経済学部 - 慶應義塾大学 学部入学案内

経済学部
経済学科
我が国の経済学は、慶應義塾の創設に始まり、本学部の前身である
経済学部
世界をリードする、次代の経済人を育成
文学部
Faculty of Economics
理財科により体系化されました。それゆえ、「慶應経済人」と称された卒業生たちは、
そして今日、日本の経済人に期待されているのは、国際的に通用する学識と同時に、
地球規模で生じている課題に対して、痛みを共有し、世界のリーダーシップを担える能力です。
法学部
明治以降、日本経済の発展に指導的役割を果たしてきました。
経済学部は、国際舞台でも経済学を武器に十分に発言し議論できる能力を養い、
商学部
世界経済をリードしうる次代の経済人の育成を目指しています。
基 本 への確かな知見を、実践のために
基本原理に対して確かな知見を持つとともに、それを応用・実践できる能力を養うことが不可欠になってきます。経済学部
医学部
経済学部の教育目標は、上記の通り、世界をリードする次代の経済人を育成することです。
そのためには、まず経済学の
ではそのような目標の達成へ向けて、例えば、経済学を学ぶことで国際的なエコノミストとしてどのように活動できるのかと
いった、理論を実践へと高めていく能力を開発する教育を積極的に展開しています。一方で、教養豊かな人を育てることも
人材の育成を目指しています。
私たちは今、情報の時代に生きています。情報の受信や処理、発信に見られるめざましい展開は、人々の知的能力に新たな
要求をつきつけています。
さらに、新しいメディアによる情報へのアクセスが多彩かつ容易になるにつれ、これらを積極的に活
応える人材を育成することも、経済学部の大切な使命であると考えています。
一 歩 先を行くためのカリキュラム改革
カリキュラムの改革も行っています。例えば、国際社会で活躍できる人材を育成するために、英語による経済学教育や海外
の大学とのダブルディグリー・プログラムを推進。自分で考えをまとめ世界に発信していく能力を身につけてもらうために、
自ら研究テーマを選び 1 年をかけて論文を執筆する研究プロジェクトや、2 年間にわたり学友と切磋琢磨できる研究会
看護医療学部
日本最古という伝統を持ちながら、積極的に新しい教育に取り組んできた経済学部。時代の変化を先取りして、思い切った
環境情報学部
かしつつ、高次の情報を自ら創造する力量が問われるようになってきました。経済の領域において、
これらの要請にしっかりと
総合政策学部
情 報の時 代にしっかりと対応
理工 学 部
経済学部の大事な使命です。経済学の知識のみに特化するのではなく、幅広い領域の学識をバランスよく身につけること
も重要です。そこで経済学部では、200 近いテーマを持つ豊富な総合科目を用意し、専門と教養の両面から、魅力ある
(ゼミナール)などの少人数教育にも力を入れています。
また、2016 年度からは、英語のみで学位取得が可能な 9 月入学
薬学部
の 4 年間一貫プログラムPEARL(p.28、p.156 参照)がスタート。国際色豊かな経済学教育のさらなる強化を図ります。
ホームページで、より深く経 済 学 部を知る
[PickUpMenu]カリキュラム|PCP|研究プロジェクト|先輩たちの快答集 ほか
http://www.econ.keio.ac.jp/
*慶應義塾ホームページから 教育>学部>経済学部 とアクセスすることもできます。
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4 年間のカリキュラム
自分に合った経済学の学びの入口
変化の激しい現実の社会で活躍するには、単なる知識にとどまらない思考力を必要とします。
しかし、思考力を鍛える道は一つではありま
せん。一般的な仮定・前提から出発して論理的に答えを導く数学的・演繹的能力を高めることもその一つですし、経験的事実を積み重ねて、
その教訓に学びつつ、事実の積み重ねから結論を導く帰納的手法もその道の一つです。2013 年度より導入された新カリキュラムでは、
A方式(数学利用)
とB方式(世界史または日本史利用)
の一般入試方法に対応して、履修タイプA(経済理論・数学先習型)
と履修タイプB
(経済実態・歴史先習型)
という
「学びの入口」
を二つ用意し、学生一人一人が、
より興味がある道にまず学習のウェイトを置いてもらいます。
そして4 年間をかけて二つの手法を習得し、経済学的思考の総合力を養っていきます。
経済学を究める専門教育
経済学の専門教育は 1 学年から行われます。
1・2学年では、より興味のある道から入って経済学の基礎的な視点と方法を学習します。
3・4 学年では、学ぶ領域を本格的に広げ、専門性を深めます。経済学の根幹をなす 10 分野からなる基本科目は相互につながりを持って
います
(p.28 知の体系の樹―教育領域の系統図―参照)。
また、大学院修士課程に設置されている科目が基本科目の一部に併設されて
いるので、3・4 学年のうちに、大学院で行われるより高度な科目を履修することが可能です。
さらに、東京工業大学とは単位互換制度を
実施しており、理科系の専門科目を履修することもできます。
