2016年春学期定期試験問題 駿河湾におけるマイクロプラスチック汚染の実態の モニタリング法を提案せよ マイクロプラスチックとは ・5mm以下の微小プラスチック粒子 ・通常はメッシュサイズ0.33mmのプランクトンネットで採取 原因 ・工業用研磨剤、化粧品などに含まれるマイクロビーズ (1~50mm) ・海洋ゴミの大きなプラスチックが波や紫外線など様々な 要因で崩壊して微細化したもの ・家庭での衣類の洗濯による布からの合成繊維の脱落 特徴 ・比重は1以下 ・滞留時間が長く、今後も蓄積される可能性が高い。 ・海洋生物による摂取が実証されている。 ・日本周辺での平均値は3個/m3との報告もある 100µm 練り歯磨の中のポリエチレンの微小球晶 マイクロプラスチックごみ マイクロプラスチックの採取例 ニューストンネットによる採取 関連する項目 ・濁度、プランクトン ・表層の流れ、海上風 ・微量 → 濃縮が必要 ・海洋生物への摂取 → 間接的な観測 ・ボランティア・シップの利用 ・低コスト・高効率でデータ収集 ・季節変動、年変動はあるか? 海洋ゴミを回収するための Seabin Project Seabin Pty Ltd and Poralu Marine announce their partnership in the manufacturing of 'Seabin' a collector system of floating plastic waste 駿河湾でのマイクロプラスチックのモニタリングの課題 1.マイクロプラスチックの回収 ・大型ごみとの区別 ・プランクトンとの区別 ・ネット(またはろ紙)の網目 2.計数法 ・個数 or 体積 3.場所 ・沿岸域 ・表層流の予測 ・潮汐の影響 4.方法 ・ブイ
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