第 1 回 6 月 北大本番レベル模試 採点基準 (2016 年 6 月 5 日実施) 世界史 ※ 以下の加点ポイントは目安です(加点ポイントは< >でくくり、得点を○の中に記入)。実際は個々の答 案の状況に応じて採点しています。 ※ 学習の成果を少しでも拾いたいため、部分点はできるだけ与える方向で採点していますが、実際の入試で は同じ扱いとは限りません。完全な答案を目指して、しっかり復習しよう! 11~19 世紀英仏関係史 1 問1 (配点 50 点) 各2点 問2 1 点のみ A アンジュー伯× C ステュアート朝× D ユグノー戦争× E 対フランス大同盟 1 点のみ 1 点のみ 可 2点 問 3(ア)2 点 問4 6 点満点 モンフォール 可 (イ)2 点 カタリ派、アルビ派 ※「フランドル」がなければ満点にしない ① フランドルの主要産業が毛織物工業だったこと…2 点 ② イギリスはフランドルに原料毛(羊毛)を輸出していたこと…2 点 ③ フランスがフランドルへの進出を図ったこと…2 点 ④ フランドル地方は経済的に繁栄していたこと…2 点 問5 6 点満点 ① イギリス王がイギリス国内の教会の首長となったこと…2 点 ② ①は教皇からの独立を意味したこと…2 点 ③ 教会は国家に従属するものであること…2 点 ④ 教義や典礼にはカトリック的要素が残っていること…2 点 問 6(ア)2 点 (イ)2 点 問 7(ア)2 点 ヴェルサイユ (イ)6 点満点 ① 1 点のみ (太字は 2 点、細字は 1 点) ブルボン家がスペインを継承したこと…2 点 ※「スペイン=ブルボン家が成立した」なども可 ② ブルボン家はフランスの王家であったこと…2 点 ③ フランスとスペインが合同しないという条件がつけられたこと…2 点 ④ (ルイ 14 世の孫の)フェリペ 5 世(フィリップ)が即位したこと…1 点 1/4 可 ⑤ ユトレヒト条約によって定められたこと…1 点 問 8(ア)2 点 問9 6 点満点 プラッシー 1 点のみ (イ)2 点 ※④(イギリスの対応)がなければ満点にしない ① ナポレオンが大陸封鎖令(ベルリン勅令)を出したこと…2 点 ② ヨーロッパ諸国に対してイギリスとの通商を禁止したこと…2 点 ③ それによりフランスが大陸市場の独占をもくろんだこと…2 点 ※「イギリスに経済的打撃を与える」なども可 ④ イギリスは海上逆封鎖によって対抗したこと…2 点 ※「イギリスは海外市場(植民地)を持ち、打撃とならなかった」ことを述べても可 2 冊封体制と朝貢貿易 問 1(ア)2 点 漢倭奴国王 (イ)2 点 劉秀 問 2(ア)2 点 問3 (配点 50 点) 1 点のみ 1点のみ(皇帝の名が問われているので) (イ)2 点 大秦王安敦 1 点のみ(『後漢書』の表記なので) 8 点満点 ① 朝貢品以上の物品が授けられたこと…2 点 ② ①は使節派遣への返礼であったこと…2 点 ③ ①のため莫大な利益があったこと…2 点 ④ 朝貢品以外の物品の交易が可能であったこと…2 点 ⑤ 文化上の交流が認められたこと…2 点 ⑥ (朝貢する側の君主が)周辺諸国間での紛争で優位に立ったこと…2 点 ※「国内支配(支配の維持や拡大)における権威付け」などを述べても可 問 4(ア)2 点 (イ)2 点 (ウ)6 点満点 ※①がなければ満点にしない ① 国境が淮河(と秦嶺)であること…2 点 ② 金を君主、南宋を臣下としたこと…2 点 ③ 銀・絹を贈ったこと…2 点 ④ ③は歳貢(歳幣)であること…2 点 問 5(ア)2 点 (イ)2 点 問6(ア)2 点 ムラカ王国 可 (イ)2 点 (ウ)6 点満点 ① 天津条約が結ばれたこと…2 点 2/4 ② 清が条約批准を拒否したこと…2 点 ※「英仏軍が北京を占領(再度出兵)した」なども可 ③ 問6 北京条約が結ばれたこと…2 点 6 点満点 ① 秦の始皇帝がベトナム北部に進出したこと…1 点 ② ①が百越を征服したこと…1 点 ③ ①が郡(3 郡)を設置したこと…1 点 ④ 3 郡の名称:南海郡・桂林郡・象郡…(いくつ書いても)1 点 ⑤ 前漢の武帝がベトナム北部を支配したこと…1 点 ⑥ ⑤が南越を滅ぼしたこと…1 点 ⑦ ⑤が郡(9 郡)を設置したこと…1 点 ⑧ 9 郡の名称:南海郡・交趾郡・日南郡など…(いくつ書いても)1 点 問7(ア)2 点 アルマン条約 1 点のみ(1883 年の条約の別の名称なので) (イ)8 点満点 ① 天津条約が結ばれたこと…2 点 ② ①で清はベトナムの宗主権を放棄したこと…2 点 ※「フランスの保護権を認めた」なども可 3 ③ カンボジアを含めてフランス領インドシナ連邦を建設したこと…2 点 ④ 総督府はハノイに置かれたこと…2 点 ⑤ 後にラオスも編入されたこと…2 点 パレスチナ史 問1 50 点) (配点 各2点 1 点のみ A ヘブライ人× B ユダ王国× C 反セム D シオニズム運動 E 委任統治下× F 難民 問 2(ア)2 点 1 点のみ 可 反ユダヤ主義× 1 点のみ 可 1 点のみ 可 アッシリア 可 (イ)2 点 問 3(ア)2 点 (イ)4 点満点 ① キリスト教が帝国全土に拡大していたこと…2 点 ② 禁止すれば帝国の統一を維持できないこと…2 点 ※「キリスト教を統治に利用しようとした」なども可 3/4 ③ (コンスタンティヌスは)キリスト教に好意を持っていたこと…2 点 問 4(ア)2 点 (イ)4 点満点 問5 ① イスラーム法(シャリーア)に基づいた統治を行ったこと…1点 ② 信仰と自治を認めたこと…1点 ③ ②は納税を条件にしたこと…1点 ④ イスラーム教徒との共存を図ったこと…1点 ⑤ 非ムスリムの宗教共同体はミッレトと呼ばれたこと…1点 2点 問 6(ア)アラブ人:フセイン→フサイン、 協定→書簡 可 (イ)4 点満点 <フセイン・マクマホン協定> ※2 点まで加点 ① イギリスがアラブ人の独立を約束したこと…1点 ② ①はオスマン帝国からの独立であること…1点 ③ (アラブ人がオスマン帝国への)反乱を起こすことが条件であったこと…1点 <バルフォア宣言> ① ※2 点まで加点 ユダヤ人の国家建設を支持したこと…1点 ※「シオニズム運動をイギリス政府が支援する」なども可 問7 ② ①はパレスチナに建国すること…1点 ③ ユダヤ資本の戦争協力を期待するためであったこと…1点 4 点満点 ① (パレスチナを)ユダヤ人地域とアラブ人地域に分割する案であること…2 点 ② イギリスの委任統治終了後に行うこと…1点 ③ 国際連合総会で決議されたこと…1点 ④ 半分以上の土地をユダヤ人の国家とする内容であったこと…1点 問 8(ア)2 点 アラブ諸国連盟 (イ)6 点満点 可 ※①がなければ満点にしない ① 石油戦略を発動したこと…2 点 ② ①はアラブ石油輸出国機構(OAPEC)が行ったこと…2 点 ③ イスラエルの友好国への石油の輸出を止めた(禁輸した)こと…1 点 ④ 石油価格を高騰させるためであったこと…1 点 ⑤ 第 1 次石油危機(オイル=ショック)が生じたこと…1 点 ⑥ 世界経済が混乱したこと…1 点 ※「急激な物価高騰が起きた」なども可 以上 4/4
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