Trias トイアス - Gecko Games

Trias トイアス
2∼5人 12歳以上
Ralf Lehmkuhl作
トリアス紀(三畳紀とも言う)は地球の中生代を構成する3つの期限(トリア
ス紀、ジュラ紀、白亜紀)の最初にあたる時期である。2億5000千年前に始
まった中 生代は、最後の4千5百年の間に生物の95%が死滅することとな
る。
この時期、地上に最初に生まれた爬虫類と恐竜達が地上の支配者となった。
ジュラ紀が終わるころ、巨大な恐竜が全盛の白亜紀が到来する。また、中生代
のあいだ、超大陸パンゲアは徐々に分裂し、現在の大陸を形成していった。
■内容物
・39枚の6角形タイル
9山 15草原 12森 2水 1南極
・16個の木製キューブ5色(1キューブ=1群)
(ただし、袋には少し多めに入っています)
・39枚のカード
裏が1もしくは2の数字で分けられています。
1山札: 7山 13草原 10森
2山札: 2山 3草原 3森 1小惑星衝突(ゲーム終了カード)
・スコアボード
・ルールブックと5枚の要約を示したカード
■ゲームのアイデア
超大陸のパンゲアはいくつかに分裂していき、プレイヤー達は生物を移動・繁
栄させて各地に分布させ ます。各プレイヤーが戦術的なスキルを使って自分の
栄させて各地に分布させ ます。各プレイヤーが戦術的なスキルを使って自分の
生物を新しい大陸にうまく繁栄させて、1番繁栄した生物となることを目指し
ます。
■ゲーム前の準備
2人用ルールは後述。
1)タイルをシャッフルしてから、図のように南極を中心として周辺に3つの
輪をつくるように並べます。16枚+水の2枚は図の灰色の中に配置(内側か
ら2つ目までの輪の中に配置する) し、外周は残ったタイルを配置します。最
後に残った2枚のタイルはゲームには使わないので、箱に戻しておきます。地
形を作ったら、水タイル2枚を取り除きます。
2)山札の1と2をシャッフルし、裏面(1、2が書いてある方)を上にし
て、山札2の上に山札1を重ねて置きます。これらを山札を呼びます。
3)スタートプレイヤーを適当な方法で決めます。
4)各プレイヤーは山札から1枚カード(自分だけみます)を、15個の群集
キューブを受け取ります。残りの1個はスコアボードに得点マーカーとして使
用します。
5)反時計まわりで、スタートプレイヤーから群集キューブを2個ずつ1つの
地形タイルの上においていきます。
6)さらに反時計まわりで、各プレイヤーは再び1つの地形タイルに群集
キューブを2個ずつおいていきます。
ヒント:なるべく群集キューブは広域に散らして配置した方が良いでしょう。
1つのエリアに集中しすぎると発展するのが難しくなります。
ヒント:南極付近(センター)は、ボードの外側へ移動するには遠すぎるの
で、あまえりよくない場所といえます。しかし、 外側に置きすぎると、自分の
ターンのまでには自分のコマ全てがスイマーになってしまうかもしれません。
7)最後のプレイヤーが置いたらメインゲームがスタートします。
■ゲームの進め方
ゲームは時計回りに進みます。各ターンは固定されたシーケンスの4つのフェ
イズから成っています。
フェイズ1:強制大陸移動
フェイズ2:追加アクション
フェイズ3:スイマー/人口過剰 チェック
フェイズ4:手札補充
□フェイズ1:強制大陸移動
各プレイヤーが持っているカードをプレイするかどうか決めます。カードを使
用しないばあいは、山札から1枚引いて、その引いたカードを、すぐにプレイ
しなければなりません。カードの色は大陸移動するべき地形のタイプが指示さ
れています。もしも引いたカードが 小惑星衝突カードならば、このプレイヤー
のターンからラストラウンドとなります。
▼大陸移動
・外側の海(内側の湖は含まない)に接しているタイルを1枚はずします。は
ずしたタイルは元あった大陸のほかの場所に動かさなければなりません。ま
た、必ず元の位置よりも南極から離れた場所に、さらに、少なくても1辺は海
に接していなければなりません。
・タイルは少なくても自分の群集ブロックが1つは置いてある大陸(訳注:タ
イルではありません)からのみ取ることができます。
・上に誰かの群集ブロックが置いてあるタイルも取ることができます。その群
集ブロックは、そのままの位置(海水の中)に残しておき、それらはスイマー
と呼ばれます。
・もしも、動かそうとする大陸に自分の群集がいなかったり、南極から遠くに
タイルを動かすことができないときは、他の色のタイルを選ばなければなりま
せん。
