1月 21日[土] −3月 26日[日]

地域連携企画 記録展示2016
﹃ 養 蚕 秘 録 ﹄を 訪 ね て
生糸括(岡谷蚕糸博物館蔵)
2017年
1 月 21日[土]− 3 月 26 日[日]
※入場無料
会 場:神戸ファッシ ョ ン 美 術 館 4 階 ギ ャ ラ リー 開 館時間:10:00−18:00 休 館 日 : 月 曜 日、3 月 2 1 日(火)
( 3 月 2 0 日(月・祝)は 開 館 )
主 催 : 神 戸ファッション美術館 共同企画:眞田岳彦 連携協力:デザイン ・ ク リ エ イ テ ィ ブ セ ン タ ー 神戸( K IIT O ) 協 力 : 岩田隆義、岡谷蚕糸博物館、かいこの里の会、株式会社高三商店、株式会社宮坂製糸所、神戸市立博物館、丹波市、中村善則、養父市立上垣守国養蚕記念館 展示協力:大阪樟蔭女子大学
特別展示「神戸開港 150 年記念 ファッション都市神戸−輝かしき国際港と地場産業の変遷」関連 同時開催
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中 2-9-1 TEL:078-858-0050 http://www.fashionmuseum.or.jp
2
神戸 中、右:元神戸生糸検査所は現在デザイン・クリエイティブセンター神戸に(撮影:伊東俊介)
地域連携企画 記録展示2016
左:本邦初の試み「日本絹業博覧会」案内チラシ(大正 14 年、神戸市立博物館蔵)
﹃ 養 蚕 秘 録 ﹄を 訪 ね て
年の神戸
1
8
6
8
このたび神戸ファッション美術館では
特 別 展 の 開 催 に 合 わ せ、衣 服 造 形 家・
眞田岳彦とともに、
開港から神戸の地域産業と日本の経済
を 支 え て き た 神 戸 周 辺 の 絹・生 糸 の
調査を行いました。
大正から昭和にかけて神戸港の重要
輸 出 品 で あ っ た 絹 物 は、兵 庫 県 北 部 の
但 馬・丹 波 周辺地 方 で も 多 く 産 出 さ れ
ま し た。当 時 の 文 化 が 残 る﹁ 神 戸 絹 の
道 ﹂を 辿り、三丹地域の養蚕の質を飛躍的
︶年︶
1
に高め、日本の養蚕技術を初めて海外に
ようさんひろく
うえがきもりくに
伝えた﹃養蚕秘録﹄︵享和 ︵
の著者である上垣守国が生まれ育った
地域も訪ねました。調査過程で体感した
風土や歴史、出会った人々の暮らしを、
文化施設が所蔵する貴重な養蚕、製糸、
絹 の 資 料、道 具 な ど と と も に 紹 介 し、
神戸地域の風土と人に育まれてきた
日本の衣服文化を見つめ直します。
3
1
8
0
3
姫路駅(播磨)と和田山駅(但馬)をつなぐ J R 播但線
丹後
但馬
3
JR 山陰本線
4
和田山
5
4
但馬から険しい峠道をぬけ丹波へ
丹波
2
JR 播但線
姫路
3
左上:繭を器械製糸し山陰本線で輸送した 郡是製糸(株)工場跡地(八鹿町)
5
養 父 左中:住居と蚕室を兼用し、抜気屋根をもつ3階建養蚕農家住宅(大屋町大杉)
資料室所蔵の「絹」資料を展示
(青垣町佐治)
右上:屑繭から紡ぎだされる
「つまみ糸」
丹 波 左下:製糸業で栄えた明治期の商家が残る町並み(青垣町佐治)
右下:つまみ白絹糸を緯糸に織り込む縞柄が特有の丹波布(青垣町 丹波布伝承館蔵)
右上:野生化した樹齢 100 年以上の桑の大木(大屋町大杉)
(大屋町蔵垣 上垣守国養蚕記念館蔵)
左下、中下:保管される養蚕道具や『養蚕秘録』
右下:復興活動が行われる養蚕の様子 5令の幼虫(大屋町蔵垣 撮影:中島明日香)
