第13号 - 筑邦西中学校

流 し た 汗は 裏 切 ら な い ! !
流 し た 汗は 裏 切 ら な い ! !
校長のつぶやき
次代を担う若人
卒業式を終えて
平成 28 年 3 月 22 日
自主
自律
協調
ち
ちく
くに
にし
し
新たな旅立ちへ!第57回卒業式
No.13
文責
校長
内田
哲
三年生がとうとう巣立っていきました。卒業式の翌週、いつものように朝校門
に立っていると、当たり前のことですが三年生の登校の姿はなく、いつもと違っ
た朝の風景でした。わかっていても、さびしいものでした。
卒業式での生徒たちの態度は本当に立派でした。卒業式の節目としての意味を
理解し、そして保護者やご来賓の前でどんな振る舞いをするべきか、そのことをしっかり自覚
していました。巣立ちへの決意が感じられました。
みんな本当に素直で、私たち教職員にとって、教育の喜びや展望を感じさせてくれる生徒た
ちでした。子どもたちは本来、学びたい、伸びたい、繋がりあいたい、そんな気持ちを持って
いるものです。その気持ちを引っ張り出し、そして後押しをするのが私たち(親も教師も)の
役目なのかなと、つくづく思いました。もちろん、手がかかるのは当たり前ですが、だからこ
その喜びであると思いたいものです。
式のフィナーレとなる2曲の卒業の歌も、卒業生は万感の思いを込め、堂々と披露してくれ、
会場から大きな拍手がわき起こりました。その内の1曲「あなたへ ~旅立ちに寄せるメッセ
ージ~」は、青春の荒波に揺れながらも、人とつながり合って人生を進んでいこういう決意を
込めた歌です。どうか自分を信じ、そして仲間の存在を感じながら歩んで欲しいものです。 。
「あなたへ
~旅立ちに寄せるメッセージ~」
筒井 雅子 詞・曲
2.いろんなことがあって 自分を嫌いになった
なぜ僕だけがこんな目に遭うと
他人を羨んだりもしたさ
荒んだ心に刺さったのは
意外な奴の言葉だった
も一度 も一度
あの空を飛べるかもしれないと思った
1.白木蓮にも似た その白い翼で
まだ見ぬ世界 未来という
果てしない空へ
旅立ってゆくのですね
まばゆいほど輝いて
旅立ってゆくのですね
温かな巣をあとにして
3月11日(金)
、本校第57回卒業式を挙行いたしました。
当日は、たくさんのご来賓や保護者の皆様のご臨席を得て、無事に卒業式を終えることができ
たことを、心からうれしく思っています。
今回の卒業生は147名でした。みんな儀式にふさわしい引き締まった姿勢や機敏な行動で臨
み、すばらしい式にすることができました。当日の朝は冷え込みとともに小雨もぱらつく空模様
となりましたが、式の終わり頃には薄陽も射し込むようになり、卒業生の前途を祝福するかのよ
うでした。
卒業生は、これからそれぞれの道に進んでいきますが、みんなが確かな歩みを進めてくれると
確信しました。
愛と涙 そして知るだろう
人生という名の迷路の果てに
信じ合えることの喜びと悲しみを知った分
優しくなれることを
張り裂けるような 悲しみの行き場
煮えたぎるような 憎しみの出口
時よ おまえは見てきたのだろう
憎しみの極みを 戦いの果てを
時の女神よ 教えてください 握り合えない手と手ならば
隔てる心の壁がいつか 癒され なくなる日は くるのでしょうか
手と手をつなぎ その手をかざそう 人生という名の迷路の果てに
信じ合えることの喜びと 悲しみを知った分 優しくなれる
愛と涙 あなたの手のぬくもり 人生という名の迷路の果てに
信じ合えることの喜びと 悲しみを知った分 優しくなれる
今年度を振り返り、次年度(新学年)へ
入場前もきちんと整列
卒業証書授与
-1-
担任の先生の後に退場
今年度もいよいよ終わります。生徒の皆さんには、まずこの一年間を振り返り、
自分自身の成長したところと、課題をしっかりと整理して欲しいと思います。
学年の変わり目は、ステップアップのチャンスです。一つ学年が上がり、気持ちも変わります。
心新たにがんばろうという意欲もわいてきます。この春休みを振り返りの時とし、そして次学年
への決意をしっかりと抱いて欲しいものです。
-2-
流 し た 汗は 裏 切 ら な い ! !
