Untitled - JA土佐くろしお

目 次
あいさつ
1.経営理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.経営方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.事業の概況(平成25年度) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.事業活動のトピックス(平成25年度) ・・・・・・・・・・・・・・
6.地域貢献情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9.主な事業の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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【JAの概要】
1.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.組合員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.特定信用事業代理業者の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.地区一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.役員構成(役員一覧) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.組合の沿革・あゆみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.店舗等のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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【経営資料】
Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.注記表等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.財務諸表の正確性等にかかる確認(要請及び取り組み方針)・・・・・ 30
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Ⅱ 損益の状況
1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ・・・・・・・・・・・・・・
2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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Ⅲ 事業の概況
1.信用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
② 定期貯金残高
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
② 貸出金の金利条件別内訳残高
③ 貸出金の担保別内訳残高
④ 債務保証の担保別内訳残高
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
⑥ 貸出金の業種別残高
⑦ リスク管理債権の状況
⑧ 主要な農業関係の貸出金残高
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⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
⑫ 貸出金償却の額
(3)内国為替取扱実績
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
② 商品有価証券種類別平均残高
③ 有価証券残存期間別残高
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
② 金銭の信託の時価情報等
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
2.共済取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(4)年金共済の年金保有高
(5)短期共済新契約高
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Ⅳ 経営諸指標
1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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Ⅴ 自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・
3.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 6.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項 ・・・・・
8.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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ご あ い さ つ
日頃、皆様には格別のご愛顧をいただき厚く御礼申しあげます。
JA土佐くろしおは、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当JA
に対するご理解を一層深めていただくために、当JAの主な事業の内容や組織概要、
経営の内容などについて、利用者のためにわかりやすくまとめたディスクロージャ
ー誌「JA土佐くろしおの現状」を作成いたしました。
皆さまが当JAの事業をさらにご利用いただくための一助として、是非ご一読
いただきますようお願い申し上げます。
今後も、地域社会と一体となった事業展開を基本に、社会貢献と農業振興に一層
の努力をしてまいる所存でございますので、今後とも引続き深いご理解と変わらぬ
ご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。
平成26年7月
土佐くろしお農業協同組合
代表理事組合長 西森 慶郎
1.経 営 理 念
― わたしたちJAのめざすもの ―
わたしたちJAの組合員・役職員は、協同組合運動の基本的な定義・価値・原則(自主、
自立、参加、民主的運営、公正、連帯等)に基づき行動します。そして、地球的視野に立
って環境変化を見通し、組織・事業・経営の革新をはかります。さらに、地域・全国・世
界の協同組合の仲間と連携し、より民主的で公正な社会の実現に努めます。
このため、わたしたちは次のことを通じ、農業と地域社会に根ざした組織としての社会
的役割を誠実に果たします。
1、地域農業を振興し、わが国の食と緑と水を守ろう。
1、環境・文化・福祉への貢献を通じて、安心して暮らせる豊かな地域社会を築こう。
1、JAへの積極的な参加と連帯によって、協同の成果を実現しよう。
1、自主・自立と民主的運営の基本に立ち、JAを健全に経営し信頼を高めよう。
1、協同の理念を学び実践を通じて、共に生きがいを追求しよう。
1
基本方針=まごごろ・フレッシュ・あなたのそばに
まごころ
まごころ
組合員サービスの向上
組合員サービスの向上
安心して暮らせる豊かな地
安心して暮らせる豊かな
域社会の実現にむけ、地域
地域社会の実現にむけ、
への貢献と、組合員の生産・
地域への貢献と、組合員
生活の向上に寄与し、『まご
の生産・生活の向上に寄
ころ』で組合員サービスに努
与し、『まごころ』で組合員
めます。
フレッシュ
あなたのそばに
組合員組織の強化
経営基盤の強化
担い手や女性の参画を進め、
担い手や女性の参画を進
組織活動を活性化し、常に
め、組織活動を活性化し、
新たな気持ち『フレッシュ』で
常に新たな気持ち『フレッ
地域農業の振興と、消費者
シュ』で地域農業の振興と、
に安心・安全・新鮮を提供し
消費者に安心・安全・新
ます。
改革の実践により機能強化・
改革の実践により機能強
財務の充実に努め、安定し
化・財務の充実に努め、
て事業が行えるよう万全な経
安定して事業が行えるよう
営を確立し、常に『あなたの
そばに』いるJAを目指します。
万全な経営を確立し、常
に『あなたのそばに』いる
長期ビジョン=JA土佐くろしおがめざす姿・姿勢
挑戦します。元気ある産地実現に向けて
挑 戦
命の根幹となる「食」を支える地域農業の維持・振興を図るため、担い
手の育成と併せて、女性の参画を進め、組合員組織と一体となって
「元気のある安心・安全な産地」を目指します。
地域に貢献します。必要とされるJAの確立
貢 献
JAの基本理念を再認識して、人と人との繋がりを大切にし、自ら地域に
とけ込み、組合員や地域住民とのふれあいを通じて結びつきを強化し、
「必要とされ・利用されるJA」を目指します。
利用者から信頼を得るために
信頼
JA職員は、それぞれに専門的な対応ができる知識を得て、総合事業
の強みを発揮し、組合員や地域の人々の営農と生活を高度にサポート
できるよう、専門知識を有し、アドバイスできる職員を目指します。
2
2.経 営 方 針
JAの基本方針を認識し、常に「人」と「人」の繋がりを深め、めざす姿へと進みます。
経営管理の規制強化に向けた新しい自己資本比率規制により、内部統制の強化と有効性
を追求し、金融機関としての経営力やリスク管理態勢の強化・高度化を図ることにより、
経営の健全性を確保し、組合員の利益を守ることを柱として、地域農業の基盤強化と活性
化を図るため以下の重点事項による事業展開に努めております。
◇組合員組織の強化
担い手となる認定農業者の確保と共に、後継者育成、女性の参画による組織活動の
活性化に向け『フレッシュ』な発想と行動力で「将来へつなぐ活力ある農業・地域
社会」実現のため、施設栽培の特性を活かした農業振興と「安全・安心・新鮮」な
生活環境の提供に努めます。
◇組合員サービスの向上
地域において日常生活のあらゆる場面に密着した事業を営んでいます。安心して心
豊かに暮らせる地域社会の実現にむけ、JAが提供するサービスの質を高め、ニーズ
に応え得る商品・情報の提供等『まごころ』をそえたサービスに努めます。
◇経営基盤の強化
改革の実践により業務機能強化、収支構造を見直し、効率的・効果的な事業運営の
確立にむけ、「強靭な経営体質」と「透明感のある組織運営」を構築するため、財
務体質の健全性向上に努め、リスク管理態勢の確立とコンプライアンスを重視した
職場づくりに取り組み、『あなたのそばに』いるJAを目指します。
3.経 営 管 理 体 制
JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総
代会」の決定事項を踏まえ、総代会で選出された理事により構成される「理事会」が業
務執行を行っています。また、同様に選出された監事が理事会の決定や理事の業務執行
全般の監査を行っています。
組合の業務執行を行う理事には、組合員の各層の意思反映を行うため、壮年部、青年
部、女性部からの登用を行っています。なお、信用事業については専任担当の理事を置
き、農業協同組合法30条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化
を図っています。
3
4.事 業 の 概 況 (平成25年度)
我が国の経済状況は、政府による積極財政・金融政策・成長戦略が徐々に効果を発揮し景気は若干上
向き傾向となり、雇用などの面においては相当改善されていますが、4月からの消費税アップが今後の経
済にどう影響して来るのか心配される状況にあります。
JAグループを挙げて加入阻止運動を展開してきましたTPP交渉は、米国との間でコメなどの重要
5品目を巡り予断を許さない状況となっております。
また、農政においては水田農業政策における転換方針が示され、規制改革会議からはJA組織の見直
しに関する意見書が出され、全中制度の廃止、全農の株式会社化、信用事業の信連・農中への移管、共済
事業の代理店化などが発表されました。さらに農業法人の設立要件緩和、農業委員の選任方法まで検討
されています。地域農業の実態やJAの役割を全く理解していない内容となっており、これに対してJ
Aグループはしっかり反論をしてまいります。
さて、平成25年度事業結果につきましては、信用事業の貸出金及び共済事業の自賠責契約件数を除き
目標を達成することができました。その結果、決算収支面につきましても前年を大きく上回る実績を挙
げることができました。
併せて、園芸部と連携し「園芸品市場販売額100億円突破」を掲げ取り組んでいます販売事業は、順
調に推移しており、早期に達成できるものと期待しております。
近い将来起こるであろうと言われております「南海トラフ地震」への対応の一環として策定しました
施設整備計画(土佐くろしお村建設)の進捗状況は、土地造成工事も順調に進み、重油タンク基地と購
買肥料倉庫棟は26年度中に完成する運びとなりました。残る本所、農機センター、防災倉庫、多ノ郷支
所、産直市の施設につきましては、28年度末完成に向けて計画的に取り組んでいます。
施設の耐震診断につきましては、新耐震設計基準に基づき、昭和56年以前に建築した支所を対象に行
いました。その結果、基準を満たしていない支所の補強工事も施設整備計画と合わせて取り組んでまい
ります。
【信 用 事 業】
◆ 貯 金
貯金目標 831億2,000万円
貯金実績 835億6,817万円
貯金は、夏・冬にキャンペーンを実施し組合員をはじめとする利用者の方々に有利性の高い商品の提
供に努め貯金の残高増加を図りました。年度末には、25年度目標達成に向けて貯金特別推進に取り組み
ました。
年金推進においては、相談会を開催し、お客様のニーズに応えるとともに窓口でのサポートに努めま
した。また、年金友の会と連携し、会員の増加に努めました。
◆ 貸 出 金
貸出金目標 110億円
貸出金実績 100億1,727万円
貸出金は、農業融資を中心にして有利な資金提案を行いました。住宅ローン・自動車ローンなどの借
入相談に対しては、ローン相談会をはじめお客様のニーズに応じた貸出金の利用拡大を図りました。
【共 済 事 業】
長期共済新契約目標 140億円 実績 157億6,631万円
自動車共済新契約目標 11,300台 実績
自賠責共済新契約目標 7,000台 実績
11,319台
6,882台
生命・建物共済は普及担当職員を各支所に配置するとともに全職員による普及活動に努めました。
『3Q訪問活動』では、「ひと・いえ・くるま」の保障点検を行い利用者満足度向上に取り組みまし
た。
自動車・自賠責共済は、普及専門職員を本所に配置するとともに各支所窓口での保障点検や拡充に努
めました。
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【販 売 事 業】
販売目標 84億円 販売実績
87億2,843万円
年度当初は、葉菜類や果菜類の価格低迷が続きましたが、その後は、全国的な猛暑・干ばつや度重な
る台風接近などで数量減の単価高で推移をしました。年明け後も北関東を中心とした豪雪の影響もあ
り、比較的安定した販売となりました。
トップセールスや販売要請・消費宣伝活動及び消費地の情報収集を積極的に行いました。また、市場
関係者との信頼関係の構築に努め、市場会議・産地会議を実施し、有利販売に努めました。さらに、目
慣らし会を実施し品質品位の平準化を図りました。
【購 買 事 業】
◆ 一 般 購 買
供給目標 18億円 供給実績 20億3,578万円
資材センターふれあいを中心に、大量仕入れによる物流コストの低減、競争入札による価格抑制を行
いました。また、予約購買品の拡充、資材センター合同セール、生活用品フェアー、出向く体制の継
続、資材値上がり前の早期推進、配送の迅速な対応など組合員サービスに努めました。
環境対策は、青年部の協力により農業用産業廃棄物の適正な処理と、資源のリサイクルに努めまし
た。
直販所は、安全・安心を重点に地域の台所としての役割と県内外に情報発信を行い、消費者の立場に
立った事業を展開しました。
葬祭事業は、多くの組合員の皆様に、JA葬祭ルミエール土佐くろしおと連携しながら、故人をしの
ぶ最後のお見送りに対して真心を込めたサービスに努めました。
◆ 燃 料
供給目標 14億9,200万円 供給実績
15億8,402万円
営農重油は、生産経費の軽減対策として11月末まで値引き金額で供給を行いました。さらに、重油タ
ンクの保全管理を徹底するため、タンク塗装、配管点検改修工事を行いました。
給油所事業は、給油サービスの向上を図るため施設を改修し、お客様の利便性の向上に努めました。
また、車を安全に乗っていただくため、日頃からのサポートを行いました。
LPガス事業は、消費者に安全に利用してもらうため、保安点検に取り組みました。
◆ 農 機
供給目標 2億7,000万円 整備目標 1,700万円 供給実績 6億
248万円
整備実績 1,792万円
渉外体制や展示会などを通じ、農家規模に合った農業機械の提案や営農課との連携で燃油価格高騰緊
急対策事業によりヒートポンプ加温機の推進を行い施設園芸の経費削減に取り組みました。
農機具を安全に長く効率よく利用していただくために、中古農機の提案や点検・整備の推進に取り組
みました。また、再生可能エネルギーの普及として太陽光発電設備の供給にも努めました。
優良農地の維持・耕作放棄地の抑制対策としてレンタル機械の充実にも努めました。
広報を通じ、農作業事故防止に向け農機具の安全使用の啓蒙活動を行いました。
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【営農指導・地域振興】
農業生産経費の高騰、特に加温燃料の高止まりによる農業経営対策として、ヒートポンプ加温機
による燃油削減や保温資材導入・ハウス温度均衡による低コスト化に取り組みました。また、オラ
ンダに代表される「植物生理に基づいた統合的環境制御技術」を関係機関と連携し、試験的に導入
することにより、収穫量増大や品質向上に向けた現地実証に取り組みました。また、責任産地とし
て安全・安心な農産物を消費地に安定供給し、園芸品市場販売額100億円突破に向け、担い手の育成
や地域農業の維持、発展に努めました。
◆重点実施事項
・農薬使用基準の厳守及び防除履歴の点検・回収に努め、回収率100%を達成しました。また、農産
物残留農薬検査を年間230点行いました。直販所への取り組みとして、「安全・安心ネットワーク」
を構築し、作物別登録農薬及び履歴表を作成し、JA管理の直販所へ配布しました。
・作物毎の登録農薬一覧表を更新し、最新情報を生産者へ提供しました。
・新規就農者及び担い手確保対策として、青年就農給付金及び農家研修実施(2名)をサポートしま
した。また、本年度の農家研修終了者(2名)に対し、空きハウスを斡旋し、就農の手助けを行いま
した。
・出向く体制を強化し、生産現場での情報共有を行いました。また、須崎農業振興センターと連携
し、省エネ機材や最新栽培技術の導入を行いました。特に、リース事業によるヒートポンプ加温機
やオランダ型栽培技術の研究を営農企画委員会試験として、重点的に取り組みました。
・補助事業により低コスト耐候性ハウス7棟(7名、125a)、レンタルハウス5棟(5名、73a)、中
古ハウス活用2棟(2名、29a)、生姜貯蔵庫1棟を導入しました。また、燃油価格補填事業では468
戸の加入、ヒートポンプ加温機やカーテンなどのリース事業では126戸の利用実績となりました。
【農 政 活 動】 地域農業の課題や組合員の声を行政などの関係機関に反映させるため、土佐くろしお農政会議を
中心に農政活動に取り組みました。本年度の成果として、ミョウガ養液栽培における適用薬剤の拡
大を実現しました。
【組 織 活 動】
女性部は「発信しよう。私達の思いを」を年度目標とし、様々な活動場面において女性の意見を
発信しました。また、女性の声をJA運営に反映させるため、女性の正組合員加入運動を展開しま
した。
壮年部はイベントにてポン菓子実演販売を行い、部員相互連携強化を図るとともに、米の消費拡
大に努めました。青年部は各支部で協力し、農業廃棄物の回収を実施しました。また、後継者の結
婚対策として、婚活(女性との交流会)を行いました。4Hクラブは、関係機関と連携し、新規就農
者激励会を開催しました。
女性部、ぐりーんメイト、壮年部、青年部合同でボランティア活動の一環として、老人介護施設
の清掃を行いました。
【広 報 活 動】
広報誌「くろしお通信」の発行を通じて、地域の組合員及び利用者・消費者に対して地域の話題
や営農振興の情報発信に努めました。
また、地域住民や消費者に向けた情報を発信するため、ホームページの更新に努めました。
6
5.事 業 活 動 の ト ピ ッ ク ス(平成25年度)
4月
4月5日
平成25年度事業推進大会 4月18日
青年部総会
4月25日
多ノ郷地区保育園児の直売所買い物体験(くろしお市)
4月25日
須崎市・中土佐町・津野町代表とJA役職員、関西市場へ販売要請(2日間)
4月25日
壮年部総会
5月
5月27日
年金友の会 グランドゴルフ大会
6月
6月16日
アンパンマン交通安全キャラバン(須崎市立市民文化会館)
6月23日
あぐりポケット(第1回)
6月28日
第17回通常総代会(須崎市立市民文化会館)
7月
8月
9月
10月
7月3日
7/3~7/10 組合員地区代表者会
7月5日
第17回女性の祭典(須崎市立市民文化会館)
7月17日
本所事務所 津波避難訓練(役職員参加)
7月26日
地区農業組合長研修会
8月21日
あぐりポケット(第2回)
8月21日
新規就農者激励パークゴルフ大会(小草ふれあい公園)
8月23日
資材センター秋の合同セール(各資材センター:2日間)
8月29日
JA土佐くろしお運営委員会
9月3日
壮年部・青年部・女性部・ぐりーんメイト 地域ボランティア活動(葉山荘)
9月6日
共済億友会総会
9月20日
新規就農者農業基礎講習会(資材センターふれあい)
9月25日
壮年部・青年部・女性部・ぐりーんメイトとJA役員の懇談会
10月4日
園芸部総会
10月14日
あぐりポケット(第3回)
10月18日
いきいきシルバーの集い(須崎市立市民文化会館)
7
11月
12月
1月
2月
3月
11月5日
ラジオ体操優良団体表彰(本所駐車場)
11月17日
JAまつり(マルナカ須崎店駐車場)
11月27日
年金友の会 グランドゴルフ大会
12月4日
第2回パークゴルフ JA土佐くろしお組合長杯(小草ふれあい公園)
12月15日
須崎市一斉津波避難訓練へ参加(役職員参加)
12月18日
イノシシ捕獲檻5基を須崎市へ贈呈
1月9日
土佐くろしお村造成工事起工式
1月24日
生活用品フェアー(須崎市立市民文化会館:2日間)
1月29日
第17回女性部運動会(須崎市立スポーツセンター)
1月30日
生姜貯蔵庫完成(葉山集荷場)
1月31日
高知県園芸品展示品評会(ぢばさんセンター:3日間)
2月12日
平成25年度分農業所得確定申告の税務対応(営農課職員、税理士対応)
2月15日
農機具展示会(農機センター:2日間)
2月21日
資材センター春の合同セール(各資材センター:2日間)
3月13日
女性部総会
3月25日
あぐりポケット(第4回)
▲6月23日に開催した第1回あぐりポケット。みんなでピーマンの収穫と料理体験をしました。
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6.地 域 貢 献 情 報
社会的責任と貢献活動
地域農業は、後継者不足や担い手の減少で将来に向けた生産基盤の弱体化が懸念される状況にあり、
特に産業基盤の弱い本県にとって農業は重要な基幹産業と位置づけられており、農業の発展が地域経
済の原動力となるため、JA組織を挙げて農業の持つ多面的機能を発揮することが極めて重要なこと
であります。
JAは就農者対策として、後継者の育成をより強化すると共に、更に新規就農支援専任を配置し、
施設・栽培技術・販売・資金面など総合的な支援体制を整えて、農業者確保に組織が一丸となった取
り組みを進めております。
また、農家と一体となり、生産性向上の施設整備をはじめ、コスト削減のため省エネ機器・資材の
普及に努めながら、併せて環境意識の醸成と高揚を図り生産・流通における環境負荷の軽減にも真剣
な取り組みを行い、生産性と環境対策の両面に配慮した事業展開を目指しております。
【社会貢献】
1.安全・安心な農産物及び環境への取り組み
(1) 農薬使用基準遵守の徹底
(2) 生産履歴記帳の徹底
(3) 農産物残留農薬検査の継続実施
(4) 鮮度保持に向けた収穫・集荷・出荷施設の充実と作業員確保
(5) 地域環境保全に配慮した営農確立への研究開発取り組み
(6) 経営分析へ繋がる複式簿記による青色申告代行記帳
(7) 安心・安全な食材提供にむけた直販市生産者への指導
(8) 鳥獣害対策の情報の提供
(9) 次世代への取り組み強化
(10) 節電・節水による環境保全対策
2.献血運動
JA事務所敷地において献血車による献血への呼びかけ
3.偽造キャッシュカード対策
(1) 防犯カメラの設置
(2) 覗き見防止フィルムの貼付
(3) ATM後方確認ミラー装置
(4) 異常取引検知機能
【地域貢献】
1.地域金融機関として農業施設、農業設備への振興資金
2.住宅ローン相談会、年金相談会を開催
3.地域見守り活動・交通安全街頭指導
4.地域の祭り参加
5.産業祭(行政との連携)
6.JAまつり開催
7.学校への農業授業応援
8.地域での草刈ボランティア
9
JAの『地域貢献ディスクロージャー』の開示項目
開示項目例
開示内容
備考
○ 全般に関する事項
協同組合の特性
当JAは、「須崎市、中土佐町(久礼・上ノ加江・矢
井賀地区)、津野町(旧葉山村地区)を事業区域とし
て、農業者を中心とした地域住民の方々が組合員となっ
て、相互扶助を共通理念として運営される協同組織であ
り、地域農業の活性化に資する地域金融機関です。
当JAの資金は、その大半が組合員の皆様からお預りし
た、大切な財産である「貯金」を源泉としております。
当JAでは資金を必要とする組合員の皆様方や、地方公
共団体などにもご利用いただいております。地域の一員
として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向
けて、事業活動を展開しています。また、JAの総合事
業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけで
はなく、地域の協同組合として、農業の助け合いを通じ
た社会貢献に務めています。
組合員数
7,052人
出資金
1,228,317,000円
1.地域からの資金調達の状況
(1)貯金残高
(2)貯金商品
83,568,173,437円
総合口座・普通貯金(「受け取る、支払う、貯める、借
りる」など、暮らしに役立つサービスがたくさん。あな
たの毎日をサポートする機能が満載です。)
当座貯金(商品取引に欠かせない貯金です。お支払は小
切手をご利用いただけるので安心です。)
自由金利型定期貯金(大口貯金の短期運用に最適です。
市場金利の動向に応じた利率でお預かりする自由金利商
品です。余裕資金などのまとまったお金を運用するのに
最適です。)
期日指定定期(据置期間である1年経過後は3年までの期
間で満期日を自由に指定できる流動性の高い貯金です。
1年複利の有利さをプラスし、弾力的な資金運用、財産
づくりができます。)
変動金利型定期貯金(お預け入れ金利が、金融情勢に併
せて途中で変動する定期貯金です。)
積立定期貯金(毎月の積立て、ボーナスなどまとまった
お金を期日指定定期貯金でお預かりする有利な積立貯金
です。)
定期積金(毎月決まった金額を積立て、まとまった資金
を作るためには最適です。老後・住宅・結婚などの貯蓄
プランに応じて無理なく貯めれます。)
*キャンペーン期間
(夏 6月10日~8月30日)
(冬 11月1日~1月31日)
10
2.地域への資金供給の状況
(1)貸出金残高
10,587,274,844円
組合員等
5,669,265,522円
地方公共団体等
3,589,984,373円
その他
1,328,024,949円
経営改善のために必要な資金需要・・・農業近代化資金
(認定農業者、新規就農者に対して、各種制度資金が手
当てされており、貸付条件も他の農業関係資金より優遇
されている。) 農業経営基盤強化資金(スーパーL資
金)(担保提供力のない認定農業者に対しては、無担
(2)制度融資取扱い状況
保・無保証を活用することが可能) 農業改良資金
(農業振興センター、日本政策金融公庫と連携のうえ農
業者の立場にたって推進を図る。) 農業経営負担軽減
支援資金(農業負債の返済に支障をきたし、経営改善計
