日韓文化交流会議公開シンポジウム

日韓文化交流会議公開シンポジウム
「創造的な日韓交流の時代へ −文化コラボレーションの可能性−」
かわ ぐち きよ ふみ
川口 清史
学校法人立命館総長 立命館大学長、
日韓文化交流会議委員長
京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。立命館
大学産業社会学部助教授、立命館大学産業社会学部教授を経
て現 職。2010年より日韓 文 化 交 流 会 議 委員長。主な著 作に『非
営利セクターと協同組合』(日本経済評論社、1994年)、『ヨーロッ
パの福祉ミックスと非営利・協同組織』
(大月書店、1999年)、『市
民がつくるくらしのセーフティネット』(共編著、日本評論社、2004
年)、『よくわかるNPO・ボランティア』(共編著、ミネルヴァ書房、
2005年)など。
いち かわ しん いち
市川 森一
作家・脚本家、日本放送作家協会会長、
日韓文化交流会議委員
日本大学芸術学部卒業。テレビ、映画、舞台に幅広く作品を発表。
現在日本放送作家協会会長。代表作:大河ドラマ「黄金の日日」「山
河燃ゆ」
「花の乱」。韓国の国際文化産業交流財団との間で「東アジ
アドラマ作家カンファレンス」を共催している。 主な受賞作品:1981年「港町純情シネマ」で芸術選奨文部大臣新
人賞、1983年「淋しいのはお前だけじゃない」で第1回向田邦子賞、
1989年「明日 1945年8月8日長崎」
「もどり橋」
「伝言」で芸術選奨
文部大臣賞、同年「異人たちとの夏」で日本アカデミー賞最優秀脚本
賞を受賞。2003年には紫綬褒章受章。
最近作:小説「幻日」
(講談社)刊行中。
NHKスペシャルドラマ「蝶々
さん」前後編(11月19日、26日)放送予定。
き むら のり こ
木村 典子
日韓舞台芸術コーディネーター、
日韓文化交流会議委員
1997 年、語学留学のため渡韓。後、セゾン文化財団の助成で韓国演劇に関
する研修。劇団木花に勤務しながら、日韓の演劇、ダンス交流のコーディネー
ターとして活動後、現在はフリー。戯曲、映画シナリオの翻訳も手がけている。
現 在、韓日演 劇 交 流 協 議 会 専 門 委員。国 際 交 流 基 金Performing Arts
Network Japan、地域創造、韓国芸術経営支援センター the Aproなどに記事
を寄稿。
主な業績:プロデューサーとして『更地』
(太田省吾)、『海と日傘』
(松田正隆)、
『秋の日の夢』(ヨン・フォッセ)などを韓国で制作。2008年は京都造形芸術大
学の日韓プロジェクト『ディクテ』、2009年はアルコ芸術劇場企画の坂手洋二フェ
スティバル「屋根裏」「だるまさんがころんだ」にコーディネーターとして参加。
てら わき けん
寺脇 研
映画評論家、京都造形芸術大学芸術学部教授、
日韓文化交流会議委員
1975年文部省入省、初等中等教育局職業教育課長・広島県教育
長・高等教育局医学教育課長・生涯学習局生涯学習振興課長、
大臣官房政策課課長を経て、大臣官房審議官。2002年より文化庁
文化部長。2006年に文部科学省大臣官房広報調整官。同年11月
退職。現在、NPO法人教育支援協会チーフ・コーディネーター、
NPO法人ジャパン・フィルムコミッション理事長、コリア国際学園理事
を務めている。
主な著作:『韓国映画ベスト100』(朝日新書、2007年) 、『2050年に
向けて生き抜く力』(教育評論社、2009)など。
チョン グ ジョン
求宗
東西大学校国際関係学部教授・日本研究センター所長、
韓日文化交流会議委員長
延世大学校卒業。同行政大学院修了(外交安保)
。慶応義塾大学
大学院法学研究科博士課程修了(韓・日比較政治)
。東亜日報駐日特
