第1号

平成24年度第 1 号
新学期がはじまり2か月が経過しました。新しいクラスには慣れたでしょうか。
図書館も1年生の来館が多く、いいスタートが切れていますが、放課後の利用が少ないように
感じます。 昼休みは賑やかですが放課後はのんびり静かな時間を過ごせるので、じっくり読
書や、集中して勉強ができますよ。 図書館は朝8時50分から放課後5時まで、皆さんをお待
ある男子高の冬休み。寮に残った4人の少年たちが始めた「告白ゲーム」からはじまった謎の
事件と各々が抱える秘密。ミステリアスだけど爽やか。かっこいい高校生たちの7日間。
ちしています。
●◎○●◎○付録の配布をします○◎●○◎●
Non・no 声グラの付録を配布します。 6月11日 昼休み 1:15開始
●リクエスト ★寄贈いただいた本
主書名 副書名
著者名
出版社
分類番号
○ブリタニカ国際年鑑 2012
ブリタニカ・ジャパン
031
○「主権者」は誰か 原発事故から考える 日隅一雄著 岩波ブックレット 岩波書店 317
○原発と自治体 「核害」とどう向き合うか 金井利之著 岩波ブックレット 岩波書店 317
●組織が生きるチームビルディング
北森義明著
東洋経済新報社 361
○大学受験案内2013年度用
学研
366
○大学図鑑!2013
ダイヤモンド社 366
○専門各種学校案内 2013・全国
一ツ橋書店
366
大学・専門学校調べの本です。雑誌架の上にいつもあります。貸出不可ですが気軽に使ってください。
○若者の気分
少年犯罪〈減少〉のパラドクス
土井隆義著 岩波書店 367
○〈銀の匙〉の国語授業
橋本武著
岩波書店 375
○検証大阪の教育改革 いま,何が起こっているのか
志水宏吉著 岩波書店 375
★たのしい手話
東陽出版
378.2
●宇宙の地図
観山正見
小久保英一郎著
朝日新聞社 440
○親子のための地震イツモノート
寄藤文平絵
ポプラ社 453
震災から一年余り。万が一のときのために家族で備えるべきものと心構え、そして意外な盲点を知ろう。
○内部被曝
矢ケ崎克馬
守田敏也著
岩波書店
491
○ストップ原発④ 原発と私たちの選択
大月書店
543
●塩麹と甘酒のおいしいレシピ
タカコ・ナカムラ著
農文協 596
●イラストで読むルネサンスの巨匠たち
杉全美帆子著 河出書房新社
○みさおとふくまる
井原美代子著
リトルモア 748
★三月は深き紅の淵を
恩田陸著
講談社 913.6
★モルヒネ
安達千夏著
祥伝社 913.6
●ビブリア古書堂の事件手帖①② 三上延著 メディアワークス 913.6
人見知りで会話もままならない古本屋の美人店長が古書をめぐる事件をスマートに解決。事件
の題材になる本も魅力的に解説してあり読みたくなることまちがいなし!「ビブリア古書堂∼」
と一緒に、まずは夏目漱石の「それから」も借りていこう。
(希望者が多いものはじゃんけん。原則として一人1点)
★新着本★
○日本人の知らない日本語2・3 蛇蔵&海野凪子著
メディアファクトリー 810.4
●0能者ミナト①∼③
葉山透著
メディアワークス 913.6
●真夜中のパン屋さん①・②
大沼紀子著
ポプラ社 913.6
○傷痕
桜庭一樹著
講談社 913.6
●ネコソギラジカル上・中・下
西尾維新著
講談社 913.6
○ジウⅠ∼Ⅲ
誉田哲也著
中公論新社 913.6
○心霊探偵八雲9 救いの魂
神永学著
角川書店 913.6
●偽物語 上・下 猫物語 白・黒 西尾維新著
講談社 913.6
○妖怪アパートの幽雅な日常⑨⑩
香月日輪著
講談社 913.6
●探偵・日暮旅人の探し物
山口幸三郎著 メディアワークス 913.6
●王様ゲーム
滅亡 6.11
金沢伸明著
双葉社 913.6
★東京奇譚集
村上春樹著 新潮社
913.6
★ネバーランド
恩田陸著
集英社 913.6
720
○サファイア
湊かなえ著
角川春樹事務所 913.6
○骸骨を乞う
雪乃沙衣著
角川書店
913.6
