2014年2月号(PDF、503kbyte)

平成25年度
総合保健福祉センター カミーリヤ
トレーニング健康測定室
歩行訓練プール
2月号
№ 64
生活習慣病予防・改善月間
●メタボリックシンドローム
●新しい考え方“NEAT(ニート)”
厚生労働省によると、平成19年時点の40~74歳の
メタボリックシンドローム該当者数は、予備群を合わ
せて2,010万人(男性は2人に1人、女性は5人に1人)
で、この人数はさらに増えていると予想されています。
メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満に加えて、
血圧、脂質、糖質等の軽度の異常が重なることで、
動脈硬化につながりやすくなり、やがては脳梗塞や
NEATとは“運動以外の身体活動量”のことで、
「立つ」「座る」「家事をする」「歯磨き」等の日常生活
全般の総エネルギー消費量のことを言います。
1日の総エネルギー消費量の内訳(田中ら、2009)
運動
0-5%
食事誘発性
体熱産生
10%
心筋梗塞になる危険性が高まると言われています。
基礎代謝量
60%
●エネルギー収支バランスを“負”にすることが鍵
内臓脂肪型肥満の予防・改善には、運動量と食事
量のエネルギー収支バランスを“負(マイナス)”にす
る必要があります。
例:月1kg減量するため、脂肪1kgは約7,000kcal
7,000kcal÷30日 = 1日に約230kcal消費
運動で230kcal消費するには、約1時間(7,000歩)必
要になります…が、食事面をちょっと工夫するだけで
無理なく、収支バランスを調節させることができます。
例:とんこつラーメン → 丸天うどん
菓子パン → 食パン
約140kcal減!
約120kcal減! など
NEAT
25-30%
食事、運動量と睡眠時間に差がない人たちのNEAT
と体重の関係を調べた研究によると、太っている人は
太っていない人に比べて座っている時間が2.5時間
多いことが報告されています。
つまり、何かしらの立ったり、動いたりしている時間
が体重を決定している可能性が示唆されています。
“塵も積もれば山となる“
ぽっこりお腹が気になる方は、脂肪燃焼効率の高い
ニコニコペース運動に加え、NEATの増加を少し意
識することで、メタボ予防が期待できそうです。
風の花アネモネ
早くも如月・2月となった。3日は節分、4日は立春。暦の上では
二十四節気の最初の節であり旧冬から新春の境目で、この日から春と
なる。19日は雨水。氷雪融け雨水となる時期だが、北海道、東北の雪
は深く関東、東海地方の太平洋側に雪が降るのもこの時期である。
早春の風に吹かれて花開くアネモネが、園芸店などの店頭に可愛ら
しい姿を見せている。花の色は紫、青、赤、ピンク、白といろいろ。
華やかな中にも、どことなく優しく儚い感じがする花である。
ギリシャ神話の一つには、美の女神アフロディテに愛された美少年
アドニスが狩りに出かけた。突然飛び出した軍神アルスが姿を変えた
イノシシの牙に突き刺されて死んだ。アフロディテは悲嘆に暮れて泣
き、その流した涙がアネモネになったという。また突き刺されて流し
たアドニスの血が赤いアネモネの花になったという話もある。
アネモネの名の由来は、風に吹かれて咲き風に吹かれて散ることか
らギリシャ語の「風」が語源。またギリシャ神話の風の神ゼフュロス
と恋に落ちた妖精アネモネに因むという説もある。明治初期に渡来。
アネモネはキンポウゲ科の多年草。アルメニアの国花。
(坪)
写真は
福岡市早良区の
園芸店で
H26.2
今月の
○ 息を止めない
○ 動作は、ゆっくり行う
○ 痛みがある時は行わない
~寒さでこわばった体をほぐす体操②~
今月も、寒さでこわばった体をほぐす簡単体操を紹介します
太ももの内側や脚の付け根などを伸ばしてすっきりしましょう
①太ももの内側から股関節まわり
※反対側も
行う
・両足を大きく開き、膝とつま先を外側へ向ける
・両手を膝において、腰を落とす
・両手を膝に置いたまま、肩を内側に倒し、
上半身をひねる
指導員
②脚の付け根~太もも
※反対側も
行う
・左足を前に出し、右足を後ろに引く
・後ろ足はつま先立ちで、右手を伸ばし、
左へ向かって体を倒していく
O.Y