画を策定した農業者)
◆マイカーローンダッシュ(欲しくなったらすぐ決めて
無理なくらくらくお支払)
◆教育ローン(計画的なお支払で学ぶ心をすくすく育て
る)
(3)融資商品
◆住宅ローン(建てる、建てれば、建てる時、住まいの
夢をしっかり応援)
◆カードローン(ちょっと借りたり、もうひとつのお財
布)
3.文化的・社会的貢献に関する事項(地域との繋がり)
★地域行事や地域活動(須崎まつり・久礼朝市・野見湾
元気なお魚祭り・地域産業祭など)に積極的に参加・参
画しています。
★施設や学校に、絵本・児童書を贈呈しています。ま
た、絵や作文のコンクールを開催し、児童の地域文化の
向上を支援しています。また学校農園での農業指導を通
じて次世代への食と農を伝えています。
★ゲートボール大会やミニデイサービスを通じ、地域高
齢者の健康増進活動や仲間作りを支援しています。
(1)文化的・社会的貢献
★環境問題について、清掃活動などを通して積極的に取
に関する事項
り組んでいます。
★春、秋の交通安全週間には安全運転と子供たちの通学
の安全を呼びかけ街頭啓発を行っています。
★JAまつりを開催し、地域の皆様にイベント参加や催
し物の鑑賞等、「人とひと」の出会いとふれあいを通じ
て、JAの活動を伝えるようにしています。共に分かち
合う気持ちを大切に!
★各種ボランティア活動に積極的に参加しています。
★ゲートボール大会やグランドゴルフ大会活動を行なっ
ています。
★年金友の会・・・各地域ごとに年金受給者が集い、健
(2)利用者ネットワーク
康でいきいきと暮らせるような活動を行っています。
化への取り組み
★高齢者の福祉活動の充実を目指し、デイサービスの拡
充、訪問介護事業の体制整備、資質の向上に努めていま
す。
広報誌「くろしお通信」を通じて、農協の行事や農
業、生活、健康等の情報提供を行っています。また、県
(3)情報提供活動
域版情報誌「とさのうと」を発行し組合員外へ農業情報
の提供を行いました。
(4)店舗体制
本所・支所(浦ノ内、吾桑、須崎、上分、葉山、久礼、
上ノ加江)・出張所(大谷)・資材センター店舗(ふれ
あい、よこなみ、はやま、なかとさ)・SS店舗(ひま
わり、さくら)
11
7.リ ス ク 管 理 の 状 況
◆ リ ス ク 管 理 体 制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保
し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「リスク管理
基本方針」に基づき、リスク管理の基本的な体系を整備しています。
また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じ
てリスク管理体制の充実・強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランス資産を含む)の価
値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。
当JAでは、信用リスクの統括部署として審査部門の独立性を堅持し、貸出取引について各支所と
連携を図りながら与信審査を行っています。また、個別の重要案件や大口案件については理事会におい
て対応方針を決定しています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力
の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。
貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産自己査定を厳正に行っています。
不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産
自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産
及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、有価証券等の様々な市場リスク・ファクターの変動により、資産・
負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収
益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチ
が存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。ま
た、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ
り、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性を維持と収益力の強化との
バランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に
機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び保有有価証券
ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で
構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証
券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な
執行を行っているかどうかをチェックし定期的にリスクの量の測定を行い経営層に報告しています。
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難
になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリス
ク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく
不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について資金計画を作成し安定的な流動性の
12
確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置
づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、ALM委員会において運用方針などの
策定を行っております。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること
または外生的な事象による損失を被るリスクのことです。
当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リ
スク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過
程において、損失を被るリスクと定義しています。
事務リスク、システムリスクなどについて、事務処理手続を整備し、定期的な内部監査、実査及び
自主点検を実施するとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況把握体制を整え対応、
改善が迅速かつ正確に反映できるよう努めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関
が損失を被るリスクのことです。
当JAでは、業務の多様化や事務量の増加及び複雑化に対応して、正確で適正な事務処理を行うた
め事務マニュアルを整備するとともに、自主点検・実査・内部監査・無通告監査を実施し事務リスク
の削減に努めています。
また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに内部監査により
重点的なチェックを行い、再発防止策を講じることとしています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピューターシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備に伴い金
融機関が損失を被るリスク、さらにコンピューターが不正に使用されることにより金融機関が損失を
被るリスクのことです。
当JAでは、コンピューターシステムの不正使用を防ぐため情報セキュリティ基本規程に基づき安
全かつ円滑な運用に努めています。
◆ 法 令 遵 守 体 制
《コンプライアンス基本方針》
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判に鑑
みれば、組合員・利用者の皆様からの信用・信頼を得るには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を
行うことはますます重要になっています。
当JAでは、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつと位置づけ、役職員一人
ひとりへの徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にたち、
コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。
《コンプライアンス運営態勢》
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合長を委員長とするコンプ
ライアンス委員会を設置するとともに、管理については部署ごとにコンプライアンス推進担当者を選
任しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、内部
研修会を行い役職員に徹底しています。
毎年コンプライアンス・プログラムを策定し、倫理憲章に基づき実効ある推進に務めています。 13
また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情対応要領を制
定し当組合の基本的使命と社会的責任の重みを意識し、基本的役割を果たしていきます。
◆ 金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をチラシ等
で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情
等の解決を図ります。
当JAの苦情等受付窓口(電話:0889-42-8001(月~金 9時~17時))
② 紛争解決措置の内容
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
・信用事業
①の窓口または高知県JAバンク相談所(電話:088-802-8036)にお申し出ください。
なお,愛媛弁護士会紛争解決センターに直接紛争解決をお申し立ていただくことも可能です。
・共済事業
㈳日本共済協会 共済相談所(電話:03-5368-5757)
㈶自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部03-5296-5031)
㈶日弁連交通事故相談センター(電話:本部03-3581-4724)
㈶交通事故紛争処理センター(電話:東京本部03-3346-1756)
最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせ下さい。
◆ 内 部 監 査 体 制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して監査指導課として設置し、経営全般にわたる
管理及び各部門の業務の遂行状況を、内部管理体制の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善
事項の勧告及び指導を通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。
また、内部監査はJA全ての部署を対象とし、内部監査年間計画に基づき実施しています。監査結
果は代表理事組合長及び監事に報告し被監査部門に通知し改善取り組み状況の事後指導を行っていま
す。監査結果の概要は理事会にて審議していますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代
表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。
◆ 審 査 体 制
信用リスクに対する管理能力の一層の向上を図るため、独立した審査課を設置し、融資審査、管理
回収等の研修を継続して実施し与信審査に当たっています。
また、組合員・利用者のご要望について、適正なアドバイスと迅速な対応ができるよう体制を整え
るとともに、信用供与の上限を設定し貸出金の管理には万全を期しております。 ◆ ALM 管 理 体 制
環境の変化に対応し、市場リスクをコントロールすることだけでなく、資産・負債を総合的に管理
するALMの重要性を認識し、当JAではALM委員会を柱とするALM体制のもと、経営の健全性
を維持し金融情勢の変化に対応できるリスク管理体制を強化しています。
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8.自 己 資 本 の 状 況
◆ 自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基
盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、延滞債権の流動化及
び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成26年3月末における自己資本比率は、24.52%となりました。
◆ 経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
項 目
内 容
発行主体
土佐くろしお農業協同組合
出資調達手段の種類
普通出資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
12億2,831万円
「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、当J
Aが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己
資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
また、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどのリスクを質的、量的に評価し、
リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価することにより、経営の健
全性維持・強化を図っています。
さらに、財務基盤強化及び、組合員基盤強化に取り組み、組合員の資格実態調査をもとに後継者や
女性の組合員加入推進運動を展開しています。
15
9.主 な 事 業 の 内 容
(1) 地域振興事業
① 営農指導事業
営農指導事業は、営農資材センター(須崎市多ノ郷甲3751-7)を拠点に営農課として、14名の営農
指導員を配置(うち、5名の地区担当駐在員を配置)し、地域組合員の営農と生活を守るため地域の有
利性を生かした収益性の高い有利作物の産地形成に向け、組合員の安定生活基盤と安全な作物作りを
目的とした営農指導に取組んでいます。また、各生産部会及び関係機関の協力を得て有望作物・有望
品種の試験研究に取り組む一方、農産物の安全・安心確保は生産者の義務と位置付けし、農薬適正指
導を行っています。
② 農業振興事業
農業振興については、営農資材センター(須崎市多ノ郷甲3751-7)に農業振興担当者を配置し、4名体
制で地域農家の担い手となる農家を育成し、地域の特性、生活基盤を生かした作物の定着化を図り、
有利な補助事業を導入し農業投資の軽減のため関係機関と連携を図り、豊かな住みよい農村づくりと、
地域との共生を基本目標に次の事業に取り組んでいます。
◇ 地域農業振興協議会を基本に関係行政と連携を深め、農地の流動化や農作業の受委託。
◇ 農機具レンタル,農地保有合理化などを、よりスムーズに行うため地域ぐるみの集落、農用地の
基盤整備事業の推進。
◇ 農業・農村の再構築と活性化,地域との共存をめざして「土佐くろしお農政会議」を結成し、関
係市町村、高知県農協農政会議と一体になった農政活動に取り組みます。また、次世代の農業後
継者育成のため、関係機関と連携し活動に取り組んでいます。
③ 生活福祉事業
生活福祉事業は、本所(須崎市大間本町14番26号)総合企画課内に生活福祉担当を設置し、2名体
制と常駐ヘルパー2名をおき、支所(7支所)に女性部の事務担当職員(兼務)を配置し、女性部の方
々の積極的な協力を頂き、組合員や地域住民との結びつきを密にし、誰もが避けて通ることができな
い高齢者福祉活動を充実し、生きがいと心豊かな農村社会づくりを目指し取り組んでいます。
≪高齢者福祉≫
◇ 高齢者助け合い組織「くろしおの里」への支援
◇ ミニデイサービス「くろしお塾」の開催
◇ いきいきシルバーの集い(75歳以上の組合員及び家族)
≪組織の育成≫
◇ 女性部活動では、「発信しよう。私達の思いを」をテーマに部員がお互いに食と農を守り地産地
消を呼びかけ、本当に安心できる食材供給を図るための活動や高齢者福祉活動に取り組み、次の若
い世代への呼びかけを行っています。
◇ 地域農業の活性化と消費者との信頼が強く息づく直販所活動、加工活動を通して安全な食材を提
供しています。
◇ 地域ボランティア活動を他の組織と共に取り組んでいます。
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④ 介護事業
平成12年4月1日より実施された介護保険制度に伴い、JA土佐くろしおでは、介護保険事業の訪問
介護サービスを開始し介護保険事業充実のためホームヘルパーの研修とサービス向上に努めています。
介護認定を受けられた方を対象にJAのホームヘルパーが自宅にお伺いし、身体介護や家事援助の
お世話をさせて頂きます。
(2) 信用事業
信用事業は、貯金、貸出、為替など、いわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。
この信用事業は、JA・信連・農林中金という三段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」
として大きな力を発揮しています。
① 貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民のみなさまや事業主のみなさまからの貯金をお預りしています。
普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的、期間、金額にあわせ
てご利用いただいています。また、公共料金、各種税金等のお支払い、年金のお受け取り、給与振込
もご利用いただけます。
貯金商品一覧表
種 類
期 間
預入金額
利 率
普通貯金
(総合口座)
自 由
1円以上
自由金利
(店頭に掲示)
当座貯金 自 由
1円以上
無利息
別段貯金
自 納税準備貯金
自
貯蓄貯金
自 その他特徴
総合口座は、定期・定積貯金額の
90%で最高300万円まで(貸越)
当座貸越契約を締結できる
由
1円以上
無利息又は普通
一時保管的口座
貯金と同じ
由
1円以上
自由金利
払戻要件を満たす場合非課税要件
(店頭に掲示) 外の場合は源泉分離課税
由
1円以上
同 上
源泉分離課税・マル優適格(障害
者等対象)
スーパー定期
1ケ月以上
10年以内
1円以上~300
万円未満
同 上
同上
スーパー定期
1ケ月以上
10年以内
300万円以上~
1,000万円未満
同 上
同上
スーパー定期
1ケ月以上
10年以内
1,000万円以上
同 上
同上
期日指定定期貯金
最長 3 年
1円以上~300
万円未満
同 上
据置期間1年経過後、任意の日を
満期日とする
14日~
5年以内
5,000万円以上
同 上
満期日前には解約できません
1年.2年.3年
1円以上
同 上
6ケ月毎の変動金利
6ケ月以上
10年以内
1,000円以上
同 上
利息は雑所得・源泉分離課税
1,000円以上
同 上
種別・期間によりスーパー定期か
期日指定定期利率
7日以上
5万円以上
同 上
財形貯金(一般)
3年以上
1,000円以上
1円単位
同 上
受入対象者は勤労者
個人事業主の給与から天引
財
5年以上
1,000円以上
1円単位
同 上
勤労者個人で55歳未満
事業主の給与から天引
譲渡性貯金
変動金利型定期貯金
定期積金
エンドレス6ヶ月以上
積立定期貯金
10年以下12ヶ月以上
通知貯金
形
貯
金 17
② 貸出業務
農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆さまの生活を豊かにするための生活
改善資金等を融資しています。
また、地方公共団体、農業関連産業などへも貸出し、地域経済の質的向上・発展に貢献しています。
さらに、日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関の代理貸付、個人向けローンも取り扱って
います。
貸出商品一覧表
種 類
資金の使途
貸出金額
(限度額)
期 間
担保・保証等
全 般
5年以内、土
地・建物担保 ※組合の審査基準範囲 不動産・保証・その他組合が適
の場合10年 内
当と認めたもの
以内
全 般
5年以内
定期貯金の額面迄
全 般
5年以内
※共済解約払戻金の
80%以内(ただし、満
この組合の共済契約証書
期共済金の80%を限度
とする。)
短期資金
1年以内
※組合の審査基準の範 不動産・保証・その他組合が適
囲内
当と認めたもの
農業近代化資金
農業資金
※個人1800万円
制度の定める (ただし、認定農業者 高知県農業信用基金協会
ところによる 以外は事業費の80%) 必要により土地・建物・保証人
農業法人2億円
農業改良資金
農業資金
制度の定める ※制度の定めるところ
必要により土地・建物・保証人
ところによる による
農林漁業資金
基盤整備
構造改善
制度の定める ※制度の定めるところ 高知県農業信用基金協会
ところによる による。
必要により土地・建物・保証人
一般証書貸付金
(貯金担保貸付金)
(共済担保貸付金)
手形貸付金
災害資金
災害による 制度の定める ※制度の定めるところ 高知県農業信用基金協会
再生産資金 ところによる による。
必要により土地・建物・保証人
農家負担軽減支援特
別資金
経営改善
資金
JA農業ジャンプ
アップ資金
農業資金
住宅ローン
(プロパー資金)
住宅資金
住宅ローン
(一般型)
住宅資金
35年以内
※5000万円以内
住宅ローン
(100%応援型)
住宅資金
35年以内
※5000万円以内
住宅ローン
(借換応援型)
住宅ローン
( 新築・購入コース)
住宅ローン
(借換コース)
この組合の定期貯金
制度の定める ※制度の定めるところ 高知県農業信用基金協会
ところによる による。
必要により土地・建物・保証人
高知県農業信用基金協会(ただ
要項の定める ※要項の定めるところ
し、組合または基金協会が必要
ところによる による。
とした場合は担保を徴する。)
※組合の審査基準の範
30年以内
土地・建物・連帯保証人2名以上
囲内
32年以内
住宅資金の (借換対象
※4000万円以内
借換
ローンの残存
期間内)
高知県農業信用基金協会
土地・建物・必要により連帯保
証人
高知県農業信用基金協会
土地・建物・必要により連帯保
証人
高知県農業信用基金協会
土地・建物・必要により連帯保
証人
35年以内
※5000万円以内
協同住宅ローン(株)・土地・
建物・必要により連帯保証人
住宅資金の
34年以内
借換
※5000万円以内
協同住宅ローン(株)・土地・
建物・必要により連帯保証人
住宅資金
18
種 類
資金の使途
期 間
貸出金額
(限度額)
担保・保証等
住宅の増改築
15年以内
等
※500万円
以内
高知県農業信用基金協会
必要により連帯保証人
リフォームローン
住宅の増改築
15年以内
等
※1,000万円
以内
協同住宅ローン(株)・必要によ
り連帯保証人
JAリフォームローン
住宅の増改築
15年以内
等
※1,000万円
以内
(株)ジャックス
JAリフォームローン 住宅の増改築
15年以内
(一般型C)
等
※1,000万円
以内
三菱UFJニコス(株)
必要により連帯保証人
リフォームローン
(Ⅰ型A)(Ⅱ型A)
農協賃貸住宅ローン
賃貸建物の取
20年以内
得等
※組合の審査基
土地・建物・連帯保証人2名以上
準の範囲内
アパートローン
非堅固建物25
賃貸建物の取
以内堅固建物
得等
35年以内
※1億円以内
協同住宅ローン(株)・土地・建
物・必要により連帯保証人
フリーローン
生活資金
5年以内
※300万円
以内
高知県農業信用基金協会
必要により連帯保証人
生活資金
5年以内
※200万円
以内
三菱UFJニコス(株)
必要により連帯保証人
フリーローン (Ⅰ型)
生活資金
5年以内
※300万円
以内
協同住宅ローン(株)
フリーローン (Ⅱ型)
生活資金
5年以内
※100万円
以内
協同住宅ローン(株)
マイカーローン
自動車等購入
7年以内
資金
※500万円
以内
高知県農業信用基金協会
必要により連帯保証人
マイカーローン
自動車等購入
7年以内
資金
※500万円
以内
三菱UFJニコス(株)
必要により連帯保証人
マイカーローン
自動車等購入
7年以内
資金
※500万円
以内
協同住宅ローン(株)
必要により連帯保証人
JA自動車ローン
自動車等購入
5年以内
資金
※500万円
以内
★連帯保証人1名以上
(300万円超は2名以上)
JA農機ローン
農機具等購入
5年以内
資金
※500万円
以内
★連帯保証人1名以上
(300万円超は2名以上)
JA購買ローン
JA購入生産
5年以内
資材等
※500万円
以内
★連帯保証人1名以上
(300万円超は2名以上)
教育ローン
(一般型A)
教育資金
13年6ヵ月
以内
※500万円
以内
高知県農業信用基金協会
必要により連帯保証人
教育ローン
教育資金
14年以内
※500万円
以内
協同住宅ローン(株)
教育資金
15年以内
※700万円
以内
三菱UFJニコス(株)
必要により連帯保証人
全般
5年以内
※組合の審査基 不動産・保証・その他組合が適当
準の範囲内
と認めたもの
生活資金
2年
(自動更新)
※50万円以内 高知県農業信用基金協会
ワイドカード ローン 生活資金
1年
(自動更新)
※100万円
以内
カードローン
生活資金
1年
(自動更新)
※50万円以内 三菱UFJニコス(株)
カードローン
生活資金
1年
(自動更新)
※300万円
以内
協同住宅ローン(株)
JA営農ローン
営農資金
1年
(自動更新)
※500万円
以内
高知県農業信用基金協会
(ただし、300万円超は担保・
連帯保証人を徴する。)
営農貸越
営農資金
2年以内
※500万円
以内
連帯保証人(ただし、300万円
超は担保が必要)
フリーローン
(一般型C)
教育ローン
(一般型C)
当座貸越
カードローン
(約定返済型・一般型A)
高知県農業信用基金協会
注記
1 貸出金額(限度額)に、※印がついている貸出金額については、組合員個人の場合 各貸出金及び
購買未収金を通算して、15,000万円、員外の法人及び小規模の事業者(資本の額又は1億円以下の
会社並びに従業員の数が300人以下の会社、個人及び協同組合等をいう。)の事業資金については、
15,000万円が最高限度額。営利を目的としていない法人等については、100,000万円が最高限度とな
ります。また組合員以外の個人は通算して300万円が最高限度額となります。
2 組合員個人でフリーローン、カードローン(約定返済型、一般型A)、マイカーローン、ワイドカ
ードローン、リフォームローン、教育ローンは、通算して500万円が限度となります。
(リフォームローン借入者で融資要項所定の条件を満たしているものは無担保資金の合算限度を
700万円とする)
3 JA農機ローンを利用する場合、組合員は500万円以内で、組合員外は300万円以内の貸付で連帯保
証人が必要です。
4 JAで農機を購入して、JA農機ローンを利用する場合、利率が0.5%引下げになる特権がついて
います。(但し、キャンペーン、展示会時は対象外です。)
5 融資要領、利率、返済方法等の詳細については、各JA担当者までお問合せをしてください。
また、農林公庫資金等の各種制度資金についてもお取次をしていますので、JA担当者までお問合せ
ください。
③ 為替業務
全国のJA・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、
当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実・
