V o l .1 3 .1 9 9 5 水路部技報 沿岸海象データ処理プログラム 宗田幸次.第五管区海上保安本部水路部, 福島繁樹:海上保安学校海洋科学教官室 Programf o rC o a s t a lOceanographicDataP r o c e s s i n g K o j iMuneda:5 t hR .M.S .Hq.H y d r o ,Div. S h i g e k iFukushima:MaritimeS a f e t yS c h o o l 構成は,第 1図のとおりである。 1 . はじめに 1)初期メニュー オープニングメニューで N88BASICプログラ 水路部では,昭和 5 7 年 8月及び昭和 5 8年 3月に, 海象観測業務(観測値の整理 ・解析)に役立てるた ム主メニュー,実行形式のプログラム主メニュー叉 めパソコンが全管区水路部に配備された。これを機 は MS-DOSのコマンドメニューを選択する。 会に,本庁及び全管区で新規プログラムの開発や既 2)主メニュー 存 プ ロ グ ラ ム の 変 換 作 業 ( FORTRAN言 語 → ① N88BASICプログラム(補助メニュー) BASIC言語)が行われ潮汐・潮流関係統一プロ グラ 2 5 6バイト:通常処理」叉は「6 4バイト: JRC「 6 本)が完成し,昭和 5 9年 4月に全管 ムの第一段( 1 ADCPプログラム一次データ処理」を選択する。前 2年 1 1月にパージョ 区に送付された。その後,昭和 6 者を選択すると従来の統一プログラムに相当するこ 7本のプログラムが追加された。 ンアップされ 1 のプログラムの中枢となる主メニューが呼び出せ この度,近年多様化されてきた海象業務に対応さ る。また,後者を選択すると JRC可搬型超音波流速 0 年ぶりに潮汐 ・潮流関係統一プログラ せるため約 1 計データ処理のメニューが呼び出せる。 ムを大幅に改良した。この結果,適用範囲が拡大し ② 実行形式プログラム主メニュー たため名称を沿岸海象データ処理フ。ログラムに変更 BASIC叉は FORTRANのコ ンパイラーで翻訳 し,去る平成 6年 1月に全管区に送付した。 したプログラムを実行するための主メニューが呼び 本稿では,このプログラムの概要を紹介する。 出せる 。 ③ MSDOS3.3Cコマ ンドメニュー 2 . 沿岸海象データ処理プログラムの特徴 フロッピーディスクの初期化,ディスクのコピー, メモリースイッチの変更叉はファイルの変更( N88 ( 1 ) オペレーテイングシステム N88DISKBASICから現在一般に普及している MSDOS ( V e r s i o n3 .30C)に変更した。 ( 2 ) BASIC形式←→ MS-DOS形式)が実行できる。 3)副メニュー ① N88-BASICプログラム主メニュー関係 システム起動プログラム プログラムの起動は,ハードテ”ィスクにより行う。 . 1 . 1)には潮汐データ処理のプ 副メニュー画面( 1 当システム起動時に初期メニ ュー,主メ ニュ ー及 . 1 .2 )に ログラムが 3画面あり,副メニュ ー画商( 1 び副メニュー等が画面表示され各フ。ログラムの実行 は潮流データ処理のプログラムが 4画面ある。潮 が容易に開始できるようにした。各メニュー画面の 汐 ・潮流データ処理,気象データ処理及びその他の 一 31- 穴 時由謀説 M車 * * l 海銀ヂータ 処理プ a グ , ム 初聞〆~.‘一 女* l O> M ・ " 1993 海上保安I T水 路 i l ! 処理内容 NBS-BASIC プ ログ,ム主メー・ー値動 . 寓 3 MS-DOS 沿J I ! C O O P S <V•<. 番 号 プログヲ,,主,~晶一起動 ; ! ; J I ) 行 コマ ンドメ ~~ー起動 • 5 6 1 T 民 入力 番 号 を Cl cu CA I •• Sl ' ' ・・ ・・ ・ kn 2 M e~ 8 i i ' S e I ‘.a プ . , . , ./ & , . 司 ・ ・ 咽 置 回 " 号 I • . . ・.・. A J t r • 6 、 .