目標に応じて選べる3つの柱
経済学部の専門教育には、
「 研究会(ゼミナール)」、
「 PCP(プロフェッショナル・キャリア・プログラム)」、
「 研究プロジェクト」
という3 つの
柱があり、一人ひとりの目標に応じて選ぶことができます。
これは、慶應義塾大学経済学部カリキュラムの大きな特徴の一つと言えるでしょう
(詳細は p.27 参照)。研究会では、少人数クラスで 2 年間専門分野を深く学び、その成果を卒業論文にまとめます。PCP では、すべて
英語による実践的な経済学教育を少人数で行い、国際社会で活躍できる人材の育成を目指します。研究プロジェクトは、経済学に限らず
さまざまな分野の中から学生が自ら選んだテーマについて、教員による直接の指導の下で 1 年をかけて論文を執筆するというコースで、
学生に多様な研究の機会を提供することを目的にしています。
学年
1
2
キャンパス
カリキュラムの
流れ
総合教育科目、外国語科目とともに
経済学の基礎を学ぶ。
総合教育科目
Ⅰ系/自然・数理系 Ⅱ系/人文・社会系 Ⅲ系/総合・関連系
自分の目標と関心に沿って、①研究会② PCP ③研究プロジェクトから学習
の中心となる柱を選択。選択した柱に従い、卒業論文、英文エッセイの提出、
研究成果発表を行う。
3 つの 柱
研究会(ゼミナール)少人数クラスで2 年間専門分野を学習。卒業論文を提出。
PCP
2 年間のコースワークにより、専門大学院進学などに向けての基礎力を養成。
研究プロジェクト 自ら研究テーマを選び、1 年間で成果を提出・発表。
英語セミナー、英語リーディング
外国語Ⅱ
ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語(いずれかひとつを選択、留学生は日本語を履修)
外国語Ⅲ
ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語(語種変更者)、
ロシア語、韓国朝鮮語、
イタリア語、
その他(選択)
4 年間履修可能(選択)
基礎科目
専門教育科目
選択必修
基本科目
選択必修
特殊科目
選択
関連科目
選択
必修
履修タイプB
必修
履修タイプA
選択
履修タイプB
(経済実態・
歴史先習型)
必修
基礎教育科目
選択
履修タイプA
(経済理論・
数学先習型)
必修
体育科目
1 学年の対象領域に加え、
経済学の専門知識を深める。
4
三田
英語(Study Skills)
外国語Ⅰ
外国語科目
3
日吉
微分積分、線形代数、
統 計 学Ⅰ、統 計 学Ⅱ
日本経済概論、歴史的経済分析の視点、微分積分入門、
線形代数続論、情報処理Ⅰ、情報処理Ⅱ、情報処理Ⅲ
日本経済概論、歴史
的経済分析の視点、
統計学Ⅰ、統計学Ⅱ
数学概論Ⅰ、数学概論Ⅱ、微分積分入門、微分積分、線形代
数、
線形代数続論、
情報処理Ⅰ、
情報処理Ⅱ、
情報処理Ⅲ
マクロ経済学初級Ⅰ、 ミクロ経済学初級Ⅰ、ミクロ経済学初
マクロ経済学初級Ⅱ 級Ⅱ、
経済史入門Ⅰ、経済史入門Ⅱ
マクロ経済学初級Ⅰ、 ミクロ経済学入門Ⅰ、ミクロ経済学入
マクロ経済学初級Ⅱ 門Ⅱ、
経済史概論Ⅰ、経済史概論Ⅱ
経済と環境、経済思想の歴史Ⅰ、経済思
想の歴史Ⅱ、計量経済学概論、マルクス
経済学Ⅰ、マルクス経済学Ⅱ、経済数学
Ⅰ、経済数学Ⅱ、経済数学Ⅲ、社会問題Ⅰ、
社会問題Ⅱ、
フィールドワーク論
AからJまでの10 分野のうち3 分野以上にわたり、合計 12 単位以上を取得
A 経済理論
B 計量・統計 C 学史・思想史 D 経済史
E 産業・労働
F 制度・政策 G 現代経済
H 国際経済
I 環境関連 J 社会関連
簿記、確率論入門Ⅰ、確率論入門Ⅱ、解 毎年設置される科目より履修。研究会、PCP、研究プロジェクトを含む。
析学入門Ⅰ、
解析学入門Ⅱ
(以上選択) (以上選択)
民法Ⅰ、民法Ⅱ、商法Ⅰ、商法Ⅱ、労働法、租税法、会計学、経営学
*他学部設置の専門教育科目も含む(以上選択)
(2016 年 4 月 1 日現在)
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専門教育の3つの柱
研究会(ゼミナール)
河端瑞貴研究会
河端 瑞貴 教授
本研究会では、
「 空間」
を切り口に都市・地域の経済・政策課題を分析し、その理解と
解決を目指しています。分析には GIS(地理情報システム)
を活用します。GIS の強みは、
文学部
GISと空間データにより、
さまざまな経済・政策課題を分析
空間情報を視覚化できるだけでなく、空間的位置関係に基づく分析を行えることにあり
ます。医療、環境、交通、福祉、防災などの政策課題には、空間構造と密接に関わるもの
上げる力、1+1 が 3 以上になるグループワークの力を身につけてほしいと思っています。
経済学部
が少なくありません。GISと空間データで分析すると、そうした課題に新たな知見を提供
できると期待しています。学生には、
自分でテーマを見つけ、
自分で判断して論文をまとめ
● 学生の卒業論文テーマの一例:
「東京 23 区の母子世帯セグリゲーション分析」、
「 街に電線は必要か」
学生からのメッセージ
法学部
