見積りガイド 製品紹介 ご利用方法 まず始めに、 (1)登録年月 (2)型式(通称・フル型式) (3)グレード (4)エンジン型式 (5)ミッションタイプ (6)トリムコード (7)外装色(ボデーカラー)コード (8)車台番号 を、車検証やコーションプレートおよび現車を見て確認します。 見積りガイド2~3ページにある『目次』から、見積りする車種が掲載されているページを探 します。各ページ上の欄外にも車種名や型式などが表示されています。 必要なページが見つかれば、ページの最初に記載している「モデルバリエーション」を調べ、 見積りする車の (1)登録年月(期間に含まれるか) (2)型式 (3)グレード (4)エンジン型式 (5)ミッションタイプ に該当する車種があるかどうか探します。 ※メーカーラインでの生産期間と販売期間にはズレがあります。期間欄では主に生産期間を表示してい ますので、登録年月や実際の販売期間と一致しない場合もあります。 該当する車種がない場合は、見積りする車にもっとも近そうな車種を選んでください。な お、期間欄のもっとも新しい数字が、ほぼその車種の見積りデータの制作時期にあたりま す。それ以降の追加車種、マイナーチェンジなどに関係する資料は含まれていませんので ご注意ください。 収録部品は『ボデーパーツ』と『メカパーツ』の大きく2つに分かれています。エンジンおよ びシャシー関係の部品は『メカパーツ』のページをご参照ください。 ※現車のエンブレムや装備からグレードを確定できない場合は、車検証の「型式指定番号」と「類別区分番号」 を確認の上、自動車販売会社等にお問い合わせください。 ※外装色(ボデーカラー)コード、トリムコード、エンジン型式は現車のモデルナンバープレートに表示され ています。モデルナンバープレートの位置と表示方法は、メーカーや車種によって異なります。 わかりにくい場合は自動車販売会社または部品販売会社にお問い合わせください。 ※部品を発注する場合、上記項目1の(1)~(7)を部品会社に連絡すると、部品の間違いを減らすことができます。 部品価格は4月(前期)・10月(後期)の大幅改定時期にあわせて更新しています。 ただし、メーカーによる部品価格の発表時期や弊社の資料入手タイミングによって、前後する場合もあります。正確な 価格については部品販売会社でご確認ください。 また、部品価格は毎月変更されています。部品価格確認の済んでいない見積書には「部品価格の変更によって合計が 変わる場合もあります」などの保留条件をつけるべきでしょう。 部品の収録範囲 本書は自動車メーカーの部品資料を基に、よりわかりやすく、より短い時間で事故車の概算見積書を作成することを 目的に編集されています。 ●中損以下の事故車見積りに必要な範囲の部品を収録しています。主に大損車に必要とされているような部品は 収録していません。 ただし、事故の損傷は様々ですから、中・小損の場合でも、必要とする部品が収録されていない場合もあります。 ●エンジンや電装関係の部品は、事故車見積りに常に関係しそうな部品以外は収録していません。 ●ボルト、電球、タイヤなどの規格品・消耗品類は収録していません。 これらの部品はマイナーパーツまたはショートパーツで計上してください。 ・引き出し番号 イラストの引出番号を参照することで、部品名称、番号、価格がわかります。 イラストに含まれる部品が2点以下の場合、イラストを省略することがあります。 ・部品番号 部品番号を利用すれば、スムーズに発注ができます。 部品番号欄の※マーク (1) 部品番号欄の※マークは、部品番号がメーカーの資料に掲載されていない 場合や、特定できない場合を表しています。 (2) 部品番号末尾の※マークは、色番号などの末尾2~3桁の番号、またはアル ファベットを省略していることを表しています。末尾番号によって価格が異なる場 合は、「3,000~5,000」のように、最高価格と最安価格を表記しています。 ・部品価格 部品価格はメーカー希望標準価格です。地域や部品販売会社、受発注サイドの 取引状況などによって異なる場合があります。正確な金額は発注前に確認してく ださい。 部品価格が空白の場合 カーメーカーの資料に部品価格が掲載されていない場合、部品価格欄は空白に なっています。これらの部品は在庫に不明確な点があるため、部品販売会社に 問い合わせてください。 ・部品個数 クリップなどのように、同じ部品がいくつも必要になる場合は、編集上で判明した限り、必要最大の個数を表示しています。 数が確定できない場合は空欄になっています。なお複数個の表示がある部品でも、部品価格は1個の価格です。 新型車の発売開始後、しばらくすると、同じ部品なのに部品番号だけ変更される場合があリます。これは他車種との部品の 共通化、部品の品質やコストなどの改良のためで、「代替部品」と呼ばれます。 