− 1 掴汐 2 3 減措 &措 " 'l i : 帽 躍 港 民 間7 泊~? & 淘Im " " 期 時 : f T t O t | 開 獄 間 関 底 辺2 i r ; • 吹お信診判官T 芭 6 その他 “ お " " ' 刷 * R ~曜. I . , , . , . , , , . ピ ー • . ー 、 7• y rJ ‘ ・ ー 《 . , 》 . . ' f l , .. . )'" − ’' " ' ' " ' 初 . , 包 ..,脳も‘T − 。 , , . I f J . '- ・ . 1 i • 1r4 CN t t l A S ・2 lTCll . ,( I t :E • ・ 。 "" "DISXC ・ , _ 惨 re M' a " flU:COJrl'V" '‘ "・ ー @ 時 . . ’ ‘ nA 3 γ λ − 2. 1 ・ ・ ・iJ ー . . 合 会 . E・ ・ . ・O • I ’ aw・ . . . . . , , ‘ ・ ー ・ γ,《 ” . ’ ・ ・ ー ・ 、 . . , . λ .I & . , .- ; 1f " '-•2 ,,,ー,.. ,._,.~・., E l l l t . 3 I S C 2. 2 . . ’ ・ − . ' ・ . − ・ ・ .. .. ・ , . _) " , . ' . . . . . ., ・ . •• R -·~”ター,.. s r ・・・E 圃・ »•tt• rr ・ 2 ・・1••9•tt• , . ー , 、3 日 -hQ9 I A ' " 伺.を実持レ奮すか.? w印 沿岸海象データ処理プログラム 初期メニュー及び主メニュー 戸市町一 第 l図 ω ・ , 畠 ・ ー ・7 《 寓 , , n・ ! I J t I I .a ・ ・ ・ , . D LC• I Da 同·~”’ー,... ・ ・ ・' s I ぐ。−− − assa − − − 一一闘の威理 一一印ル作姐 ↑−退 一−咽 一一名イフイイ 二押帰 五三グタデタタ w e 品次 l A佳重 二処一口− a u−− 一タ一ブ吉長デ 44 R T o e 61t 19 ヨ4 aREAE 1 タヨ 二 車 一 名 TVU Z富一ル D N N 両三イ − 苛 − . F 一 I 一 − − 2二 惇 一 主 す− −A− 戸 工 旧 . . ・ ・札 一 元 一 円 −ppp−p → 明 朗 メ ニ ュ ー :1 1 1 治a ・2 ・況且座 5 − ・伺一一一孟二胴釦川問 問ほ 4 − 明間開院 az 認F 怨訂F 超円品f 主主喜安幸福島ー I t J I !T <切 1 1 11:: 9 3 ' 1 2 " 2 1 W I - D 0 $ I It : o .> ' 1 hm aaa 1 . 1 3 ・合 を 唱 ・ ・拠 ‘ .・・ ‘A ' 防 ・ z ー ( I 'O " . , , ‘ ・ ー ・ ・ ・ , . ., ., . , .- | V1 r REP '・~ I i I S ・・•• 4 ~ : J t .C A D C : '. ,• J '1 •』- a: ,._’‘虚偽 “ INS NWL VOID 2 1 。 、 , , ー’ ‘ x・ ・ , E SU V o l .1 3 .1 9 9 5 水路部技報 データ処理は,それぞれ 1画面である 。 まだ,沿岸 グ ( 1 0分間隔のサンプリングデータを使用したディ 海況調査のプログラムは登録されていない。 ジタルフィルター)によるスムージングデータの作 ②実行形式プログラム関係 成,フロ ッピーディスクへの出力,スムージングデー 1)には潮汐メニューがあり, 副メニュー画面( 2. タによる潮位カーフ。のディスプレイ,プリンタへの .2 )には潮流メニューがそれぞれ 副メニュー画面( 2 出力,月表作成等の処理をする 。 ) 験潮曲線グラフ&データ検査( T202 l画面ある 。 ③ ( 3)登録番号 プログラム”TlOlヘ”Tl02 ヘ , ,T201, , 及 ひ” T701" 0 処理内容を明確にするためプログラムの登録番号 カ一フ申 をデイスフ。 レイに表示し,併せてデータの検 を次のとおり細分化した。 ( 例 ) T50101F 査を行い,カーブ及び検査結果をハードコピーによ りプリンタに出力する 。 ①②③④⑤ ① T :潮汐 で、出力された毎時i 朝位デ一夕(月単位)により湖!位 S :潮流 R :潮汐&潮流 9時間加重平均( T 4 0 3 ) ④ 移 動 平 均 及 び3 C :沿岸海況調査 M :気象 ② 1:複合処理 2・読み取り 0 :その他 3・標準化処理 プログラム”TlOlヘ”Tl02 ”及び”T701”で出力さ れた毎時潮位データ(月単位)により,潮汐周期成 4 :計算(調和分解等) 5 :推算 6 ・作表&作図 分を除去するための移動平均及び3 9時間加重平均の 計算を行い,その結果をブリンタ,フロッピーディ 7 :ファイル管理 ③通し番号 スクに出カする 。 ④小区分(但し,①∼③がディレクトリーの場合の プログラム” TlOl”及ぴ”Tl02”で出力された毎時 み ) ⑤ F:FORTRAN言語 B:BASIC言語 c・c 501”で出力さ 潮位データ(月単位)とプログラム” R れた毎時潮位推算データにより,実測値と推算値の 言語(但し,実行形式プログラムのみ) 偏差の計算を行い,その結果をプリ ンタ,フロ ッピー ( 4)追加プログラム 各メニュー画面中,登録番号の冒頭に *印 を付し テeイスクに出力する。 また,実測値と実測値の潮位差の計算を行い,そ たプログラムは,今回新たに追加したものである。 1)潮汐関係 ① 4 0 4 ) ⑤実測値と推算値の偏差の計算( T の結果をプリンタ,フロ ッピーディスクに出力する 。 ⑥ 気圧補正値の計算( T 4 0 5 ) RMD簡易験潮器データ処理( T l 0 3 ) 離合社製の RMD型簡易験潮器により収得した潮 プログラム”TlOl”及び” T102 ”で出力された毎時 位データについて,生データから一次データへの変 潮位データ(月単位)とプログラム” M202”で出力さ 換,短周期スムージング(移動平均)と長周期スムー れた毎時気圧データ(月単位)により, 1hPa当た 0 分間隔のサンプリングデータを使用した ジング( 1 りの潮位補正量( cm)と使用した気圧データの観測 テデ ィジタルフィノレター)によるスムージングデータ 点における年平均気圧値を入力し,気圧補正計算を の作成,フロ ッピーテeイスクへの出力,スムージン 行い,その結果をプリンタ,フロッピーディスクに グデータによる潮位: カーフ’のテeィスフ。 レイ,プリン 出力する。 ⑦ 時系列図作成( T 6 0 1 ) タへの出力,月表作成等の処理をする 。 ② RMD水位計データの処理( Tl04) プログラム” TlOlヘ”Tl 02 ヘ”T701ヘ”T403 , ” 離合社製の RMD深度計により収得した潮位デー ”T404 ”及び” R 501”で出力された毎時潮位データに タについて,生データから一次データへの変換,短 より,潮位カーブの時系列図をプロ ッターに作図す 周期スムージング(移動平均)と長周期スムージン る。 -33- 水路部技報 V o l .1 3 .1 9 9 5 ⑧ 時系列図作成( T 6 0 2 ) TRAN言語の一畳夜調和分解計算プログラムを プログラム” T103 ”及ぴ”Tl04”で出力された長周 PCで使用可能にしたものである 。 0分 間 隔 の サ ン プ リ ン グ 期スムージングデータ( 1 7 0 2”で出力された調和分解計算用 プログラム” S データ)により,分単位,時間単位及び日平均デー データにより,計算を行い調和定数データをプリン タの潮位カーブの時系列図をプロッターに作図す タ,フロッピーテ。イスクに出力する。 ③ 数 畳 夜 調 和 分 解 計 算 (S 4 0 2 F ) る 。 ⑨ 海岸昇降検知センターデータの比較グラフ表 示( T 6 0 3 ) 本庁の大型計算機 ACOSで使用していた FOR- TRAN言語の数昼夜調和分解計算プログラムを 海岸昇降検知センターから提供された月平均潮位 PCで使用可能にしたものである 。 データにより,月平均グラフ,年平均グラフ及び験 プログラム” S 7 0 3”及び”S 7 0 4”で出力された調和 潮所聞の潮位差を表示し,その結果をハードコピー 分解計算用データにより,計算を行い調和定数デー によりプリンタに出力する。 