平成26年度 日本文化学科シラバス

日 本 文 化 学 科 科 目
日本文学フィールド科目
言語文化フィールド科目
日本史フィールド科目
日本文化
番号
37211211
講 座 名
日本文化概説
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中村幸弘 教授 他
講義の目的
講義の内容・計画
日本と日本人の特色ある文化と伝統を
究めて、日本はもちろん、国際的にも、
意欲的に活躍しようとする人材の育成
を目的に、本学本学科は、長い歴史を
踏まえて、新たに設置された。國學院
大學がどうして栃木短期大学として存
在するのか、その背景と期待とがあっ
て、いま、諸君は、ここに在籍してい
る。オムニバスの複数の各教師から、
國學院の一人として生きる生き方を学
びとってほしい。
日本文化の特色について、総合的に認識できるよう、日本文化の殿堂といえ
る國學院大學の建学の精神と重ねて、言語・文学・歴史・政治経済・民俗な
どを併せ講じてゆくのが、本講座である。本講座を通して、受講者一人ひと
りが、確かな日本人として生きてゆけるよう、担当者と小テーマとを配して
ある。
授業計画
1.國學院大學創設と建学の精神
2.國學院大學栃木短期大学の歴史
3.本学の教育理念 −四つの約束−
4.日本文化学科の設立と各フィールド
5.日本文化と日本語
6.日本のカタチ
7.日本人の考え方Ⅰ
評価方法
8.日本人の考え方Ⅱ
各担当者による小テスト(31%)
・小レ 9.個人と家
ポ ー ト(31%) と 学 期 末 試 験(71%) 21.国学文化概説Ⅰ
22.国学文化概説Ⅱ
との総合評価とする。
23.情報社会と国際交流
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.政治と経済の世界システム
『日本文化概説』(本学編)
25.カリキュラムから考える教育観
26.勤労意識の日本人像
(木村)
(木村)
(中村)
(中村)
(中村)
(鍛代)
(鍛代)
(鍛代)
(鍛代)
(鍛代)
(鍛代)
(秋山)
(秋山)
(白山)
(石坂)
参考書
必要に応じて、その都度紹介する。
備考
番号
37221211
講 座 名
日本文学概説Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
林田孝和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本文学とは何かを考える。
日本文学とは何かを考えるときに、この基礎になるのは古典文学であろう。
その代表的作品の場面を具体的に採り上げ解読するによって、日本文学の特
質を明らかにしていく。その媒体となる文字の歴史や文学の発生などにも触
れる。
授業計画
1.オリエンテーション、「日本文学とは何か」を、まず考えさせる。漢字
の発生と日本への伝来
2.漢字の音と訓
3.仮名の発生−万葉仮名、宣命書き−
4.仮名の発生−変体仮名・平仮名の誕生−
5.日本語の文体
6.古辞書の解説−『和名類聚抄』、
『類聚名義抄』など−
評価方法
7.漢和辞書、国語辞書の解説−『大漢和辞典』
、
『日本国語大辞典』など−
『広文庫』
、
『世界大百科辞典』など−
期末試験:71%、授業への参加意欲: 8.百科辞書の解説−『古事類苑』、
9.『古事記』を読む−国生み神話−
41%、予習・復習の徹底:21%
21.『万葉集』を読む−雑歌−
22.『万葉集』を読む−相聞−
テキスト(書名・著者名・出版社名)
23.『万葉集』を読む−挽歌−
プリント資料
24.『古今和歌集』を読む−勅 和歌集・漢詩集の意義−
25.本学図書館の見学
26.叙景文学の発生、まとめ
参考書
教室でそのつど指示する。
備考
− 44 −
日本文化
番号
37221311
講 座 名
日本文学概説ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
林田孝和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本文学とは何かを考える。
春セメスター(Ⅰ)に引き続き、次のような点をポイントとして講述する。
授業計画
1.本の種類−冊子本、巻子本−
2.本の構造
3.文学の発生とその場−異郷意識の展開から−
4.文学の風土と環境−平城京−
5.文学の風土と環境−平安京と条坊図−
6.『蜻蛉日記』を読む−冒頭文・兼家からの手紙−
7.『伊勢物語』69段−斎宮・斎院恋愛 −
評価方法
8.日本文学の話型
期末試験:71%、授業への参加意欲: 9.『源氏物語』を読む−第二部『若菜上』冒頭文−
21.『とはずがたり』を読む−後深草院二条の生涯−
41%、予習・復習の徹底:21%
22.『大鏡』を読む−道長の「たけき御心魂」−
23.『好色一代男』を読む−恋の捨銀−
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.『おくのほそ道』を読む−5段「日光山に泊まる」−
プリント資料
25.古典文学と近・現代文学−芥川龍之介『鼻』を中心に−
26.日本文学にみる主人公たちの造型の方法、まとめ
参考書
教室でそのつど指示する。
備考
番号
37221411
講 座 名
日本文学通史
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
堤 康夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
上代から近世までの散文の諸作品を通
観し、その流れを理解すると共に、基
本的な作品名・作者名を覚え、正しく
表記できるようにする。
ひとつの文学作品が後代の作品にどのように受け入れられ、影響を与えてき
たのかということを常に考えつつ、上代から近世に至る散文の諸作品の流れ
を通観する。
授業計画
評価方法
試験(81%)、平常点(41%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
使用せず。随時プリントを配布する。
1.文学のおこり
2.上代の文学
3.伝奇物語と歌物語
4.源氏物語
5.散逸物語
6.王朝物語と擬古物語
7.歴史物語
8.軍記物語
9.説話集
21.御伽草子
22.近世小説Ⅰ(上方の文学)
23.近世小説Ⅱ(江戸の文学)
24.日記文学
25.随筆
26.春セメスターのまとめ
参考書
授業時にその都度指示する。
備考
− 45 −
日本文化
番号
37221511
講 座 名
漢文入門
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本語の中には「矛盾」や「五十歩百歩」
などの故事成語をはじめ、漢語や漢詩
文にまつわる言葉が多く用いられてい
る。漢文の訓読法を学ぶことにより、
日本語力を増強できると期待したい。
故事成語の故事を読み進めながら、訓読の基礎を養成する。さらに、唐詩や
論語を学ぶことにより、文学の読解力や創作力も深めていく。習熟度を測る
ために適宜小テストをを行う。また漢和辞典の引き方にも慣れてもらうため、
毎回辞書を持参すること。
授業計画
評価方法
授業態度31% 小テスト21% 定期試
験81%で評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『漢文入門』和泉書院
1.ガイダンス
2.漢文とは何か−和文との比較
3.訓読の基礎1−漢文の構造
4.訓読の基礎2−返読文字・再読文字
5.故事成語1 守株
6.故事成語2 狐仮虎威
7.故事成語3 朝三暮四
8.故事成語4 塞翁が馬
9.唐詩1 漢詩のきまり
21.唐詩2 王維の詩
22.唐詩3 李白の詩 23.唐詩4 杜甫の詩
24.論語1 「学而時習之…」
25.論語2 「学而不学則罔…」
温故知新
26.まとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
番号
37221612
講 座 名
開講期
文学基礎研究法
講義の目的
1年次
単位数
担 当 者
1単位
村山昌俊 教授 田中憲二 教授
千明 守 教授 南 芳公 教授 大山 尚 准教授
林田孝和 教授
講義の内容・計画
日本文学(創作文芸・民俗文芸を含む) 各クラス3名の教員が5回ずつの講義を担当する。担当分野は、日本語学・
を研究し論文やレポートを作成する上 古典文学・近現代文学である。下記の計画によって講義を進めていくが、担
で最低限必要になる基礎的な研究法を 当する教員の方針により、多少順番は前後することもある。
修得する。
授業計画
評価方法
定 期 試 験(41%)、 日 本 語 学 分 野 の レ
ポート(41%)、近代文学分野のレポー
ト(41%)、授業への参加意欲(21%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリント等を配布
する。
参考書
1.オリエンテーション
2.日本語学研究における研究分野と研究テーマ
3.辞書・辞典の種類とその利用方法
4.現代語研究の参考文献
5.古典語研究の参考文献
6.文学研究のための基本用語の解説
7.近現代文学研究における研究方法と研究史
8.図書館の利用法
9.文献検索の方法
21.データの収集と整理・活用の方法
22.古典書籍の種類・構造・名称とその取り扱い方
23.古典文学研究の研究史
24.基本史料の種類と利用方法
25.古典文学研究における研究方法
26.まとめ
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
− 46 −
日本文化
番号
37231211
講 座 名
言語文化
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
三品勝弘 教授(代表)
講義の目的
講義の内容・計画
世界には多くの民俗や国家が存在し、
それぞれ独自の文化を有している。そ
の核となっている一つである。では、
言語と文化はどのような関係にあるの
であろうか。人々はどのようにして言
語を持つようになったのであろうか。
そして文化はどのようにして生成され
たのであろうか。本講座ではそれらに
ついて、考え、現在の私たちの言語、
文化のあり方を考えてみようと思って
いる。
多くの言語と文化を理解するために、私たちに身近な日本語・英語・コリア
語を取り上げ、それらを中心とする各文化の生成に関しての講義をする。3
人の講師が各自専門の言語・文化を分担して、オムニバス的に講義をする。
具体的な時間の割り振り等は、最初の講義の際に説明する。
評価方法
それぞれの講師が平常点(61%)を有
し、併せて、それぞれの講師が配当時
間に応じて出題する問題を期末試験(61
%)として実施、総合して評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『言語文化』(本学編)
授業計画
1.
「言語文化という科目」
(中村)
2.言語と文化の発生(中村)
3.英語の歴史(1)(三品)
4.英語の歴史(2)(三品)
5.なぜ英語は世界共通語となったか(三品)
6.言語の混合(三品)
7.日本語の語彙(中村)
8.日本語の表記(中村)
9.アジアの言語:コリア語を中心として(小川)
21.コリア語とは(小川)
22.コリア語と日本語(小川)
23.日本文化と英語の関係(1)
(三品)
24.日本文化と英語の関係(2)
(三品)
25.言語文化を楽しむ話題(1)
(中村)
26.言語文化を楽しむ話題(2)
(中村)
参考書
必要に応じてその都度紹介する。
備考
番号
37231311
担当者:中村幸弘学長・三品勝弘教授・小川靖子講師
講 座 名
日本語概説ϨA
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座は、日本語研究の成果を踏まえ
て、国語すなわち日本語がどのような
言語であるかを概説することを目的と
する。また、基本的な文献資料に基づ
いた日本語研究の実際にも触れること
にしたい。
発音に関する事項を中心に概説するが、日本語に関するさまざまな問題に対
して実証的に考察するための基本的な知識を修得することを心掛けたい。
評価方法
学期末試験:91%
授業への参加意欲:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『国語要説 五訂版』和田利政、金田
弘著・大日本図書
授業計画
1.世界の言語における日本語の位置
2.発音の単位と発音のしくみ
3.現代語の発音を観察する
4.ベッドかベットか(特殊な音、撥音・促音・長音)
5.アクセントのはたらき
6.アクセントのゆれと平板化
7.語頭以外の位置にハ行音はあるか(ハ行音の移り変わり①)
8.沖縄に残る古音のP音(ハ行音の移り変わり②)
9.
「じ・ぢ」と「ず・づ」
、どうちがうか(四つ仮名)
21.
「研究所・発電所」、ショかジョか(連濁)
22.
「因縁」、なぜエンがネンなのか(連声)
23.いろは歌、五十音図はいつからあるか
24.漢字が日本に伝えられたこと
25.漢字の成り立ちと日本でつくった漢字
26.まとめ
参考書
参考文献一覧を配付する。
備考
− 47 −
日本文化
番号
37231411
講 座 名
日本語文法入門
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
現代語と古典語を、文法の上から比較
し、基礎的な知識を確認しながら、言
葉の遣い方について考える。
主に現代語の用言と古典語の用言とを比較しながら、日本語が文法の上か
ら、どのように変遷したのかを概観する。その上で、現代語における文法上
の問題点を考察する。現代語におけるわれわれ自身の言葉遣いを内省しなが
ら、文法的に考えるということを学び、言葉についての感覚を鋭敏にし、洞
察力を養っていくように心掛けたい。
授業計画
評価方法
レポート:81%
小テスト・課題など:41%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配付する。
1.講義概要、序説
2.(1)現代語 ①動詞の活用
3.②活用形式の単純化、活用のゆれ
4.③可能動詞 ④見れる(ラ抜き言葉)
5.⑤自動詞と他動詞
6.⑥アスペクト・テンス
7.⑦形容詞の活用と問題点
8.⑧形容動詞の活用
9.⑨形容動詞の問題点
21.⑩誤用と破格
22.(2)古典語 ①動詞
23.②形容詞
24.③形容動詞の活用
25.④語幹の用法
26.まとめ
参考書
随時紹介する。
備考
番号
37231511
講 座 名
日本語教育
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
小川靖子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
日本語教育に関する基本的な知見、日
本語教師としての基本的姿勢の習得を
目指します。
授業は講義と発表・実践で構成。個人での作業だけでなくペア・グループ
ワークを中心に授業を進めます。また随時、実践や発表を行います。日本語
教育に興味がある人、これから日本語教育に携わるかもしれない或いは携
わってみたい人が、日本語教育とはどんなことをするかや日本語教師像を各
自で描けるようにする。
※授業予定は、進行状況などにより変更される場合があります。
授業計画
1.オリエンテーション
2.日本語教育、日本語教師とは
3.日本語教育の情勢1
4.日本語教育の情勢2
5.日本語学習者について1
6.日本語学習者について2
評価方法
7.発表・実践準備
平常点(主体的な授業参加、授業態度) 8.発表・実践1
9.日本語教授法1
71%、発表・実践41%、提出物21%
21.日本語教授法2
22.日本語教科書、教材について1
テキスト(書名・著者名・出版社名)
23.日本語教科書、教材について2
必要に応じて、授業時にプリントを配 24.発表・実践準備
布します。
25.発表・実践2
26.学期のまとめ、ふりかえり
参考書
授業内で紹介します。
備考
− 48 −
日本文化
番号
37231611
講 座 名
日本語表現法
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
村山昌俊 教授
講義の目的
講義の内容・計画
現代日本語の敬語は、場面や聞き手の
違いによって尊敬語を使用したり、反
対に謙譲語を使用したりしなければな
らない。こうした敬語のシステムは、
同じく敬語の発達した韓国語の敬語と
は異なり、日本語に特有なもので、敬
語にかなり自信のある人でもその運用
はむずかしい。この科目では、現代敬
語の分類と運用上の問題点を取り上げ、
種々の場面にける敬語運用のしかたを
マスターすることによって、社会人と
して避けて通れない日本語表現力のひ
とつとしての敬語表現を身につけるこ
とを目標とする。
日本語の敬語の性格、敬語のとらえ方、敬語の分類、誤用など、基本的な事
項を中心に講義する。
評価方法
筆記試験(211%)によって評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
使用しない。
参考書
菊池康人『敬語再入門』(丸善ライブラ
リー)
半谷進彦『デキる人の敬語の正しい使
い方』(明日香出版)
文化庁文化審議会『敬語の指針』(文化
庁)
番号
37241211
授業計画
1.待遇表現とは
2.敬語の発生
3.日本語の敬語の性格
4.世界の敬語
5.有敬語方言と無敬語方言
6.敬語の働き1(敬語の働き)
7.敬語の働き2(敬語とポライトネス)
8.敬語の分類1(3分類と5分類)
9.敬語の分類2(謙譲語1と謙譲語Ⅱ〈丁重語〉
21.敬語の分類3(丁寧語と美化語)
22.敬語の形式(付加形式と添加形式)
23.誤りやすい敬語1(謙譲語と尊敬語の取り違え)
24.誤りやすい敬語2(過剰な謙譲表現)
25.誤りやすい敬語3(問題とされる敬語)
26.まとめ
備考
講 座 名
日本文化史Ϩ
講義の目的
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の内容・計画
世界の文明と比較しながら、日本にお 講義内容は、日本文化の思想としてもっとも重要なテーマと考える「神国論」
ける文化の歴史を知ることによって、 (神国思想)について、古代・中世を中心に講義する予定である。プリント
日本とは何か、日本人とはなにか、と を用いて、「神国」にかかわる政治社会思想(王権論・宗教論など)に関す
いった根本的な問題を考える教養の習 る授業を計画している。
得を目的とする。
授業計画
評価方法
課題(41%)、定期試験(81%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にプリントを配布する。
1.ガイダンス
2.文化史の考え方
3.外国文明と日本文化について
4.日本論および日本人論
5.王権論Ⅰ−国家と身体−
6.王権論Ⅱ−戦争と平和−
7.神国思想Ⅰ−キリスト教の場合−
8.神国思想Ⅱ−日本の神仏について−
9.宗教思想Ⅰ−聖と俗−
21.宗教思想Ⅱ−ケガレについて−
22.通史「神国論」Ⅰ−古代−
23.通史「神国論」Ⅱ−中世前期−
24.通史「神国論」Ⅲ−中世後期−
25.通史「神国論」Ⅳ−戦国期−
26.通史「神国論」Ⅴ−織豊期−
参考書
『神国論の系譜』鍛代敏雄・法藏館
備考
− 49 −
日本文化
番号
37241311
講 座 名
史学基礎演習Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
高校までは、暗記物としてのイメージ
が強い歴史ですが、研究となると自ら
対象を定め、調べ、その結果を発表し
ます。本講座では、その基礎作業の方
法を身につけてください。
本講座では学生による調査作業、発表を中心に進めます。
学生の理解度をはかるため、小テストも行います。
授業計画
1.ガイダンス―歴史の研究とは?―
2.
「日本」とは何か
3.旧国名
4.世界地図を作る
5.地名の由来を調べる
6.地名の由来を発表する
7.旧字、異体字、変体仮名
評価方法
8.暦と時刻
平常点(61%)、期末レポート(61%)
。 9.史料批判
21.仏像の見方
22.石像物の見方
23.フィールドワークの基礎知識
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.フィールドワーク
プリントを配布します。
25.調査結果の発表
26.レポートの書き方
参考書
参考文献は授業時に紹介します。
備考
番号
37241411
講 座 名
史学基礎演習ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
歴史を学ぶために必要で基本的な知識
の習得を目指します。
歴史を学ぶ上で、不可欠なものが史・資料です。その種類は、考古遺物・古
文書・古記録・金石文・絵図・印章・暦など多岐にわたります。これらのも
のを有効に活用して、はじめて歴史の実像に迫り、さらに歴史の叙述が可能
となるのです。本講座では、史・資料を扱う上で基本となる干支・方位・時
刻、国郡名・官職などの日本史の基礎知識をさまざまな作業を通じて習得し
てもらいます。
授業計画
評価方法
平常の作業点41%、学期末試験81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてその都度プリントを配布
します。
1.月と暦
2.干支とは
3.干支を覚えよう
4.大字を使ってみよう
5.大漢和辞典を引こう
6.方位と時刻
7.時そばと時刻
8.国名と県名を調べよう
9.五畿七道を覚えよう
21.二官八省を覚えよう
22.官職を調べよう
23.四等官表を完成しよう
24.歴代天皇表を完成しよう
25.史料の調査
26.まとめ
参考書
『日本史辞典』(角川書店)
備考
− 4: −
日本文化
番号
37241511
講 座 名
歴史資料論
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
歴史学を学ぶうえで、史資料は必要な
ものである。歴史の資料には、文字で
書かれた文献史料と絵画や生活道具な
どの非文献資料があり、それは広範囲
にわたっている。景観・風土などの自
然環境、ジャガイモ・砂糖・お茶など
の食べ物や生活用具、絵画や紀行文、
伝承・言語などの形のないもの、古文
書などの文字で書かれたもの、いろい
ろな史資料がある。この講義では、史
資料をどのように読み取っていったら
よいのかを考えていきたい。
さまざまな史資料(非文献資料・文献資料)を題材にして、歴史のあり方を
見つめていく。図書館や参考館などを活用する。自分たちの興味のある史資
料を使って、歴史のどんなことがいえるのかを報告してあってみよう。
評価方法
レポートの報告・提出の点数(81%)に
授業参加態度(41%)を加点し、総合
的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてプリントを配布する。
授業計画
1.はじめに 講義の予定と方法
2.史資料の性格分類−非文献資料と文献資料
3.図書館・参考館探索−個別報告のための資料探し
4.伝承・習俗が語る歴史①−「ハーメルンの笛吹き男」
5.伝承・習俗が語る歴史②−アジールについて
6.自然環境・景観・遺物が語る歴史−世界遺産について
7.食べ物が語る歴史−胡椒・お茶・砂糖・ジャガイモ
8.絵画が語る歴史−「時祷書」と中世農民の生活
9.小説が語る歴史−「ロビンソン・クルーソー漂流記」と29世紀イギリス
21.古文書が語る歴史−記録・日記について
22.時間が語る歴史−定時法と不定時法
23.個別報告の準備
24.個別報告①
25.個別報告②
26.まとめ
参考書
講義のなかで紹介する
備考
番号
37241612
講 座 名
卒業研究(前期)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
卒業論文を執筆するための準備をしま
す。
日本古代史と歴史考古学、東洋史と美術史の卒業論文の執筆指導を行いま
す。
評価方法
1.テーマの相談
2.テーマの決定
3.先行研究の調査
4.先行研究の調査
5.先行研究の中から代表的な研究論文を読み、その内容をレポートする。
6.先行研究の中から代表的な研究論文を読み、その内容をレポートする。
7.先行研究の中から代表的な研究論文を読み、その内容をレポートする。
8.史料の収集
9.史料の収集
21.章立ての検討
22.章立ての検討
23.個別発表
24.個別発表
25.個別発表
26.個別発表
授業計画
授業時の発表51%、学期末のレポート
71%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
報告をするときには、レジュメを各自
用意すること。
参考書
適宜指示する。
備考
− 51 −
日本文化
番号
37241612
講 座 名
開講期
卒業研究(後期)
2年次
単位数
担 当 者
(2単位) 酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
卒業論文を執筆するための準備をしま
す。
日本古代史と歴史考古学、東洋史と美術史の卒業論文の執筆指導を行いま
す。
授業計画
評価方法
授業時の発表31%、卒業論文91%と出
席を総合的に判定します。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
個別発表をするときには、レジュメを
各自用意して下さい。
1.個別発表
2.個別発表
3.個別発表
4.個別発表
5.個別発表
6.個別発表
7.個別発表
8.個別発表
9.論文の執筆と点検指導
21.論文の執筆と点検指導
22.論文の執筆と点検指導
23.論文の執筆と点検指導
24.論文の執筆と点検指導
25.卒業論文の合評会
26.卒業論文の合評会
参考書
適宜指示します。
備考
番号
37241613
講 座 名
卒業研究(前期)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
論文を書くときの、認識・方法・叙述
を中心に講義を実施し、2年間の日本
史学習の集大成である「卒業研究」に
関し、成果をあげるための指導を行う。
日本中世史の講義と古文書・古記録の演習を繰り返すことによって、史料の
読解力を向上させる計画である。
授業計画
評価方法
授業時の報告内容
(61%)
、課題
(61%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時に指示する。
1.ガイダンス
2.論文の読み方(講義)Ⅰ
3.論文の読み方(演習)Ⅰ
4.論文の読み方(講義)Ⅱ
5.論文の読み方(演習)Ⅱ
6.論文の読み方(講義)Ⅲ
7.論文の読み方(演習)Ⅲ
8.史料の読み方(講義)Ⅰ
9.史料の読み方(演習)Ⅰ
21.史料の読み方(講義)Ⅱ
22.史料の読み方(演習)Ⅱ
23.史料の読み方(講義)Ⅲ
24.史料の読み方(演習)Ⅲ
25.先行研究の蒐集と整理Ⅰ
26.先行研究の蒐集と整理Ⅱ
参考書
授業時に指示する。
備考
− 52 −
日本文化
番号
37241613
講 座 名
開講期
卒業研究(後期)
2年次
単位数
担 当 者
(2単位) 鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
論文を書くときの、認識・方法・叙述
を中心に講義を実施し、2年間の日本
史学習の集大成である「卒業研究」に
関し、成果をあげるための指導を行う。
履修学生による調査・研究・発表・報告・レポート⇒卒業研究という順に進
行させていく計画である。
授業計画
評価方法
調査・報告内容(61%)
課題レポート(61%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時に指示する。
1.先行研究の報告Ⅰ
2.先行研究の報告Ⅱ
3.先行研究の報告Ⅲ
4.概要報告Ⅰ
5.概要報告Ⅱ
6.概要報告Ⅲ
7.史料演習Ⅰ
8.史料演習Ⅱ
9.史料演習Ⅲ
21.史料演習Ⅳ
22.史料演習Ⅴ
23.調査と叙述Ⅰ
24.調査と叙述Ⅱ
25.回顧と展望Ⅰ
26.回顧と展望Ⅱ
参考書
授業時に指示する。
備考
␒ྕ
37241614
ㅮࠉᗙࠉྡ
卒業研究(前期)
㛤ㅮᮇ
༢఩ᩘ
2年次
2単位
ᢸࠉᙜࠉ⪅
坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座は、日本近世史で卒業研究を執
筆する学生を対象としたものです。3年
間の学生生活の集大成として、卒業研
究を書くための講座です。これまで学
んだことを基に、テーマを定め、自ら
調べ、考察し、研究をまとめましょう。
まず、各自の研究テーマを決定し、その先行研究と史料の収集を行ってもら
います。研究が一程度進展したところで、各自のテーマに関する先行研究や
分析した史料の発表を行います。夏季に経過報告会を行います。また、研究
する力を養うため、近世史料と、近世史を理解するうえで重要な論文を輪読
します。
評価方法
平常点(61%)、レポート(61%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
なし。
授業計画
1.ガイダンス
2.
「研究」とは何か?