私は、
「 個人の価値観による住みよい街検索システム」の開発を行っています。
「 物件検索システム」には、住居の前に
決めるはずの“住む街”を検索するシステムがないことに不便を感じたことがきっかけです。現在、研究成果を
『どこ住吉』
という名前の WEB サービスとして公開しています。今までまったく縁のなかったプログラミングを独学で学び、システム
を完成させることを通じて、
自分で新たな知識を求めて新しいものを創り出す、パイオニア精神を学ぶことができました。
商学部
経済学部 経済学科 4 年(広島県・広島市立舟入高等学校 出身)
PCP(プロフェッショナル・キャリア・プログラム)
世界で活躍するための、英語による専門教育
PCP 科目
「JAPANESE FINANCIAL MARKETS AND INSTITUTIONS」担当 別所
俊一郎 准教授
人材が強く求められています。PCP は、そのような時代のニーズに応えるコミュニケー
ションスキルの養成を目指し、
すべて英語で行われる少人数の専門教育です。授業では、
医学部
経済がますますグローバル化する中で、英語を用いて説得力のある議論を展開できる
自ら問題意識を持ってもらえるように課題を与えながら導き、結果として自分で考えて
行動できる人材の育成を念頭に、演習に力を入れています。
また、海外からの留学生も
活躍できる人材に成長してほしいと思っています。
理工 学 部
参加しているので、日本にいながら国際的な雰囲気の中で自己を表現する経験を積む
ことができます。PCP を選択する学生には、
自らの将来をしっかりと見据え、世界を舞台に
学生からのメッセージ
総合政策学部
PCP では、プレゼンテーションにおいて、英語で人の意見を聞き、自分の意見を述べる機会が数多くあります。私は、
そういった学びが、“ 世界を股にかけて活躍する”というキャリアを実現するために大いに役に立つと考えました。現在は
「INTRODUCTION TO FINANCE」
という授業でファイナンスの基礎を学んでいます。英語力はもとより、“ 多少正し
くない英語であっても何とか自分の意見を伝える” 能力、
そしてその意識を培えたことは大きな収穫だと思います。
経済学部 経済学科 3 年(広島県・私立広島学院高等学校 出身)
自主的な研究を論文に、人に伝わる構成で
2015年度研究プロジェクト担当
長田 進 教授
本コースの一番の特徴は、自主性や積極性が問われること、学生からの働きかけに
テーマについての研究機会を提供している点も特徴と言えるでしょう。
もちろん、一年間
での論文執筆は、研究能力を大きく伸ばすことにつながります。論文とは、学問的な研究
を文章で表現することですが、同時に内容が伝わるように構成することも大切です。研究
プロジェクトでは、
「 人に伝える」
ための作業の重要性を実感してほしいと思っています。
学生からのメッセージ
薬学部
●学生の論文テーマの一例:
「『地元愛』は就業意識に影響するか-地方出身学生へのインタビュー調査
から」、
「 地域経済の成長に高速鉄道が与える影響-新幹線網の事例を用いた国内における実証分析」
看護医療学部
よって開講することです。少人数制で教員と学生の距離が非常に近く、経済学以外の
環境情報学部
研究プロジェクト
私の出身地である浜松市は、人口 80 万人の政令指定都市でありながら、中心市街地の賑わいが失われつつあります。
そこで、
「 静岡県浜松市駅前中心市街地における歩行空間の変遷」
をテーマに、百貨店の撤退・倒産、大型ショッピング
センターの進出といった変化の中で、歩行量などがどのように変化しているかを分析しています。挫折を経験しながらも、
論文を完成させるという目的を忘れずに研究に取り組む姿勢が身についたことは、今後の糧になると考えています。
経済学部 経済学科 4 年(静岡県・県立浜松北高等学校 出身)
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経済学の学 問体系
経済学の学問体系は星霜を経た大樹であり、基盤には経済学が誕生してから200 年以上の年齢が刻まれると同時に樹冠も豊かで、その
なかには分岐して間もない若枝もあります。慶應義塾の経済学部では、各自が自分の最も関心の強い専門分野を選ぶことができます。
そして、ゼミナールでの討議や共同研究、
さらに卒業論文の作成を通じて、国際的に活躍できるエコノミストに成長していくのです。
知の体 系の樹
ミクロ経済学中級Ⅰ、
ミクロ経済学中級Ⅱ
マクロ経済学中級Ⅰ、
マクロ経済学中級Ⅱ
独占資本主義論
― 教育領域の系統図 ―
国際貿易論、国際金融論
経済発展論
自然・数理
人文・社会
国際
経済
現代
経済
日本経済史、欧米経済史
経済史
アジア経済史
人口論、産業社会学
社会史
総合教育領域
計量経済学中級、計量経済学上級
経済統計、確率・統計
計量・ 社会科学基礎論
統計
工業経済論、農業経済論
産業・
産業組織論、労働経済論
労働
社会政策論
経済
理論
社会
関連
基 幹 的ディシプリン
総合・関連
現代日本経済論
日本資本主義発達史
現代資本主義論
経済体制論
【特殊科目】
【基本科目】
