「食」に興味・関心をもち、「食」を大切にする子どもの育成

「食」に興味・関心をもち、「食」を大切にする子どもの育成
-学校栄養職員が行う食育を通して-
学校栄養職員
丸山恵子(高浜一小)遠藤明子(幕張南小)秋幡夏乃(緑町小)
「食」は直接健康にかかわり、生きる基本となる。子どもたちの周りには食品があふれ豊かな食
生活を送っているはずが、実際には食材などの知識が乏しく、
「食」を大切に感じているようには思
えなかった。そこで、本研究では「食」に興味・関心をもたせ、
「食」の楽しさや大切さを伝えるた
め、給食の献立の工夫や体験学習を取り入れ、学校全体や家庭・地域を巻き込んだ食育の啓発活動
を行った。その結果、給食の残量が減尐し、「食」を大切にする行動の変容が見られた。
1
主題設定の理由
4時間目の終了のチャイムが鳴る。学校生活
近年、子どもたちの周りには多種類の食品が
あふれ、食べたいときに食べたい物を好きなだ
の中で子どもたちが楽しみにしている給食時間
け食べ、生活習慣による運動不足に後押しされ、
の始まりだ。毎日のように教室訪問をして、子
空腹感を感じない子どもも尐なくない。また、
どもたちの食べている様子を見ながら、その日
朝食欠食の子どもも年々増えてきている。健康
の給食を生きた教材として食指導を行う。する
にかかわる情報がありながら、生きる基本とな
と、ひじきの煮物の献立に「この黒い食べ物は
る「食」が大切にされていない。このような背
何?気持ち悪い。
」と子どもが言った。ひじきを
景から生活習慣病をはじめ、栄養のバランス、
家庭で食べたことがないのかなと驚く。6月の
食事の在り方など、食に起因する問題が多く見
ある日、高価ではあったが、給食に旬の果物で
られるようになってきている。
あるびわを出した。「これは何?桃?」「どうや
食育を学校の中で充実させていくという国の
って食べるの?」と子どもが尋ねる。このよう
方針からも、学校全体に食育を広めていくこと
な体験から、子どもたちが食材を知らないこと
が重要だと思われる。食育の最終的な目的の一
や食歴の貧しさを感じた。
つは、心身ともに豊かで健康な人間を育て、よ
また、子どもたちにとって学校内で一番身近
りよい食習慣を身に付けさせることにある。し
な存在である学級担任が給食指導をする様子を
かし、今までは食育の目的が必ずしも明確でな
目にする。食べ残しを減らすためにいろいろ工
かったため、学校で意識して取り組む体制が進
夫をしているクラスもあれば、急いで食べて片
まなかったのではないかと感じている。
付けているクラスなど様々な様子が見られる。
そこで、本研究では、学校栄養職員が専門性
「子どもたちのためにと心を込めて作り上げた
を生かし、子どもたちや学校全体、家庭・地域
給食だから、給食の時間は大切にして欲しい」
への食育を通して、
「食」への興味・関心を高め、
と、給食を作る私たちは願っている。今までは
「食」を大切にする子どもの育成を目指したい
どちらかというと、
「おいしい」か「まずい」か
と考え、本主題を設定した。
だけで判断されてしまう傾向にあった給食だが、
2
研究目標
健康に生きていくための食習慣を身につける生
児童に「食」への興味・関心をもたせ、生き
きた教材となる大事な一食として、尐しでも教
る基本となる「食」の大切さを感じさせるため
育的に寄与できるものでありたいと思っている。 に、学校栄養職員が行う食育の有効性を明らか
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にする。
何のお話の料理が出るの?」と、とても楽し
3
みにする子どもの声が聞かれた。この取組を
研究の見通し
(1)意図的・計画的に魅力ある献立を工夫し、
給食を生きた教材として食指導を行ったり、
通して、
「食」に対しての興味・関心が高まっ
たことがわかった。(資料1)
「食」の楽しさ・大切さを実感できるような
体験学習を行ったりすれば、児童の「食」へ
「
の興味・関心を高めることができるであろう。
(2)教職員の「食」に対する意識を高め、学
校全体で食育に取り組むとともに、委員会活
写真1
動や全校集会を通して、児童に「食」の大切
