◆ 平成28年度 鳴門市 各部長実行宣言 ◆ ( 健康福祉部 ) 部長名 荒川 雅範 部長コメント (基本姿勢、基本目標など) … キャッチフレーズは 「 迅速、的確で丁寧な対応の推進 」 健康福祉部には、健康政策課、保険課、長寿介護課、人権推進課と、福祉事務所内の社会福祉課、子どもいきいき課の6課、そして、健康政策課の「か い」に健康づくり室、人権推進課の「かい」に人権福祉センターと川崎会館、子どもいきいき課の「かい」に中央保育所、林崎保育所、瀬戸保育所、みどり保育 所、市場乳児保育所(休所中)の5公立保育所があります。 本市においても、少子高齢化と人口減少が進行しており、また、国の福祉施策制度改革や社会保障制度改革などがあり、保健福祉行政を取り巻く環境は 大きく変わっていることから、今後も現状と傾向の正確な把握と、これらを踏まえた施策・事業の計画的・効果的な推進が求められています。 このような状況の中、健康福祉部においては、第6次鳴門市総合計画に掲げる、「ひとにやさしく健康で安らげるまち なると」、「子どもたちの笑顔と歓声が 聞こえるまち なると」の実現を図るため、市民の皆さんや市内事業所、また、教育機関や関係機関との協力や連携を図るとともに、国や県の動向を注視しな がら、迅速、的確で丁寧な対応に務めてまいります。 No 1 2 重点項目 現状と課題 □現状 1.市民が生涯を通して、住み慣れた地域で安 心して生活を送ることができるように、健康づく りや地域医療の確保に関する基本理念、市民・ 医療機関等・行政の責務等を定めた条例を策 定するため、これまで策定審議会を2回、ワー 「(仮称)地域の医療を地域で キンググループ会議を3回開催しました。 守るための条例」の策定 ■課題 (健康政策課) 1.予防重視の観点からも、「病院完結型」から 地域全体で治し支える「地域完結型」の医療へ のシフト 2.医療は限りある資源であることから、地域医 療を維持・発展させるためには、各ライフステー ジに応じた市民の主体的な健康づくりの推進 □現状 1.適正な保険料の賦課と収納を図るとともに、 保健事業実施計画(データヘルス計画)に基づ き、特定健康診査・特定保健指導、疾病の重症 化予防等の保健事業を実施することにより、国 民健康保険制度の安定運営に務めています。 国民健康保険(特別会計)の ■課題 健全財政の確立 1.新たな取組等を加えた保険料収入等の歳入 (保険課) 確保 2.低迷が続く特定健康診査受診率の向上に取 り組み、被保険者の健康保持・増進、疾病の重 症化予防など、受診後のフォローアップを強化 することにより医療費の適正化 (写真) 目標(何を、どうする) 目標達成に向けた取組工程 持続可能な医療体制の構築、市民生 活の安心・安全の確保の観点から、地域 の医療を地域で守るため条例を、平成28 年度末までに策定します。 ①取組状況、条例策定の趣旨、条例の あり方等を再確認します。 ②介護関係者を策定審議会委員に加え て、審議と素案づくりを行います。 ③市民主体のワーキンググループでの 意見等の聞き取りを行います。 ④パブリックコメント等の実施により、市 民等の意見を反映します。 ⑤市議会で条例案の丁寧な説明を行 い、審議していただきます。 ①条例策定の趣旨と取組状況の再確認(4月~5月) ・着手時からの変更点、条例のあり方等の再確認 ②策定審議会での審議 ・在宅医療と介護の連携が重要となるため、策定審議会 委員に介護関係者も加えた審議(5月~H29年1月) ③ワーキンググループでの意見等の聞き取り ・市民主体によるワーキンググループ開催による意見等 の条例素案への反映(7月~8月) ④パブリックコメント等の実施 ・広く意見や要望等をいただくためのパブリックコメントの 実施(12月~H29.1月) ・市議会での説明と意見の確認(12月) ⑤市議会での条例案審議 ・条例案の議案提出、説明による審議(H29年2月~3月) 1. 保険料収入等の歳入確保 ①現年度保険料の収納率93%以上を 維持します。 2.医療費の適正化 ①特定健康診査の受診率の向上 ・コールセンター方式の導入による効果 的な勧奨を実施します。 ・検診車がん検診や頸部エコー検査を組 み合わせた健診を実施します。[目標:特 定健康診査受診率40%以上] ②ジェネリック医薬品(後発医薬品)の普 及啓発の継続、かかりつけ薬局やお薬 手帳の普及を推進します。 ③脳血管疾患、虚血性心疾患、慢性腎 臓病など、予防可能疾病者を対象とした 個別訪問保健指導を実施します。 1. 保険料収入等の歳入確保 ①・収納嘱託員による臨戸徴収の継続的実施(通年) ・口座振替の推進(通年) ・未納者へ個別催告書通知(随 時) ・夜間と休日の納付相談窓口の開設(3.5.6.9.12月) 2.医療費の適正化 ①・受診勧奨対象者へ勧奨通知を事前に送付後、コール センターからの電話による受診勧奨(9月~12月) ・2会場を加えた巡回検診車健診(7月~12月の間に5 回)実施 ・各健康・介護予防教室の大型量販店頭、イベ ント開催時、自治振興会等で受診勧奨(7月~12月) ②・自己負担額の差額通知書の送付(各月)、広報紙等に よる周知啓発(8月) ・健康政策課(健康づくり室)と連携 し、薬剤師会の協力のもと周知用チラシの作成・配布 (10月) ③健康政策課(健康づくり室)と連携し、重症化予防を目 的とした訪問保健指導(6月~H29.3月) ◆ 平成28年度 鳴門市 各部長実行宣言 ◆ ( 健康福祉部 ) 部長名 荒川 雅範 現状と課題 目標(何を、どうする) 目標達成に向けた取組工程 3 介護予防・日常生活支援総 合事業の推進 (長寿介護課) □現状 1.介護保険財政の硬直化や介護従事者不足 等が進むなか、多様な主体の参画による効率 的で効果的な生活支援サービス等を充実させ る必要が生じています。 2.従来の介護予防事業では、実施回数や場 所に限界があることから、より身近な介護予防 拠点や地域住民の交流の場づくりが必要となっ ています。 ■課題等 1.市民・事業者・行政等の関係者間における 意識共有と自立支援に向けたサービスの展開 2.高齢者の社会参加の推進とリハビリテーショ ン専門職等との連携強化 1.介護予防・生活支援サービスの推進 ①要支援領域の訪問・通所介護をH28年 4月より地域支援事業に移行します。 ②利用料の低い市独自サービスを新設 します。(訪問介護A1、通所介護A1、え ぷろんサービスA2) [新規利用者の市独 自サービスへの移行率5割] ③リハビリ専門職の個別指導により、保 険サービスからの自立を支援します。 2.いきいきサロン100創出事業&いきい き百歳体操普及啓発事業 ①高齢者が楽しく過ごせる通いの場の創 出を支援します。 [開設目標15カ所] ②県理学療法士会が開発した体操を普 及し、筋骨格系疾患予防を図ります。 1.介護予防・生活支援サービスの推進 ①移行開始(4月~認定更新時期に順次移行) ②サービス利用状況の分析(7月~) ③利用分析を踏まえた対応(9月~) ・サービス提供事業所の拡大 ・ケアプラン作成者の適切なマネジメントへの関与 ④制度評価と新サービスの検討(~11月) 2.いきいきサロン100創出事業&いきいき百歳体操普及 啓発事業 ①サロン活動補助金、講師派遣制度の創設(4月) ②趣旨や支援内容等の広報(4月~) ③理学・作業療法士による体操指導・啓発(4月~) (サロン・シルバー大学・出前講座・テレビ鳴門番組) ④サロンでの「いき百スタンプカード」の実施(4月~) ⑤市民やケアマネージャーへの情報提供(4月~) 4 □現状 1.人権問題をはじめとした、女性、子ども、高 齢者、障がい者等や外国人に対する偏見や差 別は、今なおさまざまな形態で存在していること 一人ひとりの人権が尊重さ から、人権問題に対して、正しい知識や理解、 れ、男女がともに共同できる 認識を深め行動できるよう、人権啓発や男女共 まちづくりの推進 同参画推進に取組んでいます。 (人権推進課) ■課題 1.あらゆる人権問題の意識高揚や差別解消に 向けて、市民が一丸となった啓発事業への取 組 1.人権啓発事業の実施 ①人権セミナーを開催します(年3回)。 ②鳴門市人権文化祭を開催します。 ③人権の花運動を開催します。 ④ふれあい人権スポーツ教室を開催しま す。 2.鳴門市男女共同参画推進条例及び 女性活躍推進法の周知啓発事業 ①平成28年1月1日施行の「鳴門市男女 共同参画推進条例」、平成27年8月公布 の「女性活躍推進法」と「平成27年度地 域女性活躍推進事業」の周知啓発や説 明会等の開催 1.