経済政策論
制度・
財政論、金融論
政策
日本経済システム論
学史・ 経済学史Ⅰ、経済学史Ⅱ
思想史 社会思想、社会思想史
環境
関連
経済地理、環境経済論
都市経済論
専門教育領域
To p i c s
新 時 代を見 据えたプログラム
経済学部では、新たな時代に果敢に挑戦しようという意欲に応え、
その力を養うため、例えば次のようなカリキュラムを提供します。
P E AR Lの創 設
経済学部は、4 年間一貫して英語で経済学を学ぶ 9 月入学のプログラム
「Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership
(PEARL)」
を創設しました。PEARL は、
しっかりとした経済学の知識を基礎に語学力を生かして世界を舞台に活躍する、先導者の輩出を目的として
います。定員は約 100 名で、
日本人、外国人を問わず国内外から幅広く学生をプログラムに受け入れます。
PEARLの入学選考は書類審査のみで、学力を判定するためのIB、SAT、もしくはACTの成績、英語能力を測るためのTOEFLまたはIELTSの結果、
そして、各人の志望動機や適性を見定めるための志望理由書などをオンライン
(一部郵送)で提出してもらい、これらを総合的に評価して合否を決定
します。面接や独自の筆記試験はありません(p.156 参照)。
PEARL のカリキュラムは、履修タイプ B(経済実態・歴史先習型)
と同じです(p.26 参照)。PEARL の授業はすべて英語で行われますが、日本語を
母語としない学生のために集中的に日本語を学べる授業も提供します。PEARL は 9 月入学ですから、3 月に高校を卒業する新入生にはギャップターム
が生じます。
この期間を有意義に過ごしてもらうため、PEARL 独自の学習機会を用意しています。例えば、希望者はロンドン大学 SOAS の英語学習・
学術研究プログラム
(ELAS)に応募することができます。
PEARLに関する詳細な情報については、PEARLウェブサイトpearl.keio.ac.jp あるいは経済学部ホームページをご覧ください。
また、Twitterアカウント
@KeioPEARL でも随時最新情報を発信していきます。
なお経済学部には PCP(プロフェッショナル・キャリア・プログラム)
という3・4 学年向けのプログラムがありますが(p.27 参照)、PEARL に属する
学生は PCP の科目
(p.29 参照)
も履修できます。
海 外 教 育 機関とのダブルディグリー・プログラム
経済学を基本とする教養を備え国際的に活躍できる人材を育てるため、経済学部では海外の教育機関と提携してダブルディグリー・プログラムを
行っています。現在の提携校は、フランスのパリ政治学院とイタリアのボッコーニ大学です。パリ政治学院は 1872 年に創設されたグランゼコール
(フランス独自の高等専門教育機関)
のひとつで、歴代の大統領・首相をはじめ、フランスの政財界ばかりでなく、国際機関にも数多くの人材を輩出して
きました。
ボッコーニ大学はイタリアのミラノにキャンパスを持つ 1902 年創設の伝統校で、イタリアで初めて経済学部を設置した大学です。経済学部
から派遣されるダブルディグリー・プログラムの参加者は、在学中に提携校に一定期間(パリ政治学院ル・アーヴル校には 2 年間、ボッコーニ大学には
1 年間)留学し、両校の修了要件を満たすことにより、卒業時に慶應義塾と提携校の 2 つの学位(学士)を取得します
(詳細は経済学部ホームページ
参照)。
ダブルディグリー・プログラムは、豊かな国際感覚と幅広い教養、そして経済分野の専門知識を併せもつ次世代リーダーの養成をめざして設置
されました。異文化に身を置き、意識の高い仲間とともに、複数の言語を用いながら学生生活を送るという経験は、一生の財産になります。将来、
国際的な舞台で活躍したいと考えている人はぜひ積極的に応募してください。
その他にも、数 多くの海 外 教 育 機 関と提 携
慶應義塾大学全体の交換留学プログラム以外にも、経済学部独自の交換留学の枠を用意しています。提携教育機関は、カリフォルニア大学、サウス
カロライナ大学(以上アメリカ)、ケルン大学、ライプツィヒ大学、フランクフルト大学(以上ドイツ)、HEC 経営大学院(フランス)、ボッコーニ大学(イタ
リア)、ザンクトガレン大学(スイス)、延世大学(韓国)、国立台湾大学(台湾)、
チュラロンコン大学(タイ)です。
文 理 連 携の教 育
学問の専門化が行き過ぎ、あまりにも理科系の知識にとぼしい文科系大学卒業者が増えています。
このような問題を解決するため経済学部では、キャン
パスが比較的近い東京工業大学と単位互換制度を設け、必要に応じて理科系の知識も学べるようにしています。
この制度と連携して慶應義塾の
大学院経済学研究科には東京工業大学の修士号も取得できるジョイント・ディグリー制度もあります。
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設置科目一 覧
分 野
科 目
経済学史Ⅰa,b 社会思想史 a,b
