平成 28 年度学生生活ガイダンス資料学務部学生課【重要】充実した学生生活を過ごすために気をつけたいこと－学生課からのメッセージ－楽しい学生生活も、ちょっとしたことでトラブルに巻き込まれることが多々あります。下記はその一例です。トラブルに巻き込まれた時、または、その危険を感じた時は、一人で悩まず、すぐ周囲の人に相談するとともに、学生課へも相談してください。『私は大丈夫！』と思わず、しっかりと自己管理・自己防衛を行いましょう。１．身近で起きるトラブルについて（１）ストーカー・ＤＶ等の被害についてストーカー行為・ＤＶは犯罪です。相手（加害者）は普通の心理状態ではないので、黙っていれば、どんどん被害が大きくなります。一人で悩まず、家族、友人など身近な方や、学生課やカウンセラー、警察相談窓口（連絡先＃9110）等へすぐに相談してください。＜あなたはどう思う？＞デート DV 編－女子学生が陥りやすい事例－デート DV は、お付き合いをするうちに二人の間で支配と服従の関係ができ、支配する側が言葉や行動、暴力によって精神的、肉体的に相手を支配することを言います。「相手に拘束されるのは自分が深く愛されているから」「自分が悪いことをしたので暴力を振るわれても当然」と思い込み、被害が拡大していく事例もあります。支配する側は、男性だけとは限りません。・居場所や行動を頻繁にチェック（監視）される。・LINE、メール、着信の履歴を確認される。・他の男性と話をすると怒る（キレる）。・からだを触ってくる（密着させてくる）。こんなのおかしい！この彼、普通じゃないよ。お友達にも聞いてみて！・言うことに従わないとキレる（感情で暴力をふるう）。・財布を管理される（貢がせる。お金を出さない）。 etc （２）インターネットに係わるトラブルについてインターネット上のトラブルが多発しています。あなただけではなく、あなたの家族、友人、大学にも被害が広がる恐れもありますので、被害にあった場合は、大至急、学生課に相談してください。・普通の Web サイトをクリックしたら出会い系やアダルト系サイトへジャンプし、高額な請求を受けた。・ブログやツイッターに書き込みをしたら、根拠のない誹謗中傷を受け、炎上した。 ◆人間関係のトラブルからなりすまし被害に！（実際にあった話）同じアルバイト先の男性から付き合ってほしいとの告白を受けた。それを断ったら、その人は私になりすまして LINE、ブログ、facebook に私の個人情報を公開した。知らない人から迷惑電話やメールがたくさん届いた。【要注意】ブログ、ツイッター、facebook、インスタグラム等を利用している人へ個人名を Web サイトで検索すると、その人のページに行きつくことができます。個人名を公開していなくても、友人がアップしたあなたの写真や情報が不特定多数の人に見られている可能性もあります。「Web 上に情報を公開すれば不特定多数が見ている可能性が高い」という自覚を持って利用しましょう。また、大学名を公開している人は、Web に掲載している内容が、本学の秩序を乱し、その他学生の本分に反したと判断できる場合は、処罰の対象となることもあります。ご承知置きください。（３）強引な宗教勧誘やカルト宗教についてサークル活動や慈善活動、語学講座を装い学生をメンバーにしようとする『カルト宗教団体』があります。手口は、普通のサークル活動の中で徐々に洗脳していくというものです。彼らは、精神的、肉体的、経済的にも大きな負担を強いてきます。「怪しいな」「おかしいな」と思ったら、相談してください。特に、強引な勧誘、物品の売りつけ、お金の話が出てきたら注意しましょう。 ◆学内展示の見学を装って宗教勧誘（実際にあった話）大学祭でクラブの作品展に来てくれた人と LINE 交換をした。後日、ファストフード店で会った。話をしていると、話題は次第に宗教勧誘へ。その後、教団の人が一人、二人と近付いてきて、教団本部へ無理やり連れて行かれた。信者に囲まれて入会を迫られた。心理的な圧迫を受け、入会せざるを得なかった。帰宅後、すぐに親へ報告。LINE 交換をした人には、入信する意思がないことと今後は二度と連絡をしないでほしいときっぱりと伝えた。