タをフ。リンタ,フロッピーテ伊イスクに出力する。 ④ 3 2 畳夜調和分解計算( S 4 0 4 F ) ⑮験潮テレメータ観測データ入出力変換 ( T 7 0 2 ) 本庁の大型計算機 ACOSで使用していた FOR- 潮位テレメータ観測システムで得られた月表デー タ(スムージング後の毎時潮位データ)をプログラ TRAN言語の 3 2畳 夜 調 和 分解 計 算 プ ロ グ ラ ム を PCで使用可能にしたものである 。 ム ”Tl02 ”で出力きれる毎時潮位データ(月単位)形 7 0 6”で出力された調和分解計算用 プログラム” S 式に変換し,併せてデータの検査を行い,その結果 データにより,計算を行い調和定数データをプリン をプリンタ,フロッピーテ イスクに出力する。 タ,フロッピーディスクに出力する。 e 補足 ⑤ 3 9時間加重平均( S 4 1 0 ) 説明文中で使った既存プログラムの番号と処理内 プログラム” S 7 0 1”で出力された毎時潮流データ 旬 、 . 9時間加重 により,潮流周期成分を除去するための 3 1 : l " プログラム番号 平均(ダ、ッドソンフィルター)の計算を行い,その 処理内容 TlOl 験潮成果作成 Tl02 デジタイザー験潮記録読み取り 結果をプリンタ,フロッピーディスクに出力する。 ⑥ スペクトルの計算( S 4 1 1 ) プログラム”S 302”で出力された北方・東方成分潮 &験潮成果作成 T201 データ検査 流観測値データ,水温 ・塩分 ・深度の各観測値デー T701 毎時j 朝高ファイル管理 7 0 1”で出力された北方 ・東方成分 タ,プログラム” S R501 潮汐と潮流の推算 潮流毎時値データ,水温・塩分・深度の各毎時値デー 2)潮流関係 タにより,高速フーリエ変換によるパワースペクト ① JRC可搬型超音波流速計データ( S l O l ) ル及び自己相関係数のスペクトル計算を行い,その JRC可搬型音波流速計データについて, 一次デー 結果をディスプレイ,プリンタ,フロッピーディス タのプリンタ出力,一次データから任意間隔にデー クに出力する。 タを読み取り二次データに変換し,プリンタ,フロッ 4 1 2 ) ⑦ 相 互 相 関 係 数 の 計 算 (S ピーディスクに出力する等の処理をする。 プログラム”S 7 0 1”で出力された北方・東方成分潮 また,流速ベクトル矢符をプロッターに作図する。 流毎時値データ,水温 ・塩分・深度の各毎時値デー ② 一 昼 夜 調 和 分 解 計 算 (S 4 0 1 F ) タ,プログラム’' S 409”で出力された北方・東方成分 本庁の大型計算機 ACOSで使用していた FOR- 潮流移動平均値データ,水温・塩分・深度の各移動 -34- V o l .1 3 .1 9 9 5 水路部技報 平均値データ及び”T403”で出力された潮位平均値 潮流調和定数データをキーボードから入力し,海 データにより,任意データ聞における相互相関係数 洋データ高度利用システム形式の調和定数データを の計算を行い,その結果をテ胡 イスプレイ,プリンタ 作成し,プリンタ,フロ ッピーディスクに出力する 。 こ の テ, 一夕は,フ。ロク唄ラム,,S 4 0 6 " , "S501” に出力する 。 " S 6 0 4 " , "S605, , 及 び 、 ”R501”用の入力デ一夕となる 。 ⑧ 潮 流 の 推 算 (S 5 0 1 ) フ。 ロク*ラム”S401Fヘ”S402F” , ”S403ヘ”S404F” ⑬ 高度利用毎時値データへの変換(S 7 0 5 ) プログラム”S706”で出力された 3 2昼夜調和分解 及び”S707”で出力された海洋データ高度利用形式 計算用潮流毎時値データを海洋データ高度利用シス の潮流調和定数データにより,潮流の推算を行い, その結果をプリンタ,フロ ッピーディスクに出力す テム形式の潮流毎時値データに変換し,フロ ッピー る。 テヂイスクに出力する 。 ⑨ 流向流速頻度統計作図[ 1枚の用紙に 3図作 補足 成 ] ( S 6 0 8 ) 説明文中で使 った既存フログラムの番号と処理内 プログラム”S606”を改良したものであり, A 4縦 何 、 . fr 用紙に,流向別流速頻度図,流速別頻度図及び流向 プログラム番号 別最大流速図の 3図を一度にプロ ッターで作図す S302 分速値平滑&標準ファイル作成 る。 S406 標準点大潮改正計算 ⑮ 時系列作図[ 1枚の用紙に 5図作成] ( S 6 0 9 ) S602 一&数昼夜(潮2 0 4 ) プログラム”S607”を改良したものであり, B 5 , S604 潮流精円(画面) A4 , B 4用紙から用紙を任意に選択し,観測値流 S605 潮流楕円(プロ ッター) 速ベクトル図, 2 5時間移動平均値流速ベクトル図, S706 1 5昼夜& 3 2 昼夜調和分解データ 北方・東方分速曲線図及び水温図の 5図を一度にプ ロッターで作図する 。 処理内容 作成(DISK) 3)気象関係 。ー畳夜調和分解データ作成[KEY] ( S 7 0 2 ) ① 気 圧 デ ー タ の 作 成 (M202) プログラム”S602”で作図された太陰時の北方 ・東 キーボードから入力し,毎分値,毎時値及び日平 方成分潮流毎時値データを読み取り,キーボードか 均値の各気圧データを作成し,プリンタ,フロ ッピー らデータを入力し,プログラム屯401F'’用のデータ テV スクに出力する 。 ② 風データの移動平均(M401) を作成し,フロッピーディスクに出力する 。 ⑫数昼夜調和分解データ作成[KEY] ( S 7 0 3 ) プログラム”M201”で出力された風毎時値データ プログラム”S602”で作図された太陰時の北方・東方 により,移動平均計算を行い,その結果をプリンタ, 成分潮流毎時値データを読み取り,キーボードから フロ ッピーディスクに出力する 。 データを入力し,プログラム”S402F”用のデータを 作成し,フロ ッピーディスクに出力する 。 ③ 風データの頻度統計計算(M402) プログラム”M201”で出力された風毎時値データ ⑬数昼夜調和分解データ作成[DISK] ( S 7 0 4 ) により,風向風速の頻度統計計算を行い,その結果 プログラム”S302”で出力された北方・東方成分の をプリンタ,フロ ッピーディスクに出力する 。 潮流毎時値データにより,プログラム”S402F”用の ④ 風データの頻度統計作図(M601) I 寺怖データを作成し, 太陰時の北方 ・ 東方成分潮流毎I プログラム”M402”で出力された風向風速の頻度 フロ ッピーディスクに出力する 。 統計データにより,風向別流速頻度図,風速別頻度 ⑪潮流調和定数作成(S 7 0 7 ) 図及び風向別最大風速図をプロ ッターで作図する 。 -35- 水路部技報 V o l .1 3 .1 9 9 5 ⑤気圧データの時系列図( M603) 測得した観測値を読み取り平滑化して毎時潮高値 プログラム”M202”で出力された気圧データによ データファイルを作成するとともに LFT型験糊器 り,時系列図をプロ ックーで作図する 。 で測得した観測データ(記録紙,験湖テレメータ値) 4)その他 を処理し験糊月表を作成し毎時潮高値データファイ ① 地 図 作 成 (0 6 0 1 ) ルを作成する 。 付図,精度を要しない岸線図をプロ ッターで作図 2)験潮曲線グラフによるデータの検査 験潮曲線を CRT画面に表示してデータの検査を する 。 ② 7 0 1 ) 岸線ファイル作成( 0 プログラム”0601”用の岸線経緯度データをデジ する 。 3)時系列デー タ処理 観測値,推算値,偏差値及び移動平均値等の時系 タイザ一入力により作成し,フロ ッピーテー ィスクに 出力する 。 ③ 岸線ファイル修正( 0 7 0 2 ) 列データをプロ ッターで図イじする 。 4)移動平均及び3 9時間加重平均 9時間加重平均(ダ ッ ドソ ン 単純移動平均叉は 3 プログラム”0701”で出力された岸線経緯度デー タの不必要なデータの検索を行い,エテー ィタを使用 フィルター)で観測値を処理する 。 し修正を行う 。 5)偏差計算 ( 5 ) プロ ッター用フ。 ログラム 232Cインターフェイス仕 プロ ッタ一命令は, RS様とな っている 。 