HISTORY OF ECONOMIC THOUGHT 2A,B
社会思想 a,b
経済史
D
経済に関わる歴史を事実に即して検証し、その因果関係を論理的に論じます。
市場がどのように形成され、各国の経済社会はいつ形作られたのか、近代化は
どのような力学によって支えられたのかなど、興味深い内容です。
日本経済史 a,b
ECONOMIC HISTORY OF JAPAN A,B
欧米経済史 a,b
アジア経済史 a,b
産業・労働
E
市場の働きを個別具体的に、または横断的に観察し、問題を論じ、自由や公
平や公正などに関わる社会的な見地から、いかなる規則やルールがとられる
べきかを考察します。
工業経済論 a,b 労働経済論 a,b
農業経済論 a,b 社会政策論 a,b
産業組織論 a,b
制度・政策
F
財政・金融制度の戦後からの歴史、経済の安定化のための財政政策・金融
調整などを論じ、公共事業の発展のための最適な規制を提示します。
経済政策論 a,b 日本経済システム論 a,b
財政論 a,b 金融論 a
MONEY BANKING AND FINANCE B
ECONOMICS OF REGULATORY REFORM
現代経済
G
日本経済を中心に、また体制を相互比較することにより、今日の経済を構造
的にまた総合的に理解することを目指します。
現代日本経済論 a,b 経済体制論 a,b
CONTEMPORARY JAPANESE ECONOMY A,B
日本資本主義発達史 a,b 現代資本主義論 a,b
国際経済
H
グローバルな経済のシステムを理解するとともに、南北問題に代表されるよう
な開発政策の重要性の理解を通じて、世界経済の持続的成長の道を考えます。
国際貿易論 a,b INTERNATIONAL TRADE A,B
国際金融論 a,b INTERNATIONAL FINANCE B
経済発展論 a,b ECONOMIC DEVELOPMENT A
環境関連
I
経済を空間としてとらえると、良き自然環境の保全と活性ある経済社会を
いかにして両立させるか、地域経済の特性はいかにして形成されてきたか
などを問うことができます。
経済地理 a,b 環境経済論 a,b
ENVIRONMENTAL ECONOMICS A,B
都市経済論 a,b
ECONOMY AND ENVIRONMENTAL LAW
J
社会関連
経済学と他の分野との境界面にある学際的分野です。社会の発展につれ、
これからますます発展していく領域として期待されています。 人口論 a,b
産業社会学 a,b
社会史 a,b
研究プロジェクト
研究プロジェクトa,b
研究プロジェクトC
PC P
MICROECONOMICS
JAPANESE FINANCIAL MARKETS AND INSTITUTIONS
MONETARY AND FISCAL POLICY
MACROECONOMICS
PUBLIC FINANCE
ECONOMICS OF GLOBALISATION
EU COMPETITION LAW
OPEN ECONOMY MACROECONOMICS a,b
INTERNATIONAL LAW AND ECONOMY
AID AND DEVELOPMENT
薬学部
研究会 a,b,c,d
(卒業論文)
看護医療学部
研究会
THE JAPANESE ECONOMY FROM
AN INTERNATIONAL PERSPECTIVE
廃棄と汚染の経済学 a,b
地方財政論
フランス植民地社会史 a
戦争と社会
財政社会学 a,b
日本史史料講読 a,b
金融資産市場論 a,b
企業金融論 a,b
生命保険概論
生命保険数学特論
専門外国語講読 a,b
演習a,b
環境情報学部
経済政策のミクロ分析 a,b
ファイナンス入門 a,b
公共政策 a,b
公共選択論 a,b
NPO 経済論 a,b
格差と援助の経済学 a,b
マイクロファイナンス論
世界的金融・経済危機の構造
世界経済論 a,b
開発経済学 a,b
EU-JAPAN ECONOMIC RELATIONS
国際経済と行動経済学 a,b
貿易政策 a,b
数理経済学特論Ⅱ
[確率論]a,b
代数学 a,b
資金循環分析 a,b
時系列分析 a,b
ベイズ統計学 a,b
日本経済思想史 a,b
近代日本と東アジアa,b
ECONOMIC HISTORY
ECONOMIC HISTORY OF ASIA
ECONOMIC HISTORY OF RUSSIA a,b
社会福祉論
医療経済学
HEALTH ECONOMICS
生活保障の再構築
総合政策学部
特殊科目
簿記 a,b
確率論入門Ⅰ
確率論入門Ⅱ
解析学入門Ⅰ
解析学入門Ⅱ
金融リテラシー
経済学で考える人生設計:
勉強・家庭・キャリアの選択
ゲームの理論 a,b
解析学Ⅰa,b
解析学Ⅱa,b
公共経済学 a,b
MATHEMATICAL ECONOMICS 2A,B
数理経済学特論Ⅰ
[微分方程式論]a,b
理工 学 部
先人の学問や思想に現代の光を当てるとともに、現代の学問などに先人の
考察を対照させることは、人々の知的営為の発展に貢献するところが大きい
と言えます。
医学部
学史・思想史
C
商学部