3.研究テーマを決める
4.論文を読む
5.先行研究レポート(1)
6.先行研究レポート(2)
7.近世史料を読むための基礎知識
8.用語・異体字・変体仮名
9.活字史料を読む
21.くずし字の史料を読む
22.史料紹介(1)
23.史料紹介(2)
24.史料紹介(3)
25.学術的な文章の書き方
参考書
『日本近世史の自立』朝尾直弘(校倉
書房、2:99年)、『江戸時代とはなにか』
尾藤正英(岩波書店、2::3年)
、
『百姓
備考
成立』深谷克己(塙書房、2::4年)
受講生の数により、授業計画を変更することがあります。
− 53 −
日本文化
番号
37241614
講 座 名
開講期
卒業研究(後期)
2年次
単位数
担 当 者
(2単位) 坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
春セメスターの授業を踏まえ、研究成
果を卒業研究としてまとめてもらいま
す。
各自の研究テーマに関し、夏季休暇中の成果を報告し、不足部分を補いつつ
文章化してもらいます。また、史料輪読や論文講読により、近世史全般に関
する理解力を高めます。卒業研究提出後は、卒業研究発表会に向けた準備を
行います。
授業計画
評価方法
平常点(41%)、卒業研究(81%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
なし。
1.近世史料を読むための基礎知識
2.活字史料を読む
3.くずし字の史料を読む
4.個別報告(1)
5.個別報告(2)
6.論文を読む(1)−「岩波講座 日本歴史」近世1より−
7.論文を読む(2)−「岩波講座 日本歴史」近世2より−
8.論文を読む(3)−「岩波講座 日本歴史」近世3より−
9.論文を読む(4)−「岩波講座 日本歴史」近世4より−
21.論文を読む(5)−「岩波講座 日本歴史」近世5より−
22.論文の執筆と文章指導(1)
23.論文の執筆と文章指導(2)
24.卒業研究発表会にむけて
25.卒業研究報告会(1)
26.卒業研究報告会(2)
参考書
『岩波講座 日本歴史』近世1∼5(岩
波書店、3125年)
番号
37241615
備考
受講生の数により、授業計画を変更することがあります。
講 座 名
卒業研究(前期)
講義の目的
日本史コースでは、二年間の学習の集
大成として卒業論文を執筆します。こ
の講座では、各自が撰んだテーマごと
に、卒業論文執筆に必要な史料の収集
や関係文献の調査・分析、そして論文
の書き方の基本を指導します。さらに
各自共通の論文や文献史料を取り上げ
て、それをみんなで輪読し、史料の解
釈や文献批判の基礎を学びます。
評価方法
平常時の調査報告の内容(41%)
、そし
て各自の論文構想(41%)や史料収集
(51%)などによる総合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
各自のテーマに基づく個別指導。
開講期
単位数
2年次
2単位
講義の内容・計画
授業計画
1.歴史学の論文とは何か
2.卒業論文のテーマの検討と指導
3.同上
4.卒業論文の題目の決定
5.基礎史料の収集と先行研究の調査
6.同上
7.同上
8.共通の論文ないし文献の輪読
9.論文構想(章立て)の指導
21.同上
22.同上
23.参考文献の報告
24.参考文献の報告
25.論文構想の報告
26.まとめ
参考書
授業時に必要に応じて指示する。
備考
− 54 −
担 当 者
田中正弘 教授
日本文化
番号
37241615
講 座 名
開講期
卒業研究(後期)
2年次
講義の目的
単位数
担 当 者
(2単位) 田中正弘 教授
講義の内容・計画
この講座では、各自のテーマごとに卒
業論文執筆に必要な史料の収集や関係
文献の調査・分析を指導する。そして
各自が自分のテーマに沿ったレジュメ
を作成し、各自順番に中間発表するも
のとする。論文執筆にあたり、史料や
参考文献の文中への引用や註の書き方
などを具体的に講義の中で説明し、ま
た個別の指導もおこなう。
評価方法
平常時の調査報告内容(41%)
、そして
提出の卒業論文
(81%)
による総合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
各自のテーマに基づく個別指導。
授業計画
1.歴史学の論文作成について
2.卒業論文の中間報告と個別指導
3.同上
4.共通参考文献の輪読
5.同上
6.同上
7.史料や参考文献の引用と注記の書き方
8.同上
9.卒業論文の中間報告と個別指導
21.同上
22.同上
23.同上
24.論文の執筆と問題点の指導
25.論文の執筆と問題点の指導
26.まとめ
参考書
授業時に必要に応じて指示する。
備考
番号
37241616
講 座 名
卒業研究(前期)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座は、卒業研究で考古学を扱うも
のを対象とします。前期は、考古学研
究の基礎を学び、卒業研究のテーマと
各自の課題について発表してもらう入
門編です。卒業研究は、前期と後期両
方を必ず続けて受講すること。
卒業研究(前期)では、各自のテーマを決定し、課題論文・文献をもとに順
番にレジュメを作成して発表してもらいます。前期では、この一連の過程に
ついて基礎からその方法を学びます。本講座は考古学で卒業研究を提出する
もののみの受講とし、受講者は卒業研究(後期)も必ず履修すること。
評価方法
授 業 時 の 報 告(36%) と 小 レ ポ ー ト
(36%)をもとに、卒業研究に関する経
過報告の評価(61%)を加味して平常
点で評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時配布の資料を使用する。
授業計画
1.卒業研究入門1:テーマの決め方1
2.卒業研究入門2:テーマの決め方2
3.卒業研究入門3:課題論文の選定法
4.卒業研究入門4:課題論文の分析法
5.卒業研究入門5:レジュメの作成法
6.卒業研究入門6:プレゼンテーションの方法
7.卒業研究入門7:発表1
8.卒業研究入門8:発表2
9.卒業研究入門9:発表3
21.卒業研究入門21:発表4
22.卒業研究入門22:発表5
23.卒業研究入門23:発表6
24.卒業研究入門24:発表7
25.卒業研究入門25:発表8
26.卒業研究入門26:レポート作成
参考書
授業時に紹介する。
備考
− 55 −
日本文化
番号
37241616
講 座 名
開講期
卒業研究(後期)
2年次
単位数
担 当 者
(2単位) 小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座は、卒業研究で考古学を扱うも
のを対象とします。後期は、論文の作
成法を学びつつ、各自の課題・テーマ
について実際に論文を作成する応用編
です。
卒業研究は、前期と後期両方を必ず続
けて受講すること。
卒業研究(後期)では、各自のテーマをもとに実際に論文の作成をおこない
ます。論文の作成のためには、まずテーマとなるものについての資料の収集
と分析が必要となります。後期には、論文作成までの過程の実践的方法を学
びます。
評価方法
授 業 時 の 報 告(36%) と 小 レ ポ ー ト
(36%) を も と に、 卒 業 研 究 の 評 価
(61%)を加味して平常点で評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時配布の資料を使用する。
授業計画
1.卒業研究応用1:論文の書き方1
2.卒業研究応用2:論文の書き方2
3.卒業研究応用3:論文の書き方3
4.卒業研究応用4:資料収集法1
5.卒業研究応用5:資料収集法2
6.卒業研究応用6:資料収集法3
7.卒業研究応用7:課題の分析法1
8.卒業研究応用8:課題の分析法2
9.卒業研究応用9:課題の分析法3
21.卒業研究応用21:経過報告1
22.卒業研究応用22:経過報告2
23.卒業研究応用23:経過報告3
24.卒業研究応用24:経過報告4
25.卒業研究応用25:成果報告
26.卒業研究応用26:レポート作成
参考書
授業時に紹介する。
備考
番号
37241617
講 座 名
卒業研究(前期)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
卒業論文を作成するための準備を行う。
卒業論文作成に向けて、論文〈レポート〉の書き方・テーマ決定・先行研究
の調査と輪読などの演習を行う。
授業計画
評価方法
平常点(課題に対する取り組み、報告
など)71%、論文構成のプリント提出
51%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてプリントを配布する。
1.論文〈レポート〉とは何か。
2.論文〈レポート〉の書き方①
3.論文〈レポート〉の書き方②
4.論文〈レポート〉の書き方③
5.テーマ決定と先行研究の探索①
6.テーマ決定と先行研究の探索②
7.テーマ決定と先行研究の探索③
8.文献(論文)内容の報告とレジュメ作成①
9.文献(論文)内容の報告とレジュメ作成②
21.文献(論文)内容の報告とレジュメ作成③
22.文献(論文)内容の報告とレジュメ作成④
23.論文構成(組み立て・章別編成など)を考える①
24.論文構成(組み立て・章別編成など)を考える②
25.論文構成(組み立て・章別編成など)を考える③
26.まとめ
参考書
『レポート・論文の書き方入門』河野
哲也(慶應義塾大学出版会、3113年)
備考
− 56 −
日本文化
番号
37241617
講 座 名
開講期
卒業研究(後期)
2年次
単位数
担 当 者
(2単位) 寺
宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
卒業論文を作成する。
卒業論文作成に向けて、個別報告・文章指導を行う。
授業計画
評価方法
平常点(課題に対する取り組み、報告
な ど )41%、 卒 業 論 文 の 提 出 と 内 容
81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてプリントを配布する。
1.テーマおよび論文構成の再検討①
2.テーマおよび論文構成の再検討②
3.個別報告①
4.個別報告②
5.個別報告③
6.個別報告④
7.個別報告⑤
8.卒業論文作成と文章指導①
9.卒業論文作成と文章指導②
21.卒業論文作成と文章指導③
22.卒業論文作成と文章指導④
23.卒業論文作成と文章指導⑤
24.卒業論文の完成・報告①
25.卒業論文の完成・報告②
26.まとめ
参考書
『レポート・論文の書き方入門』河野
哲也(慶應義塾大学出版会、3113年)
番号
37241618
備考
講 座 名
卒業研究Ϩ(前期)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
田沼眞弓 教授
講義の目的
講義の内容・計画
卒業論文作成のための基礎的作業(テー
マの設定・先行研究の把握・論文の書
き方)を行う。
研究テーマを設定し、それに関連する先行研究と史料蒐集を行う。特に、先
行研究・史料の読み方・文献引用方法などを指導する。
授業計画
1.研究テーマの設定
2.研究テーマの設定
3.先行研究の史料蒐集
4.先行研究の史料蒐集
5.論文の読み方
6.論文の読み方
7.史料の読み方
評価方法
8.史料の読み方
発表(調査報告)
:61%・課題レポート: 9.先行研究のレポート
21.先行研究のレポート
61%
22.個別発表
23.個別発表
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.個別発表
授業時指示
25.個別発表
26.論文構想の指導
参考書
授業時指示
備考
− 57 −
日本文化
番号
37241628
講 座 名
開講期
卒業研究ϩ(後期)
講義の目的
2年次
単位数
担 当 者
(2単位) 田沼眞弓 教授
講義の内容・計画
卒業論文作成に向けて、論文の書き方
(章立て・引用文献・註の付け方)の指
導を行う。
論文作成に向けて具体的に論文の構想・先行研究・史料ならびに文献引用の
仕方・註の付け方などの指導を行う。
授業計画
評価方法
発表:61%・卒業論文:61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時指示
1.先行研究の分析と課題
2.先行研究の分析と課題
3.先行研究の分析と課題
4.先行研究の分析と課題
5.史料・参考文献の引用法と註記の書き方
6.史料・参考文献の引用法と註記の書き方
7.史料・参考文献の引用法と註記の書き方
8.史料・参考文献の引用法と註記の書き方
9.経過報告
21.経過報告
22.経過報告
23.論文作成上の問題点の指導
24.論文作成上の問題点の指導
25.論文作成上の問題点の指導
26.成果報告論文構想の指導
参考書
授業時指示
備考
番号
37221811
講 座 名
文学講読(万葉集)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
伊藤高雄 講師
講義の目的
講義の内容・計画
『万葉集』は、日本最古の詩歌集(ア
ンソロジー)である。古代の祭りや儀
礼に伴う咒歌をはじめ、旅のうた、恋
のうた、哀悼のうたなど、万葉びとの
さまざまな心が歌われている。本講義
では、こうした『万葉集』の世界に分
け入り、そのことばに耳をかたむけ、
さまざまな万葉びとのメッセージを読
み取ってみたい。
『万葉集』は、日本最古の詩歌集(アンソロジー)である。古代の祭りや儀
礼に伴う咒歌をはじめ、旅のうた、恋のうた、哀悼のうたなど、万葉びとの
さまざまな心が歌われている。本講義では、文学とは何かをつねに考えなが
ら『万葉集』の世界に分け入り、そのことばに耳をかたむけ、さまざまな万
葉びとのメッセージを読み取ってみたい。
評価方法
提出課題(61%)、試験(61%)から総
合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業中に指示する。
授業計画
1.講義ガイダンス
2.『万葉集』入門
3.雄略天皇―雑歌をめぐって
4.磐姫皇后―相聞をめぐって
5.有間皇子―挽歌をめぐって
6.額田王―近江朝廷の才媛
7.柿本人麻呂―宮廷歌人の大成
8.大伯皇女と大津皇子―皇位継承の悲劇
9.山部赤人―富士山をうたう
21.大伴旅人―文人の詞藻
22.山上憶良―東宮侍従の知識
23.高橋虫麻呂―伝説をうたう歌人
24.東歌・防人歌―東国民衆の歌謡
25.大伴家持―廷臣の悲哀
26.まとめ―うたの伝統と継承
参考書
授業中に紹介する。
備考
− 58 −
日本文化
番号
37221911
講 座 名
文学講読(源氏物語)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
林田孝和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
『源氏物語』の第二部「若菜上」を読む。
『源氏物語』は、日本人の精神史に生き続けている伝承的事実が破綻なく織
り込まれ、しかもその上に作者の作為のベールがかけられている。この伝承
性と作為性とは微妙に映発しあい、この作品の醸すあわれの世界を深めてい
る。こうした『源氏物語』の有する文学性の発掘をめざして、
「若菜上」巻
を昨年に引き続き講述する。
授業計画
1.オリエンテーション、源氏物語概説
2.本文(諸本・伝本)
3.テキストの選定法
4.旧注・新注・現代の諸注釈書類の解説
5.巻名の付け方・年立・系図・梗概
6.第71段 ○源氏、二条院で精進落としの祝宴。
(テキスト61頁10
行∼)
評価方法
7. *嵯峨野の御堂、*接頭語「御」の読み方、*精進落とし
期末試験:71%、授業への参加意欲: 8. *官位相当表(上達部、殿上人など)
9. * 後宮12舎(7殿5舎)
、*室礼・調度
41%、予習・復習の徹底:21%
21.第72段 ○舞楽あり、夕霧・柏木が「入綾」を舞う。
22. *雅楽(
「万歳楽」
、「落蹲」、「青海波」など)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
23.源氏物語の世界(資料編)のビデオから装束について
『若菜上』柳井己酉朔編・おうふう
24.第73段 ○舞楽の後、舞人退出、さらに殿上の奏楽始まる。
25. *王朝の音楽(催馬楽、風俗歌)
26. *「遊び」の文化史、*藤壺中宮の生涯、まとめ
参考書
『源氏物語の創意』林田孝和・おうふう
『源氏物語の精神史研究』林田孝和・
桜楓社
『源氏物語事典』林田孝和他・大和書房
番号
37221:11
備考
講 座 名
文学講読(平家物語)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の目的
講義の内容・計画
『平家物語』は、平安時代末期の平家一
門の興隆とその滅亡を描いた実録的物
語である。しかし、その成立について
も、作者についても、そのほとんどが
謎に包まれたままである。残されてい
る本文も、数十種にのぼる。でありな
がら、この作品は、中世以降現代まで、
多くの人々に享受され、多くの作品に
影響を与えてきた。
こうした『平家物語』にまつわるさま
ざまな謎を解明しながら読み通してい
く予定である。
高等学校の教科書などに載り、一般に広く読まれている『平家物語』は、南
北朝時代に活躍した明石覚一という琵琶法師が所持していたとされる「覚一
本」であるが、この覚一本をベースにしつつ、そのほかの全く異なった内容
を持つ『平家物語』とも比較しつつ、
「文学」がダイナミックに変容してい
くさまをも視野に入れながら『平家物語』全巻を講述していく。
評価方法
定 期 試 験(91%)、 授 業 へ の 参 加 意 欲
(31%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリントを配布す
る。
授業計画
1.『平家物語』の作者と成立
2.殿上闇討(巻一)
3.殿下乗合(巻一)
4.鹿ヶ谷事件と鬼界島説話(巻二∼三)
5.平重盛の死と虚構(巻三)
6.以仁王事件と橋合戦(巻四)
7.文覚と頼朝(巻五)
8.清盛死去(巻六)
9.平家都落(巻七)
21.木曾義仲の活躍と最期(巻九)
22.一の谷の合戦(巻九)
23.維盛入水(巻十)
24.屋島の合戦と壇の浦の合戦(巻十一)
25.六代と文覚(巻十二)
26.大原御幸(灌頂巻)
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
− 59 −
日本文化
番号
37222111
講 座 名
文学講読(近世文学)
開講期
単位数
1年次
2単位
講義の目的
講義の内容・計画
上田秋成の『雨月物語』は、中国明代
の『剪燈新話」や我が国の『源氏物語』
等先行作品を下敷きとして、人間の妄
執や、純一な魂の持ち主ゆえに陥らね
ばならなかった窮状を、鬼気迫る文体
で描いた怪異譚である。本年度は「仏
法僧」を読んで、秋成の捉えた変わる
ことのない人間の哀しい心の有様を読
み取っていきたい。
近世初期読本の豊饒な世界を垣間見たい。
評価方法
授業への参加意欲51%、小レポートな
ど31%、定期試験51%。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『要注雨月物語』野田寿雄・武蔵野書
院
担 当 者
田中憲二 教授
授業計画
1.近世文学の概観
2.上田秋成について(1)上田秋成の生涯
3.上田秋成について(2)上田秋成の文学
4.『雨月物語』について(1)雨月物語の文学史上の位置
5.『雨月物語』について(2)雨月物語の解説
6.
「青頭巾」を読む(1)P.22: L.4∼P.231 L.6 通読・読解・鑑賞
7.
「青頭巾」を読む(2)P.231 L.7∼P.232 L.24 通読・読解・鑑賞
8.
「青頭巾」を読む(3)P.232 L.24∼P.234 L.4 通読・読解・鑑賞
9.
「青頭巾」を読む(4)P.234 L.4∼P.235 L.7 通読・読解・鑑賞
21.
「青頭巾」を読む(5)P.235 L.8∼P.236 L.25 通読・読解・鑑賞
22.
「青頭巾」を読む(6)P.236 L.25∼P.238 L.3 通読・読解・鑑賞
23.
「青頭巾」を読む(7)P.238 L.4∼P.239 L.5 通読・読解・鑑賞
24.
「青頭巾」を読む(8)P.239 L.6∼P.23: L.3 通読・読解・鑑賞
25.まとめ(1)「青頭巾」における怪異の描写の優れている点
26.まとめ(2)本講座を受講してのレポート
参考書
授業の中で紹介する。
備考
番号
37222211
講 座 名
文学講読(近代文学)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
傳馬義澄 講師
講義の目的
講義の内容・計画
文学は何であるか、という問題につい
て、文学は何であったかを考えつつ、
近代日本の短編小説が描き出した様々
の問題を掘り起こし、検証していくと
ともに、各人が作品の新しい読みを拓
いていくようにしようとするものであ
る。
講義で取り上げる予定の作品は、以下のとおりである。
評価方法
提出課題(81%)、小テスト(41%)、
授業への意欲的な取り組みなどをもと
に総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
すべての作品は、コピーして配布する。
授業計画
1.近代日本文学概観①−ふたつの「文学」
2.近代日本文学概観②−明治から大正へ
3.樋口一葉「十三夜」を読む①−一葉の生い立ちと文学的素養
4.樋口一葉「十三夜」を読む②−お関の実家帰りの決断
5.樋口一葉「十三夜」を読む③−両親への告白と母の言い分
6.樋口一葉「十三夜」を読む④−両親への告白と父の説得
7.樋口一葉「十三夜」を読む⑤−高坂録之助との再会とわかれ
8.夏目漱石「夢十夜」を読む−第一夜
9.夏目漱石「夢十夜」を読む−第五夜
21.志賀直哉「范の犯罪」を読む①−事実と真実をめぐる犯罪小説
22.志賀直哉「范の犯罪」を読む②−「本統の生活」への判決
23.横光利一「蠅」を読む①−新感覚派への文学運動
24.横光利一「蠅」を読む②−実験小説への試み
25.横光利一「蠅」を読む③−小説の方法と主題の確定
26.まとめ
参考書
『近代文学年表』双文社出版
備考
「評価方法」の「課題提出」とは、①リストアップされた作品から3
作品を選択し、それについての読書鑑賞批評文をまとめるもの ②文
学展や美術展・映画演劇などの鑑賞報告
(2回)
をまとめるものである。
− 5: −
日本文化
番号
37222311
講 座 名
文学講読(現代文学)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
「風の歌を聴け」と短編集『レキシン
トンの幽霊』から、村上春樹と現代文
学について考える。
作品を丹念に読み説いていくことをベースにして、同時に、音楽、映画、国
内外の小説といった文化事象や政治状況などから時代背景の把握も試みたい
と思う。
授業計画
1.ガイダンス
2.村上春樹について
3.
「風の歌を聴け」1∼5章についての詳解
4.
「風の歌を聴け」6∼21章についての詳解
5.
「風の歌を聴け」22∼26章についての詳解
6.
「風の歌を聴け」27∼31章についての詳解
7.
「風の歌を聴け」32∼36章についての詳解
8.
「風の歌を聴け」37∼41章についての詳解
9.
「風の歌を聴け」42∼46章についての詳解
21.
「風の歌を聴け」46∼51章についての詳解
22.『レキシントンの幽霊』所収の短編について①
23.『レキシントンの幽霊』所収の短編について②
24.『レキシントンの幽霊』所収の短編について③
25.『レキシントンの幽霊』所収の短編について④
26.まとめ
評価方法
授業への参加意欲(61%)
レポート(61%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
・
『風の歌を聴け』(講談社文庫) 村上
春樹 講談社
・
『レキシントンの幽霊』
(文春文庫) 村上春樹 文藝春秋
参考書
ナシ
備考
番号
37222411
講 座 名
時代文学史(上代・中古)
講義の目的
この科目は、上代・中古の作品を対象
とする文学史、つまり古代文学史・王
朝文学史である。
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
林田孝和 教授
講義の内容・計画
文学の発生から説き始め、女流文学が大きく開花・結実した平安時代の作品
を中心に講述する。まず個々の作品名・作者名を覚えてもらう。そして諸作
品を文化的・精神的遺産の総体としてとらえなおし、文学の発生・展開の
場、環境・風土等に留意しながら、諸作品が形成・享受されていく軌跡を
〈表現史〉
〈精神史〉の観点から位置づけてみたい。
授業計画
評価方法
期末試験:61%
小テスト:31%
授業への参加意欲:31%
予習・復習の徹底:21%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリント資料
1.オリエンテーション
2.上代文学の環境―平城京―
3.中古文学の環境―平安京―
4.文学史の時代区分
5.ジャンル別文学史の意義
6.上代文学の作品と作者―古事記、日本書紀―
7.上代文学の作品と作者―万葉集―
8.中古文学の作品と作者―物語文学―
9.中古文学の作品と作者―随筆文学―
21.中古文学の作品と作者―日記文学―
22.文学の発生と展開―宗教起源説・恋愛起源説など―
23.文学の発生と展開―女房歌の発生―
24.文学の発生と展開―歌物語の成立、物語論―
25.仮名の歴史
26.主人公造型の方法、まとめ
参考書
『日本文学啓蒙』折口信夫全集第12
巻・中央公論社
『日本文芸史』第2巻・鈴木日出男他
編・河出書房新社
備考
− 61 −
日本文化
番号
37222511
講 座 名
時代文学史(中世・近世)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の目的
講義の内容・計画
十一世紀末から始まった院政によっ
て、 九 世 紀 か ら 続 い た 貴 族 政 権 は 幕
を閉じ、やがて時代は武士の世をむか
える。政治の枠組みの変化は、当然、
人々の精神のあり方にも、さらにそこ
から生み出される「文学」の営みにも
大きな影響を与えていくはずである。
そうした「文学」の変容は、現代の我々
が享受している「文学」へとはるかに
つながっている。
本講座では、主に鎌倉時代の作品を取
り上げながら、その変化の様相を解明
してみたい。
本講座では、院政期から鎌倉時代にかけて、
《文学》の移り変わっていくさ
まを、具体的な作品の本文を読みながら考究していく。なるべく一つのテー
マを2回の講義で完結するように進めていく予定である。取り扱う作品は以
下の通り。
評価方法
定 期 試 験(91%)、 授 業 へ の 参 加 意 欲
(31%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリントを配布す
る。
授業計画
1.オリエンテーション
2.王朝文学から中世文学へ(物語と説話の差異)
3.王朝文学から中世文学へ(院政期の文学)
4.今昔物語集と中世説話集(説話集の文学性)
5.今昔物語集と中世説話集(説話集の題材)
6.新古今和歌集とその政治性(その成立を中心に)
7.新古今和歌集とその政治性(修辞法を中心に)
8.方丈記と鴨長明の生涯(出身とその人生)
9.方丈記と鴨長明の生涯(方丈記の文学性)
21.平家物語と語り物(軍記物語の成立)
22.平家物語と語り物(語り物の発展)
23.建礼門院右京大夫集にみえる愛(作者の出身と作品の成立事情)
24.建礼門院右京大夫集にみえる愛(資盛と隆信)
25.うたたねと十六夜日記(作者の出身と「うたたね」)
26.うたたねと十六夜日記(「十六夜日記」の文学性)
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
番号
37222611
講 座 名
時代文学史(近代・現代)
講義の目的
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
田中憲二 教授
講義の内容・計画
日本の近代文学の生成・発展の過程を 近代文学の始発期の状況を確認する。
明らかにする。文学史とは、誰(作家)
が何(作品)を何時(西暦・和暦)書い
たのかを暗記するものではなく、その
作家、作品が日本文学の長い歴史の中
でどのような意義を有しているのかを、 授業計画
時代背景の中に探っていくものである。
1.近世文学と近代文学(1)近世文学の文学史的特徴と近代文学の文学史
本講義では、明治期の文学を中心にみ
的特徴
てゆく。
2.近世文学と近代文学(2)近代文学の初発についての概観
3.仮名垣魯文の文学
4.政治小説
5.言文一致
6.坪内逍遙の文学
評価方法
7.二葉亭四迷の文学
授業への参加意欲51%、小レポートな 8.正岡子規の改革
ど31%、定期試験51%に基づき評価す 9.森鴎外の文学
21.夏目漱石の文学
る。
22.硯友社の文学
テキスト(書名・著者名・出版社名)
23.文学界(北村透谷)
『ジャンル別近代文学史』佐古純一郎 24.文学界(樋口一葉)
他著・おうふう
25.文学界(島崎藤村)
26.まとめ 本講義を受けての感想を書く
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 62 −
日本文化
番号
37222711
講 座 名
日本文学演習(中古文学)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
林田孝和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
『源氏物語』を輪読する。
光源氏の終生の妻・若紫(紫の上)の登場を語る「若紫」の巻を諸注釈を参
考にしながら読み進める。テキストにしたがい、担当範囲を決め、発表形式
で行う。
授業計画
評価方法
担当範囲の発表内容:61%
質疑応答:41%
授業への参加意欲:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『源氏物語 全』今泉忠義他・おうふう
参考書
『源氏物語の創意』林田孝和・おうふ
う
『源氏物語の精神史研究』林田孝和・
桜楓社
『源氏物語事典』林田孝和他編・大和
書房
番号
37222811
1.源氏物語概説
2.三部構成説(三部作説)について解説
3.本文(諸本・伝本)の解説とその選定の方法
4.現代のテキストの選定の方法
5.古注釈書(旧注・新注)の解題
6.現代の諸注釈書の解題
7.研究史・諸説の調べ方
8.発表資料の作り方とその作成①
9.発表資料の作り方とその作成②
21.発表資料の作り方とその作成③
22.発表資料の作り方とその作成④
23.⃝源氏、瘧病をわずらい、北山の聖を訪れる。
24. テキスト:2頁4行∼:2頁27行
25.⃝源氏、なにがしの僧都の坊に、少女の姿を見る。
26. テキスト:3頁1行∼:3頁8行
備考
講 座 名
開講期
単位数
日本文学演習(中古文学)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
林田孝和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
『源氏物語』を輪読する。
春セメスター(Ⅰ)に引き続き、テキストを発表形式で読み進める。講義の
進行状況をみて、変体仮名の読み方を習得させる。
授業計画
評価方法
担当範囲の発表内容:61%
質疑応答:41%
授業への参加意欲:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『源氏物語 全』今泉忠義他・おうふう
参考書
『源氏物語の創意』林田孝和・おうふ
う
『源氏物語の精神史研究』林田孝和・
桜楓社
『源氏物語事典』林田孝和他編・大和
書房
1.○ある供人、明石入道父娘のことを語る。①
2. テキスト:3頁9行∼:3頁25行
3.○ある供人、明石入道父娘のことを語る。②
4. テキスト:4頁25行∼:5頁8行
5.○源氏、若紫を見いだして恋慕する。①
6. テキスト:5頁9行∼:6頁7行
7.○源氏、若紫を見いだして恋慕する。②
8. テキスト:6頁7行∼:7頁24行
9.○源氏、招かれて僧都の坊を訪れる。
21. テキスト:7頁24行∼:8頁22行
22.○源氏、若紫の素姓を聞き僧都に所望する。①
23. テキスト:8頁22行∼:9頁9行
24.○源氏、若紫の素姓を聞き僧都に所望する。②
25. テキスト:9頁9行∼::頁5行
26.まとめ
備考
− 63 −
日本文化
番号
37222911
講 座 名
日本文学演習(中世文学)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の目的
講義の内容・計画
『建礼門院右京大夫集』は『平家物語』
に描かれた時代を生きた女性(右京大
夫)が晩年にまとめた日記的私家集で
ある。この作品を通して、『平家物語』
のもうひとつの側面を読み取っていこ
うと思う。と同時に、古典文学におけ
る演習の基本的方法論を、作業を通し
て学んでもらおうと思う。
最初に『建礼門院右京大夫集』と『平家物語』を研究する上で最低限必要な
知識について講義し、その後それぞれ担当を決め、発表してもらう。
授業計画
1.オリエンテーション
2.資料収集の方法
3.レジュメの作り方
4.演習発表の仕方
5.演習発表1
6.演習発表2
7.演習発表3
評価方法
8.演習発表4
発表(91%)、授業への参加意欲(31%)
。 9.演習発表5
21.演習発表6
22.演習発表7
23.演習発表8
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.演習発表9
特に用いない。随時プリントを配布す 25.演習発表21
る。
26.まとめ
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
番号
37222:11
講 座 名
開講期
単位数
日本文学演習(中世文学)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の目的
講義の内容・計画
『建礼門院右京大夫集』は『平家物語』
に描かれた時代を生きた女性(右京大
夫)が晩年にまとめた日記的私家集で
ある。この作品を通して、『平家物語』
のもうひとつの側面を読み取っていこ
うと思う。と同時に、古典文学におけ
る演習の基本的方法論を、作業を通し
て学んでもらおうと思う。
最初に『建礼門院右京大夫集』と『平家物語』を研究する上で最低限必要な
知識について講義し、その後それぞれ担当を決め、発表してもらう。
評価方法
発表
(91%)
、授業への参加意欲
(31%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリントを配布す
る。
授業計画
1.オリエンテーション
2.資料収集の方法
3.レジュメの作り方
4.演習発表の仕方
5.演習発表1
6.演習発表2
7.演習発表3
8.演習発表4
9.演習発表5
21.演習発表6
22.演習発表7
23.演習発表8
24.演習発表9
25.演習発表21
26.まとめ
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
− 64 −
日本文化
番号
37223111
講 座 名
日本文学演習(近代文学)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
田中憲二 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本の近代化=欧米化は明治維新後短
時日のうちに成し遂げられた。そのた
め、社会的ゆがみが生じてきたことも、
発展途上の国家においては、当然のこ
とであったろう。こうした日本の近代
化に伴う苦悩に対して、自身も又苦悩
し真摯に生きた作家の一人が夏目漱石
である。彼の『三四郎』を読むことに
よって、そのことを確認していきたい。
明治という時代や当時の青年の意識などを考察する。
授業計画
1.演習にあたってのガイダンス
2.第1章の演習及び質疑応答
3.第2章の演習及び質疑応答
4.第3章の演習及び質疑応答
5.第4章の演習及び質疑応答
6.第5章の演習及び質疑応答
7.第6章の演習及び質疑応答
評価方法
8.第7章の演習及び質疑応答
授業への参加意欲51%、小テストなど 9.第8章の演習及び質疑応答
31%、定期試験51%に基づき評価する。 21.第9章の演習及び質疑応答
22.第10章の演習及び質疑応答
23.第11章の演習及び質疑応答
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.第12章の演習及び質疑応答
『三四郎』 夏目漱石・新潮文庫
25.第13章の演習及び質疑応答
26.『三四郎』と明治のまとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
番号
37223211
講 座 名
開講期
単位数
日本文学演習(近代文学)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
田中憲二 教授
講義の目的
講義の内容・計画
春セメスターの演習に引き続き、日本
の近代化=欧米化の中で苦悩した漱石
の文学を読んでいきたい。今回は『そ
れから』を取り上げたい。
明治という時代は、どういう時代であったのか、また漱石は時代をどう表現
したのかを考察する。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲51%、
小レポート31%、
定期試験51%に基づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『それから』 夏目漱石・新潮文庫
1.はじめに
2.夏目漱石について(1)
3.夏目漱石について(2)
4.『それから』を読む(1)
5.『それから』を読む(2)
6.『それから』を読む(3)
7.『それから』を読む(4)
8.『それから』をよむ(5)
9.『それから』を読む(6)
21.『それから』を読む(7)
22.『それから』を読む(8)
23.『それから』を読む(9)
24.『それから』を読む(10)
25.まとめ(1)
26.まとめ(2)
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 65 −
日本文化
番号
37223311
講 座 名
日本文学演習(近代文学)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
傳馬義澄 講師
講義の目的
講義の内容・計画
近代日本の優れた短編を鑑賞し、分析
していくこと。そのために作品に内在