迅速にできます。
④ 国債窓口販売業務
国債(利付・割引国庫債券)の窓口販売の取扱いをしています。
⑤ サービスその他
当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、年金をはじめ各種自動受け取り、
各種自動支払いや事業主のみなさまのための給与振込サービス、自動集金サービスなどを取扱いし
ています。
また、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金庫などでも現金引き出しのできるキャッシ
ュサービスなど、いろいろなサービスに努めています。
種 類
特 徴 等
JAカード(クレジットカード)サービス
JAカードは、各グループと業務提携した国内外共通カードであ
り、国内外でショッピング等の利用ができます
JAキャッシュサービス
全国のJAまたは信連・農林中金の各店舗のCD・ATMで現金の
出し入れができます。
全国キャッシュサービス
全国の都銀・地銀・第2地銀・信金・信組・労金・郵便局のCD・
ATMで現金の引き出しができます。
JAネットバンクサービス
パソコン、携帯電話からアクセス。急な振込も窓口に出向くことな
く即対応できます。
年金の取扱い
公的・私的年金(国庫年金を除く)の受け取りができます。
系統自動決済サービス
公共料金、各クレジット代金等の自動決済ができます。
給与振込サービス
高知県職員、地区内の市町村職員及び提携した事業主よりの給与振
込みができます。
※ サービス・その他利用の詳細については、各店舗の担当者まで、問合せをしてください。
20
(3) 共済事業
JA共済はJAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生命・傷害・
家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障し、地域における満足度・利用度№1の事業をめざし、
「3Q訪問活動」を通じて“ひと・いえ・くるま”の総合保障力の充実に、専任・複合渉外担当者を中
心に、役職員一丸となって取り組んでいます。
また、組合員及び契約者の万一の交通事故に対する不安解消に応えるため、事故査定センターによ
る、円滑対応を図るため、フリーダイヤルによる24時間で迅速な事故処理・事故受付、相談業務を実
施しています。
共済商品一覧
長期共済
共済種類
終身共済
予定利率変動型
年金共済
こども共済
養老生命共済
定期生命共済
建物共済
がん共済
介護共済
医療共済
引受緩和型定期医
療共済
加入年齢
15~75歳
18~65歳
一時払い
(18~74歳)
主な特徴
主な特約
安心、誠実な一生涯保障と、頼りにな 定期特約・災害給付特約・災
る働き盛りの大型保障が、あなたのご 害死亡割増特約・三大疾病前
家族をお守りします。
払特約
ゆとりの老後は早めに準備、豊な老
後・・とお考えの方に,確かな保障と一
生涯の年金
税制適格特約は、18~60歳
0~11歳
契約者
18~60歳
お子さまの教育資金づくりだけでな
く、お子さまの入院保障や親の万一保
障まで対応します。
万一の保障と医療保障さらに各種資金
づくりにと、保障と貯蓄をお求めの方
0~75歳
におすすめします。
軽い負担で大型保障、その上掛け金は
15~75歳 全額損金算入できる。法人の経営者や
役員にピッタリの共済です。
建物や家財家具を火災・自然災害より
期間・5年・
お守りします。
10年
(期間 20年、30年は10年の更新型)
一生涯にわたって悪性新生物または脳
腫瘍に罹患した場合の保障を確保する
0~75歳
共済です。
一生涯にわたって介護の不安に備えま
40~75歳 す。「一時払」であれば万一保障もあ
ります。
病気やケガによる入院・手術を一生涯
にわたって手厚く保障します。
0~75歳
50~75歳
生存特約・災害給付特約
災害給付特約・災害死亡割増
特約
災害給付特約・災害死亡割増
特約
修理費給付特約・動産特約
共済掛金月払特約
共済掛金終身特約
定期特約・生活保障特約・災
害給付特約・災害死亡割増特
約・生前給付特約
共済期間(5年)内に一定の健康状態
であれば「健康祝金」が受け取れま
す。
短期共済
共済種類
主な内容及び特徴
期 間
賠償責任共済
1 年
日常生活での思いがけない賠償事故のために。
火災共済
1 年
お住まいが万一、火災などによって損害をうけた場合の補償のみを目
的とした掛け捨ての共済です。
1 年
通院から死亡まで幅広い保障の掛け捨ての生命共済です。
定額定期生命
自動車共済
1 年
最長2年
万一の自動車事故を幅広く保障し、車両、対人賠償、対物賠償や示談
交渉で万一の事故からあなたをお助けします。
自賠責共済
最長5年
法律によってすべての自動車に加入が義務づけられている共済です。
傷害共済
最長1年
日常さまざまなアクシデントを目的や期間に応じて保障します。
※ 各商品の詳細については、担当者まで問合わせをください。
21
(4) 経済事業
① 販売事業
販売事業は、大間集出荷センター(大間本町17-1)第1出荷場・第2出荷場を拠点として、浦ノ内集出
荷場、葉山集出荷場、久礼集出荷場、上ノ加江集出荷場、上分作業場、大谷作業場、杉ノ川作業所に
て荷造り作業を行い、系統共販を基本に営農指導、生産者部会組織との連携を密にし、栽培技術や品
質向上、規格の統一・計画生産・計画出荷・ロット販売に努めると共に、トレーサビリティー(生産
工程管理)を各生産部会の最重点実施事項と位置付け、消費者に信頼される産地づくりに、市場・関係
機関・各部会・JAが一体となった、「安全で安心して買って頂ける産地」として取り組んでいます。
品目別販売高内訳 平成25年度(平成25年4月~平成26年3月)
ハウス茗荷
5,153,928千円
オクラ
94,311千円
キュウリ
1,173,902千円
ハスイモ
53,071千円
シシトウ
759,728千円
ネギ類
12,959千円
花卉類
382,377千円
菜花
12,724千円
インゲン
348,758千円
イチゴ
9,715千円
ニラ
311,653千円
果実
8,994千円
生姜
224,474千円
米穀
40,679千円
ピーマン類
110,900千円
その他園芸品
30,259千円
② 一般購買事業
一般購買事業は、農家への供給コストまた生産コストの低減に向け、購買課として営農資材センタ
ー(須崎市多ノ郷甲3751-7)を拠点に、4地区に資材センター店舗を設置し、スケールメリットを生か
した大量仕入れを行い、商品の見直しや配送体制の充実と共に渉外体制の強化、物流改革などに取り
組み効率化を図っています。
また、組合員の必要な諸資材をより安く、安定的に供給する体制のもと、利用者の皆様が気持ちよ
く利用していただけるよう職員の“まごころ”を添えるよう努めています。
③ 燃料事業
燃料事業は、燃料課として給油所2ヶ所LPガス充填所1ヶ所を設置し、地域に親しまれる「JA-SS」
として、利用者へのサービス向上と安全をモットーに取り組んでいます。
そして、安全なガス器具を積極的に提供し、配送時のチェック等保安体制の強化を図っています。
④ 農機事業
農機事業は、本所(須崎市大間本町17-1)に農機センターを設置し、農機課として、農機具の販売、
修理、整備を行い、利用者へのアフターサービスの充実に努める一方、生産コストの抑制を図るため
レンタル農機の利用を促すなど、適正な供給推進の努力に取り組んでいます。
また農繁期必要時のトラブル減少を目指して、農機の事前点検、整備を計画的に行っています。
(5) その他の事業
① 利用事業
◇ 精米機利用事業
精米機を下記の場所に設置して、組合員や地区住民の利便性を図っています。
★設置場所
ひまわりSS隣地・浦ノ内集出荷場・吾桑支所・上分支所・大谷出張所・中氏事業所(跡)
安和事業所(跡)・資材センターなかとさ・上ノ加江支所・葉山支所
22
系統セーフティネット
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金
保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティーネットで守られています。
☆「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称で
す。組合員・利用者の皆様に、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバンク会員
の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営していま
す。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱としています。
☆「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。JA
バンク法に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、経営上の問題の早期発見・早期改善のため、国
の基準よりも更に厳しいJAバンク独自の自主ルール基準を設定しています。
☆「一体的な事業推進」
良質で高度なサービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営シ
ステムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り組みをしています。
☆貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者
を保護し、資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、
銀行等が加入する「預金保険制度」と同様な制度です。
23
【JAの概要】
平成26年3月31日現在
1.機構図(法定)
監 査 指 導 課
組
合
員
総
代
会
監
事
会
代
表
監
事
常
勤
監
事
理
事
会
代
表
理
事
組
合
長
代
表
理
事
常
務
務
金
代
表
理
事
常
務
務
委
員
会
経
済
委
員
会
融
谷
ノ
出
内
張
支
所
所
総
務
課
信
用
課
共
済
課
共 済 普 及 課
営
農
販
売
部
購
買
部
営
農
課
販
売
課
購
買
課
農
機
課
燃
料
課
吾
須
上
葉
久
桑
崎
分
山
礼
支
支
支
支
支
所
所
所
所
所
24
課
部
信 用 共 済 委 員 会
浦
査
総 合 企 画 課
部
総
大
審
総
上
ノ
加
江
支
所
JAを支える組織
運
営
委
員
会
青 年 部
ミョウガ部会
壮 年 部
きゅうり部会
女 性 部
ピーマン部会
生産部会
インゲン部会
多ノ郷地区
ニラ部会
浦ノ内地区
園
芸
部
部
長
副
部
長
オクラ部会
吾桑地区
花卉部会
須崎地区
生姜部会
上分地区
露地シシトウ部会
葉山地区
ハウスシシトウ部会
須崎支部
共
済
億
友
会
葉山支部
会
長
副
会
長
久礼支部
上ノ加江支部
久礼地区
上ノ加江地区
壮
年
部
4
H
ク
ラ
ブ
ー
ぐ
り
ん
メ
イ
ト
部
長
部
長
部
長
副
部
長
副
部
長
副
部
長
部
員
部
員
青
年
部
部
長
多ノ郷支部
多ノ郷支部
神田支部
浦ノ内支部
浦ノ内支部
吾桑支部
副
部
長
吾桑支部
女
性
部
部
長
副
部
長
須崎支部
池ノ内支部
上分支部
新荘支部
葉山支部
中土佐支部
久礼支部
部
員
上ノ加江支部
25
2.組合員数
(単位:人、団体)
24年度末
正組合員数
25年度末
増減
3,905
3,830
▲ 75
個
人
3,904
3,829
▲ 75
法
人
1
1
0
3,250
3,222
▲ 28
准組合員数
個
人
3,248
3,220
▲ 28
法
人
2
2
0
7,155
7,052
▲ 103
合
計
3.組合員組織の状況
組
織
名
構成員数
運営委員会
35人
園芸部
939人
共済億友会
484人
壮年部
87人
青年部
101人
4Hクラブ
15人
658人
女性部
ぐりーんメイト
50人
26
4.特定信用事業代理業者の状況
- 該当する代理業者はありません。-
5.地区一覧
(市) 須崎市
(町) 津野町(新土居・三間ノ川・樺ノ川・西谷甲・姫野々・久保川・貝ノ川・
永野・西谷乙・貝ノ川床鍋・赤木・杉ノ川甲・杉ノ川乙・
杉ノ川丙・大野・黒川・白石甲・白石乙・白石丙)
中土佐町(久礼・上ノ加江・矢井賀甲・矢井賀乙)
6.役員構成(役員一覧)
役員一覧
役
(平成 26年 3月末
員
氏
名
担当職務
役
員
氏
名
現在)
担当職務
代表理事組合長
西森 慶郎
統 括
理
事
濵岡 健一
信用共済委員
代表理事常務
森光 幹男
信用担当
理
事
政岡 正満
経済委員
代表理事常務
矢野 俊二
経済担当
理
事
中山 隆昭
総務委員
理
事
岡田 靖雄
信用共済委員
理
事
植田 邦夫
信用共済委員
理
事
市川 雅彦
経済委員
理
事
深瀬 夏枝
総務委員
理
事
高橋 利夫
総務委員
理
事
政岡 妙
経済委員
理
事
谷 和夫
経済委員
理
事
中村 眞市
理
事
藤田 博明
総務委員
監
事
青木 郁夫
理
事
武田 秋人
信用共済委員
監
事
中西 修
理
事
片岡 啓輔
経済委員
監
事
中村 哲幸
理
事
石邑 武之
総務委員
監
事
結城 善晴
代 表 監 事
明神 賢一
信用共済委員 常 勤 監 事
吉田 文雄
27
(員外監事)
7.組合の沿革・あゆみ
当組合は、平成9年4月1日須崎市と近隣の葉山村(現在津野町)、中土佐町の4JA
(須崎市農業協同組合・葉山村農業協同組合・土佐久礼農業協同組合・上ノ加江農業
協同組合)が合併し、土佐くろしお農業協同組合として組合員8,138名で発足しました。
一.発足当時の組合の概況と現況
組合員数
組合員戸数
出資金
固定資産
職員数
販売高
貯金高
貸出金
共済保有高
購買供給高
発足当時
正 5,294名 准 2,844名
正 3,864戸 准 2,336戸
929,661千円
2,257,225千円
241名
7,968,537千円
71,566,791千円
8,203,268千円
308,570,320千円
4,679,760千円
現況(平成26年3月末)
正 3,830名
准 3,222名
正 2,799戸
准 2,552戸
1,228,317千円
3,064,067千円
209名
8,728,433千円
83,568,173千円
10,587,275千円
235,745,973千円
4,222,298千円
二.合併に至る経過
平成3年 3月 関係組合の組合長・専務による合併研究協議会発足
平成4年 5月
関係組合の課長による作業部会発足
(合併基本構想・農業振興計画の策定作業)
平成7年 4月
関係組合の財務確認監査の実施
平成7年 9月
関係市町村長、助役、関係非常勤役員参加により研究会を拡大
平成7年11月
第1回集落座談会等組合員・組織への説明会実施
平成8年 4月
平成8年 4月
第2回集落座談会等組合員・組織への説明会実施
平成8年 9月
平成8年10月
新JA名称公募(土佐くろしお農業協同組合に決定)
11月
合併予備契約の締結(11月7日)
11月
臨時合併総会(11月28日)
(合併承認)
28
8.店舗等のご案内
(平成26年 3月末 現在)
店舗一覧
店舗名
電話番号
CD/ATM設置台数
所 須崎市大間本町14番26号
0889-42-8001
ATM 2台
浦 ノ 内 支 所 須崎市浦ノ内東分119-4
0889-49-0211
ATM 1台
吾
桑
支
所 須崎市吾井郷乙499-1
0889-45-0611
ATM 1台
須
崎
支
所 須崎市西町1丁目4-19
0889-42-1835
ATM 1台
上
分
支
所 須崎市上分丙335
0889-46-0021
葉
山
支
所 高岡郡津野町永野478-4
0889-55-2211
ATM 1台
久
礼
支
所 高岡郡中土佐町久礼6442-1
0889-52-2145
ATM 1台
本
住
所
上 ノ 加 江 支 所 高岡郡中土佐町上ノ加江785-1
0889-54-0211
大 谷 出 張 所 須崎市大谷235
0889-47-0111
営農資材センター
ふれあい
資材センター
よこなみ
資材センター
はやま
資材センター
なかとさ
須崎市多ノ郷甲3751―7
0889-42-8007
0889-42-8008
須崎市浦ノ内東分111-6
0889-49-0206
高岡郡津野町永野478-4
0889-55-2114
高岡郡中土佐町久礼2009-2
0889-52-2125
ATM 1台
ATM 1台
安 和 集 出 荷 場 須崎市安和905
ATM 1台
中
店 須崎市下郷231(旧中氏事業所)
ATM 1台
ATM 1台
氏
姫
野
々
店 高岡郡津野町姫野々
杉
ノ
川
店
高岡郡津野町杉ノ川乙842-24
(旧杉ノ川出張所)
マ ル ナ カ 須 崎 店 須崎市神田字下切2496-1
(店舗外CD/ATM設置台数
ATM 1台
ATM 1台
7台)
【補足説明】
◇ 本所、支所、出張所別に店舗名、住所、電話番号及び自動機器の設置状況を表示する.
29
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表(法定)
科 目
24年度
(平成25年3月31日)
( 資 産 の 部 )
1 信用事業資産
(1) 現金
(2) 預金
系統預金
系統外預金
譲渡性預金
(3) 買入金銭債権
(4) 金銭の信託
(5) 有価証券
国債
地方債
政府保証債
金融債
社債
受益証券
(6) 貸出金
(7) その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(8) 債務保証見返
(9) 貸倒引当金
2 共済事業資産
(1) 共済貸付金
(2) 共済未収利息
(3) その他の共済事業資産
(4) 貸倒引当金
3 経済事業資産
(1) 受取手形
(2) 経済事業未収金
(3) 経済受託債権
(4) 棚卸資産
購買品
貯蔵品
その他の棚卸資産
(5) その他の経済事業資産
(6) 貸倒引当金
4 雑資産
5 固定資産
(1) 有形固定資産
減価償却資産
減価償却累計額
土地
建設仮勘定
合併特別勘定
(2) 無形固定資産
6 外部出資
(1) 外部出資
系統出資
系統外出資
子会社等出資
(2) 外部出資等損失引当金
7 繰延税金資産
8 再評価に係る繰延税金資産
9 繰延資産
資産の部合計
84,252,323,443
398,130,304
62,375,393,230
60,320,446,307
2,054,946,923
-
-
-
9,720,550,090
2,317,597,090
800,000,000
-
1,613,667,000
4,989,286,000
-
11,780,396,229
107,315,082
77,068,380
30,246,702
-
△ 129,461,492
23,681,513
23,307,773
306,564
67,176
-
1,899,944,385
-
1,233,765,507
37,887,945
318,317,054
309,279,562
-
9,037,492
439,162,642
△ 129,188,763
82,792,480
3,100,946,748
3,084,059,672
5,551,261,905
△ 3,725,143,651
1,225,386,342
-
32,555,076
16,887,076
3,290,524,995
3,292,154,995
3,211,178,995
80,976,000
-
△ 1,630,000
108,835,629
-
-
92,759,049,193
30
(単位:円)
25年度
(平成26年3月31日)
85,514,721,521
393,390,632
67,979,048,887
65,727,541,795
2,251,507,092
-
-
-
6,592,631,900
3,859,171,900
800,000,000
-
300,240,000
1,633,220,000
-
10,587,274,844
92,701,346
67,997,303
24,704,043
-
△ 130,326,088
21,710,395
21,361,020
303,004
46,371
-
2,260,454,207
-
1,440,373,010
24,478,002
345,647,405
337,681,003
4,298,867
3,667,535
563,619,322
△ 113,663,532
36,261,718
3,064,066,800
3,051,215,924
5,492,081,928
△ 3,872,780,400
1,340,414,881
58,944,439
32,555,076
12,850,876
3,372,765,576
3,373,612,076
3,292,386,076
81,226,000
-
△ 846,500
72,456,452
-
-
94,342,436,669
科 目
(単位:円)
25年度
24年度
(平成25年3月31日)
( 負 債 の 部 )
信用事業負債
(1) 貯金
(2) 譲渡性貯金
(3) 借入金
(4) その他の信用事業負債
未払費用
その他の負債
(5) 債務保証
2 共済事業負債
(1) 共済借入金
(2) 共済資金
(3) 共済未払利息
(4) 未経過共済付加収入
(5) 共済未払費用
(6) その他の共済事業負債
3 経済事業負債
(1) 支払手形
(2) 経済事業未払金
(3) 経済受託債務
(4) その他の経済事業負債
4 設備借入金
5 雑負債
(1) 未払法人税等
(2) リース債務
(3) 資産除去債務
(4) その他の負債
6 諸引当金
(1) 賞与引当金
(2) 退職給付引当金
(3) 役員退職慰労引当金
(4) 環境対策引当金
負債の部合計
( 純 資 産 の 部 )
1 組合員資本
(1) 出資金
(2) 資本準備金
(3) 利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
営農振興積立金
電算機等取得積立金
肥料共同購入積立金
次期信用事業オンラインシステム移行積立金
経済事業施設整備積立金
地震等災害対策積立金
特別積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
(4) 処分未済持分
2 評価・換算差額等
(1) その他有価証券評価差額金
(2) 繰延ヘッジ損益
(3) 土地再評価差額金
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
1
31
(平成26年3月31日)
82,784,741,586
82,299,573,655
-
202,192,941
282,974,990
158,513,086
124,461,904
-
577,251,751
23,307,773
422,932,031
306,564
125,463,180
5,228,083
14,120
1,002,590,201
-
599,887,878
24,626,160
378,076,163
-
907,965,293
85,678,400
5,269,530
10,607,477
806,409,886
731,928,947
120,214,851
581,179,777
30,534,319
-
86,004,477,778
83,998,757,112
83,568,173,437
-
151,739,214
278,844,461
195,761,100
83,083,361
-
333,896,142
21,361,020
184,484,872
303,004
126,728,462
980,464
38,320
1,435,292,232
-
863,576,812
18,321,087
553,394,333
-
791,057,819
83,535,300
3,894,870
10,855,692
692,771,957
724,283,586
123,194,971
569,035,702
32,052,913
-
87,283,286,891
6,658,531,469
1,229,133,000
4,616,753
5,432,956,716
1,605,409,470
3,827,547,246
500,000,000
118,616,842
764,415
17,578,752
60,000,000
-
2,890,508,167
240,079,070
(166,010,958)
△ 8,175,000
96,039,946
96,039,946
6,904,808,557
1,228,317,000
4,616,753
5,675,654,804
1,640,409,470
4,035,245,334
500,000,000
102,483,780
764,415
15,367,941
100,000,000
70,000,000
2,890,508,167
356,121,031
(266,948,441)
△ 3,780,000
154,341,221
154,341,221
-
-
-
-
6,754,571,415
92,759,049,193
7,059,149,778
94,342,436,669
2.損益計算書(法定)
(単位:円)
24年度
科 目
(自 平成24年4月1日
至 平成25年3月31日)
1
事業総利益
(1) 信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2) 信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補てん備金繰入)
(うち譲渡性貯金利息)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸出金償却)
信用事業総利益
(3) 共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4) 共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
共済保全費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸出金償却)
共済事業総利益
(5) 購買事業収益
購買品供給高
購買手数料
修理サービス料
その他の収益
(6) 購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
購買事業総利益
(7) 販売事業収益
販売品販売高
販売手数料
その他の収益
(8) 販売事業費用
販売品販売原価
販売費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
販売事業総利益
(9) 農業倉庫事業収益
(10) 農業倉庫事業費用
農業倉庫事業総利益
2,053,475,462
938,996,414
792,497,983
(358,414,538)
(131,912,468)
(221,642,908)
(80,528,069)
21,566,722
60,556,096
64,375,613
202,219,390
130,127,023
(123,201,118)
(2,711,373)
-
(3,668,234)
(546,298)
4,501,259
-
67,591,108
(15,542,129)
-
736,777,024
448,929,407
433,221,249
584,819
15,123,339
30,919,184
584,819
10,708,556
-
19,625,809
-
-
418,010,223
3,834,883,515
3,707,121,669
-
17,509,604
110,252,242
3,363,024,928
3,225,584,731
78,463,582
1,730,905
57,245,710
(20,046,214)
(0)
471,858,587
2,019,230,767
46,002,272
152,150,174
1,821,078,321
1,719,975,620
43,893,438
-
1,676,082,182
(316,059)
-
299,255,147
7,834
-
7,834
32
25年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
2,159,246,940
921,835,160
810,403,748
(379,743,609)
(144,761,828)
(205,147,123)
(80,751,188)
22,053,375
76,769,000
12,609,037
212,303,474
137,205,279
(131,690,634)
(2,501,431)