もしもタイルを流動させることで新しい大陸ができるならば、すぐに得点を受
け取ります。6ページ参照。
注意1:もしも大陸が1タイルのみで構成されいるときは、移動することはでき
ません。
注意2:南極は決して移動しません。
例1)黒色のターンで、サイズ11の大陸か、サイズ2の大陸のどちらかか
ら、自分の手札カードと同じ色のタイルを移動しなければなりません。大陸移
動するタイルを選び、同じ大陸の周囲で、南極から遠くなる位置へ再びつなげ
なければなりません。Xの印のタイルは海に接していないのでタイルを移動する
ことはできません。
またサイズ3の大陸からは、自分の群集がいないので、タイルを選ぶことがで
きません。
例2)タイルをつなげる異なる例をP6に示しておきます。
□フェイズ2:追加アクション
各プレイヤーは自ターンごとに4アクションポイントを受け取ります。アク
ションには4種類の行動があり、これらのアクションを好きなように組み合わ
せて使用することができます。つまり1種類のアクションを1ターンに何度で
も実行することもできるのです。
アクションポイントは全て使い切らなくてもかまいませんが、残ったポイント
を次のターンに持ち越すことはできません。ターンごとの使いきりとなりま
す。
※必要な宣言
各アクションにおいて、プレイヤーは自分のポイントを使って、何を何回アク
ションするのか宣言しなければなりません。
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オプション名、コスト、意味
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ドリフト(大陸移動):1タイルごとに3アクションポイント消費
カードをプレイせずに、先に述べている大陸移動ルールに従って、タイルを
移動させることができます。
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ムーブ(生物移動):1群集が1タイルにつき1アクションポイント消費:
ムーブはあるタイルから隣のタイルへ群集を移動させることができます。消
費ポイントがあれば、群集を1ターンに複数回移動させることもできます。
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レスキュー(救出):3スイマーにつき1アクションポイント消費:
自分自身のスイマーを3匹まで救出することができます。救出する全員が同
じ位置にいる必要はありません。救出した場所の近くのタイルに配置されま
す。(時と場合によっては、群集は隣ではないタイルへも移動してもよいです
が、その必要はないでしょう。)
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リプロデュース(繁殖):1群集につき1アクションポイント消費:
1タイルにいる群集達はプレイヤーのターンに1度だけ繁殖することができ
ます。つまり同じタイル上に、プレイヤーのストックから取り出した新しい群
集を配置することができ ます。ただし、繁殖を試みる群集がターン内に移動し
ていた場合、次のターンからでないと繁殖することはできません。
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▼ゲーム全体の共通ルール
各タイルに生存することのできる群集キューブの数量は、食物に依存しており
制限があります。この数量を越えてはなりません。占有最大数を満たしている
タイルに、他の群集が入ってきたり、横切ったり、繁殖したりすることはでき
ないのです。
群集の最大数は土地のタイプごとに異なります。
山(グレイ)2群集
草原(ブラウン)3群集
森(緑)4群集
□フェイズ3:スイマー/人口過剰 チェック
手番プレイヤーのスイマーと人口過剰となったの全ての群集は自分のストック
に戻されます。
注意:
人口過剰は唯一スイマーの上に地形が隆起して、数量が越えているときにのみ
起こる現象です。人口が一杯もしくは過剰になっているタイルに入ったり、横
切ることはできません。
指定されているタイルの容量になるまで、群集をストックに戻さなければなり
ません。このタイル上にある他のプレイヤーの群集は、それぞれのプレイヤー
のターンにのみ関係します。
□フェイズ4:手札補充
プレイヤーがフェイズ1でカードを使っているときは、山札から1枚補充しま
す。各プレイヤーは常に1枚の手札をもっていることになります。もしも、新
