きのこの種類により、腹痛などの胃腸障害から死に至るほどの食中毒が

今月はきのこについての特集です
キノコは菌類であり、分類学上はカビに近い仲間で、その本体はカビのような
菌糸というものです。キノコとは胞子をつくるための器官で、ある時期に肉眼で
見えるようになったものなのです。日本には少なくとも約5000種のキノコがあ
ると言われますが、日本のキノコの分類はまだ十分ではなく正確な数はわかって
いません。また、日本でとれるキノコの内で正式な名前の付いているものは、約
3分の1とも言われています。
きのこの種類により、腹痛などの胃腸障害から死に至るほどの食中毒が
発生することがあります。食毒の区別が難しいものが多く、安易な判断に
より中毒が発生することも多いです。はっきり解らないきのこは「採らな
い」「食べない」「人にあげない」です。
① 縦に裂けるきのこは安全
ほとんどのきのこは縦に裂けます。
ドクツルタケ等の猛毒きのこも縦に裂けます。
② 虫食いきのこは毒がない
どんなきのこにも虫が付きます。
③ 塩漬けにすると毒が消える
消えるきのこもあるのですが、専門家がやらないと危険です。
④ なすと一緒に料理すると毒が消える
なすびに毒消しの効果は見つかっていません。
⑤ 銀のスプーンと煮ると毒が消える
銀で毒の成分が消えることはありません。
⑥ 裏がスポンジ状のきのこには毒がない
毒があるきのこも存在します。ドクヤマドリは猛毒です。
もし、きのこを食べて体に異常を感じたら・・・・
医療機関をすぐ受診する。その際、食べたきのこを持参し、症状をきちんと説明する
きのこの中毒のなかで最も危険!
食後5~10時間後に下痢、吐き気等の症状が
現れ内臓が破壊され死に至る。
国内死亡例のほとんどがこのグループです。
若いものはシイタケに似ており、多少成長した
ものはヒラタケやムキタケによく似ている。
時には、同じ樹上にツキヨタケとムキタケとが
混ざって生えていることもあるので、1個ずつ
ていねいに鑑別しなければならない。
裏がスポンジ状(イグチ科)の毒きのこ
酒を飲む前後に食べると中毒するもので
中毒症状は顔・首・胸が紅潮し、はげしい
頭痛・めまい・嘔吐・呼吸困難・不快感等で
大変苦しむ。
猛毒
低カロリーでダイエットにぴったりです。その上腸内の環境を整える食物繊維が
豊富です。抗がん作用もあるきのこもあります。きのこの成分中のβグルカンから
抽出される物質にがんの進行を抑える働きがあると確認されてます。
またビタミンE、Dも含まれており、ビタミンEには抗酸化作用による動脈硬化の
防止、ビタミンDは骨粗しょう症の予防に効果的です。しいたけなど多くのきのこ
類にはグアニル酸を含み、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と並ぶ三大旨み
成分を含む為おいしいのです。
★ 汁物・和え物・炒め物など、洋風に食べるのもよい。
★ 体表にできた腫脹を治し、鎮痛作用があるといわれている。
また、カシン・ベック病(奇形性骨関節炎)の治療薬として
用いられている。
★ シメジは、ビタミンB2を豊富に含んでいる。ビタミンB2は、
細胞の再生を助け成長の促進作用がある。
また、体内の組織において脂質が酸化されると様々な障害が
生じるがビタミンB2にはこの酸化を抑える作用があり、動脈
硬化や糖尿病などの予防に効果があるといわれている。
★ 美味なキノコの代表格である。あらゆる料理に適しているが、
汁物、天ぷら、ホイル焼、味ご飯、煮物など和風にも洋風にも
合う。
花梨茶(かりん茶)は、韓国で昔から親しまれてきた
お茶で、のどにもいいと言われています。お茶の他
料理の隠し味、デザートのトッピング等、お好みで
お召し上がりください。
バラ科に属する植物で、晩秋には黄色の果実を実らせ、
芳醇で心なごむ香りが特徴です。中国で2000年も前から
食用はもちろん、衣類に香りをつけたり室内で芳香を楽
しんだりするのに用いられてきました。ビタミンやミネ
ラル、カリンポリフェノール、リンゴ酸・クエン酸等の
有機酸を含みます。
鼻の働きとは、「臭いを感知する」「空気の清浄化、加温・加湿」のほかに
なんでしょうか?
1.発声を助ける
2.気温を感じる
3.涙を作る
鼻血は鼻の中のどの部分から出血することが多いのでしょうか?
1.特別な部分はなくいろいろなところ
2.鼻の奥の天井と呼ばれる部分
3.鼻孔の入り口近く
◎正解は来月号にて発表します。
Q1.ヒトの胃袋は一体どれだけの量の食べ物が入るのでしょうか?
1.約500ml
2.約1500ml
2.約1500ml
個人差はありますが、約1200ml~1600mlの容量があります。
3.約3000ml
Q2.膝を故障して炎症を起こすと「膝に水がたまる」とよく言いますが、この「水」が果たしている役割と
異なるのはどれでしょうか?
1.膝の炎症部分を冷やしている
1.膝の炎症部分を冷やしている
2.膝関節軟骨に栄養を与え、膝の
膝関節で連結している大腿骨と頸骨のそれぞれの接点は、
動きをなめらかにする
関節軟骨で直接触れ合っています。関節軟骨には神経も
3.膝関節軟骨が磨り減り、はがれ
血管も通っていないため、栄養は関節液を通して摂取し
た組織を排出しようとしている
ます。一般的に「水」とよばれるのは関節液のことです。