（４）悪質商法下記のような事例やキャッチセールスによる物品販売等の被害が増えています。被害に遭った場合は、国民生活センター（0570-064-370）に連絡しましょう。・迷惑メールがきっかけの不当請求・マルチ商法・アポイントメントセールス、キャッチセールス・ネットオークション・オンラインショッピング・資格商法・訪問販売等 ◆就職活動に不安を抱えている学生へのアプローチ例（実際にあった話）「就職活動のアンケートに協力してください」と駅前で声を掛けられた。そのあと、「一流企業へ就職するには、しっかり準備をしなくてはだめ。内定たくさんもらった学生が受講している就活セミナーがあるので、あなたも受講しませんか？」と言われた。無料ガイダンスと聞いて参加したが、高額な DVD を買わされた。（５）薬物について薬物汚染が広がっています。大麻や覚せい剤、MDMA、危険ドラック、脱法ハーブ等を使えば「きれいになる」「頭がすっきりする」というのは大ウソ!! 合法ドラッグも違法です。最近では、お香、アロマ、バスソルト等、用途を偽って販売されているケースもあります。絶対に手を出さないこと!!所持しているだけで死刑になる国もあります。『一度くらいならば大丈夫』は絶対ない!! 薬物摂取、保有、飲用、栽培、売買は犯罪です。（６）飲酒・喫煙 20 歳未満の飲酒は法律で禁じられています。20 歳以上であっても、節度ある飲み方をしてください。酔うと気が大きくなり、非常識な行動をする場合がありますので、飲みすぎには注意してください。同様に、20 歳未満の喫煙も法律で禁じられています。喫煙は、百害あって一利なし。喫煙者だけではなく、周囲の人にも副流煙被害も生じます。母性保護の観点からも、好ましい事ではありません。飲酒時の行動が本学の秩序を乱し、その他学生の本分に反したと判断できる場合は、処罰の対象となることもあります。ご承知置きください。なお、未成年者に飲酒、喫煙を勧めることも違法です。 ◆酔っぱらって行った例（実際にあった話）・居酒屋でどんちゃん騒ぎをし、他のお客様に迷惑をかけた。店内を汚し、物も破損した。・駅のコインロッカーの中に入った写真を SNS に公開・明らかに未成年であるとわかる人が、飲酒場面をツイッターで公開した。 ↑ ２０歳未満の人２．アルバイトについて（１）高額アルバイトに注意！高度な専門知識や引っ越しや工事現場等の肉体労働ではないのに、短時間で高額な給与が支払われるアルバイトはありません。また、詐欺紛いのアルバイトもあります。曖昧な労働条件や給与体系のアルバイトには、十分気を付けましょう。 <参考>東京都の最低賃金：時給 907 円 ◆詐欺被害：アルバイト料の未払い例（実際にあった話）大手の求人サイトを見て、お菓子の製造補助に応募した。会社から、「募金活動を 10 回程度行った後に工場へ配属する」と言われた。指示通り、募金活動を 10 回行ったところ、「あなたにクレームが入ったので、その問題が解決するまでは給料を支払わない」と会社から言われた。クレーム内容をたずねたところ、反対に、「上司に文句は言わない、 SNS 上に情報は載せないという契約を交わしただろう」という全く記憶にないことを言われた。給料が未払いのまま、アルバイト先とも連絡が取れない状態になった。埼玉県の相談窓口に連絡したところ、警察への通報を勧められた。警察からは、証拠がないので事件として扱えないと言われた。求人サイトにも連絡したが、「掲載は既に中止した」という回答だけであった。（２）学生に適しているアルバイトかを考え、確認してから行いましょう。社会には、色々な職業があります。しかし、学生が行うアルバイトとして適していないものもあります。労働条件を書面で確認し、十分に検討してから行いましょう。 ●禁止しているアルバイト性的行為を伴うもの、ギャンブルに関わるもの、マルチ商法など法令に違反するもの ●好ましくないアルバイト終了時間が 21 時を超えるもの、登録制派遣業務、酒席での接待業務、賃金や勤務時間などの労働条件が不明確なもの・21 時以降のアルバイトは、睡眠不足となり、翌日の授業に差し支えるので極力避けましょう。