-
(2,405,883)
(607,331)
4,639,189
33,380,124
37,078,882
(864,596)
-
709,531,686
431,856,553
420,148,394
564,164
11,143,995
29,741,858
564,164
9,250,474
-
19,927,220
-
-
402,114,695
4,379,152,736
4,222,297,893
-
17,921,621
138,933,222
3,785,283,919
3,677,876,604
77,418,093
2,253,901
27,735,321
(0)
(△15,464,455)
593,868,817
2,088,808,574
39,631,960
161,622,445
1,887,554,169
1,772,196,712
37,445,284
-
1,734,751,428
(▲958,900)
316,611,862
1,353
-
1,353
24年度
科 目
(自 平成24年4月1日
至 平成25年3月31日)
(11) 加工事業収益
(12) 加工事業費用
加工事業総損失
(13)利用事業収益
(14)利用事業費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
利用事業総利益
(15)宅地等供給事業収益
(16)宅地等供給事業費用
宅地等供給事業総利益
(17)その他事業収益
(18)その他事業費用
(うち貸倒引当金戻入益)
その他事業総利益
(19)指導事業収入
(20)指導事業支出
指導事業収支差額
2 事業管理費
(1) 人件費
(2) 業務費
(3) 諸税負担金
(4) 施設費
(5) その他事業管理費
事 業 利 益
3 事業外収益
(1) 受取雑利息
(2) 受取出資配当金
(3) 賃貸料
(4) 償却債権取立益
(5) 雑収入
4 事業外費用
(1) 支払雑利息
(2) 貸倒損失
(3) 寄付金
(4) 雑損失
-
-
-
185,880,264
41,992,873
(1,968,280)
-
143,887,391
-
-
-
25,426,565
13,665,810
(△393)
11,760,755
1,232,193
29,313,692
△ 28,081,499
1,845,361,247
1,253,959,701
135,059,726
56,857,627
390,293,524
9,190,669
208,114,215
94,097,561
9,866,795
38,873,078
30,015,253
778,300
14,564,135
714,734
-
-
1,460,000
△ 745,266
(△1,779,416)
301,497,042
72,193,076
2,158,076
70,035,000
-
94,428,152
23,078,423
70,035,000
314,729
-
1,000,000
279,261,966
93,453,215
93,453,215
-
19,797,793
166,010,958
70,474,138
2,210,816
1,383,158
240,079,070
(うち外部出資等損失引当金戻入益)
経 常 利 益
特別利益
(1) 固定資産処分益
(2) 一般補助金
(3) その他の特別利益
6 特別損失
(1) 固定資産処分損
(2) 固定資産圧縮損
(3) 減損損失
(4)臨時損失
(5) その他の特別損失
税引前当期利益
法人税・住民税及び事業税
法人税・住民税及び事業税
過年度法人税等追徴税額
法人税等調整額
当期剰余金
当期首繰越剰余金
次期信用事業支ステム移行積立金取崩
額
電算機等取得積立金取崩額
当期未処分剰余金
5
33
25年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
-
-
-
191,847,692
41,678,249
(1,282,353)
-
150,169,443
-
-
-
25,826,370
15,146,233
(744)
10,680,137
1,089,504
24,820,557
△ 23,731,053
1,874,705,902
1,278,043,399
134,864,893
53,935,193
398,529,503
9,332,914
284,541,038
96,659,237
8,396,907
46,910,548
29,509,849
733,730
11,108,203
△ 490,629
-
-
255,000
△ 745,629
(△783,500)
381,690,904
204,336,079
336,079
204,000,000
-
211,821,406
7,821,406
204,000,000
-
-
-
374,205,577
93,114,431
93,114,431
-
14,142,705
266,948,441
70,828,717
16,133,062
2,210,811
356,121,031
3.キャッシュ・フロー計算書
科 目
24年度
(自 平成24年4月1日
至 平成25年3月31日)
1
事業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益
減価償却費
減損損失
圧縮比にかかる補助金収入
固定資産圧縮損
その他引当金等の増加額
貸倒引当金の増加額
賞与引当金の増加額
退職給付引当金の増加額
その他引当金等の増加額(外部出資)
信用事業資金運用収益
信用事業資金調達費用
共済貸付金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
支払雑利息
有価証券関係損益
固定資産売却損益
外部出資関係損益
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増減
預金の純増減
貯金の純増減
信用事業借入金の純増減
その他信用事業資産の純増減
その他信用事業負債の純増減
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増減
共済借入金の純増減
共済資金の純増減
未経過共済付加収入の純増減
その他共済事業資産の純増額
その他共済事業負債の純増額
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増減
支払手形及び経済事業未払金の純増減
経済受託債務の純増減
その他経済事業資産の純増減
その他経済事業負債の純増減
(その他の資産及び負債の増減)
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
共済貸付金利息による収入
共済借入金利息による支出
その他の資産の純増減
その他の負債の純増減
事業分量配当金の支払額
小 計
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
279,261,966
239,639,003
314,729
△ 70,035,000
70,035,000
0
37,872,289
2,367,794
28,955,049
△ 1,779,416
△ 660,585,515
130,127,023
△ 584,819
584,819
△ 48,739,873
0
△ 46,539,870
67,876,924
0
△ 919,701,177
883,416,610
△ 3,243,689,878
1,544,535,347
△ 48,937,385
△ 2,407,825
△ 52,618,046
205,242,389
△ 1,006,111
1,006,111
202,070,292
1,866,516
△ 24,128
1,329,709
△ 45,486,868
20,131,066
△ 2,911,845
19,255,967
△ 37,740,327
△ 15,972,947
△ 1,622,459
△ 26,626,323
499,052,853
681,944,421
△ 98,202,290
564,582
△ 564,582
△ 38,129,430
△ 46,559,848
0
△ 260,892,803
48,739,873
-
△ 97,037,315
△ 280,420,142
34
(単位:円)
25年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
374,205,577
237,130,155
0
△ 204,000,000
204,000,000
0
△ 14,275,662
2,980,120
△ 10,625,481
△ 783,500
△ 665,641,920
137,205,279
△ 564,164
564,164
△ 55,307,455
0
△ 41,928,778
△ 178,773,579
186,258,906
△ 2,228,179,502
1,133,706,343
△ 4,604,000,000
1,268,599,782
△ 50,453,727
5,542,659
18,425,441
△ 241,384,491
1,946,753
△ 1,946,753
△ 238,447,159
1,265,282
20,805
△ 4,223,419
87,332,467
△ 206,992,476
13,409,943
△ 27,330,351
263,688,934
△ 6,305,073
△ 124,456,680
175,318,170
506,133,178
674,749,875
△ 100,383,085
567,724
△ 567,724
46,530,762
△ 114,764,374
0
△ 1,876,098,348
55,307,455
0
△ 95,257,531
△ 1,945,604,762
科 目
24年度
(自 平成24年4月1日
至 平成25年3月31日)
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
有価証券の償還による収入
固定資産の取得による支出
固定資産の売却による収入
外部出資による支出
外部出資の売却等による収入
補助金の受入による収入
投資活動によるキャッシュ・フロー
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
設備借入れによる収入
設備借入金の返済による支出
出資の増額による収入
出資の払戻しによる支出
回転出資金の受入による収入
回転出資金の払戻しによる支出
持分の取得による支出
持分の譲渡による収入
出資配当金の支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
4 現金及び現金同等物に係る換算差額
5 現金及び現金同等物の増加額(又は減少額)
6 現金及び現金同等物の期首残高
7 現金及び現金同等物の期末残高
35
25年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
△ 1,600,530,000
1,270,008,096
1,120,591,205
△ 228,900,427
18,335,859
△ 158,606,159
78,161,341
70,035,000
569,094,915
△ 4,368,910,000
5,583,499,000
2,035,795,715
△ 594,645,034
182,909,500
△ 134,600,834
53,143,753
204,000,000
2,961,192,100
0
0
58,110,000
△ 60,981,000
0
0
△ 8,175,000
5,853,000
△ 24,263,489
△ 29,456,489
-
259,218,284
1,323,358,327
1,582,576,611
0
0
44,940,000
△ 45,756,000
0
0
△ 3,780,000
8,175,000
△ 24,250,353
△ 20,671,353
-
994,915,985
1,637,523,534
2,632,439,519
4.注記表
平成24年度
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
①
満期保有目的の債券: 償却原価法(定額法)
②
その他有価証券
ⅰ)時価のあるもの: 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処
理し、売却原価は移動平均法により算定)
ⅱ)時価のないもの: 移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
・購買品
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
・購買品(中古農機)
個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
・その他の棚卸資産
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
①
有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物付属設備を除く)は定額法)を採用して
います。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
②
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基づく定額法によ
り償却しています。
③
リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を0とする定額法
(4)会計方針の変更に関する注記
減価償却方法の変更
法人税法の改正に伴い、平成24年4月1日以後に取得した有形固定資産について、改正後の法人税法に
基づく減価償却方法に変更しています。
これにより、従来の方法と比べて、当事業年度の事業管理費が1,636,832円減少し、事業利益、経常
利益、税引前当期利益が同額増加しています。
(5)引当金の計上基準
①
貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産の資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則
り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)に係る債
権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額
36
から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除
し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上
しています。
この基準に基づき、当期は貸倒実績率で算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独
立した査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
②
賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上していま
す。
③
退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。なお、当組合は職員数300人未満の小規
模企業等に該当するため、
「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」
(日本公認会計士協会会計制
度委員会報告第13号平成11年9月14日)により簡便法を採用しています。
④
役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金引当基準に基づく期末要支給額を計上しています。
⑤
外部出資等損失引当金
当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについては有価証券の
評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる
額を計上しています。
(6)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会
計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処
理によっています。
(7)消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
2.貸借対照表に関する注記
(1)固定資産に係る圧縮記帳額
国庫補助金等により取得した固定資産について、取得価額から控除している圧縮記帳額は累積で
3,194,770,421円であり、その内訳は次のとおりです。
建物502,383,084円、構築物1,939,955,689円、機械及び装置564,324,081円、車両運搬具10,887,642
円、工具器具及び備品33,200,807円、土地144,019,118円
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
①
資産の部に計上したもの以外のリース契約により使用している重要な固定資産(JAが借手のもの)
については次のとおりです。
ⅰ)平成20年3月31日以前に契約したもの(所有権移転外ファイナンス・リース取引)
ベーシックコントローラー
7台
電話設備
1式
37
なお、これらのリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、
未経過リース料は次のとおりです。
1年以内
未経過リース料
1年超
2,330,800円
合計
59,000円
2,389,800円
ⅱ)平成20年4月1日以降に契約したもの(オペレーティング・リース取引)
電子ブレーカー
7台
ATM
1台
紙幣硬貨一体型入出金機
7台
なお、これらのリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、
解約精算金は次のとおりです。
14,099,280円
解約精算金
②
資産計上したファイナンス・リース取引
ファイナンス・リース取引(JAが借手のもの)により、売買処理し固定資産(リース資産)に計
上したものは次のとおりです。
ⅰ)所有権移転外ファイナンス・リース取引
資産の種類
取得価額
減価償却の方法
器具備品
6,546,000円
リース定額法
コピー機
③
リース投資資産の回収予定額(平成20年4月1日以後の契約にかかるもの)
リース投資資産(JAが貸手のもの)についての、貸借対照表日後5年以内における1年毎の回収予定
額及び5年超の回収予定額は次のとおりです。
(単位:円)
1年目
2年目
3年目
4年目
5年目
43,904,055
43,904,055
39,842,340
31,511,010
28,657,635
5年超
リース投資
資 産 回 収
予
定
239,336,609
額
(3)担保に供している資産
高知県信用農業協同組合連合会との当座借越契約の担保として定期預金(系統預金)を
2,100,000,000円供していますが、これに対応する債務はありません。また、為替取引保証金
の担保として定期預金(系統預金)を1,650,000,000円供しています。
これ以外に地方公共団体の指定金融機関事務等に係る債務として、定期預金(系統預金)
30,000,000円を担保に供しています。
(4)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
9,952,025円
理事及び監事に対する金銭債務の総額
該当ありません。
(5)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は4,792,372円、延滞債権額は267,955,441円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の
事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなか
った貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、
法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は
38
同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建
又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は0円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅
延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は2,536,228円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利
の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決め
を行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
275,284,041円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
3.損益計算書に関する注記
(1)減損会計に関する注記
①
グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支
所ごとに、また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピング
の最小単位としています。
本所、資材センター及びガソリンスタンド以外の各部門については独立したキャッシュ・フローを産
み出さないため、共用資産と認識しています。
②
減損損失を計上した資産又は資産グループ
場
所
須崎市多ノ郷乙
③
用
途
賃貸用固定資産
種
類
土地
そ
の 他
業務外固定資産
減損損失の認識に至った経緯
業務外固定資産については土地の時価が著しく減少しており、減損の兆候に該当しています。
このうち須崎市多ノ郷乙の資産は賃貸用固定資産として使用されていますが、回収可能価額が帳簿価
額まで達していないため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失として認識しまし
た。
④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
須崎市多ノ郷乙
⑤
314,729円
(土地314,729円)
回収可能価額及びその算出方法
須崎市多ノ郷乙土地の回収可能価額(処分可能価額)は正味売却可能価額を採用しており、その時価
は固定資産税評価額に基づき算定されています。
4.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
①
金融商品に対する取組方針
当組合は組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地方公共団体へ貸付け、残った余裕金を
高知県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、系統外預金や国債・地方債などの有価証券による運
用を行っています。
39
②
金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として高知県信用農業協同組合連合会への預け金及び当組合管内の
組合員等に対する貸出金、事業債権である経済未収金並びに有価証券であり、貸出金は、顧客の契約不
履行によってもたらされる信用リスクにさらされています。
有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。こ
れらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクにさらされています。
借入金は、主として農家組合員に対する制度融資の原資として、高知県信用農業協同組合連合会や株
式会社日本政策金融公庫から借り入れたものです。
③
金融商品に係るリスク管理体制
ⅰ)信用リスクの管理
当組合では、信用リスクの統括部署として審査部門の独立性を堅持し、貸出取引について各支所と連
携を図りながら与信審査を行っております。又、個別の重要案件及び大口案件については理事会におい
て対応方針を決定しています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の
評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引
における資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行うとともに、不良債権につ
いては管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、
貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努
めています。
ⅱ)市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、
収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重
視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき
る柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有
価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営
層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用
部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買
やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っ
ているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(注)ALMとは、資産・負債を総合的に管理する体制
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、
主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有
価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅
を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.50%
上昇したものと想定した場合には、経済価値が6,264,067円増加するものと把握しています。反対に、
指標となる金利が0.50%下落したものと想定した場合には、経済価値が151,568,027円増加するものと把
握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の
40
相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能
性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算して
います。
ⅲ)資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流
動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と
位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行
っています。
④
金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定におい
ては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることも
あります。
(2)金融商品の時価に関する事項
①
金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず③に記載して
