1 (13 番 風間行男) 最後の質問者になりますが、だいぶ先輩議員が聞か

(13 番 風間行男)
最後の質問者になりますが、だいぶ先輩議員が聞かれておりまして、一部ダブるところがございますが、再度お
伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。
それでは、ふるさと納税についてまずお伺いしますが、平成 20 年から始まった、ふるさと納税制度は地方から大
都市に出て行った活躍している人が、自分が育っていく過程で、いろんな町からの補助等も育ってきたわけです。
そこで、ふるさと自治体に恩返しするための制度として提唱されました。
それは結果として、過疎地の豊かでない自治体の財政をいかほどか救うはずでした。しかし、いざ具体化された
都道府県、市町村のいろいろな対応を見ると、寄付を受け入れた自治体は寄付金の見返りとして魅力的で高価なも
のを提供するようになり、寄付額の増大を競うようになっております。
ところで飯綱町のふるさと納税の実態について担当課からお聞きしますと、平成 24 年度、7件で 50 万円。平成
25 年度に6件で 410 万円、すいません 41 万円です。進呈品を始めた 26 年度は先ほど町長申されたように 20 件で
107 万6千円でした。
ちなみに小布施町では合計 93 件で 1,584 万1千円です。長野市は 93 件で 1,274 万3千円です。
そこで、このふるさと納税制度を町としてどのように受け止めているか、またこの制度を町として生かすために
具体的な方針をお伺いしたいと思います。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
お答え申し上げます。
先ほども答弁をさせていただきましたけれども、基本的には非常に進めていきたいと、その為に返礼という点に
ついても一応 20 パーセントという、今のところではそれは維持をしていきたいなと考えている点。
また、御礼と言いますか、これはひとつ寄付していただける人との新しい接点が生じたわけでございますので、
その方との将来に渡っての良い意味での交流のきっかけになるような方法というようなことも含めて、いろいろ取
り組んでいきたいと思っています。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
この制度を積極的に活用し、全国から寄付を集める努力を強めるべきと考えます。
その為にまず、寄付してくれる人に、町としてどのような寄付を使うのか、使用目的を明確にして広くアピール
したらと思いますが、町長にお伺いします。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
現在、町長に一任をさせていただきたいという項目もございますけれども、それを含めて観光とか、農業とか、
医療とかという7項目程の使途の分類をさせていただいて、その中から寄付をいただく方に選択をしてもらって、
申し込んでいただいているという現状でございます。
町長に一任というのが圧倒的に多い内容になってございますけれども、そんな内容で受けております。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
次に私の提案ですが、東高原の一画に寄付金を使った、ふるさと納税の森を整備したらどうでしょうか。
町は既に桂山中心に数年前から、アジサイ、桜やもみじの植栽を進めてきています。
この事業を更にふるさと納税で拡大、充実したらと思いますが、どうでしょうか。また、ふるさと納税で出来た
森を見に来ていただき、来た人にペンションの割引宿泊券や温泉券を提供するのも良いと思いますが、お伺いいた
します。
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(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
非常に良いご提案だというふうに感じております。
非常に、寄付をされる方も自分のお金の使途が見えるというようなこと、そして場合によれば、ご自分も参画を
いただいてその作業に加わっていただけるようなこと。また、その成長を見守りながら今後、町を訪れていただく
機会もあるというようなこと、併せて、農産物の購入なり、宿泊なり、飲食なり、他に経済効果というようなもの
も考えられますし、非常にひとつの方法として大いに検討したいと、こういうふうに思います。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
26 年度から始まった、寄付等の御礼品、先ほど先輩議員もお伺いしましたが、町の推奨品となっていますが、更
に季節ごとの様々な農産物を進呈してはいかがでしょうか。
先ほども答弁がありましたが、ぜひ、ホームページ等で先ほどの質問があったようにホームページを改善してお
願いできたらと思いますが。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
おっしゃるとおりだというふうに思っていますし、私は、海のない飯綱町としては若干、北海道の方のホームペ
ージでふるさと納税のPRを見ましたけれども、本当に、うに、いくら、さけ。3万円寄付しても2万8千円の内
の多いところでは2万円を超える、下手すれば3万円相当の御礼品まであるというようなことを見ますと、やはり
魅力があるんだろうなと、つくづく思いました。
飯綱町も天下に誇る農産物がございますので、ぜひ、農産物を上手い具合に利用して、本当にさくらんぼなどは、
相当の人、興味を持ってもらう一つかなと思いますけれども、いろいろ検討したいと思います。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
ふるさと納税者の御礼品の企画、発送業務ですが、町内の企業に委託したらどうかと思いますが、お考えのほど
をお伺いします。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
阿南町ですか、阿智村ですか、1億円を超えるような寄付をいただいて、事務担当者は大変な事務の処理量だと