また、21 時以降は性犯罪発生件数が急激に増加するので、帰宅時は十分に注意すること。・お酒を提供するアルバイトは、酔った客とのトラブルも多く起きています。十分に注意してください。客と同席してお酒を提供するアルバイトは、絶対に避けましょう。・危険を伴うアルバイト、人体に有害なアルバイトは、女性には好ましくありません。・違法なアルバイトや風俗営業でのアルバイトは、自分を傷つけるだけではなく、暴力団組織等とつながっていることが多いので禁止です。３．ハラスメントについて教育の場におけるハラスメントとは、学修、研究、大学生活等の場面において、相手の人格的尊厳を傷つける言動・行為、ならびに、相手の意に反する行為や言動によって他者に不利益や不快感を与える行為により、学修・研究環境を悪化させることを言います。ハラスメントを受けた場合は、ハラスメント相談員、またはお近くの教職員まで相談ください。ハラスメントについては、『セクシュアル・ハラスメント防止ハンドブック』に記載されています。相談窓口（相談員とその連絡先）も記載されていますので、該当する場合には、速やかに申し出てください。学生手帳にも、ハラスメントに関する相談から解決までの流れの記載があります。 <大学で起こりやすい主なハラスメント> ○セクシュアル・ハラスメント意図的であるかを問わず、相手の意に反する性的な言動や行為により、相手に不快感および不利益を与え、人格的尊厳を著しく傷つけるとともに、教育、研究、修学の環境を悪化させることを意味します。セクシュアル・ハラスメントは男女間だけに起こる問題ではなく、同性間でも起こります。 ○アカデミック・ハラスメント教育・研究上における権限や地位を利用した不当な言動により、立場の弱い相手の学修意欲や研究意欲を低下させるとともに、人格的尊厳を傷つけ、教育、研究、修学の環境を悪化させることを意味します。一般的に、教職員が学生に対して行う行為というイメージですが、学生が授業中に行う私語も、他の学生の授業を受ける権利を阻害しているだけではなく、授業を行う教員の権利を奪うハラスメント行為です。 ○パワーハラスメント卒業生、先輩学生等の優位な立場にいる者が、地位や権力を利用して弱い立場にいる者（後輩）に対して精神的苦痛や不利益を与える行為を意味します。例えば、サークルで先輩のパシリにされる、打ち上げの会で先輩から一気飲みをするよう強要された、等がこれにあたります。 ○そのほかのハラスメントいじめ、公共の場（教室やトイレ等）における特定の人の噂話、コンパ等での飲酒の強要、等４．学生生活に関わるさまざまな相談について学修に関することはもちろん、将来のこと、クラブ活動、奨学金、心とからだに関すること等、困っていることがあれば、遠慮なく教職員に相談してください。あなたの学生生活をサポートします。学修に関すること（履修したい科目や専攻について等）、学生生活全般 → アカデミックアドバイザー授業時間割・休講に関すること、履修に関すること等、履修関連事項 → 教務課奨学金に関すること、クラブに関すること等、学生生活関連事項 → 学生課進路に関すること → 就職課（文京キャンパス。新座キャンパスは学生課でも可）心とからだに関すること → 保健センター（詳細は『保健センター利用案内』を参照）＊学生課に「何でも相談コーナー」があります。困ったら、どんなことでも相談に来てください！跡見学園女子大学の学生支援跡見学園女子大学は、「実践的な教養を備え、自律し自立した女性の育成」という本学の教育理念に基づき、学生が安心して学修に専念できるよう、以下のように学生支援を行います。１．学生が自ら修学計画を立案し主体的に学べるよう、アカデミックアドバイザーを中心に学内連携を図りながら支援します。２．学生が安定し充実した大学生活を過ごせるよう、課外活動支援や生活支援、ならびに心身の健康に関する支援を充実させるよう努めるとともに、学生が自分に適した進路を選択できるよう、キャリア支援を行います。３．学生が安全かつ快適に大学生活を送れるよう、学生の人権を尊重しハラスメントのないキャンパス作りに努めます。