います。
(単位:円)
貸借対照表計上額
時価
差額
62,375,393,230
62,336,637,278
△38,755,952
9,720,550,090
9,912,825,090
192,275,000
満期保有目的の債券
1,700,000,000
1,892,275,000
192,275,000
その他有価証券
8,020,550,090
8,020,550,090
0
12,155,717,642
504,782,905
1,104,576,744
1,104,576,744
0
資産計
85,110,105,056
85,509,756,754
790,972,137
貯金
82,299,573,655
82,279,808,970
△19,764,685
負債計
82,299,573,655
82,279,808,970
△19,764,685
預金
有価証券
貸出金
貸倒引当金(*1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
11,780,396,229
129,461,492
11,650,934,737
1,233,765,507
129,188,763
(*1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
41
(*2)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
②
金融商品の時価の算定方法
【資産】
ア.預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワ
ップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
イ.有価証券
株式は取引所の価格によっており、国債等の債券は取引金融機関等から提示された価格によっていま
す。
ウ.貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行
後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスク
フリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代
わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Li
bor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を
乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価
に代わる金額としています。
エ.経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳
簿価額によっています。
【負債】
ア.貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、
定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートで
ある円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは①の金融商品
の時価情報には含まれていません。
(単位:円)
貸借対照表計上額
3,292,154,995
外部出資(*1)
外部出資等損失引当金(*2)
1,630,000
3,290,524,995
外部出資(引当金控除後)
(*1)外部出資のうち、市場価格のある上場株式以外のものについては、時価を把握することが極め
て困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。
(*2)外部出資に対する損失引当金を控除しています。
42
④
金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:円)
1年以内
預
金
貸出金
(*1、2)
経済事業未収金
(*3)
合
計
3年超
4年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
5年超
0
0
0
0
2,000,000,000
0
30,000,000
60,000,000
60,000,000
60,000,000
1,490,000,000
2,035,000,000
324,000,000
20,000,000
500,000,000
2,700,000,000
2,300,000,000
2,722,544,563
1,377,755,118
1,192,925,833
1,098,000,306
1,016,056,191
4,340,931,010
1,114,316,551
0
0
0
0
0
66,247,254,344
1,731,755,118
1,272,925,833
1,658,000,306
3,776,056,191
10,130,931,010
満期保有目的の債券
ち満期があるもの
2年超
60,375,393,230
有価証券
その他有価証券のう
1年超
(*1)貸出金のうち貸借対照表上の当座貸越439,474,761円については「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付貸出金570,000,000円については「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等32,183,208円は償還の予定が
見込まれないため、含めていません。
(*3)経済事業未収金のうち、破綻懸念先、実質破綻先及び破綻先に対する債権等119,448,956円は償
還の予定が見込まれないため、含めていません。
⑤
借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:円)
1年以内
貯金(*1)
借入金
合
計
1年超
2年超
3年超
4年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
5年超
51,013,982,779
15,395,522,106
9,517,157,568
5,120,802,424
1,173,119,534
78,989,244
31,161,802
25,521,382
44,028,887
19,990,544
29,176,575
52,313,751
51,045,144,581
15,421,043,488
9,561,186,455
5,140,792,968
1,202,296,109
131,302,995
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
43
5.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価、評価差額に関する事項は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次
のとおりです。
(単位:円)
種
貸借対照表
類
価
差
額
地方債
800,000,000
883,025,000
83,025,000
社 債
900,000,000
1,009,250,000
109,250,000
小 計
1,700,000,000
1,892,275,000
192,275,000
時価が貸借対照表計上額を
地方債
0
0
0
超えないもの
小 計
0
0
0
1,700,000,000
1,892,275,000
192,275,000
時価が貸借対照表計上額を
超えるもの
合
②
時
計上額
計
その他有価証券
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。
(単位:円)
種
類
取得原価又は
貸借対照表
償却原価
計上額
差
額
国 債
2,185,205,242
2,317,597,090
132,391,848
貸借対照表計上額が取得原
地方債
0
0
0
価又は償却原価を超えるも
金融債
1,600,000,000
1,613,667,000
13,667,000
の
社 債
1,400,794,540
1,444,186,000
43,391,460
小 計
5,185,999,782
5,375,450,090
189,450,308
貸借対照表計上額が取得原価又は
社 債
2,701,880,124
2,645,100,000
△56,780,124
償却原価を超えないもの
小 計
2,701,880,124
2,645,100,000
△56,780,124
7,887,879,906
8,020,550,090
132,670,184
合
計
なお、上記の評価差額から繰延税金負債36,630,238円を差し引いた額96,039,946円が、
「その他有価
証券評価差額金」に含まれています。
(2)当年度中に売却した有価証券は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券
当年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
②
その他有価証券
(単位:円)
売却額
合 計
売却益
2,044,590,000
60,556,096
売却損
12,334,000
(3)当年度中において保有目的が変更となった有価証券はありません。
44
6.退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程、准職員給与・退職給与規程に基づき、退職一時
金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため一般
財団法人全国農林漁業団体共済会との契約に基づく農林漁業団体職員退職給付金制度(特定退職金共
済制度)を採用しています。
なお、退職給付債務・退職給付費用の計上にあたっては「退職給付に係る会計基準の設定に関する意
見書」
(平成10年6月16日企業会計審議会)に基づき、簡便法により行っています。
(2)退職給付債務及びその内訳
退職給付債務
△1,528,083,700円
年金(特定退職金共済制度)
946,903,923円
退職給付引当金
△581,179,777円
(3)退職給付費用の内訳
勤務費用
31,198,018円
(4)特例業務負担金
福利厚生費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁
業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特
例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金17,834,165円を含めて計上してい
ます。
なお、同組合より示された平成25年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額
は、270,339,000円となっています。
7.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
一般貸倒引当金超過額
12,374,441円
個別貸倒引当金超過額
49,275,844円
退職給付引当金
163,020,948円
賞与引当金
35,343,166円
役員退職慰労引当金
6,841,883円
外部出資等損失引当金
450,043円
貸付金利息
409,525円
部会助成金
2,272,674円
固定資産減損
8,845,163円
施設リース料(減価償却保留金)
16,741,927円
貸付未収金利息
16,310,140円
睡眠貯金
441,234円
貸倒償却否認
624,973円
納税充当金(事業税)
5,864,447円
未払費用(賞与保険料)
4,887,694円
購買ポイント
8,467,109円
資産除去債務
2,928,724円
45
その他
3,523,607円
小計
338,623,542円
評価性引当額 ※
△192,069,676円
繰延税金資産合計(A)
146,553,866円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△36,630,238円
資産除去債務
△1,087,999円
繰延税金負債合計(B)
△37,718,237円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
※
108,835,629円
評価性引当額には、回収可能性の判断要件[
「個別財務諸表に関する実務指針」
(日本公認会計士協会)]
を満たすことができないため、繰延税金資産から控除した金額を計上しています。
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率(*a)
29.40%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目(*b)
1.48%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
△1.83%
住民税均等割額
△0.13%
評価性引当額の増減(*c)
12.98%
適用税率の差異による期末繰延税金資産の減額修正
その他
0.81%
△2.16%
税効果会計適用後の法人税等負担率(*d)
40.55%
(*a)期末時点での税額計算上使用された税率に基づく法定実効税率(以下「改正前法定実
効税率」という)
(*b)永久一時差異となる交際費の額 × 改正前法定実効税率 ÷ 税引前当期利益
(*c)
{(回収が見込まれない当期の将来減算一時差異 - 回収が見込まれない前期の将来減
算
一時差異) × 改正前法定実効税率} ÷ 税引前当期利益
(*d)
(法人税、住民税及び事業税 + 法人税等調整額) ÷ 税引前当期利益
46
平成25年度
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
①
満期保有目的の債券: 償却原価法(定額法)
②
その他有価証券
ア)時価のあるもの: 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処
理し、売却原価は移動平均法により算定)
イ)時価のないもの: 移動平均法による原価法
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
・購買品
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
・購買品(中古農機)
個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
・その他の棚卸資産
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
①
有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物付属設備を除く)は定額法)を採用して
います。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
②
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基づく定額法によ
り償却しています。
③
リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を0とする定額法
(4)引当金の計上基準
①
貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産の資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則
り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)に係る債
権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額
から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係
る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除
し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上
しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独
立した査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
47
②
賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上していま
す。
③
退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当事業年度末に発生していると認められる額を計上しています。なお、退職給付引当金及び退職給付費
用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用し
ています。
④
役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
⑤
外部出資等損失引当金
当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについては有価証券の
評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる
額を計上しています。
(5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、
会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計
処理によっています。
(6)消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等はその他資産に計上し、5年間で均等償却を行っていま
す。
2.貸借対照表に関する注記
(1)固定資産に係る圧縮記帳額
国庫補助金等により取得した固定資産について、取得価額から控除している圧縮記帳額は累積で
3,127,315,921円であり、その内訳は次のとおりです。
建物502,383,084円、構築物1,855,781,189円、機械及び装置581,572,081円、車両運搬具10,359,642
円、工具器具及び備品33,200,807円、土地144,019,118円
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
①
資産の部に計上したもの以外のリース契約により使用している重要な固定資産(JAが借手のもの)
については次のとおりです。
ア)平成20年3月31日以前に契約したもの(所有権移転外ファイナンス・リース取引)
電話設備
1式
なお、これらのリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、
未経過リース料は次のとおりです。
1年以内
未経過リース料
1年超
59,000円
合計
0円
48
59,000円
イ)平成20年4月1日以降に契約したもの(オペレーティング・リース取引)
電子ブレーカー
7台
ATM
1台
紙幣硬貨一体型入出金機
7台
洗車機
1台
なお、これらのリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、
解約精算金は次のとおりです。
解約精算金
②
13,533,520円
リース投資資産の回収予定額(平成20年4月1日以後の契約にかかるもの)
リース投資資産(JAが貸手のもの)についての、貸借対照表日後5年以内における1年毎の回収予定
額及び5年超の回収予定額は次のとおりです。
(単位:円)
1年以内
リース投資
資
産
62,879,605
1年超
2年超
3年超
4年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
58,817,890
50,486,560
47,633,185
5年超
47,438,200 284,376,185
(3)担保に供している資産
高知県信用農業協同組合連合会との当座借越契約の担保として定期預金(系統預金)を
2,100,000,000円供していますが、これに対応する債務はありません。また、為替取引保証金の担保と
して定期預金(系統預金)を1,650,000,000円供しています。
これ以外に地方公共団体の指定金融機関事務等に係る債務として、定期預金(系統預金)30,000,000
円を担保に供しています。
(4)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
理事及び監事に対する金銭債権の総額
8,946,410円
理事及び監事に対する金銭債務の総額
該当ありません。
(5)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は6,150,499円、延滞債権額は221,548,955円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政
令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている
貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は0円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延してい
る貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は12,244,367円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻
49
先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は239,943,821
円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
3.損益計算書に関する注記
(1)減損会計に関する注記
①
資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又は資産グループの概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗については支
所ごとに、また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピング
の最小単位としています。
本所、資材センター及びガソリンスタンド以外の各部門については独立したキャッシュ・フローを産
み出さないため、共用資産と認識しています。
②
減損損失を計上した資産又は資産グループ
減損損失を計上した資産又は資産グループはありません。
4.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
①
金融商品に対する取組方針
当組合は組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地方公共団体へ貸付け、残った余裕金を
高知県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、系統外預金や国債・地方債などの有価証券による運
用を行っています。
②
金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として高知県信用農業協同組合連合会への預け金及び当組合管内の
組合員等に対する貸出金、事業債権である経済未収金並びに有価証券であり、貸出金は、顧客の契約不
履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。
これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
借入金は、主として農家組合員に対する制度融資の原資として、高知県信用農業協同組合連合会や株
式会社日本政策金融公庫から借り入れたものです。
③
金融商品に係るリスク管理体制
ア)信用リスクの管理
当組合では、信用リスクの統括部署として審査部門の独立性を堅持し、貸出取引について各支所と連
携を図りながら与信審査を行っております。又、個別の重要案件及び大口案件については理事会におい
て対応方針を決定しています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の
評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引
における資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行うとともに、不良債権につ
いては管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、
貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努
めています。
イ)市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、
50
収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重
視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応でき
る柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有
価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営
層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用
部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買
やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っ
ているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(注)ALMとは、資産・負債を総合的に管理する体制
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、
主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有
価証券に分類している債券、貸出金、貯金及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅
を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.50%
上昇したものと想定した場合には、経済価値が136,573,845円減少するものと把握しています。反対に、
指標となる金利が0.50%下落したものと想定した場合には、経済価値が305,919,995円増加するものと把
握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の
相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能
性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算して
います。
ウ)資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流
動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と
位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行
っています。
④
金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定におい
ては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることも
あります。
(2)金融商品の時価に関する事項
①
金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず③に記載して
います。
51
(単位:円)
貸借対照表計上額
預金
時価
差額
67,979,048,887
