運気シートの準備運気シートの各マスに、コインを１枚ずつおいてください。コインは得点チップでも、おはじきでも、何でも構いませんので⽤意してください。以後、このゲームでは使⽤する物の形状に関わらず“コイン”と呼びます。また、これとは別に銀⾏にコインを適当な枚数（１０枚程度）⽤意しておいてください。ゲームの⽬的最も良い「ミライ」を⼿に⼊れるべく、過酷な⽴⾝出世の世界に⾝を投じた占い師たちの物語です。あなたは占い師となり、他⼈の未来を占って⼩銭を稼ぎながら、⼤望を叶えるために⽇々を１歩ずつ前進していくことになります。このゲームにおいて、他⼈の未来は分かっても、⾃分の未来を直接のぞき⾒ることはできません。あなたは⼿札として「⾃分の未来」を、通常とは反対側。つまり背の⽅が⼿前に来るように持ち、それが何であるのか直接⾒ないようにします。そして、他⼈の占いを聞くことにより、⼿札の中⾝を推測し、それをプレイして資産へと変えていきます。資産には、その価値に応じた得点があり、最も多くの得点を得たプレイヤーがゲームに勝利します。プレイヤー準備ミライカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに３枚ずつ配ります。配った後は、そのまま⼭置き場においてください。カードを配られたプレイヤーは、その中を⾒ないようにして、背の部分を⼿前に向けるようにしてカードを持ち、それを他のプレイヤーに中が⾒えるように掲げてください。このゲームでは、⾃分だけ、⾃分の⼿札を⾒ることができません。次に、じゃんけんなど任意の⽅法で親を決め、親はコイン置き場からコインを１枚受け取ってください。ゲームの進⾏コンポーネントミライカードプレイヤーが将来⼿にする（可能性がある）、約束された未来の資産を表しています。資産には「恋⼈（⾚）」「地位（⻘）」「お⾦（⻩）」「不幸（⿊）」の４種類があり、不幸はマイナス得点になります。資産の価値は「１」〜「４」の数字で表され、数字が⼤きい程、価値が⾼い資産ということになります。ただし、⿊はマイナス得点なので、数字が⼤きい程、最終的な得点が減ってしまいます。また、恋⼈・地位・お⾦の３つを同時に兼ねる、特殊な「⼈脈」もあります。⼈脈は、⼿札にある時は恋⼈、地位、お⾦のどれにも数えられ、プレイした際にどれか１つの種類を選ぶことができる、オールマイティーなカードとなります。親から時計回りで順番に、⾃分の⼿番を⾏います。ターンのような区切りはなく、⼭が尽きて新しいカードを引けなくなったらゲームが終了します。⾃分の⼿番になったら、以下の⼿順で⼿番を消化してください。１：お仕事フェイズあなたの占い師としての仕事で、運気を告げて⽇銭を稼ぎます。運気シートを⾒て、コインがおかれているマスを１つ選び、そのマスに書かれていた資産の種類、あるいは数字のカードが、この場に今何枚あるか（⾃分以外のプレイヤーが、それを合わせて何枚持っているか）を全プレイヤーに宣⾔します。この宣⾔は嘘をつかず、必ず正確な数を伝える必要があります。⼈脈運気シート世界に満ちている運気を告げる際、使⽤するシートです。「⾚」「⻘」「⻩」「⿊」の４⾊と、「１」「２」「３」「４」の４つの数字の、８つのマスが書かれています。⼈脈は恋⼈・地位・お⾦の３つを兼ねそえた特殊なカードです。恋⼈・地位・お⾦のいずれかを選んだ際、⼈脈が他のプレイヤーの⼿札にあれば、それも１枚として数えてください。コインorチップその他、コイン、あるいは点数チップがあると、ゲームが円滑に進められます。カウンターやおはじきなどでも構いません。コンポーネントには含まれていませんので、各⾃ご⽤意ください。ゲームの準備プレイイメージ宣⾔を終えたら、選んだマス⽬のコインを運気シートから取り除き、それを獲得します。コインの枚数に所持制限はなく、何枚でも持つことができます。また、これによって運気シートからコインが１枚もなくなったら、各マスに１枚ずつ、８枚のコインを新しくおき直してください。このコインはプレイヤーが獲得したコインではなく、ゲーム外、いわゆる「銀⾏」から⽀払われます。２：占いフェイズ⼭置き場運気シート銀⾏資産置き場他のプレイヤーに⾃分の未来（＝⼿札）を占ってもらいます。⼿札に関する情報が必要なければ、このフェイズをパスしても構いません。占ってもらうには、コインが必要となります。まず、他のプレイヤーを１⼈選び、コインを１枚⽀払います。次に、占って欲しい種類（恋⼈／地位／お⾦／不幸）を１つ選んで尋ねてください。この時、⼈脈や数字を選ぶことはできません。コインをもらって、尋ねられたプレイヤーは、⼿札の中にその種類があるかないかを答えてください。