新型防音壁(笠木)の開発 善 善光 光寺 寺バ バレ レー ー地 地域 域セ セン ンタ ター ー「 「新 新型 型防 防音 音壁 壁研 研究 究会 会」 」 県 県工 工業 業技 技術 術総 総合 合セ セン ンタ ター ー エ エム ムケ ケー ー精 精工 工㈱ ㈱ ㈱ ㈱ニ ニュ ュー ース スト ト 信 信州 州大 大学 学工 工学 学部 部 エ ム ケー 精工㈱ 主力 製品で ある 門型 洗車機 の騒 音対策 と し て、新型遮音壁(笠木)の試作を行った。将来的には、鉄道、 高速道路の防音壁として応用していく予定である。 ◆試作した笠木の成果◆ ※笠木とは壁の先端に防音効果向上を目的として設置される構造体のこと A 焦点1 (回折点) 楕円反射板(青) 焦点(緑の○) 25 挿入損失平均値 [dB] 音波 30 抑制板(赤) 焦点2 吸音材 吸音材 吸音のしくみ 21.7 20 16.9 15 12.7 10 9.6 6.3 18.4 17.5 15.6 14.6 9.7 8.4 5 25.3 24.7 23.5 21.3 7.3 7.4 9.9 9.5 7.9 7.1 5.3 4.4 6.0 0 ・ 楕円焦点の特性を利用 ・ 音を閉じこめて吸音材で吸音 試作した笠木(断面) 250 Hz 500 Hz 1k Hz 2k Hz 4k Hz AllPass 1/1 Oct.中心周波数 [Hz] 試作笠木と木壁との比較 (挿入損失量) 騒音源 立面図 1.8m 測定点ライン 4.7m ◆試作した笠木の特長(実験結果より)◆ 音源 上部(120点) 1.0m 2.4m ・ 250 Hz 帯域の消音効果が大きい。 (下部で 4.3dB、上部で 3.3dB) 4.0m 4.6m 3.9m 鉄板施設部 分 5.6m 下部(60点) 1.655m 音源 0.83m 7.0m 1.0 1.0 1.0 ・ 全域で木壁より消音効果が見られる。 平面図 入口 0.1m 0.15m 試作笠木(下部) 試作笠木(上部) 木壁(下部) 木壁(上部) 2.45m ◆今後の課題◆ ・ 笠木上部の消音効果を向上させる。 (全域で、3dB 以上目標) ・ 笠木下部において、1kHz 以上の消音効果を 向上させる。(4dB 以上目標) 無響室実験環境&実験風景 ◆笠木の応用例◆ 今後の利用シーン(応用分野) それぞれの騒音源特性に対して、楕円特性 を利用することで、オールマイティ性、特定 の周波数対応などを検討していきたい。 笠木、パネル類・・・道路、鉄道等 その他・・・工業施設など 自動車道用防音壁 (低背化) 自動車道用防音壁 (低背化) 工場設備用(遮音パネル外壁)
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