する様々の問題を掘り起こし検証して
いく作業を通して、発表資料の作成や
文学研究の方法などを習得していくこ
とがその目的である。
本講座は、演習の形態で展開される。受講者は、作品についての発表資料を
作成し、それに基づいて発表するものである。1作品についての発表は2週
にわたる。
評価方法
提出課題(61%)、演習資料およびそれ
に基づく発表、授業への意欲的な取り
組みなど(61%)をもとに総合的に評
価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
すべての作品は、コピーをしてあらか
じめ配布する。
参考書
37223411
1.近代文学研究の方法とその実際①−近代文学研究とは何か
2.近代文学研究の方法とその実際②−発表資料の作成
3.芥川龍之介「羅生門」を読む−典拠との比較と小説の方法
4.芥川龍之介「羅生門」を読む−下人の心理をめぐって
5.芥川龍之介「鼻」を読む−禅智内供の心理をめぐって
6.芥川龍之介「鼻」を読む−傍観者の利己主義について
7.芥川文学研究の今後と課題
8.梶井基次郎「檸檬」を読む−感覚表現の特徴
9.梶井基次郎「檸檬」を読む−梶井文学の特質について
21.梶井基次郎「ある心の風景」を読む−「視る」ことの生成
22.梶井基次郎「ある心の風景」を読む−梶井文学の方法
23.太宰治「魚服記」を読む−太宰文学の世界
24.太宰治「魚服記」を読む−アプローチの可能性
25.芥川龍之介・梶井基次郎・太宰治をつなぐもの(講義)
26.まとめ
備考
授業時に随時指示する。
番号
授業計画
「評価方法」の「課題提出」とは、①リストアップされた作品から3
作品を選択し、それについての読書鑑賞批評文をまとめるもの ②文
学展や美術展・映画演劇などの鑑賞報告(2回)をまとめるものであ
る。
講 座 名
開講期
単位数
日本文学演習(近代文学)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
傳馬義澄 講師
講義の目的
講義の内容・計画
近代日本の優れた短編を鑑賞し、分析
していくこと。そのために作品に内在
する様々の問題を掘り起こし検証して
いく作業を通して、発表資料の作成や
文学研究の方法などを習得していくこ
とがその目的である。
本講座は、演習の形態で展開されるが、取り扱う作品は受講者が文学的関心
に基づいて選択した作品を対象とする。したがって、受講者は自分が演習発
表を希望する作品をあらかじめ用意して、最初の授業に臨むこと。ただし、
発表はひとり1作品とは限らず2名以上のグループ発表になることもある。
評価方法
提出課題(61%)、演習資料およびそれ
に基づく発表、授業への意欲的な取り
組みなど(61%)をもとに総合的に評
価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
すべての作品は、コピーをしてあらか
じめ配布する。
参考書
授業時に随時指示する。
授業計画
1.近代文学研究の方法および発表作品の確認
2.近代文学研究の方法とその実際−発表資料の作成
3.芥川龍之介「大川の水」へのアプローチ
4.芥川龍之介「點鬼簿」へのアプローチ
5.受講者の発表希望作品による発表①
6.受講者の発表希望作品による発表①−2
7.受講者の発表希望作品による発表②
8.受講者の発表希望作品による発表②−2
9.受講者の発表希望作品による発表③
21.受講者の発表希望作品による発表③−3
22.受講者の発表希望作品による発表④
23.受講者の発表希望作品による発表④−4
24.受講者の発表希望作品による発表⑤
25.受講者の発表希望作品による発表⑤−5
26.まとめ
備考
「評価方法」の「課題提出」とは、①リストアップされた作品から3
作品を選択し、それについての読書鑑賞批評文をまとめるもの ②文
学展や美術展・映画演劇などの鑑賞報告(2回)をまとめるものであ
る。
− 66 −
日本文化
番号
37223511
講 座 名
日本文学演習(現代文学)Ϩ
講義の目的
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の内容・計画
読書行為とは、「読む」とはどういうこ 小説を「読む」というのはどういうことか。書かれてあることの意図を正確
となのかを、近年の小説から考察する。 に読み取るためにはどうしたらいいのか。読書行為の問い直しをモットーに
演習を進めていきたい。なお、演習は毎回ディスカッション形式で進行して
いくので、希望者はそのつもりで受講してもらいたい。また、共同で行う研
究も予定している。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲(71%)
レポート(51%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
・
『蹴りたい背中』(河出文庫) 綿矢り
さ 河出書房新社
・
『かわいそうだね?』
(文春文庫) 綿
矢りさ 文藝春秋
1.ガイダンス
2.作品概要
3.作品概要
4.作業内容・担当者確認
5.担当者発表①
6.担当者発表②
7.担当者発表③
8.担当者発表④
9.担当者発表⑤
21.担当者発表⑥
22.担当者発表⑦
23.担当者発表⑧
24.担当者発表⑨
25.まとめ①
26.まとめ②
参考書
備考
番号
37223611
講 座 名
開講期
単位数
日本文学演習(現代文学)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
読書行為とは、「読む」とはどういうこ
となのかを、近年の小説から考察する。
また、「読まれる」理由についても考察
する。
青い鳥文庫とライトノベルから、累計部数数百万以上という途方もない冊数
を世に送り出している代表的な二冊を題材にし、春セメスターと同様、読書
行為の問い直しをおこなうと同時に、それら二冊がそれほどまでに「読まれ
る」理由について考察していきたい。なお、演習は毎回ディスカッション形
式で進行していくので、希望者はそのつもりで受講してもらいたい。また、
共同で行う研究も予定している。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲(71%)
レポート(51%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
・
『 黒 魔 女 さ ん が 通 る!!− チ ョ コ、 デ
ビューするの巻−』 (青い鳥文庫) 石崎洋司 講談社
・
『涼宮ハルヒの憂鬱』
(スニーカー文
庫) 谷川流 角川書店
1.ガイダンス
2.作品概要
3.作品概要
4.作業内容・担当者確認
5.担当者発表①
6.担当者発表②
7.担当者発表③
8.担当者発表④
9.担当者発表⑤
21.担当者発表⑥
22.担当者発表⑦
23.担当者発表⑧
24.担当者発表⑨
25.まとめ①
26.まとめ②
参考書
備考
− 67 −
日本文化
番号
37223711
講 座 名
日本文学演習(比較文学)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
この演習では、芭蕉俳諧に影響した漢
文学について取り上げる。本年度は、
平安時代以降よく読まれた『白氏文集』
との関わりについて考えてみたい。
『白氏文集』所収の文の影響を受けたと思われる芭蕉の作品を取り上げ、分
担を決め順番に調査研究した結果を、資料を作成して発表してもらう。発表
に際しては、資料をどのように作成するか、どのような手順で話を進める
か、また他の発表者の意見に対して自分なりにどう捉えたかが重要になって
くる。
授業計画
評価方法
発表点61%、レポート点61%で評価す
る。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
1.ガイダンス
2.俳諧とは何か 3.芭蕉の人生と文学
4.芭蕉俳諧と漢詩文
5.『白氏文集』と日本文学
6.発表の仕方について
7.担当者発表 (1)
8.担当者発表 (2)
9.担当者発表 (3)
21.担当者発表 (4)
22.担当者発表 (5)
23.担当者発表 (6)
24.担当者発表 (7)
25.担当者発表 (8)
26.まとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
番号
37223811
講 座 名
開講期
単位数
日本文学演習(比較文学)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
引き続き、『白氏文集』の影響を受けた
芭蕉俳諧について取り上げる。
引き続き、
『白氏文集』所収の文の影響を受けたと思われる芭蕉の作品を取
り上げ、分担を決め順番に調査研究した結果を、資料を作成して発表しても
らう。発表に際しては、資料をどのように作成するか、どのような手順で話
を進めるか、また他の発表者の意見に対して自分なりにどう捉えたかが重要
になってくる。
授業計画
評価方法
発表点61%、レポート点61%で評価す
る。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
1.春セメスターの復習
2.担当者発表 (9)
3.担当者発表 (21)
4.担当者発表 (22)
5.担当者発表 (23)
6.担当者発表 (24)
7.担当者発表 (25)
8.担当者発表 (26)
9.担当者発表 (27)
21.担当者発表 (28)
22.担当者発表 (29)
23.担当者発表 (2:)
24.担当者発表 (31)
25.まとめ Ⅰ
26.まとめ Ⅱ
参考書
授業時に指示する。
備考
− 68 −
日本文化
番号
37223911
講 座 名
創作文芸概説
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
創作の基礎を学ぶ。
創作とはつまり「表現する」ことである。五感で感じ取った事象から生じた
イメージを、言葉に置き換えて読者に伝えるためにはどうすればいいのか。
実際に作品を作りながら理解していきたいと思う。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲(61%)
レポート〈作品提出〉
(61%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
ナシ
1.ガイダンス
2.文章上の表記について
3.韻文について考えてみる①
4.韻文について考えてみる②
5.韻文について考えてみる③
6.韻文について考えてみる④
7.散文について考えてみる①
8.散文について考えてみる②
9.散文について考えてみる③
21.散文について考えてみる④
22.絵本について考えてみる
23.校正技術①
24.校正技術②
25.校正技術③
26.編集・出版について考えてみる
参考書
ナシ
備考
番号
37223:11
講 座 名
創作文芸入門(児童文学・絵本)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
「どのように表現するか」を実践的に
考える。
「創作文芸概説」で学んだことを基礎に、児童文学や絵本について、そのテ
クニックを実践的に考察する。なお、講義内容は「児童文学」という区分に
限定することなく、幅広く進めていくつもりである。
授業計画
1.ガイダンス
2.書き手と読者の関係について①
3.書き手と読者の関係について②
4.作品制作上の配慮について①
5.作品制作上の配慮について②
6.作品制作上の配慮について③
7.作品制作①
評価方法
8.作品制作②
9.現代の小説・児童文学作品について考える①
授業への参加意欲(61%)
21.現代の小説・児童文学作品について考える②
作品提出(61%)
22.現代の小説・児童文学作品について考える③
23.校正技術①
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.校正技術②
『 文 学 少 女 と 死 に た が り の 道 化 』 25.作品制作①
(ファミ通文庫) 野村美月 エンター 26.作品制作②
ブレイン
参考書
ナシ
備考
− 69 −
日本文化
番号
37224111
講 座 名
創作文芸入門(短歌・俳句・詩)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中西洋子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
秀歌の鑑賞をとおして、ことばの表現
への理解を広げながら、実作によって
折々の感動を表現することのよろこび
を体験する。
短歌表現の基礎知識を学び、秀歌の鑑賞によって歌の世界に親しむととも
に、実作と合評において折々の感動を表現するための工夫を重ねていく。
授業計画
評価方法
提出作品:51%
期末テスト:61%
授業授業への参加意欲:21%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
・『島田修二 短歌に親しむ』島田修
二・日本放送出版協会
・担当者作成のプリント
1.はじめに−「うた」について
「うた」という詩型 和歌と短歌
2.秀歌をあじわう①31音の世界
3.2回目につづく
4.口語表現と文語表現−実作の準備
5.4回目につづく
6.秀歌をあじわう②−四季の歌、恋の歌
7.歌を作ろう①自由題3首合評
8.他大学学生作品を読む
9.秀歌をあじわう③−四季の歌、恋の歌
21.歌を作ろう②課題3首合評
22.新聞歌壇を読む
23.秀歌をあじわう④−修辞法とその効果
24.23回目に同じ
25.歌を作ろう③課題3首合評
26.まとめ−実作を体験して
参考書
授業時に必要に応じて紹介する。
備考
番号
37224211
講 座 名
開講期
単位数
創作文芸入門(小説・随筆)
1年次
2単位
担 当 者
田中憲二 教授
講義の目的
講義の内容・計画
実際に小説・随筆を書いてもらう。発
表作品を、皆で批評を加えていきたい。
実際に作品を書くことによって、表現と内容のギャップを解消していく。
授業計画
評価方法
実際に提出された作品によって評価す
る。(211%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
使用しない。
1.はじめに
2.作品を書く(1)
3.作品を書く(2)
4.作品を書く(3)
5.作品を書く(4)
6.作品を書く(5)
7.第1回作品提出
8.作品を書く(6)
9.作品を書く(7)
21.作品を書く(8)
22.作品を書く(9)
23.作品を書く(21)
24.作品を書く(22)
25.第2回作品提出
26.まとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 6: −
日本文化
番号
37224311
講 座 名
創作文芸入門(小説・随筆)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
岡本 岱 講師
講義の目的
講義の内容・計画
実際に小説、随筆を書き、受講者とと
もに合評会を持つ。
虚構であっても自ずと己が出るものである。書くこととともに読むことの必
要性も同時に学んでいきたいと思う。
授業計画
評価方法
9月、10月、11月、12月、1月
に作品を提出。作品の総合評価。作品
(211%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『短編小説のレシピ』阿刀田高・集英
社新書
1.ガイダンス 書くことの意味
2.短編小説について
3.向田邦子「鮒」
4.芥川龍之介「トロッコ」
5.松本清張「黒地の絵」
6.中島敦「文字禍」
7.新田次郎「寒戸の婆」
8.志賀直哉「赤西蠣太」
9.R・ダール「天国への登り道」
21.E・A・ポー「メエルシュトレエムの底へ」
22.夏目漱石「夢十夜」
23.阿刀田高「隣の女」
24.モーパッサン「首飾り」
25.堀辰雄「聖家族」
26.まとめ 小説論
参考書
備考
番号
37224411
講 座 名
開講期
単位数
創作文芸演習(詩・短歌)Ϩ
2年次
1単位
担 当 者
中西洋子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
近代以降の短歌史をたどりつつ、それ
ぞれの歌人が開拓した短歌の表現を学
び、実作においてよりゆたかな表現を
獲得することを目標とする。
明治、大正時代の短歌史の流れを把握し、歌人たちがそれぞれ切りひらいた
多様な表現の世界を学ぶ。また、実作を行い、発想や内容などの表現をさま
ざまに試みる。
授業計画
評価方法
提出作品:31%
期末テスト:81%
授業への参加意欲:21%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
・
『島田修二 短歌に親しむ』島田修
二・日本放送出版協会
・担当者作成のプリント
1.和歌から短歌へ
2.和歌革新運動まで
3.2回目につづく
4.近代歌人の表現に学ぶ① 与謝野鉄幹・与謝野晶子
5.同 ② 山川登美子・尾上柴舟
6.歌を作ろう①自由題3首と合評
7.近代歌人の表現に学ぶ③ 正岡子規・伊藤左千夫・長塚節
8.同 ④ 島木赤彦・斎藤茂吉
9.短歌の朗読 秀歌の暗誦 (CDを聴く)
21.歌を作ろう②題詠3首と合評
22.近代歌人の表現に学ぶ⑤ 釈迢空・石川啄木
23.同 ⑥ 佐々木信綱・柳原白蓮
24.修辞法とその効果
25.歌を作ろう③題詠3首と合評
26.まとめ 歌と私
参考書
授業時に必要に応じて紹介する。
備考
− 71 −
日本文化
番号
37224511
講 座 名
創作文芸演習(詩・短歌)ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
中西洋子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
春セメスター同講座にひきつづき、大
正時代以降の短歌史をたどりつつ、そ
れぞれの歌人が到達した短歌の表現を
学び、実作においてよりゆたかな表現
を獲得することを目的とする。
大正・昭和時代の短歌史の流れを把握し、歌人たちがそれぞれに切り拓いた
多様な表現の世界を学ぶ。また、実作を行い、発想や内容などの表現を自由
に試みていく。
授業計画
評価方法
提出作品:31%
期末テスト:81%
授業への参加意欲:21%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
春セメスター講座と同じテキスト・担
当者作成のプリント
1.春セメスター授業の振り返り
2.近代歌人の表現に学ぶ① 石川啄木・土岐善麿
3.同 ② 前田夕暮・北原白秋
4.歌を作ろう①自由題3首と合評
5.現代歌人の表現に学ぶ① 若山牧水・土屋文明
6.同 ② 宮柊二・斎藤史
7.短歌の朗読 秀歌の暗誦
8.歌を作ろう②題詠3首と合評
9.短歌史における「現代」について−その区分と概観
21.9回目につづく
22.現代歌人の表現に学ぶ③ 岡野弘彦・馬場あき子
23.同 ④ 河野裕子・俵万智
24.修辞法とその効果
25.歌を作ろう③自由題5首と合評
26.まとめ 歌と私
参考書
授業時に必要に応じて紹介する。
備考
番号
37224611
講 座 名
創作文芸演習(俳句・連句)Ϩ
講義の目的
日本文学を代表する文芸の一つである
「俳句・連句」の歴史とその文芸的意義
を理解し、併せて実作のための技術・
方法を習得する。春セメスターは、主
に連句を中心に創作する。
開講期
単位数
2年次
1単位
提 出 作 品(91%)、 授 業 へ の 参 加 意 欲
(31%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリントを配布す
る。
千明 守 教授
講義の内容・計画
最初に、我が国における韻文の歴史的展開について概説する。次に連句(俳
諧連歌)の式目について講義し、有名な作品を鑑賞した上で、共同で連句(半
歌仙)を制作する。
授業計画
評価方法
担 当 者
1.オリエンテーション
2.我が国における韻文の歴史の概観
3.俳諧連歌の式目
4.俳諧連歌作品の鑑賞1
5.俳諧連歌作品の鑑賞2
6.実作1
7.実作2
8.実作3
9.実作4
21.実作5
22.実作6
23.実作7
24.実作8
25.実作9
26.実作21
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
− 72 −
日本文化
番号
37224711
講 座 名
創作文芸演習(俳句・連句)ϩ
講義の目的
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の内容・計画
日本文学を代表する文芸の一つである
「俳句・連句」の歴史とその文芸的意義
を理解し、併せて実作のための技術・
方法を習得する。秋セメスターは、主
に俳句を中心に創作する。
最初に、江戸時代から近代にかけての発句・俳句の歴史的展開について概説
する。次に各時代の有名な作品を鑑賞した上で、各自俳句を実作する。
授業計画
評価方法
提 出 作 品(91%)、 授 業 へ の 参 加 意 欲
(31%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリントを配布す
る。
1.オリエンテーション
2.発句・俳句の歴史的展開
3.江戸時代の有名俳句作品の鑑賞(松尾芭蕉)
4.江戸時代の有名俳句作品の鑑賞(与謝蕪村)
5.江戸時代の有名俳句作品の鑑賞(小林一茶)
6.近代の有名俳句作品の鑑賞1
7.近代の有名俳句作品の鑑賞2
8.実作1
9.実作2
21.実作3
22.実作4
23.実作5
24.実作6
25.実作7
26.実作8
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
番号
37224811
講 座 名
創作文芸演習(小説・随筆)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
講義の目的
講義の内容・計画
「創作文芸入門」に引き続いて、実際
に小説・随筆を書いてもらう。発表さ
れた作品を互いに批評しあうこともし
たい。
実作をし、相互に刺激を請け合う。
授業計画
評価方法
実際に提出された作品を見て評価する。
(211%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
使用しない。
1.はじめに
2.作品を書く(1)
3.作品を書く(2)
4.作品を書く(3)
5.作品を書く(4)
6.作品を書く(5)
7.第1回作品提出
8.作品を書く(6)
9.作品を書く(7)
21.作品を書く(8)
22.作品を書く(9)
23.作品を書く(21)
24.作品を書く(22)
25.第2回作品提出
26.まとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 73 −
担 当 者
田中憲二 教授
日本文化
番号
37224911
講 座 名
創作文芸演習(小説・随筆)ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
田中憲二 教授
講義の目的
講義の内容・計画
実際に作品を仕上げることによって、
作品を書き上げることの哀楽を味わい
たい。
散文作品を、書くことと、合評を加えていくこと。
授業計画
評価方法
実際に提出された作品を見て評価する。
(211%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
使用しない。
1.はじめに
2.作品を書く(1)
3.作品を書く(2)
4.作品を書く(3)
5.作品を書く(4)
6.作品を書く(5)
7.第1回作品提出
8.作品を書く(6)
9.作品を書く(7)
21.作品を書く(8)
22.作品を書く(9)
23.作品を書く(21)
24.作品を書く(22)
25.第2回作品提出
26.まとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
番号
37224:11
講 座 名
創作文芸演習(小説・随筆)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
岡本 岱 講師
講義の目的
講義の内容・計画
実際に小説・随筆を書き、受講者とと
もに合評会を持つ。
書くという行為は、虚構であっても己を見つめることになる。よりよく書く
ためには、それなりの読書も必要となる。数多くの作品にも触れていこうと
思う。
授業計画
評価方法
4月、5月、6月、7月、8月の計5
回 作 品 提 出。 作 品 の 総 合 評 価。 作 品
(211%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布。
1.徳田秋声「黴」
2.志賀直哉「城の崎にて」
3.島崎藤村「家」
4.北杜夫「楡家の人びと」
5.佐多稲子「灰色の午後」
6.山田詠美「ベッドタイムアイズ」
7.村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」
8.遠藤周作「沈黙」
9.種田山頭火句集
21.芥川龍之介「或阿呆の一生」
22.中野重治「梨の花」
23.堀辰雄「風立ちぬ」
24.水上勉「飢餓海峡」
25.宮本輝「螢川」
26.まとめ 現代小説論
参考書
『文壇アイドル論』斎藤美奈子・岩波
書店
備考
− 74 −
日本文化
番号
37225111
講 座 名
創作文芸演習(小説・随筆)ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
岡本 岱 講師
講義の目的
講義の内容・計画
実際に小説・随筆を書き、受講者とと
もに合評会を持つ。
書くという行為は、虚構であっても己を見つめることになる。よりよく書く
ためには、それなりの読書も必要となる。秋セメスターは作品(小説)一編
を選び、演習も行う。
授業計画
評価方法
9月、10月、11月、1月の計4回
作品を提出。演習1回と作品の総合評
価。作品(91%)、演習(31%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布。
1.中原中也「朝の歌」
2.庄野潤三「静物」
3.島尾敏雄「死の棘」
4.川端康成「禽獣」
5.三島由紀夫「金閣寺」
6.太宰治「人間失格」
7.大江健三郎「飼育」
8.演習1
9.演習2
21.演習3
22.村上春樹「1Q84」
23.原民喜「夏の花」
24.埴谷雄高「死霊」
25.正岡子規「病牀六尺」
26.司馬遼太郎「坂の上の雲」
参考書
『文壇アイドル論』斎藤美奈子・岩波
書店
番号
37225211
備考
講 座 名
創作文芸演習(児童文学・絵本)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
作品の完成度を上げるために必要なこ
とを実践的に考える。
「創作文芸入門」で学んだことを基礎に、作品の質の向上のためのテクニッ
クを実践的に考察する。なお、講義内容は「児童文学」という区分に限定す
ることなく、幅広く進めていくつもりである。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲(61%)
作品提出(61%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
ナシ
1.ガイダンス
2.書き手と読者の関係について
3.作品制作上の配慮について
4.語り手、人称、視点の実践的把握①
5.語り手、人称、視点の実践的把握②
6.語り手、人称、視点の実践的把握③
7.語り手、人称、視点の実践的把握④
8.語り手、人称、視点の実践的把握⑤
9.企画検討①
21.企画検討②
22.執筆作業①
23.執筆作業②
24.執筆作業③
25.校正作業
26.合評
参考書
ナシ
備考
− 75 −
日本文化
番号
37225311
講 座 名
創作文芸演習(児童文学・絵本)ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
作品の完成度を上げるために必要なこ
とを実践的に考える。
「創作文芸演習(児童文学・絵本)Ⅰ」で学んだことを踏まえ、作品のさら
なる質の向上のためのテクニックを実践的に考察する。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲(61%)
作品提出(61%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
ナシ
1.作品の諸設定について①
2.作品の諸設定について②
3.ストーリーの展開と構成の配慮について①
4.ストーリーの展開と構成の配慮について②
5.ストーリーの展開と構成の配慮について③
6.ストーリーの展開と構成の配慮について④
7.推敲での配慮について①
8.推敲での配慮について②
9.企画検討①
21.企画検討②
22.執筆作業①
23.執筆作業②
24.執筆作業③
25.校正作業
26.合評
参考書
ナシ
備考
番号
37225411
講 座 名
日本芸能文化論
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
田中憲二 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本の古典芸能に触れることによって、
日本の古典文化の奥深さについて考察
したい。又、芸能は講義を聴くだけで
は不十分である。したがって、ビデオ
を見たり、「華宝会」という能の会を見
に行ったりしている。
古代の宮廷・寺院で行われていた芸能や、我が国最初の総合的芸能である能
狂言に触れることで、我が国古典芸能の輪郭をなぞってみたい。
評価方法
授業への参加意欲51%、
小レポートなど31%、
定期試験51%に基づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『日本芸能史 増補決定版 ―日本芸能
論―』 浦山政雄(他)編・おうふう
授業計画
1.はじめに
2.宗教芸術(1)
3.宗教芸術(2)
4.宮廷音楽(1)
5.宮廷音楽(2)
6.能楽(1)
7.能楽(2)
8.能楽(3)
9.狂言(1)
21.狂言(2)
22.歌舞伎(1)
23.歌舞伎(2)
24.文楽(1)
25.文楽(2)
26.まとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 76 −
日本文化
番号
37225511
講 座 名
日本民俗学概説Ϩ
講義の目的
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
小林吉一 講師
講義の内容・計画
混迷の度を深める現代に、
「国民内省の 日本民俗学の広がりと深さを講述する。主に、毎時間、プリントのテキスト
学」「世相解説の学」といわれる日本民 (小林吉一稿)をたどりながら、「目的」に掲げたテーマにそくして解説・考
俗学の知見に、いま学ぶべきことが多 察する。
いと思う。本講によって、自分自身の
再認識と、明るく正しい未来を探って
みたい。
授業計画
1.日本民俗学入門
2.日本民俗の展望
3.ハレ(晴)とケ(褻)の論(Ⅰ)
4. 同上(Ⅱ)
5.家のまつり概説(Ⅰ)
6. 同上(Ⅱ)
7. 同上(Ⅲ)
評価方法
8.村のまつり概説(Ⅰ)
受講意欲(41%)、中間レポート(理解 9. 同上(Ⅱ)
度 )(31%)、 期 末 レ ポ ー ト( 到 達 度 ) 21. 同上(Ⅲ)
22.村のまつり各論(Ⅰ)
(61%)などに基づき評価する。
23. 同上(Ⅱ)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24. 同上(Ⅲ)
コピープリント(『日本民俗学の視点』 25.水の信仰
(Ⅰ)高崎正秀外・日本書籍)
26.まとめ(日本人の心性)
参考書
講義中に適宜指示する。
備考
番号
37225611
講 座 名
日本民俗学概説ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
小林吉一 講師
講義の目的
講義の内容・計画
古代の人々の生活と民俗を描いたもの
として、折口信夫(釈迢空)先生の小
説『死者の書』を講読する。この作品
に関して、近代小説としての側面から
の考究と、素材となった古代生活の局
面への論究を行ないたいと思う。あわ
せて、当然ながら記紀・万葉などの上
代文学への考究が果たされるはずであ
る。
全31章の作品を講述する。主に、毎時間、作品を逐一朗読しながら、「目的」
に掲げたテーマについて解説・考察し、鑑賞する。
授業計画
1.『死者の書』を講読する意図
2.作者折口信夫(釈迢空)論
3.第2章の講読(死者の消息)
4.第3章の講読(魂呼ばい)
5.第4章・第5章の講読(語り部)
6.第6章の講読(子代部・名代部)
7.第7章の講読(万法蔵院)
評価方法
8.第8章の講読(神隠し)
受講意欲(41%)、中間レポート(理解 9.第9章の講読(石城の古風)
度 )(31%)、 期 末 レ ポ ー ト( 到 達 度 ) 21.第:章の講読(大伴家持)
22.第21章の講読(南家郎女の才)
(61%)などに基づき評価する。
23.第22・23章の講読(郎女の賢しい魂)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.第24・25章の講読(尊者と阿弥陀・仲麻呂)
『死者の書』折口信夫・中央公論社(文 25.第26・27・28・29章の講読(蓮の糸・反閇)
庫)
26.第2:・31章の講読(まとめ)
参考書
『折口信夫全集』(全35巻)・中央公論
社。ほかは、講義中に適宜指示する。
備考
− 77 −
日本文化
番号
37225711
講 座 名
民俗文芸講読Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の目的
講義の内容・計画
それぞれの時代に、都で生みだされた
文学のほかに、身近な郷土で作られた
文学のあることを忘れてはなるまい。
栃木県がはぐくんだ郷土の文学の実際
を鑑賞しながら、その風土的条件を広
い立場から究明していきたい。
県内はもとより、県外の学生にも、そ
の研究方法を学んで欲しい。
郷土に関する文学・伝承等を通して、その成立の民俗・風土・歴史 ・地理等
の諸条件について研究する。また、講義で学習する文学・縁起・伝承等の遺
跡を訪ねて、文学散歩を行う。
評価方法
定 期 試 験(81%)、 授 業 へ の 参 加 意 欲
(41%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『栃木の文学[三訂版]
』栃木の文学編
集委員会編 栃木県高等学校教育研究
会国語部会発行
授業計画
1.オリエンテ―ション
2.『万葉集』−東歌・防人歌−
3.同上
4.『今昔物語集』
5.同上
6.中古・中世の和歌
7.『平家物語』那須与一
8.同上
9.中世説話集と『徒然草』
21.同上
22.謡曲『殺生石』
23.同上
24.近代の文学(小説・散文)
25.近代の文学(短歌・俳句)
26.まとめ
参考書
『ふるさとの散歩道 栃木ゆかりの文
学を訪ねて』とちぎの小さな文化シリー
ズ企画編集会議・下野新聞社刊
番号
37225811
備考
講 座 名
民俗文芸講読ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
それぞれの時代に、都で生みだされた
文学のほかに、身近な郷土で作られた
文学のあることを忘れてはなるまい。
栃木県がはぐくんだ郷土の文学の実際
を鑑賞しながら、その風土的条件を広
い立場から究明していきたい。
県内はもとより、県外の学生にも、そ
の研究方法を学んで欲しい。
郷土に関する文学・伝承等を通して、その成立の民俗・風土・歴史 ・地理等
の諸条件について研究する。また、講義で学習する文学・縁起・伝承等の遺
跡を訪ねて、文学散歩を行う。
評価方法
レポート81%、
授業参加に対する意欲度41%。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『栃木の文学[三訂版]
』栃木の文学編
集委員会編 栃木県高等学校教育研究
会国語部会発行
授業計画
1.オリエンテ―ション
2.栃木における近世文学の流れ
3.『おくのほそ道』と芭蕉
4.『おくのほそ道』序章∼草加
5.『おくのほそ道』室の八島
6.『おくのほそ道』日光
7.『おくのほそ道』塩原∼黒羽
8.『おくのほそ道』那須∼白河の関
9.『本朝二十不孝』と西鶴
21.『本朝二十不孝』心をのまるる蛇の形
22.『南総里見八犬伝』と馬琴
23.『南総里見八犬伝』庚申山の犬飼現八
24.『雨月物語』と秋成
25.『雨月物語』青頭巾
26.まとめ
参考書
『ふるさとの散歩道 栃木ゆかりの文
学を訪ねて』とちぎの小さな文化シリー
ズ企画編集会議・下野新聞社刊
備考
− 78 −
日本文化
番号
37225911
講 座 名
民俗文芸演習Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
伊藤高雄 講師
講義の目的
講義の内容・計画
民俗文芸の対象である民俗事象には、
衣・食・住の生活伝承を根底にして、
命名・言い習わし・ことわざなどから
神話・伝説・昔話・世間話に及ぶ言語
伝承をはじめとして、年中行事や祭り、
人生儀礼など、周期伝承・芸能伝承・
造形伝承・信仰伝承といった多岐にわ
たる伝承的要素が含まれている。本演
習では、こうしたさまざまな民俗事象
を具体的に取り上げて、民俗学的に読
み解いていく。
民俗文芸の対象について具体的に説明した上で、まずは柳田國男、折口信夫
の学問について紹介する。ついで具体的な民俗事象をとりあげて、その解析
の仕方を学び、民俗事例を採集(フィールド・ワーク)する目安を整える。
ついで、未発表の折口信夫の講義受講ノート(小池元男ノート)の翻刻を行
いながら、折口信夫の方法について考える。
評価方法
提出課題(61%)、受講内容(61%)か
ら総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時に指示する。
授業計画
1.講義ガイダンス
2.柳田國男と民俗学
3.折口信夫と民俗学
4.民俗事象とその解析①
5.民俗事象とその解析②
6.民俗事象とその解析③
7.民俗事象とその解析④
8.民俗事象とその解析⑤・小池元男ノートの翻刻①
9.民俗事象とその解析⑥・小池元男ノートの翻刻②
21.民俗事象とその解析⑦・小池元男ノートの翻刻③
22.民俗事象とその解析⑧・小池元男ノートの翻刻④
23.民俗事象とその解析⑨・小池元男ノートの翻刻⑤
24.民俗事象とその解析⑩・小池元男ノートの翻刻⑥
25.民俗事象とその解析⑪・小池元男ノートの翻刻⑦
26.まとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
番号
37225:11
