバを作るために、まず学内で使える学生一人ひとりに
割り当てられたファイル領域は最大 1GB であることに着目しました。1GBあれば十分であるかと思われま
すが、人によってはそれ以上のファイル領域を必要としている場合もあるはずです。そこで学生のための新
たなファイル領域を作るために FTP サーバを構築して、それを運用していくことを現在の目標としていま
す。
2008 年度までの活動で、FTP サーバとしての動作が可能な状態まで構築ができました。しかしテスト運
用に必要な機能が不十分であったため、2009 年度の活動が始まってすぐにテスト運用を開始するということ
は不可能でありました。そこで 2009 年度の活動は、FTP サーバとして運用するために必要な機能をサーバ
に付加し、年度内にテスト運用を開始することを目標としました。結果的には、活動に遅れが生じたため年
度内のテスト運用開始はできませんでした。しかし FTP サーバを利用していただく上で必要となる機能であ
る、FTP サーバ用の利用登録フォーム、問い合わせフォーム、FTP 通信の暗号化、ファイルのバックアップ
等については、すべて今年度の活動で実装することができました。以下機能の説明です。
利用登録フォームは、利用希望者が FTP サーバの利用申請をできるようにするために作成しました。1 テ
ラバイト HDD の購入により、ユーザー毎に 5GB 以上のファイル領域を提供することが可能になりましたが、
当然全学生のファイル領域を割り当てるだけの HDD の余裕がないため、希望者だけにサービスを提供する
形をとりました。問い合わせフォームは、ユーザーの質問等に対応できように作成しました。なおこれら 2
つのフォームは、フォームから入力された情報をサーバ側で取得するために CGI プログラムを組み込んでい
ます。FTP 通信の暗号化は、FTPS(FTP over SSL)に対応したクライアントソフトを使用することで SSL 通
信が可能となっています。ファイルのバックアップについては、機能自体はサーバに付加できました。しか
しバックアップによって HDD 容量を消費すると、その分 FTP を利用できるユーザー数が減ってしまうので、
今後 HDD を増設してからバックアップを開始しようと思います。
2010 年度の活動では、FTP サーバのテスト運用をすぐに開始したいと思います。そして問題等が解決で
きたならば、年度内の本運用開始に移行したいと考えています。
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
サーバ構築には、コンピュータやネットワーク等の高度な知識・技術が必要となる部分があり、自分たちに
はできないことが多くありました。そういうことに挑戦するためには、今よりもっと多くの知識・技術を身
につけなければなりません。今は自分たちでもできることをやり、徐々に難しいことにも挑戦していきたい
と考えています。
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
図 1 現在の工 301 教室の様子
左からサーバ用パソコン、大容量外付け HDD、UPS
図 2 サーバ構築ホームページ
http://tkskc.fe.bunri-u.ac.jp/
図 3 FTP サーバ利用登録フォーム
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年
活動課題名
月
日
トランジスタコントローラを作ろう
1名
活動者人数
No.
所属学科
学年
学籍番号
1
機械電子工学科
4
075007
氏名
十河
智之
2
3
活動者氏名
(No1 が代表者)
4
5
6
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
小山先生
天野先生
当該活動のために利用した設備・施設など
チャレンジラボ
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
:より実物の挙動を再現すべく、トランジスタコントローラの試作と性能試験
小山先生の指導のもと、試作コントローラを作成し、どのような回路構成なのか、また動作特定を調べ
る。
:回路の動作原理の理解
トランジスタコントローラの内部回路はダーリントン接続とコンデンサを使用した時定数を応用した
回路である事が分かった。
また、コンデンサにチャージした電圧により、トランジスタで出力する電圧を制御し、滑らかな加速を
得ることが分かった。
;オープンキャンパスでの展示運転&体験運転
オープンキャンパスで実際に体験支援の一環として走行展示。
また、希望者に対しての展示運転も実施。
そこそこの好評。
:自動運転へ向けた計画
自動運転するにはパソコンによる制御が必要なので、専門家である河田先生の支援を要請。
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
活動人員の少なさ
展示運転では好評
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
(このページに写真・図などを貼付けてください)
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
平成 21 年(2009年)度
活動報告書
平成 22 年 5 月 6 日
活動課題名
マイクロセンサを使った健康測定器の製作
活動者人数
4 名
No.
所属学科
学年
学籍番号
1
ナノ物質
4
075610
冨田
2
ナノ物質
4
075606
大高坂
3
ナノ物質
4
075609
多田
将宏
4
ナノ物質
3
085615
藤田
悠貴
活動者氏名
(No1 が代表者)
氏名
佳佑
翔
5
6
7
8
9
10
(活動者氏名欄が不足した場合には行を追加してください)
当該活動を指導・協力した教員一覧
松田和典,山本由和,森本滋郎,小林郁典,谷川英夫,谷川浩司
当該活動のために利用した設備・施設など
特にありません.
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
活動目的と成果(経過)の概要
【活動目的】
マイクロセンサ(3軸加速度センサ,脳波計,ジャイロセンサ)を使って運動やジョギング,入浴時な
どの体調測定器を製作する.この測定器には,同時に,GPS を付けるなどにより,位置情報を得,ど
の度の場所で体調がどのように変化することがチェックできるようにする.
この製作体験を通してマイクロセンサによる電気信号処理や生体の測定について学習するとともに,無
線 LAN によるデータ通信技術について学ぶことを目的としている.
【成果(経過)】
本課題の活動は初年度なので,まずセンサの信号をコンピュータに取り込んでデータ表示を行うことを
目標にした.そのための手法としてフィジカルコンピューティングで利用されている Gainer を使うこ
とによって加速度センサやジャイロセンサの信号を USB によってコンピュータに取り込むことに成功
した.
Gainer による実践例を参考にして各種センサ(圧力センサ,光センサ,距離センサ,振動センサ,人
感センサ,色センサ等)の信号が得られることや,各種アクチュエータ(マトリックス LED,振動モ
ータ,バイオメタル,DC モータ等)の動作制御ができることを試すことができた.
コンピュータでのデータ処理・表示としては,Action Script をコンパイルして Flash Player で再生す
ることがかなり難しいことが分かり,比較的簡単に扱える Processing や Visual Basic を使って,簡単
なゲームを作成した.この結果は高校生・中学生を対象とした「ひらめき・ときめきサイエンス」で発表
した.
今後の課題として,センサーを USB ケーブルで接続すると,通信距離や自由度に問題があることがあ
げられる. これを改善するために ZigBee による無線通信を利用する必要があり,調査と試作を行って
いるところです.また, 位置情報として GPS が使えるように調査をしています.
当該活動を通して感じたこと(感想・要望・改善策など)
3・4年生は就活や卒論などが入っているので1・2年生の参加者をもっと増やすとともに,実質的な
活動ができるようにしていく必要を感じます.しかし,1・2年は授業に出るのが精いっぱいの学生が
多いのが現状です.そのため学生の体験ポイントによる授業と同格の扱いをするなど動機付けが必要と
思います.今年初めて活動を始めた経験から感じることは,先輩等の実績がないところをやっていかね
ばならないために,学生を引っ張っていくのは大変でした.
徳島文理大学理工学部体験教育支援センター
(このページに写真・図などを貼付けてください)