68,031,923,540
52,874,653
6,592,631,900
6,764,366,900
171,735,000
満期保有目的の債券
1,700,000,000
1,871,735,000
171,735,000
その他有価証券
4,892,631,900
4,892,631,900
0
10,865,879,647
408,930,891
1,326,709,478
1,326,709,478
0
86,355,339,021
86,988,879,565
633,540,544
83,568,173,437
83,579,643,042
11,469,605
83,568,173,437
83,579,643,042
11,469,605
有価証券
貸出金
10,587,274,844
貸倒引当金(*1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
資産計
貯金
負債計
130,326,088
10,456,948,756
1,440,373,010
113,663,532
(*1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(*2)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
②
金融商品の時価の算定方法
【資産】
ア)預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワ
ップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
イ)有価証券
株式は取引所の価格によっており、国債等の債券は取引金融機関等から提示された価格によっていま
す。
ウ)貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行
後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスク
フリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代
わる金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Li
bor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を
乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価
52
に代わる金額としています。
エ)経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳
簿価額によっています。
【負債】
ア)貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。ま
た、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定していま
す。
③
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは①の金融商品
の時価情報には含まれていません。
(単位:円)
貸借対照表計上額
外部出資(*1)
3,373,612,076
外部出資等損失引当金(*2)
846,500
外部出資(引当金控除後)
3,372,765,576
(*1)外部出資のうち、市場価格のある上場株式以外のものについては、時価を把握することが極め
て困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。
(*2)外部出資に対する損失引当金を控除しています。
④
金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:円)
1年以内
預
金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のう
ち満期があるもの
貸出金
(*1、2、3)
経済事業未収金
(*4)
合
計
1年超
2年超
3年超
4年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
5年超
65,979,048,887
0
0
0
0
2,000,000,000
30,000,000
60,000,000
60,000,000
60,000,000
60,000,000
1,430,000,000
324,000,000
20,000,000
500,000,000
0
300,000,000
3,500,000,000
2,710,446,071
1,149,748,368
1,055,078,187
967,398,140
1,171,924,461
3,505,173,855
1,326,094,453
0
0
0
0
0
70,369,589,411
1,229,748,368
1,615,078,187
1,027,398,140
1,531,924,461 10,435,173,855
(*1)貸出金のうち貸借対照表上の当座貸越432,877,660円については「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付貸出金570,000,000円については「5年超」に含めています。
(*2)貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等24,285,762円は償還の予定が
見込まれないため、含めていません。
(*3)貸出金の分割実行案件うち、貸付決定金額の一部実行案件3,220,000円は償還日が特定できない
ため、含めていません。
(*4)経済事業未収金のうち、破綻懸念先、実質破綻先及び破綻先に対する債権等114,278,557円は償
53
還の予定が見込まれないため、含めていません。
⑤
借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:円)
1年以内
貯金(*1)
計
2年超
3年超
4年超
2年以内
3年以内
4年以内
5年以内
5年超
59,088,779,72
9,375,373,568
12,986,807,34
1,074,320,723
960,677,451
82,214,618
38,504,088
36,842,987
21,638,013
14,655,375
10,166,148
29,922,603
59,127,283,81
9,412,216,555
13,008,445,36
1,088,986,098
970,843,599
112,137,221
借入金
合
1年超
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めています。
5.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価、評価差額に関する事項は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次
のとおりです。
(単位:円)
種
時
計上額
価
差
額
地方債
800,000,000
865,695,000
65,695,000
社 債
900,000,000
1,006,040,000
106,040,000
小 計
1,700,000,000
1,871,735,000
171,735,000
時価が貸借対照表計上額を
地方債
0
0
0
超えないもの
小 計
0
0
0
1,700,000,000
1,871,735,000
171,735,000
時価が貸借対照表計上額を
超えるもの
合
②
貸借対照表
類
計
その他有価証券
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。
(単位:円)
種
類
取得原価又は
貸借対照表
償却原価
計上額
差
額
国 債
3,679,423,969
3,859,171,900
179,747,931
貸借対照表計上額が取得原
地方債
0
0
0
価又は償却原価を超えるも
金融債
300,000,000
300,240,000
240,000
の
社 債
700,000,000
733,220,000
33,220,000
小 計
4,679,423,969
4,892,631,900
213,207,931
貸借対照表計上額が取得原価又は
社 債
0
0
0
償却原価を超えないもの
小 計
0
0
0
4,679,423,969
4,892,631,900
213,207,931
合
計
なお、上記の評価差額から繰延税金負債58,866,710円を差し引いた額154,341,221円が、
「その他有価
証券評価差額金」に含まれています。
54
(2)当年度中に売却した有価証券は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券
当年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。
②
その他有価証券
(単位:円)
売却額
合
計
5,583,499,000
売却益
売却損
76,769,000
33,380,124
(3)当年度中において保有目的が変更となった有価証券はありません。
6.退職給付に関する注記
(1)採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程、准職員給与・退職給与規程に基づき、退職一時
金制度を採用しています。また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため一般財
団法人全国農林漁業団体共済会との契約に基づく農林漁業団体職員退職給付金制度(特定退職金共済制
度)を採用しています。
なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付
債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。
(2)退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表
581,179,777円
期首における退職給付引当金
33,642,570円
退職給付費用
△45,786,645円
退職給付の支払額
569,035,702円
期末における退職給付引当金
(3)退職給付債務及び年金資産と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
1,521,255,751円
特定退職共済制度
△952,220,049円
569,035,702円
退職給付引当金
(4)退職給付に関連する損益
33,642,570円
簡便法で計算した退職給付費用
(5)特例業務負担金
福利厚生費には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁
業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例
年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金18,276,273円を含めて計上していま
す。
なお、同組合より示された平成26年3月現在における平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額
は、280,412,000円となっています。
7.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
57,201,700円
貸倒引当金超過額
157,110,757円
退職給付引当金
34,014,131円
賞与引当金
55
8,849,809円
役員退職慰労引当金
貸付未収金利息
16,310,140円
その他
43,386,233円
316,872,770円
小計
△184,567,037円
評価性引当額 ※
132,305,731円
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
△58,866,710円
その他有価証券評価差額金
△982,569円
資産除去債務
△59,849,279円
繰延税金負債合計(B)
72,456,452円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
29.40%
法定実効税率
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
1.18%
△1.67%
0.78%
住民税均等割額
△2.13%
評価性引当額の増減
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
1.59%
△0.49%
その他
28.66%
税効果会計適用後の法人税等負担率
(3)税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成
26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることとなりました。これに伴い、
繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する事業年度
に解消が見込まれる一時差異等については前事業年度の29.40%から27.61%に変更されました。
その結果、繰延税金資産が5,950,460円減少し、法人税等調整額が5,950,460円増加しています。
56
5.剰余金処分計算書 (法定)
科 目
(単位:千円)
25年度
24年度
1 当期未処分剰余金
240,079
356,121
2 剰余金処分額
169,250
279,310
(1) 利益準備金
35,000
55,000
(2) 任意積立金
110,000
200,000
40,000
40,000
70,000
160,000
24,250
24,310
70,829
76,811
経済事業施設整備積立金
地震等災害対策積立金
(3) 出資配当金
3 次期繰越剰余金
(注)1.出資に対する配当金の割合は、次のとおりです。
平成24年度 2.0% 平成25年度 2.0%
2.目的積立金の種類、積立目的、積立目標額、積立基準等は次のとおりです。
経済事業施設整備積立金
(毎事業年度の剰余金の中から目標額に達するまで積み立てる。積立目標額は300,000
千円とする。)
地震等災害対策積立金
(毎事業年度の剰余金の中から目標額に達するまで積み立てる。積立目標額は500,000
千円とする。)
3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活、文化改善事業の費用に充てるための繰越額が含ま
れています。
平成24年度 9,000千円
平成25年度 14,000千円
57
6.部門別損益計算書(平成24年度)(監督指針要請事項)
区 分
計
信 用
事 業
(単位:千円)
共 済 農業関連 生活その 営 農
共通管理費等
他事業
事 業 事 業
指導事業
事業収益 ①
7,454,586
938,996
事業費用 ②
5,401,111
202,219
事業総利益③(①-②)
2,053,475
736,777
418,010
689,537
236,070 △ 26,919
事業管理費
1,845,361
483,664
376,483
652,704
196,165
136,343
236,041
18,295
7,184
193,588
11,680
5,292
1,253,959
309,152
319,742
380,479
147,691
96,894
うち共通管理費⑥
79,617
46,349
108,056
32,639
11,657 △ 278,320
(うち減価償却費⑦)
3,025
1,761
4,105
1,240
442 △ 10,575
57,552
33,504
78,110
23,594
8,427 △ 201,189
208,114
253,112
41,526
36,833
39,904 △ 163,263
95,876
36,717
11,139
35,770
9,704
2,545
7,957
4,632
10,799
3,262
1,165 △ 27,817
713
415
968
292
104
713
415
968
292
104
301,497
289,116
52,250
71,635
72,193
0
0
70,035
0
2,158
0
0
0
0
0
496
288
92,940
630
72
496
288
673
203
72
288,620
51,961
48,730
④
(うち減価償却費 ⑤)
(うち人件費 ⑤’)
(うち人件費 ⑦’)
事業利益 ⑧(③-④)
事業外収益 ⑨
うち共通分 ⑩
事業外費用 ⑪
2,494
うち共通分 ⑫
経常利益 ⑬(⑧+⑨-⑪)
特別利益 ⑭
うち共通分
⑮
特別損失 ⑯
94,428
うち共通分 ⑰
税引前当期利益 ⑱
(⑬+⑭-⑯)
279,261
営農指導事業分配賦額 ⑲
448,929 4,841,203 1,224,225
30,919 4,151,665
988,155
1,232
28,151
△ 2,494
49,316 △ 160,822
0
△ 1,734
48,686 △ 158,736
△ 56,217 △ 31,894 △ 52,612 △ 18,012
158,736
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益 ⑳
279,261
232,403
20,066
△ 3,882
30,673
(注)
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。
(1) 共通管理費等 事業総利益割、人役割、人件費以外の事業管理費割の三つの基準値の平均値
(2) 営農指導事業 事業総利益割
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。 (単位:%)
区 分
信 用
共 済
農業関連 生活その他
営 農
事 業
事 業
事 業
指導事業
事 業
共 通 管 理 費 等
28.61
16.65
38.82
11.73
営 農 指 導 事 業
35.42
20.09
33.14
11.35
58
4.19
計
100.00
100.00
部門別損益計算書(平成25年度)(監督指針要請事項)
区 分
計
信 用
事 業
(単位:千円)
共 済 農業関連 生活その 営 農
共通管理費等
他事業
事 業 事 業
指導事業
事業収益 ①
8,040,417
921,835
事業費用 ②
5,881,171
212,304
事業総利益③(①-②)
2,159,246
709,531
402,114
841,858
228,370
△ 22,627
事業管理費
1,874,705
485,670
388,157
668,291
194,426
138,161
232,700
20,545
8,370
183,962
14,202
5,621
1,278,043
315,698
331,993
386,543
144,111
99,698
うち共通管理費⑥
74,370
43,894
111,768
31,357
11,378 △ 272,767
(うち減価償却費⑦)
5,379
3,174
8,083
2,268
822 △ 19,726
56,441
33,313
84,825
23,797
8,635 △ 207,011
284,541
223,861
13,957
173,567
96,659
36,593
16,465
35,373
5,910
6,456
3,811
9,703
2,722
△ 134
△ 79
△ 201
△ 56
△ 21
△ 134
△ 79
△ 201
△ 56
△ 21
④
(うち減価償却費 ⑤)
(うち人件費 ⑤’)
(うち人件費 ⑦’)
事業利益 ⑧(③-④)
事業外収益 ⑨
うち共通分 ⑩
事業外費用 ⑪
△ 491
うち共通分 ⑫
431,856 5,446,617 1,239,020
29,742 4,604,759 1,010,650
1,089
23,716
33,944 △ 160,788
2,318
988 △ 23,680
経常利益 ⑬(⑧+⑨-⑪)
381,691
260,588
30,501
209,141
特別利益 ⑭
204,336
92
54
204,138
38
14
92
54
138
38
14
168
17
211,561
71
4
29
17
43
12
4
260,512
30,538
201,718
うち共通分
⑮
特別損失 ⑯
211,821
うち共通分 ⑰
税引前当期利益 ⑱
(⑬+⑭-⑯)
374,206
営農指導事業分配賦額 ⑲
490
39,910 △ 158,449
△ 336
△ 105
39,877 △ 158,439
△ 51,523 △ 29,200 △ 61,133 △ 16,583
158,439
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益 ⑳
374,206
208,989
1,338
140,585
23,294
(注)
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。
(1) 共通管理費等 事業総利益割、人役割、人件費以外の事業管理費割の三つの基準値の平均値
(2) 営農指導事業 事業総利益割
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。 (単位:%)
区 分
信 用
共 済
農業関連 生活その他 営 農
事 業
事 業
事 業
事 業
共 通 管 理 費 等
27.26
16.09
40.98
11.50
営 農 指 導 事 業
32.52
18.43
38.58
10.47
59
計
指導事業
4.17
100.00
100.00
7.財務諸表の正確性等にかかる確認(要請及び取り組み方針)
確認書
1 私は、当JAの平成25年4月1日から平成26年3月31日までの事業年度にかかるディス
クロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な点におい
て、農業協同組合法施行規則に基づき適正に表示されていることを確認いたしました。
2 この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効
に機能していることを確認しております。
(1)業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備され
ております。
(2)業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証
しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されております。
(3)重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。
平成26年7月25日
土佐くろしお農業協同組合
代表理事組合長 60
Ⅱ 損益の状況
1.最近の5事業年度の主要な経営指標(法定)
(単位:千円、口、人、%)
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
7,359,241
7,485,332
7,481,383
7,454,586
8,040,418
信用事業収益
953,820
900,007
875,270
938,996
921,835
共済事業収益
476,213
463,983
454,414
448,929
431,857
農業関連事業収益
4,762,253
4,890,916
4,943,347
4,841,203
5,446,617
その他事業収益
1,163,700
1,230,425
1,208,349
1,225,457
1,239,019
経常利益
196,170
193,854
247,403
301,497
381,691
当期剰余金
115,671
94,122
93,403
166,010
266,948
出資金
1,202,500
1,215,945
1,232,004
1,229,133
1,228,317
(出資口数)
( 400,835 ) ( 405,315 ) ( 410,668 ) ( 409,711 ) ( 409,439 )
純資産額
6,407,128
6,494,419
6,616,732
6,754,571
7,059,150
総資産額
89,387,482 90,601,712 90,936,641 92,759,049 94,342,437
貯金等残高
79,038,572 80,197,074 80,755,038 82,299,573 83,568,173
貸出金残高
13,021,462 13,508,035 12,561,272 11,780,396 10,587,275
有価証券残高
12,638,972 11,586,740 10,462,305
9,720,550
6,592,632
剰余金配当金額
23,729
23,936
24,263
24,250
24,310
出資配当額
23,729
23,936
24,263
24,250
24,310
事業利用分量配当額
-
-
-
-
-
職員数
219
213
208
207
209
単体自己資本比率
22.95
23.35
23.52
23.69
24.52
1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
項 目
経常収益(事業収益)
2.利益総括表(法定)
(単位:千円)
項 目
24年度
25年度
増 減
662,370
673,199
10,829
役務取引等収支
17,065
17,414
349
その他信用事業収支
57,340
18,919
△ 38,421
736,777
709,532
△ 27,245
( 0.88 )
( 0.83 )
(△0.05)
2,053,475
2,159,247
105,772
( 2.13 )
( 2.22 )
( 0.09 )
資金運用収支
信用事業粗利益
(信用事業粗利益率)
事業粗利益
(事業粗利益率)
61
3.資金運用収支の内訳(法定)
項 目
資金運用勘定
(単位:千円、%)
25年度
24年度
平均残高
利 息
利 回
平均残高
利 息
利 回
83,538,490
711,968
0.852 84,736,103
729,652
0.861
うち預金
61,679,750
358,414
0.581 63,868,292
379,743
0.595
うち有価証券
10,570,079
131,912
1.248 10,353,879
144,762
1.398
うち貸出金
11,288,661
221,642
1.963 10,513,932
205,147
1.951
82,426,840
129,580
0.157 83,516,795
136,598
0.164
82,070,251
125,912
0.153 83,329,197
134,192
0.161
-
-
-
-
-
-
356,589
3,668
1.029
187,598
2,406
1.283
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
うち譲渡性貯金
うち借入金
総資金利ざや
0.108
0.116
(注)
1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連(又は中金)からの事業利用分量配当金、
貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額(法定)
(単位:千円、%)
項 目
24年度増減額
受 取 利 息
25年度増減額
△ 35,752
17,683
△ 2,949
21,329
うち有価証券
△ 12,007
12,849
うち貸出金
△ 20,796
△ 16,496
△ 34,854
7,017
△ 34,733
8,280
-
-
△ 121
△ 1,262
△ 898
10,665
うち預金
支 払 利 息
うち貯金・定期積金
うち譲渡性貯金
うち借入金
差し引き
(注)
1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、信連(又は中金)からの事業利用分量配当金、貯蓄増強 奨励金、特別
対策奨励金等奨励金が含まれています。
62
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標(法定)