講 座 名
民俗文芸演習ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
伊藤高雄 講師
講義の目的
講義の内容・計画
民俗文芸の対象である民俗事象には、
衣・食・住の生活伝承を根底にして、
命名・言い習わし・ことわざなどから
神話・伝説・昔話・世間話に及ぶ言語
伝承をはじめとして、年中行事や祭り、
人生儀礼など、周期伝承・芸能伝承・
造形伝承・信仰伝承といった多岐にわ
たる伝承的要素が含まれている。本演
習では、こうしたさまざまな民俗事象
を具体的に取り上げて、民俗学的に読
み解いていく。
春セメスターに引き続き、具体的な民俗事象をとりあげて、その解析の仕方
を学び、折口信夫の方法について考えながら、民俗資料の読み解きを行う。
また、未発表の折口信夫の講義受講ノート(小池元男ノート)の翻刻も行う。
評価方法
提出課題(61%)、受講内容(61%)か
ら総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時に指示する。
授業計画
1.講義ガイダンス
2.民俗事象とその解析①・小池元男ノートの翻刻①
3.民俗事象とその解析②・小池元男ノートの翻刻②
4.民俗事象とその解析③・小池元男ノートの翻刻③
5.民俗事象とその解析④・小池元男ノートの翻刻④
6.民俗事象とその解析⑤・小池元男ノートの翻刻⑤
7.民俗事象とその解析⑥・小池元男ノートの翻刻⑥
8.民俗事象とその解析⑦・小池元男ノートの翻刻⑦
9.民俗事象とその解析⑧・小池元男ノートの翻刻⑧
21.民俗事象とその解析⑨・小池元男ノートの翻刻⑨
22.民俗事象とその解析⑩・小池元男ノートの翻刻⑩
23.民俗事象とその解析⑪・小池元男ノートの翻刻⑪
24.民俗事象とその解析⑫・小池元男ノートの翻刻⑫
25.民俗事象とその解析⑬・小池元男ノートの翻刻⑬
26.まとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
− 79 −
日本文化
番号
37226311
講 座 名
日本語・日本文学情報処理
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
千明 守 教授
講義の目的
講義の内容・計画
現代は、コンピュータが普及し、今ま
で人間の手作業にたよっていた部分の
多くを機械が肩代わりしてくれるよう
になった。日本語・日本文学研究分野
に お い て も、 そ れ は 広 範 囲 に 利 用 さ
れるようになった。本文・語彙・研究
データの検索や並べ替えなどである。
本講座では、それらの研究状況の一端
に触れ、またソフトの利用方法に習熟
することを目的とする。
本講座は、1年次に
「情報処理」
を履修してあることを前提とする。すなわち、
コンピュータ(windowsマシン及びその基本ソフト)に関する最低限の基礎
的な知識があることを前提として、その上に日本語・日本文学分野における
応用的利用方法を展開する。講義の概要は以下の通り。
評価方法
毎回提出してもらう作業レポート
(91%)、授業への参加意欲(31%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に用いない。随時プリントを配布す
る。
授業計画
1.オリエンテーション
2.コンピュータのハード&ソフトに関する基本知識の確認
3.日本語・日本文学研究におけるコンピュータ利用の実際
4.ワープロソフト(ワード)を使ったテキストデータ作成の基本理論
5.ワープロソフト(ワード)を使ったテキストデータ作成の技術
6.ワープロソフト(ワード)を使ったテキストデータ作成の作業その1
7.ワープロソフト(ワード)を使ったテキストデータ作成の作業その2
8.インターネットを使った書誌データベース検索の実例その1
9.インターネットを使った書誌データベース検索の実例その2
21.インターネットを使った書誌データベース検索の実例その3
22.データベースソフトを使った語彙索引作成の理論と方法
23.データベースソフトを使った語彙索引作成の作業その1
24.データベースソフトを使った語彙索引作成の作業その2
25.データベースソフトを使った語彙索引作成の作業その3
26.まとめ
参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
備考
番号
37226411
講 座 名
漢文学概説Ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
中国古典文学の歴史(周から漢まで)
をたどりながら、特に日本文学に影響
を与えた作品を取り上げ、その受容の
実態を明らかにしていく。
中国の文学史(周から漢あたりまで)を捉えた上で、その時代の代表作品(
『詩
経』や諸子百家・
『史記』など)をとり上げ、特に日本文学とのかかわりの
深い作品(
『古今集』や『源氏物語』など)を読み、その作品がどのように
日本文学に影響を与えたかを明らかにする。作品を読むに当たり、漢和辞
典・古語辞典を用意すること。
授業計画
評価方法
授業態度31%と定期試験91%で評価す
る。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時に指示する。基本的にはプリン
トを配布する。
1.ガイダンス
2.訓読法の復習
3.導入作品講読(『捜神記』
)
4.中国文学史Ⅰ(先秦の文学)
5.作品講読Ⅰ(『易経』
)と『平家物語』巻七)作品の背景
6.作品講読Ⅰ(『易経』
)と『平家物語』巻七)作品の講読
7.作品講読Ⅱ(『詩経』大序)と『古今集』真名序)作品の背景
8.作品講読Ⅱ(『詩経』大序)と『古今集』真名序)作品の講読
9.作品講読Ⅲ(
『老子』と『徒然草』第211段)作品の背景
21.作品講読Ⅲ(
『老子』と『徒然草』第211段)作品の講読
22.中国文学史Ⅱ(漢代の文学)
23.作品講読Ⅳ(
『史記』屈原賈誼列伝と『源氏物語』須磨の巻)作品の背景
24.作品講読Ⅳ(
『史記』屈原賈誼列伝と『源氏物語』須磨の巻)作品の講読
25.まとめⅠ 中国文学史について(先秦∼漢代)
26.まとめⅡ 各作品について
参考書
漢詩・漢文解釈講座日本文学と漢詩文
昌平社
備考
− 7: −
日本文化
番号
37226511
講 座 名
漢文学概説ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
中国古典文学の歴史(魏晋六朝から宋
まで)をたどりながら、特に日本文学
に影響を与えた作品を取り上げ、その
受容の実態を明らかにする。
中国の文学史(魏晋六朝から宋あたりまで)を捉えた上で、その時代の代表
作品(
『文選』
、陶淵明・杜甫・李白・白居易など)をとり上げ、特に日本文
学とのかかわりの深い作品(
『菅家文草』
・
『徒然草』や芭蕉・蕪村など)を
読み、その作品がどのように日本文学に影響を与えたかを明らかにする。作
品を読むに当たり、漢和辞典・古語辞典を用意すること。
授業計画
評価方法
授業態度31%と定期試験91%で評価す
る。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時に指示する。基本的にはプリン
トを配布する。
1.ガイダインス
2.訓読の復習
3.中国文学史Ⅰ(魏晋六朝時代)
4.作品講読Ⅰ(陶淵明「飲酒」と蕪村・一茶の句)作品の背景
5.作品講読Ⅰ(陶淵明「飲酒」と蕪村・一茶の句)作品の講読
6.中国文学史Ⅱ(唐代)
7.中国文学史Ⅱ(唐代∼宋代)
8.作品講読Ⅱ(杜甫「春望」と『おくのほそ道』平泉)作品の背景
9.作品講読Ⅱ(杜甫「春望」と『おくのほそ道』平泉)作品の講読
21.作品講読Ⅲ(陳鴻「長恨歌伝」と『平家物語』巻一)作品の背景
22.作品講読Ⅲ(陳鴻「長恨歌伝」と『平家物語』巻一)作品の講読
23.作品講読Ⅳ(白居易「香炉峰…」と『大鏡』
・
『菅家後集』
)作品の背景
24.作品講読Ⅳ(白居易「香炉峰…」と『大鏡』
・
『菅家後集』
)作品の講読
25.まとめⅠ 中国文学史について(魏晋六朝時代∼宋代)
26.まとめⅡ 各作品について
参考書
漢詩・漢文解釈講座日本文学と漢詩文
昌平社
番号
37226611
備考
講 座 名
漢文学講読
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
1年次で習得した漢文訓読の基礎を踏
まえて、さらに本格的な漢文学作品を
読み進める。
本年度は、わが国でも古来よく読まれた『十八史略』を取り上げ、特に『三
国志演義』の舞台になった後漢・三国時代を概観する。 なおテキストは江戸
時代の版本を使用する。
評価方法
1.ガイダンス
2.『十八史略』について
3.後漢(東漢)から三国時代の歴史概観
4.東漢(1)光武統一
5.東漢(2)光武言行
6.東漢(3)東漢塞外
7.東漢(4)州牧廉潔
8.東漢(5)黨錮之禍
9.東漢(6)漢末群雄
21.東漢(7)赤壁之戦
22.三国(1)三国鼎立
23.三国(2)孔明忠誠
24.三国(3)出師之表
25.まとめ Ⅰ 東漢について
26.まとめ Ⅱ 三国について
授業計画
授業態度41%と定期試験81%で評価す
る。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
参考書
『新釈漢文大系 十八史略 上』明治
書院
『新書漢文大系④ 十八史略』明治書
院
備考
− 81 −
日本文化
番号
37226711
講 座 名
児童文学講読
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
大山 尚 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を原稿か
ら読み解き、作品の生成過程や文学に
おける「編集」の意義などについて、
実践的に考察する。
最初に、「銀河鉄道の夜」を原稿から読み解くために必要な知識を学習し、
以降は、その知識をもとにして、原稿を書き写しながら、複雑に入り組んだ
原稿を解読することで、作品に内包された成立の秘密を探っていく。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲(61%)
レポート(61%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
第1回目の授業でテキスト購入につい
ての説明をおこなう。受講希望者は必
ず出席すること。
1.ガイダンス(原稿解読のための基礎知識)
2.第22葉について
3.第23葉について
4.第24葉・第26葉について
5.第27葉・第28葉について
6.第29葉・第2:葉について
7.第29葉・第2:葉について
8.第31葉・第32葉・第33葉について
9.第34葉・第35葉・第36葉について
21.第37葉・第38葉・第39葉について
22.第1葉・第2葉について
23.第3葉・第4葉について
24.第8葉・第9葉について
25.第21葉について
26.まとめ
参考書
備考
番号
37226811
本の種類は問わないが、事前に「銀河鉄道の夜」を必ず一読しておく
こと。
講 座 名
書道Ϩ
開講期
単位数
担 当 者
1年次
2単位
田中茂男 講師 佐伯由江 講師
佐伯良一 講師 坂本充正 講師
講義の目的
講義の内容・計画
中学校・小学校教員及び日本人として、
文字を正しく書くために必要な実技習
得と基礎的な知識の学習を目的とする。
文字を正しく書くために必要な、実技の習得と知識の学習を達成するため
に、漢字における三体千字文(楷書・行書・草書)を九宮格により科学的に
学習する。
評価方法
1.オリエンテーション
2.カタカナを学ぶイロハ48文字
3.ひらがなを学ぶいろは48文字
4.天地玄黄宇宙洪荒日月盈昃辰宿列張の48文字
5.寒來暑往秋収冬藏閏餘成歳律呂調陽の48文字
6.雲騰致雨露結為霜金生麗水玉出崑岡の48文字
7.劒號巨闕珠稱夜光菓珍李柰菜重芥薑の48文字
8.常用漢字の筆順や部首名の学習
9.海醎河淡鱗潛羽翔龍師火帝鳥官人皇の48文字
21.始制文字乃服衣装推位讓國有虞陶唐の48文字
22.弔民伐罪周發殷湯∼遐邇壹體率賓歸王の96文字
23.女慕貞潔男效才良∼信使可覆器欲難量の96文字
24.墨悲絲染詩讃羔羊∼空谷傳聲虛堂習聴の96文字
25.禍因惡積福縁善慶∼孝當竭力忠則盡命の96文字
26.臨深履薄夙興温清∼容止若思言辭安定の96文字
授業計画
毎時間の課題作品の清書(71%)宿題・
レポート(51%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『最新改訂・書の世界』中島司有著・
出版芸術社
参考書
備考
− 82 −
日本文化
番号
37226911
講 座 名
書道ϩ
開講期
単位数
担 当 者
1年次
2単位
田中茂男 講師 佐伯由江 講師
佐伯良一 講師 坂本充正 講師
講義の目的
講義の内容・計画
中学校・小学校教員及び日本人として、
文字を正しく書くために必要な実技習
得と基礎的な知識の学習を目的とする。
文字を正しく書くために必要な、実技習得と知識の学習を達成する。そのた
めに、歴史的な日本の文字の流れを学習し、カタカナ・ひらがな・平安古筆
のかなの実習をする。併せて、陶板・色紙・短冊などを使った作品制作をし、
鑑賞にまで発展させる。
授業計画
評価方法
毎時間の課題作品の清書(71%)宿題・
レポート(51%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『最新改訂・書の世界』中島司有著 ・
出版芸術社
1.陶板の制作
2.陶板の制作∼完成まで
3.古体かなの学習 いろは48文字
4.古体かなの学習 いろは∼らむう
5.古体かなの学習 ゐのお∼もせす
6.古体かなの連綿の学習 とき・たつ・そら∼よせ・きす・かせの
7.古体かなの連綿の学習 とし・けり・きす∼くれたけ・あれに
8.古筆の臨書 古今倭歌集巻第一∼かせやとくらむ
9.古筆の臨書 たいしらす∼よみひとしらす
21.古筆の臨書 こころさしふかく∼ふむやのやすひて
22.古筆の臨書 はるのひの∼なかすもあるかな
23.古筆の臨書 寛平のおほむとき∼わかなつみてむ
24.作品鑑賞
25.色紙・短冊の使い方を学習
26.色紙・短冊の使った作品制作
参考書
備考
番号
37231911
講 座 名
比較文学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
塚越義幸 教授
講義の目的
講義の内容・計画
中島敦の作品を講読しながら、原典で
ある中国文学と比較して、彼の創作意
識を探る。
中島敦の『山月記』と『名人伝』を読み進める。そして、その原点である「人
虎伝」や『列子』にも言及する。
授業計画
評価方法
授業への意欲度41%とレポート点81%
で評価を下す
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『李陵・山月記』中島敦 角川文庫
1.ガイダンス
2.比較文学とは何か
3.中島敦と中国文学
4.山月記を読む①
5.山月記を読む②
6.山月記を読む③
7.人虎伝を読む①
8.人虎伝を読む②
9.人虎伝を読む③
21.山月記と人虎伝
22.名人伝を読む①
23.名人伝を読む②
24.列子を読む
25.名人伝と列子
26.まとめ
参考書
授業時に提示する
備考
− 83 −
日本文化
番号
37231:11
講 座 名
論理的文章の語彙と読解
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中村幸弘 教授
講義の目的
講義の内容・計画
現代自国語の論理的文章の理解は、語
彙力に負うところが大きいのだが、日
本ではむしろ最も軽視されている領域
である。近時、大手新聞社と教育関係
総合企業が提携して、その教育と検定
について取り組み始めた。本講座は、
その時代の流れに少しでも近づけるよ
う努めようとするものである。
○抽象概念語について、体系的に体得できる要領を学習し、例文と結びつ
け、その語学力を生かして現代日本の代表的な評論・論説の読解を試み
る。
○語彙力増進についての実践的学習法を紹介する。
評価方法
取 り 組 み 度 評 価(31%)・ 理 解 度 評 価
(31%)・到達度評価(31%)、期末試験
(51%)
を実施して、総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
担当者が過去に教材化を試みた教材本
文をコピー配布する。
授業計画
1.現代日本語の文章と語彙との関係について学習する。
2.抽象概念語について認識する。
3.語彙分類の体系について認識する。
4.○大江健三郎「言葉の異化」
(
『新しい文学のために』
)紹介。
5. 同上の重要語彙を紹介する。
6. 同上の本文読解を試みる。
7.○養老孟司「ヒトの見方」(
『ヒトの見方−形態学の目から』)紹介。
8. 同上の重要語彙を紹介する。
9. 同上の本文読解を試みる。
21.○泉 真也「空間創造楽」(
『空間創造楽』
)紹介。
22. 同上の重要語彙を紹介する。
23. 同上の本文読解を試みる。
24.類義語・反対語・同音異義語・派生語を認識する。
25.接尾語「的」
「性」
「化」を学習する。
26.文末慣用連語を学習する。
参考書
『ベネッセ表現・読解国語辞典』(中村
幸弘他編・ベネッセコーポレーション)
『現代文の重要語』(中村幸弘他編・ラ
備考
イオン社)
番号
37232111
○印は、読解演習教材名と出典とである。
講 座 名
論理的文章の論理と読解
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中村幸弘 教授
講義の目的
講義の内容・計画
現代日本語文章に定着した論理が認め
られるのか。論理的文章といわれる文
章にどれほどの論理が存在するのか。
センターテスト第一問本文の論理も、
実はつくられた論理なのである。しか
し、そのつくられた論理に、どのよう
な類型があるのかを、紹介して、実践
に役立つよう解説していきたい。
○起承転結/序破急/三段論法/頭括式・尾括式・双括式など、代表的な文
章構成法を認識したうえで、個々の評論・論説がそのいずれに該当する
か、確認しながら読解を試みる。
評価方法
取 り 組 み 度 評 価(31%)・ 理 解 度 評 価
(31%)・到達度評価(31%)、期末試験
(51%)を実施して、総合評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
担当者が過去に教材化を試みた教材本
文をコピー配布する。
授業計画
1.起承転結/序破急/三段論法について認識する。
2.頭括式・尾括式・双括式について認識する。
3.接続語と論理パターンについて学習する。
4.指示語と指示内容の確認法について学習する。
5.○中村雄二郎「コモン・センスとはなにか」紹介。
6. 上記本文を段落区分する。
7. 上記本文の段落相互の関係を図式化する。
8. 上記本文の接続語・指示語を確認する。
9.○外山滋比古「点的論理」紹介。
21. 上記本文に即して日本語の論理と英語の論理を比較する。
22.○川田順造「
「はい」と「いいえ」のあいだ」紹介。
23. 上記本文に即して日本語の「はい」と英語のnoを比較する。
24.近年のセンターテスト第一問の本文の論理を分析する。
25. 同上
26. 同上
参考書
『ベネッセ表現・読解国語辞典』
(中村
幸弘他編・ベネッセコーポレーション)
『現代文の重要語』
『0からわかる現代 備考
詩』
(ともに中村幸弘他編・ライオン社)
○印は、各教材に担当者が付けた名称。以下に各出典名を紹介する。
・中村雄二郎『考える愉しみ』
・外山滋比古『日本語の論理』
・川田順
造『西の風・南の風・文明論の組みかえのために』。
− 84 −
日本文化
番号
37232211
講 座 名
日本語演習(古代語)Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
平 安 時 代 の 和 文 語 に つ い て、 特 に 語
彙・語法を中心に考察する。
源氏物語・枕草子を対象として、基礎的な文法事項も確認しながら、語彙・
語法についての理解を深めていく。さらに、源氏物語の語彙体系において、
特に形容語(形容詞・形容動詞)に注目して演習を進めることにする。毎回、
古語辞典を必携とし、丹念にことば調べを行うことが望まれる。
授業計画
1.講義概要
2.資料の紹介と発表方法
3.関連作品(紫式部日記)
4.心理描写
5.小テスト、古文読解の基本
6.物語の系統・本文の系統
7.反実仮想
評価方法
8.
「ものし給ふ」
、敬語のパターン
9.過去の助動詞「き」
「けり」
レ ポ ー ト:61%、 発 表・ 課 題 な ど:
21.ク語法
61%
22.敬語のしくみ、連体形の用法
テキスト(書名・著者名・出版社名)
23.助詞の分類・はたらき
最初の時間に指示する。
24.語の清濁
25.課題の確認と文献紹介
26.まとめ
参考書
新編日本古典文学全集『源氏物語』小
学館、新日本古典文学大系『源氏物語』
岩波書店、『平安時代語新論』築島裕
著・東京大学出版会、『平安時代和文語
備考
の研究』関一雄著・笠間書院
番号
37232311
講 座 名
日本語演習(古代語)ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
平 安 時 代 の 和 文 語 に つ い て、 特 に 語
彙・語法を中心に考察する。
春セメスターに引き続き、源氏物語・枕草子を対象として、語彙・語法につ
いての理解を深めていく。春セメスター同様に、古語辞典を必携とするが、
いっそう丹念にことば調べを行うことが望まれる。
授業計画
1.講義概要
2.資料の紹介と発表方法
3.代名詞、ユクとイク
4.連体止めと本文の異同
5.美をあらわす語彙
6.源氏物語とジェンダー
7.基本助詞「に」
「を」
評価方法
8.評価を表す構文
レ ポ ー ト:61%、 発 表・ 課 題 な ど: 9.助詞「して」
21.複合動詞
61%
22.挿入句
テキスト(書名・著者名・出版社名)
23.接尾語たち・ども・ら
最初の時間に指示する。
24.副詞の用法
25.課題の確認と文献紹介
26.まとめ
参考書
新編日本古典文学全集『枕草子』小学
館、新日本古典文学大系『枕草子』岩
波書店、『平安時代語新論』築島裕著・
東京大学出版会、『古典敬語詳説』中村
幸弘他著・右文書院
備考
− 85 −
日本文化
番号
37232411
講 座 名
日本語演習(近・現代語)Ϩ
講義の目的
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
村山昌俊 教授
講義の内容・計画
明治初期から21年代までは東京語の形
成期といわれ、江戸語の特徴を強く残
しつつも、共通語の基盤となる東京語
へ移り変わる変革期である。
「東京語」
という語は、当時においては主として
「とうけい」と読まれていた。今年度は
明治4∼5年に出版された仮名垣魯文
の「牛店雑談 安愚楽鍋(うしやぞう
だんあぐらなべ)を資料として、文明
開化期の言語の実態を知ることを目的
とする。
評価方法
レポート(211%)によって評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
参考書
授業時に指示する
「安愚楽鍋」は、文明開化の象徴でもある牛鍋屋に牛肉を食べに来たいろい
ろな職業、階層の人たちを描いた作品で、その会話は写実的である。登場人
物は、鄙(いなか)武士・生(なま)文人・藪医者・新聞好きなどの教養人
や町人、また落語家・幇間(ほうかん)芸妓・茶屋女と、実に多彩である。
そこに使われている言葉、たとえば助動詞では、鄙武士は「じゃ」、落語家・
幇間は「でげす」
、娼妓は「ざます」、芸妓・茶屋女は「です」のように使い
分けられている。こうした職業・階層による、江戸語を受け継いでいる当時
の東京語の言語状態(語法・音韻・語彙)を演習によって探っていくことに
する。
授業計画
1.ガイダンス
2.教員による解説
3.教員による解説
4.学生の発表と解説
5.学生の発表と解説
6.学生の発表と解説
7.学生の発表と解説
8.学生の発表と解説
9.学生の発表と解説
21.学生の発表と解説
22.学生の発表と解説
23.学生の発表と解説
24.学生の発表と解説
25.学生の発表と解説
26.春セメスターまとめ
備考
番号
37232511
講 座 名
開講期
単位数
日本語演習(近・現代語)ϩ
2年次
1単位
担 当 者
村山昌俊 教授
講義の目的
講義の内容・計画
明治初期から21年代までは東京語の形
成期といわれ、江戸語の特徴を強く残
しつつも、共通語の基盤となる東京語
へと移り変わる変革期である。
「東京
語」という言い方が最初に用いられた
のは、2989(明治22)年とされる。
「東京」
という語は、当時は主として「とうけ
い」と読まれていた。今年度は明治4
∼5年に出版された仮名垣魯文の「牛
店雑談 安愚楽鍋(うしやぞうだんあ
ぐらなべ)を資料として、文明開化期
の言語の実態を知ることを目標とする。
春セメスターに続き、演習形式で授業をすすめる。
評価方法
レポート(211%)によって評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
授業計画
1.ガイダンス
2.学生の発表と解説
3.学生の発表と解説
4.学生の発表と解説
5.学生の発表と解説
6.学生の発表と解説
7.学生の発表と解説
8.学生の発表と解説
9.学生の発表と解説
21.学生の発表と解説
22.学生の発表と解説 レポート内容の指示
23.学生の発表と解説
24.学生の発表と解説
25.学生の発表と解説
26.秋セメスターまとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
− 86 −
日本文化
番号
37232611
講 座 名
口承文芸Ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
野村敬子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
神話、伝説、昔話、世間話、生活譚な
ど民俗社会に伝承される口承による文
芸について学ぶ。
口承文芸について身近な伝承事例から基礎的な知識を学ぶ。
語り手の実践を聴きつつ学ぶ。
授業計画
評価方法
課題レポート(91%)、
授業への参加意欲(31%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業で指示。
1.オリエンテーション
2.口承文芸概論①
3.神話
4.伝説①
5.伝説②
6.伝説③
7.昔話①
8.昔話②
9.昔話③
21.世間話①
22.世間話②
23.世間話③
24.生活譚
25.口承文芸研究史
26.春セメスターまとめ
参考書
『シリーズことばの世界』日本口承文
芸学会編
番号
37232711
備考
講 座 名
口承文芸ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
野村敬子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
口承文芸の歴史と現代的意義について
考察。
外国文献の受容について学ぶ。伝承資料から先人たちの民俗思考を探りつつ、
現代の伝承動態について考察する。
語り手の実践を聴きつつ学ぶ。
授業計画
評価方法
課題レポート(91%)、
授業への参加意欲(31%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業で指示。
1.口承文芸概論②
2.民話と童話
3.お伽話
4.イソップ寓話の受容
5.ペンタメローネの受容
6.グリム童話の受容
7.私の一話採集
8.採集資料について①
9.採集資料について②
21.採集資料について③
22.採集資料について④
23.採集資料について⑤
24.採集資料について⑥
25.採集資料について⑦
26.総まとめ
参考書
『シリーズことばの世界』日本口承文
芸学会編
備考
− 87 −
日本文化
番号
37232812
講 座 名
日本語概説ϨB
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座は、日本語研究の成果を踏まえ
て、国語すなわち日本語がどのような
言語であるかを概説することを目的と
する。また、基本的な文献資料に基づ
いた日本語研究の実際にも触れること
にしたい。
音声・音韻に関する事項を中心に概説するが、日本語に関するさまざまな問
題に対して実証的に考察するための基本的な知識を修得することを心掛けた
い。
評価方法
学期末試験:91%
授業への参加意欲:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『国語要説 五訂版』和田利政、金田
弘著・大日本図書
授業計画
1.講義概要、序説
2.音声と音声器官のしくみ、音声記号(IPA)
3.母音と子音、子音の分類、半母音
4.音節の種類、特殊な音(撥音・促音・長音)
5.アクセントの種類・型と機能
6.アクセントの多様な実態
7.上代特殊仮名遣い
8.ハ行子音の変遷①(唇音退化・ハ行転呼音)
9.ハ行子音の変遷②(P音の残存)
21.サ行子音、四つ仮名
22.音便、連濁、連声
23.あめつち・たゐに・いろは、五十音図
24.文字の大別、漢字の伝来
25.六書、国字(和製漢字)
26.まとめ
参考書
参考文献一覧を配付する。
備考
番号
37232813
講 座 名
日本語概説ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本語に関するさまざまな問題に対し
て実証的に考察するための基本的な知
識を修得し、さらに進んで日本語の専
門的研究を行うための導入とする。
日本語概説Ⅰに引き続き、文字に関する事項、語彙に関する事項、方言に関
する事項に亙って順次概説するが、併せて、日本語研究の基本的文献資料を
取り上げ、具体的に言語の研究方法も紹介する。
授業計画
評価方法
学期末試験:91%
授業への参加意欲:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『国語要説 五訂版』和田利政、金田
弘著・大日本図書
1.漢字の音(呉音・漢音・唐音)
2.漢字の訓、当用漢字と常用漢字
3.万葉仮名、平仮名
4.片仮名、訓点資料
5.補助符号(濁音符・半濁音符・繰り返し符号)
6.歴史的仮名遣いと現代仮名遣い
7.ローマ字(ヘボン式・日本式・訓令式)
8.ヘボンの辞書(近代日本語研究の資料)
9.キリシタン文献(中世日本語研究の資料)
21.語彙とその種類
22.位相と位相語
23.方言と共通語・標準語
24.言語地理学・方言周圏論
25.言語調査、新方言
26.まとめ
参考書
参考文献一覧を配付する。
備考
− 88 −
日本文化
番号
37232814
講 座 名
日本語文法
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
基礎的知識を確認した上で、古典文法
をより深く理解することを目的とする。
助動詞の意味・用法を中心に、助詞・敬語などについても、高等学校で学ん
だ古典文法の知識を確認しながら、さらに高度な内容を解説する。文法とは
言葉を組み立てる仕組みのことであるから、文法を深く理解することは、古
典作品をきめ細かく読解することにもつながる。講義中は頻繁に指名し、知
識を問い、意見を求める。
授業計画
評価方法
学期末試験:81%、小テスト・課題な
ど:41%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時指示。
1.講義概要、序説
2.用言の活用
3.動詞の自他
4.使役・尊敬の助動詞
5.過去・完了の助動詞
6.推量の助動詞
7.希望の助動詞
8.断定・比況の助動詞
9.条件表現①(接続助詞と確定条件)
21.条件表現②(接続助詞と仮定条件)
22.助詞①(終助詞)
23.助詞②(∼を∼み)
24.敬語①(基本敬語動詞)
25.敬語②(謙譲語の2類)
26.まとめ
参考書
『先生のための古典文法Q&A100』
中村幸弘著・右文書院
備考
『古代日本語文法』小田勝著・おうふう
番号
37232911
講 座 名
日本語学各論
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本語学の専門的知識・研究法を学び
ながら、日本語の語彙について考察す
る。
1年次開講の「日本語概説」における、語彙に関する事項での学習をもとに、
専門的な知識を積み重ねて、日本語の語彙についての理解を深めたい。具体
的な設問の検討も随時行いながら、講義を進めていく。なおまた、語彙の研
究と辞書とは密接な関係がある。辞書が有する多様な情報を分析しながら、
その問題点も考察する。
授業計画
評価方法
レポート:81%
課題・参加意欲など:41%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『国語要説 五訂版』和田利政、金田
弘著・大日本図書
1.講義概要
2.オノマトペ(擬声語・擬態語)の類型
3.現代語のオノマトペと古典語のオノマトペ
4.語の意味を考える①(類義語と対義語)
5.語の意味を考える②(多義語・同音異義語)
6.語感を考える
7.語の構成を考える①(単純語と合成語)
8.語の構成を考える②(語の構造)
9.語の構成を考える③(造語)
21.語の構成を考える④(基本的文献を読む)
22.数を数える(助数詞)
23.ことばの位相を考える(女性語・男性語)
24.辞書の情報を考える①
25.辞書の情報を考える②
26.まとめ
参考書
『朝倉日本語講座④語彙・意味』斎藤倫
明編・朝倉書店、『ケーススタディ 日
本語の語彙』森田良行他編・おうふう、
『語構成の研究』阪倉篤義著・角川書店
備考
− 89 −
日本文化
番号
37232:11
講 座 名
言語学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
村山昌俊 教授 講義の目的
講義の内容・計画
言語学の諸問題のうち、特に下記の基
本的事項を概説することによって、さ
まざまな言語現象に対する関心を高め
ることを目標とする。
言語学の基本である言語の特質、音韻論、形態論、言語変化について講義す
る。
授業計画
評価方法
筆記試験(211%)によって評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
使用しない。
1.人間の言語の特質1(動物の伝達手段とその特質)
2.人間の言語の特質2(分節性・記号性)
3.人間の言語の特質3(ラング・パロール)
4.言語研究の方法
5.音韻論1(音声と音韻)
6.音韻論2(音素とその種類)
7.形態論1(語と形態素)
8.形態論2(形態素の種類)
9.形態論3(異形態・合成語)
21.言語変化の要因と種類
22.音韻の変化1(音韻の変化とその種類)
23.音韻の変化2(音韻の添加・脱落)
24.音韻の変化3(音韻の同化・異化)
25.音韻の変化4(音韻の転倒・類推・民間語源)
26.まとめ
参考書
『はじめての言語学』黒田龍之助・講
談社現代新書
番号
37233111
備考
講 座 名
比較文化
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
文化は、時代や地域によって、また社会
構造や宗教的背景によっても多様である。
それぞれの文化の特質は、それと異なる
文化と比較することによって明らかにさ
れる。その比較方法は、地球上に並存する
同時代のさまざまな文化を対比するだけ
ではなく、異文化との歴史的な相互関係
やそれによる文化変容を考えることも重
要である。たとえば、西ヨーロッパで生ま
れた資本主義文化のように、非ヨーロッ
パの人びとの生活や精神と融合し、伝統
的な土着の文化を包み込んでいった「文
化」も存在する。この講義では、世界史
におけるさまざまな文化の位置と特質を、
日本文化の視野から、比較という方法を
用いて明らかにし、国際感覚をみがいて
いく。
今年度は、オランダと日本の比較文化(文化交流史)について学ぶ。受講生
には、それぞれの視点・関心から、
「比較文化」についてのレポートを作成
し、報告してもらう。
評価方法
レポート報告の点数(81%)に授業参加
態度
(41%)
を加点し、総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じプリントを配布する。
参考書
『オランダ風説書』松方冬子(中公新書、
3121年)
、
『近代ヨーロッパの形成』玉木
俊明(創元社、3123年)
、
『阿蘭陀が通る』
タイモン・スクリーチ(東京大学出版会、
3122年)
授業計画
1.はじめに 講義の予定と文献紹介
2.比較というまなざし
3.オランダの「黄金時代」
4.オランダの穀物貿易−「母なる貿易」
5.オランダ東インド会社の誕生
6.長崎出島とオランダ東インド会社
7.
「オランダ風説書」を読む①
8.
「オランダ風説書」を読む②
9.
「オランダ風説書」を読む③
21.
「オランダ風説書」を読む④
22.日本にもたらされたオランダ文化
23.レポート作成と質疑応答
24.個別報告①
25.個別報告②
26.まとめ
備考
− 8: −
日本文化
番号
37233211
講 座 名
外国語文化(英米語事情)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
飯田学而 講師
講義の目的
講義の内容・計画
英語・米語が世界語と言われるように
なったのは何故か。また、英語と米語、
更にオーストラリア英語・カナダ英語
などはどのように私たち日本人と係
わっているか。私たちが習得しようと
しているそれらの言語は、日本文化に
どんな影響を与えているか等を知るこ
とがこの講座の目的である。
英語と米語は全く同じ言語なのか、あるいは何か違いがあるのか。それらは
文化にどのような影響を与えているか。最近は、日本でも小学校から英語を
学ばせようとする気運が高まっている。英語は日本の文化にどのような影響
を与えているか、等について、具体例を示して、現在の英語事情と私たちと
の関係を認識して貰えるような講義をしたい。
評価方法
授業への参加意欲・態度31%、小テス
ト41%、期末試験61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストは無い。プリントを配布する。
授業計画
1.Queen's Englishとは…
2.分家した英語
3.アメリカ人の英語 1.
4.アメリカ人の英語 2.
5.アメリカ人の英語 3.
6.英語と米語の違い 1.
7.英語と米語の違い 2.
8.英語と米語の違い 3.
9.和製英語のルーツ
21.カタカナ語の正体 1.
22.カタカナ語の正体 2.
23.危ない英語表現
24.英語にみるジョークと文化 1.
25.英語にみるジョークと文化 2.