さを知らせていけば、好き嫌いせずに食べよ
うとする意欲を育てることができるであろう。
(3)学校の「食」に関する指導の現状を家庭
や地域に知らせ、啓発や問題提起を行えば、
「食」に対する意識が向上し、生涯にわたり
食育が継続して行われることで、児童の食事
と健康についての意識化が図れるであろう。
4
【取り入れた献立例】
・「ムーミン」より
「ムーミンパパのツナスパゲッティ」
・「白雪姫」より
「毒リンゴ?ではなく焼きりんご」
・「おむすびころりん」より
「セルフおむすび」
など
研究の内容
資料1
(1)「食」への興味・関心を高める取組
①意図的・計画的な魅力ある献立の工夫
「食」への興味・関心が高まり、食歴が広
がるように、次のような給食の献立作成を工
夫した。
○世界の料理・日本の郷土料理を計画的に献
立に取り入れ、諸外国及び日本の食文化につ
いて知らせた。
○毎月、行事食を献立に取り入れ、食の意義
②給食時間の指導の工夫
や行事の由来、学校行事の意味を知らせた。
年間 180 回以上ある給食時間は、学校栄養
○旬の食材や千葉市内産の農産物
(地産地消)
職員が専門性を生かし、給食を生きた教材と
を使った献立を積極的に給食に取り入れるこ
して「食」の指導を行う上でとても大切な時
とにより、季節の食材を知らせるとともに、
間である。毎日の給食時間を有効利用し、計
おいしさ・季節感を感じさせた。
画的に食指導を行うことは、授業とは違った
○本の中の料理を給食の献立に取り入れた。
食育の場となる。そこで、給食時間に行う指
事前に図書館指導員に協力してもらい、図書
導内容や方法の工夫をした。
室での読み聞かせや給食の献立に関連した本
○毎日の給食時に、学校栄養職員がその日の
の展示(写真1)を行った。
献立のねらいに沿った一口メモを添え、献立
本の中の献立の日は、図書室に来る子ども
の意味や栄養の情報を伝えた。情報が一方的
が増えた。計画的に続けることにより、
「次は
にならないように、子どもたちがコメントを
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自由に書けるように工夫をした。
「おいしかっ
○地域の特産物を生かした体験学習
たからまた作ってください。」「魚の味付けが
平成 17 年度より千葉市全校で取り組んで
おいしかった。
」などと書かれ、次の献立作り
いる「ふるさと千葉」を愛する心を育てるた
の参考になった。
めに、市内でよく収穫される農産物を給食の
また、調理の様子や調理員からのメッセー
ジも一口メモに書き添え、給食室の様子を子
献立に取り入れ、身近にある食材に関心を持
たせている。
どもたちに知らせることで、作る側と食べる
幕張地区は古くからにんじんの生産地とし
側の距離が近づき、
「朝早くから作っているん
て全国的に有名であり、この地区の特産物で
だね。
」
「たくさん作るから大変だね。」などの
ある「幕張にんじん」について知らせ、もっ
声が聞かれるようになり、給食への感謝の気
と親しみをもたせたいと考えた。そこで、3
持ちを感じることができた。
学年社会科の「わたしたちの町や市のようす」
○食材の実物や子どもたちが興味を持って楽
の単元に関連して「幕張にんじん」を作って
しめる内容の教材・資料などを工夫して、指
いる農家を訪問した。種まきから出荷までの
導をした。給食を食べながらの指導では、食
説明をJAの方に聞いたのち、畑から1人1
べることがおろそかにならないように短い時
本ずつにんじんを掘る体験(写真2)をした。
間で行う点に十分配慮した。
「今日は先生、何
を持ってきてくれたの?」と、子どもたちの
熱心に聞く姿が見られた。
○学校栄養職員が学級訪問することで、一人
一人の食事の様子が把握できる。偏食や小食
写真2
の子どもたちに直接声かけを続けることで、
尐しずつではあるが食べることに対しての
見学後の子どもたちからは「にんじんの葉
意欲化が図れた。
っぱをはじめて見た。」とか「にんじんは、土
③「食」の楽しさ・大切さを実感させる体験
作りから大切で私たちが食べるまでには大変
学習の実践
な作業を繰り返しているんだな。」などの感想
給食時間の食指導だけではなく、教育課程
