News Release (別紙) 2015/08/05 指伝話メモリ新バージョン

News Release (別紙)
2015/08/05
指伝話メモリ新バージョン
1. 「指伝話メモリ」の機能概要
絵や写真のカードをタップして、カードの表示内容が変わると同時に声でことばを伝えます。
iPadのカメラで撮影した写真を使ったり、自然な声の合成音声で絵にことばを添えたりする
ことができます。
絵カードは、タイトル、サブタイトル、絵、説明文の4つの項目から構成され、1ページにど
の項目を組み合わせて表示するかを自由に選択できます。カードをタップした際に合成音声で
文章を読み上げることや、タップした後に絵や表示項目の組み合わせを変えることができます。
1画面に表示できるカードの数は、1∼16枚の6種類を指定できます。
これらの組み合わせにより、絵カードの表現方法は3,000通り以上にもなります。
指伝話メモリには3種類のアプリがあります。
(1)指伝話メモリ
: iPad用専用。絵カードの作成・編集と閲覧を行う。
(2)YMプレーヤー
: iPad, iPhone用。絵カードの閲覧のみ。
(3)指伝話メモリ for ST : 言語聴覚士向けのみ販売する指伝話メモリ。
指伝話メモリで作成した絵カードセットを、YMプレーヤーに転送し閲覧することができま
す。これにより、先生が作成した教材を生徒に配ることや、訪問先の患者宅で新しい絵カード
セットを置いてくること、言語聴覚士間で訓練教材を共有するといったことが可能です。
指伝話メモリ for STは、言語聴覚士にのみ販売をしています。リハビリテーション現場で使
用する特別な絵カードセットが含まれており、一般販売をせず直接契約のした上での販売をし
ています。これは、知能テストのキットを一般販売しないのと同じようなことで、専門家が取
り扱う製品としているためです。
製品名 : 指伝話メモリ
使用ハードウェア : iOS 7以降のiPadシリーズで動作
製品名:YMプレーヤー
使用ハードウエア:iOS 7以降のiPadシリーズ、iPhone, iPod touchで動作。
2. 販売について
指伝話メモリとYMプレーヤーは、AppStoreでダウンロード販売しております。
指伝話メモリ
19,800円(税込)
YMプレーヤー
2,000円(税込)
指伝話メモリ・新バージョンリリース
info@office-yui.co.jp
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指伝話メモリ新バージョン
言語聴覚士専用の指伝話メモリ for STは、別途契約を締結した上で直接販売しています(団
体基本契約10万円、端末ごとの個別契約5万円)。
ネット接続やアプリのダウンロードの方法がわからない方には、有償でのインストールサービ
スも行っています。
3. ユーザについて
指伝話シリーズのアプリは、医療・福祉専用アプリではなく、一般向けのアプリとして発売し
てきました。誰もが手にすることができる普通のアプリとして、使い方は自分で好きに工夫で
きることを大切にしてきました。
近年のタブレット端末やスマートフォンの普及によって、病気や障害の有無に関わらずICT機
器を利用して、日々の生活を快適なものにしようと様々な製品が登場しています。
そんな中でユーザからは指伝話は専用機ではなく汎用機であるところ、おしゃれにかっこよ
く、みんなと同じものを使えるところが良いと評判をいただいています。
その一方、指伝話メモリのように、言語リハビリテーションの専門家が使うアプリとしても
認めていただいています。東京都言語聴覚士会といった団体、病院のリハビリテーション科、
特別支援学校などでお使いいただいています。
■ 会社概要
商号 : 有限会社オフィス結アジア(おふぃすゆいあじあ)
代表者 : 代表取締役 高橋宜盟(たかはしよしあき)
所在地 : 神奈川県藤沢市藤沢607-1 藤沢商工会館3F-14
設立年月日 : 1997年2月14日
主な事業内容 : ソフトウエア・ハードウエアの開発・販売
資本金 : 300 万円
URL : http://www.office-yui.co.jp/ (会社情報)
http://www.yubidenwa.jp/ (指伝話の製品情報)
特記事項 : 財団法人湘南産業振興財団の支援企業です。
2013 年 2 月 かながわビジネスオーディションで KSP 賞と来場者賞を受賞。
2013 年 8 月 かながわ産業Navi大賞2013で 福祉支援賞 を受賞。
東京都言語聴覚士会・神奈川県言語聴覚士会・新潟県言語聴覚士会 賛助会員です。
■ お問い合わせ先
電話 : 0466-21-7448
ファックス : 0466-21-7996
電子メール : info@office-yui.co.jp
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指伝話メモリ新バージョン
■指伝話メモリの画面サンプル
(1)教材として利用する例
左側の画面で絵をタップすると、色がついた絵に変わると同時に音声で名称を伝えます。
表示する絵、文字、音声は自由に自分で指定することができます。
昆虫の成虫をタップすると幼虫の絵になったり、握り寿司の絵をタップするとその魚の絵
になるなど、使い方は自由です。
(2)飲食店の英語メニューを作った例
iPadで写真を撮影し、文字をタイプすれば英語メニューの出来
上がりです。注文まで自動化するのではなく、観光客にゆっく
りメニューを選んでもらった後、自分で注文する喜びを体験して
もらうのが本当のおもてなしだと、おっしゃっていました。
なにより自分で作れるのが安心だということです。
(3)言語訓練で使用されている例
左側の画面は、「これは何ですか?」という質問とともに提示することで、呼称の確認を
行います。絵をタップすると文字表示に変わると同時に音声で「パン」と言います。
真ん中の画面の質問は、「パンはどれですか?」となり、単語を聞いて理解し指し示すこ
とができることの確認となります。右側では「文字を読んでそれを指差してください」と
なり、文字の読解と認識の確認をします。
このように、表示の仕方もさまざまに設定できるので、目的に応じた絵カードを作ること
が可能です。
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■指伝話メモリ for STについて
STとは Speech Therapist の略で、言語聴覚士のことを指します。
指伝話メモリ for STには、言語リハビリテーションで使用される特別な絵カードが付属していま
す。同じ語彙のグループに同類の絵が入らないなど、絵の組み合わせにも配慮されたセットです。
1つの絵で1つの言葉だけを思い起こさせるよう絵にも配慮し、オリジナルで描き下ろしたもの
です。
例えば、下は「パン」を意味する絵として描かれたものですが、当初左側の絵を用意しましたが
「これは『パン』ではなく『食パン』である」という指摘を受け、右の絵に描き変えました。
リハビリテーション現場で必要とされる語彙の抽出と絵の監修は、東京都言語聴覚士会にご協力
いただきました。
また、訓練場面では、画面上に絵以外の表示があるとトレーニング場面ではそれらは「雑音」と
なって集中できなくなります。学習場面でも同様なことが言えます。
下の画面は、メニューバーが表示されている状態です。指伝話メモリの設定で、メニューバーを非
表示にすることができます。こういった細かい仕様は、現場に詳しい言語聴覚士や学校の先生と
いった専門職の方との議論の中で決まりました。
現在、中程度の失語症患者の言語リハビリテーショントレーニングにすぐに使える絵カードと語
彙のセットや、嚥下指導に適した説明図などを、すべてオリジナルで作成し、指伝話メモリ for ST
で提供しています。今後は、小児用の絵カードや、特定場面で使用する絵カードなどを提供する予
定です。
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