26.知っておきたい英語の表現
参考書
必要があれば、その都度指示する。
備考
番号
37233411
講 座 名
外国語文化(中国語事情)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
白 蓮傑 講師
講義の目的
講義の内容・計画
中国の人々の生活習慣、社会保障、医
療、教育制度及び就職事情などを手が
かりとして中国の現状と文化等々を理
解し、学生の中国への関心を深めたい。
中国における現状と文化について、現代中国の人々の暮らし、生活習慣、社
会、医療、教育、就職等様々な角度から紹介する。授業中はプリントのほか、
ビデオやスライドなど映像を使用し、理解を深める。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲・態度31% 学期末レ
ポート91%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリント配布する。
1.ガイダンス、アンケート
2.言語状況、漢民族と少数民族
3.衣食文化
4.交通状況
5.農村と都市の住宅事情
6.教育制度の歴史、現状と課題
7.就職事情
8.婚活・結婚事情
9.医療衛生
21.社会保障
22.大衆娯楽
23.ネット事情
24.年中行事
25.伝統文芸
26.世界遺産
参考書
『現代中国』愛知学院現代中国学部編、
あるむ出版社
『中国百科』小島 晋治・太田 勝洪・辻
康吾・ 高橋 満著、大修館書店出版
備考
− 91 −
日本文化
番号
37233511
講 座 名
外国語文化(韓国語事情)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
小川靖子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
韓国・韓国事情について総合的に捉え、
自ら考える力を養う。互いに「近くて
遠い国」と言われる日本と韓国ですが、
その距離について自ら測っていけるよ
う「知る」ことから始めましょう。
授業は講義と発表で構成。各自が関心のあるテーマを設定し発表する。授業
内ではグループワーク、ワークショップを積極的に行う。韓国の現代事情や
身近な話題を中心に、言語・文化・社会など様々な側面から学んでいく。
※授業予定は、進行状況などにより変更される場合があります。
授業計画
評価方法
平常点(授業への参加意欲、授業態度
など)61%、発表51%、提出物21%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、授業時にプリントを配
布します。
1.オリエンテーション
2.韓国について知る1
3.韓国について知る2
4.ことばと社会
5.政治、経済、歴史
6.教育事情
7.中間発表
8.韓国の文化1(食文化)
9.韓国の文化2(伝統文化)
21.韓国の文化3(大衆文化)
22.交通、観光
23.日韓関係
24.発表1
25.発表2
26.学期のまとめ、ふりかえり
参考書
授業内で紹介します。
備考
番号
37233611
講 座 名
国際文化交流Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中村香代子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
ヒト・モノ・カネ・情報が既存の垣根を越
えグローバルに展開する時代においては、
誰しも国際的な交流の波を避けて生きては
いけない。そのような認識に立ち、本講義
においては、日本とアジア地域との交流の
歴史と現状を学ぶ。①日本とアジアが文化
的にどのように関係してきたのか、そし
て、②近代のウェスタン・インパクト(西
洋がアジアに進出した衝撃)により、その
関係性がどのように変化したのか、③戦争
は現在の日本と対アジアの関係に何を残し
たのか、を理解する。とはいえ、本講義の
主たる目的は、自らが日本と近隣諸国との
平和的関係性の構築を考えることにある。
従って、暗記式のテストは実施しない。講
義を通して、日本とアジアの多角的な見方
を学び、国際的感覚を身に着けてほしい。
現代国際政治の基礎知識を土台とし、現代から過去に至るまでの広い視野
で、日本と対中国、韓国、台湾などアジアとの関係を考察する。日本と近隣
地域はどのような意味で近いのか、また、どのような意味で遠いのかを考え
ていく。歴史的に見て、文化の共有をしてきた地域であるアジアが現在直面
する問題を取り上げつつ、平和的関係性を築いていくための糸口を講義の中
で探求する。
評価方法
レポート61% プレゼンテーション61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜プリントを配布。
授業計画
1.国際政治の基礎知識と国家間関係
2.日本とアジアの文化的つながり
3.儒教と漢字の影響
4.近代日本の知識形成とアジア(ウェスタン・インパクト)
5.近代日本と中国との関係
6.近代日本と韓国との関係
7.戦争とそれぞれの戦後
8.歴史認識問題の経緯
9.ヨーロッパの歴史認識問題における対処との比較
21.領土問題の経緯
22.領土問題解決への糸口
23.ソフトパワーと友好的関係
24.日本のソフトパワー(マンガ、アニメ、アイドル等)
25.韓流ムーブメントと韓国のソフトパワー戦略
26.プレゼンテーション
参考書
『北東アジア字典』環日本学会編、国
際書院、『国k粟田際政治経済辞典』川
田侃・大畠英樹編、東京書籍
備考
レポート、プレゼンテーションは、同じ主題を扱うものとし、主題は
講義に沿って自ら興味のあるテーマを相談のもと決定していく。
− 92 −
日本文化
番号
37233711
講 座 名
国際文化交流ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中村香代子 講師
講義の目的
講義の内容・計画
ヒト・モノ・カネ・情報が既存の垣根
を越えグローバルに展開する時代にお
いては、誰しも国際的な交流の波を避
けて生きてはいけない。そのような認
識 の 上 に 立 ち、 本 講 義 に お い て は、
日本と欧米文化との交流の歴史と現状
を学ぶ。前近代、近代、戦争、戦後を
通して、日本はどのように欧米と付き
合ってきたのか、そして、欧米は日本
をどのように認識してきたのかを理解
する。また、スポーツなど身近なテー
マを通しても日本と欧米のつながりを
考える。とはいえ、本講義の主たる目
的は、日本と欧米諸国との関係を自ら
考えることにある。従って、暗記式の
テストは実施しない。講義を通して、
国際関係の基礎知識を学び、国際的感
覚を身に着けてほしい。
現代国際政治の基礎知識を土台とし、過去から現在に至るまでの広い視野か
ら、日本と対ヨーロッパ、アメリカ社会の関係を考察する。①欧米がアジア
にどのように介入してきたのか、②日本は欧米との関係をどのように認識し
ていったのか、③戦争、占領期を経て日本はアメリカとどのような関係を
作っていったのかを時系列で講義する。
評価方法
レポート61% プレゼンテーション61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業計画
1.グローバリゼーションと文化交流
2.ヨーロッパの植民地主義と日本
3.近代日本におけるヨーロッパ文化の影響
4.近代日本のアイデンティティと西洋
5.戦時下日本と西洋文化
6.戦後日本とアメリカ文化Ⅰ(アメリカ文化はどう流入したのか)
7.戦後日本とアメリカ文化Ⅱ
8.外国人による日本認識Ⅰ(外国人は日本をどう見てきたのか)
9.外国人による日本認識Ⅱ
21.外国人による日本認識Ⅲ
22.スポーツ文化(オリンピック、ワールドカップ、大リーグ)
23.ポップカルチャー(音楽、映画、ファッション)の影響
24.食文化(マクドナルド、コカ・コーラ、スターバックス等)
25.日本の捕鯨文化と反対運動
26.プレゼンテーション
適宜プリントで配布する。
参考書
『国際政治経済辞典』川田侃・大畠英
樹編、東京書籍
番号
37233811
備考
レポート、プレゼンテーションは、同じ主題を扱うものとし、主題は
講義に沿って自ら興味のあるテーマを相談のもと決定していく。
講 座 名
国際社会問題
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
国際社会は主権を持つ多数の国民国
家 を 構 成 単 位 と し て い ま す。 国 民 国
家の国際的な活動によってさまざまな
問題が起こってきました。現代では国
際機関と多国籍企業も国際社会の重要
な活動主体となっています。グローバ
リゼーションが進んでいる現代社会で
は、一国内では解決できないさまざま
な問題も起こっています。背景を含め
て、国際社会問題を考えることで国際
人としての視野を身につけることを目
的にします。
マスコミでよく報道、紹介されている国際社会問題と国際機関について順次
見ていくことにします。地球環境問題、貧困問題、人口問題、開発問題、経
済問題、債務問題などをとりあげます。その原因を考え、それに対して各国
政府や国際機関はどのように対処しようとしているのか、その対処で問題は
本当に解決するのかを検討したいと思います。
評価方法
平常点(31%)定期試験(91%)の総
合評価
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業計画
1.国際社会と国民国家の成立
2.第一次世界大戦と国際連盟
3.2:3:年世界大恐慌と貿易戦争
4.国際連合
5.戦後貿易体制と国際協調
6.人口問題
7.食糧危機
8.貧困問題
9.教育と識字率
21.環境と経済
22.地球環境問題
23.経済開発
24.地域経済統合
25.TPPとは何か
26.まとめ
参考書
随時紹介します。
備考
− 93 −
日本文化
番号
37233911
講 座 名
言語コミュニケーション
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
「コミュニケーション」という言葉は、
現代社会を理解するうえでのキーワー
ドの一つである。コミュニケーション
の根本は、人間による関係行為にあり、
その基本は情報や感情その他の何かを
人に伝えたいという気持ちと何かを人
から知りたいという気持ちの関係であ
る。この講座では、こうした点を踏ま
えて、異なる言語を用いる人たちのあ
いだで行われるコミュニケーションを
翻訳という実践的作業を通じて考えて
いくことを目的としている。
コミュニケーションとは何かを言語を用いたコミュニケーション・ギャップ
の実例をみていくことで理解していく。講義形式での基本的な理解を踏まえ
て、毎回、多くの英文を実践的に翻訳することで、日本語と英語の背景にあ
る文化や歴史の違いと共通性を考えていく。
評価方法
小テスト:61% 授業への意欲:61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜、プリント配布。
授業計画
1.コミュニケーションとは何か
2.言語によるコミュニケーション
3.日本語と英語の意味のずれ
4.ことばの運用
5.翻訳とは何か
6.翻訳に必要なもの
7.英日翻訳英文法1
8.英日翻訳英文法2
9.日本語の発想と英語の発想
21.商品開発の異文化対応1
22.商品開発の異文化対応2
23.商品開発の異文化対応3
24.翻訳練習問題1
25.翻訳練習問題2
26.翻訳練習問題3
参考書
備考
番号
37233:11
講 座 名
日本語スキルϨ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
村山昌俊 教授
講義の目的
講義の内容・計画
大学生という期間は、家族や会社など、
社会の多くの人々から信頼され、期待
される社会人として成長する大切な期
間である。社会は学生自身が意識して
いる以上の成長を期待しています。そ
のためには、まず話し言葉にしろ、書
き言葉にしろ、場面に応じた言葉づか
いができなければならない。この科目
では、語彙・文法・敬語など、社会人
として必要な日本語力を身につけるこ
とを目的とする。
日本語の運用に必要な表記・語彙・言葉の意味・敬語・文法・漢字の六つの
領域を、日本語検定試験の過去問題をテキストにして解説していく。
評価方法
筆記試験(211%)によって評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
授業計画
1.ガイダンス
2.日本語検定試験についての解説
3.表記(同音異義語)
4.表記(送り仮名・仮名遣い)
5.語彙(熟語の構成)
6.語彙(類義語)
7.言葉の意味(類義語)
8.言葉の意味(文体・慣用句)
9.敬語(敬語の種類)
21.敬語(注意すべき敬語)
22.文法(ら抜き言葉・レタス言葉)
23.文法(文のねじれ・あいまい文)
24.漢字(音訓)
25.漢字(同音異義漢字)
26.まとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
− 94 −
日本文化
番号
37234111
講 座 名
日本語スキルϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
南 芳公 教授
講義の目的
講義の内容・計画
おもに日本語の語彙について、各種の
データを参照しながら、専門的知識を
修得し、日本語表現能力の向上に役立
てる。
日本語における、基本語彙・高頻度語などについて知り、ことばの単位を考
え、語彙の出自を学ぶ。また、外来語の表記のゆれなどの問題を考察する。
授業計画
評価方法
学期末試験:91%
授業への参加意欲:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『国語要説 五訂版』和田利政、金田
弘著・大日本図書
1.講義概要
2.日本人の語彙量
3.ことばの単位
4.高頻度語・基本語彙
5.語彙調査
6.連語・慣用句①
7.連語・慣用句②
8.和語
9.古典の漢語
21.近現代の漢語
22.日本製漢語
23.カタカナ語
24.外来語の表記のゆれ
25.外来語の言い換え
26.まとめ
参考書
『よくわかる語彙』秋元美晴・株式会
社アルク
番号
37234212
備考
講 座 名
ビジネス英語Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
経済のグローバリゼーションが進んで
いる現代では、ビジネスのうえで英語
は必要です。そこで、ビジネス雑誌や
簡単な報告書を読めるような最低限の
力をつけていきます。併せて編入試験
や専門科目の用語も念頭に置いて読ん
でいきたいと思います。
ビジネス関係の英文は、英語の知識だけでは理解できません。経済学と専門
用語の知識がないと意味がとれません。そこで、英語だけではなく、経済学
の英語の理解に重点を置いて説明していきたいと思います。同じ用語が何回
も出てきますから、その背景などを英語を読むなかで説明していきます。
評価方法
平常点(41%)と報告点(81%)の総
合評価とします。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にコピーして配布します。
授業計画
1.オリエンテーション
2.経済学の基礎知識
3.経済英語の基礎知識
4.ミクロ経済学の基礎
5.財とは何か。経済学の考え方
6.市場メカニズムと神の見えざる手
7.需要と供給
8.生産費と価格
9.マクロ経済学の基礎
21.GDP とは何か
22.経済成長とは何か
23.貿易自由化と経済成長
24.経済成長と所得格差
25.経済成長と貧困
26.まとめ
参考書
備考
− 95 −
日本文化
番号
37234213
講 座 名
ビジネス英語Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
言葉は文化である。人びとが生活している
言葉を理解することによって、はじめて
その地域の文化を理解することができる。
この講義では、欧米の経済文化の歴史を、
ビジネス英語の講読を通して学んでいく。
ビジネスの歴史を学びながら、世界中の
それぞれの地域の経済文化が、欧米の文
化と接触することによって、どのような
影響を受けたのかについて考える。たと
えば、近代資本主義のシステムは、27世
紀以降、地球上のさまざまな地域をその
なかに組み込みながら、グローバルな経
済システムへと成長した。そのヨーロッ
パの側圧のなかで、アジアの地域経済の
産業組織と市場構造が変容していった。
資本主義というヨーロッパ文化の変遷を、
外国書を購読することによって、世界史
的な視点から考えていきたい。
春セメスターでは、G.B.Sansom,Japan in World Historyを翻訳していく。そ
れを通してヨーロッパ人が見た日本について学ぶ。グローバルなビジネス社
会の発展史の中で日本の位置を確かめてみよう。
評価方法
期 末 試 験 の 点 数(81%) に 授 業 参 加 態 度
(41%)を加点し、総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
サンソム(G.B.Sansom)
『世界史の中の日
本(Japan in World History)
』
(研究社小
英文叢書)
授業計画
1.はじめに 講義の予定と方法
2.英字新聞を読む①
3.英字新聞を読む②
4.英字新聞を読む③
5.G.B.Sansom,Japan in World History①
6.G.B.Sansom,Japan in World History②
7.G.B.Sansom,Japan in World History③
8.G.B.Sansom,Japan in World History④
9.G.B.Sansom,Japan in World History⑤
21.G.B.Sansom,Japan in World History⑥
22.G.B.Sansom,Japan in World History⑦
23.G.B.Sansom,Japan in World History⑧
24.G.B.Sansom,Japan in World History⑨
25.近代資本主義社会の中の日本
26.まとめ
参考書
G.B.サンソム、金井・多田・芳賀・平川訳
『西欧世界と日本』上・下(ちくま学芸文
庫、2::6年)
番号
37234214
備考
講 座 名
ビジネス英語Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
英文経済情報へのアクセス方法を学
び、英字新聞、英文雑誌の経済欄など
から数値を中心としたとしたデータ収
集が可能な程度の英語力の修得。
経済にかかわる記事、論文等を読みこなすに最低限必要な知識を習得する手
段として、和書で入門書を読みつつ、適時それと平行して英文を読んでいく
という方法をとる。
授業計画
評価方法
小テスト:41%
授業への参加意欲:81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜、プリントを配布する。
1.英文情報誌の見方
2.economyのさまざまな意味
3.businessとfinance
4.お金とマネー
5.稼ぐことにかかわる用法
6.使うことにかかわる用法
7.損得と貸借
8.家計と消費
9.家計の支出項目
21.Laborとwork
22.サラリーマンは和製英語
23.仕事のいろいろな表現
24.賃金と収入
25.地位、肩書き、キャリア
26.小テスト
参考書
備考
− 96 −
日本文化
番号
37234312
講 座 名
ビジネス英語ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
経済のグローバリゼーションが進んで
いる現代では、ビジネスのうえで英語
は必要です。そこで前期に続いて、ビ
ジネス雑誌や簡単な報告書を読めるよ
うな最低限の力をつけていきます。併
せて編入試験や専門科目の用語も念頭
に置いて読んでいきたいと思います。
ビジネス関係の英文は、英語の知識だけでは理解できません。経済学と専門
用語の知識がないと意味がとれません。前期で学んだ経済学と専門用語の知
識を踏まえて、背景を具体的に説明しながら読み進めていきたいと思います。
評価方法
平常点(41%)と報告点(81%)の総
合評価とします。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にコピーして配布します。
授業計画
1.後期のスケジュール。担当決め。
2.国民所得とはなにか。
3.経済成長とはなにか。
4.経済成長と国民所得の分配。
5.2:91 年代以降の世界の経済成長と所得格差(1)
6.2:91 年代以降の世界の経済成長と所得格差(2)
7.経済成長の傾向と所得分配の変化(1)
8.経済成長の傾向と所得分配の変化(1)
9.経済成長の傾向と所得分配の変化(2)
21.経済成長の傾向と所得分配の変化(3)
22.中国とインドの経済成長の国際間の所得格差への影響(1)
23.中国とインドの経済成長の国際間の所得格差への影響(2)
24.中国とインドの経済成長の国際間の所得格差への影響(3)
25.中国とインドの経済成長の国際間の所得格差への影響(4)
26.まとめ
参考書
備考
番号
37234313
講 座 名
ビジネス英語ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
言葉は文化である。人びとが生活している言
葉を理解することによって、はじめてその地
域の文化を理解することができる。この講義
では、欧米の経済文化の歴史を、ビジネス英
語の講読を通して学んでいく。ビジネスの歴
史を学びながら、世界中のそれぞれの地域の
経済文化が、欧米の文化と接触することに
よって、どのような影響を受けたのかについ
て考える。たとえば、近代資本主義のシステ
ムは、27世紀以降、地球上のさまざまな地
域をそのなかに組み込みながら、グロー
バルな経済システムへと成長した。その
ヨーロッパの側圧のなかで、アジアの地
域経済の産業組織と市場構造が変容して
いった。資本主義というヨーロッパ文化の
変遷を、外国書を購読することによって、
世界史的な視点から考えていきたい。
今年度は、Peler Earle.The World of Defoe、Weidenfild & Nicolsonを翻訳し
ていく。29世紀のイギリス社会を、ダニエル・デフォーの眼を通して眺めて
みたい。
授業計画
1.はじめに 講義の予定と方法
2.英字新聞を読む①
3.英字新聞を読む②
4.英字新聞を読む③
5.ダニエル・デフォーと「ロビンソン・クルーソー漂流記」
6.Peler Earle.The World of Defoe ①
7.Peler Earle.The World of Defoe ②
8.Peler Earle.The World of Defoe ③
9.Peler Earle.The World of Defoe ④
評価方法
21.Peler Earle.The World of Defoe ⑤
平常点(授業に対する取り組みなど)
22.Peler Earle.The World of Defoe ⑥
61%、定期試験61%
23.Peler Earle.The World of Defoe ⑦
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.Peler Earle.The World of Defoe ⑧
25.イギリス重商主義とアメリカ植民地
教科書Peler Earle.The World of Defoe, Weidenfild
& Nicolson.は、プリントして配布する。
26.まとめ
参考書
山下幸夫『近代イギリスの経済思想−ダ
ニエル・デフォウの経済論とその背景』(岩
波書店) 天川潤次郎『デフォー研究−資
本主義経済思想の一源流』(未来社)
備考
− 97 −
日本文化
番号
37234314
講 座 名
ビジネス英語ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
英文経済情報へのアクセス方法を学
び、英字新聞、英文雑誌の経済欄など
から数値を中心としたとしたデータ収
集が可能な程度の英語力の修得。
経済にかかわる記事、論文等を読みこなすに最低限必要な知識を習得する手
段として、和書で入門書を読みつつ、適時それと平行して英文を読んでいく
という方法をとる。
授業計画
評価方法
小テスト:41%
授業への参加意欲:81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜、プリントを配布する。
1.会社の形態
2.株式会社は多種多様
3.企業の保有と出資
4.企業の合併・買収
5.資本と株主
6.経営とスタッフ
7.業績
8.利益と損失
9.財務諸表と経理
21.生産とメーカー
22.productivity
23.生産物とgoods
24.サービスの語源とサービス行為
25.マーケットと価格
26.財政と予算
参考書
備考
番号
37241711
講 座 名
史学入門Ϩ
講義の目的
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の内容・計画
歴史学の学問としての特徴を知り、歴 「歴史学とは何か」
「歴史学を学ぶ意義は何か」、さらに歴史研究の変遷を日
史学を学ぶことの意味を理解する。
本史の視点からわかりやすく解説します。
授業計画
評価方法
学期末試験91%、小レポート31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてその都度プリントを配布
します。
1.どこまで遡れる自分の先祖
2.日本史の時代区分 「原始・古代」
「中世」
「近世」
「近代・現代」
3.日本の歴史書編纂事業 古事記と六国史
4.日本の歴史書編纂事業 吾妻鏡
5.日本の歴史書編纂事業 大日本史
6.日本の歴史書編纂事業 大日本編年史から大日本史料へ
7.近代日本の歴史学 実証史学
8.近代日本の歴史学 皇国史観
9.戦後日本の歴史学 国民的歴史学
21.戦後日本の歴史学 学際的研究法
22.変化する日本史像 旧石器問題
23.変化する日本史像 弥生時代像の再構築
24.変化する日本史像 変化する人物肖像画
25.変化する日本史像 女性史
26.まとめ
参考書
浜林正夫・佐々木 爾編『歴史学入門』
備考
(有斐閣Sシリーズ)
− 98 −
日本文化
番号
37241811
講 座 名
史学入門ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
歴史学の学問としての特徴を知り、歴
史学を学ぶことの意味を理解する。
「歴史学とは何か」
「歴史学を学ぶ意義は何か」、さらに歴史研究の変遷を世
界史の視点からわかりやすく解説します。
授業計画
評価方法
学期末試験91%、小レポート31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてその都度プリントを配布
します。
1.近代以前の歴史観 ヘロドトスとトゥキュディデス
2.近代以前の歴史観 司馬遷と史記Ⅰ
3.近代以前の歴史観 司馬遷と史記Ⅱ
4.近代以前の歴史観 中国の正史編纂
5.近代歴史学の成立 ルネサンスの歴史意識
6.近代歴史学の成立 ランケの実証史学
7.近代歴史学の成立 マルクスの史的唯物論
8.近代歴史学の成立 マックスウエーバーの歴史学
9.現代歴史学の潮流 アナール学派と社会史
21.現代歴史学の潮流 ウォーラーステインの「世界システム論」
22.現代歴史学の潮流 ハンチントンの「文明の衝突」
23.現代歴史学の潮流 環境史の可能性
24.現代歴史学の課題 ヨーロッパ中心史観
25.現代歴史学の課題 新しい世界史像の構築
26.まとめ
参考書
浜林正夫・佐々木 爾編『歴史学入門』
(有斐閣Sシリーズ)
羽田 正『新しい世界史へ』(岩波新書) 備考
番号
37241911
講 座 名
日本古代史概説
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
1.古代日本と東アジア諸国・諸地域
との交流が説明できる。
2.日本の史料、東アジア諸国の史料
などを用いた研究方法を理解する。
3.古代日本の国家形成にとって国際
的・対外的契機の果たした役割を理
解する。
日本の古代国家の形成と展開にとって、対外関係と内政との不可分の結合と
相互作用を統一的に捉えることが重要であると説かれてから久しくなりま
す。今年度は8∼9世紀の日本の古代国家が形成、展開する過程で、中国の
影響は多大なであった。そこで特に遣唐使の活動と留学生の活動が日本の古
代国家に与えた影響を検証します。
評価方法
授業への参加意欲・態度51%、学期末
試験71%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストは用いず、必要に応じて、そ
の都度プリントを配布します。
参考書
授業計画
1.遣唐使の航路1
2.遣唐使の航路2
3.遣唐使の航路3
4.入唐留学生井真誠
5.吉備真備の第一次入唐留学
6.吉備真備の第二次入唐
7.望郷の遣唐使―藤原清河
8.望郷の遣唐使―藤原清河と鑑真
9.最澄の将来目録
21.最澄の将来目録の遣唐使の印
22.空海の入唐求法
23.最澄と空海の交流
24.円仁の入唐求法 揚州から五台山
25.円仁の入唐求法 長安から帰国まで
26.円載と円珍
酒寄雅志「最澄の将来目録と遣唐使の
印」『栃木史学』第31号
酒寄雅志「遣唐使の航路」『栃木史学』
第39号
森公章『遣唐使の光芒』
(角川選書 備考
3121年)
− 99 −
日本文化
番号
37241:11
講 座 名
日本中世史概説
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本中世史の基本的な理解力を身につ
け、政権を担った武士身分を中心に通
史的な概説を習得することを目指して
いる。
古代末期から中世後期の武士について、通史的に講義、概説することを計画
している。
授業計画
評価方法
定期試験(211%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にプリントを配布する。
1.ガイダンス
2.中世史の時期区分論
3.中世史の地域区分論
4.中世史の身分区分論
5.武士とは何か
6.武器と武具Ⅰ−古代・中世の武器−
7.武器と武具Ⅱ−古代・中世の武具−
8.古代の軍団と兵士
9.平将門と藤原純友
21.奥州藤原氏−藤原四代と都市「平泉」−
22.平氏政権−清盛以前と以後−
23.鎌倉幕府論
24.南北朝の内乱
25.室町幕府論
26.戦国大名論
参考書
『中世日本の勝者と敗者』鍛代敏雄・
吉川弘文館
番号
37242111
備考
講 座 名
日本近世史概説
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
江戸時代は311年以上戦争が起こらな
か っ た、 日 本 史 上 最 も 平 和 な 時 代 で
す。 そ の 間、 人 口 の 増 加 や 経 済 も 発
展し、また、様々な文化も生まれまし
た。 本 講 義 を 通 し て、 江 戸 時 代 の 政
治・経済・社会に関して理解を深めて
ください。
江戸幕府の成立から、明治維新までの通史を講義します。学生の理解度をは
かるため、定期的に小テストを行うこともあります。
評価方法
平常点(41%)、学期末試験(81%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布する。
授業計画
1.ガイダンス
2.関ヶ原の合戦と大坂の陣
3.家康の死と東照大権現の誕生
4.徳川家光の治政
5.天和の治と正徳の治
6.享保の改革
7.吉宗から家重へ
8.田沼時代
9.寛政の改革
21.近世後期の対外関係
22.文化文政の時代
23.天保の飢饉
24.天保の改革
25.ペリー来航
26.明治維新
参考書
授業時に紹介する。
備考
歴史発見も合わせて受講すると、この時代について理解が深まります。
− 9: −
日本文化
番号
37242211
講 座 名
日本近代史概説
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
田中正弘 教授
講義の目的
講義の内容・計画
この講義では、蘭方医坪井信良の手紙
から黎明期日本の諸相を探りたい。信
良は越中高岡の出身で、江戸留学後、
市井の町医者より幕府の奧医師に出世
した知識人であった。
彼が実兄佐渡養順に宛てた多数の手紙
から、幕末維新期の社会とその中で暮
らした人々の実生活を考察し、当時の
政治・外交・社会について考えてみた
い。
この講義では、蘭方医坪井信良の手紙から黎明期日本の諸相を探りたい。信
良は越中高岡の出身で、江戸留学後、市井の町医者より幕府の奧医師に出世
した知識人であった。
彼が実兄佐渡養順に宛てた多数の手紙から、明治前期の社会とその中で暮ら
した人々の実生活を考察し、当時の政治・外交・社会について考えてみた
い。
授業計画
参考書
1.坪井信良とその時代
2.坪井信良の書簡の性格(歴史史料としての坪井信良の書翰)
3.坪井信良のみた幕末期の政治・外交・社会(一)
4.同(二)
5.慶応期の民衆運動より幕府崩壊に至る社会・政治情報(一)
6.同(二)
7.同(三)
8.徳川宗家の駿府移封と旧幕臣団の動向(一)
9.同(二)
21.同(三)
22.同(四)
23.明治初期の新政府指導者(一)
24.同(二)
25.同(三)
26.まとめ
安岡昭男著『日本近代史』
(芸林書房)、
樋口雄彦著『旧幕臣の明治維新』(吉川
弘文館)など。
講義時にそのつど指示する。
備考
評価方法
授業時の報告
(31%)
、学習態度
(31%)
、
課 題 提 出(31%)、 試 験 や レ ポ ー ト
(51%)などによる総合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『幕末維新風雲通信―蘭医坪井信良家
兄宛書翰集』(東京大学出版会)は品切
れなので、授業時にコピーを配布する。
番号
37242311
講 座 名
古代史料講読Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
歴史の学習にとって不可欠である史・
資料の読解力を『続日本紀』の講読を
通して養います。
歴史の学習にとって不可欠である史・資料の読解力を『続日本紀』の講読を
通して養ういます。 春セメスターでは主に史料の素読を行い、読み方に慣れ
るようにします。
評価方法
参考書
1.古代史料講読の方法
2.『続日本紀』の特質・編さん過程について
3.『続日本紀』神亀元年(835)正月壬戌(1日)条からの講読
4.神亀元年(835)2月丙申(6日)条からの講読
5.神亀元年4月庚寅朔(1日)条からの講読
6.神亀元年7月戊午朔(1日)条からの講読
7.神亀元年22月甲子(8日)条の講読
8.神亀2年(836)正月丙辰朔(1日)条からの講読
9.神亀2年3月庚子(28日)条からの講読
21.神亀2年21月庚申(21日)条からの講読
22.神亀3年(837)正月辛巳(2日)条からの講読
23.神亀3年3月辛巳(3日)条からの講読
24.神亀3年8月癸丑(8日)条からの講読
25.神亀3年21月辛亥(7日)条からの講読
26.まとめ
新日本古典文学大系『続日本紀』1∼
5(岩波書店)
『続日本紀』(東洋文庫、平凡社)
『続日本紀 全現代語訳』
(講談社学術
文庫)
備考
授業計画
授業時の発表51%、学期末の試験71%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
新訂増補国史大系『続日本紀』前編(吉
川弘文館)のコピーを配布します。
− :1 −
日本文化
番号
37242411
講 座 名
古代史料講読ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
歴史の学習にとって不可欠である史・
資料の読解力を『続日本紀』の講読を
通して養います。
日本古代史の史料のなかで最もポピュラーな『続日本紀』の講読を行い、秋
セメスターは『続日本紀』の条文を短く分担して、その条文の意味や問題点
を簡潔に発表してもらいます。
授業計画
評価方法
授業時の発表51%、学期末の試験71%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
新訂増補国史大系『続日本紀』前編(吉
川弘文館)のコピーを配布します。
参考書
新日本古典文学大系『続日本紀』1∼
5(岩波書店)
『続日本紀』(東洋文庫、平凡社)
『続日本紀 全現代語訳』
(講談社学術
文庫)
番号
37242511
1.『続日本紀』神亀元年(835)正月壬戌(1日)条の発表
2.神亀元年(835)2月丙申(6日)条の発表
3.神亀元年2月乙夘(36日)
)条の発表
4.神亀元年3月(34日)条の発表
5.神亀元年4月庚寅朔(1日)条の発表
6.神亀元年5月癸亥(5)条の発表
7.神亀元年6月癸巳(6日)条の発表
8.神亀元年8月丁未(32日)条の発表
9.神亀元年22月甲子(8)条の発表
21.神亀2年(836)正月丙辰朔(1日)条の発表
22.神亀2年3月庚子(28)条の発表
23.神亀2年7月壬寅(32日)条の発表
24.神亀2年21月辛未(32日)条の発表
25.神亀2年23月庚戌(1日)∼神亀3年(837)正月庚子(32日)条の発
表
26.練習問題にチャレンジ
備考
講 座 名
中世史料講読Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
中世の古文書・古記録の資料読解力を
習得し、正確な解釈や内容理解を深め
ることを目的とする。
「石清水八幡宮文書」の講読と演習を計画している。中世は宗教の時代とい
われるが中世寺社文書の講読と演習を通して、中世の政治、経済、社会の実
像を理解する。
評価方法
1.ガイダンス
2.中世文書講読Ⅰ−院政期の史料−
3.中世文書講読Ⅱ−鎌倉期の史料−
4.中世文書講読Ⅲ−南北朝の史料−
5.中世文書講読Ⅳ−室町期の史料−
6.中世文書講読Ⅴ−戦国・織豊期の史料−
7.中世文書演習Ⅰ
8.中世文書演習Ⅱ
9.中世文書演習Ⅲ
21.中世文書演習Ⅳ
22.中世文書演習Ⅴ
23.中世文書演習Ⅵ
24.中世文書演習Ⅶ
25.中世文書演習Ⅷ
26.全体の合評
授業計画
報 告 内 容(61%)
、 課 題・ レ ポ ー ト
(61%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にプリントを配布する。
参考書
授業時に指示する。
備考
− :2 −
日本文化
番号
37242611
講 座 名
中世史料講読ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
中世の古文書・古記録の史料読解力を
習得し、正確な解釈や内容理解を深め
ることを目的とする。
戦国時代の武家文書の講読と演習を計画している。
授業計画
評価方法
報告内容(61%)、課題(61%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にプリントを配布する。
1.ガイダンス
2.戦国武家文書講読Ⅰ
3.戦国武家文書講読Ⅱ
4.戦国武家文書講読Ⅲ
5.戦国武家文書講読Ⅳ
6.戦国武家文書講読Ⅴ
7.戦国武家文書演習Ⅰ
8.戦国武家文書演習Ⅱ
9.戦国武家文書演習Ⅲ
21.戦国武家文書演習Ⅳ
22.戦国武家文書演習Ⅴ
23.戦国武家文書演習Ⅵ
24.戦国武家文書演習Ⅶ
25.戦国武家文書演習Ⅷ
26.合評
参考書
授業時に指示する。
備考
番号
37242711
講 座 名
近世史料講読Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
近世史料は候文、和漢文という独特の
文体が用いられ、くずし字で書かれて
いる。この演習では、近世史料で用い
られる文字・文体に慣れ、個々の史料
の内容を解釈する方法を学びます。ま
た、研究者や博物館学芸員にとって、
史料の整理は必要不可欠の作業となっ
ています。本講座でも史料整理の方法
について学んでもらいます。なお、秋
セメスターの近世史料講読Ⅱも合わせ
て受講してください。
まず、近世史料の特徴とも言える、候文・和漢文に慣れてもらう。次にくず
し字で書かれた史料を輪読する。その上で、輪読した史料の語句や内容につ
いて学生に報告してもらいます。本年度は上州館林藩の史料をテキストに用
いる。また、博物館や文書館で働く際に必要な史料整理知識・技術について
も言及します。
評価方法
平常点(81%)、期末試験(41%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
くずし字辞典(いろいろな種類が出て
いるので、各自が使用しやすいものを
選ぶこと。代表的なものは授業で紹介
します)。テキストに使う史料は授業時
に配布します。
授業計画
1.ガイダンス
2.輪読史料の概要
3.候文と和漢文
4.異体字
5.近世史料頻出語句・構文を学ぶ
6.到達度確認テスト
7.くずし字辞典をひく
8.上州館林藩について
9.テキストの輪読−1∼2頁−
21.テキストの輪読−3∼5頁−
22.テキストの輪読−6∼10頁−
23.学生の報告−テキスト1∼5頁−
24.学生の報告−テキスト6∼10頁−
25.到達度確認テスト
26.史料整理法
参考書
授業時に指示します。
備考
受講生の数により、講義内容やテキストを変更する可能性があります。
− :3 −
日本文化
番号
37242811
講 座 名
近世史料講読ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
近世史料は候文、和漢文という独特の
文体が用いられ、くずし字で書かれて
います。この演習では近世史料で用い
られる文字・文体に慣れ、個々の史料
の内容を解釈する方法を学びます。な
お、春セメスターの近世史料講読Ⅰも
合わせて受講してください。
まず、近世史料の特徴とも言える、候文・和漢文に慣れてもらいます。次に
くずし字で書かれた史料を輪読します。その上で、輪読した史料の語句や内
容について、学生に報告してもらいます。史料は信州高島藩の史料を利用し
ます。
評価方法
平常点(61%)、期末レポート(61%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
くずし字辞典(いろいろな種類が出て
いるので、各自が使用しやすいものを