があがった。給食では、6月の食育の日に「幕
の中 の特 別 活動 や他 の 教科 と関 連づ け た 、
張にんじん」を使用した特別メニューを取り
「食」に関する体験学習を積極的に行った。
入れた。食材を紹介するための資料を作り家
1学年生活科「そらまめ・とうもろこしの
庭に配布したり、全校に放送で紹介したり、
皮むき体験」
、2学年生活科「梅ジュース作り」、
実物の展示・資料の掲示などの工夫も進めた。
3学年社会科「にんじん畑の見学」「パン作
その日に合わせた形で計画的に給食の献立に、
り」
、4学年社会科「房総の太巻き寿司作り」、
にんじんのメニューを提供することで、学習
5学年家庭科「ご飯と味噌汁作りでのだしの
との関連をより密にすることができた。
味比べ」、6学年家庭科「楽しい食事を工夫
しようにおいての調理実習」などである。
その後、この単元での授業参観において、
学校栄養職員がにんじんの栄養や地産地消に
体験することにより、
「食」の楽しさ・大切
さを実感できるように、学校栄養職員が専門
性を生かし、授業に加わり助言した。
ついて、保護者に直接話をすることで、家庭
へも有効な指導ができた。
給食の献立を使った授業を意図的に計画で
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きるのも、学校栄養職員にしかできない指導
には、全教職員の「食」に対する意識の向上
である。
が求められる。
○校内の自然を生かした生活科の体験学習
校内研修の時間に、「食」に関する校内研
校内に梅の木が3本あり、毎年、たくさん
修を年間2回程度、学校栄養職員が中心とな
の実をつける。子どもたちは梅の花が咲き、
り、進めてきた。その結果、給食時間に学級
葉が出てきて実をつけ、その実が大きくなる
担任が自ら、健康のために好き嫌いなく食べ
のを生活科の授業で観察している。その梅の
るように声をかけて配食してくれたり、全部
実を使い、梅ジュースを作る授業を行った。
食べられた子どもたちを褒めたりして、熱心
子どもたちは梅の実が日ごとに大きくなり、
収穫できる日を楽しみに待っていた。
に給食指導を行うようになった。(資料2)
また、「食」に関する授業にも、積極的に
収穫の日は大喜びで、採った梅の実を自慢
取り組み、それに伴い、学校栄養職員も授業
げに見せに来る。
(写真3)その梅の実を使い
に参加することが増えた。研修を継続して行
うことで、教職員の「食」に対する意識が向
上した。
資料2
【実施した主な内容】
【職員研修の主な内容】
○全校児童に食に関するアンケートを実施
写真3
し、その実態を全教職員で共通理解をした。
梅ジュースの仕込みを行い、ジュースが出て
その後、食育の重点目標を決定した。
くる様子を観察した。水を全く入れないのに
○食育推進基本計画・食に起因する現状や課
ジュースが増えてくる不思議さを感じ、
「先生、
題について研修をした。
まだ飲めないの?」と顔を合わせるたびに聞
○教職員に食事バランスガイドについて説明
いてきて、飲める日を楽しみに待っていた。
し、バイキングカードなどを使用して自分の
出来上がった梅ジュースを飲む体験を通し
食生活を振り返ることにより、食に対する意
て、
「家族に飲ませたい」、
「おいしくできてう
識の向上を促した。
れしい」、
「家でも作りたい」などの声が多く
○千葉大学教授
聞かれた。梅ジュースを作るという体験学習
方をめぐって」の講演を聴講した。
を通して、
「食」の楽しさ・大切さを学び、自
②給食委員会を活用した食育の啓発
然の恵みに目を向け、感謝をする心が育った。
○校内放送の利用
明石要一氏の「食育のあり
校内の自然を生かし、学校栄養職員が作り
毎日の給食時に献立のねらいに沿って献立
方の説明から衛生指導、ジュースの保存時の
の意味や栄養の情報が書かれた一口メモを給
衛生管理などについて専門性を発揮し、体験
食委員会の児童が放送で読み、全校児童に知
学習を行うことの必要性を感じた。
らせた。毎日継続することによって、子ども
(2)学校全体への「食」の意識を向上させる
取組
たちへの「食」の意識化が図れた。
○教室訪問を通して
①教職員の「食」に対する意識の向上を図る
