4章【演習問題解答】 1 温度一定条件下、A→B への反応で、Aの分解速度がAの濃度に依存しないことがある。このよ うな反応を 0 次反応と呼ぶ。 →○: 2 = (一定) 0 次反応;分解速度は濃度に依存しない 薬物濃度(C)が C=C0-kt に従い減少する場合、このような反応を 1 次反応という。 →×:0 次反応 3 薬物濃度(C)が C=C0e-kt に従い減少する場合、このような反応を 2 次反応という。 →×:1 次反応 4 物質Xが物質Yへと変化する反応が 1 次反応速度式に従うとすると反応速度はXの濃度とYの濃 度の積に比例する。 →×: 5 = 分解速度は X の濃度に比例 物質Xが物質Yへと変化する反応が2次反応速度式に従うとすると反応速度はXの濃度とYの 濃度の積に比例する。 →×: 6 = 分解速度は X の濃度の 2 乗に比例 0 次反応で分解する薬物の分解速度は変化しない。 →○ 7 1 次反応で分解する薬物の分解速度は、時間と共に低下する。 →○ 8 医薬品の分解反応の半減期は、反応次数にかかわらず反応物質の反応速度定数に反比例する。 →○ 9 0 次反応 = 1 次反応 = 2 次反応 = 0 次反応の半減期は初濃度に無関係であるが、1 次反応の半減期は初濃度に比例する。 →× 0 次反応の半減期は初濃度に比例、1 次反応の半減期は初濃度に無関係 10 医薬品の分解反応の半減期は、反応次数にかかわらず反応物質の初濃度の影響を受けない。 →× 半減期が初濃度の影響を受けないのは1次反応(問9参照) 11 医薬品の分解反応の速度定数は、反応次数にかかわらず反応物質の初濃度の影響を受けない。 →○ 12 0 次反応、1次反応、2 次反応の反応速度定数kの次元はそれぞれ、 [時間・濃度-1]、 [時間-1]、 [濃度-1・時間-1]となる。 →× 0 次反応の反応速度定数の次元は[濃度・時間-1] 61 13 次の文章の に入る数値の正しい組合せはどれか。 化合物 A の 200℃での分解反応の半減期は初濃度が 1mol/L の時は 30 分、2 mol/L の時は 15 分 であった。この分解反応は 0 次、1 次、2 次反応のうち a 3mol/L の場合、化合物 A が 90%分解するのに要する時間は 次反応に従って分解し、初濃度が b 分である。 解答:3 →初濃度と半減期の関係が反比例:2 次反応 初濃度が 3 mol/L の場合、半減期が 10 分となる。2次反応の場合、 半減期×9回目で残存濃度が初濃度の 1/10(90%分解する) C0=1 mol/L C0=2 mol/L ×3 C0=3 mol/L = 分 = 分 = 分 1 2 3 4 5 6 a 0 1 2 0 1 2 b 162 100 90 324 200 180 × 14 3 種類の薬物(A、B、C:初濃度はいずれも同じ)の分解速度が、みかけ上 0 次(A)、1 次(B)、 2 次(C)反応に従い、しかも、いずれの半減期も 2 時間であるとき、次の記述に正誤について 答えよ。 1 反応開始 1 時間後の分解率の大小の順は A<B<C である。→○ 2 反応開始 3 時間後の残存率の大小の順は A<B<C である。→○ 3 4 時間後には A の残存量はゼロとなる。→○ 4 8 時間後には B の残存量は最初の 1/16 となる。→○ 5 6 時間後には C の残存量は最初の 1/16 となる。→×: C 半減期より前(1時間後) 分解率:A<B<C 残存率:A>B>C 半減期より後(3時間後) 0 2 4 2 次(C) 分解率:A>B>C 1 次(B) 残存率:A<B<C 8 t 6 0 次(A) 62 15 反応速度式に関する記述のうち、正しいのはどれか。2 つ選べ。 物質 X が物質 Y へと変化する反応が 1 次反応速度式に従うとすると X の半減期は X の初濃 1 度に無関係である。 2 医薬品の分解反応の半減期は反応次数にかかわらず、反応物質の初濃度の影響を受けない。 3 反応速度定数は反応次数にかかわらず、初濃度に無関係に薬物の反応に特有の値である。 4 0 次反応、1 次反応、2 次反応の反応速度定数 k の次元はそれぞれ、 [濃度-1・時間-1] 、 [時間-1]、 [濃度・時間-1]となる。 2:1 次反応の半減期は初濃度に無関係だが、0 次反応の半減期は初濃度に比例、 2 次反応の半減期は初濃度に反比例である 4:0 次反応[濃度・時間-1]、1 次反応[時間-1] 、2 次反応[濃度-1・時間-1] 16 薬物 A の水溶液中(初濃度 40mg/mL)での分解過程について、時間(hr)に対して濃度 C(mg/mL) の常用対数値をプロットしたところ、下のグラフのようになった。次の記述のうち、正しいのは どれか。2 つ選べ。 logC 1.6 1.2 傾き: 0.8 k=0.2303 =- 04 0.4 0 8 4 12 時間(hr) 1 分解は 0 次反応速度式に従っている。→1次反応 2 反応の半減期は約 3 時間である。 = = 反応速度定数は、0.1hr 4 反応開始から 20 時間後には、薬物 A の約 99%が分解することが予測される。 4: である。→k=0.2303hr = -1 3 -1 1 t=20(hr) 2 0 63 17 Arrhenius 式における分解反応速度定数 k と絶対温度 T の関係は、 = で表される(A:定数、Ea:活性化エネルギー、R:気体定数) 。これに関する記述のうち、正し いのはどれか。2つ選べ。 1 k は温度の上昇とともに指数関数的に減少する。→増加 2 アレニウスプロット(縦軸に lnk、横軸に 1/T をプロット)をすると右下がりの直線となり、 その傾きが Ea の値である。 3 定数 A はアレニウスプロットの y 切片より求めることができ、k と同じ単位をもつ。 4 一般に Ea の値が大きいと分解速度は小さい。 lnk 傾き= 1/T 18 図は可逆反応のポテンシャルエネルギー曲面である。ただし、Ea 及び Eb は活性化エネルギーである。 次の記述のうち正しいのはどれか。1つ選べ。 1 正反応の速度定数 k と絶対温度 T の関係は、 = で表される。ここで は頻度因子、 は気体定数である。 2 Eb は、正反応の活性化エネルギーである。 3 正反応は、吸熱反応である。 4 正反応の速度定数は、逆反応の速度定数より大きい。 1: = ポテンシャルエネルギー 2:正反応の活性化エネルギーEa 逆反応の活性化エネルギーEb 4:Ea 大→k 小 Eb 小→k 大 Eb Ea 生成物 ΔH>0吸熱反応 反応物 反応座標 64
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