E-Day企画概要(Eクラス・テーマ研究) (1) ディベート部 ディベートは、肯定側と否定側に分かれてどちらがより審判を説得できるかを競うゲームです。裁判で の検察官、弁護士、裁判官のやり取りを想像してもらえば分かりやすいでしょう。ディベートでは 日 本の現状は良くないと言う検察官が肯定側、日本の現状を支持するのが弁護士、検察官と弁護士の言う ことを聞いて最終判断をする裁判官が審判です。裁判官を説得するために、まず自分の立場を分かりや すく説明する必要がある。でも、それだけじゃディベートは成り立ちません。相手の意見を理解した上、 それをアタックして、自分の考えを守ることがディベートです。 これに似たものでディスカッションがありますが、審判がいて勝敗がはっきりするという点でディベー トはよりゲーム性が強くなっています。 Debate is a game where two sides, the affirmative and negative, try to persuade a judge. It may be easy to understand if you imagine a court with a prosecutor, lawyer and judge. The prosecutor should argue that the present situation of Japan is bad, while the lawyer takes the negative side and supports the present situation. The judge listens to what the two have to say and will judge in favor of one of them. In order to persuade the judge, first, you should explain your stance. But debate needs more than that. Debate is also listening to your opponents’ ideas, understanding them, attacking them, while protecting your own position. Discussion is similar, but with debate, the judge give a clear decision for which team wins or loses, and it feels much more like a game. (2)プレゼンテーション部 論理的かつ魅力的なプレゼンテーションを英語で行うことを目標とします。映像や画像、音声を含め、 見る人に文句なく「面白い」と思わせるプレゼンを目標に議論・準備・練習を重ねます。テーマは各自 で設定してもらいますが、聴き手に「へぇ」とか「わはは」と言わせる導入、本論、結論を考え、魅力 的に伝えられるよう発表直前には集中練習を行います。これを通じて、英語で発表することに自信をつ けたい人を募集します。練習は徹底して行いますので(その分、達成したときの感動は大きいですが) 、 本気で考え、本気で準備をし、本気で練習に取り組む気概のある人を求めます。 (3)ビデオクリップ作成部 主に PC(Windows ムービーメーカー)を使用して English Day で放映するビデオクリップを作成します。 たとえば、English Day ではディベートやプレゼンテーションを行いますが、その導入として、ビデオ クリップを上映してもいいでしょう。ディベートのテーマ、対立する立場の視点、論点などを、映像や 字幕、音楽を用いて、わかりやすく、ディベートを煽るようなビデオを作成すると面白いものとなるで しょう。(ただし、ビデオの内容については生徒の希望や発想を優先します。 ) English Day にふさわしい内容を発想する力、それを映像や音楽を通して豊かに表現する力を期待して います。 (4)英米作品鑑賞&翻訳部 このグループではアメリカの作家、Max Lucado の書いた子供向けの絵本を、翻訳します。Max Lucado の作品には幼少時の子供の心の成長に必要不可欠なメッセージがわかり易い形で示されていま す。そのメッセージは現代の日本人にとっても、またあなた自身にも必要なメッセージではないかと感 じることになるかもしれません。 またこの翻訳作業を通して、その奥にあるアメリカ、キリスト教文化背景等、発想も含めて、考えるこ とになります。東日本大震災がきっかけで両親を亡くしてしまった孤児や精神的サポートを必要とする 子供達が今なお多くいます。言葉の力には限界がありますが、人の心を動かしていく力があることもま た事実です。 ですので、この翻訳作業を通して出来たものを、NPO を通して届けられたらと思います。翻訳は単純 に機械的に英語を日本語に直す作業ではありません。作家は、「誰」に向けてどのような意図でメッセ ージを放ったのか。私達自身は、「どのような人」に「何」の為にそのメッセージを届けようとしてい るのか、を考えながら自分たちにしかできない作業ができればと思います。 Love your neighbors as you love yourself. という言葉が聖書の中にあります。この Project の一つ の Key Word になると思います。この言葉の意味を翻訳作業の中で、深く考えていくことになるでしょ う。また、この作業を通して作品の絵を基にスライドを作り訳し創り出した文を載せ、作品を発表する 形で Presentation を行います。 ② 英語で歌を歌おう。(ゴスペル) ゴスペルは英語で God Spell=神の言葉、という意味です。アメリカの African American の方が集う 教会に行くと、楽譜が全く読めないけれど、時にとても力強く時に涙を誘うような素晴らしいゴスペル のハーモニーをきくことができます。 このグループでは、ソプラノ、アルト、テナーの3声に別れて、英語でゴスペルを歌って行きます。 難しく感じるかもしれませんがハーモニーが一つになると不思議なもので心まで一つになるものです。 それをみんなで楽しく創り上げましょう。 歌詞の意味も表面的になぞるのではなく、しっかりと目を留めることでその奥にある発想や、異文化 理解の一助にもなるでしょう。 譜面は使わず、歌詞のみで行います。目から入るのではなく、皆さんにとっての言葉が最初、そうで あったように「音」から入っていきます。 最初の曲は New York の Hezekiah Walker という牧師が 2011/9/11 のあとに書いた”I need you to survive”という曲を本来はユニゾンの曲なのですが3声で歌います。
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