○妖怪アパートの幽雅な日常⑩
香月日輪著
講談社 913.6
○ナミヤ雑貨店の奇跡
東野圭吾著
角川書店
913.6
●ニキの屈辱
山崎ナオコーラ著 河出書房新社
913.6
●ノーブルチルドレンの断罪
綾崎隼著 メディアワークス 913.6
○戦争×文学 15・16・20
集英社 918
★ハムレット シェイクスピア著
福田恆在訳
新潮社 932
●ミレニアム①∼③ドラゴンタトゥーの女 スティーグ・ラーソン著 早川書房 933
○ダレン・シャン前史 クレプスリー伝説4 ダレン・シャン著
小学館
933
○うた恋い。3
杉田圭著
メディアファクトリー
E
注意!! 図書館の本はそのままもっていかないこと・期限内に返却すること
時々図書館の本が行方不明になり困っています。理由は「すぐに返すから」
「急いでいて借
りる手続きをする時間がなかった」「カウンターに誰もいなかった」等。中にはそのままどこかに
置き去りにされて見つけた先生が持ってきてくださることも・・・。 図書館でその本をい
ざ使おうとしたときに見つからなかったりして非常に困ります。図書館の本は、皆さんの想
像している以上に様々な目的で、様々な人が利用しています。
「たった1冊」が無いせいで多
くの人に迷惑がかかることも少なくありません。ちょっとした気遣いで、図書館はみなさん
にとってもっと使いやすくなります。ぜひご協力ください
部室や教室等で置き去りになっている本が図書館のものだと思われる場合は、職員室前廊
下の黄色いポストに入れてもらえるとありがたいです。また、通常図書館には司書が常にい
ます。休み時間や放課後は極力カウンターに顔を出しています。姿が見えないときは司書室や書庫
にいるので「本を借ります」と呼んでみてください。
『だんだんあなたが遠くなる』
唯川 恵 著
「大好きだから、ふってあげる。
」
久しぶりに再会した親友と惹かれ合っていく恋人。いつも優しくしてくれた大好きな彼と、本当の強
さ弱さを教えてくれた大切な親友。二人のために精一杯の想いを込めて、笑顔でさよならを言ってあ
げよう・・・。
主人公の人に対する想いや自分を取り巻く環境の変化への戸惑いがまっすぐな言葉で描かれていて、
話の中に引き込まれていく感覚がしました。
愛おしい恋人との幸せな日々がだんだんと遠くなっていくのにどうすることもできない主人公を見
ていると、とても切なくなり同時に、辛く悲しい思いをしてそれでも優しさを持ち続けた主人公の強
さに感動しました。後悔することもあったけれど、それでも“今の自分が好きだ”と言える姿に憧れ
ました。
読書が苦手だという人も、この小説はストレートな言葉で場面を表現しているので読みやすいと思
います。大切な言葉がたくさん詰まっているので是非読んでみて下さい。
『そうか、もう君はいないのか』
城山 三郎 著
彼女はもういないのかと、時折、不思議な気分に襲われる・・・。
大学講師をしながら作家を志す夫とそれを見守る妻。二人で家庭を築いていく日々、そして病による
別れ。戦後間もない時代に出会った、城山三郎さんと妻の容子さん。二人の微笑ましく愛おしい日々
の様子が書き綴られています。
この小説を読み終わった時、言葉では表せないとても不思議な気分になりました。結婚生活や夫婦
の絆、愛した人に先立たれてしまう寂しさなど、城山さんが容子さんへ抱いていた想いがたくさん込
められています。
“ふと、容子に話しかけようとして、我に返り、
「そうか、もう君はいないのか」と、なおも容子に
話しかけようとする。
”という一文を読んだ時、思わず涙がこぼれそうになりました。いつでも話しか
けられた妻がもういないということを理解しているのに受け入れきれずにいるとは、私にはわからな
いけれどきっと辛いことなんだろうなと思いました。
何年か前にドラマ化もされていて知っている人もいると思います。エッセイは物語より読みにくい
という印象があると思いますが、会話も多くおもわず笑ってしまうようなエピソードもあるのですっ
と読めると思います。