ただし、嘘をついてはいけません。必ず、正直に答えてあげてください。（恋⼈・地位・お⾦を尋ねられた際、⼈脈も数えることを忘れないでください）この時、尋ねられた種類の⼿札が２枚以上あった場合、追加料⾦としてコインをもう１枚要求してください。これは２枚であっても、３枚であっても、必ず１枚追加要求となります。不幸の連鎖プレイした⼿札が不幸だった場合、不幸の連鎖が発⽣する危険があります。まず、通常の資産と同じように処理し、資産置き場へおいてください。次に、全プレイヤーの資産置き場を⾒ます。そして、そこに不幸がおかれていて、かつその数字が最も新しい不幸の数字＋１だった場合、それらを全て⾃分の資産置き場へ引き取って、不幸の上に重ねてください。条件に合致する数字の不幸が２枚あれば、２枚とも引き取って好きな順番で重ねてください。⼿札の中に尋ねた種類のカードが「ある」という返答をされた場合、さらに追加でコインを⽀払うことによってその位置を教えてもらうことができます。再び尋ねたプレイヤーにコインを１枚（尋ねた種類が複数枚あった場合、２枚）⽀払ってください。尋ねられたプレイヤーはコインを受け取り、そのカードの端を指で押さえるなどして教えてください。（⼝頭で伝えると正確に伝わらない可能性があるので、必ず指で直接触るようにしてください）様⼦⾒⼿札１枚を表向きにプレイし、他のプレイヤーは時計回りで順番に、「これを買う／買わない」を選択することができます。買う場合、その数字と同じ枚数のコインを銀⾏（様⼦⾒したプレイヤーではありません）へ戻し、買ったプレイヤーの資産とします。そのカードを、⾏動によってプレイしたのと同じように処理してください。誰も買わなかった場合、捨て札にしてゲームから取り除きます。料⾦不⾜コインが１枚しかない時に占いをしてもらうと、料⾦が不⾜する可能性があります。料⾦が不⾜したら、尋ねられたプレイヤーは、尋ねたプレイヤーの⼿札１枚を⾃分の⼿札としてください。通常、不幸を買うことはありませんが、より⼤きな数字の不幸が資産置き場にあれば、⼩さな不幸を買うのも１つの⽅法です。ただし、この場合も「不幸の連鎖」が発⽣するので注意してください。上記「１」〜「３」の後、次のプレイヤーに⼿番を移します。そして、⼭が尽きた段階で、誰かが⾏動したらゲームが終了しま３：⾏動フェイズ最後にプレイヤーは「⾏動」か「様⼦⾒」かを選択します。⾏動すれば資産を得ることができ、様⼦⾒したら現状を維持する代わりに未来の可能性が失われます。ただし、⼿札が残り１枚の時は「様⼦⾒」を⾏えません。必ず⾏動してください。⾏動⼿札１枚を表向きにプレイし、⾃分の資産置き場へおきます。もしも、同じ資産が既に資産置き場におかれていたら、それを捨て札にしてゲームから取り除いてください。基本的に、古い資産は同じ新しい資産によって上書きされます。ただし、それには例外があり、プレイしたカードの数字が「資産置き場にある、同じ資産の数字＋１」だった場合、新しい資産を古い資産の上に重ねて両⽅を残すことができます。既に複数枚あった場合、常に⼀番上の、最も新しい数字で判定を⾏ってください。また、プレイしたカードが⼈脈だった場合、恋⼈・地位・お⾦の中から１つを選び、その選んだ種類の⾊を上⾯になるようにおいてください。その後、通常のカードと同じように処理します。処理が終わったら、⼭から１枚引いて新しい⼿札としてください。もしも⼭が尽きて引けなかった場合、ゲームが終了します。す。資産置き場にある数字を合計（不幸はマイナス得点として数えます）し、最も得点の⾼かったプレイヤーがゲームに勝利します。同点なら、残っているコインの枚数の多い⽅が勝利します。最終確認⼿札の補充は？⾏動したら⼭から１枚補充。補充できなければ、ゲーム終了。情報を与える際、嘘はつける？つけない。必ず正確な数、位置を知らせる。占ってもらうには？他のプレイヤーにコインを１枚⽀払う。尋ねた種類が⼿札２枚以上あると、さらに追加で１枚コインを⽀払う。種類だけでなく、どれがそれなのか教えてもらうには？占ってもらった後、さらに追加で１枚⽀払う。２枚以上あった場合は、２枚⽀払う。資産化の処理は？資産置き場に同じ資産があった場合、古い⽅が捨て札になる。ただし、新しい⽅の数字が、古い⽅の数字＋１だった場合、重ねて両⽅を残せる。ゲームを１０倍楽しむには？ロールプレイしよう！単に「⾚のカードある？」ではなく「私に素敵な恋⼈ができる可能性はありますか？」と尋ねたり、「０枚だよ」ではなく「君に恋⼈ができる可能性なんて皆無だね」と答えたりすると盛り上がります！