寒くなると冷たい牛乳が飲みにくくなり、
食に関する指導は学校栄養職員が一人で行
残量が多く困っていた。そこで、給食委員会
うものではなく学級担任を中心に学校全体で
の6年生が給食時間に教室訪問を行い、牛乳
の栄養について話をした。カルシウムのカル
取り組んでいかなければならない。そのため
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ちゃん人形を使って、牛乳と他の飲み物のカ
討した。そして、給食の献立(料理・旬など)
ルシウム量を比べた。
(写真4)具体物を使用
に目を向けてもらえるように、献立のメッセ
して、目で子どもたちがカルシウムの量を見
ージや旬の食べ物のメニューを載せ、家庭で
ることができたので、よく理解できたようだ。
も作れるようにした。
また、学校での給食の様子や授業の様子な
どを、
「食育だより」として保護者向けに発行
したり、ホームページに食育コーナーを掲載
したりして、保護者へ「食」に関しての意識
写真4
化を図った。さらに、地域との連携を深める
給食委員会の子どもたちも回数を重ねるご
ために、近くのコミュニティセンターに学校
とに説明が上手になり、自信をもってできる
の食育の様子を知らせる掲示板「食育通信」
ようになった。聞いている子どもたちも教師
を設置した。様々な人が利用する施設ではあ
でなく6年生が行ってくれたことに親近感を
るが、除々に目を向けてくれる人が増え、設
覚え、まねをしてカルちゃん人形を作ってき
置してあるアンケート箱には、
「食べることと、
た子どももいた。
生きることを大切に考えたい。そういう意味
結果として、牛乳も残さずに飲むようにな
った。
③全校集会での食育の啓発
全校集会を利用して、給食委員会の子ども
で今の時代、食育は大切なものだと思いま
す。」などの意見が寄せられた。
また、保護者や児童からも、
「掲示板を見ま
した。がんばってください。」と、直接声をか
が「食」に関するクイズを行った。ゲーム形
けられるようになった。
式で行ったのでとても盛り上がり、楽しく行
②保護者の意識向上を図る授業実践
うことができた。
家庭に食育を浸透させることはとても難し
また、給食の残量を調べ、よく食べるクラ
い。そこで、保護者がたくさん来校する授業
スを発表したところ、この結果に影響され、
参観時に「食」に関する授業を行い、意識の
ますます残さないで給食を食べるクラスが増
向上を図った。2年生の特別活動では、体育
えた。
館で保護者も一緒に参加して、朝ごはんの授
全校集会を利用して啓発することは、1度
業を行った。朝ごはんの重要性を親も子も理
の取組で共通理解を図ることができ、効果的
解できるようにパネルや紙芝居を使用し、授
であった。
業を展開した。また、自分の朝ごはんについ
(3)家庭・地域への食育の啓発
家庭や地域の「食」に対する意識を向上さ
てもふり返ってもらった。
その他にも6学年道徳「食べ物に感謝しよ
せることはとても難しい。学校栄養職員が発
う」
、1学年学級活動「食べ物の名前を知ろう」、
行するたよりの工夫や授業参観時に「食」に
2学年学級活動「好き嫌いなく、何でも食べ
関する授業を行うことにより、食育の必要性
よう」など、機会があるごとに学校栄養職員
の啓発に努めた。
が「食」に関する授業に参加し、
「食」の大切
①「食」に関する情報の発信の工夫
さを知らせた。
毎月発行しているたよりを、読者に興味・
その結果、家庭での子どもたちの健康を考
関心をもってもらえる内容となるように検
えた食事の在り方を見直す良い機会となった。
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5
成果
いかと思われる。
20 年度に実施した調査で、17 年度との経年
また、
「食」に関する体験学習は、授業に意欲
変化から次のような成果がつかめた。
的ではない子どもたちにとっても、関心がもて、
(1)児童の「食」への興味・関心の高まり
体験後、
「家でもやってみたい。」
「楽しかった。」
表1からわかるように、給食を残さず食べる
ったことがわかる。
n=144 人
表1 給食を残さず食べていますか?