派員、社会部長、朝日新聞社派遣研修(編集局企画報道室)
、東亜
日報東京支社長・編集局長・理事などを経て現在に至る。日本政治
学会会員、日本選挙学会会員、韓・日フォーラム代表幹事。著書・論
文に『21世紀日本の国家戦略』(単著)、「政治改革のチェックシステ
ムとしての選挙」(『選挙研究8号(1993)』)、「社会構造と投票行動」
(
『法学政治学論究』
)、「政治変動から社会変革へ(2002年韓国の
大統領選挙分析)
」(『選挙研究19号(2004)
』)など。
グク ス ホ
鞠守鎬
デイデイ舞踊団長、
韓日文化交流会議委員
中央大学(韓国)演劇映画学科卒業、同大学大学院修了(民俗学)。
1973年に国立舞踊団に入団。1982年以後は脚本と振り付けにまで活
動領域を広げ、50編もの作品を創作、過去30年間にわたり世界130カ
国でツアー公演を実施、韓国の舞踊を世界に紹介。1996年より2000年
まで国立舞踊団の団長兼芸術監督として4年間活躍する間、シェイクス
ピアの「オセロー」を韓国舞踊劇として演出するなど韓国舞踊の多様
性をもたらした。2002年FIFAワールドカップでは自ら出演しつつ総括振
り付けを担当。
主な受賞作品:1988年「白い肖像」で最優秀芸術家賞を受賞。1994
年「明成皇后」で最優秀作品賞を受賞。
「オセロー」で最優秀芸術
家賞を受賞。
キム ヒョン ジュン
金亨駿
ダインフィルム代表、
韓日文化交流会議委員
南カリフォルニア大学卒業。
(株)D.K. International、
(株)ヒョンジンフィ
ルム、(株)ハンメクエンターテインメントなどで代表理事を歴任する一方、
1997年より韓国映画製作者協会に関与し、会長・理事長を歴任。その
他、2001年より全州、済州、ソウルにおける映像委員会で運営委員およ
び理事、2004年には釜山や光州で開かれた国際映画祭で組織委員や
執行委員として、韓国の映像分野の一線で活躍。主な作品は1992年「ミ
スターマンマ」
、1993年「The Man with Breasts」
、1999年「LIES/
嘘」
、2003年「シルミ
ド」2007年「ヴァージン・スノー 初恋の雪」等。
主な受賞歴:1992年、映画振興公社最高興行シナリオ賞。1994年、
百想芸術大賞シナリオ賞、2004年、青龍映画賞作品賞など多数。
ソン ジョン ウ
孫正禹
韓国演劇演出家協会会長、
韓日文化交流会議委員
東国大学大学院修了(演劇学)、シラキュース大学大学院(アメリカ)
修了(演出学)。その他ニューヨーク大学大学院で公演学を学ぶ。
「恵
化洞1番地」2期生出身。
京畿大学多重媒体映像学部演技専攻専任講師および助教授を経て
副教授(現職)となり、若い世代の指導にあたると同時に、「俳優の
発声と劇場空間との相互作用研究」「タウリスのイフィゲニア演出法研
究」などのテーマで論文を発表。2005年には「庶民貴族」(大学路ギャ
ラリー劇場)で演出を担当。劇団「表現と想像」代表。
お ぐら き ぞう
小倉 紀蔵
京都大学大学院人間・環境学研究科准教授、日韓文化交流会議委員
東京大学文学部ドイツ文学科卒業。ソウル大学校哲学科博士課程単位取得(東洋哲学専攻)、東海大学外国語教育センター専任講師、助教
授を経て現職。「日韓友情年2005」実行委員、「日韓交流おまつり」実行委員、支援委員を務める。
主な著作:
『韓国、
ひき裂かれるコスモス』
(平凡社、2001 年)、
『韓国、愛と思想の旅』
(大修館書店、2004 年)、
『韓流インパクト』
(講談社、2005 年)、
『歴史認識を乗り越える』(講談社現代新書、2005 年)、『ハイブリッド化する日韓』(NTT 出版、2010 年)、『韓国は一個の哲学である』(講談
社学芸文庫、2011 年)、『創造する東アジア』(春秋社、2011 年)など。