計量経済学中級 a,b ECONOMETRICS A,B
計量経済学上級 a ADVANCED ECONOMETRICS B
PROBABILITY AND STATISTICS A,B
経済統計 a,b 社会科学基礎論 a,b
法学部
計量・統計
B
観察データから、事象の原因を特定したり、メカニズムを誤りなく浮かび上が
らせるために必要な緻密な手法の体系です。経済学に科学性を与える上で
大きな役割を果たしています。広い応用範囲を持ちます。
経済学部
ミクロ経済学中級Ⅰa,b マクロ経済学中級Ⅰa,b
INTERMEDIATE MICROECONOMICS 1A
INTERMEDIATE MACROECONOMICS 1A
ミクロ経済学中級Ⅱa,b マクロ経済学中級Ⅱa,b
独占資本主義論 a,b
文学部
基本科目
経済理論
A
経済事象をめぐる因果関係の論理を厳密かつ緻密に追跡します。
この理論体系
は、経済学の大きな樹冠を支える幹にたとえることができます。
FINANCIAL MANAGEMENT AND CORPORATE GOVERNANCE
DEVELOPMENT PROGRAM EVALUATION IN DEVELOPING COUNTRIES
INTRODUCTION TO FINANCE
ENERGY ECONOMICS, ENVIRONMENT AND POLICY
APPLIED ECONOMETRICS
FINANCE, POLICY AND THE GLOBAL ECONOMY
ADVANCED FINANCE
ENVIRONMENTAL ECONOMIC THEORY
INDEPENDENT STUDY
APPLIED FINANCE
ENVIRONMENTAL ECONOMIC POLICY
ACADEMIC WRITING
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教員一 覧
専攻 職位
氏名
教授 八 嶋 由 香 利
准教授 工 藤 多 香 子
丸田千花子
正
専任講師 小 原 加藤 伸吾
ミヤン・マルティン,アルベルト
スペイン近現代史(特にカタルーニャとキューバの関係史)
スペイン語圏カリブ海地域(特にキューバ)の文化・社会の研究
スペイン現代文学
スペイン植民地期のメキシコ史、特に先住民の貢納と人口
スペイン現代史:民主主義に関する言説史、歴史認識
日本教育史(明治時代)、
日本近現代における異文化(英語圏・スペイン語圏)翻訳史
教授 西 岡 久 美 子
戸瀬 信之
桂田 昌紀
池田 薫
宮崎 直哉
服部 哲弥
森藤 孝之
数論
数学(代数解析、微分方程式、多変数函数論)
解析的整数論・ゼータ関数論
数理物理学(非線形可積分系)
幾何学(微分幾何学、大域解析学、非可換幾何学)
数学(確率論、数理物理学)
数学(トポロジー)
外国語科目
ドイツ語
フランス語
中国語
スペイン語
数学
教授 中 野 泰 志 実験心理学、特別支援教育、
ヒューマンインタフェース
教授 松 原 彰 子 自然地理学(地形学、地球環境論)
長 田 進 都市地理学、経済地理学、都市経済学
教授 福 山 欣 司 行動生態学・保全生物学
准教授 長 沖 暁 子 生物学、科学社会学、女性学
有 川 智 己 コケ植物の系統分類学
国語文学
教授 津 田 眞 弓 日本古典文学(主として江戸小説)
歴史学
教授 鈴 木 晃 仁 医学史
教授 辻 村 和 佑
マッケンジー,コリン
河井 啓希
中妻 照雄
星野 崇宏
長倉 大輔
准教授 宮 内 環
秋山 裕
田中 辰雄
専任講師 赤 林 由 雄
資金循環分析、計量経済学の応用分析、国民経済計算
計量経済学とファイナンス
(特に企業の資金調達方法)
計量経済学、医療経済学、実証産業組織論
ベイズ統計学に基づくデータ分析と意思決定
計量経済学・統計学・行動経済学・マーケティング
計量経済学、時系列分析、
フィナンシャルエコノメトリックス
計量経済学・労働市場の数量的分析
経済発展論・計量経済学・統計学
経済学・計量経済学、最近は情報通信産業の計量分析に特化して研究中
計量経済学・産業連関分析
教授 坂 本 達 哉 社会思想史
高 草 木 光 一 社会思想史
池 田 幸 弘 経済学史・経済思想史:とくにオーストリア学派、ドイツ
語圏における数理的分析の端緒について
川 俣 雅 弘 経済学史・一般均衡理論の歴史への公理的アプローチ
教授 古 田 和 子
柳沢 遊
長谷川淳一
飯田 恭
神田さやこ
中西 聡
崔 在東
准教授 太 田 淳
アジア経済史(専門は近代東アジア国際経済史)
近現代日本経済史
日本とイギリスの戦後史
ヨーロッパ社会経済史、専門は近世・近代ドイツ農村・林野史
近代アジア経済史、南アジア史
日本社会経済史
近代社会経済史、
ロシア経済史
近代東南アジア、
インドネシア史
教授 太 田 聰 一
赤林 英夫
駒村 康平
山田 篤裕
准教授 三 嶋 恒 平
中嶋
亮
井深 陽子
労働経済学
労働経済学、応用ミクロ経済学(家族・教育)
社会政策
社会政策論、社会保障論、労働経済学
工業経済論、
中小企業論、国際経営論
応用計量経済学・産業組織論・労働経済学