いう新聞記事も見ましたし、飯山は5億円というような金額で、とても専門の担当課が必要ではないかと思われる
ような面もございますけれども。
発送とか、そういう意味での業者委託、直売所委託、振興公社委託というのは考えられると思いますけれども、
先ほど申しましたとおり、件数にもよりけりなんですが、新しいひとつ交流のきっかけを掴んだという意味合いで、
この事業を捉えていきますと、やはり、そこに職員の関わり合いというのは、私はある程度必要かなと、そんなふ
うに思いますもので、どの部分を職員の方で担当し、ここから先の部分については関係の皆さんに委託をするなり
ということは考えてもいいかなと思います。
しかし、当面は職員担当係を設定して進めていこうと思っています。
(議長 寺島渉)
風間議員。
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(13 番 風間行男)
企画というふうに申し上げましたのは、やはり職員のみならず、多くの意見を反映させるべきと考えて、今、提
案させていただきました。その辺も含めてお願いしたと思いますが。
次に、ふるさと納税で納税者が食育と農業体験のできる施策を考えているかということですが、食育と農業体験、
農家民宿とふるさと納税の寄付者を結び付ける、町として独自の制度を考えたらどうかと思います。
ふるさと納税でこのように取り組んでいる自治体もあります。また、こういうことは都市と農村の交流事業にも
繋がります。農家民宿は町内で取り組みが始まっています。
こうした事業展開により、寄付金を増やすことも私は可能ではないかと思いますが、町長にお伺いします。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
ご提案のような内容も含めて、今後この制度を発展さていく為のひとつの考え方として、ご提案のようなことも
含めて検討していきたいと思います。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
次に、ふるさと応援基金の積立金が合計で 373 万1千円の一部を霊仙寺湖周辺の景観整備に充て、ふるさと納税
者の森の公園に充ててはどうか、使うことで納税者の寄付金が生きることで理解が得られると思いますが、いかが
でしょうか。
例えば、霊仙寺湖の浮橋でも良いですし、そういうことはいかがでしょうか。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
活用についても、ご提案のもの、先ほど申し上げましたけれども、霊仙寺湖周辺の整備というのは非常に大きな
魅力のひとつだというふうに思いますもので、使途についてはいろいろ検討をさせていただきたいと思っています。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
次に、リフォーム事業の地元企業育成についてお伺いします。
町内の中小企業の持続的支援のため、年間2百万円の予算で5年間、1億円ぐらいの事業とし、リフォーム事業
を再度できないかとの声が聞かれます。
信濃町では、2千万円の予算で実施していると聞いておりますが、当町でも後継者育成の観点からも町として後
方支援できないかと思います。
工事費の 20 パーセント、かつ、最高限度額1件、20 万円とすると、毎年 100 件の事業が望めます。
地域活性と雇用の場ができることで、人口減少の効果と雇用の維持になると思いますが、更に事業費、5年間で
最低でも5億円の工事が見込まれると思いますが、いかがでしょうか。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
リフォーム事業も決して悪いと思っていません。大いにひとつの景気回復といいますか、そういう関係でも大き
いと思っていますけれども、先日も答弁で申し上げましたとおり、プレミアム商品券等々、27 年度は重点として取
り組んでいきたいということでやってございますので、また併せて、先般、特会で申し上げました、若者定住住宅
等々におきましても、大きな意味では大工さん等々の建築業者さんの仕事を見つけて何とか一部、活性化を図りた
いという狙いもございまして、当面、27 年度はそんなことで取り組んでいきたいと思っています。
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28 年度以降、やはりプレミアムとリフォーム、これどういうふうにやっていくか、研究するひとつだというふう
に思っています。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
ぜひ、お願いいたします。
通告してございませんが、27 年度予算について1点だけお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。
作物有害鳥獣対策費、26 年度は 536 万1千円でしたが、27 年度は 2,162 万3千円と大幅な額で、町もいよいよ本
腰を入れてきた予算であることが伺えます。
被害農家にとっても朗報であります。
最近報道でもありますようにイノシシによる人体への影響が増えつつあります。当町でも事故が起きる前に対策
が求められ、個体数削減の事故防止も大きな期待が持てると思います。
この予算を単年度予算にしないで、効果が見えるまで継続していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
今回、国の環境省の補助事業、併せて長野県の補助事業等々を導入して特定財源でかなり予算の編成をしてござ
います。
従いまして、有利な補助事業等々を大いに利用させていただいて、ご意見のとおりある程度、成果が出るまでは
徹底して対応していきたいと、こういうふうに考えています。
(議長 寺島渉)
風間議員。
(13 番 風間行男)
ぜひ、よろしくお願いします。
これで私の質問を終わります。
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