但馬の繭 100 個を素材にした
眞田岳彦による新作を展示
1
■ オープニングイベント 神戸スタディーズ
#5 「神戸 絹の道」
神戸から但馬・丹波への取材をとおして見えてきた衣服文化や人の暮らしについて、展示を鑑賞しながら共同企画者からお話を伺います。
講師:眞田岳彦 モデレーター:芹沢高志(KIITO センター長) 日時:2017 年 1 月 21 日(土)14:00∼16:00 場所:4 階ギャラリー、セミナー室 共催:KIITO ※申込・詳細は KIITOウェブサイトまで http://kiito.jp
共同企画者
但馬の桑の葉茶と桑の実ジャム
をお愉しみいただきます
(協力:かいこの里の会)
● 当イベントは、
神戸スタディーズ #5「神戸港からの眺め」のプログラムです。
(主催:KIITO)
予定:1 月 12 日(木)
「油彩画が物語る神戸の歴史」講師:中村善則 / 1 月 26 日(木)
「神戸横浜 絹『もの』がたり」
講師:山﨑稔惠
色生糸とシルクリボン見本帖
(1930 年代、フランス)
■ ギャラリートーク 「神戸の絹とシルクリボン」
生糸輸出が盛んだった 1930 年代のフランスのシルクリボンなど、当館所蔵の貴重な「絹」資料を鑑賞し、
「神戸の絹」を解説します。
解説:当館学芸員、資料室担当員 日時:2017 年 3 月 18 日(土)14:00∼15:00 場所:4 階ギャラリー、ファッション資料室 ※参加無料/申込不要
共同企画者
眞田岳彦
(衣服造形家、
女子美術大学教授、
東北芸術工科大学客員教授)
衣服/繊維の研究、造形、プロジェクトを通じて地域/人つくりに取り組む。
ISSEY MIYAKE INC. にて衣服を学び 92 年渡英。彫刻家 RICHARD DEACON
の助手を経て95年帰国し独立、SANADA studio 設立。国立民族学博物館外来研
究員等を経験し、国内外で衣服/繊維造形作品発表、染織地域プロジェクト、企業
へのデザインディレクション、繊維研究者として講演を多数行う。著作「考える
衣服」
(スタイルノート)他。
■ KAVC×C.A.P.×KIITO×F美 連携企画「Marching
当日限定で
資料室を公開します
KOBE CAFÉ」
Marching KOBE 参加 4 施設によるカフェが特別出店。各館を巡回しながら、美味しいドリンクとともに楽しいイベント情報をお届けします。
日時:2017 年 3 月 18 日(土)13:00 ∼16:00(予定) 場所:4 階入口前
3 月は神戸のアートスペースを楽しもう! Marching KOBE 参加施設の予定
3 月 4 日(土)
「オープン KIITO」@KIITO / 3 月 11 日(土)、12 日(日)
「ひとマルシェ」@KAVC /日程未定「春のオープンスタジオ」
(仮)@C.A.P.
※詳細はホームページまたは Facebook をご覧ください。 Marching KOBE 検 索
●
[3階ライブラリー「絹」コーナーのご案内 ] 期間中は、
『養蚕秘録』の複製本や絹関係書籍が閲覧できる特集コーナーを設置します。お立ち寄り下さい。
〒658 - 0032 神戸市東灘区向洋町中 2-9-1 TEL:078 - 858 - 0050 FAX:078 - 858 - 0058
http://www.fashionmuseum.or.jp
アクセス
[ 電 車 ] JR 住吉駅・阪神魚崎駅のりかえ、六甲ライナー「アイランドセンター駅」下車南東すぐ
[ お 車 ] 阪神高速湾岸線、
「六甲アイランド北」ランプから約 2 分