しく引いたカードが小惑星衝突カードの場合、ただちに表にして、ラストラウ
ンドを左隣のプレイヤー から始めます。
■ラストラウンドとゲームの終わり
ラストラウンドは強制大陸移動は行いません。
各プレイヤーは2アクションポイントをもらいます。
それぞれ行ったあとで、最終結果を計算します。
追加:ラストターンのときに自分のストックに群集が無い場合は、群集の移動
のみが行えます。ストックに1もしくは2群集があるならば、いくつかの大陸
で1番多い群集になることもできるかもしれません。
■得点計算
得点計算はスコアボードのプレイヤーの色のキューブを使って示します。
A)ゲーム中の得点計算(強制的もしくはオプションでの大陸移動による得
点)
・もしも南極を含むメイン大陸からタイルを分離することで、新しい大陸がで
きたとき、分離したタイルを新しい大陸につなげれば、この新しい大陸のタイ
ル数が移動させたプレイヤーの得点となります。
新大陸ができた場合でも、この新大陸が他の大陸もしくはメイン大陸と結合す
るように、分離タイルをつないだときには、得点をもらうことができません。
このときの得点計算対象となる新しい大陸で1番多くの群集を持っている全て
のプレイヤーは2点を得ます。つづいて2番目に多くの群集を持っているプレ
イヤー全ては1点を得ます。
例2)黒のターンで、Xの土地を分離して、土地の上にいる群衆はこの位置でス
イマーとなります。プレイヤーはタイルを以下のところにつげる選択肢があり
ます。
a)Aとかかれた位置におく。南極を含む大陸(メイン大陸)につないだため
に、得点はもらえません。
b)Bと書かれた位置におく。新しい大陸は4枚のタイルで構成されているの
で、スコアボード上で自分のマーカーを4点分進めます。グレイと!印のプレイ
ヤーは3群集持っているので最大勢力として2点ずつもら、白のプレイヤーは
2群集のため2番目の勢力として1点をもらえます。黒は1群集しかいないの
で、得点がもらえません。
c)Cとかかれた位置におく。3タイルで構成されているので、3点を得ま
す。黒は2群集を持っているので2点。白は1群集で1点を得ます。
d)Dと書かれた位置におく。これは再び2つの大陸を繋げているので得点が
もらえません。
e)全てのほかの海の場所におくことはできません。これは南極から離れなけ
ればならないためと、最初の接していた大陸(今回は3つのうちのどれか)に
つなげなければならないためです。
B)最終得点計算(ゲームの最後に1度だけ)
・全ての大陸が1つずつ個別に計算されます。
・南極を含む大陸は計算されません。
・最終得点計算において、得点の小数点以下は切り上げとなります。
・計算する大陸において1番多くの群集を保有しているプレイヤーは大陸のタ
イル1枚につき1点を得ます。2番目に多く保有しているプレイヤーは、その
半分(切り上げ)を受け取ります。
・もしも、その大陸の群集は一人のプレイヤーのものだった場合、1番多く群
集を保有しているというポイントのみを受け取ることができます。
・同数で一番多くの群集を保有しているプレイヤーが複数いる場合、1番多く
保有+2番目に多く保有の得点を合計して、頭数で割った得点をそれぞれが受
け取ります。他のプレイヤーのポイントはありません。
・最大群集を保有するプレイヤーが一人で、2番目に多く保有するプレイヤー
が複数いる場合、最大群集をもつプレイヤーは通常どおり得点をもらい、2番
目に多く保有する全てのプレイヤーたちはその半分を、さらに頭数で割った得
点をもらいます。
TIP:最終得点計算はゲームで一番大きな得点を得ることができますが、ゲーム
中の得点も軽視できません。
■勝者
もっとも多くの勝利得点を得たプレイヤーが優勝します。同点のときはストッ
クに多く群集キューブをもっている人の方の勝ちです。それも同じならば、群
集キューブを置いている大陸数が多い方が勝ちます。それでも同じならば、同
点の引き分けとなります。
■2人用ルール
・ゲームの準備
1人10個のキューブと1個のスコアボード用キューブ
19タイル(1南極、5山、7草原、6森)
1山札は5山、6草原、5森
2山札は1山、2草原、1森、1隕石カード
フェイズ2のときに、各プレイヤーは3アクションポイントをターンごとにも
らえます。
(C)2002 Ralf Lehmkuhl
Gecko Games
http://geckogames.spieleck.de
e-mail:[email protected]
Japanese translation : Ogawa