じょいんと - 東京西部一般労働組合

JMITU東京西部一般支部
ダイワ分会
2016年10月7日(金)
じょいんと
TEL/FAX:042-473-7649
HP:http://www8.ocn.ne.jp/~seibu/
第2回団交 2016年秋闘回答(10月5日)
一日の労働時間短縮やシニアパートナーなど
非正規社員の処遇改善など要求全般に消極的
時短の進んでいる支部との差は100時間
JMITUの最低到達基準は1800時間、
20年時短なしはヴィジョンなしの表れ
再雇用者処遇改善は危急の課題、月額25万
円の支部も
自転車置き場実態示し更なる改善を促す
要求に会社回答は消極的
20年間の時間短縮は見送り
さる10月5日秋闘についての会社回答がありました。
秋闘のメインは20年間改定されていない労働時間短縮に
関する要求です。今年掲げた一日の時短は家族団らん、地
域活動、文化、スポーツを楽しむためや、とりわけ育児に
関して大きく影響する課題です。ビジョンを示して時短を
取り組むべきと組合は考えています。時短が進んでいる支
部は毎年労使双方が努力して実った結果です。時間短縮は
賃上げと共に重要な労働条件です、終業午後5時半は多く
の社員が遅いと感じています。一日10分の短縮は5時終
業への一歩です。
交渉の中で会社は女性が活躍できるよう産前産後や育児
などの課題や営業職の休日を土、日曜以外になど検討課題
としていて後日組合にも考えを示すとの発言がありました。
初任給や最低賃金の引き上げ続く
非正規社員の処遇改善は急務
シニアパートナーは来年4月以降無年金期間が3年間と
なることから春闘に続いて今秋闘でも月額22.5万円時
給1400円を要求しました。時給1100円は厚生年金
が支給されるとの前提で決められたもの、時給1100円
から月額19万円に改善はされたもの定年前年収の5割以
下で無年金部分を補うにしてはまだ不十分です。
組合はIMITU日本電子支部で月額25万円以上で再
雇用者を処遇している実態を示し会社に再考を促しました。
なお会社は未来永劫このままで良いとは考えていないとも
発言してます。
東京地裁判 決、再 雇用後も同じ 仕事
賃下げは「不合理」
仕事内容は同じなのに定年後の再雇用で賃金を減らした
の は違 法 だと して 、 トラ ック 運 転手 3 人( 長 沢運 輸 、 横
浜市西区)が正社員と同じ賃金の支払いなどを求め訴え
た裁判で、東京地裁がことし5月13 日、原告の請求通り、
正社員 の賃金規定の 適用と 差額分計 4 1 5 万円 の支払い を
命じました。
20 13 年4月施行の改正労働契約法2 0 条は、労働条件の
相違は①「業務の内容及び責任の程度(職務)」②「職
務の内容及び配置の範囲」③「その他の事情」を考慮し、
「不合理であってはならない」としています。
3 人は2 0 1 4 年3 ~9 月に6 0 歳の定年を迎え、1 年契 約の
嘱託職員として再雇用。実際の仕事は定年前と同じでし
たが、賃金は約3割減らされました。
会社側は、6 5歳までの雇用延長を企業に義務付けた高
齢者雇用安定法に基づく再雇用で、労働契約法は適用さ
れないなどと主張しましたが、判決は、再雇用後も同契
約法が適用されるとした上で、「職務が同一であるにも
かかわらず、賃金格差を設けることは、特段の事情がな
い限り不合理だ」と断定しました。