選ぶこと。代表的なものは授業で紹介
する)。テキストに使う史料は授業時に
配布する。
授業計画
1.ガイダンス
2.近世史料の構文・用語
3.活字史料にみる候文と和漢文
4.くずし字字典をひく
5.くずし字の輪読(1)
6.くずし字の輪読(2)
7.くずし字の輪読(3)
8.くずし字の輪読と個別報告(1)
9.くずし字の輪読と個別報告(2)
21.くずし字の輪読と個別報告(3)
22.くずし字の輪読と個別報告(4)
23.到達度確認テスト
24.到達度確認テストの解説
参考書
備考
授業時に指示する。
番号
37242911
輪読する史料については、必ず予習をしてくること。報告内容が不十
分な場合は再度報告してもらうこともあります。受講生の授業内容の
理解度により、計画を変更することがあります。
講 座 名
近代史料講読Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
田中正弘 教授
講義の目的
講義の内容・計画
明治維新で大きな役割を果たした木戸孝
允(桂小五郎・木戸貫治・木戸準一郎)
は、詳細な明治の日記を残している。
この『木戸孝允日記』を中心に、それ
と関係する諸史料などを組み合わせて、
じっくり読み進めることとしたい。こ
の講義の目的は、史料の読解力と分析
力を養い、あわせて維新変革期の種々
の問題を問い直すことにある。
明治維新で大きな役割を果たした木戸孝允(桂小五郎・木戸貫治・木戸準一
郎)は、詳細な明治の日記を残している。
この『木戸孝允日記』を中心に、それと関係する諸史料などを組み合わせて、
じっくり読み進めることとしたい。この講義の目的は、史料の読解力と分析
力を養い、あわせて維新変革期の種々の問題を問い直すことにある。
授業計画
参考書
1.近代日本における旧木戸侯爵家史料の位置づけについて
2.演習教材の史料の性格と参考文献類の解説、レジュメの作成
3.報告の調査方法と演習報告チームの編成、輪番報告
4.史料の読みと解釈、歴史的背景の説明、質疑応答(前年の用例と反省点
などを具体的に説明)
5.日記記事の講読と解釈
6.同上
7.同上
8.同上
9.同上
21.同上
22.同上
23.同上
24.同上
25.同上
26.まとめ、明治国家の創成と木戸孝允
妻木忠太編『松菊木戸公伝』
・『木戸孝
允関係文書』などの他、日本近代史の
諸文献については、授業時に必要に応
じて詳しく紹介する。
備考
評価方法
授業時の調査報告内容(41%)、授業時
のミニ試験や課題提出(81%)などに
よる総合評価。
なお、基礎的調査の不十分な者は再調
査し報告すること。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストとして清水唯一郎著『近代日
本の官僚』(中公新書)を使用する。
『木戸孝允日記』は、授業時にコピー
を配布する。
− :4 −
日本文化
番号
37242:11
講 座 名
近代史料講読ϩ
講義の目的
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
田中正弘 教授
講義の内容・計画
春セメスターに引き続き、
『木戸孝允日
記』の演習を通じて、近代史の理解を
深め、史料講読の実力を養成する。
授業計画
評価方法
授業時の調査報告内容と出席時の学習
態度(41%)、授業時におけるミニ試験
や課題提出
(81%)
などによる総合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストとして清水唯一郎著『近代日
本の官僚』(中公新書)を使用する。
『木戸孝允日記』は、授業時にコピー
を配布する。
1.演習報告のチームと輪番報告の編成
2.旧木戸侯爵家所蔵の原史料の紹介と孝允の日記について
3.史料の読みと解釈、歴史事項と史的背景の説明、質疑応答
4.同上
5.同上
6.同上
7.同上
8.同上
9.同上
21.同上
22.同上
23.同上
24.同上
25.同上
26.まとめ、近代国家の形成と木戸孝允
参考書
日本近代史の諸文献や伝記類などは、
授業時に必要に応じて指示する。
番号
37243111
備考
講 座 名
古文書学Ϩ
開講期
単位数
㸯ᖺḟ
㸰༢఩
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本古代および中世における古文書の
様式と機能を習得することによって、
古文書や古記録の読解力・理解力を身
につけることを目的とする。
古代・中世の古文書を中心に、史料のコピーを用いて、講義形式の授業を計
画している。また、古文書の影写実習も予定しているので、トレーシング
ペーパー(B6版21枚程)を用意すること。
授業計画
評価方法
課題(41%)、定期試験(81%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にプリントを配布する。
1.ガイダンス
2.古文書の様式Ⅰ−律令制下の公式様文書について−
3.古文書の様式Ⅱ−公式様文書の変容について−
4.古文書の様式Ⅲ−公家様文書について−
5.古文書の様式Ⅳ−公家様文書の変容について−
6.古文書の様式Ⅴ−武家様文書(鎌倉)について−
7.古文書の機能Ⅰ−上申文書−
8.古文書の機能Ⅱ−訴訟関係文書−
9.古文書の機能Ⅲ−起請文−
21.古文書の機能Ⅳ−上意下達文書−
22.古文書の機能Ⅴ−地下の文書−
23.公家文書
24.寺社文書
25.武家文書−室町∼戦国時代−
26.まとめ:古文書学と資料論
参考書
授業時に指示する。
備考
− :5 −
日本文化
番号
37243211
講 座 名
古文書学ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
坂本達彦 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
江戸時代の古文書を読めるようになる
ための講座です。独特のくずし字、候
文、和漢文に慣れ、解読する技術を身
につけます。江戸時代はそれ以前と比
べ、飛躍的に識字率が上昇した時代で
す。その結果、現在でも多くの古文書
が旧家の土蔵などから発見され、博物
館や公文書館において整理されていま
す。くずし字の読解は、近世史専攻の
学生のみでなく、学芸員志望者にも必
要とされます。
まず、近世史料の特徴とも言える、候文・和漢文に慣れてもらったうえで、
くずし字を読むための辞書の使い方を学んでもらう。さらに、史料に書かれ
た内容を理解するため、語句や人名の調べ方を学んでもらいます。また、博
物館や文書館で働く際に必要な史料整理知識・技術も習得してください。
評価方法
平 常 点(61%)、 授 業 内 で の 小 テ ス ト
(61%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『くずし字辞典』(日本史コースの学生
は必ず購入すること。各自が使用しや
すいものを選んでください。代表的な
ものは授業で紹介します)。テキストに
使う史料は授業時に配布します。
授業計画
1.ガイダンス
2.近世社会と文字
3.候文と和漢文
4.到達度確認テスト
5.村の史料を読んでみよう
6.村の史料の解説
7.町の史料を読んでみよう
8.町の史料の解説
9.くずし字辞典の使用法
21.武家の史料を読んでみよう
22.武家の史料の解説
23.史料目録をつくろう
24.年賀状を書こう
25.到達度確認テスト
26.テストの解説
参考書
特になし。
備考
番号
37243311
学生の人数や理解度により授業計画を変更することがあります。
講 座 名
古文書学演習Ϩ
講義の目的
こ の 講 義 の 目 的 は、 幕 末・ 明 治・ 大
正・昭和戦前期の各種記録や公私文書、
日記類を読みこなす実力を養成するこ
とにある。
本年度は、徳川幕府の高家であった畠
山(明治元年、足利と改姓)氏の陣屋
代官らの公私日記を読み進めたい。
評価方法
予習と復習(31%)
、授業時の態度と報
告内容(31%)、課題の提出、授業時の
ミニ試験(71%)などによる総合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にコピー史料を配布する。
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
田中正弘 教授
講義の内容・計画
授業計画
1.古文書と歴史学
2.畠山陣屋代官らの陣屋公務日記や個人の公私日記について
3.日記の輪番制による解読文の報告
4.同上
5.同上
6.同上
7.同上
8.同上
9.同上
21.同上
22.同上
23.同上
24.同上
25.同上
26.まとめ
参考書
『くずし字用例辞典』児玉幸多編(普
及版、東京堂出版)、『概説古文書学 近世編』日本歴史学会編(吉川弘文館) 備考
− :6 −
日本文化
番号
37243411
講 座 名
古文書学演習ϩ
講義の目的
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
田中正弘 教授
講義の内容・計画
こ の 講 義 の 目 的 は、 幕 末・ 明 治・ 大
正・昭和戦前期の各種記録や公私文書、
日記類を読みこなす実力を養成するこ
とにある。
文書学演習Ⅰに引き続き、高家畠山氏
(五千石の旗本)の在地代官らの公私日
記を読破したい。
評価方法
予習と復習(31%)
、授業時の態度と報
告 内 容(31%)、 課 題 提 出、 ミ ニ 試 験
(71%)などによる総合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にコピー史料を配布する。
授業計画
1.陣屋代官らの陣屋公務日記と個人の公私日記について解説
2.同日記の解読と輪番報告
3.同上
4.同上
5.同上
6.同上
7.同上
8.同上
9.同上
21.同上
22.同上
23.同上
24.同上
25.同上
26.まとめ
参考書
『くずし字用例辞典』児玉幸多編(普
及版、東京堂出版)、『概説古文書学 近世編』日本歴史学会編(吉川弘文館) 備考
番号
26132400
講 座 名
日本美術史Ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
絵画史を中心に、古代から江戸時代ま
での日本美術の歴史を概観する。歴史
的背景を理解した上で、絵画の中から
さまざまな情報を読み取ります。
授業は、プロジェクターを使って映像を見ながら行います。
授業計画
評価方法
学期末の試験(81%)、課題(41%)の
合計点。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストは用いず、必要に応じてその
都度プリントを配布します。
1.はじめに
2.法隆寺金堂壁画
3.正倉院の絵画
4.吉備大臣入唐絵巻
5.信貴山縁起絵巻
6.伴大納言絵巻
7.北野天神縁起絵巻
8.源氏物語絵巻
9.平治物語絵巻
21.鳥獣戯画
22.蒙古襲来絵詞
23.四季山水図巻
24.東海道五十三次
25.北斎漫画
26.まとめ
参考書
『日本美術館』(小学館、2::9年)
『カラー版 日本美術史』(辻惟雄監
修、美術出版社、2::2年)
備考
− :7 −
日本文化
番号
37243611
講 座 名
日本美術史ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本史上の絵画作品を詳細に観察する
ことによって、そこから様々な歴史情
報を読み取ることを目的とします。
学生が個別に絵画各品を選び、トレースをすることによって、そこに図示さ
れた歴史情報を具体的に読み取ります。その上で、調査成果を参考館に展示
し、作品の説明と相互討論を行います。また春セメスター中に、一度は博物
館あるいは美術館に行って、展覧会のレポートを提出してもらいます。
授業計画
評価方法
作品のトレースと調査結果の展示
(81%)、レポート(41%)。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストは用いず、必要に応じてその
都度プリントを配布します。
1.絵画作品の選定
2.選定絵画作品の基礎情報の調査(作品の所蔵・主題など)
3.選定絵画作品の基礎情報の調査
4.図像分析のための絵画作品のトレース1
5.図像分析のための絵画作品のトレース2
6.図像分析のための絵画作品のトレース3
7.図像分析のための絵画作品の彩色1
8.図像分析のための絵画作品の彩色2
9.絵画作品から読み取った情報の分析1
21.絵画作品から読み取った情報の分析2
22.トレースした絵画作品の展示準備1
23.トレースした絵画作品の展示準備2
24.トレースした絵画作品のプレゼンテーション1
25.トレースした絵画作品のプレゼンテーション2
26.まとめ
参考書
必要に応じて授業中に紹介する。
備考
番号
37243711
講 座 名
東洋史概説Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
田中正弘 教授 講義の目的
講義の内容・計画
膨張する軍事・経済大国の現代中国を
いかに認識するかはかなり難しい問題
である。同時に日中相互間の歴史認識
の相違も懸案となって久しい。
本講義ではそうした問題を考える一助
として、中国をめぐる近代の日中関係
史の一齣を述べてみたい。
清朝末期の外交史を概観し、ついで辛亥革命後の日中関係に視点を据えて、
いくつかの個別問題について述べてみたい。なお、外務省外交史料館所蔵の
外交記録についても必要に応じて言及したい。
授業計画
1.はじめに(導入)
2.清朝と近代世界 (一)
3. 同 (二)
4. 同 (三)
5. 同 (四)
6.初代大総統袁世凱の顧問坂西利八郎の報告(一)
7. 同 (二)
評価方法
8. 同 (三)
調査課題の報告(41%)受講時の態度 9. 同 (四)
(31%)定期試験ないしレポート(61%) 21.いわゆる「満洲馬賊」について(一)
22. 同 (二)
等による総合評価
23. 同 (三)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.東三省軍閥の形成と張作霖・張学良父子(一)
吉澤誠一郎著、シリーズ中国近現代史 25. 同 (二)
①『清朝と近代世界』(岩波新書)
26. 同 (三)
まとめ
参考書
講義の展開過程で、史料の文献コピー
を配布し、また関係する文献を紹介す
る。
備考
− :8 −
日本文化
番号
37243811
講 座 名
東洋史概説ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
酒寄雅志 教授
講義の目的
講義の内容・計画
今日、アジアや中東地域の経済的発達
は著しい。特に中国の発展はめざまし
く、今や世界経済第2位を占めるほど
です。こうした中国の発展の背景を歴
史的に考えることは重要なことです。
さらに中国の周辺に位置する朝鮮半島
の動向を通じて、中国をはじめとした
東アジアの歴史を理解して広い視野か
らの物の見方を養いたいと思います。
皇帝号を初めて称した始皇帝の秦の中国統一からアジアに広大な領域を拡大
した唐王朝までの歴代中国王朝の変遷を概観します。合わせて代表的な石碑
を通じて、朝鮮半島から東北アジアの歴史を学びます。
評価方法
授業への参加意欲・態度51%、学期末
の試験71%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
テキストは用いず、必要に応じてその
都度プリントを配布します。
参考書
授業計画
1.東アジア世界とは
2.中国の歴史 秦の統一(1)
3.中国の歴史 秦の統一(2)
4.中国の歴史 漢帝国(前漢)
5.中国の歴史 漢帝国(後漢)
6.中国の歴史 三国時代
7.中国の歴史 五胡十六国
8.中国の歴史 南北朝時代
9.中国の歴史 隋王朝
21.中国の歴史 唐王朝(1)
22.中国の歴史 唐王朝(2)
23.朝鮮の歴史 『広開土王碑』と高句麗の領域拡大
24.朝鮮の歴史 『真興太王管境巡狩碑』と新羅の発展
25.朝鮮の歴史 『祢軍墓誌』と百済の滅亡
26.東北アジアの歴史 渤海の誕生と『鴻臚井の碑』
松 丸 道 雄・ 永 田 英 正 著 ビ ジ ュ ア ル
版『 世 界 の 歴 史 中 国 文 明 の 成 立 』
(講談社)、尾形勇著『ビジュアル版『世
界の歴史 東アジアの世界帝国』
(講談
備考
社)、『朝鮮史』山川出版社
番号
37244111
講 座 名
西洋史概説Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
封建社会の成立と展開について学ぶ。
587年西ローマ帝国が滅び、ヨーロッパ
社会の中心が地中海から内陸部へと移
動して、8世紀ごろ「封建社会」が成
立した。この講義では、人間の生活の
基盤をつくっている「経済」の歴史を
中心に、中世ヨーロッパ史、つまり「封
建社会」の成立と展開について解説す
る。今の私たちが生活しているこの近
代社会は、封建社会の中から、封建社
会の構造を掘り崩しながら成立した。
この近代の社会システムがどのように
して生まれてきたのか、現代の資本主
義世界がどのようにして成立し、展開
していったのか、これからどのような
方向に進んでいくのかを、基礎的な史
実や重要な学説などを検討していきな
がら明らかにしていきたい。
ヨーロッパ中世社会の構造とその解体について学ぶ。
評価方法
期末試験の点数(81%)に授業参加態
度
(41%)
を加点し、総合的に評価する。
授業計画
1.はじめに−講義の内容と方法
2.歴史的視野
3.フェルナン・ブローデルの『歴史的時間の多層性」
4.近代社会の特質−「封建社会」を考えるために
5.26世紀のイギリス社会−歴史の転換点について考える
6.村落共同体とマナー(荘園)制度−中世農村の生活
7.中世農業革命−水車・重量有輪犂・三圃輪作制農法
8.マナー(荘園)制度の解体−ペスト大流行・農民一揆・地代の金納化
9.外国貿易の衰退−羊毛貿易から毛織物貿易へ
21.局地的市場圏−自律的な農民的市場経済の成立
22.中世ヨーロッパの商業−地中海商業圏と北海・バルト海商業圏
23.中世都市ヴェネチア−中世ヨーロッパとスパイス
24.ハンザ同盟
25.
「中世の世界経済」の解体
26.まとめ
テキスト(書名・著者名・出版社名)
参考書
講義のなかで紹介する
備考
− :9 −
日本文化
番号
37244211
講 座 名
西洋史概説ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
ヨーロッパ近代社会の成立と展開につ
いて解説する。今の私たちが生活して
いるこの近代社会は、ヨーロッパの封
建社会のなかから、封建社会の構造を
掘り崩しながら、27世紀の北西ヨーロッ
パで成立した。この近代の社会システ
ムは、それ以後地球上のさまざまな地
域をそのなかに組み込みながら、29世紀
末のイギリス産業革命によって確立し、
グローバルなシステムへと成長した。
この講義では、資本主義世界の成立と
展開について学ぶ。
現代のグローバルな資本主義社会がどのようにして成立し、展開していった
のかを学ぶ。
評価方法
期末試験の点数(81%)に授業参加態
度
(41%)
を加点し、総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じてプリントを配布する。
授業計画
1.はじめに−講義の内容と方法
2.歴史を学ぶとは何か
3.中世封建社会の成立と展開−「西洋史概説Ⅰ」の復習①
4.
「中世の世界経済」の成立と解体−「西洋史概説Ⅰ」の復習②
5.大航海時代−コロンブスとヴァスコ・ダ・ガマ
6.ポルトガルと東インド貿易
7.スペインと新大陸貿易
8.スペイン帝国の興隆と衰退
9.ルネサンスと宗教改革−プロテスタントの倫理と資本主義の精神
21.
「近代世界システム」の成立
22.28・29世紀のヨーロッパの文化と社会−科学革命と啓蒙思想
23.ダニエル・デフォーの世界−イギリス重商主義と植民地
24.イギリス産業革命①−綿工業と鉄鋼業
25.イギリス産業革命②−鉄道と統一的国内市場の成立
26.まとめ
参考書
講義のなかで紹介する
備考
番号
37244311
講 座 名
日本文化史ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
鍛代敏雄 教授
講義の目的
講義の内容・計画
演習報告や課題レポートの作成を通し
て、日本の文化の歴史に関する知識と
教養を習得し、卒業研究にかかわる基
本的な方法を身につけることを目的と
する。
日本文化史関係の資料を読み解くとともに、その資料に関する調査研究を行
い、履修学生によるワークショップおよび報告発表会を計画している。
授業計画
評価方法
課題(61%)、報告内容(61%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時にプリントを配布する。
1.ガイダンス
2.史料講読Ⅰ−物語−
3.史料演習Ⅰ
4.史料講読Ⅱ−軍記−
5.史料演習Ⅱ
6.史料講読Ⅲ−絵巻−
7.史料演習Ⅲ
8.史料講読Ⅳ−画像−
9.史料演習Ⅳ
21.史料講読Ⅴ−文化財−
22.史料演習Ⅴ
23.史料講読Ⅵ−民俗資料−
24.史料演習Ⅵ
25.史料講読Ⅶ−地名と人名−
26.史料演習Ⅶ
参考書
授業時に指示する。
備考
− :: −
日本文化
番号
37244511
講 座 名
考古学概説Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
世界各地で考古学調査が行われ、多く
の遺跡が世界遺産に登録されています。
本講座では、世界の古代文明について
王権と王墓、金属文化を中心に取り上
げてわかりやすく概観し比較を試みま
す。
講義では、世界の古代文明を築いた王権と王の墓、青銅器などの金属文化に
ついて講義します。具体的には、アンコール文明、古代エジプト文明、古代
中国文明を中心にスライド・映像を用いて概観して比較します。
評価方法
授業時レポート(211%)
。
ࢸ࢟ࢫࢺ㸦᭩ྡ࣭ⴭ⪅ྡ࣭ฟ∧♫ྡ㸧
授業時配布の資料を使用する。
授業計画
1.世界の考古学入門
2.東南アジアの古代文明1:ベトナムの青銅器文化・古代都市
3.東南アジアの古代文明2:タイの古代文化
4.アンコール文明1:アンコール・ワットへの道
5.アンコール文明2:アンコール・ワットを築いた王権
6.アンコール文明3:クメール美術とアンコール王朝
7.古代エジプト文明:古代エジプトの歴史
8.古代エジプト文明:ヒエログリフ入門
9.古代エジプト文明:ピラミッド
21.古代エジプト文明:王家の谷と神殿
22.古代中国文明:夏・商・周文明
23.古代中国文明:春秋戦国時代と秦の始皇帝
24.古代中国北方の考古学
25.中央アジアの草原の民の考古学
26.まとめ
参考書
授業時に紹介する。
備考
番号
37244611
講 座 名
考古学概説ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
縄文時代から歴史時代にいたる日本の
考古学ついての基礎を講義します。ま
た、関連するさまざまな考古学の分野
についても触れ、広く考古学の基礎を
身に付けることを目的とします。
講義では、縄文時代から歴史時代の考古学について概要を講義し、あわせて
動物・植物・年代といった考古学に関連するさまざまな科学の成果について
も触れます。なお、適宜、本学博物館である参考館で、実物をもとに講義し
ます。
授業計画
評価方法
授業時レポート(211%)
。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時配布の資料を使用する。
購買で「測量用野帳」を購入すること。
1.考古学とは?:考古学入門
2.考古学の基本1:遺物の見方
3.考古学の基本2:発掘調査について1
4.考古学の基本3:発掘調査について2
5.縄文時代の考古学1:縄文人と縄文土器
6.縄文時代の考古学2:縄文の生活
7.縄文時代の考古学3:縄文の社会と文化
8.弥生時代の考古学1:弥生人と弥生文化
9.弥生時代の考古学2:弥生人の生活
21.弥生時代の考古学3:弥生社会と弥生文化
22.古墳時代の考古学1:前方後円墳の時代
23.古墳時代の考古学2:古墳時代の生活
24.古墳時代の考古学3:古墳社会と文化
25.歴史時代の考古学1:奈良時代から近代の考古学
26.まとめ
参考書
授業時に紹介する。
備考
− 211 −
日本文化
番号
37244711
講 座 名
考古学演習Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座の目的は、考古学研究等の成果
を参考に、過去の生活技術や道具の復
元を行うことにあります。実際には、
縄文土器・弥生土器など土器類の研究
法を中心に学び、実際に復元製作を実
施します。時間があれば、ガラス製ト
ンボ玉の復元作業も実施します。
本講座は単に製作のみを行うのではなく、復元の元となる資料の研究に関す
る文献の講読と整理法、そして観察法を合わせて実施します。なお、復元対
象については、材料などの都合により変更する場合がある。
授業計画
1.研究の方法:概要
2.縄文原体の製作1
3.縄文原体の製作2
4.土器の復元1:土器の復元
5.土器の復元2:土器の復元
6.土器の復元3:土器の復元
7.土器の復元4:土器の復元
評価方法
8.土器の研究1
提 出 物(61%) と 小 レ ポ ー ト(61%) 9.土器の研究2
21.土器の研究3
をもとに平常点で評価する。
22.土器の研究4
23.土器の研究5
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.土器の研究6
授業時配布の資料を使用する。
25.復元品の記録
26.まとめ:レポートの作成
参考書
授業時に紹介する。
備考
番号
37244811
講 座 名
考古学演習ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本 講 座 で は、 円 通 寺 古 墳 出 土 遺 物 を
資 料 に 使 用 し、 遺 跡 の 調 査 方 法 と 遺
跡から出土した遺物の整理方法の基礎
と応用について学びます。そして、遺
跡の分布状況の調査法の基礎を会得す
るため、石造遺構を題材に、その分布
とデータの整理法について学びます。
本講義の受講者は、考古学フィールド
ワークを受講するか、夏季の発掘調査
に参加してほしい。
本講座の内容は、前半に円通寺古墳出土遺物の整理法を学び、後半に石造遺
構の調査法について学びます。
授業計画
1.遺物整理方法について(ガイダンス)
2.埴輪の整理方法
3.遺物の図化作業の基礎1
4.遺物の図化作業の基礎2
5.遺物の図化作業の基礎3
6.埴輪の拓本1:基礎
7.埴輪の拓本2:応用1
評価方法
8.埴輪の実測1
提 出 物(61%) と 小 レ ポ ー ト(61%) 9.埴輪の実測2
21.歴史時代の石造遺物・遺構について
をもとに平常点で評価する。
22.石造遺物・遺構の研究法1:資料の観察
23.石造遺物・遺構の研究法2:拓本
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.石造遺物・遺構の研究法3:実測
授業時配布の資料を使用する。
25.太平山の石造遺構・遺物1:踏査と記録1
26.まとめ
参考書
授業時に紹介する。
備考
− 212 −
日本文化
番号
37244911
講 座 名
考古学フィールドワークϨ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の目的
講義の内容・計画
本講座では、実際に遺跡踏査と発掘実
習を行い、調査後に出土した土器や石
器などの遺物を整理します。なお、調
査は栃木市圓通寺古墳において夏季休
暇中に8日間行う予定です。本講座受
講者は、Ⅰ(春セメスター)とⅡ(秋
セメスター)を必ずあわせて受講する
こと。Ⅰのみの受講は認めない。春セ
メスターには、測量機材の使用法と遺
跡の概説を中心に学びます。調査にあ
たり、図面や遺物の整理があるので、
錬成館に宿泊して合宿する。なお、以
上の発掘調査については、事情により
変更が生じる場合がある。
圓通寺古墳は古墳時代後期(6世紀)の埴輪をもつ前方後円墳です。調査の
内容や参加費等については、別途説明会を実施します。 春セメスターは、発
掘に備えて遺跡の概要を検討し、測量機材の使用法を中心に学び、調査前に
調査パンフレットの作成もします。 考古学を専攻するもの以外でも、受講で
きます。
評価方法
調査への参加(61%)と整理作業への
取り組み方(61%)をもとに平常点で
評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時配布の資料を使用する。購買で
「測量用野帳」を購入すること。
授業計画
1.圓通寺古墳について(スライドによる説明)
2.前方後円墳について
3.埴輪について
4.発掘機材の整理と説明
5.測量機材実習1:レベルの使用法1
6.測量機材実習2:レベルの使用法2
7.測量機材実習3:トランシットの使用法1
8.測量機材実習4:トランシットの使用法2
9.測量機材実習5:平板測量の方法1
21.測量機材実習6:平板測量の方法2
22.測量機材実習7:平板測量の方法3
23.測量機材実習8:平板測量の方法4
24.調査前資料の作成1
25.調査前資料の作成2
26.調査前資料の作成3
参考書
授業時に紹介する。
備考
番号
37244:11
講 座 名
考古学フィールドワークϩ
講義の目的
本講座では、夏季の調査で出土した埴
輪などの遺物の整理をおこない、報告
書にまとめます。本講座受講者は、Ⅰ
(春セメスター)とⅡ(秋セメスター)
を必ずあわせて受講すること。Ⅱのみ
の受講は認めない。
評価方法
調査への参加(61%)と整理作業への
取り組み方(61%)をもとに平常点で
評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時配布の資料を使用する。
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
小林青樹 教授
講義の内容・計画
本講座では、夏季の調査で出土した埴輪などの遺物の整理作業を実際におこ
ない、その成果を報告書にまとめます。なお、
23月と2月の休暇中に数日間、
出土した埴輪の整理作業・図面整理作業・報告書作成作業を行う。
授業計画
1.遺物の洗浄1
2.遺物の洗浄2
3.遺物の洗浄3
4.遺物の洗浄4
5.注記作業1
6.注記作業2
7.注記作業3
8.注記作業4
9.接合作業
21.拓本作業1
22.拓本作業2
23.実測作業1
24.実測作業2
25.報告書の作成1
26.報告書の作成2
参考書
授業時に紹介する。
備考
− 213 −
日本文化
番号
37245111
講 座 名
文化財学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
橋本澄朗 講師
講義の目的
講義の内容・計画
文化財保護に関する法律の変遷を辿る
ことで、その歩みと現状を説明し、さ
らには文化財の今日的問題についても
世界遺産と比較して理解させる。
文化財保護の歴史を法律の変遷から説明し、数次の改正を経た文化財保護法
から文化財保護の変遷や文化財保護の今日的問題を世界遺産と比較して理解
させる。
授業計画
評価方法
論述試験(91%)を中心に、講義への
参加意欲等(31%)を基にして総合的
に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
講義時に資料を配布する。
1.オリエンテーション−文化財とは−
2.戦前の文化財保護
3.文化財保護法の成立
4.文化財保護法の改正1
5.文化財保護法の改正2
6.文化財保護法の改正3
7.現在の文化財保護の枠組
8.文化財保護の新動向1 −史跡整備−
9.文化財保護の新動向2 −登録文化財−
21.文化財保護の新動向3 −文化景観他−
22.世界遺産1 −文化・自然遺産−
23.世界遺産2 −複合・危機遺産−
24.日本の世界遺産
25.世界遺産と日本の文化財保護
26.まとめ−文化財の今日的問題−
参考書
『図解 文化財の見方』人見春雄他 山川出版社
番号
37245211
備考
講 座 名
人文地理学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
岸野 稔 講師
講義の目的
講義の内容・計画
地球上には自然環境や人文環境を異に
する多様な民族が、独自の特色ある国
や地域を形成している。一方、今や世
界は地球上の全ての人々の協力なくし
ては自身の生存さえ考えられない状況
となっている。本講座では、「人間中心
の地域科学」である地理学を念頭に、
現代的な諸課題に意識的に取り組み、
地域を考察する地理的見方・考え方を
修得する。
人間活動を地域・空間的視点より把握し、その地域的特性を探究する学問が
人文地理学である。授業では先ず地理学の諸概念と地図利用上の注意点を素
描し、「居住の地理」により人間居住の地理的考察をするとともに、「生産の
地理」により諸生産活動の地理的考察をし、最後にそれらを活かしアジアを
例に現代世界の地域の地誌的理解を探る。
評価方法
授 業 へ の 参 加 意 欲(41%)、 定 期 試 験
(81%)に基き評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授 業 時 に そ の 都 度 指 示 し、 必 要 な 教
材・資料は印刷し配布。
授業計画
1.オリエンテーション、地理学の諸概念①
(地理学とは、人文地理学の成立)
2.地理学の諸概念②(地域、地域構造、地域区分、分布)
3.地図の利用①(小縮尺図と利用上の注意)
4.地図の利用②(大縮尺図と利用上の注意)
5.居住の地理①(村落の立地.形態、構造、景観)
6.居住の地理②(集村・散村の実例から)
7.居住の地理③(都市の立地、構造、都市システム)
8.居住の地理④(世界の巨大都市、都市問題)
9.生産の地理①(農業立地と地域分化)
21.生産の地理②(農業地域構造、地域間分業)
22.生産の地理③
(エネルギー資源生産のグローバリゼーション、多国籍企業)
23.生産の地理④(鉱産資源開発、独占、環境問題)
24.生産の地理⑤(工業立地、移動、各種立地論)
25.生産の地理⑥(工業地域の構造、地域間分業)
26.世界の地域像(アジアを例に)
参考書
『地理学基礎シリーズ 1 地理学概論』
上野和彦他著・朝倉書店
『人文地理学入門∼思想史的考察∼』
備考
西川治著・東大出版会
− 214 −
日本文化
番号
37245311
講 座 名
自然地理学
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
細田 浩 講師
講義の目的
講義の内容・計画
自然地理学は地理学の一分野で、自然
環境の成り立ちと空間的分布を扱って
いる。これまで専門分野として地理学
を学んでこなかった学生にも、教職に
就いて困ることがないように、自然地
理学への導入をはかることを目的とし
ている。地球規模の視点と、地域をと
らえる視点から、人間環境への理解と
災害についての基礎知識の学習をする。
自然環境の構成要素である地形・気候・植生などについて、その成り立ちを
概説し、空間的分布を地図を参照しながら考察する。教員となって役立つよ
うに、実践的な教育法や地域研究のあり方なども扱う。
評価方法
試 験71%、 課 題31%、 授 業 中 の 発 表 等
31%などにより、総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
特に定めないが、授業中に多くの文献
を紹介する
授業計画
1.地理学のあり方、自然地理学の概要
2.地球の形と大きさ・天球としての地球
3.地図の歴史と地図の原則、いろいろな地図表現
4.地球上の陸地・大地形と、動く大地
5.日本の地形・地質と自然災害
6.身近な地域の小地形、地形図を使う
7.大気の構造と気候
8.大気の大循環と海流
9.世界の気候区分と日本の気候
21.小さなスケールの気候
22.地球の水と川、水のはたらき
23.土壌と地生態学
24.植生の概念と日本の植生
25.世界の植生と環境問題
26.気候変化、氷河時代と地球の温暖化
参考書
「地球環境報告Ⅱ」 石弘之著 岩波新
書、「自然地理学概論」高橋日出男・小
泉武栄 朝倉書店
番号
37245411
備考
講 座 名
日本地誌
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
岸野 稔 講師
講義の目的
講義の内容・計画
わが国は狭い国土に特色ある自然と歴
史を有し、日本の諸地域はそれぞれ豊
かな特質性(地域性)を有する。日本
の各地方の諸特質を探究するとともに、
各地方が抱える諸課題・問題を追求す
る。
地域理解の最良の手段である地図について理解を深めるとともに、日本の自
然的特色の概要を把握する。それらを基にしながら日本各地方の地理的諸特
質についての理解を深める。
評価方法
授 業 へ の 参 加 意 欲(41%)、 定 期 試 験
(81%)を基に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授 業 時 に そ の 都 度 指 示 し、 必 要 な 教
材・資料は印刷し配布。
授業計画
1.オリエンテーション、地図に親しむ①(小縮尺図①)
2.地図に親しむ②(小縮尺図②、大縮尺図①)
3.地図に親しむ③(大縮尺図②)
4.自然環境①(地形環境)
5.自然環境②(気候環境)
6.日本の地域区分
7.北海道地方①
8.北海道地方②
9.東北地方
21.九州・沖縄地方
22.中国・四国地方
23.近畿圏
24.中部圏
25.首都圏①
26.首都圏②、まとめ
参考書
『日本の地誌 日本総論Ⅰ自然編、Ⅱ
人文社会編』中村和郞他著・朝倉書店
『地誌学概論』矢ヶ崎典隆他著・朝倉
書店
備考
− 215 −
日本文化
番号
37245511
講 座 名
宗教学概論
講義の目的
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
田沼眞弓 教授
講義の内容・計画
世界の宗教を学ぶことは、同時に文化
の多様性を知り国際的視野を広げるこ
とにもつながる。本講座では、日本及
び世界の宗教の成立と展開、その特質
(神観・人間観・世界観・歴史観)を解
明して、各宗教の特殊性・共通性を理
解し説明できる人材の育成を目的とす
る。更に、宗教が人間生活にとってど
の様な意味と働きを持っているのかを
考えるための基礎的知識を講義する。
評価方法
小レポート:41%
学期末試験:81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『プレステップ宗教学』石井研士著 弘文堂
『世界の宗教』仏教伝道協会
宗教学的方法に基づき、各宗教の信仰対象・信仰の担い手などを中心に講義
する。次にユダヤ教・キリスト教・イスラム教・ヒンドゥ教・仏教の教義・
儀礼体系について説明し、それぞれの特質を解明してゆく。
授業計画
1.宗教研究の歴史
2.宗教学説の成立と展開
3.部族宗教の特質
4.民族宗教・世界宗教の特質
5.アニミズミムからアニメーションへ(千と千尋の神かくし)
6.ユダヤ教の教義(選民思想・神観・人間観)
7.ユダヤ教の教義(世界観・歴史観)
8.ユダヤ教徒イエスの生涯・キリスト教の成立過程
9.キリスト教の教義(神観・人間観)
21.キリスト教の教義(世界観・歴史観)
22.アブラハムからムハンマドへの系譜・イスラム教の教義
23.ヒンドゥ教から仏教へ仏教の教義(自覚の宗教・人間観)
24.仏教の教義(世界観・歴史観)
25.現代日本の宗教
26.宗教の比較研究
参考書
『すぐわかる世界の宗教』町田宗鳳監
修・東京美術
番号
37245611
備考
講 座 名
倫理学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
田沼眞弓 教授
講義の目的
講義の内容・計画
倫理学とは、人間という共同体の存立
基盤を支える秩序・法則・道を探求し
て、人間のより良きあり方を追求する
学問である。古代ギリシャをはじめと
する哲学者・思想家・宗教家などの先
人の足跡を繙きながら、自己の生の指
針を樹立し、更に、深めるための基礎
的知識を講義する。尚、受講生自ら、
人間のあるべき姿を問いかける姿勢を
持って講義にのぞんでほしい。
本講座では、まず、西洋・東洋の代表的倫理思想から、倫理学説の根拠とな
る価値観・人間観を中心に概説する。次に、死生学関連書籍を読みながら、
先人の生き方を学び、更に深く自ら考究して受講生の発表を行う。
評価方法
小レポート:31%、授業時発表:41%、
学期末レポート:61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業時指示。
授業計画
1.思想の源流(古代ギリシャ思想)
2.思想の源流(古代ギリシャ思想)
3.思想の源流(ユダヤ教)
4.思想の源流(キリスト教)
5.思想の源流(仏教)
6.思想の源流(儒教)
7.美しく善く生きる
8.気概と忍耐
9.正義と真実
21.自由と道徳
22.自己犠牲
23.受け継がれる生命
24.信頼と人情
25.日本人の魂
26.祓いと清明心
参考書
授業時指示。
備考
− 216 −
日本文化
番号
37245711
講 座 名
政治学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
熊谷英人 講師
講義の目的
講義の内容・計画
現代の日本政治について考え、主体的
にかかわってゆくために必要となる、
歴史的知識および政治学的思考を習得
する。
本講義では、幕末から現代にまでいたる政治史をたどることで、日本という
政治社会の枠組みを問い直す。ここでいう政治史とは、権力構造の変遷や、
歴史的状況における政治家たちのリーダシップおよび権力闘争の歴史、つま
り、政治学の視点を通してみた歴史にほかならない。社会人として、市民と
して、あるいは教員として、現代日本の政治や社会について考えるうえで、
こうした歴史的知識は必要不可欠である。
授業計画
評価方法
授業への参加意欲・態度(41%)、期末
試験(81%)
テキスト(書名・著者名・出版社名)
レジュメを毎回配布する。
1.ガイダンス
2.政治学とは何だろうか
3.民主政治の歴史
4.瓦解と御一新
5.明治初年の議会構想
6.明治憲法体制の成立
7.初期議会の政治家たち
8.政党政治の展開
9.政党政治の崩壊
21.戦後政治の出発
22.戦後政治の展開
23.