これ以外のイ ンターフェイスの場 観測値から推算値を号 | いて糊位偏差値ファイルを 作成する 。 6)気圧補正処理 合,例えば GPIBインターフェイス仕様であれば 気圧データファイルで潮汐観測値を気圧補正す ’ " 8ビッ トパラレノレイ サブルーチン”GPIBPL.BAS る。 ンターフェイス仕様であればサブルーチン”PAR- ( 2 ) 潮流データ処理 APL. BAS”を準備したので。 各フ。 ログラムのプロ ッ 1)第 l次データ処理 0 0 0 0台)と差し替える ター用サブルーチン(行番号5 各種流速計で測得した観測値を読み取り標準化処 理する 。 こと 。 ( 6 ) 海洋データ高度利用システム対応 2)第 2次データ処理 ①潮流調和分解以外のデータ処理 次のファイルは,当プロ グラム用の小型電子計算 且,塩分, 流速ベクトル,北 ・東方分速曲線,水1 機と海洋データ高度利用システム用のワークステー ションとの聞で相互にデータ転送できる 。 ① 潮汐毎時観測値データファイル(高度利用形 潮流推算の時系列図及び流向流速頻度統計図を作成 する 。 流向流速,水温,塩分,深度の毎時値データの抽 式) ② 潮流毎時観測値データファイル(調和分解用 データ形式) 9時間加重平均 出&修正,スペクトル計算,移動・ 3 計算,相互相関係数計算等をする 。 ②潮流調和分解 ③ 潮流調和定数ファイル 3 . データ処理の概要 ( 1 ) 潮汐データ処理 1)毎時期高値データファイルと月表作成処理 アーンデラ水位計及び新旧 RMD型簡易験潮器で 5 昼夜及び3 2 畳夜の潮流調和分 一昼夜,数昼夜, 1 解計算用データを作成するための各種処理を行う 。 5 昼夜 作成されたデータにより,一昼夜,数昼夜, 1 2 昼夜の潮流調和分解を行い,潮流調和定数 及 び3 ファイルを作成する 。 3 6- ニ俳 . 1 1 1" 訟 掛 駒田 図 ~m, ~ 器禁‘; 器 ! i i 銭 喜 器 ! I 福 島 ⋮ ⋮ 畿 一 一 一 ⋮ 一 -3 7ー ~I ~ i 喜E N M撤 @ 海 m w a w ー|||躯雌じ 汚職 i ~I i 議 ~lh主白金 E』 2 1副r』! r 議 : i ~j 記翠 . i 』|』器器5よ ~I ~室長 I : | | ; | ; 義 ( −け川、ヘ面b同l 同川\川間 小、ロ a mート猟姥世史 h酎域 H 白 E e ・ 俸制JtuRω R d唱 も 也 実 的 R • i 制法器~l ii l ! I仁撤主 I 円 ~ a 録商 t Z E − − − e fa AV . a 14阿川曳霞曽・・区 − e e w 嗣自民− R “ . − 1 I~ 出 i i 震 j ~ 1111; 言 , 41 、両 M 関 側、側関 護 柑判州泊町駅前主袋詰 E市 ・ 凶 与 RUPRE 剰畠契 胃 袋叫路損 ω ・ = ト − EEωaMHua RM a置 。 鍾 雌 福 世WB律義 u− 制 緩 H白露伊E 良 umEPEg ~1 1 ;~ - ー 9 9 5 3 .1 V o l .1 水路部技報 回目目~1 ~努 . 1 1 1; 描 水路部技報 V o l .1 3 .1 9 9 5 毎時潮高値データファイルと月表作成処理 li·~· '/'’ ・ xxxx S l l D )(XX J C フローチ守ート配 ' t i l t明 , _ , , , , . 結 _ , ァ , e + ー , , ,4 cコ:手鍋作入力 U胸岨.・ l l xxxxS l i 札 (分岨f ・ I ) S l l l L Eコ:プログラム Cコ:紳 Cコ:薗薗袋示 由 蜘 口:プロヲター ? 