医療経済学
教授 池 尾 和 人
土居 丈朗
藤田 康範
寺井 公子
小林慶一郎
北尾 早霧
准教授 別 所 俊 一 郎
日本経済論、金融システム論
財政学、公共経済学、公共選択論
応用経済理論・経済政策
公共経済学、政治経済学
マクロ経済学、経済成長理論
マクロ経済学、社会保障論
公共経済学・財政学
教授 植 田 浩 史
駒形 哲哉
延近 充
大西 広
准教授 大 平 哲
日本経済史、
日本経営史、
中小企業論
中国経済論(とくに中小企業)・地域経済論
現代資本主義論・日米経済関係
数理マルクス経済学、
中国・アジア経済論
開発経済学、地域間格差の理論的分析
国際経済学
国際マクロ経済学、欧州経済
国際貿易論、開発経済学
国際金融論、
(国内)金融論、
マクロ経済学
マクロ経済学、国際金融、計量経済学
国際経済学(国際貿易、直接投資、国際マクロ)、空間経済、経済
地理、都市・地域経済、公共政策(産業立地、環境、災害・防災)
山 田 浩 之 開発経済学、応用計量経済学
准教授 白 井 義 昌 経済理論、国際経済学
教授 竹 森 俊 平
嘉治佐保子
木村 福成
櫻川 昌哉
大垣 昌夫
大久保敏弘
教授 細 田 衛 士
大沼あゆみ
武山 政直
河端 瑞貴
准教授 直 井 道 生
理論経済学、環境経済学、資源循環経済学
環境経済学(環境経済理論、環境政策論)
経済地理、消費者行動分析、都市メディア論
地理情報科学(GIS)、経済地理、都市政策
都市経済学・応用計量経済学
社会関連
化学
教授 井 奥 洪 二 生体材料学・セラミック材料学・環境科学
助教 町 田 慶 子 化学(生化学)
専門領域
金融理論、企業の社会貢献活動や NPO の理論的分析
ミクロ経済学(一般均衡理論・遂行理論・社会的選択論)
理論経済学、一般均衡理論、数理経済学
マクロ経済学、金融経済学
不確実性の経済学、
およびそのマクロ経済学への応用
非協力ゲーム理論およびミクロ経済学
ミクロ経済学・産業組織
ゲーム理論(協力ゲーム)、数理経済学
数理ファイナンス
メカニズム・マーケットデザイン、社会的選択理論
マクロ経済学、国際金融論
理論経済学(マクロ経済学)、計量経済学
経済理論、契約理論
契約理論・産業組織論・ミクロ経済学
マクロ経済学、金融政策
環境関連
教授 青 木 健 一 郎 理論物理学:主に素粒子物理、場の理論、非平衡の物理
国際経済
総合教育科目
心理学 地理学 生物学 物理学
現代経済
中国近現代文学(特に魯迅を中心とする)
中国宋代の詞と音楽
中国通俗文芸・漢字文献情報処理
中国古典文学・唐代小説
中国近現代文学、
比較文学
中国近現代文学、
中国映画史
現代中国論、現代中国における擁護運動
制 度・政 策
教授 長 堀 祐 造
村越貴代美
千田 大介
溝部 良恵
准教授 根 岸 宗 一 郎
吉川 龍生
専任講師 呉 茂 松
産 業・労 働
19 世紀前半のフランス文学
言語学、
フランス語学
日本研究(農村社会)、
フランス語教授法、
フランス文化
フランス文学(ルーセル)、SF、独身者機械芸術
19 世紀フランス文学・思想、主にエミール・ゾラ
19 世紀フランス文学、
ジャポニスム
20 世紀フランス文学・思想
専門教育科目
教授 後 平 隆
前島 和也
ガボリオ,マリ
准教授 新 島 進
林田 愛
専任講師 山 本 武 男
中川真知子
氏名
教授 塩 澤 修 平
中村 慎助
須田 伸一
前多 康男
尾崎 裕之
グレーヴァ香子
石橋 孝次
穂刈 享
新井 拓児
坂井 豊貴
藤原 一平
伊藤 幹夫
准教授 津 曲 正 俊
玉田 康成
廣瀬 康生
経済史
ユダヤ人問題(特に中世・近世キリスト教会との関係)
比較文化論、
メディア論、外国語教育学
外国語教育学(ドイツ語教育)、応用言語学
近・現代ドイツ文学、
ドイツ美術史
ドイツ語学
近・現代ドイツ文学(特にゲーテ)
現代ドイツ文学・文化研究(20 世紀を中心に)
学 史・思 想 史
教授 羽 田 功
クナウプ,ハンス・ヨアヒム
境 一 三
七字 眞明
鈴村 直樹
山本 賀代
准教授 山 口 祐 子
専攻 職位
計 量・統 計
鈴木 亮子
柏崎千佳子
ノッター,デビッド
佐々木 由 美
准教授 志 村 明 彦
永井 容子
柳生 智子
迫
桂
専任講師 光 田 達 矢
鎌田由美子
英語
30
専門領域
英語教育、日本思想史(明治時代)、アジアにおけるキリスト教の歴史
言語学(形態論・レキシコン理論・脳科学)
ウェールズとイングランドにおけるアーサー王伝説
理論言語学(生成文法)、言語獲得研究、手話学
古代歴史、ギリシアとローマの世界、欧州の歴史と考古学
理論言語学、生成文法理論(比較統語論)
音楽学(西洋音楽史)、特に17・18 世紀の西洋音楽
比較文学―小説が映画脚色化される事にあたって:
映画研究―映画がどうやって
「意味」を表象するかについて
語用論(歴史語用論)、談話分析、機能言語学、社会言語学
社会学:市民権論、
ナショナリズム、移民政策など
歴史社会学、文化社会学、近代家族論、恋愛論
コミュニケーション学(対人・異文化コミュニケーション)
学校英語教育におけるカリキュラムの開発・維持・評価
19 世紀英文学(ヴィクトリア朝小説と演劇)