人権啓発事業の実施 ①あらゆる人権問題(外国人を含む)をテーマに開催(7 月、10月、11月開催予定) ②「鳴門市人権教育推進強調月間」と併せた鳴門市人権 文化祭の開催(11月12日(土)~20日(日)予定) ③鳴門市人権擁護委員会と連携し、第一中学校区の3 小学校で人権の花運動を開催(9~10月頃予定) ④インディゴソックス、人権擁護委員会、日赤県支部と連携 し、ふれあい人権スポーツ教室を放課後児童クラブで開催 2.周知啓発事業の実施 ①・広報なるとや市公式ウェブサイトの周知啓発(通年) ・市男女共同参画推進条例パンフレットに配布(新5年生 約750部)(6月) ・説明会等の開催(7月~H29.3月) 5 □現状 少子高齢化や核家族化等、家族形態が変化 している中、地域においても住民同士のつなが りが希薄化しており、ひきこもりや孤独死・虐待 など、これまでの社会福祉制度では捉えきれな い地域の生活課題が増加しています。 ■課題 1.住民と行政との協働による、地域の「新たな 支え合い」の仕組みづくり 2.社会福祉法第107条.109条に基づく地域福 祉計画(活動)計画の一体的策定(H29年度) 3.自治基本条例の理念に則った住民主体によ るニーズ調査・課題抽出・解決方策の検討 1.地域福祉意識の醸成 ①広報紙や公式ウェブサイト、市社協だより 等を活用した広報・啓発を行います。 ②地域福祉講演会を実施します。 ③市民会議メンバーの公募及び地域福祉 計画等策定プロジェクトチームを発足します。 ④実践活動養成研修を実施します。 2.住民主体の計画づくり ①策定審議会を設置します。 ②市民会議、地域座談会を開催します。 ③市民会議メンバー・策定プロジェクトチームメン バー・座談会参加住民によるワークショップを 開催します。 1.地域福祉意識の醸成 ①・広報紙:(6月号からシリーズで掲載) ・公式ウェブサイト:活動内容の更新(随時) ②地域福祉をテーマとした講演会の開催(8月~9月) ③市民会議メンバー・地域福祉計画等策定プロジェクト チームメンバーの選任・発足(9月) ④地域福祉実践活動養成研修会の開催(10月~12月) 2.住民主体の計画づくり ①策定審議会委員の選任・開催(6月~) ②③市民会議及び地域座談会(ワークショップ形式)の開 催(H29.1月~3月) No 重点項目 「地域福祉計画」と「地域福 祉活動計画」の一体的策定 (社会福祉課) ◆ 平成28年度 鳴門市 各部長実行宣言 ◆ No 6 重点項目 現状と課題 □現状 1.公立保育所は5か所(1か所休止中)ありま すが、施設の老朽化が進んでいます。 2.少子化の進行は、16の私立保育所も含め 保育の適正運営へ影響を生じつつあります。 3.国の制度変更等により、幼稚園を含めた就 公立保育所の再編への取組 学前教育全体の見直しを要するため、本年度 (子どもいきいき課) 教育委員会が策定する学校再編計画「鳴門市 学校づくり計画」の確認が必要となります。 ■課題 1.「鳴門市子ども・子育て支援事業計画」策定 データと児童福祉審議会での意見等の確認 2.「鳴門市学校づくり計画」策定状況の確認と 教育委員会との連携 ( 健康福祉部 ) 部長名 荒川 雅範 目標(何を、どうする) 目標達成に向けた取組工程 1.子育て支援事業計画策定データと児 童福祉審議会での意見等の確認 ①推計対象児童数等を確認します。 ②アンケート調査結果の保護者意見・要 望の確認と集約を行います。 ③児童福祉審議会での意見・要望等を 確認します。 ④私立保育所の意見等を聴取します。 2.学校づくり計画策定状況確認と教育 委員会との連携 ①学校づくり計画策定審議会の審議状 況と策定データ等の情報を収集します。 ②就学前教育全体に関する教育委員会 との協議の準備をします。 1.子育て支援事業計画策定データと児童福祉審議会で の意見等の確認 ①②③計画策定時の推計対象児童数、アンケート調査 での保護者の意見・要望、児童福祉審議会での意見等 の確認・集約(5月~10月) ④私立保育所から公立保育所再編に関する意見等の聴 取・集約(11月~12月) 2.学校づくり計画策定状況確認と教育委員会との連携 ①策定審議会の審議状況、策定用データ等の提供の依 頼と情報収集(適宜) ②「鳴門の学校づくり計画」を踏まえ、公立認定こども園 の設置も視野に入れた、就学前教育全体についての、幼 稚園・保育所・認定こども園の設置に関する教育委員会 との協議準備(10月~H29.2月)
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