第3期(前期)「にいがた福祉リーダー塾」開講 主催:新潟県労働者福祉協議会 共催:新潟ろうきん福祉財団 2013年度からはじまった「にいがた福祉リーダー塾」も、今年で3年目を迎えます。この取り組みは、これまで中央 労福協、労働者福祉東部ブロック協議会が実施してきた福祉リーダー塾を新潟県内で、より多くの方から参加でき るようにと、新潟労福協が地域版として、全国の地域労福協に先駆けて実施しています。地域の多様な組織と連 携し、勤労者の福祉向上を目指した広域な活動の展開が期待されている昨今。1期生、2期生に続き、3期生も学 びと気づきを得て、労働者自主福祉運動を創造していくことでしょう。 第一講義 協同組合に関する法律がな ディスカッション くても存在していた江戸時 新たな試みとし 代の相互扶助のしくみか て、初日にもグ ら、現在の協同組合に突き 付けられている課題までを 高橋氏より具体例をもとに 説明いただきました。 第二講義 田村氏は「コミュニティの 再生」にはグローバルと ローカルのそれぞれの視 点が大切であり、発想の 転換による新しいライフス タイルとして「ホリスティッ ク・ライフ(総合的な生 活)」を提唱されました。 第三講義 主催者である新潟労福協の様々な運動の概要を山田氏よ り説明いただきました。その後、ワーカーズコープの小椋氏 より市民参加と連帯による社会運動の事例として、フード バンク活動の成り立ちや現状を説明いただきました。 プログラム/講師 ■7月3日(金) 第一講義 「歴史から学ぶ労働者自主 ループディスカッ 運動の理念とこれからの役 ションを取り入れ 割」/高橋 均氏(中央労 福協アドバイザー) たところ、塾生同 第二講義 士よいつながりが 「日本社会と協同組織事業 生まれました。 に期待するところ~危機の 時代の物の見方・考え方と 交流会 “惜福の経済”」/田村 正 機械的にふりわけ 勝氏(早稲田大学名誉教 授) たグループだった 第三講義 ため、ジェンダー ①新潟県労福協の運動/ バランスを欠いて 山田太郎(新潟県労福協専 務理事) しまい、男性のみ ②ワーカーズコープとフード の班がありました バンク活動/小椋真一氏 が、最も盛り上がっていたのは、気のせいでしょうか (ワーカーズコープ北陸信 越事業本部事務局長) (笑) ディスカッション 第四講義 「講座を受講して」意見交 換/山田太郎(新潟県労福 交流会から参加い 協専務理事) ただいた高木氏 ■7月4日(土) 第四講義 ん連帯・協同を実 「連帯経済の担い手として 践されていらっしゃ の協同組合~その中での る」と感想を述べながら、コーディネーターは、単に存 労働組合・労福協の役割と 運動」/高木郁郎氏(日本 在するものを結合するだけではなく、そこに新しい提 女子大学名誉教授) 案を加えていくことだと説いていました。 第五講義 「県内のNPO活動の現状と 第五講義 労福協との連携」/金子洋 「非営利」「公益」「ボ 二氏(新潟NPO協会代表 理事) ランティア」知ってい は、「すでにみなさ るようでまだ馴染み の薄い言葉を 金子 氏より解説いただ き、組合も広義な意 味でNPOなのだということを理解しました。 【編集後記】NPO協会から7月1日に出向して、最初の仕事が「にいがた福祉リーダー塾」でした。まさ にテーマは、労働団体とNPOとの連携。学びと気づきの深い二日間に、脳みそがパンパンに(汗)。後 期は、グループワークが多くなるそうです。また、心地よい疲労感を共に味わいましょう!(富) 後期予定 2015年10月3日~4日 新潟市内
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