アメリカ経済史、
アメリカ研究
英語英米文学(20 世紀後半以降のイギリス小説)
ヨーロッパ社会文化史
美術史学(特にイスラーム圏の美術について)
経済理論
教授 ボールハチェット,ヘレン
杉岡 洋子
不破 有理
松岡 和美
バティー,ロジャー
星 浩司
石井 明
エインジ,マイケル
教授 津 谷 典 子
金子 勝
井手 英策
准教授 難 波 ち づ る
松沢 裕作
人口統計学、社会人口学、計量分析法
財政学、地方財政論、制度の経済学
財政社会学・地方財政論・中央銀行政策史
フランス植民地史(とりわけ 20 世紀のインドシナ統治)
日本社会史(近世・近代史)
(2016 年 4 月 1 日現在)
学生パーソナルライフ
∼経済学部編∼
学生時代に、一人暮らしを経験できてよかったと思う
私は、世の中の出来事の基本である経済学をさまざまな角度から学んで
文学部
視野を広げ、社会に出るときの選択肢を多く持ちたいと考え、経済学部を選
択しました。サークルやゼミ、クラスなどで出会うすべての学生には共通して
向上心があり、それぞれの目標の実現に向けて努力し輝いています。
レベル
の高い仲間たちの多様な考えに触れながら送る大学生活はとても刺激的
経済学部
で、慶應義塾に入学できて本当に良かったと思っています。
サークル活動では、ミス慶應コンテストの運営に携わりました。その規模
の大きさにやりがいと責任感を感じ、たくさんの方々と関われたことはとても
素晴らしい経験になりました。
また、一人暮らしなので、すべての選択が自分
の責任であることを実感しています。目標に向かって努力することも、だらけた
法学部
生活をすることも、自分の裁量次第。そこが高校生活と最も違うところだと
思います。家事は、慣れてからは負担に感じ
なくなりましたが、食生活の面では、偏食に
ならないよう栄養のバランスに気をつけてい
商学部
ます。社会人になってからではなく、心と時
間に余 裕のある学 生 時 代に一 人 暮らしを
経験できてよかったと思っています。
経済学部 経済学科 4 年
(愛知県・私立滝高等学校 出身)
医学部
経済 学 部 生の生 活データ例
1カ月の収支 ②(一人暮らし)
(栃木県出身・3 年生・女性)
150, 00 0
10, 000
160, 000
60, 000
25, 000
10, 00 0
20, 00 0
15, 00 0
5, 000
10, 00 0
5, 000
10, 000
160, 00 0
ある1日のスケジュール ①(三田キャンパス・3年生・女性)
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
22:40 帰宅∼夕食∼
勉強・自由時間
13:00 授業
(∼16:15) 12:30 昼食
22:00 レポート
18:00 サークル
2 マルクス経済学Ⅰ
3
経済史入門
英語
木
ミクロ経済学
初級Ⅰ
経済数学Ⅰ
土
4
確率論入門
13:00 授業
12:15 昼食
心理学Ⅰ
スペイン語
参考:経済学部入学に必要な費用
2
経済地理a
3
NPO経済論a
4
音楽史特殊ⅠB
5
研究会a
水
木
社会思想a
財政論a
社会思想b
金融論a
日本経済史a
金
日本資本主義
発達史a
日本資本主義
発達史b
土
MONETARY AND
FISCAL POLICY
入学金
メディア文化論Ⅰ 研究プロジェクトC
在籍基本料
合計
60,000 円
授業料
84 0,00 0 円
施設設備費
190,000 円
その他の費用
研究プロジェクトa
200,000 円
薬学部
火
学費
月
8:30 起床∼朝食
10:15 登校
10:45 授業
(入学金を含む初年度納入金 : 2016年度参考例)
時間割 ②(三田キャンパス・3 年生・女性)
1
16:15 勉強または読書
(メディアセンター)
東アジア宗教
文化概論Ⅰ
地域研究 北米事情Ⅰ
英語
5
金
看護医療学部
1
水
0:30 就寝
20:00
帰宅∼夕食∼自由時間
時間割 ①(日吉キャンパス・2 年生・男性)
火
8:45 登校∼勉強
(メディアセンター)
ある1日のスケジュール②(日吉キャンパス・2年生・男性)
※資格・検定費など
月
6:30 起床
6:45 朝食
17:00 アルバイト
(山形県出身・2 年生・男性)
経済思想の
歴史Ⅰ
0:30 就寝
環境情報学部
家族から
アルバイト
合計
家賃
食費
光熱水費
交際費
電話代
交通費
書籍代
貯金
その他※
合計
総合政策学部
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
支出
支出
83, 000
6 0, 000
1 4 3, 000
53, 000
40, 000
20, 000
10, 000
7, 000
5, 000
8, 000
1 43, 000
収入
収入
家族から
アルバイト
合計
家賃
食費
交際費
電話代
交通費
書籍代
貯金
合計
理工 学 部
1カ月の収支 ①(一人暮らし)
8,35 0 円
1,298,350 円
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