① 科目別貯金平均残高(法定)
(単位:千円,%)
種 類
24年度
25年度
増 減
流 動 性 貯 金
19,346,503
( 23.6 )
20,099,915
( 24.1 )
753,412
定 期 性 貯 金
62,249,137
( 75.8 )
62,747,908
( 75.3 )
498,771
そ の 他 の 貯 金
474,611
( 0.6 )
481,373
( 0.6 )
6,762
82,070,251
( 100.0 )
83,329,196
( 100.0 )
1,258,945
計
譲 渡 性 貯 金
合 計
-
-
82,070,251
( 100.0 )
-
83,329,196
( 100.0 )
1,258,945
(注)
1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
② 定期貯金残高(法定)
24年度
種 類
定期貯金
(単位:千円,%)
増 減
25年度
61,228,684
( 100.0 )
61,525,077
( 100.0 )
296,393
61,218,924
( 100.0 )
61,515,336
( 100.0 )
296,412
うち変動金利定期
9,760
( 0.0 )
9,740
( 0.0 )
(注)
1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.( )内は構成比です。
△ 20
うち固定金利定期
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高(法定)
(単位:千円,%)
種 類
24年度
25年度
増 減
手形貸付
131,291
143,524
12,233
証書貸付
10,189,611
9,383,829
△ 805,782
当座貸越
397,759
416,579
18,820
割引手形
-
-
-
10,718,661
9,943,932
△ 774,729
合 計
63
② 貸出金の金利条件別内訳残高(法定)
(単位:千円,%)
種 類
24年度
25年度
増 減
固定金利貸出
9,531,407
( 84.7 )
8,490,491
( 84.1 )
△ 1,040,916
変動金利貸出
1,726,129
( 15.3 )
1,602,089
( 15.9 )
△ 124,040
10,092,580 ( 100.0 )
△ 1,164,956
合 計
11,257,536 ( 100.0 )
(注)( )内は構成比です。
③ 貸出金の担保別内訳残高(法定)
(単位:千円)
種 類
24年度
貯金・定期積金等
25年度
増 減
1,765,895
1,054,838
△ 711,057
有価証券
-
-
-
動 産
-
-
-
不動産
66,485
63,677
△ 2,808
504,937
506,155
1,218
2,337,317
1,624,670
△ 712,647
3,033,895
2,938,535
△ 95,360
386,520
383,901
△ 2,619
3,420,415
3,322,436
△ 97,979
6,022,662
5,640,167
△ 382,495
11,780,394
10,587,273
△ 1,193,121
その他担保物
小 計
農業信用基金協会保証
その他保証
小 計
信 用
合 計
④ 債務保証の担保別内訳残高(法定)
- 該当する取引はありません。-
⑤ 貸出金の使途別内訳残高(法定)
(単位:千円,%)
種 類
24年度
25年度
増 減
設備資金
4,362,028
( 37.0 )
4,138,944
( 39.1 )
△ 223,084
運転資金
7,418,368
( 63.0 )
6,448,327
( 60.9 )
△ 970,041
11,780,396
( 100.0 )
10,587,271
( 100.0 )
△ 1,193,125
合 計
(注)( )内は構成比です。
64
⑥ 貸出金の業種別残高(法定)
(単位:千円,%)
種 類
24年度
増 減
25年度
農業
2,480,414
( 21.1 )
2,398,381
( 22.7 )
△ 82,033
林業
9,122
( 0.1 )
46,533
( 0.4 )
37,411
水産業
384,546
( 3.3 )
449,137
( 4.2 )
64,591
製造業
289,685
( 2.5 )
253,484
( 2.4 )
△ 36,201
92,570
( 0.8 )
85,279
( 0.8 )
△ 7,291
440,946
( 3.7 )
414,675
( 3.9 )
△ 26,271
電気・ガス・
熱供給水道業
89,715
( 0.8 )
85,106
( 0.8 )
△ 4,609
運輸・通信業
220,645
( 1.9 )
209,767
( 2.0 )
△ 10,878
金融・保険業
584,218
( 5.0 )
597,058
( 5.6 )
12,840
卸売・小売・
サービス業・飲食業
1,410,955
( 12.0 )
1,323,480
( 12.5 )
△ 87,475
地方公共団体
4,547,748
( 38.6 )
3,589,984
( 33.9 )
△ 957,764
-
-
-
-
-
1,229,827
( 10.4 )
1,134,383
( 10.7 )
△ 95,444
11,780,396
( 100.0 )
10,587,274
( 100.0 )
△ 1,193,122
鉱業
建設・不動産業
非営利法人
その他
合 計
(注)( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
⑦ リスク管理債権の状況(法定)
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヶ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合 計
24年度
4,792
267,955
0
2,536
275,283
25年度
6,150
221,549
0
12,244
239,943
(単位:千円)
増 減
1,358
△ 46,406
0
9,708
△ 35,340
(注)1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取
立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部
分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3
号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的
として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヶ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヶ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権お
よび延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶
予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権およ
び3ヶ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
65
⑧ 主要な農業関係の貸出金残高(法定)
1) 営農類型別
種 類
農業
穀作
野菜・園芸
果樹・樹園農業
工芸作物
養豚・肉牛・酪農
養鶏・養卵
養蚕
その他農業
農業関連団体等
合 計
(単位:千円)
24年度
1,653,001
0
1,393,356
7,220
3,046
3,794
0
0
245,585
0
1,653,001
25年度
1,553,970
0
1,325,767
8,996
2,874
3,055
0
0
213,278
0
1,553,970
増 減
△ 99,031
0
△ 67,589
1,776
△ 172
△ 739
0
0
△ 32,307
0
△ 99,031
(注)1.農業関係の貸出金とは、農業者,農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営
に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
なお,上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、
農業所得が従となる農業者等が含まれています。
3.「農業関連団体等」には、JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。
2) 資金種類別
〔貸出金〕
種 類
プロパー資金
農業制度資金
農業近代化資金
その他制度資金
合 計
24年度
620,600
1,032,402
777,452
254,950
1,653,002
25年度
628,296
925,674
725,428
200,246
1,553,970
(単位:千円)
増 減
7,696
△ 106,728
△ 52,024
△ 54,704
△ 99,032
(注)1.プロパー資金とは,当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいい
ます。
2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が
利子補給等を行うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、
ここでは①の転貸資金と②を対象としています。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金な
どが該当します。
66
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
(単位:千円)
債権区分
債権額
破産更生債権及びこれ
らに準ずる債権
保全額
担保
保証
合計
引当
47,294
17,045
2,316
30,249
49,610
危険債権
183,930
109,682
34,176
40,072
183,930
要管理債権
12,244
2,748
0
-
2,748
小 計
243,468
129,475
36,492
70,321
236,288
正常債権
10,372,224
合 計
10,615,692
(注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)
第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。
なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載し
おります。
①破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権
②危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の高い
債権
③要管理債権
3か月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権
④正常債権
上記以外の債権
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
- 該当する取引はありません。-
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額(法定)
(単位:千円)
区 分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合 計
期首
残高
期中
増加額
24年度
期中減少額
目的
使用
65,961 80,179 -
155,222 178,471 -
221,183 258,650 -
期末
残高
その他
期首
残高
期中
増加額
65,961 80,179 80,179 70,921
155,222 178,471 178,471 173,068
221,183 258,650 258,650 243,989
25年度
期中減少額
目的
使用
-
-
-
その他
80,179 70,921
178,086 173,068
258,265 243,989
⑫ 貸出金償却の額(法定)
(単位:千円)
項 目
貸出金償却額
24年度
25年度
0
67
期末
残高
0
(3)内国為替取扱実績(法定)
(単位:千件、千円)
種 類
24年度
仕 向
25年度
被 仕 向
仕 向
被 仕 向
送金・振込
為替
件 数
27
36
28
81
金 額
14,757,382
9,333,686
16,005,729
20,417,212
代金取立
為替
件 数
0
0
0
0
金 額
8,914
723
2,138
22,565
件 数
2
1
1
1
金 額
488,533
93,818
424,126
137,730
件 数
29
37
29
82
金 額
15,254,829
9,428,227
16,431,993
20,577,507
雑為替
合 計
(4)有価証券に関する指標(法定)
① 種類別有価証券平均残高(法定)
(単位:千円)
種 類
24年度
25年度
増 減
国 債
2,615,641
4,620,016
2,004,375
地 方 債
1,195,747
800,000
△ 395,747
政府保証債
-
-
-
金 融 債
1,721,407
1,110,685
△ 610,722
-
-
-
社 債
5,037,284
3,823,178
△ 1,214,106
株 式
-
-
-
その他の証券
-
-
-
10,570,079
10,353,879
△ 216,200
短 期 社 債
合 計
(注)貸付有価証券は有価証券の種類ごとに区分して記載しています。
② 商品有価証券種類別平均残高(法定)
- 該当する取引はありません。-
68
③ 有価証券残存期間別残高(法定)
(単位:千円)
種 類
1年以下
24年度
35,000
国 債
地 方 債
政府保証債
金 融 債 1,300,000
短期社債
700,000
社 債
株
式
1年超3年
以下
3年超
5年超
7年超
5年以下
7年以下
10年以下
44,000
期間の定
めのない
もの
10年超
300,000 1,000,000
300,000
800,000
500,000
合 計
2,179,000
800,000
300,000
1,600,000
3,200,000
1,100,000
5,000,000
900,000 2,000,000
500,000
3,644,000
800,000
その他の証券
25年度
国 債
地 方 債
政府保証債
金 融 債
短期社債
社 債
株
式
24,000
20,000
300,000
400,000
300,000
300,000
300,000
500,000
1,100,000
1,600,000
その他の証券
(5)有価証券等の時価情報等(法定)
① 有価証券の時価情報等(法定)
(単位:千円)
保有区分
24年度
25年度
取得価額
時 価
評価損益
取得価額
時 価
評価損益
―
―
―
―
―
―
満期保有目的
1,700,000
1,892,275
―
1,700,000
1,871,735
―
その他
7,887,880
8,020,550
132,670
4,679,424
4,892,632
213,208
合 計
9,587,880
9,912,825
324,945
6,379,424
6,764,367
384,943
売買目的
(注)
1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当期の損益に含
めています。
4.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額としてと計上しております。
5.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
② 金銭の信託の時価情報等(法定)
- 該当する取引はありません。-
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
(法定)
- 該当する取引はありません。-
69
2.共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(単位:千円)
種 類
24年度
新契約高
保有高
終身共済
25年度
新契約高
保有高
5,075,650
87,933,054
3,927,149
85,558,964
定期生命共済
55,000
1,141,700
74,000
1,113,700
養老生命共済
854,693
42,026,704
1,367,899
38,007,734
197,000
4,893,031
199,930
4,880,962
33,500
1,496,300
29,000
1,500,300
-
302,000
-
294,000
-
276,700
-
246,700
52,485
52,485
うちこども共済
生命総合
医療共済
共済
がん共済
定期医療共済
介護共済
年金共済
-
288,000
-
268,000
5,360,150
109,994,133
4,259,400
108,704,088
11,378,994
243,458,593
9,709,934
235,745,973
建物更生共済
合 計
(注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額
(付加された定期特約共済金等を含む)年金共済は付加された定期特約金額)、を表示してい
ます。
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
種 類
(単位:千円)
25年度
24年度
新契約
保有高
新契約
保有高
医療共済
3,400
13,581
3,527
17,143
がん共済
1,538
4,560
1,193
5,660
10
1,448
25
1,404
4,948
19,589
4,746
24,207
定期医療共済
合 計
(注)金額は、入院共済金額を表示しています。
70
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(単位:千円)
種 類
24年度
新契約高
保有高
25年度
新契約高
保有高
介護共済
合 計
0
0
109,911
109,911
109,911
109,911
(注)金額は、介護共済金額を表示しています。
(4)年金共済の年金保有高
(単位:千円)
種 類
24年度
新契約高
保有高
25年度
新契約高
保有高
年金開始前
33,776
821,849
33,352
786,358
年金開始後
-
406,661
-
412,059
33,776
1,228,510
33,352
1,198,417
合 計
(注)
金額は、年金金額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
(5)短期共済新契約高
24年度
種 類
火災共済
(単位:千円)
25年度
金額
掛金
5,347,760
自動車共済
金額
5,782
掛金
5,470,460
413,237
傷害共済
6,050
433,406
26,905,200
1,113
22,663,500
971
団体定期生命共済
-
-
-
-
定額定期生命共済
6,000
64
4,000
39
賠償責任共済
自賠責共済
合 計
267
346
151,459
173,116
571,924
613,928
(注)1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
71
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率(法定)
(単位:%)
項 目
24年度
25年度
増 減
総資産経常利益率
0.33
0.39
0.07
資本経常利益率
4.66
5.75
1.09
総資産当期純利益率
0.18
0.27
0.09
資本当期純利益率
2.57
4.02
1.45
(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率
=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率(法定)
(単位:%)
25年度
24年度
区 分
増 減
期 末
14.31
12.67
△ 1.64
期中平均
13.75
12.62
△ 1.13
期 末
11.81
7.89
△ 3.92
期中平均
12.88
12.43
△ 0.45
貯貸率
貯証率
(注)1.貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
72
Ⅴ 自己資本の充実の状況(法定)
1.自己資本の構成に関する事項
(単位:千円、%)
項 目
25年度
コア資本に係る基礎項目
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の
額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
6,880,498
1,232,933
0
5,675,655
△ 24,310
△ 3,780
70,921
70,921
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の
額のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相当する額の
うち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額 (イ)
コア資本に係る調整項目
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の
額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る10パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するも
のの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連す
るものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するも
のの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連す
るものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額 (ロ)
73
6,951,419
経過措置に
よる不算入
額
(単位:千円、%)
項 目
経過措置に
よる不算入
額
25年度
自己資本
自己資本の額 ((イ)-(ロ)) (ハ)
リスク・アセット等
信用リスク・アセットの額の合計額
資産(オン・バランス)項目
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例に
よるとしてリスク・アセットの額に算入されることに
なったものの額のうち、無形固定資産(のれん及びモー
ゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)に
係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例に
よるとしてリスク・アセットの額に算入されることに
なったものの額のうち、繰延税金資産に係るものの額
うち、調整項目に係る経過措置により、なお従前の例に
よるとしてリスク・アセットの額に算入されることに
なったものの額のうち、前払年金費用に係るものの額
うち、他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクス
ポージャーに係る経過措置を用いて算出したリスク・ア
セットの額から経過措置を用いずに算出したリスク・ア
セットの額を控除した額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
オフ・バランス項目
CVAリスク相当額を8パーセントで除して得た額
中央清算機関関連エクスポージャーに係る信用リスク・アセットの額
オペレーショナル・リスクの相当額の合計額を8パーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ)
自己資本比率
自己資本比率 ((ハ)/(ニ))
74
6,951,419
25,167,914
25,167,914
6,728,946
12,851
131,323
0
0
6,584,772
3,172,847
28,340,761
24.52%
項 目
基本的項目 (A)
出資金
(うち後配出資金)
回転出資金
再評価積立金
資本準備金
利益準備金
積立金
次期繰越剰余金
処分未済持分
その他有価証券の評価差損
営業権相当額
企業結合により計上される無形固定資産相当額
証券化取引により増加した自己資本に相当する額
補完的項目
(B)
土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の45%相当額
一般貸倒引当金
負債性資本調達手段等
負債性資本調達手段
期限付劣後債務
補完的項目不算入額
自己資本総額 (C)=(A)+(B)
控除項目 (D)
他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額
負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの
期限付劣後債務及びこれに準ずるもの
非同時決済取引に係る控除額及び信用リスク削減手法として用いる保証又は
クレジット・デリバティブの免責額に係る控除額
(単位:千円、%)
24年度
6,634,281
1,229,133
-
-
-
4,616
1,605,409
3,732,468
70,828
△ 8,175
-
-
-
-
80,179
-
80,179
-
-
-
6,714,460
-
-
-
-
-
基本的項目からの控除分を除く自己資本控除とされる証券化エクスポー
ジャー(ファンドのうち裏付資産を把握できない資産を含む。)及び信用補
完機能を持つI/Oストリップス(告示第223条を準用する場合を含む。)
控除項目不算入額
自己資本額 (E)=(C)-(D)
リスク・アセット等計 (F)
資産(オン・バランス)項目
オフ・バランス取引等項目
オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額
基本的項目比率 (A)/(F)
自己資本比率 (E)/(F)
-
-
6,714,460
28,342,425
25,211,817
-
3,130,608
23.40%
23.69%
(注)
1.農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式
に基づき算出しており、平成24年度は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載していま
す。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用につ
いては信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的
手法を採用しています。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
4.平成24年度については、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準等の特例を
定める告示(平成24年金融庁・農水省告示第13号)」に基づき基本的項目から、その他有価証券評価差
損を控除していないため、「その他有価証券の評価差損」は「-」(ハイフン)で記載しています。
75
2.自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳 24年度
リスク・ア
セット額
a
エクスポー
ジャーの期
末残高
(単位:千円)
25年度
リスク・ア
所要自己資
セット額
本額
a
b=a×4%
所要自己資 エクスポー
ジャーの期
本額
b=a×4% 末残高