7 1イ ル 叩 ’国 : フ ァ イ ル Q :叫テープ 第 3図 潮 汐 デ ー タ 処 理 流 れ 図 l 験潮曲線グラフによるデータの検査 時系列図処理 ' ( 2 )R M D側面(分軸デー 7 1イ ル Tl03修ま 移動平均及び 39時間加重平均 Tl0II 陸 軍Z Tl02彫武 偏差計算 気圧データ補正処理 T7OIJ l J < TI 0 2形 式 第 4図 潮 汐 デ ー タ 処 理 流 れ 図 2 -38- Vo l .1 3 .1 9 9 5 水路部技報 毛5革貰祝日墨書十 霊売亮が買文り 多寓 1 とた子J ー ー タ M 王室 J も京湾皇イヒ.M, 王室 練準ファイ Jレ 湾且2 斤E l l / 司辛口9 1 角率 事空ザ定基角率以外の|第2次データ処理 C-<i墨宅~) 「 ー ー ー ー ー ー ー 一 一 ー ーー ー ー ー ー− d i 墨宅豊百車関手労UI 司矛ロタラ角率 多 ! ' < 3 〈袋~~宅~♀よーと〉 ー ー ー ー ー ー ー ー ー 一 ー 一 ー ー 「 袋交Nif=毛~j主人」ニ 潮 2 汗王宮司辛口タミテ角率 とたテ’一一タ M , 王盟 減反汗UI 習辛口主主誕交による 角率屯斤揖&王里{、 第 5図 潮 流 処 理 流 れ 図 ( 概略) ε~ フローチャート 12.it1~ 明 ー にコ:持作入力 仁コ:プログラム Cコ:印字 Cコ:画面表示 口:アロ y タ一 回:ファイル Q 第 6図 潮 汐 デ ー タ 処 理( 第 1次データ処理) 流れ図 -39- :闘テーフ 9 9 5 3 .1 V o l .1 水路部技報 場噂ファイル ××xx. SM ¥ . _ _ _ / 時 府 | 剛 理 へ 第 7図 一一塁孟耳交 手入力による潮流調和定数ファイル作成 軍 潮流調和分解以外のデータ処理 ( 第 2次データ処理)流れ図 i 潮流調和定数 ファイ Jレ 数昼夜∼ 32昼夜 宮司矛ロ究室幾重(!こ .J=_ る 角寧キ斤? . l 1 王室戸、 第 8図 一昼夜潮流調和分解及び手入力による潮流 調和定数ファイル作成(第 2次データ処理) 流れ図 -40ー V o l .1 3 .1 9 9 5 水路部技報 また,手入力により潮流調和定数ファイルを作成 第二に, FORTRAN言語で書かれたプログラムを する。 コンパイラーで翻訳しリンクした実行形式プログラ 3)第 3次データ処理 ムを追加したこと。第三に,気象データ処理等のプ 潮流調和定数による,四季曲線,潮流楕円図,潮 ログラムを追加して適用範囲を拡張したこと等があ 流推算等をする。 げられる。しかし,時間的制約があったため十分な ( 3)気象データ処理 プログラムのチェックができておらず,改良の余地 風のデータについて,データファイル,風速ベク を残している。従って,利用者の努力が要求される。 トル時系列図(観測値及び移動平均値),風向風速頻 今後,当プログラムに改良が重ねられより使い勝 手の良いものになることを期待するとともに,本稿 度統計図を作成する。 気圧データについて,データファイル,気圧の時 が,沿岸海象業務に少しでも役立てば幸いである。 最後に,当プログラムの編集作業に関し多大なる 系列図を作成する。 御助言と 御指導を頂いた桑木野文章氏に感謝の意を 4 . おわりに 表します。 今回のパージョンアップでプログラム総数 1 4 7本 参考文献 を擁した沿岸海象データの一大処理体系が完成し た。この主な改良点は,次の 3点である。まず第一 福島繁樹 ・新田清 1 9 8 5:潮汐・潮流関係統一プロ グラムについて,水路部技報, に,海洋データ高度利用システムとリンクしたこと。 繍! ! Iファイル ×xxx S M 邑亘 ’ −3 i 5 <¥苓" 1 : 3 , P687 1 211 毘宅l ! 1 : i 一 一 通 常 揖 精 〈太蝿〉 工 > I SK A ブ コ ; 智司耳F ロ主主喪失 6こ よ る 角草草斤< l 1 l 1 王璽− 第 9回数昼夜以上の潮流調和分解処理 ( 第 2次データ処理)流れ図 -41- 、 rJ !一 一 。 誤 算 通 常 損 務 ; 入ープ7 : 【 幅I t ) 差 < E 水路部技報 V o l .1 3 .1 9 9 5 (一昼夜) (数∼ 32昼夜) 惟算価7d• xxxx .p腿 第1 0図潮流調和定数による解析処理 ( 第 3次データ処理)流れ図 望 聖' l E Eテ '−:? l室L ラ~-:? 雫均) 7ル イ 第1 1囲 気 象 デ ー タ 処 理 流 る 図 -42-
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