地域学校協議会からの提言
本校では、8名の方に「筑邦西中学校地域学校協議会」の委員として活動をしていただいてい
ます。本校区内の地域・保護者代表に加えて、職員代表も参加しながら、様々な活動を行ってき
ました。
この組織は、久留米市内の全ての小中学校で制度化されているもので、一年間様々な学校行事
や生徒の様子を見たり、各種のアンケート結果の分析を通して、学校や地域・保護者に対して提
言を行ったりすることを目的としています。
今年度も定期的に会合を開き、以下の様なご意見をいただきました。
Point 1
【地域学校協議会が目指すもの】
(あてはまる-1
評
地域
子ども
基本的な生活習慣など
生活の土台づくり
養分
家庭
項
目
評価
2.79
2.57
2.07
2.14
生
徒
指
導
○本校の教職員は生徒指導上の問題にも十分に対処できているか
○本校の教職員は子どもの課題解決に努力し、どの子どもも成長させることが
できているか
○本校の教職員は子どもの課題を共有しているか
○本校の教職員はいじめや生徒指導上の問題等の共通理解を図る姿勢があるか
2.00
2.14
○あなたは保護者に子どもに対する指導方法をきちんと伝えることができてい
るか
○本校の教職員は会議以外でも積極的に分掌・学年を越えて、生徒理解・学力
に関する情報を交換しているか
○職員室には教職員同士が支え合おうとする暖かな雰囲気があるか
○本校の教職員は新しい指導方法を導入しようとする姿勢があるか
2.36
そ
の
他
意図的・計画的な
教育活動
価
○あなたは子どもの学習意欲を高めることができているか
○あなたは子どもの学力を高めることができているか
○本校の教職員は子どもの学ぶ意欲を高めるための方法が分かっているか
○本校の教職員は子どもの学力を高めるための指導技術を持っているか
光
水
流 し た 汗は 裏 切 ら な い ! !
あまりあてはまらない-3 あてはまらない-4)
学
習
指
導
地域の子どもたちの育ちの見守り
子どもを中核に
した地域コミュ
ニティ
ややあてはまる-2
2.00
2.07
2.29
2.14
2.29
学校
(学校に対して)
○卒業式を見て、あらためて今の筑邦西の落ち着いた生徒の姿を感じることができた。
○地域の中でも、よくあいさつをしてくれるようになった。
○現状に甘んじることなく、学校を前進させるためにいろいろな手を打ち続けることが必要
ではないか。
○若い先生も増えてきていると思うが、職員を育てる視点でいろいろなことを担わせたい。
○不登校の問題が大きな社会問題になっているが、しっかり分析を。
○どの学年もうまく運営できるような体制作りが必要。
○今、市内の小学校の荒れの問題を聞くようになった。今こそ小中の連携をしっかりと行う
ことで対応すべき。
(家庭・地域に対して)
○ケータイ・スマホ等の問題が叫ばれているが、保護者も含めてしっかり学習して欲しい。
○文化発表会での保護者のマナーの問題が指摘されている。まず、大人が子どもの模範であ
りたい。
○今、地域でボランティアによる無料の学習塾が始まっているようなので、本協議会として
も支援していきたい。
○生徒や地域の様々な立場の人を交えた座談会的な場を、本協議会としても考えていければ
と考えている。
学校の自己評価より
今年度の各教育活動に対して、本校教職員で自己評価を行いました。課題が残る点については、
次年度に向けて改善をしてまいります。
-3-
○ 久留米市学校図書館協議会読書感想文集「かささぎ」
☆優秀賞
☆佳
作
石井 萌衣(3年)「『あの空をおぼえてる』を読んで」
許山 光希(3年)「ヒトリコと私」
八尋 優奈(3年)「『あたしの声がすき』を読んで」
桝永 知里(2年)「人の命の重さ」
松尾 綾斗(1年)
「『助けるとは何か ~ブロード街の12日間を読んで~』
寺﨑 文乃(3年)「『若きウェルテルの悩み』を読んで」
仲
志織(3年)「『青い鳥』を読んで」
井手
心(3年)「『レーナ』を読んで」
鬼丸
紋(3年)「『夜行観覧車』を読んで」
酒井いづみ(3年)「『サマーウォーズ』を読んで」
山口 美咲(3年)「『浅田真央物語』を読んで」
岡野 晴菜(2年)「おばあちゃん、ありがとう」
仲
琴未(2年)「『青い鳥』を読んで」
野田 好美(2年)「『白旗の少女』を読んで」
光安 紗雪(2年)「人生の縮図・・・心は光」
大塚 卓実(1年)「『夢をかなえるゾウ』を読んで」
緒方 めい(1年)「本当の答えは・・・」
(保護者の皆様へ)
今年度の本校教育へのご理解とご協力に対し、深く感謝申し上げます。私たち教職員も今
年度の成果と課題を明確にし、次年度の確かな実践につなげてまいりたいと思っています。今
後ともどうぞよろしくお願いいたします。
-4-