我が国の中央政府及び
中央銀行向け
2,191,233
0
0
3,690,431
0
0
我が国の地方公共団体
向け
3,792,758
0
0
4,351,790
0
0
我が国の政府関係機関
向け
3,246,208
324,620
12,984
600,333
60,033
2,401
716,143
42,079
1,683
676,395
34,130
1,365
65,785,327
13,614,464
544,578
69,380,798
14,333,540
573,342
法人等向け
1,840,362
1,026,507
41,060
335,675
188,877
7,555
中小企業等向け及び個
人向け
1,157,021
475,838
19,033
1,058,879
421,963
16,879
899,949
299,133
11,965
786,507
262,892
10,516
0
0
0
0
0
0
420,628
359,027
14,361
412,984
336,080
13,443
3,039,272
282,914
11,316
2,943,769
274,354
10,974
0
0
0
0
0
0
3,292,154
3,290,524
131,621
81,226
80,380
3,215
他の金融機関等の対象
資本調達手段
3,292,386
8,230,965
329,239
特定項目のうち調整項
目に算入されないもの
0
0
0
地方三公社向け
金融機関及び第一種金
融商品取引業者向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等による
保証付
共済約款貸付
出資等
複数の資産を裏付とす
る資産(所謂ファン
ド)のうち、個々の資
産の把握が困難な資産
0
0
0
0
0
0
証券化
0
0
0
0
0
0
0 △ 1,502,019
△ 60,081
経過措置によりリス
ク・アセットの額に算
入・不算入となるもの
6,448,144
5,496,706
219,868
3,385,200
2,446,718
97,869
92,829,199
25,211,817
1,008,472
90,996,371
25,167,914
1,006,717
CVAリスク相当額÷8%
-
0
0
中央精算期間関連エクス
ポージャー
0
0
0
90,996,373
25,167,913
1,006,717
上記以外
標準的手法を適用するエ
クスポージャー別計
信用リスク・アセットの
額の合計額
オペレーショナル・リスクに
対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
92,829,199
25,211,812
1,008,469
オペレーショナル・リスク相当
オペレーショナル・リスク相当
所要自己資本額
所要自己資本額
額を8%で除して得た額
額を8%で除して得た額
a
b=a×4%
3,130,608
a
b=a×4%
3,172,847
125,224
126,914
リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額
所要自己資本額計
a
b=a×4%
28,342,425
1,133,697
76
a
b=a×4%
28,340,761
1,133,630
(注)
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エク
スポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことを
いい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞してい
る債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等
向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のあ
る二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引
にかかるエクスポージャーのことです。
6.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の
対象資本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)およ
び土地再評価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが
該当します。
7.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中
央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定
資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティ
ブの免責額が含まれます。
8. 当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用していま
す。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
3.信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により
算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当
たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付
けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適 格 格 付 機 関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リス
ク・スコアは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適 格 格 付 機 関
金 融 機 関 向 けエ クス ポー
ジャー
法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P,
(長期)
Fitch
法人等向けエクスポージャー
R&I,Moody's,JCR,S&P,
(短期)
Fitch
77
カントリーリスク・スコア
日本貿易保険
② 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三ヶ月以上
延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:千円)
24年度
25年度
三ヶ月
以上延
滞エク
スポー
ジャー
信用リス うち貸出 うち債券 うち店
クに関す 金等
頭デリ
るエクス
バティ
ポー
ブ
ジャーの
残高
国内
92,829,206 11,819,992
国外
地域別残高計
0
0
0
92,829,206 11,819,992
9,551,074
0
420,628 94,432,932 10,615,708
6,400,067
0
0
0
0
0
420,628 94,432,932 10,615,708
6,400,067
0
412,984
0
0
0
412,984
農業
63,106
63,106
0
0
0
56,620
56,620
0
0
林業
130,044
130,044
0
0
0
155,592
155,592
0
0
0
水産業
0
0
0
0
0
24,090
24,090
0
0
0
製造業
10,253
10,253
0
0
0
8,768
8,768
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
215,477
215,477
0
0
0
177,931
177,931
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3,148,588
0
3,148,588
0
0
515,724
4,002
502,712
0
0
571,749
3,406,913
0
0 73,097,110
571,726
1,402,466
0
0
42,863
0
0
0
288,383
30,926
0
0
0
4,585,483
2,995,574
0
0
8,050,511
3,555,622
4,494,889
0
0
901
0
0
0
3,346,393
54,007
0
0
0
6,200,115
0
0
420,628
6,165,693
5,976,425
0
0
412,984
-
2,546,117
0
0
0
-
420,628 94,432,932 10,615,708
6,400,067
0
412,984
鉱業
建設・不
動産業
法
人
9,551,074
0
0
三ヶ月
以上延
滞エク
スポー
ジャー
信用リス うち貸出 うち債券 うち店
クに関す 金等
頭デリ
るエクス
バティ
ポー
ブ
ジャーの
残高
電気・ガ
ス・熱供
給・水道
業
運輸・通
信業
金融・保
66,400,037
険業
卸売・小
42,863
売・飲食
日本国政
府・地方 7,581,057
公共団体
上記以外
3,293,056
個人
6,414,713
その他
5,530,012
業種別残高計
1年以下
0
0
0
92,829,206 11,819,992
9,551,074
0
63,369,087
1,443,000
2,039,531
0
67,757,832
1,442,456
325,780
0
1年超3年以下
1,395,761
1,049,920
345,842
0
1,425,371
904,904
520,467
0
3年超5年以下
4,466,543
1,320,276
3,146,267
0
2,391,929
2,091,793
300,136
0
5年超7年以下
2,948,370
2,347,800
600,570
0
2,239,859
1,537,537
702,322
0
7年超10年以下
4,138,570
2,114,440
1,004,823
0
3,042,092
1,122,034
903,702
0
10年超
6,510,101 3,095,073
期限の定めの
10,000,774
449,483
ないもの
残存期間別残高計 92,829,206 11,819,992
2,414,041
0
7,748,161
3,099,515
3,647,660
0
0
0
9,827,687
417,469
0
0
9,551,074
0
94,432,932 10,615,708
6,400,067
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引
の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランス
シート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲
でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミット
メントの融資可能残額も含めています。
3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。
4.「三ヶ月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞
しているエクスポージャーをいいます。
5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
78
③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
24年度
25年度
期中減少額
期中減少額
期末残
期首残 期中増
期末残 期首残 期中増
目的
目的
高
高
加額
高
高
加額
その他
その他
使用
使用
区 分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
65,961 80,179
159,770 180,101
-
-
65,961 80,179 80,179 70,921
159,770 180,101 180,101 173,914
-
-
80,179 70,921
180,101 173,914
注)個別貸倒引当金には、外部出資等損失引当金を含んでいます。
④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
25年度
24年度
区 分
期首残高
国 内
国 外
地域別計
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
建設
・不動産業
法 電気・ガス・
人 熱供給
・水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売
・飲食
・サービス業
上記以外
個 人
業種別計
期中増加
額
期中減少額
目的使用
159,770 180,101
0
0
159,770 180,101
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
期末残高
その他
貸出金
期首残高
償却
0 159,770 180,101
0
0
0
0 159,770 180,101
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
期中減少額
期中増加
額
目的使用
180,101 173,914
0
0
180,101 173,914
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
期末残高
その他
貸出金
償却
0 180,101 173,914
0
0
0
0 180,101 173,914
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
847
0
0
0
0
0
847
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1,630 23,458
0 178,471 149,610
0 180,101 173,915
0
0
0
4,548
1,630
155,222 178,471
159,770 180,101
0
4,548
1,630
0 155,222 178,471
0 159,770 180,101
0
1,630 23,458
0 178,471 149,610
0 180,101 173,915
⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト1250%を適用する残高
(単位:千円)
格付
あり
信用リ
スク削
減効果
勘案後
残高
リ ス ク ・ウ エ イ ト 0 %
0
24年度
格付
なし
8,990,707
0
25年度
格付
なし
10,319,118
0
0
格付
あり
計
8,990,707
リ ス ク ・ウ エ イ ト 2 %
リ ス ク ・ウ エ イ ト 4 %
計
10,319,118
0
0
リ ス ク ・ウ エ イ ト 10%
0
6,075,346
6,075,346
0
3,343,867
3,343,867
リ ス ク ・ウ エ イ ト 20%
0
65,438,354
65,438,354
0
69,011,921
69,011,921
リ ス ク ・ウ エ イ ト 35%
0
856,168
856,168
0
751,121
751,121
リ ス ク ・ウ エ イ ト 50%
0
141,013
141,013
0
162,912
162,912
リ ス ク ・ウ エ イ ト 75%
0
631,899
631,899
0
569,066
569,066
リ ス ク ・ウ エ イ ト 100%
0
10,485,644
10,485,644
0
10,076,739
10,076,739
リ ス ク ・ウ エ イ ト 150%
0
210,075
210,075
0
198,186
198,186
リ ス ク ・ウ エ イ ト 200%
0
0
0
リ ス ク ・ウ エ イ ト 250%
0
0
0
0
その他
0
0
0
0
0
リ ス ク ・ ウ エ イ ト 1250%
0
0
0
0
0
0
0
92,829,206
92,829,206
0
94,432,932
94,432,932
計
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の
与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」
にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。
なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウェイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・
ウェイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対
象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバ
ティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウェイト1250%を適用したエクス
ポージャーがあります。
5.平成24年度の「1250%」の項目には、自己資本控除とした額を記載しています。
79
4.信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エクス
ポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーのリスク・
ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減す
る方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用してい
ます。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または取引相手
のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JAでは、適格金融
資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が国の地方公
共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、及
び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付がA-またはA3以上の格付を付与して
いるものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債
権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類する事
由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有していること、②
同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定することができ
ること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後
の額が、監視および管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯
金の相殺後の額を信用リスク削減手法的用後のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直し行っています。な
お、主要な担保の種類は自組合貯金です。
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額 区 分
24年度
保証
適 格金融
クレジッ
ト・デリバ
ティブ
資 産担保
(単位:千円)
25年度
保証
適 格金融
クレジッ
ト・デリバ
ティブ
資 産担保
地方公共団体金融機構
我が国の政府関係機関向け
0
0
0
0
0
0
地方三公社向け
0
502,712
0
0
502,712
0
金融機関向け及び第一種金
融商品取引業者向け
0
0
0
0
0
0
700,886
0
0
64,018
0
0
62,607
23,405
0
38,130
21,915
0
抵当権住宅ローン
0
0
0
0
0
0
不動産取得等事業向け
0
0
0
0
0
0
1,982
443
0
633
953
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
49,091
4,243
0
114,170
4,078
0
814,566
530,803
0
216,950
529,658
0
法人等向け
中小企業等向け及び個人向
け
三月以上延滞等
証券化
中央清算期間関連
上記以外
合計
(注)
1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なも
のとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に
係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリス
ク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。
3.「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上の
エクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポー
ジャーのことです。
4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以
外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産)が含まれま
す。
5.「クレジット・デリバティブ」とは、第三者の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者(プロテク
ションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手との間で契約を結び、参照組織に信用
事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領す
る取引をいいます。
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5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
- 該当する取引はありません。-
6.証券化エクスポージャーに関する事項
- 該当する取引はありません。-
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資その他これらに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部
出資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社お
よび関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理しています。
①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効
率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分
析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。
②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把握
およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び
ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構成する
ALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事
会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリス
クヘッジを行っています。運用部門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行っている
かどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議
を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資その他これらに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社および
関連会社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価
証券については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差
額金」として純資産の部に計上しています。③系統および系統外出資については、取得原価を記載
し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変
更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。
② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
24年度
貸借対照表計上額
25年度
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
上 場
0
0
0
0
非上場
3,292,154
3,292,154
6,665,998
6,665,998
合 計
3,292,154
3,292,154
6,665,998
6,665,998
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照上額の合計額です。
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③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
- 該当する取引はありません。-
④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額
(その他有価証券の評価損益等)
- 該当する取引はありません。-
⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
(子会社・関連会社株式の評価損益等)
- 該当する取引はありません。-
8.金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、
貸出金、有価証券、貯金等)が、金利の変動により発生するリスク量を見るものです。当JAで
は、市場金利が上下に2%変動した時に受ける金利リスク量を算出しています。
要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い
出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と
定義し、当JAでは、普通貯金等の額の50%相当額を0~5年の期間に均等に振り分けて(平均残
存2.5年)リスク量を算定しています。
金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク = 運用勘定の金利リスク量 + 調達勘定の金利リスク量(△)
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:千円)
金利ショックに対する損益・経済価値の
増減額
24年度
25年度
△ 264,765
△ 772,570
(注) 1. 「△」は金利ショックによる損益・経済価値の減少を意味します。
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