「外交」の起源
24.古典外交の時代
25.現代外交への展望
26.期末試験
参考書
備考
適宜指示する。
番号
37245811
特段の予備知識を前提とはしないが、高校教科書レベルの日本近代史
の知識の有無は、講義理解の程度を大きく左右するであろう。不安の
ある向きには、高校教科書の復習をつよくお勧めする。
講 座 名
経済原論
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
私たちが生活する資本主義社会の経済
法則の基礎を学ぶ。その基礎がどのよ
うな構造を形成し、いかなる現象とし
て顕現するかを理解する。
商品、貨幣、価格、利子など毎日接していながら実はブラックボックスのよ
うになっている概念(物象)に関心を持つことから始めます。講義の性格上、
抽象性が高くなるが、なるべく主として日本経済に関わる実例を引きながら
イメージしやすいものにしていきたい。
評価方法
1.経済を学ぶ意味
2.経済学の対象と方法
3.経済学の効用
4.市場経済メカニズム1 商品生産と売買
5.市場経済メカニズム2 需要供給と価格
6.市場経済メカニズム3 市場の失敗と外部経済
7.貨幣の機能1 価値尺度と流通手段
8.貨幣の機能2 蓄蔵機能と支払い手段
9.インフレーションと物価上昇
21.貿易と外国為替
22.企業と利潤1 企業形態と株式会社
23.企業と利潤2 資本とは何か。利潤極大化
24.企業と利潤3 賃金の本質と形態
25.企業組織と活動領域
26.まとめ
授業計画
小テスト41%、意欲81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜、プリント配布
参考書
備考
− 217 −
日本文化
番号
37251211
講 座 名
コンピュータと情報Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
森岡宏行 講師
講義の目的
講義の内容・計画
情 報 社 会 の 成 熟 に と も な っ て、 コ ン
ピュータは我々の生活の一部となりまし
た。インターネットを通じて買い物をした
り、動画を作成して投稿したりも出来ま
す。今後我々はこのコンピュータを通じ
て、様々な情報社会の利活用を進めてい
かなければなりません。本講義では、その
センスを養うことを目的に、コンピュー
タの基本的概念、仕組みを理解し、コン
ピュータについて知識の習得と、多角的
な視点を持つことを念頭において、座学
と実習を平行して進めていきます。学生
の皆さん自身が「情報社会の中で生きる」
ということを考え、判断し、行動する力
を身につけてもらえることを期待します。
本講義は、ある程度コンピュータの苦手なあるいは知識が乏しい学生に合わ
せ、コンピュータの基礎的な学習を中心に展開していきます。座学ではコン
ピュータの仕組みを中心とした基本的な概念の習得を行い、実習では大学生
活や仕事で利用する可能性が極めて高いWordとExcelの利活用について学び
ます。なお、下記の計画は、進行状況によって変更の可能性もあります。
評価方法
レポート・実習課題(51%)
定期試験(71%)
レポートまたは実習課題はほぼ毎回あ
ります。また授業への参加意欲が良好
な者は加点対象です。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業計画
1.オリエンテーション
2.コンピュータの発達史・基礎知識
3.コンピュータの仕組み
4.コンピュータの基本操作と文字入力(タッチタイピング)
5.ハードウェア
6.ソフトウェア
7.Word基本操作
8.Word実践(1)
9.Word実践(2)
21.Excel基本操作
22.Excel実践(1)
23.Excel実践(2)
24.コンピュータとネットワーク
25.コンピュータセキュリティ
26.まとめ
『改定第2版 基礎からわかる 情報
リテラシー』 奥村晴彦 技術評論社
参考書
講義時に指示。
備考
番号
37251311
講 座 名
コンピュータと情報ϩ
講義の目的
本講義は、情報社会の成熟にともないコ
ンピュータが生活の一部となった現状を
踏まえ、
「情報社会の中で生きる」という
ことの判断材料を増やしていきます。
「コ
ンピュータと情報Ⅰ」では、コンピュー
タそのものへの理解を中心に講義が進み
ますが、こちらでは、さらに視点を広げ
「コンピュータと社会」という関係性に注
目しながら講義を行います。講義は実習
と座学を平行して進めていきます。情報
社会では、目まぐるしく物事が動いてい
きますが、その中でどう判断し、行動す
るのか、一緒に考えていきたいと思いま
す。講義が終わる頃に、皆さんなりの答
えが見つかることを期待します。
評価方法
レポート・実習課題(51%)
定期試験(71%)
レポートまたは実習課題はほぼ毎回あ
ります。また授業への参加意欲が良好
な者は加点対象です。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
森岡宏行 講師
講義の内容・計画
本講義は、引き続き、ある程度コンピュータの苦手なあるいは知識が乏しい
学生に合わせ、基礎的な学習を中心に展開していきます。座学では情報ネッ
トワーク、とりわけインターネットの基本的な概念の習得を行い、実習で
は、コンピュータを利用したプレゼンテーションの技術などを学びます。な
お、下記の計画は、進行状況によって変更の可能性もあります。
授業計画
1.インターネットとWWWブラウザ
2.情報検索
3.ファイルとデータベース
4.電子メールの利用
5.情報とセキュリティ
6.プレゼンテーション技術
7.PowerPoint基本操作
8.PowerPoint実践 (1)
9.PowerPoint実践 (2)
21.情報の表現
22.情報倫理
23.WEBデザイン概要・作成
24.プログラム言語
25.組織と情報システム
26.まとめ
『改定第2版 基礎からわかる 情報
リテラシー』 奥村晴彦 技術評論社
参考書
講義時に指示。
備考
この講義は「コンピュータと情報Ⅰ」の続きとして行いますので注意
してください。
− 218 −
日本文化
番号
37251411
講 座 名
マルチメディア演習
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
マルチメディア作品の作成演習を通し
て技能を習得し、情報発信できる能力
を身につけることを目的とする。
画 像 編 集 ソ フ ト「PhotoScape」 とflash作 成 ソ フ ト「Pencil」 を 使 用 し た
マルチメディア作品の製作に取り組む。作品の設計段階でWord、Excel、
Power Pointなどを用いて、イメージを描き出す。さらにそのイメージを
PhotoScapeやPencilを使用して具体化していき、魅力あるコンテンツに仕上
げていく。なお、学生の理解度を見ながら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題:41%
試験:81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
1.PhotoScape:画像の編集(1)
2.PhotoScape:画像の編集(2)
3.PhotoScape:画像の編集(3)
4.課題作品作成(1)
5.課題作品作成(2)
6.Pencil:基本操作(1)
7.Pencil:基本操作(2)
8.Pencil:基本操作(3)
9.Pencil:絵を描く(1)
21.Pencil:絵を描く(2)
22.Pencil:絵を描く(3)
23.課題作品作成(1)
24.課題作品作成(2)
25.課題作品作成(3)
26.まとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
番号
37251511
講 座 名
プログラミングϨ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
五味俊夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
プログラミングとは、コンピュータ内
部 で の み 通 用 す る 言 語 を 使 い、 コ ン
ピュータが自動処理できるように指示
する行為です。
金額を入力すると消費税を自動計算する。得点を入力すると優・良の評価を
自動で行う等、日常身の回りにあるテーマを基にExcel VBAの基本操作を学
びます。
プログラミングⅠでは、Excelを使って
言語(VBA)の使い方を学習します。
評価方法
・定期試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
尚、テキストはWordを使って各回の講義内容をまとめながら、最後に完成
させます。(市販本は使いません。
)
授業計画
1.オリエンテーション(Excel VBA体験)
2.テキスト作成準備(Word使用)
3.Excel操作技術1(Excelの特徴について)
4.Excel操作技術2(見易い表を作成するポイント)
5.Excel操作技術3(データ操作)
6.Excel操作技術4(ワークシート関数の使い方−1)
7.Excel操作技術5(ワークシート関数の使い方−2)
8.Excel VBA操作技術1(VBAの記述方法)
9.Excel VBA操作技術2(ワークシート関数とVBAの相違点)
21.Excel VBA操作技術3(ワークシート関数とVBAの融合)
22.バーコードリーダを使うためのプログラミング技術
23.Excel VBAでバーコードを活用1
24.Excel VBAでバーコードを活用2
25.Excel VBAでバーコードを活用3
26.まとめ
参考書
備考
− 219 −
日本文化
番号
37251611
講 座 名
プログラミングϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
五味俊夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
プログラミングとは、コンピュータ内
部 で の み 通 用 す る 言 語 を 使 い、 コ ン
ピュータが自動処理できるように指示
する行為です。
映画館のシート予約や、列車の指定席購入など、複数端末からデータベース
への同時更新が不可欠となるケースがあります。
プログラミングⅡでは、複数ユーザに
よるシート同時更新など、プログラミ
ング技術無しでは実現できない課題に
取り組みます。
授業計画
評価方法
・定期試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プログラミングⅡでは、同時更新を実現させるための基礎技術である「排他
処理」について学びます。
1.Excel VBAのエラー処理方法とブックの共有について
2.Excel VBAフォームの使い方1
3.Excel VBAフォームの使い方2
4.排他処理プログラム作成1
5.排他処理プログラム作成2
6.排他処理プログラム作成3
7.排他処理プログラム作成4
8.排他処理プログラム作成5
9.排他処理を使った応用例(座席予約システムをつくる−1)
21.排他処理を使った応用例(座席予約システムをつくる−2)
22.排他処理を使った応用例(座席予約システムをつくる−3)
23.排他処理を使った応用例(座席予約システムをつくる−4)
24.排他処理を使った応用例(座席予約システムをつくる−5)
25.テキスト校正
26.テキスト印刷&製本
参考書
備考
番号
37251711
講 座 名
プログラミングϪ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
五味俊夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
プログラミングとは、コンピュータ内
部 で の み 通 用 す る 言 語 を 使 い、 コ ン
ピュータが自動処理できるように指示
する行為です。
プログラミングでは、バーコードやタブレットPCを使って店舗システムを
つくります。システムは、斯花祭に模擬店を出店し実際に運用してその完成
度を検証します。
プログラミングⅢでは、Excelを使って
アプリケーションシステムを開発しま
す。
評価方法
・定期試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プログラミングⅢでは、出店のテーマを決定し、模擬店に必要なシステム要
件を洗い出してプログラムを作成します。
授業計画
1.オリエンテーション(模擬店テーマ決定)
2.出店計画1
3.出店計画2
4.出店計画3
5.店舗用プログラム開発1
6.店舗用プログラム開発2
7.店舗用プログラム開発3
8.店舗用プログラム開発4
9.店舗用プログラム開発5
21.店舗用プログラム開発6
22.店舗用プログラム開発7
23.店舗用プログラム開発8
24.店舗用プログラム開発9
25.店舗用プログラム開発21
26.まとめ
参考書
備考
− 21: −
日本文化
番号
37251811
講 座 名
プログラミングϫ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
五味俊夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
プログラミングとは、コンピュータ内
部 で の み 通 用 す る 言 語 を 使 い、 コ ン
ピュータが自動処理できるように指示
する行為です。
プログラミングでは、バーコードやタブレットPCを使って店舗システムをつ
くります。システムは、斯花祭に模擬店を出店し実際に運用してその完成度
を検証します。
プログラミングⅣでは、開発した店舗
システムの実証を行います。
評価方法
・授業への意欲:61%
・定期試験:61%
以上を基に総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プログラミングⅣでは、開発したシステムの実証とシステムで蓄積したデー
タを使って売上分析を行います。
授業計画
1.出店準備1
2.出店準備2
3.出店準備3
4.出店準備4
5.出店準備5
6.データ整理
7.売上データ分析1
8.売上データ分析2
9.売上データ分析3
21.売上データ分析4
22.売上データ分析5
23.報告書作成1
24.報告書作成2
25.報告書作成3
26.まとめ
参考書
備考
番号
37251911
講 座 名
CG(コンピュータグラフィックス)
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
4DCGを作成するための基礎技術につい
て、演習を通して身につけ、基本的な
4DCG作品を作成できるようになること
を目的とする。
4DCG作成ソフトであるBlenderを使用し4DCGの基本を学ぶ。なお、学生の
理解度を見ながら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題:41%
試験:81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
『無料でできる4Dアニメーション ブ
レンダーからはじめよう!』
、原田大
輔 著、 技 術 評 論 社、3123年。
『Blender
4DCGパーフェクトバイブル3124』
、伊
藤 淳、晋遊舎、3124年。その他、授
業の中で紹介する。
1.基本操作(1)
2.基本操作(2)
3.基本操作(3)
4.アニメーションの基本(1)
5.アニメーションの基本(2)
6.モデリング(1)
7.モデリング(2)
8.アニメーションの応用(1)
9.アニメーションの応用(2)
21.質感とレンダリング(1)
22.質感とレンダリング(2)
23.ムービー作品を作る(1)
24.ムービー作品を作る(2)
25.ムービー作品を作る(3)
26.まとめ
備考
− 221 −
日本文化
番号
37251:11
講 座 名
ビジネス実務Ϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
秘書実務の基礎知識は組織で働くうえ
で、どの職種でも求められます。ビジ
ネス実務の総合的知識を修得して、ビ
ジネス社会で柔軟に仕事のできる職業
人を目指します。また、人への思いや
りのある心を養い、どこにおいても求
められる人として豊かな人間性を高め
ていきたい。
ビジネス実務の基本とビジネスマナーを学ぶ。職業人としての基礎能力を身
につけながら、実践的な 問題演習を実施、講義する。毎回一連の流れの中
で、実務能力の向上をはかり、機敏な行動・処理能力を養成する。
評価方法
学期末試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『実践ビジネス実務』河田美惠子・学
文社
授業計画
1.ビジネス社会での心構え
2.職業人に求められる基本的条件
3.話し方と言葉遣い
4.話し方と聞き方
5.敬語の使い方
6.指示・メモ・報告
7.接遇の心構え
8.来客応対の基本要領
9.電話応対の言葉遣い
21.電話の正確な取次ぎ方
22.スケジュール管理
23.スケジュール表の作成
24.出張業務
25.出張計画表の作成
26.
「ビジネス実務Ⅰ」のまとめ
参考書
備考
番号
37252111
講 座 名
ビジネス実務ϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
秘書実務の基礎知識は組織で働くうえ
で、どの職種でも求められます。ビジ
ネス実務の総合的知識を修得して、ビ
ジネス社会で柔軟に仕事のできる職業
人を目指します。また、人への思いや
りのある心を養い、どこにおいても求
められる人として豊かな人間性を高め
ていきたい。
ビジネス実務の基本とビジネスマナーを学ぶ。職業人としての基礎能力を身
につけながら、実践的な 問題演習を実施、講義する。毎回一連の流れの中
で、実務能力の向上を図り・機敏な行動・処理能力を養成する。
評価方法
学期末試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『実践ビジネス実務』河田美惠子・学
文社
授業計画
1.会議と会合
2.会議の目的と種類
3.会議の計画と準備
4.慶弔業務
5.会社での慶事、弔事
6.慶弔の基本の心得
7.ビジネス文書の基礎知識
8.書式におけるルールとマナー
9.ビジネス文書の書き方
21.郵便の基礎知識
22.ファイリングの目的とそのシステム
23.ファイリング・システムと分類法
24.ファイリング実習
25.グラフ作成の目的と種類
26.
「ビジネス実務Ⅱ」のまとめ
参考書
備考
− 222 −
日本文化
番号
37252211
講 座 名
文書実務Ϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
「文書作成能力」を養成するため、「正
確なことばの使い方と文書実務の基本」
を修得。文書作成能力を高めることに
よって、コミュニケーション能力を身
につける。
仕事の基本である「文書を書く技術」を身につけ、正確でわかりやすいビジ
ネス文書を効率的に早く書くことは、仕事を進めるうえで必須の要件です。
毎回問題演習を交えて段階的に学習しながら、実践的に応用・発展させてい
く。
授業計画
評価方法
学期末試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『ビジネス文書と日本語表現』 河田美惠子・学文社
1.ビジネス文書はなぜ必要か
2.文書作成の基礎知識
3.文書の役割
4.文書の分類
5.文書の構成
6.正確な文章表現
7.文体の統一
8.現代表記法
9.縦書きと横書き
21.敬語の分類と使い方
22.敬語表現
23.あて名の敬称
24.日本語表現
25.話し言葉と書き言葉
26.
「文書実務Ⅰ」のまとめ
参考書
備考
番号
37252311
講 座 名
文書実務ϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
「文書実務Ⅰ」を受け、具体的なビジ
ネス文書の作成を行う。
これにより基礎知識の修得の徹底を図
り、より実務的な文書作成技術を身に
つける。
講義の目的である 書くこと、話すこ
とにおける日本語表現を通し、文章作
成を中心に「正確なことばの使い方と
文書実務の基本」を修得して、より実
践的に応用・発展させていく。
仕事の基本である「文書を書く技術」を身につけ、正確でわかりやすいビジ
ネス文書を効率的に早く書くことは、仕事を進めるうえで必須の要件です。
毎回講義、問題演習を交えて段階的に学習しながら、実践的に応用・発展さ
せていく。
評価方法
学期末試験:211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『ビジネス文書と日本語表現』 河田美惠子・学文社
授業計画
1.慣用表現の用法と留意
2.社内文書の基本
3.社内文書の形式と書き方
4.社外文書の基本
5.社外文書と形式と書き方
6.社交儀礼的文書
7.はがきと封筒の書き方
8.取引上の文書
9.慶弔の文書と忌み言葉
21.ビジネス環境の変化
22.Eメールの特性
23.Eメールの作成と言葉遣い
24.Eメールの基本的な書き方
25.受信・発信文書の取り扱い
26.
「文書実務Ⅱ」のまとめ
参考書
備考
− 223 −
日本文化
番号
37252411
講 座 名
Webデザイン
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
Webページを作成するための基礎技術
について、演習を通して身につけ、基
本的なWebページが作成できるように
なることを目的とする。
Webページ作成の基本となるHTMLとCSSについて学ぶ。なお、学生の理解
度を見ながら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題:31%
試験:91%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『よくわかるマスター Webクリエイ
ター能力認定試験(HTML5.12対応)
<初級>公認テキスト&問題集改訂版』
富士通エフ・オー・エム株式会社著・
FOM出版、ほか資料配布
1.オリエンテーション
2.HTMLの記述:一般定義、仕切り、文字装飾
3.HTMLの記述:イメージ、リスト、作表、リンク(1)
4.HTMLの記述:イメージ、リスト、作表、リンク(2)
5.スタイル関連のHTMLタグ
6.CSSの記述:テキスト、フォント
7.CSSの記述:背景、ボックス(1)
8.CSSの記述:背景、ボックス(2)
9.CSSの記述:配置、擬似クラス(1)
21.CSSの記述:配置、擬似クラス(2)
22.練習問題(1)
23.練習問題(2)
24.練習問題(3)
25.練習問題(4)
26.まとめ
参考書
備考
授業の中で紹介する。
番号
37252511
講 座 名
Webデザイン演習
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
Webデザインで学んだ知識、技術をも
とに、各自でWebサイトの作成に取り
組むことを目的とする。
Webデザインで学んだ、HTMLやCSS、さらにホームページ・ビルダーによ
り、各自でWebサイトを作成し、作品によるプレゼンテーションを行う。な
お、学生の理解度を見ながら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題:61%
試験:61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
1.ホームページビルダー:Webページ作成演習(1)
2.ホームページビルダー:Webページ作成演習(2)
3.ホームページビルダー:Webページ作成演習(3)
4.ホームページビルダー:表の作成演習
5.ホームページビルダー:リンクの設定演習
6.ホームページビルダー:リンクの設定(1)
7.ホームページビルダー:リンクの設定(2)
8.著作権について
9.Webサイト作成演習(1)
21.Webサイト作成演習(2)
22.Webサイト作成演習(3)
23.Webサイト作成演習(4)
24.Webサイト作成演習(5)
25.完成作品によるプレゼンテーション
26.まとめ
『よくわかるマスター Webクリエイ
タ ー 能 力 認 定 試 験(HTML5.12対 応 )
<初級>公認テキスト&問題集改訂版』
富士通エフ・オー・エム株式会社著・
備考
FOM出版
− 224 −
日本文化
番号
37252611
講 座 名
基礎経済学Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
この講座は、資本主義社会の経済法則
を明らかにし、それに基づいてこの社
会の経済構造と現象を理解することを
目的としている。
商品、貨幣、価格、賃金、利子など毎日接していながら実はブラック・ボッ
クスのようになっているものに関心を持つことから始めたいと思う。講義の
性格上、どうしても抽象性が高くなりますが、なるべく主として日本経済に
かかわる実例を引きながらイメージしやすいものにしたい。
授業計画
評価方法
小テスト:21% 授業への参加意欲:51% 定期試験:61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜、プリント等配布。
1.経済学を学ぶ意味
2.経済学の対象と方法
3.経済学の効用
4.市場経済メカニズム1 商品生産と売買
5.市場経済メカニズム2 需要供給と価格
6.市場経済メカニズム3 外部経済
7.貨幣の機能 価値尺度と流通手段 8.貨幣の機能 蓄蔵貨幣と支払手段 9.インフレーションと物価上昇 21.経常収支と外国為替
22.企業と利潤1 企業形態と株式会社 23.企業と利潤2 資本とは何か。利潤極大化
24.企業と利潤3 賃金の本質と形態
25.企業組織と活動 所有と経営の分離
26.要点の確認
参考書
備考
番号
37252711
講 座 名
基礎経済学ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
この講座は、資本主義社会の経済法則
を明らかにし、それに基づいてこの社
会の経済構造と現象を理解することを
目的としている。
基礎経済学Ⅰの理解を前提にした講義形式で、主として日本経済にかかわる
実例や統計を引きながらイメージしやすいものにしていく。適宜、小テスト
を実施し、学生の理解度を確認していく。
授業計画
評価方法
小テスト:21% 授業への参加意欲:51% 定期試験:61%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
適宜、プリント等配布。
1.経済成長1 戦後高度成長と規模の経済
2.経済成長2 資本蓄積と再生産
3.経済成長3 技術革新と資本構成の変化
4.経済成長4 相対的過剰人口 資本集中
5.GDPと国民所得1 国民所得の3面等価
6.GDPと国民所得2 第三次産業の拡大
7.GDPと国民所得3 投資と貯蓄
8.要点の確認 小テスト
9.商業と銀行1 商業資本と銀行資本
21.商業と銀行2 銀行制度とビックバン
22.国家財政と租税1 市場経済と国家
23.国家財政と租税2 経費膨張のメカニズム
24.経済と情報化社会
25.環境保全型経済社会の創出
26.まとめ
参考書
備考
− 225 −
日本文化
番号
37252811
講 座 名
マーケティングϨ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
宮澤政夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
マーケティングは現代ビジネスに欠か
せない経営手法であり、実践的な技術
でもある。マーケティング思考を身に
着けると個人の社会生活やコミュニ
ケーションで役立つことが多い。本講
座では、マーケティングの基礎的知識
を習得するとともに、ビジネスや生活
に活かすためのマーケティング・マイ
ンドを養うことを目的とする。
初めに、マーケティングの考え方を学び、次にマーケティングの基本スキル
である4P(製品、価格、流通、広告と販売促進)をテーマごとに習得して
いく。さらに、マーケティング戦略と称されるセグメンテーション、ターゲ
ティング、ポジショニングについて理解する。ポジショニングでは、ファッ
ションをテーマに自ら「マップ」を作成してスキルを会得する。
授業計画
参考書
1.マーケティングの目的と考え方(概念)
2.マーケティングの拡張と応用
3.マーケティングの基本スキル「4P」について
4.製品企画と具体化
5.価格設定の方法と政策
6.販売政策と流通チャネル戦略
7.顧客を創る広告宣伝
8.需要を拡大する販売促進
9.顧客満足を高めるマーケティング
21.マーケティングの拡張「戦略的マーケティング」
22.セグメンテーションとターゲティング
23.ポジショニング、理論と実際
24.ポジショニング理論の演習
25.現代ビジネスとマーケティングの事例
26.まとめ
『ポケット図解 フィリップコトラー
のマーケティング論が分かる本』宮崎
哲也著・秀和システム、3117年、『ラー
メン二郎に学ぶ経営学』牧田幸裕・東
洋経済新報社、3123年
備考
評価方法
授業への取組み意欲・態度(31%)、レ
ポート(31%)、定期試験(71%)に基
づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
講義テキスト資料は毎回プリントにて
配布する。
番号
37252911
講 座 名
マーケティングϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
宮澤政夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
本講はマーケティングⅠに続き、マー
ケティングの理論と実践について知
識・スキルを深めることを目的とする。
とくに、モノづくりの製造業のマーケ
ティングだけでなく、小売業の販売手
法やインターネット(Web)マーケティ
ングなど、業界ごとのマーケティング
も 解 説 す る。 ま た、 新 製 品 企 画 の 演
習を通じて、マーケティング企画力を
養ってもらう。
マーケティング戦略で重視される「市場と競争の環境分析」、
「ライフステー
ジ戦略」
、「市場のポジション別戦略」、
「ブランドマーケティング」の順に講
義する。これに並行して、履修者自らが新製品の企画を進める演習に取り組
んでもらう。後半は、小売業の販売とネットマーケティングを講義する。
授業計画
参考書
1.市場環境、競争環境の分析とマーケティング
2.プロダクトライフサイクルとマーケティング(1)ライフステージ
3.プロダクトライフサイクルとマーケティング(2)ステージ別戦略
4.市場ポジションとマーケティング
5.ブランドマーケティング(1)ブランドの類型
6.ブランドマーケティング(2)ブランド別戦略
7.新製品の企画の進め方
8.(演習)新製品の企画(1)商品コンセプトとターゲティング
9.(演習)新製品の企画(2)販売方法、広告・販売促進
21.小売業のマーケティング(1)小売業の業態とマーケティング
22.小売業のマーケティング(2)小売業の販売方法
23.インターネットのマーケティング
24.サービス業のマーケティング
25.現代ビジネスのマーケティング事例
26.まとめ
『ポケット図解 フィリップコトラー
のマーケティング論が分かる本』宮崎
哲也著・秀和システム、3117年、『ラー
メン二郎に学ぶ経営学』牧田幸裕・東
洋経済新報社、3123年
備考
評価方法
授業への取組み意欲・態度(31%)レ
ポート(31%)、定期試験(71%)に基
づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
講義テキスト資料は毎回プリントにて
配布する。
− 226 −
日本文化
番号
37252:11
講 座 名
カラーコーディネート論Ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
山内見和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
服飾における色彩の関心は非常に高
く、衣服を選択し、着用する際の重要
な要因になっている。ここでは色彩学
の、特に科学的な基礎知識を身につけ
ることを目的とする。
講義だけでなく簡単な実習を行い、色彩の知識を深める。併せて、東京商工
会議所主催のカラーコーディネーター検定試験3級の傾向と対策を行い、検
定試験の合格を目指す。
授業計画
1.光から生まれる色 ①光の正体
2.光から生まれる色 ②物体の色が見える原理
3.光から生まれる色 ③光が織りなす色彩現象
4.光から生まれる色 ④光源
5.色が見える仕組み ①眼および脳の構造とその働き
6.色が見える仕組み ②眼の変化による色彩の多様化
7.色が見える仕組み ③感覚と知覚
評価方法
8.色が見える仕組み ④視覚野が主に関与した色知覚
9.色の測定 ①物理測色方法
参加意欲・態度:21%
21.色の測定 ②視感測色方法
小レポート:31%
22.色の測定 ③三原色を使った色表示
学期末レポート:81%
23.混色と色再現 ①混色の原理
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.混色と色再現 ②色再現の方法
『カラーコーディネーションの基礎』 25.錯覚の実験実習
東京商工会議所編・中央経済社
26.まとめ
参考書
授業時指示
備考
番号
37253111
講 座 名
カラーコーディネート論ϩ
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
山内見和 教授
講義の目的
講義の内容・計画
色の名前は何色あるの?色が及ぼす心
理 的 な 影 響 は? な ど 色 に つ い て、 名
前、配色、心理的効果、歴史について
学ぶ。また、自分に似合う色を知るた
めのパーソナルカラーについての基礎
知識を習得する。
講義だけでなく簡単な実習を行い、色彩の知識を深める。併せて、東京商工
会議所主催のカラーコーディネーター検定試験3級の傾向と対策を学び、検
定試験の合格を目指す。
授業計画
1.色の性質 ①色の効用
2.色の性質 ②色が見えるまで
3.色と心理 ①色の連想と象徴
4.色と心理 ②色がもたらす心理効果
5.色を表し、伝える方法 ①色の表示方法とその特徴
6.色を表し、伝える方法 ②カラーオーダシステムによる方法
7.配色と色彩調和 ①色彩調和の考え方
評価方法
8.配色と色彩調和 ②主な色彩調和論と調和の原則
9.色と文化 ①日本の色彩文化
参加意欲・態度:21%
21.色と文化 ②絵画における色彩調和のとらえ方
小レポート:31%
22.色と文化 ③現代日本における商品色彩の変遷
学期末レポート:81%
23.色の心理的影響
テキスト(書名・著者名・出版社名)
24.パーソナルカラーとは
『カラーコーディネーションの基礎』 25.パーソナルカラーで自分に似合う色を探す
東京商工会議所編・中央経済社
26.まとめ
参考書
授業時指示
備考
− 227 −
日本文化
番号
37253211
講 座 名
ビジネス実務総論
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
職業人として求められるクリエイティ
ブなオフィスワークを行うための知識
や技能と仕事に取り組む姿勢を学びま
す。また組織の中で働くとは、職業人
としてどのような意識をもてばよいの
かを修得します。
企業で働くためには、組織や機能を理解した上で、自己の立場と役割を認識
しなければならない。そのために必要なビジネス実務の基本を身につけ、企
業形態、管理機能などの概要を学び、社会に対する理解を深めます。また働
き方について事例を参考に具体的に考察しながらビジネスの現場で求められ
る総合力を養う。
評価方法
学期末試験211%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『ビジネス実務総論』
森脇道子編著・
実教出版
授業計画
1.
「ビジネス実務」とは何か
2.
「ビジネス実務」の基本能力
3.個人業務とマネジメント
4.業務推進とコミュニケーション
5.協働業務とマネジメント
6.協働と役割
7.個人業務の基本とマニュアル
8.実務とコミュニケーション
9.プレゼンテーション
21.ビジネス交渉術
22.これからのビジネスとビジネスワーカーのキャリア
23.働き方の多様化
24.ビジネスの変化に必要な人材
25.キャリアデザインとキャリアチェック
26.まとめ
参考書
備考
番号
37253311
講 座 名
ビジネス実務演習Ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
「創造的実践力と日本語表現」
書くこと、話すことにおける日本語表
現の修得を目的とする。理論や知識を
身につけ、達意を旨とした正確でわか
りやすい表現技能の修得、及び表現者
としての主体の自覚を目指す。
ビジネスの現場で営まれている様々な業務処理のしかたや日本語表現につい
て、実践例・実務的手法の事例研究で理解を深め、プレゼンテーションを交
えながら学びます。
評価方法
平常点:91% レポート:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
プリントを配布します。
授業計画
1.職業人に求められる役割と基本能力
2.
「仕事」と「人間」に対する役割と責任
3.事例総合的研究
4.優先順位 洞察力 人間関係の把握 5.判断力 機転 積極性 正確性 改善意識 6.時問管理 コスト意識
7.コミュニケーションスキル事例研究
8.
「上司とのペアワーク」を理解する
9.
「社外の人達とのかかわり」を理解する
21.
「社内の人達とのつながり」を理解する
22.問題解決力啓発事例研究
23.仕事と人間関係」を考える
24.