代替部品は、旧部品番号で発注しても自動的に新部品番号に読み替えられるため、特に問題は生じません。ただし、代替 部品化に伴って部品供給形態や材料費などが変更されていると、部品価格が変わっている場合があります。また、取付け時 に若干の加工が必要な場合もあります。 本書に表記されている作業指数は、「標準作業指数」と「参考指数」の2本立てです。 ●_(下線)付きの「標準作業指数」は、日本アウダテックス社発行の『指数テーブル』に準じた数値となっています。 いわゆる「損保指数」です。 ● 上記以外の指数は「参考指数」です。これは弊社の調査などを基にした「私的」な指数です。取り扱いには充分 注意してください。 指数の選択方法 【例】(フロントフェンダより) [500]フロントフェンダパネル片側脱着〔D〕 0.40・・・基本指数 ↓ ↓ [520]フロントフェンダパネル片側取替〔X〕 0.70・・・基本指数 ・ サイドシルガーニッシュ取替 割増 +0.30・・・割増指数 [530]フロントインナフェンダ片側取替(単体作業)〔X〕 0.30・・・単体作業 通常は該当する基本指数のみを選びます。すぐ下の行に「・」で始まる割増指数 がある場合は、条件に応じて基本指数を割増します。例の場合、フロントフェン ダパネル片側取替は0.40となり、サイドシルガーニッシュの取替を同時作業 する場合は、割増指数を加えて0.70となります。 単体作業は、その作業のみを行った場合に選択できます。例の場合、フロント フェンダパネルを取替える場合は選択できません。 指数欄が※マークになっている場合、車の仕様や作業内容によって指数が異なり ます。すぐ下の「・」で始まる項目の中から選択します。 ●[ ]で記された数字は、整理上の都合によるものです。見積書作成では無視してください。 ●指数欄に記されている部品名は、弊社の慣用にしたがって表記を統一しています。実際に作業に関わる部品名とは一部 異なる場合があります。 【例】 指数での表記・・・フロントフェンダロワモールディング 実際の部品名・・・フロントフェンダーロアモール 作業指数にあなたの工場のレーバーレートを掛けると工賃が計算できます。 指数とは、作業時間を基に工賃計算の基本となるように設定された数字のことです。 実際の作業時間と「=(イコール)」ではありませんが、工賃を計算する時はある種の時間として扱うことになります。 この場合、1時間を10分割して表していますから、1.50は1時間50分ではなく、1時間30分になります。 レーバーレートは工場ごとの1時間あたりの工賃の「定価」あるいは「標準価格」です。レーバーレートと指数を掛け合わせ ることで、特定の作業の工賃が計算できます。 【例】フロントバンパ取替 例題(左図参照)の場合、フロントバンパの部分を見ると、取替作業の指数が0.90であ ることがわかります。 レーバーレートは工場の人件費や運営費、設備費などから計算し ます。 詳しい話は省略しますが、仮に計算の結果6,500円であったとしましょう。この 場合、フロントバンパ取替の工賃は、 0.90(指数)×6,500円(レーバーレート)=5,850円(工賃) となります。見積りが必要な部品について、上記の計算を繰り返すことで、修理作業全体 の工賃を計算することができます。指数の選び方については上記の項目「作業指数」を 参照してください。 3種の記号によって、該当車種の選択に必要な条件をつなげて表現しています。 【 例 】 記 号 意 味 例 題 大阪府 堺市 (空白) ○○の△△ ・ ○○と△△ 関西 大阪市・京都市 (ただし、単独では使わず、空白記号等と複合的に使用する) (関西の大阪市と京都市) (中黒) , (カンマ) (大阪府の堺市) 大阪市,京都市 ○○または△△ (大阪市または京都市) 上記の記号を本文中の内容で説明します。(※上記イラストのデータ内容とは異なります) ★(空白)による表現 2WD GX ABS付 2WDのグレードGXのABS付の車に適用 ★「,」による表現 GX,LX,MX グレードGXまたはLXまたはMXの車に適用 ★「,」と(空白)による表現 GX,LX 5MT GX グレードGXの全車に適用 LX 5MT グレードLXの5MTの車に適用 2WD GX 2WDのグレードGXの車に適用 2WD LX 2WDのグレードLXの車に適用 ★「・」と(空白)による表現 2WD GX・LX ★複雑な組み合わせによる表現 2WD 4AT・3AT GX・LX,4WD 2WD 4AT GX 2WDの4ATのグレードGXの車に適用 2WD 4AT LX 2WDの4ATのグレードLXの車に適用 2WD 3AT GX 2WDの3ATのグレードGXの車に適用 2WD 3AT LX 2WDの3ATのグレードLXの車に適用 4WD 4WDの全車に適用
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