という声が聞かれ、
「食」への興味・関心が高ま
(2)家庭や地域の意識の向上
「食」に関する現状を知らせる取組の結果、
平成20年度
表3のように食育について、言葉も意味も知っ
平成17年度
ていると回答した保護者が増えた。尐しずつで
0%
20%
食べている
40%
60%
ほとんど食べている
80%
ときどき残す
表3 食育について知っていますか?
100%
いつも残す
n=224 人
子どもの割合が増えている。この理由として2
平成20年度
つのことが考えられる。一つは、献立の工夫や
体験学習による興味・関心の喚起。もう一つが、
平成17年度
研修の実施による教職員の意識向上である。
0%
献立の工夫をしていると、子どもたちからは、
次にどんな給食の献立がでてくるのか楽しみ
20%
言葉も意味も知っている
言葉も意味もわからない
40%
60%
80%
100%
言葉は知っているが意味はわからない
その他
はあるが食育への関心が高まってきている。
にしている様子がうかがえた。また、教室訪問
以上のように、学校栄養職員が専門性を生か
をすると、苦手な物を一口でも食べてみようと
し、実践してきた取組が、「食」に興味・関心
する子どもを以前より多く目にするようにな
をもち、「食」を大切にする子どもの育成に有
った。そして、給食後、食缶を返しにくるとき
効であったと考える。
に「ごちそうさま、全部食べられたよ。」
「いつ
6
今後の課題
もおいしい給食を作ってくれてありがとう。」
千葉市には1校1名の学校栄養職員が配置さ
と感謝の気持ちを伝えてくれることが増え、子
されている。そのため、自校の特徴をよく研究
どもたちの行動の変容にもつなげることがで
し、その学校にあった給食や食育に取り組むこ
きた。
とが可能である。その根幹となるものは給食の
もう一つは、教職員や学校全体の意識を向上
献立であり、生きた教材となる献立作りは食育
させる取組の結果、教師が食育の必要性を感じ、
を進めていく上では不可欠である。これからも
熱心に給食指導を行うことにより、表2に表れ
より一層魅力ある献立作りを工夫していきたい。
るような喫食率の向上につながったのではな
そして、学級担任と協力しながら、教科学習
表2 喫食率の表
H16
H18
の中にも積極的に食育を取り入れていきたい。
H20
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
今回の研究で「食」への興味・関心、
「食」を
大切にする気持ちは高まった。食育は学校教育
だけでなく、家庭・地域でも取り組んでいかな
ければならない。今後も家庭や地域と連携を図
りながら生涯にわたり進められるような継続性
ひ
五
き
豆
じ
目
中
の
め
炒
華
物
え
和
煮
そ
の
み
菜
の
ん
ど
野
鯖
う
ン
ん
は
パ
ご
のある食育を図っていきたい。
- 21 - 【参考文献】食に関する指導の手引き(文部科学省)