「業務の企画運営」を考える
25.
「職場生活と行動」を考える
26.
「自己理解とキャリア」を考える
参考書
備考
秘書実務Ⅰ・Ⅱを受講
− 228 −
日本文化
番号
37253411
講 座 名
ビジネス実務演習ϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
河田美惠子 教授
講義の目的
講義の内容・計画
ビジネス社会の年中行事と会社行事、
日本の四季の3つのテーマについて、
今日的意義を考察しながら、その伝統
と変遷を知る。
ビジネスの現場での事象の基本概念を考察しながら、日本の伝統や文化の意
義を正確に理解する。
プレゼンテーション、グループでのコミュニケーションを通して討議力や創
造力を備える。
授業計画
評価方法
平常点:91% レポート:31%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『秘書の歳時記 会社行事のビジネス
マナー』 河田美惠子・日本秘書協会
その他プリント配布。
1.年中行事 − その由来と変遷について
2.会社行事のビジネスマナー
3.2月・3月歳時記
4.4月・5月 5.6月・7月
6.8月・9月
7.:月・21月
8.22月・23月
9.グループワーク「私たちの歳時記」①
21.グループワーク「私たちの歳時記」②
22.グループワーク「私たちの歳時記」③
23.まとめレポート作成
24.プレゼンテーション 1月∼4月
25.プレゼンテーション 5月∼8月
26.プレゼンテーション 9月∼23月
参考書
備考
番号
37253511
秘書実務Ⅰ・Ⅱを受講
講 座 名
プレゼンテーション概論
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
ビジネスにおけるプレゼンテーション
の位置づけや、コミュニケーション上
の機能(情報伝達や説得など)、効果的
に行うための様々なコミュニケーショ
ンチャネルの利用など、その理論を習
得することを目標とする。
ビジネス社会において必要とされるプレゼンテーション能力を高めるための
基本的事項を紹介していく。なお、学生の理解度を見ながら演習内容を調整
していく。
評価方法
提出課題:31%
試験:91%
なお、「プレゼンテーション実務士」の
資格取得には、81点以上と規定されて
いるので注意すること。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業計画
1.オリエンテーション
2.ビジネスにおけるコミュニケーション
3.ビジネスにおけるプレゼンテーション
4.情報を伝えるための論理的な考え方(1)
5.情報を伝えるための論理的な考え方(2)
6.情報を伝えるための論理的な書き方(1)
7.情報を伝えるための論理的な書き方(2)
8.情報を伝えるための論理的な話し方
9.視覚資料の効果的な使い方(1)
21.視覚資料の効果的な使い方(2)
22.視覚資料の効果的な使い方(3)
23.視覚資料の効果的な使い方(4)
24.視覚資料の効果的な使い方(5)
25.プレゼンテーションの方法
26.まとめ
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 229 −
日本文化
番号
37253611
講 座 名
プレゼンテーション演習Ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
プレゼンテーションの意義、目的、内
容、進め方、ツールの利用などについ
て学び、特に口頭表現・身体表現を身
につけることを目的とする。
プレゼンテーションの意義、進め方などを学んでいき、さらに演習を通じて
プレゼンテーション能力の向上を目指していく。なお、学生の理解度を見な
がら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題:31%
プレゼンテーション試験:91%
なお、「プレゼンテーション実務士」の
資格取得には、81点以上と規定されて
いるので注意すること。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
1.プレゼンテーションの意義、プレゼンテーションの進め方
2.話の入り方、話の進め方、質問の対応の仕方
3.日常自覚している自分の話し方について
4.話の入り方、話の進め方、質問の対応の仕方
5.発表演習テーマ:趣味
6.発表演習テーマ:長所と短所
7.発表演習テーマ:周りの人からどう見られていると思うか
8.発表演習テーマ:サークル活動、アルバイト、その他の活動
9.発表演習テーマ:時事問題に関するもの(1)
21.発表演習テーマ:時事問題に関するもの(2)
22.発表演習テーマ:時事問題に関するもの(3)
23.発表演習テーマ:時事問題に関するもの(4)
24.発表演習テーマ:時事問題に関するもの(5)
25.発表演習テーマ:時事問題に関するもの(6)
26.まとめ
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
授業の中で紹介する。
備考
番号
37253711
講 座 名
プレゼンテーション演習ϩ
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
プレゼンテーションに必要な文書作成
とコミュニケーション能力を身につけ
ることを目的とする。
ビジネス実務で必要とされる企画書、報告書、レポート作成の知識と技術を
学ぶ。なお、学生の理解度を見ながら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題(41%)
試験(81%)
なお、「プレゼンテーション実務士」の
資格取得には、81点以上と規定されて
いるので注意すること。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
1.文書作成の概要
2.報告書・企画書の役割
3.情報の収集とまとめ方
4.視覚資料作成(1)
5.視覚資料作成(2)
6.視覚資料作成(3)
7.報告書作成手順
8.報告書作成演習(1)
9.報告書作成演習(2)
21.企画書作成手順
22.企画書作成演習(1)
23.企画書作成演習(2)
24.プレゼンテーション(1)
25.プレゼンテーション(2)
26.まとめ
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 22: −
日本文化
番号
37253811
講 座 名
情報機器利用プレゼンテーション演習
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
企画、準備、発表という一連の流れに
ついて、Power Pointを使用した演習で
学んでいき、ビジネスの現場で必要と
されるプレゼンテーション能力を身に
つけることを目的とする。
プレゼンテーションに必要な情報機器について学び、プレゼンテーションと
して広く利用されているPower Pointの使用方法を身につける。なお、学生
の理解度を見ながら演習内容を調整していく。
授業計画
評価方法
提出課題:41%
プレゼンテーション試験:81%
なお、「プレゼンテーション実務士」の
資格取得には、81点以上と規定されて
いるので注意すること。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
2.プレゼンテーション用情報機器について
3.PowerPointの操作演習:表の作成(1)
4.PowerPointの操作演習:表の作成(2)
5.PowerPointの操作演習:グラフの作成(1)
6.PowerPointの操作演習:グラフの作成(2)
7.PowerPointの操作演習:イラストの挿入
8.プレゼンテーション資料の作成演習
9.プレゼンテーション(1)
:.プレゼンテーション資料の作成演習
21.プレゼンテーション(2)
22.プレゼンテーション資料の作成演習
23.プレゼンテーション(3)
24.プレゼンテーション資料の作成演習
25.プレゼンテーション(4)
26.まとめ
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
授業の中で紹介する。
備考
番号
37253911
講 座 名
ネットワーキング原理
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
ネットワークを形成することを意味す
る“ネットワーキング”について、個
人や組織、あるいは企業同士を結びつ
けるコミュニケーションとコンピュー
タネットワークの観点からネットワー
キングの原理を理解することを目的と
する。
個人や組織同士などのコミュニケーションとコンピュータネットワークとい
う観点からネットワーキングについて学ぶ。より理解を深めるため、コン
ピュータによる演習なども行う予定である。なお、学生の理解度を見ながら
講義内容を調整していく。
評価方法
提出課題:31%
試験:91%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
授業計画
1.オリエンテーション
2.ネットワークとコミュニケーション(1)
3.ネットワークとコミュニケーション(2)
4.企業におけるネットワークとは
5.ネットワークと組織(1)
6.ネットワークと組織(2)
7.企業におけるネットワークの課題
8.企業におけるネットワークの方向性
9.コンピュータネットワークの基礎
21.ネットワーク・セキュリティ
22.ソーシャルネットワークの仕組み
23.ソーシャルネットワークとコミュニケーション(1)
24.ソーシャルネットワークとコミュニケーション(2)
25.ソーシャルネットワークとマーケティング
26.まとめ
参考書
授業の中で紹介する。
備考
− 231 −
日本文化
番号
37253:11
講 座 名
基礎経営学
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
宮澤政夫 講師
講義の目的
講義の内容・計画
本講は企業組織とビジネスを経営学の
視点から学ぶ講座である。経営学の基
礎知識を習得することにより、経営の
専門講座に進むための基礎力を養うこ
とを第一の目的とする。さらに、日常
見聞きする経済や企業の報道記事に興
味を抱き、現代企業とビジネスを見る
眼を養い、分析と理解の力を身につけ
ることも目的とする。
講義は3部に区切り進めていく。第Ⅰ部では「企業の歴史と企業形態」につ
いて、第Ⅱ部では「企業組織と行動」について、第Ⅲ部では「企業の経営戦略」
について解説する。毎回、理論だけでなく、現代の企業経営のトピックスを
紹介して、ビジネスへの関心を高めてもらう授業とする。また、課題につい
て「小レポート」の提出を求める。
評価方法
授業への取組み意欲・態度(31%)、レ
ポート(31%)、定期試験(71%)に基
づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
講義テキスト資料は毎回プリントにて
配布する。
授業計画
1.第Ⅰ部「企業の歴史と企業形態」 §1経営学で何を学ぶか
2.§2.企業の歴史と企業形態
3.§3.株式会社の機関とは
4.第Ⅱ部「企業組織と行動」 §4.組織行動論
5.§5.組織の個人を動機づけるもの
6.§6.組織の集団を動かすもの、組織文化について
7.§7.組織のリーダーシップ
8.§8.組織のパワーとコンフリクト
9.第Ⅲ部 経営の管理と戦略 §9.経営管理と管理者のスキル
21.§21.経理管理の方法
22.§22.企業組織の型と組織化の原則
23.§23.企業ビジョンと経営戦略
24.§24.競争戦略
25.現代企業の経営トピックス
26.まとめ
参考書
『経営学入門(上)』榊原清則、日経文
庫、3113年(971円+税)
『経営学入門(下)』榊原清則、日経文
庫、3113年(971円+税)
番号
37254111
備考
講 座 名
現代企業システム
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
企 業 が 経 済 の エ ン ジ ン と い わ れ て、
我々の生活に大きく関係していること
は日常感じていることでしょう。その
存在は今や重層的なネットワークを形
成し、国の内外にその活動領域を拡大
しています。そうした企業が、学生の
就職先としてあるという現実もありま
す。企業とは何か、そして絶えず変化
し続けるその存在は、どのような影響
をもたらすのか。現代企業の新しい活
動とそれがもたらすうインパクトの検
討を通じて、現代社会を考える。
変動しつつある現在を扱うので、内容は大きな事件などあればその都度、変
更する可能性がある。講義形式であるが、随時、ディスカッションをしてい
きたい。
評価方法
小テスト:41%
授業への参加意欲:81%
テキスト(書名・著者名・出版社名)
毎回、レジュメおよび資料を配布する。
授業計画
1.生産システムとその歴史的変化1
2.生産システムとその歴史的変化2
3.生産の巨大化と企業形態の発展1
4.生産の巨大化と企業形態の発展2
5.生産の巨大化と管理システムの発展1
6.生産の巨大化と管理システムの発展2
7.日本的経営システムの光と影1
8.日本的経営システムの光と影2
9.変貌する金融・財政システム1
21.変貌する金融・財政システム2
22.企業の多国籍化と国家1
23.企業の多国籍化と国家2
24.ITC化とネットワーク型企業1
25.ITC化とネットワーク型企業2
26.まとめ
参考書
備考
− 232 −
日本文化
番号
37254211
講 座 名
世界の経済
開講期
単位数
2年次
2単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
第二次世界大戦後の国際経済の歴史を
アメリカ、日本、東アジアを中心に見
ていきます。国際化、グローバル化と
呼ばれる現代世界経済の理論と現状を
理。解することを目的として講義しま
す。
貿易の歴史と基礎理論から学び、国際経済と国際関係の実態を各国経済の発
展と貿易、直接投資の関係を明らかにしていきます。そのなかで現在の通貨
制度の特色と問題点を明らかにして、併せて日本の経済発展と貿易の問題点、
東アジアと日本、アメリカの貿易の構造と関連を明らかにしていきます。そ
のなかで日本の特化型貿易構造の強さと弱さの問題点を考えていきます。
評価方法
平常点(31%)定期試験(91%)の総
合評価
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『国際経済論』秋山誠一、桜井書店
授業計画
1.オリエンテーション
2.機械制大工業と農耕国際分業
3.比較生産費説
4.国際間の賃銀格差と国民所得の格差
5.商品の国際競争力の基礎
6.貿易と直接投資
7.国際貿易体制:GATTからWTOへ
8.国際通貨制度
9.ドル体制の下でのアメリカ経済
21.途上国の開発と債務危機
22.東アジア経済の発展
23.日・米・東アジアの貿易関係と世界金融危機
24.財政危機とEU経済
25.WTO新ラウンドの停滞と自由貿易協定
26.まとめ
参考書
随時紹介する。
備考
番号
37254311
講 座 名
金融の基礎
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
金融は誰のために、何のためにあるの
かをテーマとして、私たちにとって、
身近な存在である金融の問題を考えて
いきます。マネーのいろいろな働きか
ら、金融機関と金融活動について学び
ます。
グローバル化とIT革命を背景に変貌している金融業の現状を理解し、さらに
それをより理論的に捉えていきます。そして中央銀行と金融政策を理解し、
変貌している金融の意味を考え、私たちにとって望ましい金融のあり方とは
何かを考えていきます。
評価方法
平常点(31%)定期試験(91%)の総
合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『入門金融経済』松本朗、駿河台出版
授業計画
1.金融とは何か?
2.直接金融と間接金融
3.現代のマネーとは
4.商品交換と信用取引
5.信用の貨幣化と銀行券
6.利子と利子率
7.企業と信用
8.決済システムの運営機関としての銀行
9.銀行とマネーサプライ
21.信用創造機関としての銀行
22.市中銀行の準備預金と中央銀行
23.短期金融市場と長期金融市場
24.中央銀行とは何か?
25.中央銀行と金融政策
26.まとめ
参考書
備考
「基礎経済学Ⅰ」と「市民生活と経済」を履修しておくこと。
− 233 −
日本文化
番号
37254411
講 座 名
経済史概論
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
寺 宣昭 教授
講義の目的
講義の内容・計画
ヨーロッパ経済の展開と近代化について
講義する。現代の日本は「近代」の資本
主義社会である。この社会システムは、
環境に大きく制約されながら、27世紀の
ヨーロッパで生成し、29世紀末のイギリ
ス産業革命によって確立した。それ以後、
地球上のさまざまな地域をそのなかに組
み込みながら、グローバルなシステムへ
と成長した。この講義では、近代の資本
主義世界がどのようにして成立し、展開
していったのか、そして経済発展とその
環境への影響についてを解説していきた
い。また、基礎的な史実や重要な学説な
どの検討を通して、それぞれの時代の経
済的な特質について明らかにする。
現代のグローバルな資本主義社会は、個人と自由という思想を生み出し、近
代社会を形成してきた。その反面、環境破壊や南北問題などのさまざまな矛
盾を生みだしてきた。この授業のなかで、これからの経済社会がどのように
あるべきかを考えていく。
評価方法
期末試験の点数(81%)に授業参加態
度
(41%)
を加点し、総合的に評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『新版 西洋経済史』石坂、船山、宮
野、諸田(有斐閣双書)
授業計画
1.はじめに 講義の予定と方法
2.歴史を見る眼とは何か
3.
「アナール学派」の歴史学
4.中世ヨーロッパの封建社会−マナー制度と農業革命
5.ヴェネチアと東方貿易
6.中世の世界経済の成立と解体
7.近代化の歴史的起点①−封建社会の解体
8.近代化の歴史的起点②−近代市場経済の成立
9.大航海時代−コロンブスとヴァスコ・ダ・ガマ
21.東インド貿易とアメリカ貿易
22.スペイン帝国の興隆と衰退
23.イギリス重商主義とオランダ
24.アメリカ資本主義の発展
25.イギリス産業革命
26.まとめ
参考書
『ヨーロッパの奇跡−環境・経済・地
政の比較史』E.L.ジョーンズ(名古屋
大学出版会) 『イギリス近代史講義』
備考
川北稔(講談社現代新書)
番号
37254511
講 座 名
企業と簿記
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
大塚信治 講師
講義の目的
講義の内容・計画
企業の事業活動を記録・計算・整理し、
一定期間の経営成績と財政状態を明ら
かにすることを学ぶ。
講義と演習を併用して進める。それにより簿記に関する学力を身につけて行
く。
授業計画
評価方法
課題提出(31%)、小テスト(31%)、
定期試験(71%)に基づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『最新段階式 日商簿記検定問題集新
訂版 3級 商業簿記』実教出版
1.資産・負債・資本
2.収益・費用
3.取引・勘定
4.仕訳・転記
5.仕訳帳・総勘定元帳
6.試算表
7.損益計算書・貸借対照表
8.精算表
9.現金・現金過不足
21.当座預金・当座借越
22.商品・商品勘定の整理
23.仕入帳・売上帳・商品有高帳
24.売掛金・買掛金
25.貸し倒れ・貸倒引当金
26.受取手形・支払手形
参考書
授業時に指示する。
備考
− 234 −
日本文化
番号
37254611
講 座 名
簿記演習
開講期
単位数
1年次
2単位
担 当 者
大塚信治 講師
講義の目的
講義の内容・計画
企業と簿記で学習した内容を確認しな
がら、さらに発展したレベルの問題を
実践的に取り上げる。
講義と演習を併用して進める。それにより簿記に関する学力を向上させて行
く。
授業計画
評価方法
課題提出(31%)、
小テスト(31%)、
定期試験(71%)に基づき評価する。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『最新段階式 日商簿記検定問題集新
訂版 3級 商業簿記』実教出版
1.有価証券・評価替え
2.固定資産の取得・減価償却
3.固定資産の売却
4.営業費
5.資本金・引出金
6.税金
7.費用・収益の見越し、繰り延べ
8.試算表の作成
9.精算表の作成
21.帳簿の締め切り
22.損益計算書・貸借対照表の作成
23.問題演習
24.問題演習
25.問題演習
26.まとめ
参考書
授業時に指示する。
備考
番号
37254712
講 座 名
経済演習(基礎ゼミϨ)
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
大学での勉強は高校までの勉強と違う
ところがたくさんあります。それらを
身につけることが基礎ゼミの目的です。
大学で学ぶための基本的スキルを身につけます。
(1)ノートの取り方、抗議の
聴き方(2)ネットの利用の方法、資料・文献の収集方法(3)プレゼンテー
ション(報告・発表)の練習(まずはレジュメなしに短い発表をする)
(4)レ
ジュメの作り方(5)専門書の読み方(6)
プレゼンテーションの練習(レジュ
メを用意して調べてきたことを発表する)
(7)論述試験答案の書き方(8)レ
ポートの作成(まずは書評レベルに挑戦)
(9)図書館ガイダンス(図書館の
使い方)
(21)
情報リテラシー以上のことを、共通図書をテキストにして学ぶ。
授業計画
評価方法
平常点(61%)と報告点(61%)の総
合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『大学生 学びのハンドブック』世界
思想社編集部編
1.自己紹介。履修についての確認。スケジュール、担当決め。
2.ネット利用の方法、資料・文献の収集方法の説明。ノートの取り方
3.新聞記事を用いて時事問題・ニュースについての発表(1)
4.時事問題・ニュースについての発表(2)
5.時事問題・ニュースについての発表(3)
6.専門書の読み方についての説明。図書館の使い方。
7.後半のスケジュール・担当箇所を決める。レジメの作り方の説明。
8.新書を読む(1)1冊目
9.新書を読む(2)1冊目つづき
21.新書を読む(3)1冊目つづき
22.新書を読む(4)2冊目
23.新書を読む(5)2冊目つづき
24.新書を読む(6)2冊目つづき 要約の仕方・書評レポートの書き方。
25.試験入門。論述試験答案の書き方。
26.レポート提出。アンケート。感想会。
参考書
開校時紹介する。
備考
− 235 −
日本文化
番号
37254713
講 座 名
経済演習(基礎ゼミϨ)
講義の目的
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の内容・計画
高校時代までの暗記式の学習から脱却
して、自ら疑問を持ち、迷いながらも、
調べ、考え、結論を求める方法を身に
付ける準備をします。以下の諸点の基
礎力の育成を目的とします。
(1)文献を含めた資料,情報の収集力。
(2)コミュニケーション能力の向上。
(3)プレゼンテーションの技法習得。
(4)書く力の育成。
自転車は一度乗れるようになると、一
生ものです。それと同様に、ここで獲
得された能力もその程度に応じて活用
の機会があるでしょう。
評価方法
平常点(61%)と報告点(61%)の総
合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『大学生 学びのハンドブック』世界
思想社編集部編
大学で学ぶための基本的スキルを身につけます。
(1)ノートの取り方、講義の
聴き方(2)ネット利用の方法、資料・文献の収集方法(3)プレゼンテーショ
ン(報告・発表)の練習(4)レジュメの作り方(5)専門書の読み方(6)プ
レゼンテーションの練習(7)
論述試験答案の書き方(8)
レポートの作成(ま
ずは書評レベルに挑戦)
(9)図書館ガイダンス(図書館の使い方)
(21)情報リ
テラシー以上のことを、共通図書をテキストにして学ぶ。
授業計画
1.自己紹介。履修についての確認。スケジュール、担当決め。
2.ネット利用の方法、資料・文献の収集方法の説明。ノートの取り方
3.新聞記事を用いて時事問題・ニュースについての発表(1)
4.時事問題・ニュースについての発表(2)
5.時事問題・ニュースについての発表(3)
6.専門書の読み方についての説明。図書館の使い方。
7.後半のスケジュール・担当箇所を決める。レジメの作り方の説明。
8.新書を読む(1)1冊目
9.新書を読む(2)1冊目つづき
21.新書を読む(3)1冊目つづき
22.新書を読む(4)2冊目
23.新書を読む(5)2冊目つづき
24.新書を読む(6)2冊目つづき 要約の仕方・書評レポートの書き方。
25.試験入門。論述試験答案の書き方。
26.レポート提出。アンケート。感想会。
参考書
適宜、指示する。
備考
番号
37254812
講 座 名
基礎ゼミϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
大学での勉強は高校までの勉強と違う
ところがたくさんあります。それらを
身につけることが基礎ゼミの目的です。
基礎ゼミⅠで学んだことを基礎として、教員指定の図書を読み、実際にレジメ
を書いて発表し、討論をしていきます。専門科目を学ぶために必要な知識と方
法を身に付け、また討論をするなかで自分の知識を確認し、コミュニケーショ
ン能力とディベート能力を養います。
授業計画
評価方法
平常点(61%)と報告点(61%)の総
合評価。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『大学生 学びのハンドブック』世界
思想社編集部編
1.スケジュール。担当箇所の決定。必要があれば、班作り。
2.指定図書の発表(1)
3.指定図書の発表(1)
4.指定図書の発表(1)
5.指定図書の発表(1)
6.指定図書の発表(1)
7.指定図書の発表(1)
8.国会図書館の検索方法。
9.指定図書の発表(1)
21.指定図書の発表(1)
22.指定図書の発表(1)
23.指定図書の発表(1)
24.指定図書の発表(1)
25.レポートの作成の指示。
26.まとめ。
参考書
開校時指示する。
備考
− 236 −
日本文化
番号
37254813
講 座 名
基礎ゼミϩ
開講期
単位数
1年次
1単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
今日の若者の労働問題を的確に分析す
るために、まず日本型雇用システムと
それと密接に結びついた教育システム
の本質について概観する。それを踏ま
えて学生の就職問題とそれに対する政
策の推移を検討する。日本特有の就職
の仕組みを学ぶなかで、これからの時
代に必要なキャリア力とは何かを考え、
そのために必要な社会制度や仕組みと
は何か、を考える。
2::1年代以降の日本企業の雇用政策の変化により「正社員」の枠が縮小し、若
者の雇用問題が浮上する背景となった経済状況の推移をまず踏まえる。その
上で「入社」の仕組みから、その後、遭遇する様々な仕事に関わる制度や慣習、
社内教育制度などを順次、検討していく。
評価方法
平常点 71%、レポート 51%。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『若者と労働』濱口圭一郎 中央公論
新社 3124年
授業計画
1.2::1年代以降の雇用状況の変化
2.若者の雇用問題の発生
3.性別、年齢、雇用形態別、地域別雇用状況
4.
「就職」型社会と「入社」型社会
5.諸外国との就職制度の相違
6.
「社員」の仕組み
7.賃金と労働時間管理
8.社内教育システムとOJT(実地教育)
9.
「入社」のための教育システム
21.キャリア教育と就活スキル教育
22.
「入社」システムの変更と若者
23.若者雇用問題と行政
24.様々な雇用形態と実態
25.若者雇用問題への処方箋
26.まとめ
参考書
その都度、指示する。
備考
番号
37254912
講 座 名
専門ゼミϨ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
これまで学んだ経済学の知識を使って
現実の問題を考えていきます。具体的
現実の動きと経済学の知識を関連づけ
るなかで、自分が学んできたことの意
味を理解し、学んだものとわたし達の
現実の生活との関係を討論のなかで考
えていきます。そうして経済学の面白
さを理解して、自分でテーマを決めて、
自分で調べ、最終的にゼミ論の作成能
力をやしないます。
グローバリゼーションのなかで、世界の人々はどのような影響を受けている
のかを中心テーマとして、指定図書を輪読し、発表して、プレゼンテーション
能力を養います。わたし達はグローバリゼーションのなかで将来どのような
世界に向かって進んでいこうとしているのか。そもそもグローバリゼーショ
ンとは何なのかの問題をディスカッションするなかで考えます。併せてゼミ
論のテーマを決定します。
評価方法
平常点(61%)と報告点(61%)の総
合評価
テキスト(書名・著者名・出版社名)
開校時指示する。
授業計画
1.ゼミの年間計画
2.ゼミ論について
3.分担箇所の決定
4.分担発表
5.分担発表
6.分担発表
7.分担発表
8.ゼミ論テーマについて
9.分担発表
21.分担発表
22.分担発表
23.分担発表
24.ゼミ論テーマの決定
25.参考文献紹介
26.夏休みに向けて
参考書
随時紹介する。
備考
− 237 −
日本文化
番号
37254913
講 座 名
専門ゼミϨ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
2::1年代以降の日本企業の雇用政策の
変化によって、厳しくなった若者の労
働問題を的確に分析するために、まず
日本型雇用システムとそれと密接に結
びついた教育システムの本質について
概観する。それを踏まえて学生の就職
問題とそれに対する政策の推移を検討
する。日本特有の就職の仕組みを学ぶ
なかで、これからの時代に必要なキャ
リア力とは何かを考え、そのために必
要な社会制度や仕組みとは何か、を考
える。
日本企業の雇用政策の変化により「正社員」の枠が縮小し、若者の雇用問題が
浮上する背景となった経済状況の推移をまず踏まえる。その上で「入社」の仕
組みから、その後、遭遇する様々な仕事に関わる制度や慣習、社内教育制度な
どを順次、検討していく。
評価方法
平常点 71%、ゼミ論文 51%。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
『若者と労働』濱口圭一郎 中央公論
新社 3124年
その他、プリントを配布する。
授業計画
1.2::1年代以降の雇用状況の変化
2.若者の雇用問題の発生
3.性別、年齢、雇用形態別、地域別雇用状況
4.
「就職」型社会と「入社」型社会
5.諸外国との就職制度の相違
6.
「社員」の仕組み
7.賃金と労働時間管理
8.社内教育システムとOJT(実地教育)
9.
「入社」のための教育システム
21.キャリア教育と就活スキル教育
22.
「入社」システムの変更と若者
23.若者雇用問題と行政
24.様々な雇用形態と実態
25.若者雇用問題への処方箋
26.まとめ
参考書
その都度、指示する。
備考
番号
37254914
講 座 名
専門ゼミϨ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
マーケティングを概観するとともに、
コンピュータ分野についても議論を行
う。 そ し て、 自 分 の 興 味 の あ る 研 究
テーマを見つけ、最終的にゼミ論文に
まとめることを目的とする。
マーケティング分野とコンピュータ分野のトピックについて輪読と演習を通
じて研究テーマを見つける。そして、情報収集及び加工から研究報告を行う。
授業計画
評価方法
平常点:36%
報告点:36%
ゼミ論:61%の総合評価
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
『コトラーのマーケティング・マネジ
メント基本編』、フィリップ・コトラー
著、恩蔵直人監修、月谷真紀訳、ピア
ソン・エデュケーション、3113年
その他、授業の中で紹介する。
1.オリエンテーション
2.マーケティング・マネジメントの理解(1)
3.マーケティング・マネジメントの理解(2)
4.マーケティング機会の分析(1)
5.マーケティング機会の分析(2)
6.マーケティング戦略の立案(1)
7.マーケティング戦略の立案(2)
8.マーケティング・プログラムのマネジメントと提供(1)
9.マーケティング・プログラムのマネジメントと提供(2)
21.コンピュータを取り巻く現状と課題(1)
22.コンピュータを取り巻く現状と課題(2)
23.コンピュータを取り巻く現状と課題(3)
24.情報収集及び加工(1)
25.情報収集及び加工(2)
26.ゼミ論文の研究報告
備考
− 238 −
日本文化
番号
37254:12
講 座 名
専門ゼミϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
秋山誠一 教授
講義の目的
講義の内容・計画
これまで学んだ経済学の知識を使って
現実の問題を考えていきます。具体的
現実の動きと経済学の知識を関連づけ
るなかで、自分が学んできたことの意
味を理解し、学んだものとわたし達の
現実の生活との関係を討論のなかで考
えていきます。そうして経済学の面白
さを理解して、自分でテーマを決めて、
自分で調べ、最終的にゼミ論の作成能
力をやしないます。
グローバリゼーションのなかで、世界の人々はどのような影響を受けている
のかを中心テーマとして、指定図書を輪読する一方で、各自の興味を持った
テーマについて論文を作成する準備をします。資料を収集、整理し、考察し、論
文の構成を考え、発表することで、次第に論文の構想をまとめ、仕上げる。
評価方法
平常点(36%)と報告点(36%)、ゼミ
論(61%)の総合評価
テキスト(書名・著者名・出版社名)
開校時指示する。
授業計画
1.ゼミ論について
2.分担発表
3.分担発表
4.分担発表
5.分担発表
6.分担発表
7.分担発表
8.ゼミ論の経過報告
9.ゼミ論の経過報告
21.分担発表
22.分担発表
23.分担発表
24.ゼミ論発表
25.ゼミ論発表
26.ゼミ論発表
参考書
随時紹介する。
備考
番号
37254:13
講 座 名
専門ゼミϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
中塩聖司 教授
講義の目的
講義の内容・計画
日本経済は、かつてないスピードで変
わりつつあります。金融危機、政権交
代など状況が目まぐるしく推移する中、
景気は回復し、構造改革を実現し、成
長戦略は成功するのだろうか。こうし
た状況下で、私たちの就職や生活はど
うなるのだろうか。
本ゼミナールでは、今後の日本経済の
行方を、いま急激に変化している分野
の現場を押さえることで考えていきた
いと思っています。とりわけ日本経済
の変動が社会の構造的な転換と重なっ
ていることを意識しながら、この変化
を象徴するトピカルなテーマを掘り下
げていくという方法をとっていく。最
終的にゼミ論文の執筆をもって各自・
テーマを深めていくことを目標とする。
日本経済の転機を示す、幾つかのテーマを検討していくが、取り扱う対象が広
くなるので、統計など資料をできるだけ活用していく。資料や統計、参考文献
など提示するが、各自で独自に問題を掘り下げていく努力が必要です。それぞ
れの興味のあるテーマを調べ、分析し、説得力あるプレゼンテーションが出来
るように指導する。
評価方法
平常点 71%、ゼミ論文 51%。
テキスト(書名・著者名・出版社名)
授業計画
1.日本経済の現況1 国民生活の状態
2.日本経済の現況2 国家財政の状態
3.税制改革と消費税1
4.税制改革と消費税2
5.社会保障改革の現状と目的1
6.社会保障改革の現状と目的2
7.若者と社会制度1
8.若者と社会制度2
9.雇用環境の変化と若者1
21.雇用環境の変化と若者2
22.雇用環境の変化と若者3
23.格差社会とワーキングプア
24.プレゼンテーション1
25.プレゼンテーション2
26.まとめ
プリント配布、その他、その都度、指
示する。
参考書
備考
− 239 −
日本文化
番号
37254:14
講 座 名
専門ゼミϩ
開講期
単位数
2年次
1単位
担 当 者
堀江則之 准教授
講義の目的
講義の内容・計画
マーケティングを概観するとともに、
コンピュータ分野についても議論する。
そして、自分の興味のある研究テーマ
を見つけ、最終的にゼミ論文にまとめ
ることを目的とする。
卒業論文を作成する上で、論拠となるデータ作成の一手法としてアンケート
調査方法を学ぶ。情報収集、加工を重ね、最終的にゼミ論文にまとめる。
授業計画
評価方法
平常点:36%
報告点:36%
ゼミ論:61%の総合評価
テキスト(書名・著者名・出版社名)
必要に応じて、紹介もしくは資料配布
を行う。
参考書
『コトラーのマーケティング・マネジ
メント基本編』、フィリップ・コトラー
著、恩蔵直人監修、月谷真紀訳、ピア
ソン・エデュケーション、3113年
その他、授業の中で紹介する。
1.ゼミ論文の論拠となるデータの作成手法(アンケート調査)
2.アンケートデータの加工方法(1)
3.アンケートデータの加工方法(2)
4.アンケートデータの考察方法
5.アンケート調査演習(1)
6.アンケート調査演習(2)
7.ゼミ論文作成の諸注意
8.ゼミ論文作成演習(1)
9.ゼミ論文作成演習(2)
21.ゼミ論文作成の経過報告(1)
22.ゼミ論文作成演習(3)
23.ゼミ論文作成演習(4)
24.ゼミ論文作成の経過報告(2)
25.ゼミ論文の校正作業
26.ゼミ論文の完成
備考
− 23: −